JPH05509077A - N,n’―二置換グアニジン類及びそれらの興奮性アミノ酸アンタゴニストとしての用途 - Google Patents
N,n’―二置換グアニジン類及びそれらの興奮性アミノ酸アンタゴニストとしての用途Info
- Publication number
- JPH05509077A JPH05509077A JP3506132A JP50613291A JPH05509077A JP H05509077 A JPH05509077 A JP H05509077A JP 3506132 A JP3506132 A JP 3506132A JP 50613291 A JP50613291 A JP 50613291A JP H05509077 A JPH05509077 A JP H05509077A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- guanidine
- disubstituted
- naphthyl
- bis
- isopropylphenyl
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07C—ACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
- C07C279/00—Derivatives of guanidine, i.e. compounds containing the group, the singly-bound nitrogen atoms not being part of nitro or nitroso groups
- C07C279/18—Derivatives of guanidine, i.e. compounds containing the group, the singly-bound nitrogen atoms not being part of nitro or nitroso groups having nitrogen atoms of guanidine groups bound to carbon atoms of six-membered aromatic rings
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61P—SPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
- A61P25/00—Drugs for disorders of the nervous system
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Medicinal Chemistry (AREA)
- Pharmacology & Pharmacy (AREA)
- Biomedical Technology (AREA)
- Neurology (AREA)
- Neurosurgery (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- General Chemical & Material Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
- Bioinformatics & Cheminformatics (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Animal Behavior & Ethology (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Public Health (AREA)
- Veterinary Medicine (AREA)
- Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
N、 N’−二置換グアニジン類及びそれらの興奮性アミノ酸アンタゴニストと
しての用途[関連出願についてのクロス・リファレンス]この出願は、米国特許
出願第06/884150号(1986年7月10日出願)の一部継続出願であ
るPCT/US87101545号(1987年6月26日出願)(及びその対
応米国出願)の一部継続出願である米国特許出願第07/237367号(19
88年8月29日出願)の一部継続出願である。
[発明の分野]
本発明は医化学の分野に属するものである。特に本発明はN、 N’−二置換グ
アニジン類似体、並びにこれを含む神経防御能を有する化合物及び薬用組成物に
関するものである。さらに本発明は、興奮性アミノ酸アンタゴニストとしてのN
。
No−二置換グアニジン類の使用を含む方法に関するものであり、例えばその疾
病の病態生理がN−メチル−d−アスパラギン酸塩(NMDA)レセプターのア
ゴニストによる神経細胞の過剰興奮を含んでいる神経系疾患の処置方法に関する
ものである。このような過剰興奮は、癲癲の場合には神経系の機能不全につなが
り得、低酸素症、低血糖症、脳またはを髄の虚血、脳またはを髄の外傷、並びに
ハンチントン病、筋萎縮性側索硬化症(ALS)、アルツハイマー病、ダウン症
候群及びコルサコフ病のような神経変性疾患の場合には、神経細胞の変性につな
がり得る。
[発明の背景]
多様な置換グアニジン類が特許文献に開示されている。例えば、第141173
1号及び第1422506号にはジフェニルグアニジノがゴム加硫促進剤として
開示されており:
第1597233号にはN−o−トリル−No−フェニル−グアニジンがゴム加
硫促進剤として開示されており;
第1672431号にはN、N’−ジー0−メトキシフェニル−グアニジンが、
特に水溶性塩の形で治療目的に有用であるとして開示されており;第17303
38号にはN−p−ジメチル−アミノ−フェニル−No−フェニルグアニジンが
ゴム加硫促進剤として開示されており:第1795738号にはN−ジエチル−
No−フェニル−グアニジン、N−ジエチル−N−イソアミルグアニジン、N−
ジメチル−No−イソアミルグアニジン及びN−ジメチル−No−エチルグアニ
ジンを含むN、 N’−ジアルキルー二置換グアニジン類の製造方法が開示され
ており;第1850682号にはイミン窒素原子上にさらなる置換基を有する二
置換グアニジンのゴム加硫促進剤の製造方法が開示されており;第214521
4号には二置換グアニジン類、例えばジアリールグアニジン類、特にジブチルグ
アニジンの駆虫薬としての用途が開示されており;第2254009号にはsy
m−ジー2−オクチル−グアニジン、また第2274476号及び第22895
42号にはsym−ジシクロへキシルグアニジンが殺虫剤及び蛾の幼虫忌避薬と
して開示されており:第2633474号には1.3−ビス(0−エチルフェニ
ル)グアニジン及び1.3−ビス(p−エチルフェニル)グアニジンがゴム加硫
促進剤として開示されており:
第3117994号にはN、 N’、 N”−三置換グアニジン類及びその塩類
が静菌化合物として開示されており;
第3140231号にはN−メチル−及びN−エチル−No−オクチルグアニジ
ン類及びその塩類が抗高血圧薬として開示されており;第3248246号(実
施例5)には置換基が疎水性炭化水素基であって、その一方がナフチルメチルで
他方がn−ブチルである1、3−二置換グアニジンが記載されており:
第3252816号には様々なN−置換及び非置換シンナミル−グアニジン類、
及び一般にこれらに対応するNo−及びN”−アルキル置換化合物並びにそれら
の塩類が抗高血圧薬として開示されており:第3270054号にはNo−及び
/またはN”−窒素原子上に最大2個の低級アルキル基を有するN−2−アダマ
ント−1−イル−及びN−2−ホモアダマント−1−イル−オキシ−エチル−チ
オエチル−及びアミノエチル−グアニジン誘導体が交感神経遮断薬及び抗ウィル
ス薬として開示されており:第3301755号にはN−エチレンにおいて非置
換のアルキル−グアニジン類並びに対応するNo−及び/またはN”−低級アル
キル化合物が血糖降下薬及び抗高血圧薬として開示されており;
第3409669号にはN−シクロへキシルアミノ−(3,3−ジアルキル置換
プロピル)−グアニジン類並びに対応するNo−アルキル−及び/またはN”−
アルキル置換化合物が降圧薬として開示されており:第3547951号には抗
高血圧活性を有する1、3−ジオキソラン−4−イル−アルキル置換グアニジン
類が開示され、他方のアミノ基上の可能性ある置換基としてn−ブチルを含む低
級アルキルが開示されており:第3639477号には食欲減退作用を有するプ
ロポキシルグアニジン化合物が開示されており:
第3681459号、箪3769427号、第3803324号、第39080
1.3号、3976787号、及び第4014934号には、血管収縮療法にお
ける使用のための、フェニル環がヒドロキシ及び/またはハロゲン置換基を含み
得る芳香族置換グアニジン誘導体が開示されており;第3804898号にはN
−ベンジルシクロブテニル及びN−ベンジルシクロブテニル−アルキル−グアニ
ジン類並びに対応するN−アルキル及び/またはNo−アルキル置換化合物が降
圧薬として開示されており:第3968243号にはN−アラルキル置換グアニ
ジン類並びに対応するNo−アルキル−N”−アルキル及びN’、 N’−アラ
ルキル化合物が心不整脈の処置に有用であるとして開示されており:
第3795533号には0−ハローベンジリデンアミノグアニジン類、及び精神
的うつ病を克服するための抗うつ薬としてのそれらの用途が開示されており;第
4007181号にはイミン窒素原子上でアダマンチルにより置換された種々の
N、 No−二置換グアニジン類が抗不整脈活性及び利尿活性を有するとして開
示されており;
第4051256号にはN−フェニル−及びN−ビリジルーNo−シクロアルキ
ル−グアニジン類が抗ウィルス薬として開示されており;第4052455号及
び第4130663号にはスチリルアミジン類が、鎮痛薬として、または血小板
凝集を防止する薬剤として開示されており;第4109014号にはN−ヒドロ
キシ置換グアニジン類及び対応するN−メチルー二置換グアニジン類が血管収縮
薬として開示されており:第4169154号にはうつ病の処置におけるグアニ
ジン類の用途が開示されており:
第4393007号にはN−置換及び非置換、N−1を換メチルーN′−非置換
、−置換及び二置換−N”−非置換及び置換グアニジン類が神経節遮断薬として
開示されており:そして、
第4471137号にはN、 N、 N’、 N”−テトラアルキルグアニジン
類が化学合成に有用な立体障害された塩基であるとして開示されている。
第4709094号には1.3−二置換グアニジン類、例えば1.3−ジブチル
グアニジン及び1,3−ジー0−トリルグアニジン(DTG)がシグマ脳レセプ
ターリガンドとして開示されている。
その他の置換グアニジン類の例として、例えば、第1422506号、第164
2180号、第1756315号、第3159676号、第3228975号、
第3248426号、第3283003号、第3320229号、第34794
37号、第3547951号、第3639477号、第3784643号、第3
949089号、第3975533号、第4060640号及び第416154
1号を参照されたい。
H,W、ゲルツク等[ジャーナル・オブ・メディシナル・ケミストリー、12巻
、712頁(1969年)]は、可能性ある抗ウィルス薬としてN、 N’−ジ
ー(アダマンタン−1−イル)グアニジン塩酸塩、N−(アダマンタン−1−イ
ル)−No−シクロへキシルグアニジン塩酸塩及びN−(アダマンタン−1−イ
ル)−No−ベンジルグアニジン塩酸塩を含む種々のアダマンチルー二!換グア
ニジン類の合成を述べている。
アミノ酸L−グルタミン酸塩は、中枢神経系内の興奮性シナプスにおいて化学伝
達物置として作用すると広く考えられている。グルタミン酸塩に対するニューロ
ンの応答は複雑で、少なくとも3種の異なったレセプター型が介在しているよう
であり、これらは即ち、各々の相対的に特異的なリガンド、即ちカイニン酸、キ
スカル酸及びN−メチル−D−アスパラギン酸にしたがって、KA、、QA及び
NMDAサブタイプと命名されている。これらのレセプターの1またはそれ以上
の型を活性化するアミノ酸を興奮性アミノ酸(EAA)と称する。
興奮性アミノ酸レセプターのNMDAサブタイプは脳における正常な興奮性シナ
プス伝達中に活性化される。正常な条件下におけるNMDAレセプターの活性化
は、興奮性シナプスにおける長期増強現象、記憶様現象の原因となる。癲痴性発
作においてはニューロンの過剰興奮が起こり、NMDAレセプターの退治性化が
癲痛の病態生理学の原因となっていることが判明した。
またNMDAレセプターは、脳またはを髄の虚血後に起こる神経細胞死にも強く
関与している。脳卒中、心臓発作または外傷性の脳の損傷のような虚血性脳発作
が起こると、内在性グルタミン酸塩の過剰放出が起こり、その結果NMDAレセ
プターの過剰刺激がもたらされる。イオンチャネルはNMDAレセプターと関連
する。認識部位、即ちNMDAレセプターはイオンチャネルの外側にある。グル
タミン酸塩がNMDAレセプターと相互作用するとイオンチャネルが開き、それ
によってカチオンの流れが細胞膜を横断し、例えばCa”″及びNa”は細胞内
に入り、K゛は細胞外へ出る。グルタミン酸塩とNMDAレセプターとの相互作
用によって生じるこのイオンの流れ、特にCa”イオンの流入は、神経細胞死に
重要な役割を演じていると信じられる。例えばS、 M、oスマン及びJ、W、
オルニー、トレンズ・イン・ニューロサイエンシズ、10巻(7) 、299−
302頁(1987年)を参照されたい。
したがってNMDAレセプターの活性化に対する応答を遮断する薬物は、癲癩の
ような神経学的疾患の処置、並びに低酸素症もしくは低血糖症によって竺じ、ま
たは脳卒中、外傷及び心臓発作中に起こる脳虚血に伴う神経細胞死の予防に治療
的用途がある。多数の神経系疾患はNMDAレセプターの退治性化によって起こ
り得る神経変性に関連している。したがってNMDAレセプターを介する応答に
対するアンタゴニストは、アルツハイマー病、ハンチントン舞踏病、筋萎縮性側
索硬化症、ダウン症候群及びコルサコフ病のような疾患の処置に可能性を有する
。
NMDAレセプター−イオンチャネル複合体に関する研究から、PCPレセプタ
ーとして知られるイオンチャネル内のレセプター部位が決定された。J、P。
ビンセント、B、カータロフスキー、P、ジェネスト、J、 Mカメン力及びM
。
ラズダンスキー、プロシーディングズ・オブ・ザ・ナショナル・アカデミ−・オ
ブ・サイエンシズ・オブ・ザ・USA、76巻、4678−4682頁(197
9年);S、R,ザラキン及びR,S、ザラキン、プロシーディングズ・オブ・
ザ・ナショナル・アカデミ−・オブ・サイエンシズ・オブ・ザ・USA、76巻
、5372−5376頁(1979年):M、S、ソンダーズ、J、 F、 W
、キーナ及びE、ウェーバ−、トレンズ・イン・二二一口すイエンシズ、11巻
(1)、37−40頁(1988年);及びN、 A、アニス、S、 C,べり
−、N、 R。
バートン及びり、ロッジ、ブリティッシュ・ジャーナル・オブ・ファーマコロジ
ー、79巻、565−575頁(1983年)を参照されたい。PCPレセプタ
ーに結合する化合物はイオンチャネル遮断剤として作用することができ、それに
よって細胞膜を通過するイオンの流れを阻止する。PCPレセプターと相互作用
する薬物は、このような態様により、NMDAレセプターにおけるグルタミン酸
塩のアゴニスト作用を低下させる非競合的遮断薬として作用する。
既知のPCPレセプターリガンドには、PGF2即ちフエンサイクリンン、1−
[1−(2−チェニル)−シクロへキシルツーピペリジン(TCP)のような同
族体、ベンゾモルフアン(ングマ)オピアート類、及び(+)−5−メチル−1
0,11−ジヒドo−5)(−ジベンゾ[a、d] シクロへブテン−5,10
−イミン[即ち、薬物MK−801(米国特許第4399141号参照)]が包
含される。E、H,F f)tング、JA、ケンプ、T、プリーストリー、A、
Rナイト、G、N、ウッドラフ及びり、L イバーセン、プロシーデイングズ・
オブ・ザ・ナショナル・アカデミ−・オブ・サイエンシズ・オブ・ザ・USA、
83巻、7104−7108頁(1986年)をも参照されたい。MK801は
、明らかにこれまで知られている最も強力な選択的PCPレセプターリガンド/
NMDAチャネル遮断薬である。
本発明者等は、PCPレセプターに対して高い結合親和性を示し、既知のPCP
レセプターリガンドとは構造的に異なる化合物を確認した。
[発明の要約コ
本発明の一つの目的は、NMDAレセプター−チャネル複合体中のPCPレセプ
ターに対して高い親和性を示すN、N’−二置換グアニジン類を提供することで
ある。
本発明のもう一つの目的は、PCPレセプターの研究を助けるためのN、 N’
−二置換グアニジン類を提供することである。
本発明のさらなる目的は、癲痴のような神経学的病態及び神経変性に付随する神
経系の疾患の処置に有用なN、 N’−二置換グアニジン類を提供することであ
る。
NMDAレセプターアゴニストによる神経細胞の過剰興奮に付随する神経系疾患
を処置するための方法を提供することが、本発明のさらなる目的である。
PCPレセプターに対して高い親和性を有するN、 N’−二置換グアニジン化
合物の有効量を投与することによって、NMDAレセプターアゴニストによる神
経細胞の過剰興奮に付随する、例えば癲痴の原因となる神経系の機能不全を処置
または予防することが、本発明のさらに別の目的である。
PCPレセプターに対して高い親和性を有するN、 N’−二置換グアニジン化
合物の有効量を投与することによって、低酸素症、低血糖症、脳またはを髄の虚
血、脳またはを髄の外傷などに起因する、神経変性状態及び/または神経細胞死
を処置することが、本発明のさらに別の目的である。
PCPレセプターに対して高い親和性を有するN、 N’−二置換グアニジン類
の有効量を投与することによって、ハンチントン病、筋萎縮性側索硬化症、アル
ツハイマー病、ダウン症候群及びコルサコフ病のような種々の神経変性疾患に付
随する神経変性状態を処置することが、本発明のさらに別の目的である。
本明細書及び付記されている請求の範囲をさらに考察することにより、当業者に
は、本発明のさらなる目的及び利点が明らかになるであろう。
[図面の簡単な説明コ
添付されている図と関連付けて考える時よりよ(理解できることから、本発明の
様々な他の目的、特徴及び付随する利点は、この場合にさらに完全に理解できる
であろう。ここで、
図1は、請求項の対象であって、例として掲げられた化合物についての、インビ
トロの神経毒性検定から導かれるデータと、放射リガンド結合検定から導かれる
データとの、グラフによる比較である。
[好ましい態様の説明]
上に述べた目的は、PCPレセプターサイトに対する高い結合親和性を示す成る
種のN、 N’−二置換グアニジン類を決定することによって達成された。PC
Pレセプターに対して高い結合性を有する典型的な対照的N、 N’−二置換グ
アニジン類は、ビス−1,3−(o−イソプロピルフェニル)グアニジン、ビス
−1,3−(m−イソプロピルフェニル)グアニジン、ビス−1,3−(1−ナ
フチル)グアニジン及びビス−1,3−(m−メトキシフェニル)グアニジンを
包含する。
成る種の非対照性N、 N’−二置換グアニジン類がPCPレセプターに対して
非常に高い結合性を有することも見いだされた。本発明に係る好ましい非対照性
N、 N’−二置換グアニジン類は、式:[式中、R及びRoは異なり、且つ少
なくとも4個の炭素原子を有するアルキル基または少なくとも6個の炭素原子を
有する炭素環式子り−ル基、例えば、4またはそれ以上の炭素原子、例えば4な
いし12個の炭素原子を有する、好ましくは直鎖のアルキル、アルキル基、より
好ましくは炭素原子数4ないし8のアルキル基、例えばブチル、イソブチル、t
−ブチル、アミル、ヘキシル、オクチル、ノニル及びデシル:炭素原子数3ない
し12のシクロアルキル、例えばシクロプロピル、シクロペンチル、シクロヘキ
シル、シクロへキセニル、シクロへブチル、1.4−メチレンシクロヘキシル、
アダマンチル、ノルボルニル、イソボルニルメンチル、シクロペンチルメチル、
シクロヘキシルメチル、1−または2−シクロアキルエチル及び1−、2−また
は3−シクロへキンルブロピル:例えば6ないし18の炭素原子を有し1−3の
分離したまたは融合した環並びにアリール、脂環式または混合理系において0−
5個の環上原子0,N及び/またはSを含む、炭素環式アリール、アルカリル、
アラルキルまたはへテロ環、例えばフエニJし、ペンチル、1−及び2−フェニ
ルエチル、1−、2−または3−フェニルプロピル、o−、m−またはp−)リ
ル、m. m’−ジメチルフェニル、0−、m−またはp−エチルフェニル、m
, m’−ジエチルフェニル、m−メチル−m′−エチルフェニル及びO−プロ
ピルフェニル、ナフチル、2−ナフチル、ビフェニル―インダニル、例えば4−
インダニル:インデニル、例えば1−または4−インデニル、インドリル、例え
ば7−インドリル、ベンズチアゾール、キノリニル、ピリジル、ピリミジニル、
ピラジニル、フラニル、チェニル、ピロリル、チアゾリル、オキサシリル及びイ
ミダゾリルである]R及びR゛炭化水素基上には〕、2、3またはそれ以上の置
換基、例えば、炭素原子数1−8のアルキル、例えばメチル、エチル:ノAロゲ
ン、例えばクロロ、ブロモ、ヨウド、フルオロ、ニトロ;アジド;シアノ:イソ
シアナート;アミノ、低級アルキルアミノ;ジ−低級アルキルアミノ;トリフル
オロメチル:炭素原子数1−8のアルコキシ、例えばメトキシ、エトキシ及びプ
ロポキシ;アシルオキシ、例えば炭素原子数1−8のアルカノイルオキシ、例え
ばアセトキシ及びベンズオキシ;アミド、例えばアセトアミド、N−エチルアセ
トアミド;カルバミド、例えばカルバミル、N−メチルカルバミル、N, N’
−ジメチルカルシ<ミル、等が存在し得る。
好ましいのは、R及びRoの各々が、1またはそれ以上の前記置換基により、例
えばフェニル基が二置換されている場合は0−、m−もしくはp−位、または0
−、p−もしくはm, m’−位で置換されているアリール基を含む、同一でな
いアリール基である、式Iの化合物である。
特に好ましい非対照性グアニジン類は、N− (1−ナフチル) −N’ −(
o −ヨードフェニル)グアニジン、N− (1−ナフチル) −N’ − (
m−エチルフェニル)グアニジン、N− (1−ナフチル) −N’ − (o
−イソプロピルフェニル)グアニジン、N−(1−ナフチル) −N’ − (
m−トリル)グアニジン、N−(1−ナフチル) −N’ −(o−エチルフェ
ニル)グアニジン、N− (1−ナフチル)−N’−(m−イソプロピルフェニ
ル)グアニジン、N− (1−ナフチル)−N’−(m−メトキシフェニル)−
グアニジン、N−(1−ナフチル)−N’− (4−インダニル)グアニジン、
N− (m−エチルフェニル)−N’−(m−トリル)グアニジン、N− (m
−エチルフェニル) −N’ − (o−ヨードフェニル)グアニジン、N−
(m−エチルフェニル) −N’ − (o−エチルフェニル)−グアニジン、
N− (m−エチルフェニル) −N’ − (o−イソプロピルフェニル)グ
アニジン、N− (m−エチルフェニル) −N’ − (m−イソプロピルフ
ェニル)グアニジン、N− (m−エチルフェニル)−N−(m−メトキシフェ
ニル)グアニジン、N− (m−エチルフェニル’) −N’− (4−インダ
ニル)グアニジン、N−(o−エチルフェニル)−N’−(m−)リル)グアニ
ジン、N−(0−エチルフェニル) −N’ − (o−ヨードフェニル)グア
ニジン、N−(o−エチルフェニル) −N’ − (o−イソプロピルフェニ
ル)グアニジン、N−(o−エチルフェニル) −N’ − (m−イソプロピ
ルフェニル)グアニジン、N−(0−エチルフェニル) −N’ − (m−メ
トキシフェニル)グアニジン、N−(o−エチルフェニル’) −N’− (4
−インダニル)グアニジン、N−(o−ヨードフェニル) −N’ − (m
− トリル)−グアニジン、N−(o−ヨードフェニル)−N’−(○ーイソプ
ロピルフェニル)グアニジン、N−(o−ヨードフェニル)−N’−(m−イソ
プロピルフェニル)グアニジン、N−(o−ヨードフェニル)−No−(m−メ
トキンフェニル)グアニジン、N−(o−ヨードフェニル)−N”−(4−イン
ダニル)グアニジン、N− (o−イソプロピルフェニル) −N’ − (m
−トリル)グアニジン、N−(o−イソプロピルフェニル) −N’ − (m
−イソプロピルフェニル)グアニジン、N−(0−イソプロピルフェニル) −
N’ − (m−メトキシフェニル)−グアニジン、N−(o−イソプロピルフ
ェニル) −N’−(4−インダニル)グアニジン、N−(m−イソプロピルフ
ェニル) −N’ −(m−トリル)グアニジン、N−(m−イソプロピルフェ
ニル)−N’−(m−メトキシフェニル)グアニジン、N− (m−イソプロピ
ルフェニル) −N’− (4−インダニル)グアニジン、N− (m−メトキ
シフェニル) −N’ − (m−トリル)−グアニジン、N− (m−メト・
キシフェニル) −N’− (4−インダニル)グアニジン、及びN− (4−
インダニル)−N’−(m−トリル)グアニジンを包含する。
二置換グアニジン類は、同時係属出願第0 7/2 3 7 3 6 7号(1
988年8月29日出II)及び米国特許第4709094号の生体であって、
それらの内容は引用して本明細書の一部としである。米国特許第4709094
号において、好ましいグアニジン類は、式:
[式中、R及びR1は各々独立してアルキル、シクロアルキル、炭素環式アリー
ル、アルカリルまたはアラルキルである]によ1て示されている。一群としてこ
れらの化合物は、この特許において、シグマ脳レセプターに対する高い選択的結
合活性を示すものとして描かれている。DTG自身もまたシグマレセプターに対
する強い選択性を示す[E、ウェーバ−、M.ソンダーズ、M.クアルム、S.
マクリーン、S.ポー及びJ. F. W.キーナ、ブロンーディングズ・オブ
・ザ・ナショナル・アカデミ−・オブ・サイエンシズ・オブ・ザ・USA,83
巻、8786−8788頁(1986年)]。
同時係属出願jl!0 7/2 3 7 3 6 7号においては、この二置換
グアニジン類の群のさらなる特異的構成員がPCPレセプターに対して高い結合
活性を示すことが開示されている。驚くべき事に、ある種の非対照的に置換され
たグアニジン類は、対照的に置換されたグアニジン類に比べ、PCPレセプター
に対し高い結合性を示すことが現在判明している。
これらのN. N’−二置換グアニジン類は常套的化学反応によって、例えばR
及びRoが同一である場合には対応するアミンと臭化シアンとの反応によって、
容易に製造することができる。使用できるその他の方法は、アミンと予め製造さ
れたアルキルまたはアリールシアナミドとの反応を含んでいる。S. R.セイ
ファー等、ジャーナル・オブ・オーガニック・ケミストリー、13巻、924頁
(1948年)を参照されたい。これが非対照性N, N’−二置換グアニジン
類を製造する最良の方法である。最近の非対照性グアニジン類の合成については
、それらの記載を引用して本明細書の一部としである、G. J.デユラン等、
ジャーナル・オブ・メディシナル・ケミストリー、28巻、1414頁(198
5年)、及びC. A.マリアノフ等、ジャーナル・オブ・オーガニック・ケミ
ストリー、51巻、1882頁(1986年)を参照されたい。
組成物の態様においては、本発明は、脳のNMDAレセプターにより調節される
活性を変えるに有効な量のN. N’−二置換グアニジン(ここでN. N’−
二置換グアニジンはPCPレセプターに対する高い親和性を有する)を単位用量
当りに含有する、対象、例えば人間への全身投与に適合させた単位投薬型の薬用
組成物に関するものである。
組成物の別の態様においては、本発明は、哺乳動物の神経細胞中のPCPレセプ
ターに関して高い結合活性を示す神経防御性対照性N、 N’−二置換グアニジ
ン、例えばビス−1,’3−(o−イソプロピルフェニル)グアニジン、ビス−
1゜3−(m−イソプロピルフェニル)グアニジン、ビス−1,3−(1−ナフ
チル)グアニジン及びビス−1,3−(m−メトキシフェニル)グアニジン、並
びにそれらの生理学的に許容し得る塩類に関するものである。
組成物の別の態様においては、本発明は、哺乳動物の神経細胞中のPCPレセプ
ターに関して高い結合活性を示す神経防御性非対照性N、 N’−二置換グアニ
ジン、例えばN−(1−ナフチル) −N’ −(o−ヨードフェニル)グアニ
ジン、N−(1−ナフチル) −N’ −(m−エチルフェニル)グアニジン及
びN−(1−ナフチル) −N’ −(o−イソプロピルフェニル)グアニジン
、並びにそれらの生理学的に許容し得る塩類に関するものである。
方法の態様においては、本発明は、PCPレセプターに対して高い親和性を有す
るN、 N’−二置換グアニジンの有効量を処置を必要とする対象に投与するこ
とからなる、脳卒中もしくは外傷性の脳障害の結果、癲痴または神経学的疾病を
包含する、成る種の神経学的異常を処置または防止する方法に関するものである
。
係るN、 N’−二置換グアニジン類は、NMDAレセプターの介する作用に対
する非競合的遮断薬としての用途を有する。
方法の別の態様においては、本発明は、神経細胞のNMDAレセプターと相互作
用するグルタミン酸塩によって誘発される神経毒性作用を改善する方法であって
、対象、例えば係る神経毒性作用をこうむり易いまたはその徴候を示している人
間に、神経細胞のPCPレセプターに対して高い親和性を有するN、 N’−二
置換グアニジンを、その神経毒性作用を改善するに有効な量で投与することから
なる方法に関するものである。「高い親和性」という語は、その化合物がPCP
レセプター結合検定、典型的には下に記載されるPCPレセプター検定において
約1μMまたはそれ以下の平衡解離定数を示すことを意味する。より好ましくは
この化合物はPCPレセプター結合検定において約500nMまたはそれ以下の
平衡解離定数を示し、さらに好ましくはこの化合物はPCPレセプター結合検定
において約1100nまたはそれ以下の平衡解離定数を示す。
方法の別の態様においては、本発明は、神経細胞のPCPレセプターに対する高
い親和性を有するN、 N’−二置換グアニジンを神経毒性を阻害するに有効な
量で哺乳動物に投与することからなる、NMDAレセプター−イオンチャネルに
関連する神経毒性を阻害する方法に関するものである。
方法の別の態様においては、本発明は、神経細胞のPCPレセプターに対して高
い親和性を有するN、 N’−二置換グアニジンを疾病を処置するに有効な量で
哺乳動物に投与することからなる、コルサコフ病、慢性アルコール中毒により誘
発される状態を処置する方法に関するものである。NMDAアンタゴニストMK
−801により動物を前処置すると、ラットのコルサコフ病モデルにおいて細胞
損失、出血及びアミノ酸変化の程度が著明に減少する。P、J、 ランブレイス
等、Soc、Neurosci、Abstr、14巻、774頁(1988年)
を参照されたい。したがって本発明に係るN、 N’−二置換グアニジン類は、
コルサコフ病に伴う細胞損失、出血及びアミノ酸変化を減少させる用途を有する
。
係るN、 N’−二置換グアニジン類及びその他のNMDAレセプター介在応答
の非競合的遮断薬は、(a)PCPレセプターに関する結合親和性をトリチウム
化MK−801の競合的置換によって測定する事: (b)グルタミン酸塩に対
する暴露によって起こる神経細胞死を防止するその化合物の能力を測定するイン
ビトロ細胞毒性の考察;及び(C)動物モデルを用いたインビボの神経防御能の
測定、を含む方法によって決定することができる。
PCPレセプターに関する有機化合物の結合活性の評価は放射性リガンド結合検
定を用いて実施する。化合物を試験して、PCPレセプターの標識に使用される
トリチウム化MK−801を置換する能力を測定する。競合的置換結合データを
評価すると、好ましい化合物はPCPレセプターに対して高い親和性(即ち低い
ICs。値)を示す化合物である。
結合活性の考察の下では、最大的1μM、好ましくは最大的500nM、最も好
ましくは最大的1100nのIC5o値が高い結合親和性を示す。
細胞毒性の考察においては、FAAレセプターを発現している培養された哺乳動
物のニューロンまたはセルラインを、インビトロでグルタミン酸塩及び被験化合
物に暴露させる。細胞から培地中に放出される酵素、乳酸塩脱水素酵素(LDH
)の量が、細胞死の指標である。このインビトロの細胞死の検定は、後に詳細に
記載する。
インビボの神経毒性の考察においては、J、W マクドナルド等の実験モデル[
シグマ・アンド・フェンサイクリンンーライク・カンパウンズ・アズ・モレキュ
ラー・プローブズ・イン・バイオロジー、E、F、ドミノ及びJ、M、カメンカ
編、697−707頁(1988年)、NPPブックス、アン・アーバー、ミシ
ガンコが使用できる。このモデルにおいて、ラットの仔の一方の大脳半球中への
NMDA注射は、低酸素症−虚血によって作られる病変に似た脳の障害をもたら
す。被験化合物がNMDA誘発病変を限定する能力がそれらの神経防御性の指標
であり、また、この化合物は膣腔的投与されるため、このモデルは血液−脳関門
を越える化合物の能力についての情報をも提供する。
本発明化合物は経鼻、経口または例えば筋肉内、腋腔内もしくは静脈内注射によ
って、または経皮、眼内もしくは経腸的手段によって投与することができる。
最適な用量は常法によって定めることができる。本発明で使用されるN、N’−
二置換グアニジン類の多くは実質上水不溶性であるため、これらは通常プロトン
化された形、例えば有機または無機酸の薬学上許容し得る塩、例えば塩酸塩、硫
酸塩、ヘミ硫酸塩、燐酸塩、硝酸塩、酢酸塩、蓚酸塩、クエン酸塩等として投与
される。
本発明化合物は常套的賦形剤、即ち活性化合物と有害な反応をしない、非経口、
経腸または経鼻投与に好適な薬学上許容し得る有機または無機担体物質と混合し
て使用することができる。好適な薬学上許容し得る担体は、水、塩の溶液、アル
コール、植物油、ポリエチレングリコール類、ゼラチン、乳糖、アミロース、ス
テアリン酸マグネシウム、タルク、ケイ酸、粘性パラフィン、香油、脂肪酸モノ
グリセリド及びジグリセリド類、石油エーテル脂肪酸エステル類、ヒドロキシメ
チルセルロース、ポリビニルピロリドン等を包含するがこれらに限定されない。
この薬用製剤は滅菌することができ、所望ならば、活性化合物と有害な反応をし
ない補助的装置、例えば潤滑ギI、保存剤、安定剤、湿潤剤、乳化剤、浸透圧を
動節するための塩類、緩衝剤、色素、香味及び/または芳香物質等と混合するこ
とができる。
非経口適用のためには、溶液、好ましくは油性または水性溶液並びに懸濁液、乳
液、または座剤を含むインブラントが特に好適である。アンプル剤は簡便な単位
投与形である。
経腸適用のためには、錠剤、糖衣錠またはタルク及び/または炭水化物担体結合
剤等を有するカプセル剤が特に好適であり、この担体は好ましくは乳糖及び/ま
たはコーンスターチ及び/または馬鈴薯澱粉である。甘味のある媒賀を使用する
シロップ剤、エリキシル剤等を使用することができる。持続放出組成物を製剤化
することができ、これは活性成分を、例えばマイクロカプセル化、多重被覆など
によって、差別的に崩壊し得る被覆で保護した組成物を包含する。
静脈内または非経口投与、例えば皮下、腹腔内または筋肉内投与が好ましい。
本発明化合物は、疾病の病態生理学がNMDAレセプターのアゴニストによる神
経細胞の過剰興奮を含む哺乳動物、例えば人間の処置において特に価値がある。
典型的にはそのような対象は、例えば癲痴または低酸素症、低血糖症、脳もしく
はを髄の外傷、または脳もしくはを髄の虚血の結果である、神経細胞の変性によ
って起こる神経系機能不全に罹患しているまたはそのおそれのある対象を包含す
る。
処置を要する典型的な候補は、心臓発作、脳卒中、脳もしくはを髄損傷の患者、
脳虚血が可能性ある合併症である大手術を受ける患者、及び血流中の気体塞栓に
よる減圧症に罹患している患者(潜水夫)を含む。処置を要するその他の候補に
は、ハンチントン病、筋萎縮性側索硬化症、アルツハイマー病、ダウン症候群及
びコルサコフ病のような神経変性疾患に罹患している患者が包含される。
使用される活性化合物の実際に好ましい量は、利用される個々の化合物、製剤化
された特定の組成物、適用方式及び投与部位にしたがって変わるということが理
解されるであろう。与えられた投与計画に対する最適な投与速度は、前記の指針
に関して実施される常套的な用量決定試験を用いて当業者によって容易に定める
ことができる。
米国特許第1411713号、第1422506号及び第1597233号のグ
アニジンのように、本発明に係るN、 N’−二置換グアニジン類もまたゴム加
硫促進剤として使用することができる。
さらなる努力をせずとも当業者は前記の記述を用いて本発明を完全に利用するこ
とができると信ぜられる。したがって以下の好ましい個々の態様は単に例示とし
て解すべきであって、いかなる方式によっても開示されるその他の部分を限定す
るものと解してはならない。
上記及び下記に引用される全ての出願、特許及び刊行物の内容全体は、引用して
本明細書の一部とする。
[実施例コ
下記の実施例において、融点はトーマスーツ−バー装置(化合物の融点く230
℃)またはメルト−テンプ(化合物の融点〉230℃)の開放毛細管中で測定し
、未補正である。全化合物のNMRスペクトルはジェネラル・エレクトリックQ
E−300で記録し、化学シフトは重水素化溶媒(CHC1、,7,26ppm
+HCD!OD、3.30ppm)の残余シグナルに比較してppmで報告する
。
IRスペクトルはニコレット5DXB FT−IRまたはパーキン−エルマー・
モデル1420で、CHCl、中またはそのままで記録した。全ての化合物のI
R及びNMRスペクトルはそれらに割り当てられた構造と一致する。デザート・
アナリティクス(タクソン、AZ)またはガルブレイス・ラボラトリーズ()・
ツクスピル、TN)によって元素分析が実施された。N、 N−ジメチル−1−
ナフチルアミン、3−エチルアニリン、N−エチル−N−1−ナフチルアミン、
BrCN、CH3I、6−ブロモヘキサノイルクロリド、及びブチルリチウム(
2゜5M)はアルドリッヒ・ケミカル・Co、 より取得し、取得したまま使用
した。
0−イソプロピルアナリン及びo−1=ルイジンはアルドリッヒより取得し、減
圧下でのバルブからバルブへの蒸留により新たに蒸留した。ジメチルホルムアミ
ド及びトリエチルアミンはCaSO4中で攪拌し、減圧蒸留し、分子篩上に保存
した。クロロベンゼンはCaH2から新たに蒸留した。エーテル及びテトラヒド
ロフランはベンゾフェノンナトリウム上で還流し、N2雰囲気下で新たに蒸留し
た。
その他の溶媒は全て試薬級であった。
実施例I
N、 N’−ジー(0−イソプロピルフェニル)グアニジン(化合物III)の
製造無水エタノール(8a+1)中O−イソプロビルアニ1ル(2,OOg、
14.8ミ1ノモル)を、無水エタノール(311)に臭化シアン(0,716
g、6.76ミ1ノモル)を溶かした撹はん溶液に加えた。反応混合物を、開口
容器中40分間N2の急流下で150℃に加熱しながら、エタノールを排出させ
た。25℃に冷却後、生成したガラス状固体をCH2Cl□(1511)に溶か
した。この溶液をIN HCI(3X15ml)により抽出した。水層を過剰の
NaOHにより塩基性にすると、白色沈澱物(0、3g、 5.5g)が生じた
。この沈澱物をろ過し、EtOH/H20(1:1)中で結晶化すると、白色軒
昂として標記化合物(80,2g、 1.5%)が得られた。mp175.5−
177℃(分解)。
IR(CHCl3):1640.3400.3500cm−’。
’HNMRδ]、、221(d、6H)、3.303(m、3H)、7.123
−7.293(m、4H)。
+3CNMR:23.412.28,083.38,701.126.395.
126゜677゜
C+ * H25N 3に関する元素分析−計算値:C177,25:H,8,
53:N、14.22゜実測値C177,25:H,8,50;N、14.09
゜実施例2
N 、N’−ジー(■−イソプロピルフェニル)グアニジン(化合物III)の
製造95%EtOH(8m1.)1.:、臭化シアン(0,5g、 4.73ミ
リモル)およびm−イソプロピルアニリン’(1,28g、 9.46ミリモル
)を溶かした溶液を、70−80℃で2.5時間加熱した。反応物を室温に放冷
し、95%EtOH(8el)iこより希釈した。10%NaOH溶液を加え、
生成した白色沈澱物をろ過し、95%EtOH−”H2Oから再結晶化させると
、白色軒昂としてN、N−ジー(m−イソプロピルフェニル)グアニジン(59
0mg、 21.5%)が得られた。+l1pH8−19℃。
1ニチヤ・アナンド等、「インディアン・ジャーナル・オブ・ケミストIJ−J
、19B、873(1980)。
IR(CHCIg):1650.3400.3500c+*−’。
’ HN M R(CD s OD )δ1.25(d、 12H,J =7.
5Hz)、2.95(m、2H)、6.88(d、2H,J−7,5Hz)、6
.98−7.10(m、4H)、7.18(t、 2H。
7゜5Hz)。
C19H25N3に関する元素分析:計算値:C,77,25;H,8,53+
N、14.22゜実測値C,77,28;H,8,47;N、14.23゜実施
例3
N、 N’−ジー(1−ナフチル)グアニジン(化合物IV)の製造エタノール
(2ml)に臭化シアン(1,2g、 I 1.32ミリモル)を溶かした溶液
を、N2下10分間にわたって注射器でエタノール(20ml)中1−アミノナ
フタレン(3,11g、21.37ミリモル)の撹はん溶液中へ入れ、次いで3
日間撹はんを続行した。次いで、反応混合物150℃で5時間溶融すると(同時
にエタノールを排出させる)、黄色固体が得られた。次いで、それを熱エタノー
ル(25腫1)中にとり、不溶性残留物をろ過した。可溶性部分をlNNaOH
溶液(20■1)により塩基性にし、生成した固体をろ過すると、帯褐色固体(
1,887g)が得られた。それを無水エタノールから2回再結晶化させると、
白色軒昂として標記化合物(207mg、 6.2%)が得られた。mp210
−211℃。文献記載のmp197−198.52゜2ナウントン、W、J、ト
ランザクションズ・オブ・ジ・インステイテユート・オブ・ラバー・インダスト
リー2.147−66(1926)。
I R(KBr): 1643cm−’。
’HNMR(CDCIs):δ4.540(広い、NH)、7.296−8.0
0(i、14H)”CNMR(CDC1slδ123.236.124.596
.125.948.126.002.128,141.150.468゜C19
H5N3に関する元素分析:計算値:C181,01;H,5,50;N、I
3.49゜実測値C,81,28;H,5,54:N、13.45゜実施例4
N、 N’−ジー(■−メトキシフェニル)グアニジン(化合物V)の製造諺−
アニンジン(2,1g117.1ミリモル)および臭化シアン(923mg、
8.71ミリモル)を75−85℃で10時間加熱し、次いで室温に放冷した。
次に、白色混合物をジクロロメタンおよび10%NaOH溶液間に分配した。有
機層を濃縮し、生成した残留物を95%EtOHから再結晶化すると、白色軒昂
として標記化合物(1,31g、55%)が得られた。mp134−135℃。
IR(CHCIs)+1650.3400.3500cm−’。
’HNMR(CDCIs):δ3.672(s、6H)、6.61cdd、 2
H,J =7.93および1.6Hz)、6.67−6、71(m、 4H)、
7.21(t、IHj=7.96Hz)。
Cls Hl 7 N s O2に関する元素分析:計算値:C166,34;
H16,32;N、15.49゜実測値C,66,17;H16,32;N、1
5.35゜実施例5
N−(1−ナフチル) −N’−(o−ヨードフェニル)グアニジン(化合物V
I)の製造a、1−ナフチルシアナミド。EhO(15■l)に臭化シアン(6
70mg、 6.34ミリモル)を溶かした溶液を、室温で1−アミノナフタレ
ン(1,45g、 10゜12ミリモル)およびEhO(40■l)の撹はん溶
液に加え、次いで45−50℃で5時間加熱した。反応物を室温に放冷し、アミ
ノナフタレン臭化水素酸塩をろ過し、ろ液をH2Oで2回(2X 20m1)洗
浄した。Et、0層を蒸発させ、生成したオフホワイトの残留物を95%EtO
Hから再結晶化すると、明りリーム色軒昂として1−ナフチルシアナミド(35
0mg、28.8%)が得られた。叩132−133℃。I R(CHCIs)
:2240.3405cm−’。
b7 クロロベンゼン(5a+1)に1−ナフチルシアナミド(182+g、
1.08ミリモル)および0−ヨードフェニルアニリン塩酸塩(279+eg、
1.09ミリモル)を溶かした溶液を、135−140℃で14時間加熱した
。それを濃縮し、残留物をジクロロメタンおよび10%NaOH溶液間に分配し
た。有機層をNa!SO4により乾燥し、濃縮した。生成した明緑色残留物を9
5%EtOH−H,Oから再結晶化すると、オフホワイトの軒昂としてN〜(1
−ナフチル)−N’−(o−ヨードフェニル)−グアニジ:/(140+gg、
33%)が得られた。mp154−155℃。
IR(CHCLg):1650,3400,3500cm−’。
’HNMR(CDCIg):δ6.80(t、LH,J=7.25Hz)、7.
26−7.54(m、7H)、7.70(d、IH,J=7.2Hz)、7.8
4−7.91(m、2H)、8.15−8.23(i、IH)。
CI丁H14N!1 に関する元素分析:計算値:C,52,76:H2S、6
5;N、10.86゜実測値C152,54;H2S、54;N、10.86゜
実施例6
N−(1−ナフチル)−N’−(e−エチルフェニル)グアニジン(化合物VI
I)の製造
a、 m−エチルフェニルシアナミド。EbO(25■l)に臭化シアン(3,
31g、31.26ミリモル)を溶かした溶液を、EhO(50■l)にトエチ
ルアニリン(6゜06g、50ミリモル)を溶かした撹はん溶液にゆっくりと加
え、室温で6時間撹はんを続けた。トエチルアニリン臭化水素酸塩(4,46g
)の白色沈澱物をろ過し、ろ液をHzO(2x20腸1)で洗浄した。エーテル
層を蒸発させると、濃厚な液体として鳳−エチルフェニルシアナミド(3,85
g、 96.5%)が得られた。IR(薄膜)+2225cm−’0
b、クロロベンゼン(20j+1)に鳳−エチルフェニルシアナミド9ミリモル
)および1−ナフチノげシン塩酸塩(9 0 0+mg15. 0 5ミリモル
)を溶かした溶液を、140−145℃で12時間加熱した。それを室温に放冷
し、濃縮し、残留物をジクロロメタンおよび1層%NaOH溶液間に分配した。
有機層を濃縮し、生成した残留物を無水EtOH−H20から再結晶化させると
、オフホワイトの軒昂としてN−(1−ナフチル)−N“−(トエチルフェニル
)グアニジン(55sg,4%)が得られた。諺p96−98℃。
IR(CHCIs):1650、3400、3 50 0 C11−’ 。
’H NMR(CDCls):δ1.16(t.3Hj=9Hz)、2.55(
q,2H.J=9Hz)、4.83(広い.NH)、6.89−8.20(tl
lH)。
C + s H ls N sに関する元素分析.計算値C、7 8. 8 5
+H、6. 6 2 ;N、14. 5 2。
実測値C,7 9. 3 5 :H,6. 61 ;N、14. 3 2。
実施例7
N−(1−ナフチル)−N’−(o−イソプロピルフェニル)グアニジン(化合
物VII工)の製造
a, O−イソプロピルフェニルシアナミド。エーテル(50■l)に臭化シア
ン(3。
79g、35.8ミリモル)を溶かした溶液を、エーテル(15 0ml)と0
−イソプロピルアニリン(7. 7 5g、57 3ミリモル)の撹はん溶液に
ゆっくりと加え、次いで45℃で2.5時間および室温で6時間加熱還流させた
。0−イソプロピルアニリン臭化水素酸塩の白色沈澱物をろ過し、ろ液を水(2
X20ml)で洗浄し、Nalso.で乾燥した。それをろ過し、濃縮し、残留
物をSiloによるフラッシュ・クロマトグラフィーにより精製すると、非常に
明るい黄色の結晶としてO−イソプロピルフェニルシアナミド(2.5g,27
%)が得られた。@p75ー77℃。
IR(CHCIs):2230、3 4 1 0cm−’。
b、クロロベンゼン(20*1)に0−イソプロピルフェニルシアナミド(1.
13g。
7、05ミリモル)、1−ナフチルアミン塩酸塩(1. 1g, 7. 0 4
ミリモル)および1−アミノナフタレン(14. 3 8+g.%O。1ミリモ
ル)を溶かした溶液を、150℃で4時間および室温で10時間加熱した。それ
を濃縮し、残留物をジクロロメタンおよび10%NaOH溶液間に分配した。有
機層を濃縮し、生成した固体をEtOH−)120(10:l)から再結晶化さ
せると、白色結晶としてN−(1−ナフチル)−N’−(o−イソプロピルフェ
ニル)グアニジンC940mg,44%)が得られた。■p175ー177℃。
IR(CHC13):1650、3400、3 5 0 0cm−’。
’H NMR(CDCIs):δ1. 2 2(d. 6H. J =6. 6
Hz)、3.28 3.32(+*。
LH)および7.16−8.19(m.11H)。
C2。H2+N2に関する元素分析:計算値:C、79,17;H、6.98+
N,13.85。
実測値C、7 8. 9 2 :H、7. 0 8 :N、13.77。
実施例8
放射性リガンド結合検定
レセプター供給源としてラット脳膜を用いることにより、PCPレセプター結合
検定を行った。PCPレセプターの標識に使用された放射性リガンドは、[3H
]MK−801(97Ci/ミリモル)であった。
[3H]MK−801の合成およびPCPレセプター結合検定プロトコールは、
ケアナ、J.F.W.、シェルフ、M. W.、クアルム、M,、ソンダース、
M.S.およびウニバー、E7、「ライフ・サイエンシーズ」、43、965−
973(1988)に記載されている。簡単に述べると、上記プロトコールでは
、ラット脳膜を製造し、「デタージエント処理膜」に関する記載(マーフィー、
D. E.、シュナイダー、J,、ベーム、C.、ジーマン、J.およびウィリ
アムス、M.、「ジャーナル・オフ・ファーマコロジー・アンド・エクスペリメ
ンタル・セラビューティックス」、240、778−784(1987)参照)
に従い使用し、−70℃で1011g/itの蛋白質濃度で貯蔵する。レセプタ
ー数または[3H]MK−801に関する親和力に対する一70℃での膜の貯蔵
(1箇月)の影響は観寮されなかった。
ラット膜による検定の場合、解凍した膜を、32℃で15分間0.01%トリト
ンX−100と1+gg/mlでインキュベージシンし、次いで遠心分離によっ
て3回洗浄することにより、内在性アミノ酸濃度を低下させ、最後に検定用緩衝
液に再懸濁した。グリシンおよび1−グルタメートを各々加えて、[IH]MK
−801結合の最大刺激をもたらす1マイクロモルの最終濃度に戻した。検定物
質には、400μlの膜、50μmの放射性リガンドおよび50μmの緩衝液ま
たは非標識薬剤が含まれていた。
[3H]MK−801検定の場合、1ナノモルの放射性リガンドを、室温で4時
間200μg/■lのラット脳膜とインキュベーションした。ブランデル48−
ウェ小細胞採取装置(ブランデル、ガイザースバーグ、メリーランド)を用いて
予め0゜05%ポリエチレンイミンに浸したホワットマンGF/Bガラス繊維フ
ィルターによる真空高速ろ過により、検定を全て停止させた。各フィルターを5
鳳1の冷却した5ミリモルのトリス−HCI(pH=7.4)で3回洗浄した。
各フィルターを10冒1のサイドシフト(ICNバイオメデイカルズ、コスタ・
メサ、カリフォルニア)に懸濁し、50%の計数効率での液体シンチレーション
分光法により放射能を測定した。非特異的結合については、10マイクロモルの
MK−801または100マイクロモルのPCPの存在下で残存しているものと
定義した。
上記要領で製造されたラット脳膜を用いて、N−メチル−D−アスパルテート型
グルタメート・レセプター(マーフィー、D、E、等、「ジャーナル・オフ・フ
ァーマコロジー・アンド・エクスペリメンタル・セラビューティックスJ、24
0ニア78−784(1987))に結合している[3)(コCPP(3−((
±)2−カルボキシ−ピペラジン−4−イル)−プロピル−1−ホスホン酸)、
カイネート型グルタメート・レセプター(ホノア、T9等、Neurosci、
Lett、、65:47−52(1986))に結合している高親和力[3H〕
カイネート、およびキサクアジート型グルタメート・レセプター(マーフィー、
D、E、、スノーヒル、E、W、およびウィリアムス、Ml、Neuroche
m、 Res、、12.775−782(1987))に結合している[3H]
AMPA(DL−α−アミノ−3−ヒドロキシ−5−メチルイソオキサゾール−
4−プロピオン酸)に結合している[3H]カイネートを検定した。
飽和データを評価し、J、B、フィッシャーおよびA、ショーンブルン(「ジャ
ーナル・オフ・バイオロジカル・ケミストリー」、263.2808−2816
(1988))による記載に従いICs。値を測定した。
選択的[3H]標識リガンドを用いた放射性リガンド結合性検定において、ラッ
ト脳膜におけるPCPレセプターへの結合性について、N、 N’−ジ置換グア
ニジンを試験した。(+)[3H]MK−801を用いて、PCPレセプターを
標識した。
表1から明らかな通り、N、 N’−ジ置換グアニジンは、それらが示すう・ソ
ト脳膜への結合から選択的PCPレセプターリガンドを排除する能力によって判
断される通り、PCPレセプターに対してマイクロモルレベルより下の親和力を
有していた。(表1における括弧内の数は、実験数を示す)。
対照的に、各々特異的放射性リガンドとして[SH]CPP、[’)(’Iカイ
ネートおよび[!H]AMPAを用いて検定された試験化合物の中で、N−メチ
ル−D−アスパルテート、カイネートまたはキサクアレート型グルタメート結合
性部位に対して顕著な結合親和力を示すものは無かった。
表1
”H−MK−801に対するラット脳膜におけるIC5a(ナノモル)化含惣
正旋 標準偏差 並
II 216,7 23.4 (9)
III 407.2 50.9 (5)IT 267.2 53.4 (5)
V 493.1 34.6 (4)
VI 209.1 49.7 (4)
VII 38.6 7.3 (6)
VIII 102.1 21.6 (4)実施例9
インビトロ神経傷害性検定
a、細胞培養:ホイットナーおよびバウフマンの方法(ホイブトナー、J、 E
、およびバウフマン、R,W、、rジャーナル・オフ・ニューロサイエンシーズ
」、6.3044−3060(1986))の修正法を用いて、分離したラット
海鳥培養物を製造した。体重6〜8gの新生〜1日令の子ラットに、抱水クロラ
ールによる麻酔をかけ、海鳥が付着した皮質を摘出し、1ミリモルのキヌレン酸
および10ミリモルのMgSO4を補ったC1−不含有分離培地に入れた[チョ
イ、D、W、、rジャーナル・オフ・ニューロサイエンシーズ」、7:369−
379(1987)]。組織から髄膜を一掃し、洗浄し、10単位/mlのパパ
イン(ワーシントン)を含む分離培地中37℃で20分間インキュベーションし
た。酵素処理後、組織を5分間3回]、Qmg/mlのトリプシン阻害剤(シグ
マ・タイプll−0)と37℃でインキュベーションした。
生長培地中での磨砕により細胞を分離し、50μm細胞懸濁液を、1ウエル当た
り50μmの生長培地を含む96ウエル・マイクロタイタープレート(ファルコ
ン)の各ウェルに加えた。使用前、96ウエルのプレートを、ポリーD−リジン
(05mg/ml)およびラミニン(2μg/1l)(コラボレイテイブ・リサ
ーチ)で被覆した。1ウエル当たり5X10’の密度で細胞を培養し、1ウエル
当たり100μmの最終容量とした。生長培地は、5%胎児牛血清(CCL)、
5%規定補充血清()1イクローン)、50ミリモルのグルコース、50単位/
mlペニシリン/ストレプトマイノンおよびMITO+血清増量剤(コラボレイ
テイブ・リサーチ)を補ったイーグル最少必須培地(MEM、アール塩R)であ
った。加湿した4、5%CO2雰囲気中37℃で細胞を維持した。培!3日目、
5マイクロモルのサイドシン・アラビノンドを加えることにより、非神経細胞の
増殖を阻止した。
生長培地と類似してはいるが、胎児牛血清を含まない培地中で細胞を維持した。
細胞傷害性検定を行なったとき、インビトロで15〜16日まで週2回の割合で
半容量の培地交換を行った。
b、グルタメート誘発神経傷害性/乳酸デヒドロゲナーゼ検定:培養物を顕微鏡
で評価し、均一な神経細胞密度を有するプレートのみをグルタメート神経傷害性
試験で使用した。グルタメート試験は、37℃に温められた全溶液により室温で
行なわれた。チョイ等により「ジャーナル・オフ・ニューロサイエンシーズ」、
7:257−268(1987)中で報告されたものと類似してはいるが、pH
7,4で緩衝させ、トリス−HClの代わりに10ミリモルのHEPESを含む
HEPES−緩衝「対照塩溶液J(C3S)中で培養物を3回洗浄した。このシ
ステムでは、全ウェルから培地を同時に除去し、各ウェルに等容量の流体を残す
ことにより均一な薬剤濃度を達成し、細胞が空気に曝される危険を排除する96
ウエル吸引器の使用により迅速な培地交換が行なわれる。薬剤の試験は、用量応
答曲線を与えるための多数の試験物賀の1/2倍希釈物(通常7)並びに500
マイクロモルのグルタメートのみ、試験物!x(最高濃度)のみおよびC8Sの
みを含む3つの対照を用いて500マイクロモルのグルタメートに対して行なわ
れる。1薬剤当たり1つの96ウエル・プレートを使用して8の試料サイズを得
、試験を数回反復する。全痕跡量の血清含有培地が除去されるC8S洗浄後、細
胞を5分間CSS中7濃度の試験薬剤、次いで同一薬剤濃度+500マイクロモ
ルのグルタメートに暴露する。3回のC8S洗浄を反復し、グルコースに富むM
EMの100μmアリコートを全ウェルに加え、プレートを、CO□インキュベ
ーター中で一夜37℃で維持する。
コーおよびチョイによる記載(「ジャーナル・オフ・ニューロサイエンス・メソ
ッズ」、20:83−90(1987))に従い、グルタメート傷害後24−4
8時間で致死および瀕死の状態にある神経細胞により培地中へ放出された乳酸デ
ヒドロゲナーゼ(LDH,サイトツル酵素)のレベルを測定することにより、グ
ルタメートに誘発された神経細胞死を測定する。また、非神経細胞、例えば星状
細胞がこれらの試験中に顕著なレベルのLDHを放出することはないことが確立
された。
培地試料を全ウェルから集め、モレキュラー・ディバイシーズ・キネティック・
マイクロプレート・リーダーを用いてモレキユラー・ディバイシーズ・アプリケ
ージ叢ンズ・ブレタン012−Aにより示されたプロトコールに従いLDHにつ
いて検定した。グルタメート単独対照で得られたLDH値に対して結果を正規化
する。
用量応答曲線からグルタメート誘発LDH放出の50%を阻害する化合物の濃度
を評価することにより、各試験化合物の効力を測定する。この評価はEDs。用
量と呼ばれる。
試験されたジ置換グアニジンは全て、インビトロでグルタメート誘発による神経
傷害を阻害し得た。図1は、化合物II−VIII(対応番号2−8として示さ
れている)に関するEDs。値およびIC,。値開の関係を示す。化合物の神経
細胞保護効力は、PCPレセプターに対するそれらの親和力と密接な相関関係を
示す。
本発明のジ置換グアニジン類の場合、PCPレセプターを介して作用する既知N
MDAチャンネル遮断薬との化学的関係は存在しない。上記で検討した通り、P
CP/ケタミン系列に属する化合物、ベンゾモルフアンオピエート類、ベンゾ−
f−イソキノリン類およびMK−801のみがPCPレセプターと相互作用する
ことは既に知られていた。
前記実施例で使用されたものの代わりに、総括的または具体的に記載された反応
体を使用および/またはこの発明の条件を操作することにより前記実施例を反復
しても同様の結果が得られる。
前述したことから、当業界の熟練者であれば、この発明の本質的特徴を容易に確
認し、そして本発明の精神および範囲から逸脱することなく、様々な変化および
修正を加えて様々な用途および条件にそれを適合させることが可能である。
ED5o(pM)
要約書
ジ置換グアニジン類、例えばビス−1,3−(0−イソプロピルフェニル)グア
ニジン、ビス−1,3−(I!−イソプロピルフェニル)グアニジン、ビス−1
,3−(1−ナフチル)グアニジン、ビス−1,3−(1−メトキシフェニル)
グアニジン、N−(1−ナフチル)−N’ −(o−ヨードフェニル)グアニジ
ン、N−(1−ナフチル)−N’−(+*−エチルフェニル)グアニジンおよび
N−(1−ナフチル)−N’−(o−イソプロピルフェニル)グアニジンは、フ
ェンシフリジン(PCP)レセプターに対して高い結合親和力を呈する。これら
のN、 N’−ジ置換グアニジン誘導体は、NMDAレセプター−イオンチャン
ネル複合体のイオンチャンネル遮断薬として作用することにより、NMDAレセ
プターを介して発せられたグルタメート誘発性応答の非蒙争的阻冨物質として作
用する。すなわち、これらの化合物は、神経保護特性を発揮するため、低酸素症
、低血糖症、脳またはを髄虚血、または脳またはを髄外傷における神経細胞喪失
の治療的処置に有用であり、またてんかん、アルツハイマー病、筋萎縮性側索硬
化症、ハンチントン舞踏病、ダウン症候群、コルサコフ病および他の神経変性疾
患の処置にも有用である。
補正書の翻訳文提出書
(特許法第184条の7第1項)
平成4年9月1日
Claims (52)
- (1)NMDAレセプター−チャンネル複合体においてPCPレセプターに関し て高い結合活性を呈し、ビス−1.3−(o−イソプロピルフェニル)グアニジ ン、ビス−1.3−(m−イソプロピルフェニル)グアニジン、ビス−1,3− (1−ナフチル)グアニジンおよびビス−1,3−(m−メトキシフェニル)グ アニジンまたはその生理学的に許容し得る塩から成る群から選択される神経保護 性対称N,N′−ジ置換グアニジン。
- (2)ビス−1,3−(o−イソプロピルフェニル)グアニジン。
- (3)ビス−1,3−(m−イソプロピルフェニル)グアニジン。
- (4)ビス−1,3−(1−ナフチル)グアニジン。
- (5)ビス−1,3−(m−メトキシフェニル)グアニジン。
- (6)NMDAレセプター−チャンネル複合体においてPCPレセプターに関し て高い結合活性を呈し、N−(1−ナフチル)−N′−(o−ヨードフェニル) グアニジン、N−(1−ナフチル)−N′−(m−エチルフェニル)グアニジン およびN−(1−ナフチル)−N′−(o−イソプロピルフェニル)グアニジン またはその生理学的に許容し得る塩から成る群から選択される神経保護性非対称 N,N′−ジ置換グアニジン。
- (7)N−(1−ナフチル)−N′−(o−ヨードフェニル)グアニジン。
- (8)N−(1−ナフチル)−N′−(m−エチルフェニル)グアニジン。
- (9)N−(1−ナフチル)−N′−(o−イソプロピルフェニル)グアニジン 。
- (10)神経傷害を呈するかまたはそれにり患しやすいほ乳類におけるNMDA レセプター−イオンチャンネル関連神経傷害の阻害方法であって、ビス−1,3 −(o−イソプロピルフェニル)グアニジン、ビス−1,3−(m−イソプロピ ルフェニル)グアニジン、ビス−1,3−(1−ナフチル)グアニジンおよびビ ス−1,3−(m−メトキシフェニル)グアニジンまたはその生理学的に許容し 得る塩から成る群から選択される対称N,N′−ジ置換グアニジンをほ乳類に投 与することを含み、前記N,N′−ジ置換グアニジンが神経細胞のPCPレセプ ターに対して高い親和力を有するものであり、前記N,N′−ジ置換グアニジン が神経傷害の阻害に有効な量で投与される方法。
- (11)神経傷害が、低酸素症、低血糖症、脳または脊髄虚血、または脳または 脊髄外傷発症後の内在性グルタメートの過剰放出により誘発される、請求項10 記載の方法。
- (12)N,N′−ジ置換グアニジンがビス−1,3−(o−イソプロピルフェ ニル)グアニジンである、請求項10記載の方法。
- (13)N,N′−ジ置換グアニジンがビス−1,3−(m−イソプロピルフェ ニル)グアニジンである、請求項10記載の方法。
- (14)N,N′−ジ置換グアニジンがビス−1,3−(1−ナフチル)グアニ ジンである、請求項10記載の方法。
- (15)N,N′−ジ置換グアニジンがビス−1,3−(m−メトキシフェニル )グアニジンである、請求項10記載の方法。
- (16)神経傷害を呈するかまたはそれにり患しゃすいほ乳類におけるNMDA レセプター−イオンチャンネル関連神経傷害の阻害方法であって、神経傷害の阻 害に有効な量で、神経細胞のPCPレセプターに対して高い親和力を有する非対 称N,N′−ジ置換グアニジンを投与することを含む方法。
- (17)神経傷害が、低酸素症、低血糖症、脳または脊髄虚血、または脳または 脊髄外傷発症後の内在性グルタメートの過剰放出により誘発される、請求項16 記載の方法。
- (18)非対称N,N′−ジ置換グアニジンが、N−(1−ナフチル)−N′− (o−ヨードフェニル)グアニジン、N−(1−ナフチル)−N′−(m−エチ ルフェニル)グアニジンおよびN−(1−ナフチル)−N′−(o−イソプロピ ルフェニル)グアニジン、またはその生理学的に許容し得る塩から成る群から選 択される、請求項16記載の方法。
- (19)非対称N,N′−ジ置換グアニジンがN−(1−ナフチル)−N′−( o−ヨードフェニル)グアニジンである、請求項18記載の方法。
- (20)非対称N,N′−ジ置換グアニジンがN−(1−ナフチル)−N′−( m−エチルフェニル)グアニジンである、請求項18記載の方法。
- (21)非対称N,N′−ジ置換グアニジンがN−(1−ナフチル)−N′−( o−イソプロピルフェニル)グアニジンである、請求項18記載の方法。
- (22)病態生理学的変化にNMDAレセプターのアゴニストによる神経細胞の 過剰励起が含まれる神経系疾患の処置方法であって、上記疾患の徴候を呈するか または上記疾患にり患しやすいほ乳類に、ビス−1,3−(o−イソプロピルフ ェニル)グアニジン、ビス−1,3−(m−イソプロピルフェニル)グアニジン 、ビス−1,3−(1−ナフチル)グアニジンおよびビス−1,3−(m−メト キシフェニル)グアニジンまたはその生理学的に許容し得る塩から成る群から選 択される対称N,N′−ジ置換グアニジンを投与することを含み、前記N,N′ −ジ置換グアニジンが神経細胞のPCPレセプターに対して高い親和力を有する ものであり、前記グアニジンが上記疾患の処置に有効な量で投与される方法。
- (23)N,N′−ジ置換グアニジンがビス−1,3−(o−イソプロピルフェ ニル)グアニジンである、請求項22記載の方法。
- (24)N,N′−ジ置換グアニジンがビス−1,3−(m−イソプロピルフェ ニル)グアニジンである、請求項22記載の方法。
- (25)N,N′−ジ置換グアニジンがビス−1,3−(1−ナフチルフェニル )グアニジンである、請求項22記載の方法。
- (26)N,N′−ジ置換グアニジンがビス−1,3−(m−メトキシフェニル )グアニジンである、請求項22記載の方法。
- (27)病態生理学的変化にNMDAレセプターのアゴニストによる神経細胞の 過剰励起が含まれる神経系疾患の処置方法であって、上記疾患の徴候を呈するか または上記疾患にり患しやすいほ乳類に、上記疾患の処置に有効な量で、NMD Aレセプター−チャンネル複合体のPCPレセプターに対して高い親和力を有す る非対称N,N′−ジ置換グアニジンを投与することを含む方法。
- (28)非対称N,N′−ジ置換グアニジンが、式▲数式、化学式、表等があり ます▼ (式中、RおよびR′は相異なり、4−12個の炭素原子を有するアルキル基、 3−12個の炭素原子を有するシクロアルキル基、6−18個の炭素原子を有す る炭素環式アリール、アルカリル、アラルキルまたは複素環基である)を有し、 1−3個の独立または縮合環を含む、請求項27記載の方法。
- (29)非対称N,N′−ジ置換グアニジンが、N−(1−ナフチル)−N′− (o−ヨードフェニル)グアニジン、N−(1−ナフチル)−N′−(m−エチ ルフェニル)グアニジンおよびN−(1−ナフチル)−N′−(o−イソプロピ ルフェニル)グアニジンまたはその生理学的に許容し得る塩から成る群から選択 される、請求項28記載の方法。
- (30)非対称N,N′−ジ置換グアニジンがN−(1−ナフチル)−N′−( o−ヨードフェニル)グアニジンである、請求項29記載の方法。
- (31)非対称N,N′−ジ置換グアニジンがN−(1−ナフチル)−N′−( m−エチルフェニル)グアニジンである、請求項29記載の方法。
- (32)非対称N,N′−ジ置換グアニジンがN−(1−ナフチル)−N′−( o−イソプロピルフェニル)グアニジンである、請求項29記載の方法。
- (33)疾患が、アルツハイマー病、ハンチントン舞踏病、筋萎縮性側素硬化症 、ダウン症候群またはコルサコフ病である、請求項22記載の方法。
- (34)N,N′−ジ置換グアニジンがビス−1,3−(o−イソプロピルフェ ニル)グアニジンである、請求項33記載の方法。
- (35)N,N′−ジ置換グアニジンがビス−1,3−(m−イソプロピルフェ ニル)グアニジンである、請求項33記載の方法。
- (36)N,N′−ジ置換グアニジンがビス−1,3−(1−ナフチル)グアニ ジンである、請求項33記載の方法。
- (37)N,N′−ジ置換グアニジンがビス−1,3−(m−メトキシフェニル )グアニジンである、請求項33記載の方法。
- (38)疾患が、アルツハイマー病、ハンテントン舞踏病、筋萎縮性側素硬化症 、ダウン症候群またはコルサコフ病である、請求項27記載の方法。
- (39)非対称N,N′−ジ置換グアニジンが、N−(1−ナフチル)−N′− (o−ヨードフェニル)グアニジン、N−(1−ナフチル)−N′−(m−エチ ルフェニル)グアニジンおよびN−(1−ナフチル)−N′−(o−イソプロピ ルフェニル)グアニジンまたはその生理学的に許容し得る塩から成る群から選択 される、請求項38記載の方法。
- (40)非対称N,N′−ジ置換グアニジンが、N−(1−ナフチル)−N′− (o−ヨードフェニル)グアニジンである、請求項39記載の方法。
- (41)非対称N,N′−ジ置換グアニジンが、N−(1−ナフチル)−N′− (m−エチルフェニル)グアニジンである、請求項39記載の方法。
- (42)非対称N,N′−ジ置換グアニジンが、N−(1−ナフチル)−N′− (o−イソプロピルフェニル)グアニジンである、請求項39記載の方法。
- (43)ほ乳類がてんかんにり患したヒトである、請求項22記載の方法。
- (44)N,N′−ジ置換グアニジンがビス−1,3−(o−イソプロピルフェ ニル)グアニジンである、請求項43記載の方法。
- (45)N,N′−ジ置換グアニジンがビス−1,3−(m−トイソプロピルフ ェニル)グアニジンである、請求項43記載の方法。
- (46)N,N′−ジ置換グアニジンがビス−1,3−(1−ナフチル)グアニ ジンである、請求項43記載の方法。
- (47)N,N′−ジ置換グアニジンがビス−1,3−(m−メトキシフェニル )グアニジンである、請求項43記載の方法。
- (48)ほ乳類がてんかんにり患したヒトである、請求項27記載の方法。
- (49)非対称N,N′−ジ置換グアニジンが、N−(1−ナフチル)−N′− (o−ヨードフェニル)グアニジン、N−(1−ナフチル)−N′−(m−エチ ルフェニル)グアニジンおよびN−(1−ナフチル)−N′−(o−イソプロピ ルフェニル)グアニジンまたはその生理学的に許容し得る塩から成る群から選択 される、請求項48記載の方法。
- (50)非対称N,N′−ジ置換グアニジンが、N−(1−ナフチル)−N′− (o−ヨードフェニル)グアニジンである、請求項49記載の方法。
- (51)非対称N,N′−ジ置換グアニジンが、N−(1−ナフチル)−N′− (m−エチルフェニル)グアニジンである、請求項49記載の方法。
- (52)非対称N,N′−ジ置換グアニジンが、N−(1−ナフチル)−N′− (o−イソプロピルフェニル)グアニジンである、請求項49記載の方法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US07/487,033 US5093525A (en) | 1986-07-10 | 1990-03-02 | N,N'-disubstituted guanidines and their use as excitatory amino acid antagonists |
US487,033 | 1990-03-02 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05509077A true JPH05509077A (ja) | 1993-12-16 |
Family
ID=23934135
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3506132A Pending JPH05509077A (ja) | 1990-03-02 | 1991-03-04 | N,n’―二置換グアニジン類及びそれらの興奮性アミノ酸アンタゴニストとしての用途 |
Country Status (7)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5093525A (ja) |
EP (1) | EP0516748A1 (ja) |
JP (1) | JPH05509077A (ja) |
KR (1) | KR0178543B1 (ja) |
AU (1) | AU652555B2 (ja) |
CA (1) | CA2077258A1 (ja) |
WO (1) | WO1991013056A1 (ja) |
Families Citing this family (72)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5190976A (en) * | 1986-07-10 | 1993-03-02 | State Of Oregon, Acting By And Through The Oregon State Board Of Higher Education, Acting For And On Behalf Of The Oregon Health Sciences University And University Of Oregon | N,N'-disubstituted guanidines and their use as excitatory amino acid antagonists |
US5312840A (en) * | 1986-07-10 | 1994-05-17 | State Of Oregon, Acting By And Through The Oregon State Board Of Higher Education | Substituted guanidines having high binding to the sigma receptor and the use thereof |
US5478863A (en) * | 1986-07-10 | 1995-12-26 | State Of Oregon, Oregon Health Sciences University Of Oregon | Substituted guanidines having high binding to the sigma receptor and the use thereof |
US5262568A (en) * | 1990-03-02 | 1993-11-16 | State Of Oregon | Tri- and tetra-substituted guanidines and their use as excitatory amino acid antagonists |
US5336689A (en) * | 1990-03-02 | 1994-08-09 | State Of Oregon, Acting By And Through The Oregon State Board Of Higher Education, Acting For And On Behalf Of The Oregon Health Sciences University And The University Of Oregon | Tri- and tetra-substituted guanidines and their use as excitatory amino acid antagonists |
EP0517852B1 (en) * | 1990-03-02 | 2002-07-10 | STATE OF OREGON, acting by and through THE OREGON STATE BOARD OF HIGHER EDUCATION, acting for and on behalf of | Tri- and tetra-substituted guanidines and their use as excitatory amino acid antagonists |
US5574070A (en) * | 1990-05-25 | 1996-11-12 | State Of Oregon, Acting By And Through The Oregon State Board Of Higher Education, Acting For And On Behalf Of The Oregon Health Sciences University | Substituted guanidines having high binding to the sigma receptor and the use thereof |
US5847006A (en) * | 1991-02-08 | 1998-12-08 | Cambridge Neuroscience, Inc. | Therapeutic guanidines |
US5741661A (en) * | 1991-02-08 | 1998-04-21 | Cambridge Neuroscience, Inc. | Substituted guanidines and derivatives thereof as modulators of neurotransmitter release and novel methodology for identifying neurotransmitter release blockers |
KR100246083B1 (ko) * | 1991-02-08 | 2000-03-15 | 버틀러 그레고리 비. | 신경전달물질의 방출조절물질인 치환 구아니딘류 및 그것의 유도체와 그들을 함유하는 약학 조성물 |
DK68592D0 (da) * | 1992-05-25 | 1992-05-25 | Novo Nordisk As | Celle |
US5321012A (en) * | 1993-01-28 | 1994-06-14 | Virginia Commonwealth University Medical College | Inhibiting the development of tolerance to and/or dependence on a narcotic addictive substance |
USRE39300E1 (en) | 1993-01-28 | 2006-09-19 | Virginia Commonwealth University Medical College Of Virginia | Inhibiting the development of tolerance to and/or dependence on an addictive substance |
CA2163361C (en) * | 1993-05-27 | 2008-06-17 | Graham J. Durant | Therapeutic substituted guanidines |
AU705487B2 (en) * | 1993-11-23 | 1999-05-20 | Cambridge Neuroscience, Inc. | Therapeutic substituted guanidines |
US7351743B1 (en) | 1994-02-03 | 2008-04-01 | Wyeth | Therapeutic guanidines |
US6787569B1 (en) | 1994-02-03 | 2004-09-07 | Cambridge Neuroscience, Inc. | Therapeutic guanidines |
US6143791A (en) * | 1994-02-03 | 2000-11-07 | Cambridge Neuroscience, Inc. | Therapeutic guanidines |
KR100423272B1 (ko) | 1994-02-03 | 2004-09-01 | 캠브리지 뉴로사이언스, 인코포레이티드 | 신경전달물질의방출을조절하는화합물,이의약학적으로허용가능한염및이를포함하는약학조성물 |
US5733932A (en) * | 1995-01-06 | 1998-03-31 | The Picower Institute For Medical Research | Compounds and methods of use to derivatize neighboring lysine residues in proteins under physiological conditions |
US6011021A (en) * | 1996-06-17 | 2000-01-04 | Guilford Pharmaceuticals Inc. | Methods of cancer treatment using naaladase inhibitors |
US5935606A (en) * | 1995-07-31 | 1999-08-10 | Sagen; Jaqueline | Reversing excitotoxic CNS damage by cellular implantation |
US6025355A (en) | 1997-05-19 | 2000-02-15 | Cambridge Neuroscience, Inc. | Pharmaceutically active compounds and methods of use |
DE19621038A1 (de) | 1996-05-24 | 1997-11-27 | Boehringer Ingelheim Kg | Aminoguanidine, Verfahren zu ihrer Herstellung und Arzneimittel, die diese Verbindungen enthalten |
US5795877A (en) * | 1996-12-31 | 1998-08-18 | Guilford Pharmaceuticals Inc. | Inhibitors of NAALADase enzyme activity |
US5824662A (en) * | 1996-09-27 | 1998-10-20 | Guilford Pharmaceuticals Inc. | Treatment of global and focal ischemia using naaladase inhibitors |
NZ333235A (en) | 1996-06-17 | 2000-06-23 | Guilford Pharm Inc | Methods of cancer treatment using naaladase inhibitors |
US6384022B1 (en) | 1996-06-17 | 2002-05-07 | Guilford Pharmaceuticals Inc. | Prodrugs of NAALAdase inhibitors |
US6017903A (en) | 1996-09-27 | 2000-01-25 | Guilford Pharmaceuticals Inc. | Pharmaceutical compositions and methods of treating a glutamate abnormality and effecting a neuronal activity in an animal using NAALADase inhibitors |
US6054444A (en) * | 1997-04-24 | 2000-04-25 | Guilford Pharmaceuticals Inc. | Phosphonic acid derivatives |
US5902817A (en) * | 1997-04-09 | 1999-05-11 | Guilford Pharmaceuticals Inc. | Certain sulfoxide and sulfone derivatives |
US6046180A (en) * | 1996-06-17 | 2000-04-04 | Guilford Pharmaceuticals Inc. | NAALADase inhibitors |
US5863536A (en) * | 1996-12-31 | 1999-01-26 | Guilford Pharmaceuticals Inc. | Phosphoramidate derivatives |
US5672592A (en) * | 1996-06-17 | 1997-09-30 | Guilford Pharmaceuticals Inc. | Certain phosphonomethyl-pentanedioic acid derivatives thereof |
US6025344A (en) * | 1996-06-17 | 2000-02-15 | Guilford Pharmaceuticals Inc. | Certain dioic acid derivatives useful as NAALADase inhibitors |
US6025345A (en) * | 1996-06-17 | 2000-02-15 | Guilford Pharmaceuticals Inc. | Inhibitors of NAALADase enzyme activity |
US6071965A (en) * | 1996-06-17 | 2000-06-06 | Guilford Pharmaceuticals Inc. | Phosphinic alkanoic acid derivatives |
US6242198B1 (en) * | 1996-07-25 | 2001-06-05 | Cambridge Neuroscience, Inc. | Methods of treatment of eye trauma and disorders |
US6756389B2 (en) | 1996-08-09 | 2004-06-29 | Cambridge Neuroscience, Inc. | Pharmaceutically active compounds and methods of use |
US5962521A (en) * | 1997-04-04 | 1999-10-05 | Guilford Pharmaceuticals Inc. | Hydroxamic acid derivatives |
KR20000036227A (ko) | 1996-09-27 | 2000-06-26 | 토마스 씨. 서 | 날라다아제조성물, 글루탐산염 이상 치료법 및 동물내의 뉴우런활성법 |
WO1998036743A1 (en) * | 1997-02-21 | 1998-08-27 | Cypros Pharmaceutical Corporation | Neuroprotective poly-guanidino compounds which block presynaptic n and p/q calcium channels |
US6251854B1 (en) * | 1997-03-20 | 2001-06-26 | Mauricio Montal | N-methyl-d-aspartate receptor channel blockers and method for identifying such |
US5981209A (en) * | 1997-12-04 | 1999-11-09 | Guilford Pharmaceuticals Inc. | Use of NAALADase activity to identify prostate cancer and benign prostatic hyperplasia |
US6028216A (en) * | 1997-12-31 | 2000-02-22 | Guilford Pharmaceuticals Inc. | Asymmetric syntheses and intermediates for preparing enantiomer-enriched hydroxyphosphinyl derivatives |
US6121252A (en) * | 1998-03-30 | 2000-09-19 | Guilford Pharmaceuticals Inc. | Phosphinic acid derivatives |
US6395718B1 (en) * | 1998-07-06 | 2002-05-28 | Guilford Pharmaceuticals Inc. | Pharmaceutical compositions and methods of inhibiting angiogenesis using naaladase inhibitors |
US6265609B1 (en) | 1998-07-06 | 2001-07-24 | Guilford Pharmaceuticals Inc. | Thio-substituted pentanedioic acid derivatives |
ES2251204T3 (es) | 1998-07-06 | 2006-04-16 | Mgi Gp, Inc. | Inhibidores de naaladasa utiles como compuestos y composiciones farmaceuticas. |
US6444657B1 (en) | 1998-12-31 | 2002-09-03 | Guilford Pharmaceuticals Inc. | Methods for treating certain diseases using naaladase inhibitors |
WO2000072800A2 (en) * | 1999-05-28 | 2000-12-07 | Smithkline Beecham Corporation | Il-8 receptor antagonists |
US6875759B1 (en) | 1999-07-21 | 2005-04-05 | Kadmus Pharmaceuticals | Substituted guanidines and the use thereof |
US6313159B1 (en) | 1999-08-20 | 2001-11-06 | Guilford Pharmaceuticals Inc. | Metabotropic glutamate receptor ligand derivatives as naaladase inhibitors |
US7375136B2 (en) * | 2001-03-08 | 2008-05-20 | Emory University | pH-dependent NMDA receptor antagonists |
CA2477604A1 (en) | 2002-03-13 | 2003-09-25 | Signum Biosciences, Inc. | Modulation of protein methylation and phosphoprotein phosphate |
US7923041B2 (en) | 2005-02-03 | 2011-04-12 | Signum Biosciences, Inc. | Compositions and methods for enhancing cognitive function |
US8221804B2 (en) * | 2005-02-03 | 2012-07-17 | Signum Biosciences, Inc. | Compositions and methods for enhancing cognitive function |
CA2625153A1 (en) | 2005-10-21 | 2007-04-26 | Braincells, Inc. | Modulation of neurogenesis by pde inhibition |
US20070112017A1 (en) | 2005-10-31 | 2007-05-17 | Braincells, Inc. | Gaba receptor mediated modulation of neurogenesis |
WO2007104035A1 (en) * | 2006-03-08 | 2007-09-13 | Braincells, Inc. | Modulation of neurogenesis by nootropic agents |
US20100216734A1 (en) * | 2006-03-08 | 2010-08-26 | Braincells, Inc. | Modulation of neurogenesis by nootropic agents |
EP2377531A2 (en) | 2006-05-09 | 2011-10-19 | Braincells, Inc. | Neurogenesis by modulating angiotensin |
US7678808B2 (en) | 2006-05-09 | 2010-03-16 | Braincells, Inc. | 5 HT receptor mediated neurogenesis |
US20100009983A1 (en) * | 2006-05-09 | 2010-01-14 | Braincells, Inc. | 5 ht receptor mediated neurogenesis |
WO2008030651A1 (en) | 2006-09-08 | 2008-03-13 | Braincells, Inc. | Combinations containing a 4-acylaminopyridine derivative |
US20100184806A1 (en) | 2006-09-19 | 2010-07-22 | Braincells, Inc. | Modulation of neurogenesis by ppar agents |
CA2663347A1 (en) * | 2006-09-19 | 2008-03-27 | Braincells, Inc. | Ppar mediated modulation of neurogenesis |
AU2008272964A1 (en) * | 2007-06-29 | 2009-01-08 | Emory University | NMDA receptor antagonists for neuroprotection |
WO2009132051A1 (en) | 2008-04-21 | 2009-10-29 | Signum Biosciences, Inc. | Compounds, compositions and methods for making the same |
WO2010048164A2 (en) * | 2008-10-20 | 2010-04-29 | University Of South Florida | N,n'-di-p-bromophenyl guanidine treatment for stroke at delayed timepoints |
US20100216805A1 (en) | 2009-02-25 | 2010-08-26 | Braincells, Inc. | Modulation of neurogenesis using d-cycloserine combinations |
CA2851205C (en) * | 2011-10-11 | 2021-01-19 | Universidad Nacional De Quilmes | Phenyl-guanidine derivatives |
Family Cites Families (14)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US1677235A (en) * | 1928-07-17 | Balph v | ||
US1422506A (en) * | 1921-07-02 | 1922-07-11 | Dovan Chemical Corp | Process of making diphenylguanidine |
US1642180A (en) * | 1922-11-27 | 1927-09-13 | Du Pont | Di-para-xylylguanidine |
US1597233A (en) * | 1923-02-27 | 1926-08-24 | Albert C Burrage | Vulcanization of rubber |
US1672431A (en) * | 1925-11-30 | 1928-06-05 | Firm Chem Fab Auf Actien Vorma | Symmetrical diarylized guanidine compounds |
US2362915A (en) * | 1940-12-24 | 1944-11-14 | Courtaulds Ltd | Process for improving the fastness to washing of dyed cellulosic textile materials |
US2633474A (en) * | 1951-07-21 | 1953-03-31 | Monsanto Chemicals | 1, 3-bis (o-ethylphenyl) guanidine |
US3479437A (en) * | 1963-08-26 | 1969-11-18 | Stauffer Chemical Co | Guanidine complexes as fungicides |
US3320229A (en) * | 1963-08-26 | 1967-05-16 | Stauffer Chemical Co | Complexes of guanidines with completely halogenated acetones |
US3976643A (en) * | 1973-07-13 | 1976-08-24 | William H. Rorer, Inc. | Guanidines |
DE2609534A1 (de) * | 1975-03-10 | 1976-09-30 | Ciba Geigy Ag | N,n'-diphenyl-guanidin-derivate |
US4663263A (en) * | 1984-10-19 | 1987-05-05 | Canon Kabushiki Kaisha | Toner, charge-imparting material and composition containing substituted guanidine compound for electrophotography |
US4709094A (en) * | 1986-07-10 | 1987-11-24 | State Of Oregon, Acting By And Through The Oregon State Board Of Higher Education, Acting For And On Behalf Of The Oregon Health Sciences University And The University Of Oregon | Sigma brain receptor ligands and their use |
US4906779A (en) * | 1986-07-10 | 1990-03-06 | State Of Oregon, Acting By And Through The Oregon State Board Of Higher Education, Acting For And On Behalf Of The Oregon Health Sciences University | N,N'-disubstituted guanidines and their use as excitatory amino acid antagonists |
-
1990
- 1990-03-02 US US07/487,033 patent/US5093525A/en not_active Expired - Lifetime
-
1991
- 1991-03-04 AU AU74845/91A patent/AU652555B2/en not_active Ceased
- 1991-03-04 KR KR1019920702121A patent/KR0178543B1/ko not_active IP Right Cessation
- 1991-03-04 JP JP3506132A patent/JPH05509077A/ja active Pending
- 1991-03-04 WO PCT/US1991/001448 patent/WO1991013056A1/en not_active Application Discontinuation
- 1991-03-04 EP EP91905925A patent/EP0516748A1/en not_active Withdrawn
- 1991-03-04 CA CA002077258A patent/CA2077258A1/en not_active Abandoned
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US5093525A (en) | 1992-03-03 |
WO1991013056A1 (en) | 1991-09-05 |
AU7484591A (en) | 1991-09-18 |
AU652555B2 (en) | 1994-09-01 |
KR0178543B1 (ko) | 1999-05-15 |
EP0516748A1 (en) | 1992-12-09 |
EP0516748A4 (ja) | 1994-04-13 |
CA2077258A1 (en) | 1991-09-03 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH05509077A (ja) | N,n’―二置換グアニジン類及びそれらの興奮性アミノ酸アンタゴニストとしての用途 | |
US5190976A (en) | N,N'-disubstituted guanidines and their use as excitatory amino acid antagonists | |
US4906779A (en) | N,N'-disubstituted guanidines and their use as excitatory amino acid antagonists | |
KR100353486B1 (ko) | 삼치환및사치환된구아니딘류및이를함유하는약제조성물 | |
US5559154A (en) | Tri- and tetra-substituted guanidines and their use as excitatory amino acid antagonists | |
DE69432984T2 (de) | Therapeutische substituierte guanidine | |
PT100115B (pt) | Guanidinas substituidas e seus derivados uteis como moduladores de libertacao de neurotransmissores e ensaios de rastreio para de bloqueadores de libertacao de neurotransmissores | |
DE69838882T2 (de) | Pharmazeutisch wirksame verbindungen und methoden zu ihrer anwendung | |
AU705487B2 (en) | Therapeutic substituted guanidines | |
US20050049312A1 (en) | Novel adamantane derivatives with neuroprotective, antidepressant and anti-ischaemic activities,and process for preparing them | |
AU2013257706A1 (en) | Compositions and methods for the treatment of neurological disorders | |
US6251898B1 (en) | Medical use of fluorenone derivatives for treating and preventing brain and spinal injury | |
US4141993A (en) | Compounds of diphenylcyclopentylamine type and methods for their preparation | |
US4053637A (en) | Compounds of diphenylcyclopentylamine type and methods for their uses | |
CA3213395A1 (en) | Compositions and methods for treating polycythemia | |
DE2227842C3 (de) | Diphenylcyclopentane und diese enthaltende Arzneimittel | |
JP2002012543A (ja) | N,n’−ジ置換グアニジンおよび興奮性アミノ酸アンタゴニストとしてのそれらの用途 | |
WO2001014334A1 (en) | Fluorenone compounds with modified 7-position substituents for treating and preventing brain and spinal injury | |
JPH03220169A (ja) | N,n’―ジ置換グアニジンおよび興奮性アミノ酸アンタゴニストとしてのそれらの用途 | |
WO2014027262A2 (en) | Compositions and methods for the treatment angina and cardiovascular conditions | |
NZ735338B2 (en) | Compositions and methods for the treatment of mucositis |