JPH055119U - 着用物品の表面シ−ト - Google Patents
着用物品の表面シ−トInfo
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- JPH055119U JPH055119U JP5991591U JP5991591U JPH055119U JP H055119 U JPH055119 U JP H055119U JP 5991591 U JP5991591 U JP 5991591U JP 5991591 U JP5991591 U JP 5991591U JP H055119 U JPH055119 U JP H055119U
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- liquid guiding
- guiding tube
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 潰れにくい導液管を有する体液処理用着用物
品の表面シートの提供 【構成と効果】 導液管に表面シートの上面へつながる
第1管壁を設ける。導液管の高さ方向に体圧が作用する
と、導液管は第1管壁部分で変形し、管が簡単に潰れて
閉塞することがない。
品の表面シートの提供 【構成と効果】 導液管に表面シートの上面へつながる
第1管壁を設ける。導液管の高さ方向に体圧が作用する
と、導液管は第1管壁部分で変形し、管が簡単に潰れて
閉塞することがない。
Description
【0001】
この考案は、体液処理用の着用物品の表面シートに関する。
【0002】
生理用ナプキン、使い捨ておむつ等を例とする体液処理用着用物品には、吸収
体を包む透液性の表面シートが通常使用されている。この表面シートには開孔プ
ラスチックフィルムや、開孔に導液管を設けたプラスチックフィルムを使用する
技術があり、それらは例えば特公昭57−17081号公報、実開平3−633
25号公報等に開示されている。
【0003】
前記公知文献でも明らかなように、表面シートの導液管の形状にはその先端方
向に向けてテーパをつけた先細毛細管や、円筒等の例がある。これら導液管は、
その形状が正常に保たれている場合には、毛細管現象を利用して体液を吸収体へ
効率よく移行させることができる。しかし、着用物品を実際に使用すると、導液
管は例えばその高さ方向に体圧を受けて座屈、その他の変形を起こして潰れ、閉
塞状態となり易く、体液が吸収体へうまく移行しなくなるという欠点がある。
【0004】
そこでこの考案は、導液管の第1管壁と第2管壁との間を屈曲させて、導液管
を潰れにくくし、それにより前記従来技術の欠点を解消することを課題としてい
る。
【0005】
この考案が前記課題を解決するために要旨とするところは以下のとおりである
。
【0006】
この考案は、透液性の表面シートと、不透液性の裏面シートとこれらの間に介
在する吸収体とを有する体液処理用着用物品の表面シートを前提としている。
【0007】
かかる表面シートがその上面側に上面開孔を有し、この上面開孔からは導液管
が前記表面シート下面側方向に延出してこの導液管の先端は下面開孔になってい
る。
【0008】
この導液管は、上面開孔周縁の全周、またはその1/2以上の長さにわたる範
囲において、管壁の高さ方向断面が前記上面につながる第1管壁と、この第1管
壁から前記下面開孔に延びる第2管壁とによって構成されている。
【0009】
好ましい実施態様の一つにおいて、表面シートには上面開孔の周囲に沿ってコ
ルゲート構造が設けてある。また、他の好ましい実施態様において、導液管には
その周方向にコルゲート構造が設けてある。
【0010】
上記構造の表面シートは、導液管がその高さ方向に作用する体圧を受けると、
第1管壁の部分においてまず変形が起こり、導液管が簡単に座屈するのを回避す
ることができる。
【0011】
表面シートまたは導液管に設けたコルゲート構造は、導液管が体圧を受けた場
合にここが速やかに変形し、導液管が潰れ、閉塞することを一層効果的に回避す
ることができる。
【0012】
この考案の詳細を添付の図に基づいて説明すると以下のとおりである。
【0013】
図1は、この考案に係る表面シート1を利用した生理用ナプキン2の斜視図で
あり、一部が切り欠いてある。ナプキン2は、透液性の表面シート1、不透液性
の裏面シート3、およびこれらの間に介在する吸収体4とを有する。表面シート
1は、吸収体4および裏面シート3を包み込むように使用してあり、ナプキンの
前後端でシール線5によりシールされている。表面シート1は多数の開孔6を有
し、開孔6を介して、排泄された体液が吸収体4へと浸透する。ただし、裏面シ
ート3を体液が浸透することはない。
【0014】
図2は、開孔6を拡大して示す断面図である。開孔6は、表面シート1の上面
側に上面開孔6Aと、開孔6Aからシート1の下面側に延出する導液管7とを有
し、導液管7の自由端は下面開孔6Bである。導液管7は、表面シート1にテー
パα°でつながる第1管壁8と、第1管壁8から屈曲して下面開孔6Bへ延びる
第2管壁9とからなる断面形状の管壁によって構成されている。図示の例では第
2管壁9の延長線が表面シート1の上面となす角度がほぼ90°にしてある。ナ
プキン2を着用して体圧Pが導液管7の高さ方向に作用すると例えば第1管壁8
が鎖線8′の如く変形することにより、導液管7が座屈し、閉塞するのを回避す
ることができる。
【0015】
図3は、表面シート1にコルゲート構造11を設けた場合を簡略化して示す断
面図である。図3の(A)では、上面開孔6Aの周囲に沿ってコルゲート構造1
1が設けてある。図3の(B)では導液管7の第1管壁8の周方向に溝が延在す
るコルゲート構造11が設けてある。図3の(C)では第2管壁9にコルゲート
構造11が設けてある。いずれの場合にも体圧Pを受けた導液管7はコルゲート
構造11の部分においてまず変形し、導液管7の座屈、閉塞を回避することがで
きる。
【0016】
図4の(A)と(B)とは、導液管7について第1管壁8が上面開孔6Aの周
縁の一部にのみ存在する場合を例示する斜視図とそのX−X線断面図である。第
1管壁8が上面開孔6Aの全周に存在することは必ずしも必要でなく、上面開孔
6Aの周縁の1/2以上の長さにわたる範囲Lに存在すれば所期の目的を達成す
ることができる。図において管壁断面の一方は第2管壁9のみで構成されている
。
【0017】
図2〜4に例示した導液管7は体圧を軽く受けると第1管壁8やコルゲート構
造11がゆるやかに変形し、クッション効果を呈する。従ってこの考案に係る表
面シート1は肌に触れたときの感触が軽やかで心地よい。
【0018】
導液管7の開孔形状は円以外に楕円や適宜の多角形にすることができる。
【0019】
上述の表面シート1は、上面開孔6Aが人体に接するように、下面開孔6Bが
吸収体4に接触するようにして使用する。表面シート1はポリエチレンフィルム
、その他のプラスチックフィルムを真空成形して得ることができる。裏面シート
3および吸収体4は周知の材料を使えばよい。
【0020】
体圧が加わった導液管は第1管壁が変形することによって座屈し、閉塞するこ
とを回避できるから、体液の吸収体への移行が導液管の変形によって妨げられる
ことがない。
【0021】
導液管、またはその周辺にコルゲート構造を設けると導液管の変形をここに集
中させて、導液管が閉塞するのを一層効果的に回避することができる。
【図1】生理用ナプキンを一部切り欠いて示す斜視図。
【図2】導液管の拡大断面図。
【図3】コルゲート構造を有する導液管の側面図。
【図4】上面開孔の一部にのみ第1管壁を有する導液管
の断面図。
の断面図。
1 表面シート
3 裏面シート
4 吸収体
6A 上面開孔
6B 下面開孔
7 導液管
8 第1管壁
9 第2管壁
11 コルゲート構造
Claims (4)
- 【請求項1】 透液性の表面シートと、不透液性の裏面
シートと、これらの間に介在する吸収体とを有する体液
処理用着用物品の表面シートであって、 該表面シートがその上面側に上面開孔を有し、該上面開
孔からは導液管が前記表面シート下面側方向に延出し、
その導液管の先端が下面開孔であり、 前記導液管は、その管壁の高さ方向断面が前記上面につ
ながる第1管壁と、該第1管壁から屈曲して前記下面開
孔に延びる第2管壁とによって構成されていることを特
徴とする前記表面シ−ト。 - 【請求項2】 前記第1管壁が前記上面開孔周縁の1/
2以上の長さにわたる範囲において設けられていること
を特徴とする請求項1記載の表面シート。 - 【請求項3】 前記表面シートには、前記上面開孔の周
囲に沿いコルゲート構造が設けてあることを特徴とする
請求項1記載の表面シート。 - 【請求項4】 前記導液管には、その周方向にコルゲー
ト構造が設けてあることを特徴とする請求項1記載の表
面シート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5991591U JP2511442Y2 (ja) | 1991-07-04 | 1991-07-04 | 着用物品の表面シ−ト |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5991591U JP2511442Y2 (ja) | 1991-07-04 | 1991-07-04 | 着用物品の表面シ−ト |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH055119U true JPH055119U (ja) | 1993-01-26 |
JP2511442Y2 JP2511442Y2 (ja) | 1996-09-25 |
Family
ID=13126905
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5991591U Expired - Lifetime JP2511442Y2 (ja) | 1991-07-04 | 1991-07-04 | 着用物品の表面シ−ト |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2511442Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2013084752A1 (ja) * | 2011-12-08 | 2013-06-13 | 花王株式会社 | シート及びこれを用いた吸収性物品 |
-
1991
- 1991-07-04 JP JP5991591U patent/JP2511442Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2013084752A1 (ja) * | 2011-12-08 | 2013-06-13 | 花王株式会社 | シート及びこれを用いた吸収性物品 |
JP2013119012A (ja) * | 2011-12-08 | 2013-06-17 | Kao Corp | シート及びこれを用いた吸収性物品 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2511442Y2 (ja) | 1996-09-25 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
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