JPH0552154A - 内燃機関の吸気予熱装置 - Google Patents
内燃機関の吸気予熱装置Info
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- JPH0552154A JPH0552154A JP23731891A JP23731891A JPH0552154A JP H0552154 A JPH0552154 A JP H0552154A JP 23731891 A JP23731891 A JP 23731891A JP 23731891 A JP23731891 A JP 23731891A JP H0552154 A JPH0552154 A JP H0552154A
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- Japan
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- cooling water
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- water
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 構成が簡単な内燃機関の吸気予熱装置を提供
する。 【構成】 シリンダ2が十分に暖まっていないときに冷
却水を通過させるバイパス戻し通路29の少なくとも一
部を同上シリンダ2の吸気ポート8近傍で、このシリン
ダ2自体に形成してある。
する。 【構成】 シリンダ2が十分に暖まっていないときに冷
却水を通過させるバイパス戻し通路29の少なくとも一
部を同上シリンダ2の吸気ポート8近傍で、このシリン
ダ2自体に形成してある。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、内燃機関の吸気予熱
装置に関する。
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】内燃機関では、通常、シリンダの水ジャ
ケットに冷却水を送り込む水ポンプが設けられ、上記水
ジャケットの出口から上記水ポンプに冷却水を戻す主戻
し通路およびバイパス戻し通路が設けられている。ま
た、上記主戻し通路の中途部にはラジエータが設けら
れ、冷却水の温度が比較的高温のときには上記冷却水を
主に主戻し通路により戻させる一方、低温のときには冷
却水を主に上記バイパス戻し通路により戻させるサーモ
スタットが設けられている。上記構成において、例え
ば、内燃機関の運転開始時など、シリンダが十分に暖ま
っていないときの燃焼効率を向上させるために、吸気予
熱装置が設けられることがあり、これには例えば、実開
昭57‐129951号公報で示されるものがある。こ
れによれば、吸気マニホールドに吸気を予熱するための
予熱部を設けると共に、上記バイパス通路を別途に設け
たバイパス管で形成し、このバイパス管を上記予熱部ま
で延設させて、このバイパス管を通る冷却水を上記予熱
部に流すことにより、吸気を予熱させるようにしてい
る。
ケットに冷却水を送り込む水ポンプが設けられ、上記水
ジャケットの出口から上記水ポンプに冷却水を戻す主戻
し通路およびバイパス戻し通路が設けられている。ま
た、上記主戻し通路の中途部にはラジエータが設けら
れ、冷却水の温度が比較的高温のときには上記冷却水を
主に主戻し通路により戻させる一方、低温のときには冷
却水を主に上記バイパス戻し通路により戻させるサーモ
スタットが設けられている。上記構成において、例え
ば、内燃機関の運転開始時など、シリンダが十分に暖ま
っていないときの燃焼効率を向上させるために、吸気予
熱装置が設けられることがあり、これには例えば、実開
昭57‐129951号公報で示されるものがある。こ
れによれば、吸気マニホールドに吸気を予熱するための
予熱部を設けると共に、上記バイパス通路を別途に設け
たバイパス管で形成し、このバイパス管を上記予熱部ま
で延設させて、このバイパス管を通る冷却水を上記予熱
部に流すことにより、吸気を予熱させるようにしてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記構成に
よれば、吸気マニホールドに予熱部を設けたばかりか、
その予熱部まで延設させたバイパス管は別途に設けられ
ているため、部品点数が多くなっており、このため、上
記吸気予熱装置の構造が複雑になるという問題がある。
よれば、吸気マニホールドに予熱部を設けたばかりか、
その予熱部まで延設させたバイパス管は別途に設けられ
ているため、部品点数が多くなっており、このため、上
記吸気予熱装置の構造が複雑になるという問題がある。
【0004】
【発明の目的】この発明は、上記のような事情に注目し
てなされたもので、構成が簡単な内燃機関の吸気予熱装
置の提供を目的とする。
てなされたもので、構成が簡単な内燃機関の吸気予熱装
置の提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
のこの発明の特徴とするところは、バイパス戻し通路を
シリンダの吸気ポート近傍で、このシリンダ自体に形成
した点にある。
のこの発明の特徴とするところは、バイパス戻し通路を
シリンダの吸気ポート近傍で、このシリンダ自体に形成
した点にある。
【0006】
【作 用】上記構成による作用は次の如くである。内燃
機関1の運転開始時など、シリンダ2が十分には暖まっ
ていないときには、このシリンダ2を水冷した後の冷却
水の温度は比較的低い。このため、このシリンダ2に形
成された水ジャケット15,16の出口21から送り出
された上記冷却水は、サーモスタット33の作用によ
り、主戻し通路25やラジエータ27を通ることなく、
主にバイパス戻し通路29を通って水ポンプ18に戻さ
れ、ここから再び上記シリンダ2に送り込まれる。上記
の場合、バイパス戻し通路29の少なくとも一部は上記
シリンダ2の吸気ポート8の近傍で、このシリンダ2自
体に形成されている。このため、上記バイパス戻し通路
29を通る冷却水によって吸気ポート8内の吸気が予熱
される。そして、上記の場合、バイパス戻し通路29が
予熱部を兼ねているので、別途の予熱部を設ける必要は
なく、また、上記予熱部はシリンダ2自体に形成されて
いるので、バイパス戻し通路29を別途のバイパス管で
予熱部まで延設させる必要はない。このため、従来に比
べて部品点数が少なくてすむ。
機関1の運転開始時など、シリンダ2が十分には暖まっ
ていないときには、このシリンダ2を水冷した後の冷却
水の温度は比較的低い。このため、このシリンダ2に形
成された水ジャケット15,16の出口21から送り出
された上記冷却水は、サーモスタット33の作用によ
り、主戻し通路25やラジエータ27を通ることなく、
主にバイパス戻し通路29を通って水ポンプ18に戻さ
れ、ここから再び上記シリンダ2に送り込まれる。上記
の場合、バイパス戻し通路29の少なくとも一部は上記
シリンダ2の吸気ポート8の近傍で、このシリンダ2自
体に形成されている。このため、上記バイパス戻し通路
29を通る冷却水によって吸気ポート8内の吸気が予熱
される。そして、上記の場合、バイパス戻し通路29が
予熱部を兼ねているので、別途の予熱部を設ける必要は
なく、また、上記予熱部はシリンダ2自体に形成されて
いるので、バイパス戻し通路29を別途のバイパス管で
予熱部まで延設させる必要はない。このため、従来に比
べて部品点数が少なくてすむ。
【0007】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面により説明す
る。図中符号1は4サイクル4気筒の内燃機関で、この
内燃機関1は自動車に搭載されるものである。この内燃
機関1のシリンダ2はシリンダブロック3、シリンダヘ
ッド4、およびヘッドカバー5により構成されている。
なお、説明の便宜上、各図中矢印Frの方向を前方とし
て以下説明する。
る。図中符号1は4サイクル4気筒の内燃機関で、この
内燃機関1は自動車に搭載されるものである。この内燃
機関1のシリンダ2はシリンダブロック3、シリンダヘ
ッド4、およびヘッドカバー5により構成されている。
なお、説明の便宜上、各図中矢印Frの方向を前方とし
て以下説明する。
【0008】上記シリンダブロック3には軸心垂直の4
つのシリンダ孔7が前後に並んで形成され、各シリンダ
孔7にはそれぞれピストン(図示せず)が嵌入されてい
る。上記シリンダヘッド4の一側には各シリンダ孔7に
対応して吸気ポート8が形成され、これら各吸気ポート
8を開閉する吸気弁9が設けられている。また、同上各
吸気ポート8に開口する燃料噴射孔10aには燃料噴射
弁10が取り付けられ、この燃料噴射弁10により吸気
ポート8を通し適宜シリンダ孔7内に燃料が噴射される
ようになっている。また、同上シリンダヘッド4には各
シリンダ孔7に対応して排気ポート11が形成され、こ
れら各排気ポート11を開閉する排気弁12が設けられ
ている。13は点火プラグである。
つのシリンダ孔7が前後に並んで形成され、各シリンダ
孔7にはそれぞれピストン(図示せず)が嵌入されてい
る。上記シリンダヘッド4の一側には各シリンダ孔7に
対応して吸気ポート8が形成され、これら各吸気ポート
8を開閉する吸気弁9が設けられている。また、同上各
吸気ポート8に開口する燃料噴射孔10aには燃料噴射
弁10が取り付けられ、この燃料噴射弁10により吸気
ポート8を通し適宜シリンダ孔7内に燃料が噴射される
ようになっている。また、同上シリンダヘッド4には各
シリンダ孔7に対応して排気ポート11が形成され、こ
れら各排気ポート11を開閉する排気弁12が設けられ
ている。13は点火プラグである。
【0009】上記シリンダブロック3には下部水ジャケ
ット15が形成され、シリンダヘッド4には上部水ジャ
ケット16が形成され、これら下部水ジャケット15と
上部水ジャケット16とは互いに連通している。上記シ
リンダブロック3の前部一側には水ポンプ18が取り付
けられ、この水ポンプ18はケーシング19と、このケ
ーシング19内で回転するインペラ20とで構成され、
このインペラ20は内燃機関1のクランク軸(図示せ
ず)に常時連動するようになっている。そして、上記水
ポンプ18から吐出された冷却水は下部水ジャケット1
5の前部に送り込まれ、この冷却水は図1中一点鎖線矢
印と符号Aとで示すように下部水ジャケット15と上部
水ジャケット16とを通ってシリンダ2の後部に達し、
シリンダヘッド4の後端に形成された出口21から外部
に排出される。そして、上記冷却水によりシリンダ2が
冷却される。
ット15が形成され、シリンダヘッド4には上部水ジャ
ケット16が形成され、これら下部水ジャケット15と
上部水ジャケット16とは互いに連通している。上記シ
リンダブロック3の前部一側には水ポンプ18が取り付
けられ、この水ポンプ18はケーシング19と、このケ
ーシング19内で回転するインペラ20とで構成され、
このインペラ20は内燃機関1のクランク軸(図示せ
ず)に常時連動するようになっている。そして、上記水
ポンプ18から吐出された冷却水は下部水ジャケット1
5の前部に送り込まれ、この冷却水は図1中一点鎖線矢
印と符号Aとで示すように下部水ジャケット15と上部
水ジャケット16とを通ってシリンダ2の後部に達し、
シリンダヘッド4の後端に形成された出口21から外部
に排出される。そして、上記冷却水によりシリンダ2が
冷却される。
【0010】上記出口21を外部から覆うカバーケース
22が上記シリンダ2の後面にボルト23によりねじ止
めされている。このカバーケース22内の冷却水を上記
水ポンプ18の吸入側に戻す主戻し通路25が設けら
れ、この主戻し通路25は主戻し管26を有し、この主
戻し管26の中途部にラジエータ27が設けられてい
る。そして、上記出口21からカバーケース22内に達
した冷却水は、図1中二点鎖線矢印と符号Bとで示すよ
うに、主戻し通路25を通りその途中でラジエータ27
により走行風と熱交換して十分に冷却された後、水ポン
プ18の吸入側に戻され、ここから再び下部水ジャケッ
ト15に送り込まれる。
22が上記シリンダ2の後面にボルト23によりねじ止
めされている。このカバーケース22内の冷却水を上記
水ポンプ18の吸入側に戻す主戻し通路25が設けら
れ、この主戻し通路25は主戻し管26を有し、この主
戻し管26の中途部にラジエータ27が設けられてい
る。そして、上記出口21からカバーケース22内に達
した冷却水は、図1中二点鎖線矢印と符号Bとで示すよ
うに、主戻し通路25を通りその途中でラジエータ27
により走行風と熱交換して十分に冷却された後、水ポン
プ18の吸入側に戻され、ここから再び下部水ジャケッ
ト15に送り込まれる。
【0011】また、同上カバーケース22内の冷却水を
上記水ポンプ18の吸入側に戻すバイパス戻し通路29
が設けられる。このバイパス戻し通路29は、シリンダ
ヘッド4の一側壁に上記上部水ジャケット16とは別に
形成されるほぼ水平な第1通路30と、シリンダブロッ
ク3の一側壁に上記下部水ジャケット15とは別に形成
されるほぼ垂直な第2通路31とで構成されている。上
記第1通路30の後端は上記カバーケース22内に開口
し、同上第1通路30の前端は上記第2通路31の上端
に連通している。また、この第2通路31の下端は上記
水ポンプ18の吸入側に連通している。そして、上記カ
バーケース22内に達した冷却水は、図1中実線矢印と
符号Cとで示すように、上記第1通路30と第2通路3
1とを順次通り水ポンプ18に戻され、ここから再び下
部水ジャケット15に送り込まれる。
上記水ポンプ18の吸入側に戻すバイパス戻し通路29
が設けられる。このバイパス戻し通路29は、シリンダ
ヘッド4の一側壁に上記上部水ジャケット16とは別に
形成されるほぼ水平な第1通路30と、シリンダブロッ
ク3の一側壁に上記下部水ジャケット15とは別に形成
されるほぼ垂直な第2通路31とで構成されている。上
記第1通路30の後端は上記カバーケース22内に開口
し、同上第1通路30の前端は上記第2通路31の上端
に連通している。また、この第2通路31の下端は上記
水ポンプ18の吸入側に連通している。そして、上記カ
バーケース22内に達した冷却水は、図1中実線矢印と
符号Cとで示すように、上記第1通路30と第2通路3
1とを順次通り水ポンプ18に戻され、ここから再び下
部水ジャケット15に送り込まれる。
【0012】上記主戻し通路25とバイパス戻し通路2
9の各下流端が水ポンプ18の吸入側に集中する部分
に、サーモスタット33が設けられている。このサーモ
スタット33は、例えば、内燃機関1が通常運転状態と
なって、上記水ポンプ18の吸入側における冷却水の温
度が比較的高温になるときには、主戻し通路25から水
ポンプ18に至る通路を開く一方、バイパス戻し通路2
9から同上水ポンプ18に至る通路を狭め、もしくは閉
じて冷却水を主に主戻し通路25により同上水ポンプ1
8に戻すようにさせる。つまり、この場合には、冷却水
をラジエータ27によって十分に冷却させ、シリンダ2
を効果的に冷却させるようにしている。
9の各下流端が水ポンプ18の吸入側に集中する部分
に、サーモスタット33が設けられている。このサーモ
スタット33は、例えば、内燃機関1が通常運転状態と
なって、上記水ポンプ18の吸入側における冷却水の温
度が比較的高温になるときには、主戻し通路25から水
ポンプ18に至る通路を開く一方、バイパス戻し通路2
9から同上水ポンプ18に至る通路を狭め、もしくは閉
じて冷却水を主に主戻し通路25により同上水ポンプ1
8に戻すようにさせる。つまり、この場合には、冷却水
をラジエータ27によって十分に冷却させ、シリンダ2
を効果的に冷却させるようにしている。
【0013】一方、内燃機関1の運転開始時などシリン
ダ2が十分に暖まっていないときには、冷却水の温度は
比較的低く、このときには、上記サーモスタット33
は、主戻し通路25から水ポンプ18に至る通路を狭
め、もしくは閉じて冷却水を主にバイパス戻し通路29
により同上水ポンプ18に戻すようにさせる。つまり、
冷却水が前記ラジエータ27によって過冷却されること
を防止し、シリンダ2が必要以上に冷却されることを防
止する。
ダ2が十分に暖まっていないときには、冷却水の温度は
比較的低く、このときには、上記サーモスタット33
は、主戻し通路25から水ポンプ18に至る通路を狭
め、もしくは閉じて冷却水を主にバイパス戻し通路29
により同上水ポンプ18に戻すようにさせる。つまり、
冷却水が前記ラジエータ27によって過冷却されること
を防止し、シリンダ2が必要以上に冷却されることを防
止する。
【0014】上記の場合、バイパス戻し通路29の第1
通路30は上記シリンダ2の吸気ポート8の下方近傍
で、このシリンダ2自体に一体的に形成されている。こ
のため、上記バイパス戻し通路29の第1通路30を通
る冷却水によって、吸気ポート8内の吸気が予熱される
と共に、燃料噴射弁10から噴射される燃料が加熱され
て霧化が促進される。このようにして、シリンダ2が上
記したように暖まっていなくても、所望の燃焼効率が得
られるようになっている。
通路30は上記シリンダ2の吸気ポート8の下方近傍
で、このシリンダ2自体に一体的に形成されている。こ
のため、上記バイパス戻し通路29の第1通路30を通
る冷却水によって、吸気ポート8内の吸気が予熱される
と共に、燃料噴射弁10から噴射される燃料が加熱され
て霧化が促進される。このようにして、シリンダ2が上
記したように暖まっていなくても、所望の燃焼効率が得
られるようになっている。
【0015】上記水ポンプ18の吸引側に連通する吸入
路34がシリンダブロック3に形成され、この吸入路3
4はサーモスタット33の作用に拘わらず常時上記吸引
側に連通している。35はヒーターで、このヒーター3
5は車室の暖房用に設けられる。上記ヒーター35は1
次管36により前記カバーケース22に連結される一
方、2次管37により上記吸入路34に連結されてい
る。そして、図1中一点鎖線矢印と符号D,Eとで示す
ように、乗員が冷却水を上記1次管36や2次管37に
よりヒーター35を通過させれば、車室の暖房がなされ
るようになっている。
路34がシリンダブロック3に形成され、この吸入路3
4はサーモスタット33の作用に拘わらず常時上記吸引
側に連通している。35はヒーターで、このヒーター3
5は車室の暖房用に設けられる。上記ヒーター35は1
次管36により前記カバーケース22に連結される一
方、2次管37により上記吸入路34に連結されてい
る。そして、図1中一点鎖線矢印と符号D,Eとで示す
ように、乗員が冷却水を上記1次管36や2次管37に
よりヒーター35を通過させれば、車室の暖房がなされ
るようになっている。
【0016】39は冷却水タンクで、この冷却水タンク
39の上部が1次管40により上記カバーケース22に
連結される一方、下部が2次管41により前記吸入路3
4に連結されている。そして、図1中一点鎖線矢印と、
符号F,Gとで示すように、水ポンプ18の駆動中、冷
却水は上記1次管40、冷却水タンク39、および2次
管41を常時循環する。これにより、冷却水に混入した
空気のほとんどは、冷却水タンク39に蓄えられる。
39の上部が1次管40により上記カバーケース22に
連結される一方、下部が2次管41により前記吸入路3
4に連結されている。そして、図1中一点鎖線矢印と、
符号F,Gとで示すように、水ポンプ18の駆動中、冷
却水は上記1次管40、冷却水タンク39、および2次
管41を常時循環する。これにより、冷却水に混入した
空気のほとんどは、冷却水タンク39に蓄えられる。
【0017】43はオイルクーラーで、このオイルクー
ラー43は1次管44で前記下部水ジャケット15に連
結される一方、上記吸入路34にも連結されている。そ
して、図1中破線矢印と、符号H,Iとで示すように、
水ポンプ18の駆動中、冷却水は上記1次管44、オイ
ルクーラー43、および2次管45を常時循環して潤滑
油を冷却させる。
ラー43は1次管44で前記下部水ジャケット15に連
結される一方、上記吸入路34にも連結されている。そ
して、図1中破線矢印と、符号H,Iとで示すように、
水ポンプ18の駆動中、冷却水は上記1次管44、オイ
ルクーラー43、および2次管45を常時循環して潤滑
油を冷却させる。
【0018】なお、上記各管はそれぞれ弾性のチューブ
で構成されているが、これらは金属管であってもよい。
また、上記説明中の前方は自動車の進行方向前方であっ
てもよく、上記説明中の前方に向って左方もしくは右方
が同上自動車の進行方向前方であってもよい。
で構成されているが、これらは金属管であってもよい。
また、上記説明中の前方は自動車の進行方向前方であっ
てもよく、上記説明中の前方に向って左方もしくは右方
が同上自動車の進行方向前方であってもよい。
【0019】
【発明の効果】この発明によれば、シリンダが十分に暖
まっていないときに冷却水を通過させるバイパス戻し通
路の少なくとも一部を同上シリンダの吸気ポート近傍
で、このシリンダ自体に形成したため、上記バイパス戻
し通路を通る冷却水によって吸気ポート内の吸気が予熱
される。よって、シリンダが上記したように暖まってい
なくても、所望の燃焼効率が得られることとなる。そし
て、上記の場合、バイパス戻し通路29が予熱部を兼ね
ているので、別途の予熱部を設ける必要はなく、また、
上記予熱部はシリンダ2自体に形成されているので、バ
イパス戻し通路29を別途のバイパス管で予熱部まで延
設させる必要はない。このため、従来に比べて部品点数
が少なくてすみ、その分、吸気予熱装置の構造が簡単に
なるという効果がある。
まっていないときに冷却水を通過させるバイパス戻し通
路の少なくとも一部を同上シリンダの吸気ポート近傍
で、このシリンダ自体に形成したため、上記バイパス戻
し通路を通る冷却水によって吸気ポート内の吸気が予熱
される。よって、シリンダが上記したように暖まってい
なくても、所望の燃焼効率が得られることとなる。そし
て、上記の場合、バイパス戻し通路29が予熱部を兼ね
ているので、別途の予熱部を設ける必要はなく、また、
上記予熱部はシリンダ2自体に形成されているので、バ
イパス戻し通路29を別途のバイパス管で予熱部まで延
設させる必要はない。このため、従来に比べて部品点数
が少なくてすみ、その分、吸気予熱装置の構造が簡単に
なるという効果がある。
【図1】全体斜視概略図である。
【図2】シリンダの側面部分断面図である。
【図3】図2の3‐3線矢視図である。
【図4】図2の4‐4線矢視断面図である。
1 内燃機関 2 シリンダ 3 シリンダブロック 4 シリンダヘッド 8 吸気ポート 10 燃料噴射弁 15 下部水ジャケット 16 上部水ジャケット 18 水ポンプ 21 出口 25 主戻し通路 27 ラジエータ 29 バイパス戻し通路 33 サーモスタット
Claims (1)
- 【請求項1】 シリンダの水ジャケットに冷却水を送り
込む水ポンプと、上記水ジャケットの出口から上記水ポ
ンプに冷却水を戻す主戻し通路およびバイパス戻し通路
と、上記主戻し通路の中途部に設けられるラジエータ
と、冷却水の温度が比較的高温のときには冷却水を主に
主戻し通路により戻させる一方、低温のときには冷却水
を主に上記バイパス戻し通路により戻させるサーモスタ
ットとを設けた内燃機関において、 上記バイパス戻し通路の少なくとも一部を上記シリンダ
の吸気ポート近傍で、このシリンダ自体に形成した内燃
機関の吸気予熱装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23731891A JP3193741B2 (ja) | 1991-08-22 | 1991-08-22 | 内燃機関の吸気予熱装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23731891A JP3193741B2 (ja) | 1991-08-22 | 1991-08-22 | 内燃機関の吸気予熱装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0552154A true JPH0552154A (ja) | 1993-03-02 |
JP3193741B2 JP3193741B2 (ja) | 2001-07-30 |
Family
ID=17013594
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23731891A Expired - Fee Related JP3193741B2 (ja) | 1991-08-22 | 1991-08-22 | 内燃機関の吸気予熱装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3193741B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002364360A (ja) * | 2001-06-06 | 2002-12-18 | Mitsubishi Motors Corp | エンジンの冷却構造 |
JP2003201841A (ja) * | 2003-01-21 | 2003-07-18 | Mitsubishi Motors Corp | エンジンの冷却構造 |
-
1991
- 1991-08-22 JP JP23731891A patent/JP3193741B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002364360A (ja) * | 2001-06-06 | 2002-12-18 | Mitsubishi Motors Corp | エンジンの冷却構造 |
JP2003201841A (ja) * | 2003-01-21 | 2003-07-18 | Mitsubishi Motors Corp | エンジンの冷却構造 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3193741B2 (ja) | 2001-07-30 |
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