JPH055158U - 運動用ボールのバルブ及びバルブ製造金型 - Google Patents

運動用ボールのバルブ及びバルブ製造金型

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JPH055158U
JPH055158U JP1052191U JP1052191U JPH055158U JP H055158 U JPH055158 U JP H055158U JP 1052191 U JP1052191 U JP 1052191U JP 1052191 U JP1052191 U JP 1052191U JP H055158 U JPH055158 U JP H055158U
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JP
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valve
diameter portion
rubber
hole
bladder
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JP1052191U
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JP2544929Y2 (ja
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重夫 土井
英臣 宍戸
正則 開内
啓 沖本
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Molten Corp
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Molten Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 運動用ボールの空気注入用バルブをその製造
金型から、取り外し易い構造とする。 【構成】 ゴム製バルブ23の中心に、ムシゴム5装着
用の貫通孔27を形成する。この貫通孔は、大径部28
と小径部29からなり、ブラダに接着される面に大径部
がブラダ内空間に連通する部分に小径部が設けられる。
かくしてバルブにアンダーカットがなくなり、バルブを
金型31から簡単に取り外すことができる。ムシゴム
は、ブラダに設けられた小孔、バルブの孔の小径及び大
径部に装着される。ムシゴムの鍔部が、大径部に嵌まり
込み、ムシゴムはバルブに固定される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、運動用ボールのバルブ及びバルブ製造金型に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の運動用ボール、例えばサッカーボール、バレーボール、バスケットボー ル等のバルブの典型的な構造を第5図に示す。図中1は、ブチルゴムよりなるチ ューブ、2はチューブ1表面にナイロン糸等を無限軌道上に巻いて形成した補強 層、3はこの補強層2上に複数枚接着した天然又は合成皮革パネルよりなる表皮 層、4はチューブ1内側に接着されたゴム製バルブ、5はバルブ4に装着された ムシゴムである。ムシゴム5は、円柱状に形成され、その中間に鍔部6が形成さ れている。7は、空気注入針が差込まれる微小孔で、ムシゴム5の中心に沿って 、ムシゴム5の略中間部分まで形成されている。8は、微小孔7からムシゴム5 の先端にまで形成された切断面である。バルブ4には、ムシゴム5の外形より僅 か小さい形状の孔9が形成されている。即ち、小径部10、11及びその中間に 形成された大径部12よりなり、この孔9にムシゴム5が装着される。
【0003】 上記構造のバルブ4は、第6図に示す上金型13及び下金型14にて製造され る。15は、上金型13の下面に突出形成された略円柱体状のピンであり、その 中間に大径部16が形成されている。17は、下金型14の上面に形成された凹 状のキャビティである。バルブ4の製造に際しては、上下金型13,14を開い た状態でキャビティ17内に未加硫ゴムを填入し、上下金型13,14を型締め し、かつ加熱して加硫処理することにより成形される。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
上記構造のバルブ4にあっては、ムシゴム5の装着用孔9が、小径部10、大 径部12、小径部11の順に位置する。それ故かかる孔9を製造する際、ピン1 5の大径部16がバルブ4から抜けにくく、相当の力を要して作業が面倒になる のみならず、大径部16上方の小径部18を損傷するおそれがあった。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は、このような欠点を解決すべくなされたもので、ムシゴムが装着され るバルブの貫通孔を、ブラダ内面に接着される面側に位置する大径部と、ブラダ 内部空間に連通する小径部にて構成し、このバルブを、ブラダに形成された上記 大径部より小さい径を有する小孔に相対して接着してなるものである。
【0006】 また本考案に係るバルブ製造金型は、基部に大径部、該大径部に続く小径部よ りなる略円柱体状のピンを有する一の金型、該金型に重ね合わされ、上記ピンが 位置する部分にゴム材料が填入される凹状のキャビティを有し、上記ピンの先端 が上記キャビティの中央に嵌合する他の金型よりなるものである。
【0007】
【実施例】
第1図ないし第3図において、20は、厚さ約0.5〜3.0mmの熱可塑性エ ラストマー、例えばポリエステル系熱可塑性エラストマーハイトレル(登録商標 )よりなる2個の中空半球体21,22の端部を加熱し、融着接合して直径約1 0〜30cmの中空球体に形成したブラダ、23は、このブラダ20内面、即ち一 方の中空半球体の中央に接着されたバルブであって、ポリエステル、ポリウレタ ン、ポリアミド等の熱可塑性エラストマーにて略半球体形状に形成される。バル ブ23が接着されるブラダ20の内面には、直径約6〜8mmの小孔24が形成さ れ、この小孔24のブラダ20内面側周囲には、幅L約4〜6mm、高さT約2〜 3.5mmの肉厚部25がリング状に形成されている。バルブ23は、外径約13 〜18mm、内径約9〜10mmのリング状の平坦面26を有し、この面が肉厚部2 5にウレタン系接着剤等の接着剤にて、また熱融着、高周波融着、超音波融着等 により接着される。バルブ23には、その中心にムシゴム5が装着される貫通孔 27が形成され、この貫通孔27は、ブラダ20への接着面、即ち平坦面26側 に位置する直径約9〜10mm深さ約3.5〜4.0mmの大径部28と、ブラダ2 0内部空間に連通する直径約4.5〜5.0mm、長さ約8〜9mmの小径部29と からなる。ムシゴム5は、ブラダ20に設けられた直径約6〜7mm、小孔30、 バルブ23の貫通孔の大径部28及び小径部29に装着され、上記各孔の形状よ り僅かに大きい形状を有しており、従って、バルブ23により弾力をもって締め つけられる。ムシゴム5の鍔部6は、大径部28に嵌まり込み、ムシゴム5は、 バルブ23に対し、抜けにくい状態で固定される。
【0008】 3は、ブラダ20表面にクロロプレン系、ポリウレタン系接着剤等のを介して 接着された複数の天然或いは合成皮革パネルよりなる表皮層であり、サッカーボ ールの場合、12枚の五角形皮革パネルと、20枚の六角形皮革パネルにて構成 される。
【0009】 第4図は、上記バルブ23の製造金型を示し、上金型31の下面には、略円柱 体状、即ちムシゴム5(第1図)の形状より僅か小さい形状のピン32が突出形 状されており、その基部に大径部33、この大径部33に続く小径部34が設け られている。また下金型35には、上記ピン31に相対する部分にエラストマー 材料が填入される略半球凹状のキャビティ36が設けられている。ピン32の先 端は、このキャビティ36の中央に接嵌合ている。エラストマー材料として熱可 塑性エラストマーの場合、重ね合わされた上下金型31,35間にゲート(図示 せず)を介して、加熱溶融した材料を注入し、バルブ23の成形がなされる。
【0010】 成形後、上下金型31,35を上下に分割して、バルブ23を金型から取り外 す。この際、バルブ23にアンダーカット部分がないから、その取り外しに力を 要することはない。
【0011】
【考案の効果】
本考案によれば、ムシゴムの鍔部が嵌め込まれるバルブの大径部は、バルブの 一方の面側に位置するから、この大径部がアンダーカットとなることはない。そ れ故、バルブを金型から、力を要することなく簡単に取り外すことができ、また 従来この取り外し作業の際、発生していたバルブの損傷という問題も解消される 。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案一実施例に係る運動ボールのバルブ部分
を示す断面図である。
【図2】バルブの断面斜視図である。
【図3】運動用ボールの断面図である。
【図4】バルブ製造金型を示す断面図である。
【図5】従来例断面図である。
【図6】従来例金型断面図である。
【符号の説明】
20 ブラダ 21,22 中空半球体 23 バルブ 5 ムシゴム 27 貫通孔 28 大径部 29 小径部 31 上金型 32 ピン 35 下金型 36 キャビティ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 沖本 啓 広島市西区横川新町1番8号 株式会社モ ルテン内

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱可塑性エラストマーよりなる2個の中
    空半球体を融着接合して中空球体に形成したブラダの内
    面に接着される運動用ボールのバルブであって、該バル
    ブは、ムシゴムが装着される中心に貫通孔を有するエラ
    ストマーよりなり、上記貫通孔は、上記ブラダ内面に接
    着される面側に位置する大径部と、上記ブラダ内面空間
    に連通する小径部とからなり、該バルブは、上記中空半
    球体に形成された上記バルブの大径部より小さい径を有
    する小孔に相対して接着されてなることを特徴とする運
    動用ボールのバルブ。
  2. 【請求項2】 基部に大径部、該大径部に続く小径部よ
    りなる略円柱体状のピンを有する一の金型、該金型に重
    ね合わされ、上記ピンが位置する部分にゴム材料が填入
    される凹状のキャビティを有し、上記ピンの先端が上記
    キャビティの中央に嵌合する他の金型よりなる運動用ボ
    ールのバルブ製造金型。
JP1991010521U 1991-02-04 1991-02-04 運動用ボール Expired - Lifetime JP2544929Y2 (ja)

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JPH055158U true JPH055158U (ja) 1993-01-26
JP2544929Y2 JP2544929Y2 (ja) 1997-08-20

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013176617A (ja) * 2008-11-25 2013-09-09 Adidas Internatl Marketing Bv ボール用バルブ及びボール用バルブを備えたボール

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5949949A (ja) * 1982-09-16 1984-03-22 Molten Corp バルブ付き中空ビニ−ルボ−ルの製造方法
JPS62116759U (ja) * 1986-01-16 1987-07-24

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