JPH055226Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH055226Y2
JPH055226Y2 JP1986064036U JP6403686U JPH055226Y2 JP H055226 Y2 JPH055226 Y2 JP H055226Y2 JP 1986064036 U JP1986064036 U JP 1986064036U JP 6403686 U JP6403686 U JP 6403686U JP H055226 Y2 JPH055226 Y2 JP H055226Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air
cooling
cooling chamber
supercharger
exhaust
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1986064036U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS62176444U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1986064036U priority Critical patent/JPH055226Y2/ja
Publication of JPS62176444U publication Critical patent/JPS62176444U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH055226Y2 publication Critical patent/JPH055226Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Supercharger (AREA)
  • Control Of Turbines (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の技術分野〕 本考案は可変ノズルを有する過給機に適応する
ことができる冷却装置に関するものである。
〔従来技術〕
エンジン出力を上げるための通称ターボチヤー
ジヤと呼ばれる過給機は、その基本構造を第1図
により説明すると、エンジンからの排気ガスをま
とめて排気タービン2の羽根に導き、そのガス流
で排気タービン2を回転させる。この羽根は常時
排気熱(約600℃)にさらされながら高速回転す
ることにより、回転軸1の先に固定された遠心式
コンプレツサー3を回転させて吸入空気を1〜2
気圧に圧縮して燃焼室(図外)に送り込むように
なつている。
そして、この排気タービン2への排ガス通路中
には、流通面積を変えるため多数個の可変ベーン
6が設けられており、この各可変ベーン6の作動
リンク系が約600℃となる高温の排気熱により固
着してしまうという問題点があつた。
一方、実開昭59−192630号公報には、ノズル翼
を支持する軸の軸受部の固着を防止することを目
的とした可変容量型ターボ過給機が提案されてい
る。
しかしながら、この過給機によると、空気室に
導入した冷却用の空気を、軸を支持するブツシユ
の隙間から漏れ出させるようにしているため、こ
の漏出量は微々たるものである。
従つて、一旦空気室に導入された空気は、その
逃げ場を失つて、実際には空気室内に籠もりがち
であり、導管から空気室内に導入された空気の温
度が高くなつて、充分に作動リンク系を冷却する
ことができず、作動リンク系に固着が発生し易い
という問題があつた。
〔考案の目的〕
本考案は上述した従来の実情に鑑み、その問題
点を解消すべく創案されたものであつて、可変ベ
ーンの作動リンク系を、空気冷却することにより
熱害を防止できると共に、冷却空気発生源のエア
コンプレツサーの構造を簡単化することができる
可変ベーンを有する過給機の冷却装置を提供する
ことを目的とするものである。
〔考案の構成〕
前記目的を達成するための本考案の可変ベーン
を有する過給機の冷却装置は、排気タービンに供
給される排気ガスの流速を調整する可変ベーンを
備えた過給機において、前記可変ベーンを駆動す
る作動リンク系をこの過給機に併設した冷却室に
収容し、この冷却室とこの冷却室に空気を供給す
るエアコンプレツサとの間に、所定圧以上で冷却
室に空気を送り、所定圧以下で空気を貯留するエ
アタンクを設けると共に、前記冷却室内に導入さ
れた空気を排気管に送り出す冷却空気出口を形成
した構成である。
〔実施例〕
以下、本考案を一実施例に示す図面について説
明する。
第1図に示すように、過給機10には、回転自
在に支架された回転軸1の一方には排気タービン
2、また他方には遠心式コンプレツサー3が固定
されており、そしてエンジンからの排気ガスはま
とめて排気タービン2の羽根に導かれるようにな
つており、その排気ガスで排気タービン2を回転
させるようになつている。そしてこの過給機10
は、その排気タービン2が毎分5万〜10万回転以
上で高速回転することにより、回転軸1に固定の
遠心式コンプレツサー3を回転させ、吸入空気を
1〜2気圧に圧縮して燃焼室(図外)に送り込む
ようになつている。
この過給が所定の圧力以上になるとアクチユエ
ーター(図外)の作動により排気タービン2入口
部の孔から排気ガスを逃がすようになつている。
そして、排ガス通路4から排気タービン2に至
る連絡通路5中には、この連絡通路5の流通面積
を変えるために多数個の可変ベーン6,6……が
内側ケース9に回転自在に軸支した支点軸7を中
心にして第2図のように実線位置と点線位置とに
わたつて変位自在に設けられている。この各支点
軸7の軸端に固定されたリンクプレート11の二
股部は、外側ケース8に回転自在に支架されたロ
ータリリング12にピン13を介して回転自在に
支架した角型ジヨイント14の両外側に、スライ
ド自在に嵌合連結されている。
また、ロータリリング12にはピン15を介し
て回転自在に支架した角型ジヨイント16の両外
側には、駆動側リンクプレート19の二股部がス
ライド自在に嵌合連結されており、この駆動側リ
ンクプレート19は排気口ケース17に回転自在
に支架した支点軸18の内側端部に固定され、こ
の支点軸18の外側端部には駆動リンク27が固
定されており、この駆動リンク27は図示しない
制御装置に連結されている。
この制御装置の作動により駆動側リンクプレー
ト19が支点軸18の軸芯を中心にして点線位置
と実線位置とに回動することに伴つてロータリリ
ング12が回転軸1の軸芯周りに揺動し、この揺
動に伴つて角型ジヨイント14と、これに嵌合し
ているリンクプレート11の先端側とが一体的に
移動することにより、複数個の各可変ベーン6,
6,6……が点線位置と実線位置とにわたつて変
位され、排ガスの速度を制御できるようになつて
いる。
また、排気口ケース17には、ロータリリング
12の内径を回転軸1の軸芯周りに案内する案内
ピース21が設けられている。さらに、前述した
ロータリリング12、複数個のリンクプレート1
1および駆動側リンクプレート19等よりなる可
変ベーン6の作動リンク系20は、外側ケース
8、内側ケース9および排気口ケース17の各ケ
ースが結合することによりハウジングに形成され
る冷却室22内に収納されており、この冷却室2
2は排気口ケース17の側面に固定される冷却空
気取入管路25を介して後述する冷却空気発生装
置35に連通され、また排気口ケース17の排ガ
ス通路側には冷却空気取入管路25から遠ざかる
位置に設けた冷却空気出口26が開口されてい
る。
そして、この冷却空気発生装置35は次のよう
に構成されている。つまり、第3図に示すよう
に、図示しないエンジンにより駆動されるエアコ
ンプレツサー30が設けられ、このエアコンプレ
ツサー30による圧縮空気は管路32を介して電
磁式の開閉弁31に送られるようになつており、
この電磁式の開閉弁31はエアタンク34に連通
する管路33と、前述した冷却室22に連通する
冷却空気取入管路25とに分岐され、冷却室22
に導入された空気は、作動リンク系20を冷却し
たのち、排出される排ガスの圧力により影響され
ることなく、冷却空気出口26から確実に排出さ
れ、排気温度の低下を助長するようになつてい
る。
この電磁式の開閉弁31は、エアタンク34内
が所定圧力よりも低い時には冷却空気取入管路2
5側を閉塞してエアタンク34内に圧縮空気を貯
留し、所定圧力以上になると管路33を閉塞して
圧縮空気を冷却室22内に送るようにエアタンク
34内の圧力を検出する圧力スイツチにより制御
されるようになつている。したがつて、エアコン
プレツサー30による圧縮空気は常に吐き出すこ
とができるため、エアコンプレツサーに付設する
アンローダーバルブ、つまり規定圧に達したとき
に吸気弁を開いた状態にする調圧バルブを全く不
要となし、さらにはエアコンプレツサーのオイル
上がりも防止することができるようになつてい
る。
また、可変ベーン6の作動リンク系20は外側
ケース8、内側ケース9および排気口ケース17
の各ケースによつてハウジング側に形成れた冷却
室22内に収納することができ、さらにこの冷却
室22内に冷却空気発生装置35によつて発生し
た高圧の冷却空気を送り込むことにより、可変ベ
ーン6の作動リンク系20を冷却することができ
るので、従来のように可変ベーンの作動リンク系
が高温の排気熱により固着するのを確実に防止す
ることができる。
〔考案の効果〕
本考案の可変ベーンを有する過給機の冷却装置
は、排気タービンに供給される排気ガスの流速を
調整する可変ベーンを備えた過給機において、前
記可変ベーンを駆動する作動リンク系をこの過給
機に併設した冷却室に収容し、この冷却室とこの
冷却室に空気を供給するエアコンプレツサとの間
に、所定圧以上で冷却室に空気を送り、所定圧以
下で空気を貯留するエアタンクを設けると共に、
前記冷却室内に導入された空気を排気管に送り出
す冷却空気出口を形成したので、以下の効果を奏
することができる。
可変ベーンを駆動する作動リンク系を、過給機
に併設した冷却室に収容すると共に、この冷却室
内に導入された空気を排気管に送り出す冷却空気
出口を形成したので、冷却空気の流通がスムーズ
になり、この作動リンク系を確実に冷却して、高
温の排気熱による固着を防止できる。
また、前記冷却空気出口を形成したことによつ
て、多量の冷却空気を排気ガスに混合することが
できるので、排気温度を大幅に低下させることが
できる。
従つて、排気系の熱害を防止することができ、
特に排気管内に排気ブレーキ弁を備えている場合
には、その作動を確実にすることができる。
更に、冷却室とこの冷却室に空気を供給するエ
アコンプレツサとの間に、所定圧以上で冷却室に
空気を送り、所定圧以下で空気を貯留するエアタ
ンクを設けたことによつて、エアコンプレツサに
アンローダーバルブを付設する必要がなくなり、
このエアコンプレツサから圧縮空気を常時吐出さ
せることができるので、エアコンプレツサのオイ
ル上がりを防止できる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すものであつて、
第1図は過給機全体の縦断面図、第2図は要部を
破断して示す排気タービンの正面図、第3図は冷
却空気発生装置のブロツク図である。 2……排気タービン、6……可変ベーン、10
……過給機、20……作動リンク系、22……冷
却室、25……冷却空気取入管路、26……冷却
空気出口、30……エアコンプレツサー、31…
…開閉弁、34……エアタンク、35……冷却空
気発生装置。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 排気タービンに供給される排気ガスの流速を調
    整する可変ベーンを備えた過給機において、前記
    可変ベーンを駆動する作動リンク系をこの過給機
    に併設した冷却室に収容し、この冷却室とこの冷
    却室に空気を供給するエアコンプレツサとの間
    に、所定圧以上で冷却室に空気を送り、所定圧以
    下で空気を貯留するエアタンクを設けると共に、
    前記冷却室内に導入された空気を排気管に送り出
    す冷却空気出口を形成した可変ベーンを有する過
    給機の冷却装置。
JP1986064036U 1986-04-30 1986-04-30 Expired - Lifetime JPH055226Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986064036U JPH055226Y2 (ja) 1986-04-30 1986-04-30

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986064036U JPH055226Y2 (ja) 1986-04-30 1986-04-30

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62176444U JPS62176444U (ja) 1987-11-09
JPH055226Y2 true JPH055226Y2 (ja) 1993-02-10

Family

ID=30899825

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1986064036U Expired - Lifetime JPH055226Y2 (ja) 1986-04-30 1986-04-30

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH055226Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3924844B2 (ja) * 1997-05-30 2007-06-06 石川島播磨重工業株式会社 ターボチャージャのスラスト軸受構造

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58195021U (ja) * 1982-06-23 1983-12-24 株式会社小松製作所 エアアシストタ−ボチヤ−ジヤの制御装置
JPS59192630U (ja) * 1983-06-09 1984-12-21 いすゞ自動車株式会社 可変容量型タ−ボ過給機

Also Published As

Publication number Publication date
JPS62176444U (ja) 1987-11-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4304093A (en) Variable clearance control for a gas turbine engine
US4120156A (en) Turbocharger control
EP0083109B1 (en) Combined plant having steam turbine and gas turbine connected by single shaft
US7246490B2 (en) Internal combustion engine including a compressor and method for operating an internal combustion engine
US4659295A (en) Gas seal vanes of variable nozzle turbine
EP0078637B2 (en) Turbocharger turbine housing
US3557549A (en) Turbocharger system for internal combustion engine
US4679984A (en) Actuation system for variable nozzle turbine
US4654941A (en) Method of assembling a variable nozzle turbocharger
US20190153963A1 (en) Gas turbine and method for operating gas turbine
US4643640A (en) Gas seal vanes of variable nozzle turbine
JPH05195819A (ja) ガスタービン機関の分流装置
JPS598646B2 (ja) 燃焼室を形成する内燃機関の運転方法
KR20170058386A (ko) 일체형 액추에이터를 갖는 터보차저
JPH0318007B2 (ja)
JPH055226Y2 (ja)
CN110803277A (zh) 可变桨距螺旋桨控制系统
JP4405808B2 (ja) 容積式ロータリーマシン
JP5422480B2 (ja) 過給機のシール空気導入手段、これを備えた過給機、これを備えた過給機システム、これを備えたディーゼル機関およびこれを備えた船舶
JPS58110821A (ja) ウエストゲ−トバルブ装置
JPS5970830A (ja) タ−ボ過給機
JP3399063B2 (ja) タービン遮熱装置
CN215633311U (zh) 一种涡轮增压器及发动机
RU2131981C1 (ru) Устройство для регулирования давления наддува двигателя внутреннего сгорания
SU1192634A3 (ru) Двигатель внутреннего сгорани с наддувом