JPH0551150U - 携帯用クッション - Google Patents

携帯用クッション

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Publication number
JPH0551150U
JPH0551150U JP10358091U JP10358091U JPH0551150U JP H0551150 U JPH0551150 U JP H0551150U JP 10358091 U JP10358091 U JP 10358091U JP 10358091 U JP10358091 U JP 10358091U JP H0551150 U JPH0551150 U JP H0551150U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pocket
heating element
portable cushion
seat portion
portable
Prior art date
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Pending
Application number
JP10358091U
Other languages
English (en)
Inventor
徹 濱
俊雄 中島
Original Assignee
積水化成品工業株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by 積水化成品工業株式会社 filed Critical 積水化成品工業株式会社
Priority to JP10358091U priority Critical patent/JPH0551150U/ja
Publication of JPH0551150U publication Critical patent/JPH0551150U/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Thermotherapy And Cooling Therapy Devices (AREA)
  • Mattresses And Other Support Structures For Chairs And Beds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 使い捨てカイロを発熱源として使用するより
も簡単な構造で、ムダがなく、しかも、より温かい携帯
用クッションを提供する。 【構成】 緩衝材13入りの座部1の表面にポケット1
1を形成した。そして、このポケット11に、過冷却状
態から結晶化させると発熱する溶液を含む温熱体5を、
出し入れ自在に収容した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、例えば屋外のベンチ等に腰掛ける際に敷く、持ち運び自在な携帯用 クッションに関するものである。
【0002】
【従来の技術と考案が解決しようとする課題】
野球やフットボール等の屋外競技の観戦、野外コンサート鑑賞等のため、屋外 のベンチ等に腰掛ける際には、衣類が汚れるのを防ぎ、しかも、心地好く座るた めに、持ち運び自在な携帯用クッションを用いるのが好ましい。 従来の携帯用クッションは、袋状の外皮内に、スポンジ等の緩衝材や空気を充 填することで、柔らかく、かつ温かい座り心地を確保している。しかし、アイス ホッケー、ラグビー等、冬期に行われるスポーツの観戦等に使用する際には、上 記緩衝材や空気の断熱効果による暖かさだけでは不十分であり、より温かい携帯 用クッションが望まれている。
【0003】 そこで、上記要求に応えるため、鉄粉の空気酸化による発熱を利用した、いわ ゆる使い捨てカイロを、携帯用クッションと組み合わせることが検討された。 しかし、上記使い捨てカイロは、前述したように発熱に空気が必要であるため 、カイロの保持部に通気性を持たせる必要があり、その構造が複雑になるという 問題がある。また、上記使い捨てカイロは一度しか使えないので、無駄が多いと いう問題もある。
【0004】 本考案は、以上の事情に鑑みてなされたものであって、より簡単な構造で無駄 がなく、しかも、より温かい携帯用クッションを提供することを目的としている 。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するための、本考案の携帯用クッションは、緩衝材入りの座部 の外皮の表面にポケットが形成されてあり、過冷却可能で過冷却状態から結晶化 させると発熱する溶液を含む温熱体が、上記ポケットに出し入れ自在に収容され ていることを特徴とする。
【0006】
【作用】
上記構成からなる、本考案の携帯用クッションにおいては、使い捨てカイロの ように空気を必要としない、過冷却可能な溶液を利用した温熱体を発熱源として 使用しているので、この温熱体の収容部は単なるポケットでよく、構造が簡単で ある。また、上記温熱体は、結晶化により発熱した後、加熱して溶融させた溶液 を放冷すれば、再度過冷却状態に戻すことができるので、何度でも発熱させるこ とか可能であり、無駄がない。
【0007】
【実施例】
以下に、本考案の携帯用クッションを、その一実施例を示す図面を参照しつつ 説明する。 図1に示すように、この実施例の携帯用クッションは、座部1と、背もたれ2 と、袋状の小物入れ3とを備えている。
【0008】 座部1は、袋状の外皮10内に、スポンジ等の緩衝材13を充填したもので、 この外皮10の表面には、温熱体5を出し入れ自在に収容するためのポケット1 1が形成されている。また、この座部1には、携帯用のストラップ12が取り付 けられている。 背もたれ2は、上記座部1に対して、取外し自在のファスナー4(図3参照) を介して着脱自在に接続されたものであり、接続状態では、このファスナー4の 部分で、座部1に対して折り畳めるようにもなっている。この背もたれ2は、座 部1と同じく、袋状の外皮20内に、スポンジ等の緩衝材22を充填して構成さ れており、外皮20の表面には、温熱体5を出し入れ自在に収容するためのポケ ット21が形成されている。
【0009】 小物入れ3は、基部31を介して座部1に折り畳み自在に取り付けられており 、この基部31寄りに、ファスナー32によって閉塞可能な開口33を備えてい る。また、上記基部31には、携帯用の持ち手34が取り付けられている。 座部1および背もたれ2のポケット11,21に収容される温熱体5は、酢酸 ナトリウム水溶液等の過冷却可能な溶液を過冷却状態から結晶化させると、蓄積 した潜熱を放出して発熱することを利用したもので、図4に示すように、過冷却 状態の溶液を、当該溶液に刺激を与えて結晶化を開始させるトリガー51ととも に、柔軟な合成樹脂製の袋体50の内部に充填して構成されている。
【0010】 上記温熱体5は、トリガー51を袋体50の外部から操作すると、上述した機 構により発熱する。そして、溶液が全て結晶化し、発熱が終了した後の温熱体5 は、沸騰水に浸漬する等して結晶を溶融させたのち放冷すれば、溶液を過冷却状 態に戻せるので、何度でも再使用が可能である。 上記各部からなる、この実施例の携帯用クッションは、図2に示すように折り 畳み、背もたれ2の縁部および小物入れ3の基部31に設けた一対の面ファスナ ー61,62で固定すれば、前記ストラップ12や持ち手34によって携帯する のに適した大きさとなる。また、背もたれ2は、図3に示すように座部1から取 り外せば、別の座部としても使用可能である。
【0011】 温熱体5は、使用可能なもの、すなわち溶液が過冷却状態のものを、ポケット 11,21に入れておく。そして、使用する際には、当該ポケット11,21か ら温熱体5を取り出して、トリガー51を操作する。結晶化の開始を確認した後 、温熱体5を再びポケット11,21に収容してその上に座れば、暖かな座り心 地が得られる。なお、使用が長時間にわたる場合には、予備の温熱体5を別に用 意しておき、先の温熱体5が発熱しなくなった段階で交換すればよい。予備の温 熱体5は、小物入れ3内に入れておいてもよいし、別に持ち運んでもよい。
【0012】 つぎに、図5,図6に示した、本考案の別の実施例について説明する。 この実施例の携帯用クッションは、袋状の外皮14内に緩衝材15を充填した クッション体1aを二組、袋状に綴じて座部1を形成することで、二組のクッシ ョン体1a,1aの間に小物入れ1bを設けたものである。小物入れ1bの開口 は、スナップボタン16によって閉じられるようになっている。
【0013】 そして、上記二組のクッション体1a,1aの一方の表面に、前記温熱体5を 出し入れ自在に収容するためのポケット17が形成されている。また、上記座部 1には、携帯用のストラップ18が取り付けられている。 上記実施例の携帯用クッションは、使用の手順に関しては、先の実施例と同様 である。つまり、ポケット17に入れておいた温熱体5を取り出し、トリガー5 1を操作して、溶液の結晶化を開始させた後、再びポケット17に収容して、そ の上に座ればよい。
【0014】 なお、本考案の携帯用クッションは、以上各図に示した実施例のものには限定 されない。 例えば、図1〜図3の実施例では、背もたれ2にも温熱体5用のポケット21 を設けていたが、このポケット21は、必ずしも設けられていなくてもよい。ま た、背もたれ2は、座部1から取り外せないよう固定されていてもよく、逆に、 小物入れ3が、座部1から取り外せるようになっていてもよい。さらに、ストラ ップ12や持ち手34を取外しできるようになっていてもよい。
【0015】 背もたれ2、小物入れ3、ストラップ12,18、持ち手34等は、本考案の 携帯用クッションには、必ずしも設けられていなくてもよい。 その他、本考案の要旨を変更しない範囲で、種々の設計変更を施すことができ る。
【0016】
【考案の効果】
上記構成からなる、本考案の携帯用クッションにおいては、発熱源として、空 気を必要としない温熱体を使用しているので、この温熱体の収容部は単なるポケ ットでよく、構造が簡単になる。また、上記温熱体は、結晶化により発熱した後 、加熱して溶融させた溶液を放冷すれば、再度過冷却状態に戻すことができるの で、何度でも発熱させることか可能であり、無駄がないという利点もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の携帯用クッションの一実施例を示す斜
視図である。
【図2】上記実施例の携帯用クッションを折り畳んだ状
態を示す斜視図である。
【図3】上記実施例の携帯用クッションのうち、着脱自
在な背もたれを示す斜視図である。
【図4】上記実施例の携帯用クッションに使用される温
熱体の一例を示す斜視図である。
【図5】本考案の携帯用クッションの、別の実施例を示
す斜視図である。
【図6】上記実施例の携帯用クッションのうち、座部の
断面図である。
【符号の説明】
1 座部 10 外皮 12 ポケット 13 緩衝材 14 外皮 15 緩衝材 17 ポケット 2 背もたれ 21 ポケット 5 温熱体

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】袋状の外皮内に緩衝材が充填された座部を
    有する携帯用のクッションにおいて、上記座部の外皮の
    表面にポケットが形成されてあり、過冷却可能で過冷却
    状態から結晶化させると発熱する溶液を含む温熱体が、
    上記ポケットに出し入れ自在に収容されていることを特
    徴とする携帯用クッション。
  2. 【請求項2】座部に、緩衝材入りの背もたれが着脱自在
    かつ折り畳み自在に取り付けられている請求項1記載の
    携帯用クッション。
  3. 【請求項3】背もたれの表面にも、温熱体を出し入れ自
    在に収容したポケットが形成されている請求項2記載の
    携帯用クッション。
  4. 【請求項4】座部に、袋状の小物入れが折り畳み自在に
    取り付けられている請求項2または3記載の携帯用クッ
    ション。
JP10358091U 1991-12-16 1991-12-16 携帯用クッション Pending JPH0551150U (ja)

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JPH0551150U true JPH0551150U (ja) 1993-07-09

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ID=14357723

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