JPH0552250B2 - - Google Patents

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JPH0552250B2
JPH0552250B2 JP27166085A JP27166085A JPH0552250B2 JP H0552250 B2 JPH0552250 B2 JP H0552250B2 JP 27166085 A JP27166085 A JP 27166085A JP 27166085 A JP27166085 A JP 27166085A JP H0552250 B2 JPH0552250 B2 JP H0552250B2
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Japan
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cylinder
mold
screw
heat
temperature
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JP27166085A
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Kyoshi Inoe
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Inoue Japax Research Inc
Original Assignee
Inoue Japax Research Inc
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Publication date
Application filed by Inoue Japax Research Inc filed Critical Inoue Japax Research Inc
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Publication of JPS62132627A publication Critical patent/JPS62132627A/ja
Publication of JPH0552250B2 publication Critical patent/JPH0552250B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/17Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C45/72Heating or cooling

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、合成樹脂成形装置の改良に関する。
〔従来の技術〕
一般にプラスチツクの成形は主原料である合成
樹脂の熱可塑性を利用して行なわれる。樹脂や副
資材等の性質によつて様々な加工方法があるが、
合成樹脂の熱に対する性質、即ち、熱可塑性或い
は熱硬化性を利用する成形方法がその殆んどを占
めている。
このような成形方法としては、圧縮成形、トラ
ンスフア成形、射出成形、押出成形、ブロー成形
及びカレンダ加工等々がある。
これらのうちで、熱可塑性の成形材料を補給器
からシリンダ内に供給し、回転自在に、且つ軸方
向に摺動自在に設けたスクリユウによつて加熱部
に送り、上記加熱部で加熱、加圧されて可塑状と
なつた成形材料を上記シリンダの先端部に設けた
ノズルから金型のキヤビテイ内に射出することに
よつて成形する成形装置は公知であり、また、同
様な装置が熱硬化性の成形材料にも使用されてい
る。
本発明者は、特開昭60−162620号公報によつて
新規な合成樹脂成形装置を開示した。即ち、熱可
塑性の成形材料を補給器から樹脂溶融用のシリン
ダ内に供給し、これを上記シリンダ内に回転自在
に支承したスクリユウによつて上記シリンダの加
熱部に送り、加熱、加圧されて可塑状となつた成
形材料を上記シリンダの先端部に設けたノズルか
ら押し出すスクリユウ式押出装置と、上記スクリ
ユウ式押出装置のノズルから可塑状となつた成形
材料をシリンダチユーブ内に受け入れ、これをシ
リンダヘツドに設けたノズルから所定量を精密に
射出する射出シリンダ装置と、必要に応じて加熱
部及び冷却部を設けた上型及び下型と、これら上
下型を接離させる装置とからなり、上記射出シリ
ンダ装置のノズルから可塑状となつた成形材料を
上記上下型間に形成されるキヤビテイ内で成形す
る射出成形用金型装置と、予め定められたプログ
ラムに従い、上記スクリユウ式押出装置、射出シ
リンダ装置及び射出成形用金型装置の作動を制御
する制御装置とによる構成される合成樹脂成形装
置である。
而して、上記合成樹脂成形装置によるときに
は、射出するプラスチツクの量の精密な制御が行
なえると共に、各駆動装置及び加熱装置相互間の
自動化が図れ、装置を最も好ましいタイミングで
作動させることができるので、大型で複雑な形状
の成形品を最良の状態で成形することができるよ
うになつた。
然しながら、上記合成樹脂成形装置に於ては、
成形材料の原材料である合成樹脂の種類で定まる
所定の温度に上記成形材料を保持すると共に、上
型を下方に移動させ型締めを行なう際には上記金
型を急速に加熱すると共に、溶融した成形材料を
金型キヤビテイ内の各部に万遍なく行き渡るよう
に供給した後、上型を上方に向かつて移動させ成
形品を取出す際には、上記金型を急速に冷却する
必要があるが、上記両動作を適切、且つ能率的に
行なうことが困難であると云う問題点があつた。
一方、合成樹脂成形加工に於ては、主に成形材
料の原材料である合成樹脂の種類で定まる所定の
温度及び圧力に成形材料を加熱、圧縮して流動化
させる必要があり、この温度及び圧力が所定の値
に保たれないと金型への充填が不完全となつた
り、製品に細孔やひび割れ又は歪等が生じたりし
て完全な加工を行なうことができない。しかも、
ノズル又はダイに押出される樹脂の望ましい温度
は、製品の形状、金型の種類、シリンダ内の圧
力、押出しのサイクル及び製品1個当りの押出し
量によつても変り、且つ、樹脂の押出しは一般に
間歇的であるのに対し、加熱は連続し行なわれ
る。また、成形材料は各部に設けた加熱器のみな
らず、スクリユウの回転に伴つて生じる剪断熱に
よつても加熱されるので、上記スクリユウに加え
られる駆動エネルギの変化によつても成形材料の
温度が変動するが、この駆動エネルギはシリンダ
内の樹脂の圧力と温度にも依存している。
更にまた、従来の装置では樹脂溶融用シリンダ
及び射出シリンダに、或いは外周面に沿つて加熱
器を設け、上記剪断熱に加えて、この加熱器によ
つてシリンダを加熱し、これによつて成形材料を
加熱する構成であるが、これらのシリンダは熱容
量が大きい上、加熱器自体及び加熱器の被覆材等
の熱容量が温度制御に関係するため、シリンダの
温度を所望の値まで正確に上昇又は降下させるの
が困難であり、更にはシリンダ内の樹脂が間歇的
に移動するので、上記シリンダから押出される成
形材料を常に加工に適した一定の温度に保つこと
が困難であると云う問題点もあつた。
〔本発明が解決しようとする問題点〕
本発明は叙上の観点に立つてなされたものであ
つて、その目的とするところは、成形材料をより
能率的に加熱すると共に、溶融した成形材料を金
型キヤビテイ内の各部に万遍なく行き渡るように
供給する前後に於て、上記金型を急速に加熱及び
冷却し、しかも上記加熱動作及び冷却動作を適
切、且つ能率的に切換え得るように構成して、製
品の細孔やひび割れ、又は歪等を減少させて成形
精度を高めると共に、成形時間を大幅に短縮する
ことができる合成樹脂成形装置を提供することに
ある。
〔問題点を解決するための手段〕
而して、上記目的を達成するために、本発明者
が開示した上記合成樹脂成形装置に於て、 金型の熱を吸収して樹脂溶融シリンダ又は射出
シリンダ内に放熱すること、及び樹脂溶融シリン
ダ、射出シリンダ及び/又は他の熱源の熱を吸収
して金型を加熱することを得るヒートポンプと、
上記金型の温度を検知する温度センサと、溶融し
た樹脂の温度を検知する温度センサと、上記両温
度センサの出力に応じて上記ヒートポンプの作動
を制御する装置とを設けた合成樹脂成形装置によ
つて達成される。
〔作用〕
而して、上記の如く構成することにより、成形
材料をより能率的に加熱することができると共
に、加熱されて溶融した上記成形材料が金型キヤ
ビテイ内の各部に万遍なく行き渡るように供給さ
れた後、上型が下方に向かつて移動して下型に型
締めを行なう際には、上記金型が急速に冷却さ
れ、しかも上記加熱動作及び冷却動作が適切、且
つ能率的に行なわれるので、製品の細孔やひび割
れ、又は歪等が防止され、成形精度が高められる
と共に、成形時間が大幅に短縮される。
〔実施例〕
以下、図面を参照しつゝ本発明の詳細を具体的
に説明する。
第1図は、本発明にかかる合成樹脂成形装置の
一実施例を示す説明図、第2図は、そのヒートポ
ンプ装置の構成を示す説明図である。
第1図及び第2図中、1は合成樹脂成形装置、
2はスクリユウ式押出装置、3は射出シリンダ装
置、4は射出成形用金型装置、5は上記各装置を
一括して制御する数値制御装置を含む制御装置で
ある。
スクリユウ式押出装置2は、シリンダ6、スク
リユウ7、ブレーカープレート8、金網9、誘電
子(高周波誘導加熱用励磁コイル)10,10、
樹脂温度検出装置11,11、チエツクバルブ1
2、材料補給器13、コンパクタ14、モータ1
5、エンコーダ16、上記スクリユウ7を回動す
るモータ17、上記モータ17の位置及び/又は
回転数を検知するエンコーダ18、インバータ1
9、上記シリンダ6の外周面を覆う熱交換用の熱
媒導管20、上記熱交換用の熱媒導管20の温度
を検出する熱媒導管温度検出装置21及び上記樹
脂温度検出装置11,11、熱媒導管温度検出装
置21で検出された温度を電気信号に変換する変
換器22から構成されている。
射出シリンダ装置3は、この実施例装置の場
合、各射出工程毎に所定量の成形材料の供給を受
け入れ射出が行なえるように構成したものであ
り、シリンダ23、シリンダヘツド24及び2
6、隔壁25、ピストン27,28、ピストンロ
ツド29、自動弁30,31、ノズル32、誘電
子(高周波誘導加熱用励磁コイル)33及びイン
バータ34から成り、成形材料を受け入れて充填
し、そして射出するシリンダ23、シリンダヘツ
ド24及びピストン27とによつて形成される空
間の容積は、精密に金型キヤビテイの容積と一致
するよう製作されている。
射出成形用金型装置4は、テーブル35、ガイ
ド軸36,36、固定盤37、ナツト38,3
8、取付板39、断熱板40、受板41、スペー
サブロツク42、ブツシユ43、型バルブ44、
下型45、誘電子(高周波誘導加熱用励磁コイ
ル)46,46、上型47、誘電子(高周波誘導
加熱用励磁コイル)48,48、ガイド受板4
9,49、上型取付板50、送りねじ51、モー
タ52、モータブラケツト53、スライダ54、
スライダ受板55、スライダガイド板56、エン
コーダ57、インバータ58、ヒートパイプ5
9、上記ヒートパイプ59の温度及び両型45及
び47の温度を検出する温度検出装置60及び上
記温度検出装置60で検出された温度検出値を電
気信号に変換する変換器61から構成されてお
り、そして、62はヒートポンプである。
上記ヒートポンプ62は第2図に示す如く構成
されており、63はコンプレツサ、64はヒー
タ、65は減圧弁、66乃至72は切換弁であ
る。
而して、スクリユウ式押出装置2のモータ17
のシヤフト17aには、スクリユウ7の後端部が
接続されており、上記モータ17の回動に伴つて
スクリユウ17が回動し、この際、上記スクリユ
ウ17の位置及び/又は回転数はエンコーダ18
によつて検出される。
スクリユウ7はシリンダ6内に回動自在に設け
られており、材料補給器13から供給される成形
材料であるプラスチツクのペレツトを加熱部に送
り出すと同時にその際生じる剪断熱により上記成
形材料を加熱し、加熱部で加熱、加圧されて可塑
状となつた成形材料をシリンダ6からチエツクバ
ルブ12を介して射出シリンダ装置3の定量射出
用のシリンダ23内に押出すものである。
上記シリンダ6の先端部には、多数の孔を有す
るブレーカプレート8及びこれに保持された金網
9が設けられ、これによつて成形材料の流れを均
一にし、成形材料をよく混練して加熱を均一化す
るものである。
材料補給器13はシリンダ6の上部に取付けら
れ、成形材料であるプラスチツクのペレツトをシ
リンダ6内に密閉状態でコンパクタ14及びモー
タ15により圧縮供給するものであり、上記モー
タ15の回転数はエンコーダ16によつて検出さ
れる。
また、上記シリンダ6はその外周面が熱交換用
の熱媒導管20で覆われると共に、誘電子(高周
波誘導加熱用励磁コイル)10,10がシリンダ
6内にスクリユウ7を囲繞して複数個設けられて
おり、上記シリンダ6の外周面を覆う熱交換用の
熱媒導管20と、誘電子10,10とによつて加
熱部を構成している。
而して、上記熱交換用の熱媒導管20内を循環
する熱媒の加熱作用と、上記誘電子10,10に
図示されていない電源装置からインバータ19を
介して電力が供給されることによる生じる誘導加
熱作用とによつてシリンダ6が加熱され、成形材
料は上記シリンダ6の外周面からの熱伝導によつ
て加熱される。
一方、上記誘電子10,10によつて加熱され
たシリンダ6内の成形材料の温度は樹脂温度検出
装置11,11によつて検出され、変換器22に
よつて電気信号に変換されて制御装置5に入力さ
れ、一方、熱交換用の熱媒導管20の温度は熱媒
導管温度検出装置21によつて検出され、変換器
22によつて電気信号に変換された後制御装置5
に入力される。
而して、成形材料が材料補給器13からシリン
ダ6内に供給されと共に、モータ17の駆動によ
つてスクリユウ7が回動すると、上記成形材料は
シリンダ6の加熱部に送り出され、ここで加熱、
加圧されて流動化され、更にシリンダ6の先端部
分に設けられたブレーカプレート8及び金網9を
通り、チエツクバルブ12を介して定量射出用シ
リンダ23内に注入される。
上記射出シリンダ装置3は、シリンダ23内に
摺動自在にピストン27及び28が設けられ、シ
リンダ23の中央部には隔壁25が設けられ、両
端開口部にはそれぞれシリンダヘツド24及び2
6が取付けられている。ピストンロツド29は隔
壁25に形成された孔25aに摺動自在に嵌込ま
れ、上記ピストンロツド29の一端にはピストン
ロツド27が取付けられ、他の一端にもピストン
28が取付けられている。更に、上記シリンダヘ
ツド24にはノズル32が取付けられている。
而して、シリンダ23はその外周部に設けられ
た誘電子33にインバータ34を介して図示され
ていな電源装置から電力が供給されてシリンダ2
3が加熱され、また、ピストン28は、シリンダ
23の外部に取付けられた自動弁30,31を介
して図示されていない油圧ユニツトから油圧が供
給され、上記シリンダ23内を図中左右方向に摺
動する。
射出シリンダ装置3の動作は、各サイクルの初
期にはピストン27,28はそれぞれシリンダ2
3内の右側の移動終端にあり、溶融した成形材料
がチエツクバルブ12を介してシリンダ23内に
注入されるのに同期して、図示されていない油圧
ユニツトから自動弁30を介してピストン28の
右方に油圧が供給され、同自動弁30を介してピ
ストン28の左方が図示されていない油タンクに
通じ、上記ピストン28がピストンロツド29及
びピストン27と共に図中左方移動終端等所定位
置迄移動し、成形材料の吸入が行なわれる。
次に、自動弁30,31が切換えられると、ピ
ストン27,28が図中右方向の移動終端迄移動
し、成形材料を射出成形用金型装置4のキヤビテ
イ内に射出する。
射出成形用金型装置4の下型45は、内部に誘
電子46,46を有し、テーブル35上に取付板
39、断熱板40、受板41、スペーサブロツク
42及びブツシユ43を介して固定されている。
また、ノズル32からの溶融した成形材料の通
路が受板41及びブツシユ43内に設けた型バル
ブ44を介して上型47、下型45間に形成され
るキヤビテイ内に通じるように設けられている。
射出成形用金型4の上型47は、テーブル35
上に立てられたガイド軸36,36の上端にナツ
ト38,38で取付けられた固定盤37と、上記
固定盤37に設けたねじ孔に螺合する送りねじ5
1と、一端に回動自在に設けた上型取付板50を
介して昇降自在に取付けられており、また、モー
タ52はそのシヤフト52aに送りねじ51が取
付けられ、且つ固定盤37上に立設し、スリツト
を有するスライダガイド板56にモータブラケツ
ト53を介してスライダ54及びスライダ受板5
5に摺動自在に取付けられる。
また、上型47は、モータ52の駆動による送
りねじ51の回動で送りねじ51に螺合した固定
盤37のねじ孔に沿つて送りねじ51が移動する
ことにより、ガイド軸36,36を案内して所定
の位置間を昇降するものであり、下型45に重ね
合わせた位置で所望の成形品を得る金型キヤビテ
イを形成する。
更にまた、下型45及び上型47の内部には誘
電子46,46及び48,48が複数個設けられ
ると共に、その外周部には熱交換用の熱媒導管5
9が設けられている。上記誘電子46,46及び
48,48にはインバータ58を介して図示され
ていない電源装置から電力が供給されて上記下型
45及び上型47が誘導加熱される。
また、ヒートポンプ62の切換弁66乃至72
は、それぞれ制御装置5によつて開閉制御が行な
われるように構成されている。
而して、ヒートポンプ62がスクリユウ式押出
装置2のシリンダ6を加熱する場合には、制御装
置5がヒートポンプ62の切換弁67,68及び
72を閉じ、切換弁66,69,70及び71を
開くので、コンプレツサ63で圧縮された高温高
圧の熱媒がシリンダ6の外周面を覆う熱交換用の
熱媒導管20に循環供給されて上記シリンダ6が
加熱される。シリンダ6を加熱した熱媒は上記シ
リンダ6を加熱することにより熱媒自身の温度が
奪われて低温となり、更に減圧弁65を通過する
ことにより低温低圧となる。熱媒は更に切換弁7
0、熱交換用の熱媒導管59及び切換弁71を経
て射出成形金型4の下型45及び上型47を冷却
し、次いでコンプレツサ63により再び圧縮され
る。
また、射出成形用金型4の下型45及び上型4
7を加熱する場合には、制御装置5がヒートポン
プ62の切換弁66,69及び71を閉じ、切換
弁67,68,70及び72を開くので、コンプ
レツサ63で高温高圧に圧縮された熱媒が上型4
7及び下型45の外周面を覆う熱交換用の熱媒導
管59に循環供給されて上記両型45及び47が
所定の加熱温度迄加熱される。両型45及び47
を加熱した熱媒は上記両型45及び47を加熱す
ることにより熱媒自身の温度が奪われて低温とな
り、切換弁70から減圧弁65を通過することに
より低温低圧となる。然る後、ヒータ64で熱せ
られて高温となり、切換弁68を経てコンプレツ
サ63により再び圧縮される。
なお、この際ヒータ64の代りに又はヒータ6
4と共に、シリンダ6を熱源とすることもある。
而して、本発明かかる合成樹脂成形装置1によ
つて加工が行なわれる場合には、粒状或いは粉状
の成形材料が材料補給器13からシリンダ6に供
給されると、モータ17が駆動して上記成形材料
がシリンダ6の加熱部に送り出されると共に、シ
リンダ6の加熱部に設けられた誘電子10,10
にインバータ19を介して図示されていな電源装
置から交流電流が供給され、シリンダ6に渦電流
を発生させ、誘電加熱によりこれを発熱させる。
更に加熱温度によつては、上記に加えてヒートポ
ンプ62の熱交換用の熱媒導管20内を循環する
熱媒によつて上記シリンダ6が加熱される。
而して、上記誘電子10,10及び熱媒によつ
て加熱されたシリンダ6内の成形材料の温度及び
上記熱交換用の熱媒導管20の温度は、樹脂温度
検出装置11,11及び熱媒導管温度検出装置2
1によつて検出され、それぞれの検出値は変換器
22によつて電気信号に変換された後制御装置5
に入力される。
上記制御装置5はシリンダ6内の成形材料の熱
分布及び保有全熱量を計算し、これらを予め定め
られた理想的な温度分布及び成形材料が保有すべ
き全熱量と比較し、両者間に偏差が認められた場
合には、上記偏差分が消失せしめられるように誘
電子10,10への電流供給量及びヒートポンプ
62の熱媒循環量等をコンプレツサ63のモータ
をインバータ制御等することにより制御すると共
に、スクリユウ7を駆動するモータ17を同様に
インバータ制御等により制御して、上記スクリユ
ウ7の位置及び/又は回転数を制御して、常時シ
リンダ6内の成形材料の温度が最適な温度に保た
れるようにする。
溶融した成形材料がチエツクバルブ12を介し
てシリンダ23内に注入され、然る後、ピストン
27,28によつて上記成形材料が射出成形用金
型装置4のキヤビテイに射出される。
この時、両型45及び47内に設けられた誘電
子46,46及び48,48にはインバータ58
を介して図示されていない電源装置から電力が供
給されて下型43及び上型45が加熱されてお
り、更に熱交換用の熱媒導管59に高温高圧の熱
媒が供給されて上記両型45及び47が所定の加
熱温度迄加熱される。
モータ52及びエンコーダ57の制御により、
上型47が下方に向かつて移動して下型45上に
型締めを行ない、溶融した成形材料を加熱された
金型キヤビテイ内に注入した後、上記誘電子4
6,46及び48,48への電流の供給を停止
し、次いで熱交換用の熱媒導管59に低温低圧の
熱媒が供給され、上記両型45及び47が冷却さ
れて成形加工が行なわれる。
〔発明の効果〕
本発明は叙上の如く構成されるので、本発明に
よるときには、成形材料をより能率的に加熱する
ことができると共に、加熱されて溶融した上記成
形材料が金型キヤビテイ内の各部に万遍なく行き
渡るように供給する前後に於て、上記金型を急速
に加熱及び冷却し、しかも上記加熱動作及び冷却
動作を適切、且つ能率的に切換えるので、製品の
細孔やひび割れ、又は歪等が防止され、成形精度
が高められると共に、成形時間が大幅に短縮され
るのである。
なお、本発明は叙上の実施例に限定されるもの
でなない。即ち、例えば、本実施例に於ては、金
型の熱を吸収し、樹脂溶融シリンダ内に放熱し得
るように構成したが、上記樹脂溶融シリンダに加
え射出シリンダ装置3のシリンダ23にも放熱し
得るように構成してもよい。また、加熱装置とし
て誘電子を使用したが、上記誘電子に限定されず
他の公知の加熱装置が利用できるものである。そ
の他、スクリユウ子押出装置2の構成、シリンダ
6及び両型45,47の外周面への熱交換用の熱
媒導管20及び59の配置の仕方、各部の様式及
び制御の仕方等は本発明の目的の範囲内で自由に
設計変更できるものであつて、本発明はそれらの
総てを包摂するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明にかかる合成樹脂成形装置の
一実施例を示す説明図、第2図は、そのヒートポ
ンプ装置の構成を示す説明図である。 1……合成樹脂成形装置、2……スクリユウ式
押出装置、3……射出シリンダ装置、4……射出
成形用金型装置、5……制御装置、6……シリン
ダ、7……スクリユウ、8……ブレーカプレー
ト、9……金網、10……誘電子、11……樹脂
温度検出装置、12……チエツクバルブ、13…
…材料補給器、14……コンパクタ、15,52
……モータ、16,18,57……エンコーダ、
19,34,58……インバータ、20,59…
…熱交換用の熱媒導管、21,60……ヒートパ
イプ温度検出装置、22……変換器、23……シ
リンダ、24,26……シリンダヘツド、25…
…隔壁、30,31……自動弁、32……ノズ
ル、35……テーブル、42……スペーサブロツ
ク、44……型バルブ、45……下型、47……
上型、62……ヒートポンプ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 熱可塑性の成形材料を補給器からシリンダ内
    に供給し、これを回転自在に支承したスクリユウ
    によつて上記シリンダの加熱部に送り、加熱、加
    圧されて可塑状となつた成形材料を上記シリンダ
    の先端部に設けたノズルから押し出すスクリユウ
    式押出装置と、上記スクリユウ式押出装置のノズ
    ルから可塑状となつた成形材料をシリンダチユー
    ブ内に受け入れ、これをシリンダヘツドに設けた
    ノズルから所定量を精密に制御した所定量として
    射出する射出シリンダ装置と、互いに結合して所
    望のキヤビテイを成形する少なくとも二つの金型
    と、それらの金型を接離させる装置とから成り、
    上記射出シリンダ装置のノズルから可塑状となつ
    た成形材料を上記金型間に形成されるキヤビテイ
    内に受け入れ形成する射出成形用金型装置と、予
    め定められたプログラムに従い、上記スクリユウ
    式押出装置、射出シリンダ装置及び射出成形用金
    型装置の作動を制御する制御装置とからなる合成
    樹脂成形装置に於て、 金型の熱を吸収して樹脂溶融シリンダ又は射出
    シリンダに放熱すること、及び樹脂溶融シリン
    ダ、射出シリンダ及び/又は他の熱源の熱を吸収
    して金型を加熱することを得るヒートポンプと、 上記金型の温度を検知する温度センサと、 溶融した樹脂の温度を検知する温度センサと、 上記両温度センサの出力に応じて上記ヒートポ
    ンプの作動を制御する装置と、 を設けたことを特徴とする上記の合成樹脂成形装
    置。
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