JPH055222A - 植毛用素材 - Google Patents

植毛用素材

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Publication number
JPH055222A
JPH055222A JP13240991A JP13240991A JPH055222A JP H055222 A JPH055222 A JP H055222A JP 13240991 A JP13240991 A JP 13240991A JP 13240991 A JP13240991 A JP 13240991A JP H055222 A JPH055222 A JP H055222A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
flame
heat
fiber
flocking
insulating
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP13240991A
Other languages
English (en)
Inventor
Nobuhiko Taneichi
伸彦 種市
Kenji Shimazaki
賢司 島崎
Sei Mizobata
聖 溝端
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Teijin Ltd
Original Assignee
Toho Rayon Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toho Rayon Co Ltd filed Critical Toho Rayon Co Ltd
Priority to JP13240991A priority Critical patent/JPH055222A/ja
Publication of JPH055222A publication Critical patent/JPH055222A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Laminated Bodies (AREA)
  • Artificial Filaments (AREA)
  • Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)
  • Inorganic Fibers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 耐熱性、耐炎性、断熱性に優れた電気植毛用
ポリアクリロニトリル系耐炎繊維を提供する。 【構成】 この植毛材はポリアクリロニトリル系耐炎繊
維であり、繊度は0.5〜10デニール、酸素結合量は
8〜16重量%、比抵抗値は10Ω以上、繊維長さは
0.3〜2mmである。 【効果】 この耐炎繊維は、不燃性断熱材として空調ダ
クト等の建築材料、電子機器の断熱カバー、吸音材及び
防震材として、壁、床、天井等の建築材料、省エネ材と
して保冷・保熱を目的とした配管カバー、アスベスト代
替材として耐炎・耐火服材料として使用できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電気植毛用ポリアクリ
ロニトリル系耐炎繊維に関する。更に詳しくは、酸素結
合量8〜16重量%、比抵抗値10Ωcm以上で、か
つ繊維長0.3〜2mmの耐熱性、耐炎性、断熱性に優
れた電気植毛用ポリアクリロニトリル系耐炎繊維に関す
るものである。この電気植毛用耐炎繊維の植毛品は、不
燃性断熱材として空調ダクト等の建築材料、電子機器の
断熱カバー、吸音材として吸音を目的とした壁、床、天
井等の建築材料、防震材として防震を目的とした壁、
床、天井等の建築材料、省エネ材として保冷、保熱を目
的とした配管用カバー、ジャケット、アスベスト代替材
として耐炎、耐火服材料として使用できる。
【0002】
【従来技術及び問題点】従来、電気植毛用素材として合
成繊維(ポリエステル、ナイロン、アクリル等)、天然
繊維(綿糸、生糸)、化学繊維(レーヨン、ポリノジッ
ク)等があるが、これらは耐熱性が乏しく、例えば、1
00℃以上の高温雰囲気下では、繊維の変色、強度の低
下、収縮が生じ、使用に多くの問題があった。また、ガ
ラス繊維については、使用上、皮膚刺激性等の問題があ
る。更に、炭素繊維及び活性炭素繊維を用いた電気植毛
品があるが、皮膚刺激と当該繊維の電気伝導率が高いこ
とより、飛散による電子機器への障害がある。
【0003】
【発明の目的】本発明は、耐熱性、耐炎性、断熱性に優
れた電気植毛用ポリアクリロニトリル系耐炎繊維を提供
することにある。
【0004】
【発明の構成】本発明の構成は次のとおりである。酸素
結合量8〜16重量%、比抵抗値10Ωcm以上で、
かつ繊維長0.3〜2mmの電気植毛用ポリアクリロニ
トリル系耐炎繊維。
【0005】本発明の植毛材はポリアクリロニトリル系
耐炎繊維であり、繊度として0.5〜10デニールであ
る。ポリアクリロニトリル系繊維を空気中で200〜3
00℃の範囲で1時間から10時間酸化して得られたも
のである。酸素結合量8〜16重量%であり、8重量%
未満の場合、耐熱性、耐炎性が得られず、高温下での断
熱材への応用ができない。更に、16重量%超では、強
度が劣化し所定の均一な長さの繊維が得られない。尚、
窒素の含有量は20〜25重量%で、相対温度60%
で、平衡水分率6〜15%、比抵抗値10Ωcm以上
が好ましい。繊維長は0.3〜2mmが好ましく、0.
3mm未満の場合、カット長が不均一になり、所定の断
熱効果が得られない。更に、2mm超の場合、基材上に
垂直に植毛しても、植毛材が長いため先端がカールした
り、繊維同志がからまったり、接触したりすることによ
り見かけが悪くなり、断熱性が低下したり、蓄熱する原
因となる。また、耐炎繊維の性能は引張強度1〜5g/
デニール、伸度5〜30%である。
【0006】電気植毛用基材としては、アルミ、ステン
レス等の金属板、ガラス板、セラミック等の無機材や、
プラスチック板等が使用できる。これら基材の形状とし
て、成形物、織物、不織布、及び膜が用いられる。基材
と電気植毛材との接着結合材としては、一般に使用され
ている熱可塑性樹脂、例えば、ポリエチレン樹脂、ポリ
プロピレン樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリ酢酸ビニル樹
脂等である。熱硬化性樹脂、例えば、アラミド樹脂、ポ
リイミド樹脂が使用できる。植毛の目的により、他の耐
熱繊維(アラミド繊維等)と混合した形で用いてもかま
わない。
【0007】
【実施例1】アクリロニトリル96重量%、及びアクリ
ルアミド4重量%からなるアクリロニトリル系共重合体
繊維を、空気中240℃で2時間、更に260℃で1時
間加熱し、酸化処理し、酸素結合量12重量%、比抵抗
値1010Ωcm、窒素含有率21重量%のポリアクリ
ロニトリル系耐炎繊維を得た。この耐炎繊維を平均0.
7mm(±0.1mm)に切断した後、図1に示す電気
植毛装置の短繊維供給皿A上に均一な厚さになるよう開
繊供給する。一方、ポリエステル樹脂板(厚み2mm)
に未硬化接着剤を塗布したのち、該ポリエステル樹脂板
を基材留めBに固定した。次いで、短繊維供給皿A上の
耐炎繊維の上面と格子電極Cとの間の距離が60cm、
及び基材留めB上の該ネットと格子電極Cと短繊維供給
皿Aとの間に20,000ボルトの直流電圧を10秒か
け、耐炎繊維を該ポリエステル樹脂板に植毛した。この
電気植毛した該樹脂板を110℃で1時間処理した。得
られた耐炎繊維の植毛部の目付は13g/mであっ
た。手でこすっても微粉末の発生がなく、かつ800℃
の炎に5秒接触しても燃えることなく、かつ断熱性にお
いても図2に示す測定方法において、温度差10℃と断
熱性を得た。本発明の耐炎繊維を植毛した植毛板の特性
は表1の通りである。
【0008】
【実施例2〜4】実施例1と同じポリアクリロニトリル
系繊維を酸化時間を変えて、酸素結合量及び比抵抗値の
異なる耐炎繊維を作成した。この繊維を種々の繊維長に
切断後、実施例1と同じ装置にてアルミ板(厚さ1.5
mm)に電気植毛した。得られた該板の微粉末の発生、
断熱性、耐熱性を表1に示した。
【0009】
【比較例1〜3】実施例1と同じポリアクリロニトリル
系繊維を酸化時間を変えて種々の耐炎繊維を製造した。
この繊維を種々の繊維長に切断後、これを実施例1記載
と同じ装置にてアルミ板(厚み1.5mm)に電気植毛
した。得られた該板の微粉末の発生、断熱性、耐熱性を
表1に示した。
【表1】
【0010】
【発明の効果】本発明は酸素結合量8〜16重量%、比
抵抗値10Ωcm以上で、かつ繊維長0.3〜2mm
の電気植毛用ポリアクリロニトリル系耐炎繊維を電気植
毛してなる樹脂板は、微粉末の発生がなく、耐熱性でし
かも断熱性に優れている。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、電気植毛装置の概略図。
【図2】図2は、電気植毛した樹脂板の断熱性測定方法
の概略図である。
【符号の説明】 1 基材留めB 2 ポリエステル樹脂板 3 植毛した繊維 4 格子電極C 5 短繊維供給皿A 6 恒温、恒湿槽(RH60%、28℃) 7 アルミ箔 8 氷 9 測定サンプル 10 熱電対

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 酸素結合量8〜16重量%、比抵抗値1
    Ωcm以上で、かつ繊維長0.3〜2mmの電気植
    毛用ポリアクリロニトリル系耐炎繊維。
JP13240991A 1991-03-27 1991-03-27 植毛用素材 Pending JPH055222A (ja)

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JP13240991A JPH055222A (ja) 1991-03-27 1991-03-27 植毛用素材

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108026999A (zh) * 2015-09-17 2018-05-11 康蒂泰克空气弹簧系统有限公司 制品,尤其空气弹簧气囊、金属-橡胶元件或减振器

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58144122A (ja) * 1982-02-12 1983-08-27 Toho Rayon Co Ltd 耐炎化繊維の超短繊維化方法
JPS58219920A (ja) * 1982-06-16 1983-12-21 Toho Rayon Co Ltd 吸湿材料
JPS627469A (ja) * 1985-07-02 1987-01-14 Goyo Shiko Kk 耐熱植毛品及びその製造法

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