JPH0552300A - 脱水ケーキポンプ輸送装置の立ち上げ方法 - Google Patents
脱水ケーキポンプ輸送装置の立ち上げ方法Info
- Publication number
- JPH0552300A JPH0552300A JP23555591A JP23555591A JPH0552300A JP H0552300 A JPH0552300 A JP H0552300A JP 23555591 A JP23555591 A JP 23555591A JP 23555591 A JP23555591 A JP 23555591A JP H0552300 A JPH0552300 A JP H0552300A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cake
- pipe
- dehydrated cake
- incinerator
- opened
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 脱水ケーキポンプ輸送装置を長期間停止後に
運転を再開する場合における脱水ケーキの焼却炉内への
噴出を、人手を要することなく防止すること。 【構成】 第１の発明では焼却炉への脱水ケーキの供給
弁をわずかな開度だけ開いて配管内のガス抜きを行い、
その後供給弁を全開とする。第２の発明では、供給弁と
並列に設けられた小口径弁を開いて配管内のガス抜きを
行い、その後供給弁を全開とする。 【効果】 配管の内圧による脱水ケーキの噴出が防止で
きる。
運転を再開する場合における脱水ケーキの焼却炉内への
噴出を、人手を要することなく防止すること。 【構成】 第１の発明では焼却炉への脱水ケーキの供給
弁をわずかな開度だけ開いて配管内のガス抜きを行い、
その後供給弁を全開とする。第２の発明では、供給弁と
並列に設けられた小口径弁を開いて配管内のガス抜きを
行い、その後供給弁を全開とする。 【効果】 配管の内圧による脱水ケーキの噴出が防止で
きる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は汚泥処理場において、汚
泥の脱水ケーキを焼却炉までポンプ輸送する装置を長期
間停止させた後の脱水ケーキポンプ輸送装置の立ち上げ
方法に関するものである。
泥の脱水ケーキを焼却炉までポンプ輸送する装置を長期
間停止させた後の脱水ケーキポンプ輸送装置の立ち上げ
方法に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来から汚泥処理場においては汚泥の脱
水ケーキを焼却炉までコンベヤで輸送して焼却処理して
いるが、悪臭が周囲に発生する欠点やコンベヤの清掃等
のメンテナンスに多くの手数がかかる欠点があることか
ら、最近では汚泥の脱水ケーキを焼却炉まで管路により
ポンプ輸送する脱水ケーキポンプ輸送装置が採用されつ
つある。
水ケーキを焼却炉までコンベヤで輸送して焼却処理して
いるが、悪臭が周囲に発生する欠点やコンベヤの清掃等
のメンテナンスに多くの手数がかかる欠点があることか
ら、最近では汚泥の脱水ケーキを焼却炉まで管路により
ポンプ輸送する脱水ケーキポンプ輸送装置が採用されつ
つある。
【０００３】ところがこのような脱水ケーキポンプ輸送
装置を定期修理等により長期間停止した場合には、配管
の内部に滞留している脱水ケーキが腐敗してガスを発生
し、配管の内圧が４〜５kg/cm2に達することがある。こ
のため、運転再開時に配管先端の焼却炉への脱水ケーキ
の供給弁を開くと、この内圧により多量の脱水ケーキが
焼却炉の内部に噴出し、焼却炉の炉内圧力が異常に上昇
して設備全体が非常停止してしまうという重大な問題が
あった。
装置を定期修理等により長期間停止した場合には、配管
の内部に滞留している脱水ケーキが腐敗してガスを発生
し、配管の内圧が４〜５kg/cm2に達することがある。こ
のため、運転再開時に配管先端の焼却炉への脱水ケーキ
の供給弁を開くと、この内圧により多量の脱水ケーキが
焼却炉の内部に噴出し、焼却炉の炉内圧力が異常に上昇
して設備全体が非常停止してしまうという重大な問題が
あった。
【０００４】そこでやむを得ず、従来は運転再開時には
配管の内圧を測定し、内圧が高い場合には作業員が配管
の途中のバルブを人手により操作してガス抜きを行って
いるが、脱水ケーキポンプ輸送装置は全自動運転を目的
とした設備であるので、人手によるガス抜きはその目的
に合致しないものであった。
配管の内圧を測定し、内圧が高い場合には作業員が配管
の途中のバルブを人手により操作してガス抜きを行って
いるが、脱水ケーキポンプ輸送装置は全自動運転を目的
とした設備であるので、人手によるガス抜きはその目的
に合致しないものであった。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記した従来
の問題点を解消し、脱水ケーキポンプ輸送装置を長期間
停止した後に運転を再開する場合に、配管の内圧上昇に
よる脱水ケーキの焼却炉内への噴出を人手を要すること
なく防止することができる脱水ケーキポンプ輸送装置の
立ち上げ方法を提供するために完成されたものである。
の問題点を解消し、脱水ケーキポンプ輸送装置を長期間
停止した後に運転を再開する場合に、配管の内圧上昇に
よる脱水ケーキの焼却炉内への噴出を人手を要すること
なく防止することができる脱水ケーキポンプ輸送装置の
立ち上げ方法を提供するために完成されたものである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めになされた第１の発明は、焼却炉への脱水ケーキポン
プ輸送装置を長期停止後に立ち上げる際に、まず焼却炉
への脱水ケーキの供給弁をわずかな開度だけ開いて配管
内のガス抜きを行い、その後供給弁を全開とすることを
特徴とするものである。また同一の課題を解決するため
になされた第２の発明は、焼却炉への脱水ケーキポンプ
輸送装置を長期停止後に立ち上げる際に、まず焼却炉へ
の脱水ケーキの供給弁と並列に設けられた小口径弁を開
いて配管内のガス抜きを行い、その後供給弁を全開とす
ることを特徴とするものである。尚、図１に鎖線で示す
ようにケーキ貯留槽への戻り管に自動弁を設けておき、
ケーキポンプを自動的に開とし、圧力上昇を防ぐ方式を
併用すれば、より良い効果を発揮する。
めになされた第１の発明は、焼却炉への脱水ケーキポン
プ輸送装置を長期停止後に立ち上げる際に、まず焼却炉
への脱水ケーキの供給弁をわずかな開度だけ開いて配管
内のガス抜きを行い、その後供給弁を全開とすることを
特徴とするものである。また同一の課題を解決するため
になされた第２の発明は、焼却炉への脱水ケーキポンプ
輸送装置を長期停止後に立ち上げる際に、まず焼却炉へ
の脱水ケーキの供給弁と並列に設けられた小口径弁を開
いて配管内のガス抜きを行い、その後供給弁を全開とす
ることを特徴とするものである。尚、図１に鎖線で示す
ようにケーキ貯留槽への戻り管に自動弁を設けておき、
ケーキポンプを自動的に開とし、圧力上昇を防ぐ方式を
併用すれば、より良い効果を発揮する。
【０００７】
【実施例】以下に本発明を図示の実施例とともに更に詳
細に説明する。第１の発明の実施例を示す図１におい
て、１は汚泥脱水ケーキを貯留するケーキ貯留槽、２は
焼却炉であり、ケーキ貯留槽１の底部から排出された汚
泥脱水ケーキは１軸ねじポンプを利用したケーキポンプ
３により配管４を通じて焼却炉２までポンプ輸送されて
いる。ケーキポンプ３の吐出口径が125 A である場合、
配管４としては例えば300 A の配管が使用される。また
ケーキ貯留槽１から焼却炉２までの脱水ケーキの輸送距
離は、水平方向に40〜50ｍ、垂直方向に５〜10ｍ程度が
普通である。
細に説明する。第１の発明の実施例を示す図１におい
て、１は汚泥脱水ケーキを貯留するケーキ貯留槽、２は
焼却炉であり、ケーキ貯留槽１の底部から排出された汚
泥脱水ケーキは１軸ねじポンプを利用したケーキポンプ
３により配管４を通じて焼却炉２までポンプ輸送されて
いる。ケーキポンプ３の吐出口径が125 A である場合、
配管４としては例えば300 A の配管が使用される。また
ケーキ貯留槽１から焼却炉２までの脱水ケーキの輸送距
離は、水平方向に40〜50ｍ、垂直方向に５〜10ｍ程度が
普通である。
【０００８】このような配管４の焼却炉２に近い部分に
は、脱水ケーキの供給弁５が設けられている。この供給
弁５としては電動弁が使用され、脱水ケーキポンプ輸送
装置を長期停止後に立ち上げる際には、まずこの供給弁
５をわずかな開度だけ開いて配管内のガス抜きを行う。
開き角度は10°以下とし、好ましくは５°程度として脱
水ケーキの噴出を最小限に抑制しつつ配管４内のガスだ
けを放出させる。これにより配管４の内圧を0.1kg/cm2
以下まで低下させた後、供給弁５を全開として定常運転
を再開すればよい。このような供給弁５の開度のコント
ロールは、電動弁を使用して自動的に行うことができ
る。このように第１の発明によれば、供給弁５を開いた
ときの脱水ケーキの噴出を人手に頼ることなく確実に防
止することができる。
は、脱水ケーキの供給弁５が設けられている。この供給
弁５としては電動弁が使用され、脱水ケーキポンプ輸送
装置を長期停止後に立ち上げる際には、まずこの供給弁
５をわずかな開度だけ開いて配管内のガス抜きを行う。
開き角度は10°以下とし、好ましくは５°程度として脱
水ケーキの噴出を最小限に抑制しつつ配管４内のガスだ
けを放出させる。これにより配管４の内圧を0.1kg/cm2
以下まで低下させた後、供給弁５を全開として定常運転
を再開すればよい。このような供給弁５の開度のコント
ロールは、電動弁を使用して自動的に行うことができ
る。このように第１の発明によれば、供給弁５を開いた
ときの脱水ケーキの噴出を人手に頼ることなく確実に防
止することができる。
【０００９】図２は第２の発明の実施例を示すもので、
前記の供給弁５と並列に小口径弁６を設けておく。この
小口径弁６は供給弁５の10〜25％程度の断面積を持たせ
ておくことが好ましい。脱水ケーキポンプ輸送装置を長
期停止後に立ち上げる際には、まずこの小口径弁６を開
いて配管４内のガス抜きを行い、その後に供給弁５を全
開として定常運転を再開する。このように第２の発明で
は小口径弁６を開くことにより脱水ケーキの噴出を最小
限に抑制しつつ配管４内のガス抜きを行うので、第１の
発明と同様に供給弁５を開いたときの脱水ケーキの噴出
を人手に頼ることなく確実に防止することができる。
前記の供給弁５と並列に小口径弁６を設けておく。この
小口径弁６は供給弁５の10〜25％程度の断面積を持たせ
ておくことが好ましい。脱水ケーキポンプ輸送装置を長
期停止後に立ち上げる際には、まずこの小口径弁６を開
いて配管４内のガス抜きを行い、その後に供給弁５を全
開として定常運転を再開する。このように第２の発明で
は小口径弁６を開くことにより脱水ケーキの噴出を最小
限に抑制しつつ配管４内のガス抜きを行うので、第１の
発明と同様に供給弁５を開いたときの脱水ケーキの噴出
を人手に頼ることなく確実に防止することができる。
【００１０】
【発明の効果】以上に説明したように、第１及び第２の
発明によれば、脱水ケーキポンプ輸送装置を長期間停止
した後に運転を再開する場合における脱水ケーキの焼却
炉内への噴出を人手を要することなく防止することがで
き、焼却炉の炉内圧力の異常上昇による設備全体の非常
停止等のトラブルを確実に防止することができる。よっ
て本発明は従来の問題点を解消した脱水ケーキポンプ輸
送装置の立ち上げ方法として、産業の発展に寄与すると
ころは極めて大きいものがある。
発明によれば、脱水ケーキポンプ輸送装置を長期間停止
した後に運転を再開する場合における脱水ケーキの焼却
炉内への噴出を人手を要することなく防止することがで
き、焼却炉の炉内圧力の異常上昇による設備全体の非常
停止等のトラブルを確実に防止することができる。よっ
て本発明は従来の問題点を解消した脱水ケーキポンプ輸
送装置の立ち上げ方法として、産業の発展に寄与すると
ころは極めて大きいものがある。
【図面の簡単な説明】
【図１】第１の発明の実施例を示す正面図である。
【図２】第２の発明の実施例を示す正面図である。
１ ケーキ貯留槽 ２ 焼却炉 ３ ケーキポンプ ４ 配管 ５ 供給弁 ６ 小口径弁
Claims (2)
- 【請求項１】 焼却炉への脱水ケーキポンプ輸送装置を
長期停止後に立ち上げる際に、まず焼却炉への脱水ケー
キの供給弁をわずかな開度だけ開いて配管内のガス抜き
を行い、その後供給弁を全開とすることを特徴とする脱
水ケーキポンプ輸送装置の立ち上げ方法。 - 【請求項２】 焼却炉への脱水ケーキポンプ輸送装置を
長期停止後に立ち上げる際に、まず焼却炉への脱水ケー
キの供給弁と並列に設けられた小口径弁を開いて配管内
のガス抜きを行い、その後供給弁を全開とすることを特
徴とする脱水ケーキポンプ輸送装置の立ち上げ方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23555591A JPH0552300A (ja) | 1991-08-22 | 1991-08-22 | 脱水ケーキポンプ輸送装置の立ち上げ方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23555591A JPH0552300A (ja) | 1991-08-22 | 1991-08-22 | 脱水ケーキポンプ輸送装置の立ち上げ方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0552300A true JPH0552300A (ja) | 1993-03-02 |
Family
ID=16987722
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP23555591A Pending JPH0552300A (ja) | 1991-08-22 | 1991-08-22 | 脱水ケーキポンプ輸送装置の立ち上げ方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0552300A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2017062064A (ja) * | 2015-09-24 | 2017-03-30 | 住友重機械工業株式会社 | パルス管冷凍機 |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS621426A (ja) * | 1985-06-26 | 1987-01-07 | Fuji Electric Co Ltd | 電気浸透脱水装置 |
| JPH02249821A (ja) * | 1989-03-24 | 1990-10-05 | Ngk Insulators Ltd | 汚泥輸送菅の閉塞防止方法 |
-
1991
- 1991-08-22 JP JP23555591A patent/JPH0552300A/ja active Pending
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS621426A (ja) * | 1985-06-26 | 1987-01-07 | Fuji Electric Co Ltd | 電気浸透脱水装置 |
| JPH02249821A (ja) * | 1989-03-24 | 1990-10-05 | Ngk Insulators Ltd | 汚泥輸送菅の閉塞防止方法 |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2017062064A (ja) * | 2015-09-24 | 2017-03-30 | 住友重機械工業株式会社 | パルス管冷凍機 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19970107 |