JPH05508473A - 気体分析装置 - Google Patents

気体分析装置

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JPH05508473A JP3510455A JP51045591A JPH05508473A JP H05508473 A JPH05508473 A JP H05508473A JP 3510455 A JP3510455 A JP 3510455A JP 51045591 A JP51045591 A JP 51045591A JP H05508473 A JPH05508473 A JP H05508473A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 気体分析装置 本発明の技術分野 1つの側面では、本発明は、非分散性の赤外線(ND I R)気体分析のため の新規で改良された変換装置に関する。
第2の側面では、本発明は、エアウェイ・アダプタと共に使用可能であり、その アダプタを通過して流れる特定の気体の濃度を計測する前述の性質の変換装置に 関する。
第3の側面では、本発明は、電磁気スペクトルの赤外線部分にエネルギを放出す る新規で改良されたデバイスに関する。
また、本発明は検出器に関するものであり、更に特定すれば、新規で改良された 赤外線放射検出ユニットに関する。
本発明の背景 米国特許第4859858号と第4859859号とは、共に「気体分析装置」 の名称をもっており、Knodle他に対して1989年8月22日に発行され た。両発明は共に最新式の装置に関するものであり、この装置は、モニタしつつ ある試料申の指定の気体の濃度を示す信号を出力する。これらの特許は、ここで 引用することにより本出願で援用される。
米国特許第4859858号と第4859859号とに開示された気体分析装置 は、非分散性タイプである。それらの装置は、指定の気体の濃度が(1)その気 体に赤外線ビームを通過させ、(2)該指定気体が吸収可能な狭帯域におけるエ ネルギの減衰レベルを確認することにより測定できるとの前提で動作する。これ は、濃度に比例する電気的出力信号を発生する検出器によりなされる。
本発明の重要な応用の1つは、疾病の患者の呼気中の2酸化炭素レベルを七二夕 するカブノメータにある。典型的には、手術の最中に、患者の状態を麻酔医に指 示するなどがこの例である。患者の病状、更には命さえもが危機に瀕しているの であるから、2酸化炭素の濃度が非常な正確さをもって測定されることが最重要 なのである。
米国特許第4859858号と第4859859号とに開示されたものも含め、 気体濃度を測定するのに非分散性赤外線を用いる典型的な道具あるいはシステム においては、赤外線は供給源から放射され、分析されるべき気体上に鏡で合焦さ れる。気体の中を通過した後で、赤外線のビームは、フィルタを通過する。この フィルタは、測定対象の気体が吸収する成る周波数を中心とする狭帯域の赤外線 以外の赤外線をすべて吸収してしまう。赤外線のこの狭帯域が、気体に衝突する 赤外線の大きさに比例する大きさの電気的出力信号を生成することのできる検出 器に送信される。よって、フィルタを通過した帯域の赤外線は、指定の気体の濃 度に比例するところまで減衰される。検出器が発生する信号の強さは、結果的に は、指定の気体の濃度に反比例し、逆数をとることで(1nvertea>該1 度を示す信号を生成し得る。
非分散性の分析器は測定対象の特定の気体について特別に製作する必要があるが 、この分析器は、典型的には小型で比較的安価で、医療の現場のような厳しい要 求の出される環境での使用に耐えるほど頑丈である。
以上で述べた性質をもつ装置またはシステムにおいて、決定的ではないにしても 顕著な重要性を有するのは、赤外線ビームを生じる供給源またはエミッタである 。
最終的な使用に関係な(、これまでに利用できた赤外線源は、いくつかの欠点を もっていた。
その1つは、そのような供給源を加熱でき4上限の温度が比較的低いことである 。赤外線源の出力は直接に加熱温度に関係するから、そのような供給源の出力は 低(なり、それにより、このような供給源は多くの応用について実際的ではない ことになる。
米国特許第4859858号と第485911159号とに開示された赤外線源 では、放射膜を支える基板は、指示ポストにその両端において固定されている。
この基板は、放射膜によって加熱されると、熱膨張により長さが増加する。これ により、特許を受けたタイプの赤外線源は、基板および基板で支えられた要素上 に結果的に加えられる応力により、うまくいかなかった。
更に、特許された赤外線源の組み立ては、いくぶん複雑であり、精密さを要求す る。これらの理由や別の理由により、特許された赤外線源は、高度な品質を有し ながら安価な赤外線源が要求される応用において最適とはいえないことが理解さ れるに至っている。
NDIRタイプの気体分析装置が効率的に動作するためには、分析をうける気体 を通過する赤外線は被変調あるいはパルス化された性質のものでなければならな い。すなわち、連続的なビームの形態よりはむしろ一連のパルスとして利用でき なければならない。そうでなければ、分析器から得られる電気的信号の信号対織 音比は、典型的には、該信号が有用となる程度までは高くない。
必要な被変調赤外線を発生させる最良の方法は、赤外線エミッタを、該エミッタ に電気的エネルギのパルスを供給する電源に上って駆動することである。上述の タイプの赤外線エミッタNDIR分析器では、電源によりエミッタの放射層に電 気的エネルギのパルスが供給されると、このエミッタの放射層の温度が上昇し赤 外線のパルスが放射される。その後に、放射層の温度は急激に低下する。したが って、エミッタのデユーティ・サイクルの残りでは、スペクトルの赤外線部分に おける放射は、エミッタからは、容易に感知できる (appreciable )はどには出力されない。
この変調の技法は、機械的なシステムや成分と、それに付随するそれら装置の体 積、重量、複雑性、脆弱性とを除去できるという利点を有する。また、パルス化 された電源によるアプローチは、機械的チジッパの技法よりも顕著に正確である 傾向をもつ。
以前は、上述の目的のために或いは類似の応用で用いられる電源は、制御された 大きさ、継続時間、周波数を有する単極性パルス、すなわち、すべてが正(また は負ンの値を有する連続するパルスを駆動されたエミッタに供給する。結果的に 、パルス化されたエミッタは、機械的チョッパを用いた機構に共通する、長期的 な安定性に欠けるという重大な欠点を有する傾向がある。これは、エミッタの中 を常に同一方向に電流を流して強い電界を生じさせることの結果である。この電 界はすべて同一の方向を向いていることから時間の経過と共にエミッタの材料に ずれを生じさせる。このずれの結果として、エミッタの性能が劣化し、最終的に は、故障に至る。
気体の濃度を測定する非分散性の赤外線を用いた典型的な装置またはシステムで は、米国特許第4859858号と第4859859号とに開示されたものも含 め、赤外線は供給源から放射され、鏡によって分析されつつある気体に合焦され る。気体を通過した後で、赤外線のビームは、フィルタを通過する。このフィル タが、測定対象の気体によって吸収される周波数を中心とする狭帯域中の放射以 外のすべての放射を吸収する。この放射の狭帯域は、衝突する赤外線の大きさに 大きさが比例する電気的出力信号を生成する能力のあるデータ検出器に送られる 。よって、フィルタを通過したその帯域における放射は、指定の気体の濃度に比 例する程度まで減衰される。データ検出器が発生する信号の強さは、結果的には 、指定の気体の濃度に反比例し、逆数をとることによって(1nvertea) 該濃度を示す信号を提供する。
非分散性の分析器は測定対象の特定の気体について特別に製作する必要があるが 、この分析器は、典型的には小型で比較的安価で、医療の現場のような厳しい要 求の出される環境での使用に耐えるほど頑丈である。
はとんどの非分散性赤外線気体分析装置は、比率機構 (ratioing s cheme)を用いることにより、赤外線源やシステムの他の部分におけるドリ フトと伝送損失とに起因する誤差を除去する。
光学システムを開示し、該システムが、(1)検出器とビーム・スプリッタとを 有し、(2)本願で開示されている目的に一般的に相当する目的をもつ米国特許 はいくつかある。
1966年11月22日発行、特許権者はGoodである第3287556号は その1例である。
これらの特許は、いずれも、高く望まれる属性である交換可能性を有する検出器 ユニット又はシステムに関するものではない。
前述のGoodの特許を除き、これらの特許化されたシステムは、ビームを全領 域に亘って、それぞれが選択された波長の上および下にあるエネルギに分解する ことができるビーム・スプリッタを使用していない。そして、Goodの特許だ けが、入力されるエネルギがコヒーレントである場合には、そのビーム・スプリ ッタを用いてそのことをなし得ると開示しているのである。このレーザで発生さ れたエネルギに対する要求のために、Goodの特許のシステムはあまりに複雑 、大型で、本願が開示する新規な検出器ユニット及びシステムが適合する多くの 応用には高価過ぎるものになる。更にGoodの特許では、その特許をうけたシ ステムが、クラス■のレーザに関する食品医薬品温(FDA)の要求にいかに合 致するかについては開示していない。FDAの承認がなければ、そのシステムは 、もちろん、何らの実用的価値をもたないという欠点を有する。
発明の要約 発明され、ここに開示されるのは、新らしく新規な赤外線エミッタと、電源と、 以上で述べた同一の性質を有する検出器要素の欠点をもたない検出器要素とであ る。この新規な要素は、特にNDIR気体分析に適しているが他の応用にも用い ることができる利点を有する。
ここに開示される赤外線源は、米国特許第4859858号と第4859859 号とに開示されたすべての能力を有する。しかし、更に、特許されている赤外線 源が有していない重要な利点をいくつか有している。
簡単には、本願発明の赤外線源は、基板の端が相互に対して不変の距離で固定さ れてはいないという重要な点で相違している。その代わりに、一端が整流子に固 定されており、この整流子は、基板に基礎をおくエミッタ要素へのサポートとし て働き、基板の他端は整流子に対して自由であるように固定はされないままであ る。結果的として、基板は、その温度が上昇するにつれて長さが伸長し、それに より、機械的な応力の賦課が避けられる。
整流子に基礎をおくアプローチは、また、組み立てを容易にする。たとえば、電 気的接続は更に容易であり(そして、より断絶しに<()、絶縁されたリードの 必要が除去される。また、フィルム・タイプの放出要素は、エネルギをコリメー トし合焦する鏡の軸上に自動的に中心に置かれる。これにより、以前には放出要 素がコリメートする鏡と正確に一直線に並ぶことを保証するために用いられたス テップを除去することにより、組み立てのプロセスは単純化され、コストを削減 される。更に、本願に開示された赤外線源の要素は、特許された赤外線源では金 属から機械加工されるのと異なって、主としてプラスティックから型抜きされる (molded)。このことで、部品コストを著しく減少させながら受け入れ可 能なレベルの精度を維持できる。
更に、本願で開示される赤外線源の新規なデザインにより、コリメート用の鏡を 最後に組み立てることが可能になった。これは、鏡の表面にキズがついたり、そ のほかの損傷が生じる可能性を最小にする。鏡が赤外線源の最も高価な部品であ るからこれは重要である。
本願に開示される赤外線源の更に別の非常に重要な利点は、放出要素と該放出要 素まで電流が流す導体と該放出要素を指示する基板と基板に実装される要素との 熱的物理的電気的などのパラメータが、均衡され相関されることによって、動作 中の放出要素から遠ざかる熱の流れが、精密に制御され、放出された赤外線エネ ルギと相関付けられる。その結果、赤外線源は、正確に予想可能な強さの赤外線 を放出させ得るようになる。これは重要である。たとえば、モニタされつつある 気体試料の濃度の測定として非分散性気体分析装置によって用いられるのは、適 当な帯域幅における放出されたエネルギと検出されたエネルギとの差であり、放 出される赤外線の強さが正確でなければ、この差分は正確ではない。
両立式(compatible)基板上に放出層を有する赤外線エミッタにおけ る部品の前述した望まないズレは、本発明の原理に従って、単極ではなく双極( バイポーラ)電源を用いて赤外線源のエミッタを駆動させることにより、避けら れる。そうすることで、エミッタの周辺で生じる電界は、動作電圧がエミッタに 印加されるたびに反転し、エミッタ部品がズレを生じる傾向は回避される。
前述の性質の赤外線エミッタを動作させるのに双極電源を用いる更に別の利点は 、エミッタの放出要素により大きな電力を与えることができる点である。すなわ ち、より高い電流密度を使用し得ることである。エミッタの出力が増大する結果 となるので、これは重要である。
また、より高い周波数も用いられ得る。ズレが深刻な問題点ではなくなったので 、それ以外の点では望ましいのだがズレの可能性のゆえにこれまで使用できなか った部品を使用し得るようになる。
以上で例として論じたNDIRの応用に対して、双極電源は、周波数が40〜2 50Hzの範囲内にあり、電圧が12〜24Vの範囲内にあり、ノ々ルスがデユ ーティ・サイクルの5〜20%を占めるように、パルスを出力するように設計さ れる。
本願で開示される新たで新規な赤外線検出ユニットは、指定の気体の非分散性の 測定に用いられた場合、これまでにそのアプローチによって可能であると考えら れてきたよりも更に正確に測定をすることが可能である。これは、特に、医療現 場など高度の正確さが最重要である応用においては、顕著な利点である。同時に 、分散性タイプの分析器とは異なり、この新規な検出ユニットは、コンIくクト であって、また、最も苛酷な応用にも耐えるほど頑丈であり、製造費用が比較的 かからない。
本発明の原理に従って、分析されつつある気体を通過したビームの全範囲に亘る エネルギを指定の波長よりもそれぞれ短い及び長い波長を有するエネルギの部分 に分解する新規なビーム・スプリッタにより更なる正確さが達成される。これら の部分のエネルギは、適切なバンドパス・フィルタを通って、ビーム・スプリッ タと鏡像関係に位置する同様の大きさのデータ検出器と基準検出器とに送られる 。
結果的に、これらの検出器は共に、ビームの全体から適切な波長のエネルギを受 け取る。これにより、雨検出器上のビームの像が、(1)データ検出器と基準検 出器とは空間的に一致していないことから空間的に異なり、及び(又は)、(2 )ビームは雨検出器の前面にあるバンドパス・フィルタの一方を通過してから他 方を通過してデータ検出器と基準検出器とに到達するので、時間的にも異なって いるような並列式(side−by−sfde)や他の検出器で生じる不正確を 除去できる。
°新規でモノリシックな等温の台(マウント)が、ビーム・スブリ・ツタと基準 検出器とデータ検出器とを光学的精度に要求される正確さをもって支持する。こ のサポートに伴うライト・トラップが、余分なエネルギが検出器に到達すること を防ぐことで精度が向上する。
射する結果的な能力とのために望まれる。しかし、これは、このタイプの検出器 は、温度の変動にも等しく敏感であることを意味する。したがって、検出器温度 のほんの僅かな変化やデータ検出器と基準検出器との僅かな温度差でさえ精度に 著しい影響を及ぼし得る。
センサ/ヒータ・システムは、2つの検出器を正確に、典型的には0.01℃以 下の変動幅で、1つの選択された温度に保つ態様で等温サポートを加熱すること により精度を向上させる。このサポートは、熱伝導性の材料から製作されて、デ ータ検出器と基準検出器との間の温度差のこの非常に小さな値を減少させるよう に形成される。同時に、この新規でモノリシックな検出器のサポートと以下で説 明する特徴によって、それらは頑丈でしかもコンパクトになる。
更に検出器ユニットに組み込まれたものとして、一対の電子的増幅器がある。
これらによって、データ検出器と基準検出器とからの出力を、その出力が信号プ ロセッサへの過剰なノイズなしに送信され得るレベルまで増加させる。信号プロ セッサは、検出器の出力を、流れ又は分析対象の他の試料の中の選択された気体 の濃度を反映する信号に変換する。
典型的には、本願で開示される性質の検出器ユニットは、電気的ノイズが支配的 な環境で用いられる。新規な静電シールドが、データ検出器と基準検出器とそれ らに伴う回路とを、周囲の電磁干渉(EMI)やその他の放射の悪影響(adv erse effect)から効果的に遮断(isolate)する。
新規なケーシングが、静電シールドと、検出器と、検出器ユニット中の他の電気 的及び光学的要素を囲み、外部の物質がこれらのデバイスに達しないようにする 。ケーシングの中及び静電シールドの中のガイド・システムが、ユニットの組み 立てと、静電シールドと該デバイスにより遮蔽される要素との電気的接続とを容 易にする。
検出器ユニットを囲むケーシングは、変換器の中の1要素であり、この変換器は 、前述の供給源を含み、また、赤外線を放射しそのエネルギを合焦してビームと し、そのビームを分析対象の気体を通過して伝搬させる要素を含む。本発明の現 時点での特に興味のある応用においては、これらの変換器は、その中を通過する 2酸化炭素等の気体の濃度を測定するためにエアウェイ・アダプタと共に用いら れる。
これらのエアウェイ・アダプタは、典型的には使い捨てであり、光学的特性が1 つのアダプタと次のアダプタとでは異なる可能性がある。しかし、これは、重要 ではないのであって、本願で開示される性質の検出器ユニットが変換器で用いら れる場合には、相互の交換可能性が提供される。このユニットのデータ検出器と 基準検出器とは共に、減衰されたビームの同じ範囲に亘るエネルギに反応するの で、ズレや光学的経路における外部の物体などの光学的変動は、両方の検出器に 同一の程度同一の態様で影響を与える。したがって、データ検出器と基準検出器 との出力が比率化される(ratioed)と、変則部分(anomalfti es)は打ち消し合う。これはまた、他の非分散性の双検出器システムでの頻繁 な再校正が不必要あるいは少なくとも最小化されることを示している。
好ましくは、検出器温度を制御するのに用いられるものとは独立の第2のシステ ムが用いられて、エアウェイ・アダプタのケーシングが、上昇させた温度(好ま しくは、42〜45℃の範囲)に保たれる。この温度は、湿気がアダプタに組み 込まれたウィンドウ上で凝結するのを防止するのに十分に高(、放射エネルギを そのデバイスの中に通過させ、分析対象の気体を通過した後では、検出器システ ムまで至らせる。凝縮がもたらし得る問題の除去にこのようにアプローチするの は、エアウェイ・アダプタの加熱がデータ検出器と基準検出器とのヒータに供給 される電力に影響しないという重要な利点を有している。その結果、ケーシング ・ヒータと検出器ヒータとの回路が結び付けられている場合にケーシングの温度 が上昇するにつれて生じ得る検出器ヒータの電源の変動が除去される。そのよう な変動に起因する検出器温度の望まない変化もまた除去される。
図面の簡単な説明 図1は、(a)分析対象の気体のための特定された流れの経路を提供するエアウ ェイ・アダプタと、(b)混合した指定の気体の濃度を表す信号と基準信号とを 出力する変換器との分解図であって、この変換器は、本発明の原理に従つて構成 される赤外線源またはエミッタ・ユニットを含む。
図2は断面図であり、エアウェイ・アダプタ/変換器アセンブリの検出器を組み 込んだ光学システムを示している。
図3は、赤外線源の分解図である。
図4は、(a)赤外線源に用いられ、赤外線エミッタを支持し該エミッタ・ユニ ットへの電気的接続を行う整流子と、(b)該整流子を支持し赤外線源の起訴で ある成形(molded)リングとの間の関係を示すための分解図である。
図5は、赤外線エミッタと支持整流子とから成るアセンブリの、ベースの中に取 り付けられる以前の平面図である。
図6は、エミッタ/整流子アセンブリの部分的な図解である。この図は、エミッ タの温度が上昇するにつれてそのエミッタの長さが自由に伸長し、よってエミッ タ又は該ユニットとの電気的接続を損傷する可能性のある応力の賦課を除去する ことを許容する整流子とエミッタとの間の新規な浮動関係を示している。
図7は、赤外線源に使用される放物線状の鏡の垂直方向の断面図であり、エミッ タが出力した赤外線をコリメートし、合焦させてビームを生成し、特定の光学的 経路にそって方向付けする。
図8は、組み立てられた供給源ないしデバイスの平面図である。
図9及び図10は、木賃的に図8の線9−9と線10−10とに沿ったデバイス の断面である。
r!!JIOAは、赤外線源のエミッタの断面図であり、この要素を通過する熱 の経路を示している。
図11は、やはり本発明の原理を具体化している第2の赤外線源の立体図である 。
図12は、図11の赤外線源の第2の立体図であり、この図では、図12の矢印 13−13で指示される方向を向いている。
図13は、図11の赤外線源の断面図であり、図12の赤外線源14−14に実 質的に沿っている。
図14は、図11の赤外線源の断面図であり、図15の赤外線源15−15に沿 っている。
図15は、図11の線16−16に実質的に沿った赤外線源の断面である。
図16は、図11のデバイスにおいて用いられる整流子要素の部分的な平面図で ある。
図17は、図11の赤外線源において用いられる、エミッタが出力した赤外線を コリメートし合焦させてビームとし特定の光学的経路に沿って方向付ける放物線 状の鏡要素の垂直方向の断面である。
図18は、図1の変換器において用いられる双極電源のブロック図である。
図24は、図1の変換器の分解図を構成する図24Aと図24Bとの関係を示し ている。
図25は、部分的に組み立てられた変換器の部分図であって、変換器に組み込ま れた検出器ユニットの中のプリント回路板が変換器の静電シールドに接続される 態様を示している。
図26は、図2の線27−27に沿った検出器ユニットの部分図であって、検出 器ユニットの中に組み込まれたライトトラップが機能する態様の理解を容易にす るものである。
図27は、図2の線27−27に沿った検出器ユニットの部分図であって、検出 器ユニットの中に組み込まれたライトトラップが機能する態様の理解を容易にす るものである。
図28は、図2の部分的拡大図であり、検出器ユニットのデータ検出器と基準検 出器とがそのサポートから電気的に絶縁する検出器取り付はシステムをさらによ く示す。
図29は、図5の矢印5A−5Aの方向に見た基準検出器の平面図である。
図30は、検出器ユニットを通過する縦方向の断面である。
図30Aは、検出器ユニットで用いられ、データ検出器と基準検出器とを同一の 選択された不変の温度に維持し、エアウェイ・アダプタのケーシングを上昇した 温度に維持するシステムの回路図である。
図31は、変換器の中で用いられ、該変換器の電気的要素に適切な電圧で電力を 供給し、基準検出器とデータ検出器とによって出力される信号を増幅するシステ ムのブロック図である。
図34は、図27のシステムに組み込ま必要な動作電圧を提供する電源の電気回 路である。
図42は、本発明の原理を具体化する第2のタイプの検出器ユニットの断面であ る。
発明の詳細な説明 本発明の原理は、(a)患者機械間のベンチレータ回路のエアウェイ・アダプタ を通過する2酸化炭素の濃度の大きさに比例する信号と、(b)基準信号とを出 力する変換器において、特に利点がある。これらの信号は、上記で援用した米国 特許軍4859858号と第4859859号とに開示された態様で比率をとら れ(ratioed)、エアウェイ・アダプタを通過して流れる2酸化炭索漠度 を正確にかつ動的に(dynamically) 表す信号を提供する。代表的 で好適なエアウェイ・アダプタと本発明の原理に従って構成されそれを具体化す る補完的な変換器が、図1及び図2に示され、それぞれ参照符号22と24とで 同定されている。
図1は、変換器24の重合体の(polymeric) ハウジング26を主と して示している。この変換器はまた、(a)赤外線エミッタ・ユニット又は供給 源28(図1〜図10)と、(b)検出器ユニット30(図2)と、(C)検出 器ユニット電源32(図2、図24B、図25〜図30)と、(d)ユニット2 8のエミッタを駆動するバイポーラ電源33(図18、図19)とを含む。
図解のエアウェイ・アダプタ22は、患者の気管内に挿入された気管内チューブ と機械的なベンチレータとの間の接続のために設計されており、この場合に変換 器24は、医療を受けている患者が吐き出した2酸化炭素レベルを測定するのに 用いられる。
次に図1及び図2では、エアウェイ・アダプタ22は、典型的にはバロックス・ ポリエステル (Valox polyester)またはそれに相当する重合 体(ポリマ)から成形される一体型のユニットである。エアウェイ・アダプタ2 2は、一般に、平行6面体の中心部分34と、このアダプタを通過して端から端 まで伸長するサンプリング通路40をもつ2つの円筒形のに端部36及び38と を有する。端部36及び38は、軸が中央部分34と直線になっている。
エアウェイ・アダプタ22の中央部分34は、変換器24に台座を提供する。
統合されたU型のケーシング要素42は、変換器24を、エアウェイ・アダプタ に対して縦方向に、また、図1の矢印44によって示される横断方向に確実に位 置付けられる。この矢印はまた、エアウェイ・アダプタ22が変換器24に組み 立てられる際に移動される方向である。
アパーチャ46及び48が、エアウェイ・アダプタ22の中心部分34に形成さ れる。変換器24がエアウェイ・アダプタに組み立てられると、これらのアパー チャは、図2の参照符号50で示される光学的経路に沿う直線上に並ぶ。この光 学的経路は、変換器24の中の赤外線エミッタ・ユニット28からエアウェイ・ アダプタ22とそこを通過する気体とを横断して変換器24の赤外線検出器ユニ ット30まで伸長する。
(a)光学的経路50を横断する赤外線を減衰させることなくエアウェイ・アダ プタ22を通って流れる気体がアパーチャ46及び48から漏れるのを防止する ために、また、(b)外部物質をエアウェイ・アダプタから排除するために、こ の装置はサファイア・ウィンドウ52及び54で封されている。サファイア・ウ ィンドウが使用される理由は、ガラスやプラスチックなどの他の物質は、検出器 ユニット30で発生される信号の質が著しく損なわれるほどに赤外線を吸収して しまうからである。
内部に供給源ユニット28と検出器ユニット30とを有している変換器24のケ ーシング26は、4角形に形成されたギャップをもつ第1及び第2の端部を有し ている。変換器がエアウェイ・アダプタ22に組み込まれることで、変換器ケー シング26の2つの部分58及び60は、エネルギ伝送ウィンドウ52及び54 が内部に備え付けられたエアウェイ・アダプタの中央部分34の2つの内側壁を 包囲する。
光学的に透明なウィンドウ68及び70が、変換器ハウジング26の内端壁76 及び78に存するアパーチャア2及び74における光学的経路50に沿って備え 付けられる。これらのウィンドウにより、変換器ハウジングの26の左側端部5 8におけるユニット28で発生される赤外線ビームは、エアウェイ・アダプタ2 2まで、次いで、エアウェイ・アダプタから変換器ハウジングの右側部分60に おける検出器ユニット30まで通過する。同時に、ウィンドウ68及び70は、 外部の物質が変換器ケーシングの内部に侵入するのを防ぐ。
次に図3〜図10において、赤外線を放射し、そのエネルギをビームとして形成 し、そのビームを光学的経路50に沿って伝搬させるのに用いられるユニット2 8は、赤外線エミッタ80と、整流子82と、チューブないしキャップ84と、 鏡要素86とを含み、これらはすべてベース88から支持されている。
図5及び図6において最もよく示されている赤外線エミッタないしエネルギ源8 0は、単一の厚いフィルム構造である。そこに含まれる基板90は、本発明の1 つの実施例では、長さ0.250インチ、幅0.040インチ、厚さ0.005 インチである。しかし、この基板は、厚さが、0.003インチ〜0.005イ ンチの範囲で変化することは可能であり、低い熱伝導性を有する物質から形成さ れる。ステアタイト(Steatite、酸化マグネシウムと2#化ケイ素とを 含む多結晶の物質)が好ましく、これは、この物質がアルミナ等の従来の低熱伝 導率物質よりも1マグニチユード小さいオーダーの熱伝導率を有するからである 。これは重要であり、というのは、エミッタを動作温度まで加熱するのに要する 電力を著しく減らすことができるからである。
しかし、アルミナをステアタイトの代わりに用いることも可能である。これは、 基板が、絶縁体のガラス等の熱伝導性の低い物質で好ましくは被覆されている場 合である。
使用可能なもう1つ別の基板物質は、融解石英である。
2つのT型の導体または端子94及び96が、基板90の上側表面92に接着さ れている。図5及び図6に図解された例示の赤外線エミッタ80においては、各 導体は、長さが0.035インチで、導体間のギャップ100は0.030イン チである。
端子94及び96は、好ましくは、DuPontの4956等のインクを基板9 0の表面92にプリントし、その基板を焼成することで得られるサーメットを含 むプラチナと金とで形成される。
端子94.96の上に重ね合わされ、基板90の表面92にその端部が導体94 及び96にオーバーラツプするように接着されるのは、放射性で電気的抵抗性物 質の厚いフィルムないし層102である。その好ましい物質は、Electro −5cience Labs ESL3812 Inkを焼成することにより得 られる。このインクは、大きな比率のプラチナを含んでおり、250〜300℃ の幅の動作温度を有する。
図解した実施例の放射性の層102は0.070インチの長さであり、エミッタ の2つの端部104.106は、エミッタ80の導体94及び導体96の上に0 .020インチオーバーラツプしている。よって、全体のオーバーラツプで、放 射性の層102の全面積の57%を構成する。これは、好適で動作可能な範囲で ある50〜60以内である。
前述の範囲のオーバーラツプによって、放射性層102と導体94及び96との 間のインターフェースにおける電流密度が高くなり過ぎて放射性層のバーンスル ー(burnthrough)や疲労によるクラブキングによるエミッタ8oの 不良が生じることが防止される。
出願人がそのようにしてエミッタ80の不良を防止することができるのは驚くべ きことである。以前は、アクティブな層・導体オーバーラツプを伴う厚いフィル ムのデバイスが、成功裏に動作するのは、オーバーラツプが15%を超える場合 には不可能であると信じられてきたのである。
また、過度の電流密度にさらされることに起因する不良に抗するのに貢献するの は、導体94及び96のT型の構成である。これは、少なくとも、放射性層のバ ーンスルーに対する抵抗力に関する限りは、より従来型の4角ないし側面が直線 である導体よりも潜在的に優れている。
次に、図3〜図6において、整流子82は、錫めっきをした銅などの導体の金属 のシートから打ち抜かれたものである。エミッタは、一体化した(integr al)タブに接続した2つのほぼ類似する弓形のセグメント108及び110を 有しており、導体ないし端子116はセグメント108と一体で半径方向に伸長 し、整流子セグメント110と一体で半径方向に伸長する導体ないし端子118 は、端子116から整流子の円周を半分回った反対の位置にある。
示したように、2つの整流子セグメント10g、110のそれぞれは、はぼ弓状 の構成をしている。U形状の整合スロット120,122は、セグメント1゜8 の周縁部に開口しており、第3のU形状の整合スロット124は、セグメント1 10の周縁部に開口している。また、整流子セグメント1o訳110の周縁部に 開口しているのは、それぞれ、導体受容スロット126.128である。
整流子82には、エミッタ・サポート130,132が存在する。サポート13 0は、整流子セグメント108と一体であってその半径方向に内向きに伸長して いる。エミッタ・サポート132は、軸方向にサポート130に対して整合して いる。それは、整流子セグメント108と一体でありその半径方向に伸長してい る。エミッタ・サポート130は、以後では整流子82の底部136として呼ば れる部分の上にエミッタ受容の窪み134を有し、また、第2のエミッタ受容の 窪み138がエミッタ・サポート132の中及び整流子82の底部136の上に 形成される。
エミッタ80の一端140は、エミッタ・サポートの窪み134の中にあり、図 示のエポキシ接着剤(epoxy adhesive) 142によって接着さ れ固定されるのに対し、エミッタの他端143は自由に移動する状態にされる。
表面の張力により、エポキシ接着剤は、エミッタ80を図5に示される位置に引 (。これにより、中間点144は、エミッタ・ユニット28の中心線145の上 に位置することになる。それにより、厚いフィルムないし層102から放射され るエネルギを鎖部分86がコレ−) (collate)及び合焦(focus )する能力が最適化されるという点で、このことは重要であり、その結果、エミ ッタ・ユニット28から投射される最適のビームは最適の質となる。
特に、図5に示すように、エミッタ左側端部の整流子セグメント108に溝ない し窪み138を受容するための横方向のスロット146がある。このスロット1 46のために、エポキシ接着剤142は、図5の参照番号147で示される境界 を超えることはない。結果的に、エミッタ82の左側の固定された端部140は 、境界147と同一のしかし超えない位置まで引かれる。エミッタの端部140 がそのように位置していることで、エミッタは、ユニット28の縦方向の中央線 145上で正確に中心にある。
エミッタの他端143は、エミッタ・サポート132のスロット138の上に位 置している。しかし、エミッタ80のこちらの端部は接着されておらず、その代 わりに、図5及び図6の矢印5.6で示すように、スロットの中で前後に自由に 動く。その結果、電流がエミッタ80の放射性層102を横断して供給されて放 射性層と基板90とを加熱する場合に、基板は熱膨張によりその長さが成長ない し増加するが、この成長は、強制されるというよりも適応されたものである。
その結果、仮に両端が固定されていた場合にエミッタ80に賦課される応力は排 除され、エミッタ80への損傷または機械的な応力が賦課されたとすれば生じ得 たその要素の故障は除去される。
エミッタ80が整流子82に組み込まれた後で、2つの端子94.96がそれぞ れ整流子82の導体セグメント108.110に接続される。他端がエミッタ・ ユニット端子94.96と整流子セグメント108.110とにはんだ付けされ た導体ないしリード線がこの目的のために用いられる。これらは、図5に図解さ れ、参照番号149及び150で示されている。
以上のステップが完了すると、整流子端子118.118が整流子の導体セグメ ント108.110に対し直角に曲げられて、エミッタないし整流子部分が、半 径方向エネルギ放射ユニット28のベース88に備え付けられる。この要素は図 3及び図4に最もよく示されており、モノリシック部材である。この要素が動作 する環境は、エミッタ80の放射性層102によって加熱され上昇した温度に到 達することができる。よって、ベースは、エミッタ・ユニット28の動作中そし てリード線149.150がベースにより支持されている整流子セグメント10 8及び110に達する温度で構造的に安定であるポリスルホンまたはそれに相当 するポリマから製作される。
ベース88は、円筒形の構成をしており、プラットフォーム151と、プラット フォーム151から上方向に伸長しベースは図4に示す方向にある一体の環状の 壁セグメント152〜158とを有する。壁セグメント152.154.158 のそれぞれから内側に伸長しているのは、整流子82のセグメント108.11 0の中の3つのU形状のスロット120.122.124の内の対応する1つを 補完するように構成されているボス160.162.164である。直径方向に 対向するスロット166及び168が、ベース88の中に形成され、ベース88 の頂点から底部に伸長する。これらのスロットは、ベースの外側に、整流子82 の端子116及び118よりも僅かに広(開口しており、整流子端子よりも僅か に深い。結果的に、端子116及び118は、エミッタ・ユニット28が組み立 てられるときに、スロット166及び168の内部に適合しつる。
エミッタ80と整流子82とを組み立てたもの(アセンブリ)は、図4に示され ているようにベースに対してそれを直線にして、このエミッタ/整流子アセンブ リを矢印170で支持される方向に下向きに、整流子のセグメント108及び1 10がベースのプラットフォーム151の表面172の上に達するまで移動させ ることにより、ベース88の中に備え付ける。 ・ベース88の半径方向のボス 160〜164は、エミッタ/整流子アセンブリが備え付けられる際に、ベース 88に対して整流子82を導き、また、その後で該アセンブリとベースとを所望 の関係で維持する。いうたん整流子セグメント108.110がベース88のプ ラントフオーム上に位置付けられれば、エミッタ/整流子アセンブリは、整流子 セグメントとプラットフォームの表面との間の適切な接着剤(図示せず)によっ て、その位置に保たれる。
図3及び図4から明らかなように、ベース88上の半径方向のラグ(lugs) やボス160〜164と整流子82の補完的なノツチ(noches) 120 〜124との非対称的が存在する。これは、上述のエミッタ/整流子アセンブリ の備え付けに関する限りで本発明の重要な特長であり、というのは、それにより 、整流子がベース88内で逆に備え付けられることが防止されるからである。
エミッタ/整流子アセンブリが備え付けられベース88に接着された後で、21 つの整流子タブ112.114は除去され、整流子セグメント108と110と の間にギャップ174と176とを残す。これが整流子セグメント108をセグ メント110から電気的に絶縁する。したがって、整流子端子116.118の 内の1つに与えられる電流は、関連する整流子セグメント108または110か らエミッタ80と第2の整流子セグメントを通って、2つの整流子端子の第2の ものに流れる。たとえば、端子116に与えられた電流は、順次、整流子セグメ ント108と、リード線149と、エミッタ端子94と、放射性層102と、エ ミッタ端子96と、リード線150と、整流子セグメント110とを通過して、 整流子端子96に達する。その結果、放射性層102が加熱されて、電磁気的ス ペクトルの赤外線部分における所望のエネルギを放射する。
上述した分離(breakaway) タブ112.114は、エミッタ・ユニ ット28の組み立ての点で、本発明の重要な特長である。エミッタ80と整流子 82とのアセンブリは、かなり脆弱で、リード線149.150から、エミッタ 端子94及び96と整流子セグメント108及び110までの接続も同様に弱い 。このアセンブリは、整流子セグメント108及び110が別々の要素である場 合には、扱うたり、備え付けたり、整合するのが困難である。しかし、整流子セ グメント108と110とが一体化されているので、整流子は支持フレームであ ると共にアセンブリ・ジグとしても機能するので、それはもはや問題ではない。
扱いと備え付けとは、非常に簡略化され、これは、特に、エミッタ/整流子アセ ンブリの備え付けの後のタブ112.114の除去が容易に達成されるからであ る。
別の観点で、整流子セグメントが別々のエミッタ/整流子アセンブリは特別で使 用が比較的困難な備え付けるべき固定物を必要とし、よって、この脆弱なアセン ブリを扱うことは問題点を有する。対照的に、除去可能タブの付いた一体の整流 子を用いることで、整流子は、エミッタと整流子とのための一体のアセンブリ固 定物として機能するようになされ得る。
いったんエミッタ/整流子アセンブリが備え付けられて、ベース88に接着され 、タブ112と114とが除去されると、エミッタ・ユニット・チューブないし キャップ84が備え付けられる。この要素は、図3、図8〜図10に示されてい るが、アクリロニトリル・ブタジェン・スチレン(ABS)等の高度の構造的安 定性を有するポリマを材料とする環状の部材である。
キャップ84は、ベース88と同じ直径である。キャップ84は、平坦なプラッ トフォーム178であって、ギャップ190〜197で隔てられた環状のボス1 80〜188の円形のアレーが依存している。
キャップ84は、それをベース88に対して図3の矢印198が支持する方向に 移動させることで、いったんその図の中で示されるベースの方向に向き付けられ れば、備え付けられる。この動きが続くに従って、ベース88の環状の壁セグメ ント152〜158がキャップ84の中のスロットまたはギャップ190〜19 7を通過して、キャップのプラットフォーム178が環状の壁セグメントの上端 部に置かれるまで、上昇する。
適切な接着材が用いられて、キャップ84をベース88に固定する。
キャップ84が備え付けられると、従属する環状の要素152.154と158 .160とのギャップ190.194は、外部のスロットまたはベース88の窪 み126.128に整合される。これが、キャップ84の整流子82の2つの端 子116と118とを調整する。
エミッタ・ユニット28を組み立てる残りのステップは、鏡要素ないしアセンブ リをベース88に備え付けることである。
図3、図7、図9、図10に最もよ(示されている鏡アセンブリは、円形の断面 をもつモノリシックな部材である。鏡アセンブリは、典型的にはABSから作ら れ、エミッタ・ベース88の円形の中央の穴200の中に適合するような大きさ にされる。円形の窪み202が鏡アセンブリ86の中に形成され、その窪みは鏡 アセンブリの底部204の上に開口する。第2の放物線状の面206がアセンブ リの他方の上側208に形成される。放物線状の面206は、第1に、典型的に は2ミル(iil) の厚さの銅の被覆がなされ、次に金で再度被覆される。金 の層の厚さは、典型的には2マイクロインチ(μin)の範囲である。これで、 エミッタ80からの赤外線をコレートし、合焦する放物線状の鏡が得られる。
図3に最もよく示されているように、鏡アセンブリ86の上部210は、内側に ステップしており、1対の縦方向に伸長した直径方向に対向したラグ212.2 14が残る。鏡アセンブリの上部210は、切り離され、直径方向に対向した縦 方向に伸長し、ラグ212.214の位置から90°ずれた位置の溝216.2 18が残る。
鏡アセンブリ86は、ベース88の中に、その対称軸がエミッタ・ユニットの縦 方向の中央線145と一致するように備え付けられる。これは、鏡アセンブリを 図3の矢印220によって示されるようにベースに対して動かすことによって達 成される。この移動が続くにつれて、上述のラグと溝212〜218とは、対応 する一体の縦方向に伸長したベース88の中のラグ222(ただ1つ示されてい るもの)と溝224と相互に作用し、鏡アセンブリをベースに導く。キャップ8 4の場合のように、適切なしかし図解されていない接着剤を用いることによって 、鏡アセンブリを適切な位置に固定し得る。
図10に示されているように、鏡要素86の上端部にノツチ226がある。これ は、エミッタ80の上部208と鏡要素86とを分けるものであり、エミッタま たは鏡要素の放物線状の表面206の鏡を提供するめつきへの損傷の可能性を除 去する。
次に、図11〜図17は、やはり本発明の原理に従いそれを具体化する第2の赤 外線源ないしエミッタ・ユニット338を示している。
エミッタ・ユニット338の主な要素は、(1)ベース340.(2)整流子3 42、(3)赤外線エミッタないし源344、(4)適切な電源にエミッタ34 4を接続する導体のリード線346.348、(5)エミッタ344が出力する 赤外線をコレートして、ビームの形でユニット338から投射するための鏡アセ ンブリ350である。エミッタ344は、上述のエミッタ80の複製でかまわな い。
エミッタ・ユニット338のベース340は、はぼ円筒形の要素で、鏡アセンブ リ350が形成し投射する赤外線のビームがそこを通過してユニット338の外 部に逃れられる中央アパーチャ352を有する。エミッタ・ユニット28の対応 物と同様に、ベース340は、好ましくは、高1に耐性をもつポリスルホンなど のポリマから作られる。
エミッタ・ユニット338は、図11、図12、図15に示されている方向にあ り、ベース340は、垂直方向に向いた円形の側壁354と、内部の水平方向の 側壁354に囲まれたレッジ(Ledge) 356と、直径方向に対向した位 置付はラグ358.360とを有する。
図15と図16とに最もよく示されているように、ユニット338で用いられる 整流子342は、2つの同一の弓状のセグメント362.364から構成される 。弓状の28での対応物と同じように、これらは、錫めっきした銅で作られてい る。実際的な観点からは、この全く同じ整流子セグメントの使用は、ストックし ておかなければならない部品数を減らせるという点で重要である。整流子セグメ ント362,364は、また、より単純で、したがって、エミッタ・ユニット2 8で用いられた一体のより複雑なものよりも著しい低費用で製作できる。
整流子セグメント362.364のそれぞれは、一体の内側に伸長しエミッタ受 容溝368を有するエミッタ・サポート366を有する。溝は、整流子セグメン ト362.364の底部370の上に開口しており、エミッタ・サポート366 の自由端部372まで伸長する。
エミッタを受容する窪みないし溝368に隣接してエミッタ・サポート366の それぞれの中に形成されるのは、延長した半径方向に伸びるスロット374であ る。整流子セグメント362.364がベース340の中に備え付けられ、図1 4に示すようにそのベースのレッジ356に位置すると、ベース340の位置付 はラグ358.360が、エミッタ・サポート366のスロット374を通って 伸長する。それにより、整流子セグメント362.364は、ベース340に対 して位置付けられる。
エミッタ・ユニット338のベース340の中で整流子セグメント362.36 4を位置付けるために用いられるものは、従属する一体のラグ376.378の 協同する対である。これらは、各整流子セグメントのエミッタ・サポート366 の端部で見つかる。整流子セグメントがエミッタ・ベース340に図13〜図1 5に示されたように備え付けられると、ラグ376.378が補完ノツチ380 .382に適合する。これらのノツチは、エミッタ・サポートの反対側に、自由 端372に位置している。これらのノツチの側部は、したがって、サポート36 6の反対の側部を包み込み、これらのサポートが組み込まれている整流子セグメ ント362.364の位置を固定する。
いったん備え付けられると、整流子セグメント362.364は、図15の参照 符号384で支持される場所に適切な接着を用いてエミッタ・ベースに固定され る。2つの整流子セグメント362.364が上述の態様でエミッタ344に備 え付けられると、それらはセグメント間のギャップによって電気的に絶縁される 。
整流子セグメント362.364がベース338に備え付けられた後で、エミッ タ344がそのアセンブリに加えられる。それは、整流子セグメントが与えられ たエミッタ・サポート366の中に位置するエミッタ受容溝368の上に置かれ 、エミッタの放射性層389はユニット338の縦方向の中心線390に中心が あってエミッタ・サポート366の両端の間のギャップを結んでいる。
エミッタ344の端部394は、そのサポート366に接着されている。しかし 、エミッタ・ユニット28と同様に、エミッタの他端は接着されていない。これ により、エミッタ344は、動作中に加熱するにつれて自由に縦方向に成長ない し伸長することになり、エミッタに損傷を与えるないしは破壊する応力がエミッ タ上に賦課されないことになる。
エミッタ344は、備え付けられた後で、電気的リード線によって電気的に整流 子セグメント362.364に接続される。一端では、リード線398は、整流 子セグメント362にはんだ付けされる。このリード線の他端は、エミッタの固 定端部394において端子94にはんだ付けされる。リード線400は、同様に 、整流子セグメント364に反対の端部において、そして、エミッタ80の反対 側の浮動端子396において端子96にはんだ付けされる。
外部のリード線346.348は、上向きにベースの側壁354の内側に沿って 、そして整流子セグメント362,364のリムの中の直径方向に反対向きの半 円形の窪み402.404の中に延長する。ここで、これらは、整流子セグメン トにはんだ付けされる。
前述の電気的接続がなされると、外部の供給源からの電流が、外部リード線34 6から、整流子セグメント362、リード線398、エミッタ端子94、エミッ タの電気的抵抗性の放射性層389、エミッタ端子96、リード線400、整流 子セグメント364、そして外部リード線348へと、または、同じこれらの要 素を反対の方向に流れる。どちらの場合も、放射性層389を流れる電流により 該放射性層の温度が上昇して、所望の赤外線を出力する。
最終の、エミッタ・ユニット338の中で典型的には最後に備え付けられる主な 要素は、鏡要素350である。
この要素は、図11、図12、図15、図17で示されているが、ベース340 と同一の直径の円形の断面を有している。これは、典型的には、ABSポリマか またはそれに相当する性質のポリマで作成される。
鏡要素350の端から端まで延長する溝は、エミッタ・ユニット338の外部リ ード線346及び348に適応している。これらの溝の一方は、図15に示され ており、参照符号406によりて同定されている。
鏡要素3色Oの表面408は、放物線形状を有する。表面408は、第1に銅で 、次に金でめっきされることで、エミッタ344からのエネルギをコレートして その赤外線を合焦し、エミッタ・ユニットから投射されるビームにする鏡を提供 する。
溝410は、鏡要素350の周縁部の回りに延長している。鏡要素が、エミッタ ・ユニット338のベース340に組み入れられると、ベースの側壁354は、 婉要素350の上部412を取り囲む。これが、鏡になった表面408を損傷か ら保護する。
溝410の底部414はベース340の台としても機能する。これにより、エミ ッタ344は、ベース340に関わって損傷を受ける可能性が除去される。
使用するのに十分に高い信号対雑音比の検出器出力信号の発生には一本願で開示 され参照符号24で同定されるNDIR変換器の検出器に与えられる減衰された 赤外線のビームが、変調されていることが必要である。以上の記述で、これは、 バイポーラの電気的パルスを、本願で開示され参照符号28及び338で同定さ れるような厚いフィルムの赤外線源の電気的抵抗性の放射性要素に供給すること により達成され得ることは既に指摘した。
図18にブロック図形式で表されている、赤外線源ユニット28のエミッタ80 を駆動させるために用いられる電源33は、この性質のパルスを出方する。これ は、Hブリッジ・ドライバ回路302と、参照符号304で集合的に同定される 複数のタイミング回路と、パルス幅及び周波数監視回路306.308と、パワ ーオン・リセット回路310と、電源監視回路312とを含んでいる。
赤外線源ユニット28の負荷エミッタ8oは、Hブリッジ・ドライバ回路3゜2 の出力の両端に接続されている。これらの出力は、図18では5OURCE+及 び5OURCE−として同定されている。
回路304は、ドライバ302にタイミング信号を供給する。このタイミング信 号は、水晶発振器(図示せず)から導出され、カウントダウンされて、所望のパ ルス率とデユーティ・サイクルを与える。この実施例の構成では、7MHzの発 振器を用いて、85.45Hzのパルス率と7,1%のデユーティ・サイクル( この値は、1つの正信号と1つの負信号とが出力されるデユーティ・サイクルの 部分である)を与える。タイミング回路は、それ自体は、本発明の部分ではない 。したがって、それらは、ここでは、単に本発明を理解するための限度で説明さ れる。
タイミング回路304は、ドライバ回路302に3つの信号を提供する、すなわ ち、(1)PHASE 1 (φ1)、つまり、ドライバ回路が正の出力信号5 OURCE+を発生する期間に基本的に対応する一連のパルス、(2)PHAS E2(φ2)、つまり、ドライバ回路が負の出力信号5OURCE−を発生する 期間に基本的に対応する一連のパルス、(3)ENABLE (E)、ドライバ 回路が正及び負のソース電圧5OURCE+及び5OURCE−を発生するのに 存在しなければならない信号、である。
正の入力電圧+V、と負の入力電圧−V、ともまた、ドライバ回路302に印加 される。タイミング回路によって提供されるP)(ASE 1 (φ、) 、P HASE2(φ2) 、ENABLE (E)に基づいて、ドライバ回路302 は、バイポーラ出力5OURCE+及び5OURCE−を発生し、これらの出力 は、入力電圧+V、及び−■、から引き出される。
信号PHASE 1 (φ、)とPHASE 2 (φ2)とは、また、パルス 幅監視回路306と周波数監視回路308とに与えられる。パルス幅監視回路3 06は、PHASE 1 (φ1)とPHASE 2 (φ2)との両方の信号 の各パルスの幅を測定する。もし、PHASE 1 (φ1)またはPHASE  2 (φ、)の信号のいずれかのパルスの幅が所定の値を超える場合には、パ ルス幅監視回路306は、ENABLE (E)信号をLOWにして、よって、 ドライバ回路302が出力電圧を発生することを防止する。
周波数監視回路308は、PHASE 1 (φ、)またはPHASE 2 ( φ2)の信号の周波数が所定の値を超えるかどうか、あるいは、過剰なパルスが 発生されているかどうかを判定する。これらの条件のいずれかが存在する場合に は、周波数監視回路308は、ENABLE (E)信号を遮断することで、ド ライバ回路が出力電圧を発生することを防止する。
電源監視回路312は、ドライバ回路302に供給される信号の入力電圧+V、 及び−■、をモニタする。電源監視回路312は、正の入力電圧+V、が正のし きい値+V+ hを下まわる或いは負の入力電圧−V、が負のしきい値−Vlh を超える場合には、ENABLE (E)信号を遮断してドライバ回路302が 出力電圧を発生しないようにする。
監視回路のいずれかがドライバ回路302の遮断を要求する障害 (fault )条件が存在すると判定するときには、適切な監視回路が、ENABLE (E )をLOWにすることにより、その障害が存在する限りはドライバ回路302を 遮断する。障害条件が消失すれば、その遮断を行った監視回路は、もはやENA BLE(E)を制限しない。しかし、パワーオン・リセット回路310が、E  N A B LE (E)信号をHIGH条件に戻すのを遅延させることで、タ イミング回路と他の回路が、ドライバ回路302がソース電圧を発生し始める前 に安定させる。
図面の図3及び図4で参照符号80で同定されるもののような赤外線エミッタの 放射性要素102を駆動させるためには、バイポーラ電源33が、前述のように 、動作して、プラス及びマイナス12〜24Vの幅の電圧を有し、40〜250 Hzの幅の周波数のパルスを出力する。正及び負のパルスの幅は好ましくは等し く、1対の正及び負のパルスが、各デユーティ・サイクルの5〜20%を占める 。
本願で開示される本発明の応用では、赤外線エミッタの放射性要素に与えられる パルスの電圧と、該放射性要素を流れる電流と、パルスの幅と、パルスの周波数 とを一定に維持されることが重要である。そうでなければ、エミッタから出力さ れる赤外線の強さが一定lごならず、エミッタが用いられるシステムないしデバ イスの精度が影響を被る。したがって、前述の監視回路や他のモニタ回路の付い た電源33は、前述の及び他のデバイスやシステムの精度に大いに貢献する。
再度図2において、変換器24の検出器サイドが検出器ユニット30と電源32 を含み、これらは、検出器ユニットにバイアス電圧を供給する。
多分図2及び図24Bとに最もよ(示されているように、検出器ユニット30は 、プリントされた回路板513の上に取り付けられた箱状のハウジング512を 含む。モノリシックで熱伝導性等温サポート514が、ハウジング512の中に 取り付けられる。この要素は、好ましくは、アルミニウムから押し出し成形する 。というのは、有する高い熱伝導率のためである。
等温サポート514は、はぼL型の構成をしており、移行部分520で隔てられ た2つの垂直な関係にある一体の#516及び518を有する。等温サポートは 、検出器ユニットのハウジング512に備え付けられ、ハウジング要素528の 中の位!付は及び保持脚522.524.526は、協動窪み532.534. 536に限定されている。これらは、脚516、移行部分520、等温サポート 512の脚518の中に位置する。
サポート512に支持され、備え付けられているのは、(a)データ及び基準検 出器538及び540、(b)ビーム・スプリッタ542、(c)検出器ヒータ 544及び546と、検出器ヒータ・システム550(図3OA)のサーミスタ 型電流制限デバイス548とである。このシステムは、2つの検出器を正確に同 一の温度、典型的には0.01℃以内の差に保つために用いられる。
検出器538及び540は、好ましくはセレン他船の検出器要素から作られ、こ れは、この物質が対象とする波長をもつ電磁気的エネルギに対して有する敏感性 のためである。
この2つの検出器538及び540は、典型的には、同一である。データ検出器 538(図29)が、代表的なものである。それは、単結晶の水晶基板を有して おり、その露出表面にはチタン、金電極556.558とがめっきされている。
基板552と同一の四角い形状でしかしそれより小さい薄いセレン他船の検出器 要素560も、その基板の表面554上に置かれている。この要素の端部は、電 極556及び558の上に重なり、電気的に接続している。
各検出器の電極は、電源32の+IOV、−10Vの出力に接続され、必要なバ イアス電圧を検出器の検出器要素560の両端に印加している。
2つの検出器538.540は、熱伝導性サポート514の前面上に開口する階 段状の(stepped) 窪みの最も内側のステップに取り付けられている。
図23に最もよく示されているように、ステップ562は、その窪みに取り付け られた検出器538.540とに対して、検出器の周縁部の回り及び検出器と等 温サポート514との間に、ギャップ565が生じるような大きさになっている 。これが、検出器基板552上の導体の電極556.558を、やはり導体の等 温サポート514から電気的に絶縁する。
図2において、ビーム・スプリッタ542は、はぼ平行6面体の構成を有してい る。この要素は、対象となる波長の電磁気的エネルギに対してほぼ透明のケイ素 やサファイアなどの物質で作られる。ビーム・スプリッタ(図27)の露出した 表面568は、このビーム・スプリッタ上に衝突する選択された値よりも長い波 長の電磁気的エネルギを反射することができるコーティング(図示せず)で完全 に覆われている。米国カリフォルニア州すンタ・ローザの0ptical Co ating Laboratories社が専売するコーティングが好適である 。本発明の実施例では、コーティング570は、約4μより長い波長を有するエ ネルギを、図2での矢印572が指示するデータ検出器に反射する。それより短 い波長のエネルギは、同じ図の矢印574で示されるように、ビーム・スプリッ タを通過して基準検出器540まで送られる。
やはり0ptical Coating Laboratories社か゛ら供 給される帯域フィルタ576.578は、それぞれビーム・スプリッタによって 反射ないし伝送され検出器538.540に衝突する電磁気的エネルギを、選択 された帯域幅のエネルギに制限する。この実施例と図面に表現された本発明の利 用では、検出器ユニット30の基準検出器フィルタ578は、3.681μmの 波長に中心を合わされ、0.190μmのハーフ・パワー帯域幅を有する。この フィルタは、データ検出器538が吸収する帯域に近い最大エネルギを発信する が、その発信された帯域幅で吸収する干渉気体は存在しない。亜酸化窒素と水の ような、最も干渉しやすい気体は、その帯域幅の反対側で吸収し、よって、選択 された領域は、はぼ確実に吸収がない箇所である。隣接する帯域幅の最大エネル ギの吸収は、基準検出器540からの出力が、データ検出器538からの出力と 少なくとも同じ大きさであるように選択される。これにより、データ検出器と基 準検出器との比率をとることによって順次溝られる気体濃度指示信号の制度が著 しく上昇する。
データ検出器帯域フィルタ576は、4.260μmの波長に中心化され、0゜ 10μmの帯域を有する。これは、フィルタ576が通過させる帯域よりも2倍 狭い。2酸化炭素吸収曲線は、かなり狭くて強< (strong) 、帯域フ ィルタ576は、その吸収曲線内の送信帯域を中心にお(。したがって、分析対 象の気体中の2酸化炭素レベルに変化がある場合には、2酸化炭素の所与の変化 に対する最大の変調が得られる。それ以外の場合に、分析対象の気体中の2酸化 炭素の存在に関係なく、電磁気的エネルギがデータ検出器に帯域フィルタを通過 して到達した場合には、データ検出器538の2酸化炭素に関する出力の変調は 、減少して、精度が悪化する。
次に、図2と図28とにおいて、帯域フィルタ576.578は、関連する検出 器538.540が取り付けられたモノリシックな等温サポート514の中の窪 み564の外側のステップに取り付けられている。
図4に示されるように、ビーム・スプリッタ542の上部エツジ580は、デー タ検出器538の前面の帯域フィルタ576と基準検出器540の前面の帯域フ ィルタ578との正確に中間のモノリシック等温サポート移行部分520の窪み 582の中に整合している。反対のビーム・スプリッタの低部は、エポキシ接着 剤586などで、検出器ユニット・ケーシング要素590から内側に延長する傾 斜した一体のリップ588に固定される。これにより、確実正確に、ビーム・ス プリッタ542を、データ検出器と基準検出器538.540とに対して位置付 ける。
データ検出器と基準検出器538.540との露出した表面554は、同一の構 成で大きさになっている。これら2つの検出器は、(a)ビーム・スプリッタ5 42に対して同じ角度αで、また同じ距離で、(b)データ検出器538と基準 検出器540との縦方向の対称面592及び594とが、ビーム・スプリッタ5 42の対称面196とその前面と後ろ面597F、597Bとの間で交差し、( C)データ検出器と基準検出器との反対エツジ598.600からの距離が同一 であって、それにより、データ検出器と基準検出器とのいずれもがビーム・スプ リッタに対して歪んでいる(skeved)ことなく、(d)2つの検出器53 8.540の対応するエツジが正確に直線になっている(図26)、のように向 き付けられている。図4と図35の特定の構成において、データ検出器538の 縦方向の対称軸592は、ビーム601Aの縦方向の対称軸594に対して2α の角度にある。基準検出器540の縦方向の対称軸594は、ビームの軸601 に一致する。
以上の説明と検出器ユニット30の光学的要素の幾つかの図解で明らかなように 、検出器ユニット30に達する選択された切り捨て部分よりも長い波長のビーム 601Aの全体の同一の広がりに亘るエネルギがデータ検出器538に反射する 。同様に、そのビームの全体の広がりに亘って、更に短い波長のエネルギが、ビ ーム・スプリッタを通って発信され、基準検出器540に達する。この上述の検 出器538と540との関係と、これらの検出器のエネルギ遮蔽表面554の同 一の構成と大きさのために、両方の検出器は、電磁気的エネルギのビーム601 Aの同一の像を「見て」いる。上述のように、このために、検出器ユニット30 により可能な精度が著しく上昇する。
更に、データ検出器と基準検出器とへの2つの1号は、検出器からビーム・スプ リッタまでの距離が等しく、ビーム601Aの反射され送られる要素がビーム・ スプリッタ542から2つの検出器538.540まで移動するのに必要な時間 がしたがって等しい限りは、時間において同一である。結果的に、ここで開示さ れる新規な光学的配列は、空間的変動が除去される点で、軸共通の検出器配列の 利点を有する。しかし、開示の検出器配列は、時間的変動もが除去されるという 利点を有する。これは、1つの検出器が他方の前方にあるため、軸共通検出器で は起こらない。入って来る電磁気的エネルギは、したがって、第2の検出器に達 する前にその検出器に達するのである。
2つの検出器538.540を、光学的観点から空間的に一致、そして時間的に 一致させることにより、光学的ウィンドウ52.54.68.70のいずれか及 び検出器ユニット30の順次説明されるウィンドウ上に集中する外部物質に起因 するせいどに対する悪影響もまた、順にデータ検出器と基準検出器との出力信号 の比率をとることにより除去される。
ビーム601Aの電磁気的エネルギは、検出器ユニットのケーシング要素590 の前面側604のアパーチャ602を通ってビーム・スプリッタ542に達する 。典型的には、サファイアのウィンドウ606がアパーチャ602を補って、外 部の物質が、検出器ユニットが変換器ハウジング26に備え付けられる前におい てそのハウジングが続いて封印されていない場合に、検出器ユニット・ハウジン グ512の内部608に侵入するのを防ぐ。
不必要なエネルギを除外してビーム601A内のエネルギだけがビーム・スプリ ッタ542に到達するすることを確実にするためには、ライト・トラップ610 .612が提供される(図2、図30)。これらのうちの第1のものは、3角形 に切断され、モノリシック等温サポート514の投射を内側に延長する。第2の 協動するライト・トラップ612は、ビーム・スプリッタ542の低部584を 支えているリップのケーシング関連レッジ588の対し、直線になり、任意の従 来の態様で固定され、そこから内側に延長している。
以上で説明してきた変換器24の動作は、図面、変換器の詳細な説明により明ら かであろう。しかし、簡単にいえば、エミッタ・ユニット28の供給源ないしエ ミッタ80を加熱することで、好ましくは、電気的エネルギのバイポーラ・パル スを上記のエミッタ・ユニットに供給することにより、スペクトルの赤外線部分 の電磁気的エネルギが発生する。そのように放射されたエネルギは、図2の矢印 614によって示される凹型のエミッタ・ユニットの鏡86に向かって伝搬する 。鏡86は、このエネルギをコレートし合焦して、光学的経路50に沿って気体 を通過させてエアウェイ・アダプタ22に流す。
特定の種類の帯域のエネルギは、エアウェイ・アダプタを流れる対象の気体(典 型的には2酸化炭素)によって、その気体の濃度に比例して吸収される。その後 には、減衰されたビームが検出器ユニット・ケーシング要素590の全面壁60 4のアパーチャ602を通って通過し、ビーム・スプリッタ542によって遮蔽 され、データ検出器538の方向に反射されるか、または、基準検出器540に 送られる。これらの検出器の前の帯域フィルタ576.578が、そこに達する エネルギを、特定の(そして異なった)帯域に制限する。検出器538.540 のそれぞれは、各検出器に衝突するエネルギの強さに大きさが比例する電気的信 号を出力する。これらの信号は、データ検出器増幅器615Dと基準検出器増幅 器615Rとによって増幅されて、典型的には、比率をとってモニタされている 気体の濃度を正確に反映する第3の信号を発生する。
好ましいセレン他船の検出器538.540は、極端に温度に敏感である。した がって、これらの2つの検出器が、同一の温度に、上述の0.01℃の幅以内で 保たれることは重要である。また、この所望の程度の制御は、データ検出器ヒー タ544と、基準検出器ヒータ546と、サーミスタ型の温度制限制御548と から成る検出器加熱システム550によつて容易に得られることは、既に指摘し た。
図面に図解した検出器ユニット30の中のヒータ544.546は、正確な25 Ωの抵抗であり、誤差幅は土0,5%である。サーミスタ548は、従来のもの である。
次に、図2において、円形の断面を有する抵抗ヒータ544.546が、モノリ シック等温サポート514の脚516.518の側面から側面に延長する補完的 円形断面の溝616.618の中に備え付けられ、ヒータとサポートとの間の効 率的な熱伝導を生じる。サーミスタ548は、等温サポート移行部520の同様 に縦方向に延長する補完的なアパーチャ620に備え付けられている。ヒータ5 44とデータ検出器538との間及びヒータ546と基準検出器540との間の 空間的関係と、サーミスタ548とヒータ544.546のそれぞれとの間の空 間的関係は、同一である。更に、2つのヒータ544.546は、関連する検出 器538.540に関して、ヒータから放射される熱エネルギは、第1に検出器 を通って、次に電流制限サーミスタ548を通って、ギャップ622.623に よって提供される熱だめまで移動する。これらは、それぞれ、(a)等温サポー ト514の脚516と検出器ユニット・ハウジング要素528との間、(b)ハ ウジング要素の後側壁626と等温サポートの脚518との間に位置している。
熱流れ経路は、図2において、矢印628.630によって同定される。上述の 結果、また、等温サポートの高い熱伝導率の結果として、データ検出器と基準検 出器538.540は、容易に、同一の温度に保たれる。
プラス5vのパワーが、2つの検出器ヒータ544.546に与えられるが、こ れは、サーミスタ548の制御のもとにあり、外部パワー・ケーブル634のリ ード線632と、検出器ユニット・プリント回路盤513上のリード線632を 通過する。パワー・ケーブル634は、変換器ケーシング26(24A)の開口 (図示せず)を通って延長する。その変換器に関連した端部は、応力緩衝(リリ ーフ)フィッティング640によって、ケーシング26に接着されている。
検出器加熱システム550の配線(ワイアリング)図は、図26に示されている 。そこでは、データ検出器ヒータ544と基準検出器ヒータ546とが、電源3 2に組み込まれた電圧基準またはレギュレータ642から±5vのパワーを供給 される。この電圧は、加熱システム550のサーミスタ548によって変調され て、検出器ヒータからの出力を制御して、等温サポート514を、したがって、 データ検出器と基準検出器538.540を一定の均一温度に保つ。
検出器サーミスタ548は、外部パワー・ケーブル634のリード線644の2 つの部分の間に位置して接続されている。このリード線は、電圧レギュレータ6 42から、変換器24から一定距離にあるカリプレーグ/コネクタ646まで延 長している。
ユニット646は、それ自体は本発明の部分ではない。
外部パワー・ケーブル634の更なるリード線648は、変調された±5vのパ ワーをヒータ544.546にカリプレーグ/コネクタ646から供給する。
そして、帰りのリード線650が、そのユニットの回路を完成させる。
ケーブル634の中の導体のさまざまなものは、(a)バイポーラ電源33、( b)検出器ユニットの中の電源32、(C)検出器638.640から出力され る信号のレベルを増加させるのに用いられ、これらの信号を、周囲の環境に放射 される60Hzまたは他の電気的エネルギによる干渉を受けにくくする増幅器6 15D、615Rの出力側に接続されている。
上述のように、正確に制御された電圧をデータ検出器ヒータ544と基準検出器 ヒータ546とに利用可能にすることによりこれらの2つの検出器が正確に同一 の設計された動作温度に維持されるようにすることは、電源32(図30A13 1.34)の1つの機能である。典型的には、+15V、−15Vの信号が電源 32に外部ケーブル634を通って入力される。
パワー・ライン・バイパス・コンデンサC652が、電源への+15Vの入力と グランドとの間に接続され、整合(マツチング)コンデンサC658が、−15 Vの入力とグランドとの間に接続される。これらのコンデンサは、入つて来る信 号の中の高い周波数のノイズを除去して、データ検出器538と基準検出器54 0をバイアスするためのきれいでノイズのない信号を作り出す。コンデンサC6 52と0658とは、また、電源32に入力される信号に現れる振動を抑制する 。
図34において、+15Vの信号が、データ及び基準検出器増幅器615D。
615Rとに利用可能になる。この+15Vの信号はまた、上述の固体電圧レギ ュレータ642のビン2に入力され、このレギュレータは、接地された第2の端 子4を有する。
電圧レギュレータ642は、データ及び基準検出器増幅器615D、615Rに 対して±5vの基準ないしバイアス電圧を、また同じ電圧をデータ及び基準検出 器ヒータ544.546に出力する。この±5Vの信号は、電圧レギュレータ6 42から、端子6において出力される。
電圧レギュレータ642は、2つの付加的な端子3.5を有している。端子3は 、温度補償を提供するために用いられる。端子5は、電圧レギュレータが±5■ の基準電圧を出力する精度を最適化するためのトリミング抵抗に接続されている 。
±5vの基準電圧は、また、抵抗R662とバイパス・コンデンサ0664とか ら成るノイズ・フィルタに供給される。これにより、データ検出器と基準検出器 538.540から出力される信号から過剰なノイズが除去される。フィルタさ れた信号は、演算増幅器(OPアンプ)666の非反転(ノンインバーテイング )端子5に送られる。OPアンプの反転端子6は、インピーダンス整合抵抗R6 68を介して接地される。
○Pアンプ666の両端子間に並列に接続されるのは、フィードバック抵抗R6 70とコンデンサC672である。コンデンサ672は、低域のフィルタリング を提供して、また、OPアンプ666の動作の安定化を助ける。フィードバック 抵抗R670は、バイアス抵抗R662の2倍の抵抗値を有しており、したがっ て、正の利得2を提供して、フィルタされた±IOVの召号をOPアンプ666 の出力端子7で利用可能にする。
この±IOVの信号は、また、OPアンプ676と抵抗R678及びR680と コンデンサC682とから成るインバータ674に与えられる。
これら後者の要素は、OPアンプ666の場合の増幅器回路でのR662、R6 70、C672と同一の態様で機能する。インバータ674の場合には、しかし 、(a)入る信号は、OPアンプ676の反転端子に供給され、(b)非反転端 子3は接地されており、(c)抵抗R678、R680は抵抗値が等しく、(c l)フィルタされた一10Vの信号が、したがって、OPアンプ676の出力端 子1に現れる。
+10V及び−10Vの信号が、データ検出器538の反対側と、基準検出器5 40(図22)の反対側に供給される。これが、検出器538.540を最大限 までバイアスする。これらの検出器の電磁気的スペクトルの赤外線部分のエネル ギに対する感度は、バイアスに従属するからこれは重要である。したがって、バ イアスが増加すれるにつれて、衝突する所与の量に対して出力され得る信号の大 きさは、増加する。しかし、検出器から出力される信号は小さく、信号対雑音比 は、重要な考慮である。20Vの電圧が、検出器を適切にバイアスでき、更に高 いバイアス電圧が選択された場合には必要とされる高電圧変換器なしに供給され 得る。
図27において、データ検出器増幅器615Dと基準検出器増幅器615Rとは 共に、76 V/Vの利得を有する。2つの検出器出力増幅器615D、615 Rは本質的に同一である。
静電シールドが、図24Bに示されたシールド701によって提供される。この シールドの主な要素702は、はぼ4角形の構成を有する箱である。要素702 の前面の端子704は閉じており、2つのバーンドア型の囲い706.708を 、反対側の後部端子に有している。
静電シールド701は、好ましくは、はんだ付けの容易さのために軟鋼とニッケ ルめっきから作られる。これにより、十分なシールドが、従来用いられて来た、 たとえば、スプレィされたニッケル被覆のような場合よりも低コストで得られる 。
めっき状のサポート及びシールド要素ないしフロア710が、後者の底部712 に向かったシールド701の箱状の主な要素に、取り付けられている。その要素 の上部に離間され、相互に対向し、フロア710に平行に要素702の側壁71 4.716に固定されるのは、ガイド718.720である。
図24B5図30に示され、前述のように、その内部要素を伴う検出器ユニット ハウジング512は、物理的に、プリントされた回路盤513に接着され、変換 器24のアセンブリを完成させる。検出器ユニットハウジング要素528の後ろ 側の壁626のうえの一体のプロング722が、プリントされた回路盤のアパー チャを通って、延長し、正確に、ハウジング512をプリントされた回路盤51 3上に位置つける。ケーシング528に囲まれた要素とPcB上の適切なリード 線636との間の電気的接続は、ビン723(図30)によってなされる。
結果的な検出器ユニット30は、フロア710と上部ガイド718及び720と の間に、アセンブリを図19Bの矢印726で指示されるように移動させて、静 電シールド701に備え付けられる。
いったん検出器ユニット30がシールド701に備え付けられると、(a)ガイ ド718及び720が、アセンブリが、静電シールド701の中で上下に移動す るのを防止し、(b)シールドの2つの側!!714.716が、アセンブリが 左右に移動するのを防ぎ、(C)シールド701の前端部の壁が、アセンブリが シールドの前方に移動するのを防止する。アセンブリは、一体のタブ728及び 730をガイド718.720の後ろ端部において折り曲げて、それらのタブを プリントされた回路盤513の背面にはんだ付けすることで完成する。これらの タブは、プリントされた回路盤513のホール731を通って延長して、検出器 ユニットケーシング512を静電シールド701の側面及び底部から離間する。
これにより、検出器ユニットハウジングをシールドから電気的に絶縁する。
次に、シールドされた検出器ユニットが、変換器ケーシング26の右側の端部6 0に備え付けられる。
特に、変換器ケーシング26の中及び横断して延長して、シールドされた検出器 ユニットの一連のガイド732〜758がある。ガイド732〜758は、ハウ ジングの端部731Aの右側の壁の内側の表面上にあり、ガイド738〜744 は、同じ部分の底の壁の内側の表面上にあり、ガイド752〜758は、上部の 壁766の内側の側面にある。
シールドされた検出器ユニット30は、図24Bの矢ED770で指示された開 口した後ろの端部を通って変換器ケーシング26の右側端部60に備え付けられ る。検出器ユニットが、ハウジング26の内部に滑り込む際に、静電シールド7 01の前方から後方に延長し、その要素の側壁714.716及びフロア710 に形成されるスロット772 (1つだけ図示)及び773の反対側ののこぎり 状のエツジ771が、(a)ガイド732.734.748.750の対応する 上部表面と、(b)検出器ケーシングの右側端部60の底の壁762上のガイド 775の側面とが関係する。これにより、シールドされたアセンブリが、アセン ブリ・プロセスの間に、変換器ケーシング26から不注意で落下することが防止 される。
シールドされた検出器ユニットは、矢印770で示される方向に継続して、より 短いガイド740.742.754.756の後ろ端部によって提供されるスト ップ776が、検出器ユニットのプリントされた回路盤513の4つのコーナー において、タブ777によって関係付けられる。これにより、シールドされた検 出器ユニット30を、変換器ケーシング26の前方から後方へ(fore an d aft)位置付ける。次に、静電シールド701の後ろの2つのバーンドア 703.708が閉じられる。すなわち、矢印778及び779によって指示さ れる相互の方向に回転される。これで、検出器ユニット30のシールドは完成す る。
次に、静電シールド701の鞘状の主な要素から後ろ向きに延長するタブ780 は、上向きに折り曲げられ(図25)、プリントされた回路盤513の背面78 2にはんだ付けされる。それで、検出器ユニット30が接地される。
(a)上述のステップ、(b)電源32と、データ検出器増幅器615Dと、基 準検出器増幅器615Rと、ガイド732/734と748/750との間のス ロット783にこれらのシステムが取り付けられたプリントされた回路型電源/ 増幅器ユニット784の取り付け、(C)変換器のケーシング26の左側端部5 8に赤外線エミッタ・ユニット28を取り付ける、これらの後に、囲いないし端 部部材784.786が、変換器ケーシング26の前方(L−H)及び後方(R −H)の端部58.60に取り付けられる。これによって、そのデバイスの動作 要素が、周囲のものから(図24A124B)絶縁される。
Oリング792.794が、カバー784及び786と、ケーシング26の対応 する端部58及び60との間のギャップの封をする。これらの封によって、空気 や異物が、変換器のケーシング26の内部に侵入することが防止される。その空 気の中の2酸化炭素は、データ検出器538が出力する濃度関連信号の精度と、 データ検出器が接続されている基準信号の精度とに悪影響を与え得るので、これ は重要である。
端部材784.786は、変換器ケーシング26に、ヘッド付きファスナ796 によって固定される。ファスナ796は、ヘッド797から、カバー790の右 側端部の溝けきのアパーチャ880を通って延長し、検出器ユニット30のプリ ントされた回路盤513を通っての円形の開口と、静電シールドバーンドア70 6.708の中の鏡の像に関連した半月型スロット804.806と、赤外線源 ユニット28を通ってのアパーチャ808+である。ファスナ796の反対側の シャンク端部809は、内側にネジの切られたアパーチャ810にネジ止めされ る。このアパーチャは、左側のケーシング・カバー784から内側に延長する一 体のボス812のなかに形成される。
ファスナ796は、カバー、0リング、及び変換器ハウジングのアセンブリを、 窪み816内に着座するそのファスナのヘッド797と一緒になってクランプす る。その窪みは、右手カバー786を貫通するアパーチャ800と同軸となって いる。次に、プレート818を、ファスナ・ヘッド797の上で、その右手カバ ーに対し固着させ、これでこのアセンブリ工程が完了する。そのプレートは、右 手カバー786内で窪み820中に着座する。これは、プレート818から内側 方向に延びたポスト(図示せず)上のエポキシ接着剤によって、その場所に保持 する。それらのポストは、右端部材中のアパーチャ821内へはまり込むことに なる。
次に図1、図2、図30Aを参照する。上記で指摘したように、今説明した変換 器24は、エアウェイ・アダプタ22中の標本化通路40を通る指定の気体の濃 度を測定するのに有利に用いることができる。それら各気体のモニタ処理が進む につれ、またそのエアウェイ・アダプタ22が周囲温度にあるとき、水分がその 周囲環境から凝縮し、そしてエアウェイ・アダプタの光学的ウィンドウ52.5 4または変換器24のウィンドウ68.701もしくはその双方の上に集まるこ とがある。その結果、性能が低下したり、正確さが損なわれたりすることがある 。
この問題は、本発明の原理に従い、標本化プロセス中、変換器ハウジング26及 びエアウェイ・アダプタ22をある上昇させた温度(好ましくは、42〜450 Cの範囲)に維持することにより、簡単にしかも非常にうまく解決できる。これ は、変換器24のケーシング26内の窪み838内に抵抗タイプのヒータ836 を装着することにより実現できる(図2参照)。抵抗ヒータ836は、ケーシン グ26及び変換器24に組み立てたエアウェイ・アダプタ22を、その所望の温 度に保つ。
ケーシング・ヒータ836の動作は、このヒータ(図3OA)に装着したサーミ スタ840により制御する。
ケーシング・ヒータ836には、+5V電力を、電源32内の電圧レギュレータ 642から外部キャリブレータ/コネクタ646及びリード842によって供給 する。また、ヒータ836のその反対側は、ケーシング・ヒータ帰路844によ って、データ検出器ヒータ544及び基準検出器ヒータ546からの帰路650 に対し接続する。
サーミスタ840は、その+5V電力を変調して、ケーシング・ヒータ836を 制御し、そしてこれにより、ケーシング26並びにエアウェイ・アダプタ22の 温度を一定に保つようにする。上記のサーミスタは、電圧レギュレータ642と キャリブレータ/コネクタ646との間のリード845中に接続する。
また図42を参照する。これは、検出器ユニット846を示しており、このユニ ット846は、上記の検出器ユニット30と主に違っている点は、このユニット のデータ検出器848及び基準検出器850を互いに直角に配向させていないこ とである(ただし、それら検出器の長手方向の対称軸852及び854とビーム ・スプリッタ858の前方側と後方側との間の長手方向の中間面との間の各角度 βが、検出器ユニット30におけるのと同じように同一である。)。また、これ では、単一の抵抗タイプのヒータ860のみを使用している。さらにまた、その ような違いにより必要となるものとして、導電性のモノリシックの等温式の検出 器サポート862があり、これは、検出器ユニット30のこれに対応するサポー ト’514とは違った構造をもち、また角度βを90度以下にすることにより減 少したサイズをもっている。本検出器ユニット846の内部構成要素は、検出器 ユニット30のケーシング512とは少し違った構造の検出器ユニット・ケーシ ング864内に収容し、そしてその中間面856、検出器上−夕844の長手軸 865H及び865T及びサーミスタ840がその同じ平面(即ち、中間面85 6の延長面)内にくるようになっている。
ビーム・スプリッタ858、データ検出器848及び基準検出器850、帯域フ ィルタ866及び868、サーミスタ870、及び抵抗ヒータ860は、検出器 ユニット30内のそれらの対応するものと同じものとすることができる。
等温式サポート862と、この構成要素から支持した光及び加熱用システム構成 要素とのアセンブリは、検出器ユニット・ハウジング864内に保持するが、そ れは、この対応するアセンブリが検出器ユニット30のハウジング512内に保 持されるのと同じようにして、即ち一体のラグ874・・・880によって行う 。それらラグは、そのハウジングから内側方向に延び、そして等温式サポート8 62中の相補的な形状のしかも横方向に延びた窪み中へはまるようになっている 。また、このシステムは、等温式サポート862及びケーシング864内のそれ から支持された構成要素を、エア・ギャップ890,892及び894を提供す るヒートシンクに対し正確に整合させる。それらヒートシンクは、ケーシング8 64と等温式サポート862との間に位置している。
データ検出器848及び基準検出器850は、検出器ユニット30で説明した方 法で、モノリンツク・マウント852から支持を行う、即ち階段状の窪み896 及び898内に支持する。ギャップ900及び902は、それら検出器の電極を 高度に導電性の等温式サポート862から電気的に絶縁する。
検出器ユニット846は、本質的には、検出器ユニット30と同じ形式で動作す る。即ち、気体(1つ又は複数の気体)の流れあるいは分析したいその他の試料 を通過させた後、図42の基準キャラクタ908により識別した放射エネルギ・ ビームがビーム・スプリッタ858に当たる。そのビーム・スプリ・ツタは、そ のビーム内のエネルギを2つの1/2部分に分解する。その1つの1/2部分は 、ある選択したカットオフより上の波長を含み、そして他方は、それより長い波 長エネルギを含む。
上記の短い方の波長エネルギは、帯域フィルタ866で反射されて、データ検出 器848上に至る。一方、長い方の波長エネルギは、ビーム・スプリ、ツタ85 8及び帯域フィルタ868を透過して、基準検出器850に至る。次に、それら 2つの信号は、増幅し、そして更に処理を行い、そして上述のように互いに組み 合わせて第3の信号を生成する。この第3信号は、分析中の試料内にある指定さ れた気体の1度を反映する。
検出器ユニット30におけるのと同じように、検出器ユニット・ケーシング86 4の前方壁中のアパーチャ910は、ビーム908中の電磁エネルギがケーシン グ864の内部914に到達するのを可能にしている。このアパーチャにわたる 光学的に透明な、通常サファイアのウィンドウ916は、異物がケーシング86 4の内部914に達しないようにする。
等温式サポート862は、サーミスタ・タイプの電流リミッタ870の制御の下 で、抵抗ヒータ860によりある選定した温度に維持するようにする。その制御 は、検出器ユニット30で述べたのと類似の方法で行う。
図42に例示した構成要素とは別に、検出器ユニット846はまた、代表的には 、検出器ユニット・ケーシング・“ヒータ・システムを備えることになる。簡単 にするため、そのシステムは、図42に図示しておらず、また本文で説明もしな い。
FIG、1 FIG、6 浄:i!F(内容に変更なし) FIG、10A FIG、13 FIG、19C FIG、32 FIG、35 FIo、4l −DATA、VOLTS −e−REFERENCE、VOLTS−9−DET ECTOR’ TEMP、、 ’C正ANSDUCERC0LD START要 約書 NDIR型の気体分析用の変換器と、そのような変換器において利用することで 利点のあるユニットないしシステムである。1つの要素は赤外線エミッタ・ユニ ットである。このエミッタは、電気的抵抗性の放射性材料のフィルムをその表面 に有する基磐を備えている。エミッタは、エミッタ・ユニット・ベース上に取り 付けられ、エミッタの温度が上昇すると自由に伸長し、エミッタ上への応力を除 去するようになっている。整流子が、エミッタを電気的に外部の電源に接続する ように用いられ、ユニットの組み立てを容易にしている。電源は、赤外線源のエ ミッタを駆動させるのに用いられる。第3のシステムは、検出器ユニットであっ て、対象となる気体の濃度の大きさに比例する信号を出力する。
手続補正書 工よ、工、□0ヨ鳴

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.当該気体が含まれ得る試料における特定の気体の濃度を計測する装置であっ て、 赤外線ビームを出力する、赤外線源と放射性の電気的抵抗性要素と、前記放射性 要素を動作電圧のパルスで駆動させ、それにより、前記放射性要素の中で生成さ れる電界は動作電圧が前記要素に印加される度に反転し、よって、前記放射性要 素が生成される物質がズレを生じる傾向を最小化する電源と、(a)前記ビーム の中の、前記特定の気体によって吸収される帯域にあるエネルギを遮蔽する手段 と、(b)前記帯域中の遮蔽されたエネルギ量を示し、したがって、前記試料中 の前記特定の気体の濃度を示す信号を出力する手段と、を有する検出器ユニット と、 を備える装置。 2.当該気体が含まれ得る試料における特定の気体の濃度を計測する装置であっ て、 赤外線ビームを出力する赤外線源と、前記赤外線源のための電源と、(a)前記 ビームの中の、前記特定の気体によって吸収される帯域にあるエネルギを遮蔽す る手段と、(b)前記帯域中の遮蔽されたエネルギ量を示し従って前記試料中の 前記特定の気体の濃度を示す信号を出力する手段と、を有する検出器ユニットと 、 を備えており、前記赤外線源は、 基板と放射性の電気的抵抗性要素とを含むエミッタと、前記エミッタのサポート と、 前記基板を前記サポートに固定することによって、前記抵抗性要素が動作温度ま で加熱され、そして、それより低い温度まで冷えるにつれて、前記エミッタが自 由に伸長し、そして、接触する手段と、を備える装置。 4.当該気体が含まれ得る試料における特定の気体の濃度を計測する装置であっ て、 赤外線ビームを出力する赤外線源と、前記赤外線源のための電源と、(a)前記 ビームの中の、前記特定の気体によって吸収される帯域にあるエネルギを遮蔽す る手段と、(b)前記帯域中の遮蔽されたエネルギ量を示し従って前記試料中の 前記特定の気体の濃度を示す信号を出力する手段と、を有する検出器ユニットと 、 を備えており、前記赤外線源は、 ベースと、 基板と、前記基板上の電気的抵抗性の放射性要素と、前記基板上にあり他端にお いて前記ベースと電気的に接触する第1及び第2の電気的端子と、前記エミッタ に沿って支持され、前記ベースから電気的に絶縁され、または、絶縁可能な2つ のセグメントを有する整流子と、前記第1の電気的端子と前記整流子のセグメン トの内の1つとの間及び前記端子の第2と前記整流子のセグメントとの間の電気 的接続を提供する手段と、 を備える装置。 6.請求の範囲1記載の装置であって、赤外線源の整流子が、前記整流子が前記 ベースに組み込まれた後に除去されて前記整流子をその端部の間にギャップを有 する2つの別々のセグメントに分けるタブ手段を備える統合した環状リングであ る装置。 7.請求の範囲6記載の装置であって、前記エミッタを、前記エミッタの一端が 前記整流子に対して固定され、他端は前記整流子に対し自由に動くように前記整 流子に組み込み、それにより前記整流子がサポートと前記エミッタのアセンブリ ・ジグとの両方として機能するようにする手段とを備え、 前記整流子と前記ベースとが共動(cooperate)する手段を有しており 、この手段は、前記ベースに対する単一の選択された方向ではなく、前記エミッ タが前記ベースに組み込まれてしまうことのないように、前記エミッタ・サポー トを前記ベースに組み込まれるように、相互に計測する(intergage) 装置。 10.当該気体が含まれ得る試料における特定の気体の濃度を計測する装置であ って、 赤外線ビームを出力する、放射性の電気的抵抗性要素を備える赤外線源と、(a )前記ビームの中の前記特定の気体によって吸収される帯域にあるエネルギを遮 蔽する手段と(b)前記帯域中の遮蔽されたエネルギ量を示し従って前記試料中 の前記特定の気体の濃度を示す信号を出力する手段とを有する検出器ユニットと 、 前記赤外線源が出力する赤外線をコレートし、合焦して、前記ビームを生じさせ る鏡と、 前記エミッタを前記赤外線源から離間させることで、該赤外線源が前記鏡に接触 して損傷することを防ぐ手段と、 を備える装置。 14.当該気体が含まれ得る試料における特定の気体の濃度を計測する装置であ って、 赤外線ビームを出力する、放射性の電気的抵抗性要素を備える赤外線源と、(a )前記ビームの中の前記特定の気体によって吸収される帯域にあるエネルギを遮 蔽する手段と(b)前記帯域中の遮蔽されたエネルギ量を示し従って前記試料中 の前記特定の気体の濃度を示す信号を出力する手段とを有する検出器ユニットと 、 前記赤外線源の前記放射性要素を駆動させる電源であって、前記放射性要素に電 気的に接続され、第1及び第2の反対の極性のパルスを発生して前記放射性要素 に供給する手段を含む電源と、 を備える装置。 15.請求の範囲14記載の装置であって、前記電源が、パルスが前記赤外線エ ミッタの放射性要素に供給される電源デューティ・サイクルの部分を制御して変 化させる手段を含む装置。 35.当該気体が含まれ得る試料における特定の気体の濃度を計測する装置であ って、 赤外線ビームを出力する赤外線源と、前記赤外線源のための電源と、(a)前記 ビームの中の、前記特定の気体によって吸収される帯域にあるエネルギを遮蔽す る手段と、(b)前記帯域中の遮蔽されたエネルギ量を示し従って前記試料中の 前記特定の気体の濃度を示す信号を出力する手段と、を有する検出器ユニットと 、 を備えていて、前記検出器ユニットは検出器ユニットのハウジングを含んでおり 、 前記検出器ユニットに含まれる前記試料中の前記特定の気体の濃度を示す信号を 出力する手段は、前記特定の気体が吸収する帯域内のエネルギを遮蔽するデータ 検出器と、前記気体が吸収しない第2の帯域にあるビームからエネルギを遮蔽す る基準検出器とを含んでおり、 前記検出器ユニットが、 前記データ検出器と基準検出器とを前記ハウジングの中で支持することによって 、前記両検出器が同一の選択された温度に保たれ、前記検出器支持手段は、高い 係数の熱伝導性を有する物質から製作されたモノリシックな等温部材を備えてい る装置。 36.請求の範囲35記載の装置であって、前記検出器ユニットは、前記基準検 出器と前記データ検出器とを加熱する手段をも含んでおり、前記検出器加熱手段 が、 前記検出器支持手段から支持され、また、該手段と熱伝導関係にある基準検出器 及びデータ検出器ヒータと、 前記ヒータを通過する電流の流れを制御し、前記支持手段と熱伝導関係にある温 度に応答する電流リミタを備える制御手段と、を含む装置。 41.請求の範囲36記載の装置であって、前記検出器ユニットの検出器支持手 段が、基準検出器及びデータ検出器ヒータから放射されるエネルギを、第1に、 基準検出器及びデータ検出器を越えて、次に、温度に応答する電流リミタを越え て、次には前記サポートから外に方向付けるように大きさが決められ、構成され る装置。 42.請求の範囲35記載の装置であって、前記検出器ユニットが基準検出器及 びデータ検出器を加熱する手段を含み、該検出器加熱手段は、前記支持手段と熱 伝導関係にあり、基準検出器とデータ検出器とに等距離に離間された、前記検出 器支持手段に取り付けられた検出器ヒータと、検出器ヒータを通過する電流を制 限して、該検出器を所望の温度に保ち、検出器支持手段と熱の流れる関係にあり 、基準検出器と電流検出器とに等距離に離間した温度に応答する電流リミタを備 える制御手段と、を含む装置。 44.当該気体が含まれ得る試料における特定の気体の濃度を計測する装置であ って、 赤外線ビームを出力する赤外線源と、前記赤外線源のための電源と、(a)前記 ビームの中の、前記特定の気体によって吸収される帯域にあるエネルギを遮蔽す る手段と、(b)前記帯域中の遮蔽されたエネルギ量を示し従って前記試料中の 前記特定の気体の濃度を示す信号を出力する手段とを有し、有するアパーチャを 介して赤外線のビームが内部まで通過し得るハウジングを含む検出器ユニットと 、を備えており、 前記特定の気体によって吸収される帯域にある赤外線を遮蔽する前記手段が、前 記ハウジングの中のデータ検出器を備ており、前記検出器ユニットが、また、前 記ハウジングの中に前記ビームの中のもの以外の赤外線を前記データ検出器に到 達させないようにするライト・トラップ手段を含む装置。 45.請求の範囲44記載の装置であって、前記検出器ユニットは、前記特定の 気体には吸収されない帯域の赤外線を吸収するように調整された基準検出器を有 しており、前記検出器ユニットのハウジングは、前記支持手段の外部表面上に開 口した第1及び第2の検出器受容窪みをもつ検出器支持手段を有しており、前記 基準検出器と前記データ検出器とは、それぞれ、前記第1及び第2の窪みに備え 付けられ、 前記ライト・トラップ手段は、前記ハウジングから赤外線の前記ビームの対称軸 に向かって伸長し、それを介して赤外線のビームが前記ハウジングの内部に入る 前記ハウジングのアパーチャに対向する検出器受容アパーチャの側面上にある手 段を備える装置。 46.請求の範囲45記載の装置であって、前記検出器ユニットは、前記検出器 の内の1つに向けて、選択された波長を超える前記ビーム中の赤外線を反射し、 前記ビームを形成する赤外線の残り部分を他の検出器に送るビーム・スプリッタ を有しており、該ビーム・スプリッタは、平行6面体の構成を有していて、前記 検出器支持手段からその一端において支持され、 前記ライト・トラップの1つが、前記ビーム・スプリッタの反対側端部を支持す るように構成され大きさが決められている装置。 55.当該気体が含まれ得る試料における特定の気体の濃度を示す信号を発生す る変換器と、前記変換器を横断する特定の経路との組み合わせであって、前記変 換器は、赤外線源と前記請求の範囲1〜53のいずれかに記載の検出器ユニット とを有する装置から成り、 前記変換器は、更に、前記赤外線源と前記検出器ユニットとを前記経路の反対側 の前記エアウェイ・アダプタから支持する変換器ハウジングとから成り、前記エ アウェイ・アダプタは、前記試料を前記ケーシングを通過する道に限定する手段 であるケーシングから成り、前記アダプタは更に、前記変換器ハウジングを、前 記赤外線源と前記検出器ユニットトの間の前記経路に沿って直線になっている道 の反対側の前記ケーシングの中のアパーチャと前記エアウェイ・アダプタ・ケー シングとから支持し、よって、赤外線を、前記源から前記エアウェイ・アダプタ とそこを流れる試料の気体とを通過して前記検出器まで通すことができ、それが 前記検出器ユニットに達する前に前記特定の気体が吸収する波長の赤外線は減衰 され、前記検出器ユニットが発する信号は前記試料の中の特定の気体の濃度を反 映するような組み合わせ。 56.当該気体が含まれ得る試料における特定の気体の濃度を示す信号を発生す る変換器と、前記変換器を横断する特定の経路との組み合わせであって、前記変 換器は、 赤外線反応検出器を有する検出器ユニットからなる、前記濃度信号を発生する装 置と、 前記検出器を選択された温度に保ち、よって、該検出器が出力する信号中の検出 器温度に関係する変化を除去するように、該検出器を加熱する手段と、前記エア ウェイ・アダプタの前記ケーシングを、液化が前記ケーシングにおいて発生して 、前記検出器の動作の妨げにならないのに十分なほど高温まで加熱する手段と、 前記検出器加熱手段と前記エアウェイ・アダプタ・ケーシング加熱手段とを独立 に制御して、前記エアウェイ・アダプタ・ケーシングの加熱が、前記検出器の電 源供給を支配する温度の妨げにならないようにする手段と、からなる組み合わせ 。
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