JPH05509124A - 完全co燃焼と部分co燃焼による多段階触媒再生制御方法 - Google Patents

完全co燃焼と部分co燃焼による多段階触媒再生制御方法

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JPH05509124A
JPH05509124A JP3514257A JP51425791A JPH05509124A JP H05509124 A JPH05509124 A JP H05509124A JP 3514257 A JP3514257 A JP 3514257A JP 51425791 A JP51425791 A JP 51425791A JP H05509124 A JPH05509124 A JP H05509124A
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オウエン、ハートレイ
シッパー、ポール・ハーバート
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モービル・オイル・コーポレイション
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    • C10G11/14Catalytic cracking, in the absence of hydrogen, of hydrocarbon oils with preheated moving solid catalysts
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 完全CO燃焼と部分CO燃焼による多段階触媒再生制御方法本願発明の分野は、 流動床におけるコークスが付着した分解触媒の再生である。
接触分解は、多くの精油工業の中心的領域である。これは、大きな分子をより小 さな分子へ分解することにより、重質フィードをより軽質の生成物へ転化させる 。
接触分解は低圧において水素を添加せずに操作するが、これに対して水素化分解 は高い水素分圧で操作する。接触分解は、分解プロセスの際には非常にわずかの 油を保持して操作するので本来的に安全である。
接触分解には大きく分けて二つの方法−移動床と更に一般的で効率的な流動床− がある。
流動式接触分解(F CC)プロセスにおいて、触媒は、食卓塩および動歯に似 た粒子径および色を有しており、分解反応器と触媒再生器との間を循環する。反 応器内において、炭化水素フィードは熱い再生された触媒のソースと接触する。
熱い触媒は、425〜600℃、通常460〜560℃で、フィードを気化して 分解する。分解反応は炭素質の炭化水素およびコークスを触媒上に付着させ、こ れが触媒を失活させる。分解生成物はコークス付着触媒から分離される。コーク ス付着触媒は、触媒ストリッパー内で、通常スチームにより揮発分がストリップ (除去)され、次いでストリップされた触媒は再生される。触媒再生器は触媒か らのコークスを、酸素含有ガス、通常は空気で燃焼させる。脱コークス化は、触 媒活性を回復させるのと同時に、触媒を例えば500〜900℃、通$600〜 750℃まで加熱する。この加熱された触媒は分解反応器ヘリサイクルされて、 更に新しいフィードを分解する。再生器内でコークスを燃焼することにより生じ た煙道ガスは粒子の除去および一酸化炭素の転化のために処理することができ、 その後該煙道ガスは、通常、大気中に排出される。
接触分解は吸熱的であり、即ち熱を消費する。分解のための熱は、最初は再生器 からの熱い再生触媒により供給される。最終的には、フィードを分解するために 必要な熱を供給するのはフィードである。フィードの幾らかは触媒上にコークス として付着するが、このコークスの燃焼により再生器内で熱が発生して熱い触媒 の形態で反応器内に循環される。
接触分解は1940年代から漸次発展してきている。流動式接触分解(FCC) 法の発展傾向は、全ライザー分解となり、ゼオライト触媒を使用するようになっ ている。
ライザー分解は、a車床分解よりも価値のある生成物をより高い収率で与える。
現在、はとんどのFCC装置が全部ライザー分解を使用しており、ライザー内で の炭化水素の滞留時間は10秒以下、或いは5秒以下の場合さえある。
高い活性及び選択性を有するゼオライト含有触媒が、現在のほとんどのFCC装 置で使用されている。この触媒は、再生後の触媒上のコークスが02重量%以下 、好ましくは005重量%以下である場合に、最良の効果を示す。
FCC触媒をこの低い炭素残留レベルに再生し、再生器内でCOをCO2へと完 全に燃焼させる(熱を保存して空気汚染を最小限にする)ために、多くのFCC のオペレーターがco燃焼促進剤金属を触媒または再生器へ添加する。
米国特許第4.072.600号および同第4.093.535号は、Pt、  Pd、Ir5Rh、Os、RuおよびRe等の燃焼促進金属を、分解触媒内に、 全触媒保持量基準で、0.01〜50ppmの濃度で使用することを教示してい る。
プロセスおよび触媒が改良されるにつれて、精油工業はそのプロセスを使用して 、広範なフィード、特により重質であり、また以前に流動接触分解装置へのフィ ード中で許容されていたよりも多くの金属および硫黄分を含有するフィードを改 質することを試みた。
これらのより重質で汚染度の高いフィードのために再生器に対する要求は増大し ている。残渣油の処理は、再生器で現存する四つの問題、硫黄、スチーム、温度 およびN08を悪化させる。これらの問題について、以下に更に詳細に検討する 。
硫黄 フィード中の多(の硫黄が再生型煙道ガス中で最終的にSO8になる。フイード 中のより高い硫黄レベルが、再生器内でのより完全な再生と組み合わせられて、 再生器煙道ガス中のSoxの量を増大させる。煙道ガスを介して大気中に排出さ れるSO,の量を減少させるいくつかの試みが、煙道ガス中のSoxと反応する 触媒添加物または試剤を含有することにより行われてきている。この試剤は再生 された触媒と共に移行し、還元雰囲気が硫黄化合物をH2Sとして放出するFC C反応器へ戻される。適当な試剤は米国特許第4.071.436号および同第 3゜834.031号に記載されている。酸化セリウム試剤をこの目的に使用す ることが米国特許第4.OOl、375号に記載されている。
残念ながら、大部分のFCC再生器の条件はSOオの吸着に最適ではない。最近 のFCC再生器における高温(870℃(1600°F)まで)はSOlの吸着 を低下させる。煙道ガス中のS08を最小限化するための一つの方法は、クラン ベック(K rambeck)らの米国特許第4.481.103号に開示され ているように、触媒をFCC反応器から長い滞留時間のスチームストリッパーに 通すものである。
この方法は、使用済み触媒を500〜550℃(932〜1022°F)でスチ ームでスチームストリップすることが好ましく、これは有利であるが、何か望ま しくない硫黄または水素含有化合物を除去するためには充分でない。
So□を有効に捕捉するためには高い酸化条件が通常必須であるが、この条件は 、現今のFCC再生器において、通常高温を伴う。
スチーム スチームはFCC再生器内に常に存在しているが、触媒の失活を引き起こすもの としても知られる。スチームは意図して添加されることはないが、通常、触媒の スチームスト+)ラビングからの吸収若しくは同伴されたスチームとして、又は 再生器内で生成する燃焼による水として常に存在する。
不十分なストリッピングは、再生器内において、2倍量のスチームを生じさせる 。第1は吸着または同伴されたスチームからであり、第2は不十分な触媒ストリ ッピングのために触媒上に残された炭化水素からである。FCCストリッパーか らFCC再生器へ送られる触媒は、水素含有成分、例えばコークスまたはそれに 付着したストリップされない炭化水素等を含有する。この水素は再生器内で燃焼 して水を生じ、水熱的劣化を引き起こす。
ディージ(Dean)らの米国特許第4.336.160号は、段階的再生によ り水熱的劣化を減少させようと試みている。
触媒のスチーミングは、再生器が熱くなるにつれて更に問題となる。より高い温 度はスチームの失活効果を加速する。
温度 再生器はますます高温で稼動している。それは、はとんどのFCC装置が熱バラ ンスされて、即ち、分解反応で吸収する熱が触媒上に付着したコークスを燃焼さ せることにより供給されているからである。より重質のフィードを用いると、分 解反応に必要とされるよりも多くのコークスが触媒上に付着する。再生器は更に 熱くなり、余分の熱は高温の煙道ガスとして捨てられる。多(の精油工業では、 残渣または同様の高CCRフィードの量を、装置が許容できる程度まで厳密に制 限する。高温は多(の装置の冶金学上の問題であるが、更に重要なことに触媒に とっても問題である。再生器内で、コークスおよびストリップされない炭化水素 の燃焼は、測定される濃厚床または希薄相の温度よりもはるかに高い触媒の表面 温度をもたらす。このことは、オッセリ(Occelli)らにより、デユアル ーフアンクンジン・クラッキング・キャタリスト・ミクスチャーズ(Dual  Function Cracking Catalyst Mixtures) 、第12章、フリューイド・キャタリティック・クラッキング(Fluid C atalytic Cracking)、ACS シンポジウム・シリーズ(S ymposium 5eries) 375、アメリカン・ケミカル・ソサイエ ティCAraerican Chermical 5ociety)、ワシント ンD、 C,,1988年において述べられている。
再生器内で生成するCO/CO2比を調整することにより再生器の温度コントロ ールを行うことができる。コークスを部分的にCOJ:a!焼させると、CO2 まで完全燃焼させるよりも熱の発生が少ない。Co/CO2比のコントロールは 、単一の沸騰床再生器内ではかなり直接的である。即ち、添加する空気の量を制 限することによる。多段階再生器を含む場合には、Co/CO2のコントロール ははるかに困難である。
ローマス(L omas)らの米国特許第4.353.812号は、再生器から の触媒を、冷媒を管側に通した熱交換器のシェル側に通して冷却することを開示 する。
冷却した触媒は再生領域へとリサイクルされる。この方法は再生器から熱を除去 するが、あまりストリップされていない触媒、或いは充分にストリップされた触 媒でさえもが、再生器内において非常に高い表面または局所的な温度を履歴する ことを防止しないであろう。
従来技術は、濃厚または希薄相の再生された流動触媒の熱を除去する領域、又は 再生器ベッセルから隔離された外部の熱交換器を使用して、熱い再生された触媒 を冷却して再生器に戻している。このようなプロセスの例は、ハーバ−(Har per)の米国特許第2.970.117号、オーエンズ(Qwens)の同第 2.873゜175号、マッキニ−(McKinney)の同第2.862.7 98号、ワトソン(Watson)らの同第2.596.748号、ヤーニツh  (J ahnig)らの同第2.515.156号、バーガー(B erge r)の同第2.492.948号、およびワトソンの同第2.506.123号 に見ることができる。
FCC再生器内での窒素性化合物の燃焼は、長い間、少量のNoオを生成すると されており、これの一部は再生器煙道ガスと共に放出されていた。この放出は、 比較的低温、COの部分燃焼による比較的還元性雰囲気、およびNOlの生成を 増大するpt等の触媒金属が再生器内に存在しないことにより、通常はそれほど 問題ではなかった。
残念ながら、より重質のフィードへの傾向は、通常、コークス上の窒素化合物の 量が増大し、NO8の放出が増大することを意味する。より高い再生型温度もN Olの放出を増大する傾向にある。
多くのFCC再生器において、窒素を含むコークスの少なくとも大部分を比較的 還元性の雰囲気で燃焼させる方法があれば有利であり、これにより、再生器内で 生成した多くのNOxをN2に転化することができる。還元条件等のNO8を最 小限化する条件は、現存する多段階再生器の設計において、coの放出を増大し 、煙道ガスからのSO8の捕捉を減少する傾向がある。
高効率再生器 はとんどの新しいFCC装置は高効率再生器を使用するが、これは触媒からのほ とんどのコークスを燃焼させる高速流動床コークス燃焼器およびCOを002に 後燃焼させ、限られた量の付加的コークス燃焼を行うコークス燃焼器の上方にあ る希薄相移送ライザーを使用する。熱い再生された触媒および煙道ガスは移送ラ イザーから排出されて分離され、再生された触媒は第2床の沸騰濃厚床に集めら れて、FCC反応器に戻され、また、入ってくる使用済み触媒を加熱するために コークス燃焼器ヘリサイクルされる。
このような再生器が現在広く使用されている。これは完全CQ燃焼を希薄相移送 ライザー内で達成するように典型的に操作される。これらは一段階再生を達成す る。即ち、本質的に全てのコークスをコークス燃焼器で燃焼させ、少量を移送ラ イザー内で燃焼させる。触媒のコークス燃焼器内での滞留時間は数分のオーダー であり、他方、移送ライザー内での滞留時間は数秒のオーダーである。従って、 一般に移送ライザー内における触媒の滞留時間が充分ではないので、それほどの コークス燃焼は行われない。
このような高効率再生器における触媒再生は本質的に一段階の再生であって、そ こでは触媒および再生ガス並びに生成した煙道ガスが、コークス燃焼器から希薄 相移送ライザーを経由して一緒に存在する。追加の触媒の再生はコークス燃焼器 の下流ではほとんど起こらない。それは、第2床、再生された触媒を集めて反応 器またはコークス燃焼器ヘリサイクルさせる沸騰濃厚床には非常に少量の空気し か供給されないからである。通常は、触媒を浮遊させるために充分な空気が供給 され、沸騰濃厚床の付近で触媒の効率的な移送ができる。5%以下、通常1%以 下のコークスの燃焼が第2濃厚床で起こる。
かかる装置が一部では普及しているが、それはその効率性、即ち、熱い再生触媒 をリサイクルする高速流動床がコークス燃焼において非常に効率的であり、沸騰 濃厚床再生器を備えたFCC装置が必要とする触媒保持量(inventory )のわずか半分で再生器を操作できるためである。
より重質のフィードへの傾向に伴い、触媒再生器はしばしばそのコークス燃焼能 力の限界まで追いやられている。上述した温度(アンダーライン)の項で説明し たように、冷却コイルの追加がいくらか足しにはなるが別の問題を生じる。高効 率再生器は、完全CO燃焼モードで運転されるときが最良の運転状態であり、従 って、燃焼器の熱の一部を下流のCOボイラーヘシフトさせる試みを実行するの は困難である。
本発明者らは、高効率再生器をより良好な方法で運転して、現存する器材で多段 階の触媒再生を行えるようにすることが必要であることを理解した。本発明者ら は、各段階で起こる再生の量をコントロールして、それにより従来比較的不活性 であった第2流動床で多少は有効な触媒再生を達成することができる、信頼性の ある効率的な方法が必要であると考えた。
本発明者らは、また、現存する高効率の再生器を運転して、完全C○燃焼をコー クス燃焼/移送ライザー内で達成し、同時にコークス燃焼の一部を第2流動床ヘ シフトさせ、第2流動床を部分的co酸化条件に維持する方法を案出する必要が ある。
本発明者らは、これらの装置に関する本質的に全ての産業的経験が完全CO燃焼 の一段階の操作であったので、困難なコントロールの問題が存在することを知っ た。高効率再生器の第2段階、即ち第2流動床で部分的CO燃焼を維持すること を試みる。
部分CO燃焼を第2段階のみで行う多段階再生器の問題の一部は、各段階で適当 な量のコークス燃焼を確実に生じさせることの困難性である。装置の操作の変更 がなければ、再生器の回りの頻繁な物質又は炭素の収支を、再生器の各段階に供 給される燃焼空気の量の調整に使用することができる。残念ながら、産業用FC C操作における唯一の確実なことは変化である。フィードの質は頻繁に変化し、 必要とされる生成物品目リストは冬期と夏期で大きく変化し、触媒は老化し7、 そして設備は破損する。コークス燃焼が、例えば再生器の第2段階で、遅れるな らば、装置は第1段階でコークス燃焼を取り戻すことができる必要があり、それ で、完全CO燃焼モードに移行することなく第2段階でなおも所望量の炭素を除 去することができる。
本発明者らはこの装置を研究して、二段階の燃焼を、第1段階の操作を完全CO 燃焼状態に保つと共に第2段階を部分CO燃焼モードに保ちながら信頼性をもっ て達成するための幾つかの方法を発明した。
本発明者らのコントロール方法は、触媒の水熱劣化を減少し、追加のベッセル建 設をそれ程必要とせずに現存する高効率再生器のコークス燃焼能力を増大させる 。再生器温度を再生工種のある部分では幾分低下させることができる。NO!放 出を大きく減少しながら、大量のS08を捕捉する能力を保持できることを発見 した。また、バナジウムの高酸化状態の形成を多少緩和し、触媒活性を過剰に失 うことなく又は分解反応器に悪影響を及ぼすことなく、装!はより高い金属レベ ルを許容できる。
従って、本発明は、炭化水素並びに硫黄及び窒素化合物を含み、343℃以上の 沸点を有する重質炭化水素フィードをより軽質の生成物に接触分解する流動式接 触分解法において、フィードを熱い再生された触媒に接触させることにより接触 分解条件で操作する接触分解ゾーン内で接触分解して、流出温度を有し、分解生 成物並びにストリップ可能な炭化水素並びに窒素及び硫黄化合物を含有するコー クスを含む使用済み分解触媒を含んでなる分解ゾーン流出混合物を生成する工程 :分解ゾーン流出混合物を分解生成物に富む蒸気相並びに使用済み触媒及びスト リップ可能な炭化水素を含んでなる固形分に冨む相に分離する工程0分離した使 用済み触媒をストリッピングガスでストリップし、て、ストリップ可能な化合物 を使用済み触媒から除去して、ストリップした触媒を生成する工程:該ストリッ プした触媒を、第1の燃焼ガス及び使用済み触媒用の少なくとも一つの入口並び に少なくとも部分的に再生された触媒及び煙道ガス用のオーバーヘッド出口を有 する高速流動床コークス燃焼器を含む共に、これの上方に隣接して、コークス燃 焼器に接続する底部の開口部および部分的に再生された触媒及び第1煙道ガスを 排出するための上側部分の出口を有する希薄相移送ライザーを含む第1再生段階 において、コークスを燃焼させてCO2とする際に形成されるCOを完全1=後 燃焼するようになっており、触媒上のコークスおよび硫黄化合物の少なくとも4 0%を酸化条件下で燃焼するのに充分であって、同時に触媒上の窒素化合物の少 なくとも30%を保持する第1再生条件下でストlハンプされた触媒を再生し、 窒素化合物を含有する部分的に再生された触媒及びSOlを含む煙道ガスを生成 する工程、第1煙道ガスを部分的に再生された触媒から排出・分離し、部分的( =再生された触媒を触媒再生化条件に維持された第2再生化ゾーン内で部分的に 再生された触媒の第2流動床として収集し、部分的に再生された触媒を部分的C O酸化条件で再生して、触媒から付加的にコークスを除去し、ストリ・ツブされ た触媒中に存在する窒素化合物を還元条件下で燃焼させ、再生化触媒および少な くとも1モル%COを含む第2煙道ガス流を生成する工程、および、第2流動床 からの熱い触媒を接触分解プロセスにリサイクルする工程を含んでなる流動式接 触分解法を提供する。
別の態様によれば、本発明は、重質炭化水素フィードストリームを予熱手段で予 熱して、接触分解反応器内で熱い再生された分解触媒ソースに接触させることに より接触分解して分解生成物および使用済み触媒を生成し、使用済み触媒(ま、 使用済み触媒用の少なくとも1つの入口、再生ガス用の少なくとも1つの入口、 および上方に位置する希薄相移送ライザーへの出口を有する高速流動床コークス 燃焼器を有して成る高効率流動式接触分解触媒再生器において再生され、希薄相 移送ライザーは、コークス燃焼器に接続された底部にある入口および触媒と第1 煙道ガスを分離して触媒を第2流動床へ排出して再生された触媒を生成する分離 手段に頂部が接続されている出口を有し、少なくとも2つの段階(二おJ、sて 使用済み触媒を再生し、使用済み触媒のコークスの10〜90%を炭素酸化物( 二燃焼させるのに十分である酸素または酸素含有ガスを含んで成る第1再生ガス のコントロールされた量を用いて、コークスをCO2まで燃焼させる際に生成す るCOを完全に後燃焼させるのに充分な第1触媒再生条件で操作し、部分的に再 生された触媒及び第1煙道ガスストリームを移送ライザーから排出するコークス 燃焼器および移送ライザーを含んでなる第1再生ゾーン内で、使用済み触媒を部 分的に再生し、酸素または酸素含有ガスを含んで成る第2再生ガスの所定量を用 いて、COのCO2への燃焼を制限し、追加的にコークスを炭素酸化物まで燃焼 させて触媒を再生するのに充分である第2触媒再生条件で操作する策2流動床を 含んでなる第2再生ゾーン内で、該部分的に再生された触媒の再生を完結させる ことにより、第1段階を完全なCO燃焼状態に、第2段階を部分的Co燃焼状態 に維持する接触分解法において使用された使用済み流動化接触分解触媒を再生す る方法を提供する。
図面において、第1図は、煙道ガス組成を使用して多段階FCC高効率再生器へ の空気の供給をコントロールし、デルタTを使用してCO燃焼促進剤の供給をコ ントロールする本発明の御粘様の模式図である。
策2図は、混合した煙道ガス組成を示すデルタTを使用して、第2流動床への空 気供給、移送ライザーへの空気供給および/またはコークス燃焼器への触媒のリ サイクルをコントロールする本発明の御粘様の模式図である。
図3は、煙道ガス組成物を使用して再生器の両段階への空気フローをコントロー ルする本発明の御粘様の模式図である。
図4は、定量の空気を、床温度の差に基づいて再生器の両段階に分配して、フィ ードの予備加熱または供給速度によりコークスの生成をコントロールする本発明 の御粘様の模式図である。
第5図は、促進剤未添加およびpt促進剤添加FCC触媒の相対的CO燃焼速度 を示す。
第6図は、FCC触媒上の窒素および炭素の相対的な燃焼速度を示す。
図面と関連して本発明を検討することにより、本発明をより理解できるであろう 。図面は、本発明の方法のコントロールスキームを組み込んだ好ましい高効率再 生器を示している。本発明は、再生器の種々の部分における追加の触媒煙道ガス 分離手段を組み込んでいるような他のタイプの高効率再生器に適用できる。
全ての図面において、FCC反応器セクションは同じである。重質フィードは、 ライン1を経由してライザーの分解FCC反応器4の下方端部に供給される。熱 い再生触媒が、スタンドパイプ102およびコントロールバルブ104を経由し て加えられてフィードと混合される。好ましくは、ライン141を経由して微細 化スチームを、通常はフィードと共に、ライザーの下部に幾らか加える。より重 質のフィード、例えば残渣油を使用する場合、2〜10重量%のスチームを使用 してよい。炭化水素−触媒混合物はライザー4中を通過する一般的には希薄相と して上昇する。分解生成物およびコークス付着触媒はライザーの流出導管6を経 由してベッセル2内の第1段階サイクロン8に排出される。ライザーの頂部の温 度、導管6内の温度は、480〜615℃(900〜1150’F)、好ましく は538〜595℃(1000〜1050°F)の範囲である。ライザーの頂部 の温度は、通常、ライザー4内における油に対する触媒の割合を調節することに より、あるいはフィードの予熱を変えることによりコントロールされる。
サイクロン8.は大部分の触媒を分解生成物から分離して、この触媒をジノプレ ・ノブ12を経由してベッセル2の下方部分に位置するストリッピング領域30 に排出する。蒸気および少量の触媒はガス流出導管20を経由して第2段階サイ クロン14に出て行く。第2段階サイクロン14は、追加的に触媒を幾らか回収 して、この触媒は、ジンブレツブを経由してストリッピング領域30に排出され る。
第2段階サイクロンのオーバーヘッド(頂部)ストリームは、分解生成物および 触媒微小物を含んで成るが、流出導管16およびライン120を経由して生成物 分離器(図示せず)に送られる。ストリッピングスチームは、ベッセル2の雰囲 気に入り、出口ライン22を経由して、あるいはライン20の図示していない環 状開口部を経由してこのベッセルを出てよい。即ち、第1サイクロンからの出口 に対してルーズスリップフィツトを提供するように第2サイクロンへの入口が広 がっていてよい。
サイクロンのジップレッグから排出されるコークス付着触媒は、ストリッピング 領域30において触媒床31として集積する。ジップレッグ12は、触媒床31 内に延びることによりシールされている。第2サイクロン14からのジップレッ グは、フラッパーバルブ(図示せず)によりシールされている。
多くの、例えば4〜8の、サイクロンがそれぞれのサイクロン分離段階において 通常使用される。好ましい閉鎖サイクロンシステムは、米国特許第4.502゜ 947号(ハダッド(Haddad)ら)に記載されている。
上述のFCC反応器システムは常套のものであり、本発明の一部を構成するもの ではない。
ストリッパー30は、「ホット・ストリッパー(hot 5tripper)  Jである。ホットストリッピングが好ましいが、必須ではない。使用済み触媒は 、再生器からの熱い触媒と床31において混合される。直接接触熱交換により使 用済み触媒が加熱される。ストリッピング領域30より55℃(100°F)高 い温度〜871℃(1600°F)の温度を有する再生触媒は、床31において 使用済み触媒を加熱する。再生器80からの触媒は、移送ライン106および触 媒の流れをコントロールするスライドバルブ108を経由してベッセル2に入る 。熱い再生触媒を加えることにより、ライザー反応器出口温度より55℃(10 0’ F)高い温度〜816℃(1500’ F)における第1段階ストリッピ ングが可能になる。
好ましくは、第1段階ストリッピング領域は、ライザーの頂部の温度より少なく とも83℃(150°F)高い温度であるが、760℃(1400’ F)以下 で操作される。
床31において、ストリッピングガス、好ましくはスチームは、触媒に対して向 流で流れる。ストリッピングガスは、1つまたはそれ以上の導管341により床 31の好ましくは下方部分に供給される。ストリッピング領域の床31は、好ま しくはトレイまたはバッフル(図示せず)を含む。
高1ストリツピングによりコークス、硫黄および水素が使用済み触媒から除去さ れる。ストリップされない炭化水素中の炭素は、再生器においてコークスとしク ーラー48により熱を幾らか除去してよい。高速流動床において非常に効率的な 熱移動が達成でき、従って、それは(熱い触媒をリサイクルすることにより)コ ークス燃焼器を加熱し、また同時に、(触媒クーラー48を使用することにより )コークス燃焼器を冷却することの双方のために有用であり得る。リサイクルに よる触媒加熱も、熱交換手段を使用することによる触媒冷却も自体、本発明の一 部分を構成するものではない。
コークス燃焼器62では、ライン66または160を経由して加えるかどう力A に拘わらず、燃焼空気は床76の触媒を流動化させ、引き続いて、再生器のライ ザー83を通る希薄相として連続的に触媒を移送する。希薄相は、ライザー83 を通過して上昇し、ライザー出口306を経由して第1再生器サイクロン308 に入る。触媒は、ジップレッグ84を経由して下方に排出され、再生器80内に 位置する触媒の第2の比較的濃厚な床82を形成する。
大部分の触媒は、シップレッグ84を降下するが、煙道ガスおよび幾らかの触媒 は出口310を通ってライン322の拡大開口部324に入る。これにより、コ ークス燃焼器または87s相移送ライザー内で生成した煙道ガスの大部分および 煙道ガス中に存在する燃焼による水の大部分がベッセル80の雰囲気から隔離さ れて雰囲気から迅速に除去されることが確保される。再生器ライザーのサイクロ ンガス出口からの煙道ガスは、ライン320および322を経由してもう1つの サイクロン分離段階であるサイクロン86に殆ど直ちに送られる。煙道ガスから の触媒の分離の追加の段階が行われ、触媒はノ・ノブレ・ソゲ90を経由して回 収され、煙道ガスは排気ライン88を経由し7て排出される。好ましくは、煙道 ガス(′!、第3段階サイクロン92である、サイクロン分離の更に第3の段階 に排出される。
非常に固体含量の小さい煙道ガスが排気ライン94およびう仁/]、 OOを経 由して再生器80から、また、サイクロン92から排出される。
種々のサイクロンから排出される熱い再生触媒は、第2流動床82を形成するが 、この床は、再生器の他のいずれの場所よりも実質的に熱く、また、ストリッピ ング領域30よりも熱い。床82は、ストリンピング領域より少な(とも55℃ (100°F)熱く、好ましくは少なくとも83℃(150’ F)熱い。再生 器の温度は、触媒の失活を防止するために、871℃(1,600°F)を越え ない。
一定量の空気がバルブ72およびライン78を経由して第2流動床82に加えら れる。床82は、乱流又は高速流動床が好ましいが、通常沸騰流動床(bubb ling dense bed)であってよい。密度又は流動支配状態にかかわ らず、この床は、これまでに高効率再生器において使用されていたよりも相当多 い量の触媒を保持するのが好ましい。第2濃厚床82への保持量を追加し、そこ への燃焼空気を追加することにより、コークス燃焼は幾らか比較的乾燥した雰囲 気の濃厚床82にシフトし、触媒の水熱劣化が最小限となる。保持量の追加およ び床82において増加した滞留時間により、使用済み触媒上のコークス含量の5 〜75%、好ましくは10〜60%、最も好ましくは15〜50%が比較的乾燥 した条件の下で除去できる。これは、第2濃厚床82における触媒保持量が制限 され、本質的に触媒の再生が起こらない高効率再生器が以前に操作されていた方 法からの大きな変化である。
本実施態様例においては、第2流動床、床82への空気供給流量を固定し、完全 CO燃焼を達成するのに通常必要とされる量以下の一定量の空気を供給する。
ライン160を経由する第1段階、即ちコークス燃焼器への空気供給流量および /またはC○酸化促進剤の添加は、完全CO燃焼を維持するように調整されでい るが、第1段階では部分コークス燃焼のみを行う。全てのコークスが触媒から除 去されない場合であっても、条件が正しい限りにおいて、コークス燃焼器/移送 ライザーにおいて全てのCOをC02へ本質的に完全に後燃焼させることができ る。これを達成する最も容易な方法は、通常充分なC○燃焼促進剤を確実に荏在 させることによる。コークス燃焼器/移送ライザー内において、滞留時間および より小さい程度までも温度を制限すると燃焼するコークスの量を制彫することに なり、一方、Ptの存在およびより小さい程度までの希薄相条件により(のよう なCOがCO2まで完全に燃焼することが確実になるであろう。
完全C○燃焼を達成するのには不十分な予め決められた量の空気が再生の第2段 階に供給される。第1段階が充分なコークスを燃焼しない場合には、該コークス は第2段階に出現し、所望量のコークスをなおも通常は燃焼するが、煙道ガスの CO/CO2比は変化するであろう。
図1の態様では、CO分析器コントローラー625およびプローブ610のよう な煙道ガス分析器が、第2濃厚床82の上方の希薄相領域における蒸気の組成を 監視する。完全C○酸化は直接測定されず、コークス燃焼器内の条件は完全C○ 酸化を確実に行うために設定されなければならず、それは周期的な炭素収支、混 合した煙道ガスストリームまたは移送ライザー若しくは等価な手段からの煙道ガ スの煙道ガス分析により確認できる。混合した煙道がスストリームまた1嘘移送 ライザーから出る煙道ガスの組成を測定することは可能でもあり、(Xくつ力1 の装置において、それを行うことが好ましい。
C○監視を部分燃焼段階で行うことは好ましいが、過剰酸素は遊離COと迅速に 反応するので、煙道ガス中の酸素濃度を監視することもできる。
煙道ガス組成、又はこれを示すデルタTも、ホンIC−600から〕くルブ61 0及びライン620を経由してコークス燃焼器または他所へ添加されるC○燃焼 促進剤の量を直接調整することができる。CO燃焼促進剤は従来の物質、例え( fアルミナ上のPt、水相又は炭化水素相に溶解した白金溶液、または他のLN ずれ力Aの等価なCO燃焼促進剤ソースであってよい。促進剤は、図に示すよう !=、コークス燃焼器またはFCC装置のいずれか他の部分に添加することがで き、即ち重賞フィードと混合されてライザー反応器に入り、第2流動床等へ添加 される。
高CCRフィードを装置に入れる場合にはコークス生成が増大し、装置は以下の ように増大したコークス燃焼要件を処理することになるであろう。再生の策1段 階からの触媒の炭素含量は増大する。これは第2流動床上の煙道ガスのC○含量 を増大するが、これは分析器コントローラー625により観測すること力(でき る。該コントローラーはより多くの第1燃焼空気をコークス燃焼器へ要求する。
この増大した燃焼空気は更に多くの炭素をコークス燃焼器内で燃焼し、第1段階 において装!を完全CO燃焼に回復させる。第1段階におけるコークス燃焼は、 滞留時間およびコークス燃焼の性質により制限され、即ち、触媒上のコークスが 少ないほどこれを除去するのが困難となる。
装!のいくらかの小さな調整は可能であり、また、有用である。各段階(ライザ ーミキサー60、コークス燃焼器62、移送ライザー83および第2濃厚床82 )において加える空気量は、最も低い可能な温度において水素燃焼が最大限とな り、多くの炭素の燃焼ができるだけ遅れ、最も高い温度がプロセスの最終段階の ために保持されるように設定するのが好ましい。このようにして、大部分の燃焼 による水および不十分にストリップされた炭化水素の燃焼のために生じる非常に 高い遷移的な温度の大部分がライザーミキサー60において生じるが、そこでは 、触媒は最も温度が低い。生成するスチームは、ゼオライトの水熱劣化を引き起 こすであろうが、温度は活性の損失が最小限となるように低い。コークス燃焼の 幾らかを第2濃厚床にソフトすることにより、最高温度が再生器の最も乾燥した 部分に限定される。ライザーミキサーまたはコークス燃焼器で生成する燃焼によ る水は、希薄相移送ライザー83を出て起こる触媒煙道ガス分離のために、第2 段階濃厚床82において触媒と接触しない。
好ましくは、熱い再生触媒を幾らか濃厚床82から取り出してライン106およ びコントロールバルブ108を経由してストリ、yz<−soの触媒の濃厚床3 1に送る。熱い再生触媒は、ライン102および触媒流量コントロール/<バル ブ104を経由して送られ、新しいフィードを加熱して分解するために使用され る。
第2図の態様 第2図において、第1図と同等の部材は同じ番号であり、例えば両図におし)で ライザー反応器4は同じである。反応セクション、ストリッピングセクション、 ライザーミキサー、コークス燃焼器および移送ライザーは、両図において本質的 に同じである。違いは、再生器からの種々の煙道ガスストリームの隔離および種 々のゾーンへの空気供給の制御方法に関する。
第2図の態様において、デルタTコントローラーがコークス燃焼器または(好ま しくは)移送ライザーへの入口への空気流の調節、および/またはコークス燃焼 器への触W循環および/または第2流動床への空気流量の調整をする。
温度差コントローラー410は、再生器の移送ライザー出口と組み合わせたサイ クロン308の蒸気入口および出口の温度に応答する熱電対または他の温度検知 手段から信号を受け取る。温度の変化、デルタTは、後燃焼を指示する。次に、 適当な信号をコントロールライン415を経由して少なくとも3箇所に送る。デ ルタT信号は部材472を介して送られ、ライン78のバルブ72の設定ヲ変化 させて第2空気供給を変化させることができる。デルタT信号は部材473を介 して送られ、流量コントロールバルブ172および空気ライン178を経由する 希薄相移送ライザーの入口への空気流量を制御することができる。デルタT信号 は部材474を介して送られ、触媒リサイクルライン101のバルブ103の設 定を変化させて触媒リサイクルを変化させることができる。
移送ライザー人口への空気供給量のコントロールは、コークス燃焼器内のコーク ス燃焼を制限しながら、移送ライザー内の完全C○燃焼を確実にする最も直接的 で感度の良い方法を与えるであろう。それは、移送ライザー内の触媒滞留時間が 非常に短くコークス燃焼がほとんど起こらないためである。希薄相移送ライザー に供給される空気は、希薄相条件において、および好ましくは通例よりもc。
燃焼促進剤が幾分多く存在する条件において、高速流動床内のコークス燃焼によ り生成した本質的に全てのCOを迅速に燃焼することができる。
第1段階への空気を一定にして第2段階へ空気を変化させる操作も可能であり、 比較的大量のC○燃焼促進剤を使用する場合に最良に機能する。C○燃焼促進剤 は第1段階における完全後燃焼を確実にし、炭素生成における変動は第2段階に おいて空気供給量を増減することにより適応することができる。装置がコークス 燃焼を遅らせる場合には、第2流動床における触媒上の炭素および第2流動床か らの煙道ガスのCO全含量両方を増大させる。このことは後燃焼の増加をもたら し、第2流動床への空気供給を増加をする補償を必要とする。
第2図の態様例ではコークス燃焼器への空気供給を比較的一定に保つが、通常は 第2段階(第2a厚床)の操作を比較的一定に保ち、第1段階(高速流動床コー クス燃焼器)の操作を変化させるのが好ましい。高速流動床コークス燃焼器は、 沸騰流動床より、あるいは乱流流動床よりも空気/触媒流動に対して予測できる 応答をする。大部分の効率の高い再生器は第21厚床として沸騰流動床を有する であろうが、これは装置操作の変化に対してコークス燃焼器はどリニアーには応 答しない。
各段階におけるコークス燃焼のコントロールも、第2流動床から第1流動床ヘリ サイクルする触媒の量を調整することにより可能である。触媒を全くリサイクル しない場合は、コークス燃焼器内で非常に低い炭素燃焼速度となり、コークス燃 焼の大部分は第2流動床ヘンフトされることになる。触媒リサイクル割合を増加 するにつれて、コークス燃焼器内の触媒混合物の温度が増加し、これが炭素燃焼 の割合を増大させるであろう。ライン78を経由する第2空気も固定し、装置が 後燃焼に遭遇する場合、第2流動床からコークス燃焼器への触媒リサイクル量を 増加することにより、第1段階により多(のコークス燃焼をシフトさせることが できる。
第2図において使用された制御方法に関係なく、即ち、第2空気若しくは触媒リ サイクルまたはその両方が使用されるかどうかにかかわらず、触媒は第1図の態 様に非常によく似た二段階の再生を経る。
希薄相移送ライザーから排出される煙道ガスおよび触媒はライン306を経由し てサイクロン分離器308に供給される。触媒は、ジップレッグ84を経由して 下降し第2流動床82に排出される。煙道ガスおよび、煙道ガス中に存在する燃 焼による水は、ライン320を経由してサイクロン308から除去される。サイ クロン308から排出された煙道ガスは、第2再生段階からの煙道ガスと混合し て第2サイクロン分離段階486に供給される。この第2段階のサイクロン分離 において回収された触媒は、ジップレッグ490を経由して排出される。このジ ップレッグは、東2流動床82に浸けることによりシールされている。第2段階 サイクロン486からの煙道ガスは、ライン486を経由してブレナム520す 。第3図に示すようなコントロールスキームの詳細を以下に検討する。
ライン358における全体の空気流れは、煙道ガス分析器361および伝達手段 362により、または好ましくは第2濃厚床の上方における後燃焼の量を測定し てコントロールするdTコントローラー350によりコントロールされる。沸騰 濃厚床温度(T2)は熱電対334により検知され、希薄相温度(T3)は熱電 対336により検知される。これらの信号は、温度差コントローラー350への 入力であり、このコントローラーは、dT23または沸騰濃厚床の温度(T2) と濃厚床の上方の希薄相温度(T3)との温度差に基づいてコントロール信号を 発生する。コントロール信号は伝達手段352(空気ラインまたはデジタルもし くはアナログ電気信号、あるいは同様の信号伝達手段)を経由してバルブ360 に伝達され、このバルブがライン358を経由する再生器への全体の空気流を調 節する。煙道ガス分析に基づいた大まかに類似しまた全空気コントロールは、煙 道ガス分析コントローラー361を使用し、手段362を経由してバルブ360 へ信号を送ることにより達成できる。
再生の第1段階と第2段階との間の空気の配分は、再生器内の2つの比較的濃厚 な相の床の温度差により又は第1段階からの煙道ガスの組成により、コントロー ルする。
dT]、2に基づいた配分は、熱電対330で測定したコークス燃焼器の高速流 動床の温度(T1)および熱電対332て測定した第2流動床の温度(T2)の 測定を必要とし、熱電対332は熱電対334により発生する信号を共有するこ とができ、またそうすうことが好ましい。温度差コントローラーは、dT12ま たは2つの床の間の温度差に基づいて信号を発生する。信号は、手段356を経 由してバルブ372へ(コークス燃焼器への第1空気)、および手段354を経 由してバルブ72(沸騰濃厚床への第2空気)に送られる。
デルタT (dT12)が大きくなり過ぎる場合、それは、コークス燃焼器にお いて不十分なコークス燃焼が起こり、第2濃厚床において過剰に多いコークス燃 焼が起こっていることを意味する。dTコントローラー338は、コークス燃焼 器により多くの燃焼空気を送り、沸騰濃厚床により少ない空気を送ることにより 補償する。
図示したちの以外に使用できる幾つかの他の温度コントロール点が存在する。
コークス燃焼器の操作は、(図示するように)高速流動床の温度を測定すること により、コークス燃焼器の希薄相または希薄相移送ライザーにおける温度、第1 サイクロンまたは第1サイクロンから排出される煙道ガスストリームもしくは触 媒ストリームにおける温度により測定される。コークス燃焼器からの煙道ガス組 成に基づく空気配分は高速流動床において生じるコークス燃焼の量を示す信号を 発生するために使用できる。この態様において、煙道ガス分析コントローラー6 61は第1煙道ガス中の煙道ガス組成、通常は02を測定し、信号を伝達手段6 61を経由して流量コントロールバルブ662へ送ることができる。
「第1空気」および「第2空気」という呼び方は、主たるコークス燃焼がコーク ス燃焼器において生じていることを必要とするものではないことを強調しておく 必要がある。大部分の場合では、高速流動床領域はコークス燃焼の最も効率的な 場所である。第2流動床において再生される場合には触媒のスチーミングが減り 、触媒の熱による失活が減少するというような他の考えも存在する。これは、「 第2空気」により大部分のコークスを燃焼させることが有利であるということに もなり得る。コークス燃焼を第2流動床にソフトすることは、低効率沸騰床の場 合であっても、このように最も効率のよい触媒再生を結果として行うことが時に はある。
リサイクルする熱い再生触媒の量を変えることにより、コークス燃焼器と第2流 動床との間の温度差を拡大または抑制することが可能である。リサイクルを大量 にして操作する場合、即ち、使用済み触媒の重量当たり触媒の重量の1倍または 2倍以上を沸騰濃厚床からリサイクルする場合、2つの領域の温度差は小さくな る。温度差コントロールを使用することができるが、第2濃厚床から大量の触媒 をリサイクルすることにより高速流動床のコークス燃焼器の温度が上昇してA度 差が減少するので、コントローラーのゲインおよび/または設定点を調節する必 要があることがある。
第3図のコントロール方法は、大部分の石油精製には好ましいであろう。もう1 つのコントロール方法を第4図に示す。第4図のコントロール方法は、再生の第 1段階と第2段階との間で燃焼空気を配分する能力を有するが、コークス生成を コントロールするために、全体の燃焼空気ではなくてフィードの予熱および/ま たはフィード流量を調節する。第4図のコントロール方法は、石油精製の送風機 の能力によりFCC装置の処理量が制限されている場合に特に有用である。送風 機を最大能力にし、フィードの予熱および/またはフィード流量を調節すると、 送風機を最大処理量で常に運転することにより装置のコークス燃焼能力が最大限 になる。
第4図では、ライン358を経由して加えられる空気の全体量は、圧縮機または 送風機の能力だけで制限される。燃焼の第1段階と第2段階との間の空気の配分 は、東3図に示すようにコントロールされる。フィード流量および/またはフィ ードの予熱は必要なように調節されて、第1段階において完全C○燃焼が、第2 段階において部分C○燃焼が維持される。大量のCO燃焼促進剤の存在及び/ま たはコークス燃焼器内における適当な再生条件は、コークス燃焼器内の完全CO 燃焼を維持するであろうが、部分的なコークス除去である。装置がコークス燃焼 を遅らせるならば、第2流動床内での触媒」二でのコークス増加はより高いCO /CO□比として表れるであろうし、或いは第2流動床フイード流量又はフィー ド予熱を変えることによりコークスを減らして状況を是正する。
FCC反応器は通常、ライザー頂部温度をコントロールするように運転するため 、フィード予熱によりコークス生成に影響を与えることができる。炭化水素フィ ードは十分量の熱い再生触媒と混合され、所定のライザーの頂部温度が維持され る。温度は、反応器の他の場所、ライザーの中間におけるのと同様に、ライザー 出口、分解生成物出口または使用済み触媒温度で測定でき、あるいは、ストリッ ピング前もしくは後の使用済み触媒温度を測定できるが、新しいフィードを分解 するためにライザーの底部に加える触媒の量をコントロールするためにはライザ ーの頂部の温度が通常使用される。もし7、フィードを非常に高い温度まで予熱 し、多くまたは全部のフィードを蒸気として加える場合、熱い触媒により蒸発さ れる比較的低温の液体フィードを用いる運転と比較して、より少量の触媒が必要 であろう。フィードの予熱を高くすることにより、ライザーの頂部の所定の温度 を維持するために必要な触媒の循環量は減少し、この減少した触媒循環流Iによ り」−クスの生成が減少する。
第2の通常沸騰する濃厚床の上方の煙道ガスのCO含量が増加する場合、こねは 再生器が更に余分にコークス燃焼能力を有することを示す。分析器コントローラ ー361からの組成基準コントロール信号は、信号伝達手段384を経由してフ ィード予熱器380またはバルブ390に送られ得る。フィード予熱を減らすと 、即ち、より低温のフィードにより、コークス生成が増える。フィード流量の増 加によりコークス生成が増える。いずれかの作用、あるいは双方−緒により、コ ークス生成が増え、煙道ガスの組成が所望の点まで戻る。温度差コントロール3 50は、同様の信号を発生でき、手段382を経由し又伝達され、予熱および/ またはフィード流量が調節される。
第5図は、FCC触媒上の炭素またはコークス燃焼の相対速度と比較し?= C O燃焼の相対速度を示す。図の要点は、ptまたはその他の等価なco燃焼促進 剤の添加により、コークス燃焼に対してCO燃焼の速度が大きく増大することで ある。完全CO燃焼モードで操作する大部分のFCC装置は0.1〜i、opp mのPtで操作する。実際のptの量は確定的ではない。それは、新しいPt促 進剤は古い促進剤よりも活性であり、そしである担体にはPtを更に効果的にす るものがあるからである。典型的に精油業に使用されるPt促進剤の量を倍増す ることにより、CO燃焼の速度を大きく増大して、触媒がコークス燃焼器および 希薄相移送ライザーを通過する際に触媒が完全に再生されることなく、高効率再 生器内での完全CO燃焼を達成することができる。
充分なco燃焼促進剤があれば、オペレーターは、コークス燃焼器および/また は移送ライザー内で生成したCOを完全に燃焼させることができる。オペレ−タ ーは、コークス燃焼器内での滞留時間を制限すること、コークス燃焼器の下流部 または(好ましくは)希薄相移送ライザー人口への空気供給をシフトすること、 および/またはコークス燃焼器内の温度を制限することにより、燃焼するコーク スの量を制限することができる。
滞留時間は、コークス燃焼器内の触媒ホールドアツプを調整することによりコン トロールすることができる。これはベッセルのサイズを変更して行うことができ るが実際的な手段ではなく、または酸素含量を増加せずに、不活性ガスをリサイ クルさせて空塔蒸気速度を増大させることにより行うことができる。
空気供給を下流部、即ち、コークス燃焼器の上部領域または希薄相移送ライザー の下部または中央領域にシフトすることはコークス燃焼を(コークス燃焼器内で C○まで)制限する更に直接的な方法を与える一方、短滞留時間の希薄相、移送 ライザー内で完全co燃焼を達成する。
コークス燃焼器内における温度コントロールは、大部分の精油工業にとって最も 容易にコークス燃焼を制限する方法である。
第6図は、使用済み触媒上の炭素および窒素の燃焼の相対的な割合を示す。図示 しないが、硫黄は炭素とほぼ同じ割合で燃焼する。これの要点は、炭素および硫 黄燃焼はコークス燃焼器/移送ライザー内で酸化的条件下で起こることができ、 大量の硫黄をアルミナなどの従来の硫黄ゲッター(getter)上に捕捉する ことができることである。窒素化合物の燃焼およびNOlの潜在的生成は、再生 の第2段階にシフトすることができ、そこでは一般に還元性条件がNoアの大部 分を還元または除去する。このようにして、NO8の放出を最小限化しながら、 相当かつ有効な量のS08捕捉を達成することができる。
段階化した再生は触媒の水熱的失活をも減少し、バナジウムによる損傷を最小限 化する。
他の態様 本発明の範囲から逸脱することなく、機械的な多くの変更を高効率再生器に為す ことができる。追加の触媒/煙道ガス分離手段が存在する場合であっても、本発 明のコントロールスキームを使用することは可能である。例えば、ライザーミキ サー60は、コークス燃焼器内に含まれるサイクロンまたは他の分離手段内に出 て行ってよい。得られる煙道ガスを、希薄相移送ライザーに入ることなく、独立 して装置から取り出してよい。そのような再生器構造は、1988年3月9日公 告のヨーロッパ特許公開第0259115号および米国特許出願系188.81 0号に記載されている。
本発明を図面に示した態様に関連させてレビューすることができ、本発明の方法 および装置の異なる部分の更に詳細な説明を以下で行う。本発明の多くの要素は 従来の分解触媒などであり、商業的供給者から容易に入手することができるので 、この要素について限られた説明だけが必要である。
FCCフィード いずれの従来のFCCフィードも使用できる。本発明の方法は、処理が困難な原 料、CCR物質のレベルが高いもの、2.3.5、更には10重量%CCRを越 えるものに特に有用である。この方法は、窒素含量が比較的高く、さもなければ 、完全C○燃焼で操作される従来のFCC装!では許容できないほどのNO8を 発生することがあるフィードを許容する。
フィードは、典型的なもの、例えば石油留出油又は未処理若しくは部分的に精製 した残渣油原料から典型的でないもの、例えば石炭油及び頁岩油までの範囲であ ってよい。フィードには、しばしばリサイクルされる炭化水素、例えば既にクラ ッキングに付されている軽質サイクル油および重賞サイクル油が含まれる。
好ましいフィードはガスオイル(軽油)、減圧軽油、常圧残渣油および減圧残渣 油である。本発明は、初留点が379℃(650°F)以上のフィードの場合に 最も有用である。
FCC触媒 市販されているFCC触媒はいずれも使用できる。触媒は100%非結晶であっ てよいが、好ましくは、例えば/リカーアルミナ、クレイなどのような多孔質耐 火性マトリックス中にゼオライトを幾らか含む。ゼオライトは、通常、触媒の5 希薄相移送ライザーおよび通常は沸騰濃厚床である第2流動床が含まれる。第2 流動床は、乱流流動床であってもよ(、あるいは、別の高速流動床であってもよ いが、装置の修正がしばしば必要となるであろう。ライザーミキサーを使用する のが好ましい。これらの要素は、一般的に既知である。
好ましくは、再生器の移送ライザーを出るスチーム含有煙道ガスから迅速に触媒 を分離する。再生器の第2流動床において相当増えた触媒保持量および第2流動 床におけるコークス燃焼のための相当量の燃焼空気が存在するか、これらを加え るのが好ましい。
再生器のそれぞれの部分を、ライザーミキサーから始めて再生器の煙道ガスサイ クロンまで以下に蘭単に検討する。
使用済み触媒および幾らかの燃焼空気がライザーミキサー60に供給される。
触媒ストリッパーを通過してリサイクルされる幾らかの再生触媒は、通常、使用 済み触媒と混合される。また、幾らかの再生触媒を、ライザーミキサー60の底 部に直接、或いは好ましくは触媒クーラーを通した後にリサイクルしてよい。ラ イザーミキサー60は、再生を始めるために好ましい方法である。ライザーミキ サーは、典型的には、大部分のファーストコークス(fast coke、おそ らく、同伴または吸着炭化水素である)および非常に少量のハードコークス(h arcl coke)を燃焼する。ライザーミキサーにおける滞留時間は、通常 、非常に短い。除去される水素および炭素の量ならびにその除去を達成するため の反応条件を以下に示す。
ライザーミキサー条件 良好な範囲 好ましい範囲 最も良い範囲入口温度、℃428−649 496 −593 510−565(’ F) 900−1200 925−1100  950−1050温度上昇、℃5−1]、1 14−83 28−86(0F)  10−200 25−150 50−100触媒滞留時間9秒 0.5−30  1−25 1.5−20蒸気速度、m/s 1.5−30 2.1−15 3 −7.6(フィー87秒) 5−100 7−50 10−25%全供給空気  1−25 2−20 3−15除去H2,% 10−40 12−35 15− 30除去炭素1% 1−10 2−8 3−7ライザーミキサーを用いる操作が 好ましいが、それは必須ではなく、多くの装置では、ライザーミキサーを取り付 けるコークス燃焼器の下に十分な高さが存在しないので組み込むことは困難であ る。使用済みのストリップされた触媒をコークス燃焼器に直接加えてよく、次に 説明する。
コークス燃焼器62は、触媒の高速流動濃厚床を含む。これは、比較的大きい空 塔蒸気速度、激しい流動化および比較的小さい密度の濃厚床流動床を特徴とする 。大部分のコークスをコークス燃焼器内で燃やすことができる。また、コークス 燃焼器は、主としてストリップされない触媒上の炭化水素である「ファーストコ ークス」を効率的に燃焼できる。ライザーミキサーを使用する場合、大きな部分 、恐らく大部分の「ファーストコークス」がコークス燃焼器の上流で除去される 。ライザーミキサーを使用しない場合、ファーストコークスを燃焼するという比 較的容易な事項は、コークス燃焼器において為される。
コークス燃焼器のみにおいてライザーミキサーを使用しない、あるいはコークス 燃焼器およびライザーミキサーとの組み合わせで行われる水素および炭素の除去 を以下に説明する。ライザーミキサーおよびコークス燃焼器の操作をこのように して組み合わせることができる。それは、コークス燃焼器を出る触媒は特定量の 炭素および水素が除去されていることが重要であるからである。
コークス燃焼器条件 良好な範囲 好ましい範囲 最良の範囲濃厚床温度、℃482−649 496 −593 510−565(’ F) 900−1300 925−1275  950−1250触媒滞留時間9秒 10−500 20−240 30−18 0蒸気速度、m/s O,3−120,6−6,11,1−4,6(フィー87 秒) 1−40 2−20 3.5−15%全供給空気 30−95 40−9 0 45−85除去H2,% 40−99 50−98 70−95除去炭素1 % 30−95 40−90 45−85希薄相移送ライザー83は、COのC O2への効率的な後燃焼が起こり得る希薄相を形成するか、あるいは、本発明に て実施するように、C○燃焼を拘束する場合、高速流動床から触媒分離手段を通 って第2濃厚床に触媒を効率的に移送する。
追加の空気を希薄相移送ライザーに加えてよい。これは、移送ライザー内で完全 C○燃焼を達成するために良好な方法である。それは、触媒の短い滞留時間が、 一般に多量の追加のコークス燃焼を許容しないからである。このようにして、コ ークス燃焼器は空気を多少不足させてコークス燃焼を制限することができ、普通 、コークス燃焼器の底部に供給される空気は移送ライザーにシフトされる。そこ では、特に0.5〜5重量pp■のptが平衡触媒上に存在する場合に、coと 02の気相反応がすばやく生じる。
移送ライザー条件 良好な範囲 好ましい範囲 最良の範囲入口温度、℃482−649 496− 593 510−565(’ F) 900−1300 925−1275 9 50−1250出ロ温度、℃496−788 524−760 538−732 (0F) 925−1450 975−1400 1000−1350触媒滞留 時間1秒 1−60 2−40 3−30蒸気速度、m/s 1.8−15 2 .7−12.2 3−9.1(フィー87秒) 6−50 9−40 10−3 0%供給空気 0−40 0−10 0−5除去H2,% 0−25 1−15  2−10除去炭素2% 0−15 1−10 2−5迅速かつ効率的な希薄相 移送ライザーを出る煙道ガスからの触媒の分離は、必須ではないが、この方法に は非常に有用である。移送ライザーを出る希薄相混合物の煙道ガスからの触媒の 迅速な分離により、第2流動床の上流で触媒から水含有煙道ガスが除去される。
希薄相移送ライザーを出る触媒から煙道ガスを分離するための非常に効率的な手 段を有さないより古い高効率再生器において多段階再生を実施できる。このよう な古い装置においても、コークス燃焼器に加える空気を減らし、第2流動床に加 える空気を増やすことにより、理にかなった効率的な多段階の触媒再生を行うこ とができる。移送ライザー内の減少した蒸気速度および第2流動床のすぐ上方に おける増加した蒸気速度により、第2流動床からの煙道ガスから移送ライザーか らの煙道ガスが多少なりとも分離される。
希薄相移送ライザーを出る触媒から煙道ガスを迅速に分離することは、装置を運 転するために更に好ましい方法である。この煙道ガスストリームは、燃焼による 水および使用済み触媒に同伴される吸着ストリプピングスチームに由来する、相 当大量のスチームを含んでいる。多(のFCC再生器は、煙道ガス中において3 4−69kPa (5−10psia)のスチーム分圧で運転される。本発明の 1つの態様の方法および装!において、希薄相混合物は触媒に富む濃厚相および 触媒の少ない希薄相に迅速に分離される。
再生器移送ライザー出口において行われる触媒および煙道ガスの迅速な分離は、 ライザー反応器出口において行われる触媒と分解生成物との分離に非常に類似し ている。
最も好ましい分離システムでは、米国特許第4.502.947号に記載されて いるような閉鎖サイクロンシステムに再生器の移送ライザー希薄相が排出される 。
そのようなシステムは、迅速かつ効率的に触媒をスチーム含有煙道ガスから分離 し、再生器ベッセルから煙道ガスを隔離して除去する。これは、移送ライザー出 口の下流では再生器の触媒は、比較的スチームを含まない雰囲気中に存在し、触 媒は、従来技術の装置内におけるほど急速に失活しないことを意味する。
スチーム含有煙道ガスから触媒を迅速に分離する他の方法も使用してよいが、そ れらの大部分は、閉鎖サイクロンシステムを使用する場合はどうまく機能しない であろう。使用できる分離手段には、ライザーの頂部およびカッく−キャップに より規定される環状空間を通って触媒を下方に排出するキャップ付きライザー出 口が含まれる。
好ましい態様では、移送ライザー出口は図示しない半径状アームでキャップして よく、このアームは再生器内の触媒の篤2流動床につながっている大きいン・ツ ブレッグに触媒本体を導く。そのような再生器ライザー出口は、米国特許第4゜ 810.360号に記載されており、本明細書においてこれを参照できる。
第1図に示した態様は、非常に好ましい。それは、煙道ガスから触媒を分離する ことおよび煙道ガスが触媒と更に接触することから隔離することの双方において 非常に効率的であるからである。うまく設計されたサイクロンは、移送ライザー を出る触媒の95%以上、更には98%以上を回収できる。サイクロンを閉鎖す ることにより、移送ライザーを出るスチーム含有煙道ガスの同様に95%以上、 更には98%以上を、第2流動床に入ることなく除去できる。説明した他の分離 /隔離手段は、一般的に効率が幾らか小さい。
選択する方法に関係なく、移送ライザーから排出される触媒の少なくとも90% は、以下に説明するように、迅速に第2流動床に排出される。移送ライザーを出 る煙道ガスの少なくとも90%を、触媒と更に接触することなく、ベッセルから 除去する必要がある。これは、第2流動床の床幾何学的な構造の適切な選択、即 ち、相対的に高いが細い収納ベッセル80の使用および第2流動床の流動条件の 慎重なコントロールによりある程度達成できる。
j!!2流動床は、比較的乾燥した雰囲気において、触媒の再生の第2段階を行 う。
触媒の多段階再生は、温度の観点単独で有用である。即ち、平均の触媒温度を最 終の段階の温度より低く保持する。再生触媒の温度が従来技術の装置における場 合と全く同じであっても、このことを達成できる。それは、段階的再生を使用す る場合、触媒は最終段階まで最高温度に達しないからである。多段階再生方法で は、鵡い触媒は、最高温度において比較的短い滞留時間を有する。
第2流動床は、従来技術の高効率再生器において使用されている第2濃厚床と表 面的には類似している。第2流動床の機能を大きく変える重要な相違点が幾つか 存在する。
従来技術の第2濃厚床では、触媒は単に集められて(反応器およびしばしばコー クス燃焼器に)リサイクルされていた。触媒温度は、典型的には677〜732 ℃(i250°F〜1350’F)であり、ある場合では、少し高温であり、恐 ら<1400°Fに近かった。触媒の平均滞留時間は、通常、60秒またはそれ 以下であった。少量の空気、典型的には、再生器に加える全空気量の約1または 2%が濃厚床に加えられ、床を流動状態に維持して、床が反応器にリサイクルす るためのコレクターに流れることができるようにしていた。床の空塔ガス速度は 、典型的には、領15+/s (0,5フィート/秒)以下、通常、0.03m /s(0,1フィート/秒)以下であった。床は比較的濃厚であり、初期流動状 態の近い状態にあった。これは、触媒コレクターとしての箪2濃厚床の効率的な 使用であったが、触媒の再生は、第2濃厚床において殆どまたは全く為されない ことを意味した。床における小さい蒸気速度のために、床に加えられた少量の酸 素であっても非常に不十分にしか利用されなかったであろう。このような大きい 流動床は、一般的に不十分な流動化および比較的大きいガスの泡に特徴があり、 あるいは、それに悩まされていた。
本発明の方法では、触媒の再生を自衛して第2流動床を遥かによく機能させるも のである。第1のステップは、第2流動床において実賀的により長い滞留時間を 与えることである。少なくとも1分、好ましくは遥かに長い滞留時間を持たせる 必要がある。この大きくする滞留時間は、より多くの触媒を装置に加えることお よび触媒を第2流動床内に蓄積させることにより達成できる。
幾つかの理由で、本発明の流動床に遥かに多くの空気を加える。第1に、第2流 動床において全く大量の炭素を燃焼させ、従って、燃焼のために空気が必要であ る。第2に、第2流動床における流動を改善する必要があり、遥かに大きい空塔 蒸気速度が必要である。また、第2流動床の触媒の密度をある程度減らしている 。この小さくなった密度は、より良好な流動化の特性であり、本発明の床は従来 技術の床の2倍の高さになることがあるが、2倍の多くの触媒を含む必要はない という点でも幾らか有利である。
そのように遥かに多くの空気を本発明の方法において加えるので、そのような装 置において習慣的に使用されてきた古い浮遊化または流動化リングを保持して、 追加の空気分配器または空気リングを古い浮遊化リングの側方または上方に加え るのが好ましい。
はるかに多くの空気を供給するが、加える空気の量を制限することにより、第2 濃厚床およびその上方の希薄相領域において部分C○燃焼のみが起こるようにす る必要がある。
第2流動床条件 良好な範囲 好ましい範囲 最良の範囲温度、℃649−927 704−87 1 732−816(0F) 1200−1700 1300−1600 13 50−1500触媒滞留時間1秒 30−500 45−200 60−180 蒸気速度、m/s 0.15−1.5 0.3−1.2 0.46−1.07( フィート7秒) 0.5−5 1−4 1.5−3.5%全供給空気 0−90  2−60 5−40除去H2,% 0−25 1−10 1−5除去炭素1%  10−70 5−60 10−40より多(の触媒保持量およびより大きい空 塔蒸気速度で第2流動床を運転することにより、より清浄な触媒とするか、ある いはより穏やかに炭素を除去してそれにより触媒寿命を延ばす特別な段階の触媒 再生が可能となる。再生の多くおよび再生器内における触媒滞留時間の多くが従 来技術の構造において達成されるより乾燥した条件下にあるので、促進された安 定性が達成される。
CO燃焼促進剤 再生器または燃焼領域においてC○燃焼促進剤を使用することは、本発明の実施 には必須ではないが、有用であることがある。これらの物賀は周知である。
米国特許第4.072.600号及び同第4.235.754号には、少量のC O燃焼促進剤を使用してFCC再生器を運転することが開示されている。0.0 1〜1100ppのpt金金属は同じC○酸化を行うのに十分な他の金属を使用 すると良好な結果を得ることができる。非常に良好な結果は、装置内の触媒に存 在する0、1〜10重量りpmという少量の白金を用いる場合に得られる。pt を他の金属に!換することができるが、その場合、通常、より多くの金属が必要 である。0゜5〜5重量ppl!1の白金に等しいco酸化活性を与える促進剤 の量が好ましい。
ディスカッジョン 本発明の方法はまた、触媒再生プロセスの連続的に流通状態での最適化を許容す る。二つの有力で感度の高い空気供給流量のコントロール方法は、方法の注意深 い精密な調整を許容する。高効率再生器の第2流動床で相当量のコークス燃焼を 達成することにより、ごくわずかな出資で、装置のコークス燃焼能力もまた増大 することができる。
移送ライザーを出る煙道ガス中の酸素濃度の測定およびCO、炭化水素、酸化的 雰囲気もしくは還元的雰囲気のより低い範囲での測定は、精油工業に送風機を最 大能力で使用する途を与える。
再生器の移送ライザー出口でサイクロン分離器を使用する場合は、デルタTを測 定することにより、後燃焼の発生量を感知するための非常に感度のよい方法が提 供され、現存する送風機の能力を最大限に利用するもう1つの方法が提供される 。
第1段階における完全CO燃焼は、金r14(主としてN1およびV)により触 媒に対して為される損傷を最小限化する。驚(べきことに、方法はNO8の放出 を最小限化する一方で、同時に大量のSO□を捕捉させる。
現存の送風機を補助するために、補助的な圧縮機または酸素ガスのタンクを設け ることが必要であることがある。本発明の方法を使用して、コークス燃焼を第2 流動床にシフトすることにより、多くの現存する高効率再生器はコークス燃焼能 力を増やすことができるが、現存する送風機は、第2流動床の潜在的なコークス 燃焼能力を最大限に有利に利用するほど太き(設計されていない。
第2段階を部分CO燃焼で操作することは、高効率燃焼器設計のコークス燃焼潜 在力を幾分増大するであろう。これは、元は完全CO燃焼を達成するために設計 された高効率燃焼器を妙に使用するようにも考え得るが、多くの利点が存在する 。
周知のように、部分C○燃焼によりコークス燃焼は最大限になる。1モルの炭素 を燃焼してCO2とするには1モルの空気が必要であるが、炭素を燃焼してCO とするには僅かに半分の空気が必要であるに過ぎない。これは、概略的には、装 !のコークス燃焼能力を、少なくともコークス燃焼が第2段階(第2流動床)で 達成される程度まで倍増する。CO燃焼を厳密に制限することにより、下流のボ イラーに発熱の多くおよび高温をシフトすることができる。
FIG、 3 FIG、 4 要約書 FCC触媒のコントロールされた多段階再生のための方法および装置を開示する 。高速流動床コークス燃焼器、希薄相移送ライザーおよび第2流動床を有する修 正された高効率触媒再生器は、少なくとも2段階で触媒を再生する。再生の第1 段階は、完全なC○酸化条件のコークス燃焼器における。第2段階の触媒再生は 、部分的C○燃焼条件の第2流動床にて起こる。
本方法は使用済み触媒を再生させ、同時にNo8発生を最小限化しおよびかなり のSO!の還元を達成する。
国際調査報告

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.炭化水素並びに硫黄及び窒素化合物を含み、343℃以上の沸点を有する重 質炭化水素フィードをより軽質の生成物に接触分解する流動式接触分解法におい て、 a.フィードを熱い再生された触媒に接触させることにより接触分解条件で操作 する接触分解ゾーン内で接触分解して、流出温度を有し、分解生成物並びにスト リップ可能な炭化水素並びに窒素及び硫黄化合物を含有するコークスを含む使用 済み分解触媒を含んでなる分解ゾーン流出混合物を生成し、b.分解ゾーン流出 混合物を分解生成物に富む蒸気相並びに使用済み触媒及びストリップ可能な炭化 水素を含んでなる固形分に富む相に分離し、c.分離した使用済み触媒をストリ ッピングガスでストリップして、ストリップ可能な化合物を使用済み触媒から除 去して、ストリップした触媒を生成し、d.該ストリップした触媒を、第1の燃 焼ガス及び使用済み触媒用の少なくとも一つの入口並びに少なくとも部分的に再 生された触媒及び煙道ガス用のオーバーヘッド出口を有する高速流動床コークス 燃焼器を含む共に、これの上方に隣接して、コークス燃焼器に接続する底部の開 口部および部分的に再生された触媒及び第1煙道ガスを排出するための上側部分 の出口を有する希薄相移送ライザーを含む第1再生段階において、コークスを燃 焼させてCO2とする際に形成されるCOを完全に後燃焼するようになっており 、触媒上のコークスおよび硫黄化合物の少なくとも40%を酸化条件下で燃焼す るのに充分であって、同時に触媒上の窒素化合物の少なくとも30%を保持する 第1再生条件下でストリップされた触媒を再生し、窒素化合物を含有する部分的 に再生された触媒及びSO,を含む煙道ガスを生成し、 e.第1煙道ガスを部分的に再生された触媒から排出・分離し、部分的に再生さ れた触媒を触媒再生化条件に維持された第2再生化ゾーン内で部分的に再生され た触媒の第2流動床として収集し、部分的に再生された触媒を部分的CO酸化条 件で再生して、触媒から付加的にコークスを除去し、ストリップされた触媒中に 存在する窒素化合物を還元条件下で燃焼させ、再生化触媒および少なくとも1モ ル%COを含む第2煙道ガス流を生成し、そしてf.第2流動床からの熱い触媒 を接触分解プロセスにリサイクルする工程を含んでなる流動式接触分解法。
  2. 2.使用済み触媒上のコークスの大部分を酸化性条件下で高速流動床コークス燃 焼器および移送ライザー内で除去し、窒素化合物の大部分を還元性条件下である 第2流動床内で燃焼させる請求の範囲第1項記載の方法。
  3. 3.SOx捕捉剤またはSOx吸着剤を、希薄相移送ライザー内でSOxを吸着 するのに充分な量で触媒に添加する請求の範囲第1項記載の方法。
  4. 4.0.5〜5ppmのPtを触媒に添加して、移送ライザー内でのCO酸化を 促進させると共に、高速流動床コークス燃焼器内でのコークス燃焼の際に生成し た硫黄の酸化物の酸化を促進させる請求の範囲第1項記載の方法。
  5. 5.重質炭化水素フィードストリームを予熱手段で予熱して、接触分解反応器内 で熱い再生された分解触媒ソースに接触させることにより接触分解して分解生成 物および使用済み触媒を生成し、使用済み触媒は、使用済み触媒用の少なくとも 1つの入口、再生ガス用の少なくとも1つの入口、および上方に位置する希薄相 移送ライザーへの出口を有する高速流動床コークス燃焼器を有して成る高効率流 動式接触分解触媒再生器において再生され、希薄相移送ライザーは、コークス燃 焼器に接続された底部にある入口および触媒と第1煙道ガスを分離して触媒を第 2流動床へ排出して再生された触媒を生成する分離手段に頂部が接続されている 出口を有し、 少なくとも2つの段階において使用済み触媒を再生し、a)使用済み触媒のコー クスの10〜90%を炭素酸化物に燃焼させるのに充分である酸素または酸素含 有ガスを含んで成る第1再生ガスのコントロールされた量を用いて、コークスを CO2まで燃焼させる際に生成するCOを完全に後燃焼させるのに充分な第1触 媒再生条件で操作し、部分的に再生された触媒及び第1煙道ガスストリームを移 送ライザーから排出するコークス燃焼器および移送ライザーを含んでなる第1再 生ゾーン内で、使用済み触媒を部分的に再生し、b)酸素または酸素含有ガスを 含んで成る第2再生ガスの所定量を用いて、COのCO2への燃焼を制限し、追 加的にコークスを炭素酸化物まで燃焼させて触媒を再生するのに充分である第2 触媒再生条件で操作する第2流動床を含んでなる第2再生ゾーン内で、部分的に 再生された触媒の再生を完結させることにより、第1段階を完全なCO燃焼状態 に、第2段階を部分的CO燃焼状態に維持する接触分解法において使用された使 用済み流動化接触分解触媒を再生する方法。
  6. 6.煙道ガス組成を一定に保つかまたは第2流動床からの煙道ガス内の後燃焼を 示す温度差を一定に保つように第1燃焼ガスの供給速度を設定する請求の範囲第 5項記載の方法。
  7. 7.第1燃焼ガスの添加速度を一定に保ち、第2流動床からの煙道ガス中の煙道 ガス組成を一定に保つかまたは第2流動床からの煙道ガス内の後燃焼を示す温度 差を一定に保つように第1燃焼ガスの供給速度を設定する請求の範囲第5項記載 の方法。
  8. 8.第1燃焼ガスを高速流動床コークス燃焼器へ供給し、これと別個に希薄相移 送ライザーへも供給し、第1燃焼ガスの高速流動床への供給流量を制御すること によりその内部でのコークス燃焼を制限してコークスのCO及びCO2への制限 した転化を行い、第1燃焼ガスの希薄相移送ライザーへの供給流量をコントロー ルして、移送ライザー内でCOをCO2に完全に後燃焼するのに充分な燃焼ガス を供給する請求の範囲第5項記載の方法。
  9. 9.供給する再生がスの全量を第1および第2再生器間で配分して、高速流動床 コークス燃焼器および第2流動床間の温度を一定に維持する請求の範囲第5項記 載の方法。
  10. 10.第1および第2煙道ガスストリームを混合して、供給された再生ガスの全 量を第1および第2再生器間で分配し、混合した煙道ガスストリームに生じる後 燃焼の量を示す温度差を一定に維持する請求の範囲第5項記載の方法。
  11. 11.一定量の再生ガスを再生器に供給してこの一定量を第1および第2段階に 分配し、第1および第2段階間の温度差または煙道ガスストリーム内の後燃焼を 示す温度差を一定に維持し、再生ガスの量に対するコークスの量をフィード予熱 、フィード流量またはその両方を調整することによりコントロールしてコークス 生成を変化させる請求の範囲第5項記載の方法。
  12. 12.フィード流量の変化によりコークスの生成を変化させる請求の範囲第11 項記載の方法。
  13. 13.フィード予熱の変化によりコークスの生成を変化させる請求の範囲第11 項記載の方法。
  14. 14.第2流動床からの触媒の少なくとも一部をコークス燃焼器へ循環させる請 求の範囲第5項記載の方法。
  15. 15.コークス燃焼器ヘリサイクルする触媒の量を調整して、煙道ガスストリー ムの組成又は該ストリーム内の後燃焼を示す温度若しくは温度差を一定に維持す る請求の範囲第14項記載の方法。
  16. 16.使用済み触媒、第2流動床から循環する再生触媒および再生ガス用の入口 を下部に有し、出口を上部に有するライザーミキサーを介してコークス燃焼器に 使用済み触媒を供給し、ライザーミキサーはコークス燃焼器の下側部分に位置す る請求の範囲第5項記載の方法。
  17. 17.第2流動床が沸騰濃厚相流動床を含んでなる請求の範囲第5項記載の方法 。
  18. 18.触媒が、煙道ガスストリームの組成又は該ストリーム内の後燃焼を示す温 度若しくは温度差を一定に維持するために添加されるCO燃焼促進剤を含有する 請求の範囲第5項記載の方法。
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