JPH05508391A - 環状ペプチドおよびそれらの使用 - Google Patents

環状ペプチドおよびそれらの使用

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JPH05508391A JP3507949A JP50794991A JPH05508391A JP H05508391 A JPH05508391 A JP H05508391A JP 3507949 A JP3507949 A JP 3507949A JP 50794991 A JP50794991 A JP 50794991A JP H05508391 A JPH05508391 A JP H05508391A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 環状ペプチドおよびそれらの使用 本発明は新規な一群のペプチドおよびそれらの用途に関するものである。
単純なオリゴペプチド類が抗性物質活性、抗腫瘍活性、抗ウィルス活性および免 疫抑制活性を含む種々の強力な生物学的活性を示しうることは知られている。現 在まで、環状ペプチド類は大部分か微生物、さらに特に菌類に由来するものであ った。これらのいわゆるシクロスポリン類は免疫抑制化合物として知られ、臓器 移植後の移植拒絶の防止に使用されている。シクロスポリン類の欠点は、それら の水不溶性およびそれらの毒性、特に腎臓に対する毒性にある。
高級植物に由来する活性ペプチド類は極めて稀である。
最近になって、環状オリゴペプチドがルビア コルディホリア(Rubja c ordlfoIia>およびR,アカネ(akane>〔ルビアセアエ(Rub iaceae ) )の根から単離された。
この環状へキサペプチドはマウス白血病モデルにおいて、抗腫瘍活性を有するこ とが報告された(Itokaiva H,、Takeya Koichi SM ori K、 、Kfkodoro S、 、およびYaIDamoto H, (1984a) 、ルビアエ ラディックスルビアセアエ(IV)から得られた 抗腫瘍性環状へキサペプチドに関する研究二市販ルビア ラディックスおよび採 取植物中のRA−V目およびRA−Vの定量、PlantaNed、S L 3 15〜316 ;および([tokawa H,、Takeya K、 、Mo ri K、 、Hamanaka T、 、5onobe T、 、およびMi hara K、(1984b) 、ルビアエ ラディックスから単離された環状 へキサペプチドの単離および抗腫瘍活性、Chem、Pharm、 Bull、  32.284〜290)。
両シクロスポリンおよびルビア ペプチドは、その大部分が非−タンパク質構成 性アミノ酸からなる。
タンパク質およびまた多分、ペプチドは免疫グロブリンのFc部分に結合するこ とかできる。スタフィロコッカス アウレウス(Staphylococcus  aureus )からの表面タンパク質(プロティンA)は■gGへの結合お よび古典経路(CP)を経る補体活性化の増強を示した(Masuda S、  、5akurai S、およびKondo 1. (1975)、感作ヒツジ赤 血球との共沈降によるプロティンA欠失変異種の簡単で、効果的な選択方法、I nfection and!m+nunity 12.245−251 ;Va n Dijk H,およびVa、n Bohemen C,G、 (1978)  、正常マウス血清■を使用することによって検出される間接的プラーク形成性 細胞。正常マウス血清プラーク形成性細胞はIgA−産生体である。Ce1lu lar [mmunlogy 38. 124−130) 。
プロティンAおよびストレプトコッカス株0148から単離される類縁体くプロ ティンG)は血清および血漿からの[gGの単離に使用されている(Bji;r ck L、およびKronvaII G、(1984) 、新規[gG結合剤、 ストレプトコツカル プロティンGのMIRおよびいくつかの性質、J、 Im munol、 l 33.969−973)。
ロイペプチン(Leupeptin ) (アクチノマイセート醗酵からのトリ ペプチド)および単一アミノ酸はCPおよび(または)第二経路(AP)を経由 する補体活性化を妨害することができる(Takeda T、 、Arimot o Y、、Mineda H,およびTakada A、(1978) 、アミ ノ酸およびそれらの誘導体による古典経路および第二経路の阻害、Immuno logy 34.509−515)。
ここに我々によって、!gG結合性を有する環状ペプチドが見い出された。すな わち、特定の植物のラテックスから単離されるか、あるいは合成または半合成に より製造することができる環状ペプチドが、[gG結合用のインビトロ系におい て、ヒトIgGに、しかしまたウサギIgGおよびマウスrgGに結合するが、 【gMおよびtgAには結合しないことが見い出された。これらのペプチドはC Pを経由する補体活性化のそれらの選択的阻害にもとづいて、単離され、同定さ れる(Kosasi S、 、Van derSluis W、G、、Boel 、ens R,、’ t Hart L、A、およびLaba−die R,P 、 (1989) 、ラバジチン(Labaditin>、ジャトロハ ムルチ フィダ(Jatropha multifida) 1 、(オイホルビアセア エ)からの新規環状デカペプチド、FEB S 1etters 258.9l −96)、AP活性化はこれらのペプチドによって影響を受けないか、あるいは 影響を受けても僅かである。このペプチドの抗補体活性は、これらのペプチドが 結合するIgG分子上のC1qアクセプターによる妨害によって調節されること が証明された。
このことは、これらの環状ペプチドがプロティンA様(gG結合活性とロイペプ チン−およびアミノ酸様抗補体挙動とを組合せて有することを意味する。このよ うな組合せ活性は、タンパク質に関してばかりでなく、直鎖状ペプチドに関して も、特に環状ペプチドに関して、刊行物に開示されたことは一度もない。この新 規な環状ペプチドの抗補体活性は、IgG上のC1qアクセプタ一部位の大部分 を表わす、直鎖状ペプチドAA275−290の抗補体活性化とメカニズム的に 異なっている(Prystow−ski M、B、、Kehoe J、M、、お よびEr1ckson B、W、 (1981) 、[gGのH鎖の第二不変共 通主要部からの合成ペプチドによる古典補体活性化経路の阻害、Biochem istry21.6349−6358頁〕。このペプチドAA275−290は IgGに結合しないが、CIに対する結合に係りIgGと競合することによって 、補体活性化を防止する。本発明に係る抗補体活性は、IgGに対する結合にも とすくものではない、ロイペプチン誘発およびアミノ酸誘発補体阻害とは異なっ ている。
本発明に係る新規ペプチドの、その他の環状ペプチド、たとえばシクロスポリン 類に優る利点は、それらの格別の水溶性(1000B/mlまで)およびそれら の無毒性挙動、少なくともマウスにおける無毒性挙動にある。これらのペプチド はまた、これらがタンパク質構成性アミノ酸(proteinic >から構成 されているという点で、シクロスポリン類およびルビア(Rubja )ペプチ ド類と異なっている。
したがって、本発明に係る環状ペプチドはいずれも、タンパク質構成性アミノ酸 からなる。このことは、これらのアミノ酸が変性されていないこと、たとえばメ チル基により変性されていないことを意味する。公知のシクロスポリン類はメチ ル化されているか、または誘導体化されたタンパク質構成性アミノ酸を含有する ことに留意されるべきである。
本発明に係る環状ペプチドの構造分析は、これらの環状ペプチドが、好ましくは アミノ酸Trpおよび(または) His 、特にジペプチド基Trp−Gly および(または)His−Glyを含有することを示す。
本発明に係る環状ペプチドは8〜12個、好ましくは9〜11個のアミノ酸残基 を含有すると好ましい。
一般に、本発明に係る環状ペプチドは、好ましくはAla 、 Gly 1Va l %Trp 、 Thr 、 [1e 5SerおよびLeuからなる群から 選ばれる、少なくとも6個のアミノ酸を含有する。
本発明に係る環状ペプチドの重要な2種の例は、Ala−Gay −4al − Trp −Thr −4al −Trp −Gly −Thr −【1e(ラバ ジチン= Labaditin )およびAla −5er −目e −Leu  −Gly −Leu −Gly −Trp −Ala (ビオポレイン= B iobollein)の配列を有することを特徴とするものである。
勿論のこととして、本発明に係る環状ペプチドは、古典的ペプチド合成方法にし たがい製造することかできる。
しかしながら、これらのペプチドはまた、オイホルビアセアエ族の植物材料、特 にジャトロハ株のラテックスから単離することもできる。
本発明に係るペプチドは、医薬組成物の調製に、あるいは分析および(または) 分離標準化の目的などの種々の目的に使用することができる。
本発明に係る環状ペプチドの用途は、ヒトを含む哺乳動物におけるIgG結合お よび抗補体活性に係り使用することができる。
本発明はまた、上記用途に関する。本発明はまた、ヒトを含む哺乳動物における リウマチ、ならびに外因性アレルギー性歯槽炎を含む、その他の全身性または局 所性自己免疫および免疫複合体関連疾患などの疾病の処置方法に関し、この方法 は上記定義の環状ペプチドを活性物質として使用する方法である。
本発明はさらにまた、リウマチ、ならびに外因性アレルギー性歯槽炎を含む。そ の他の全身性または局所性自己免疫および免疫複合体関連疾患を含む炎症などの 疾病を処置するための医薬組成物に関し、この組成物は上記定義のとおりの環状 ペプチドを含有するものである。
一般に、本発明に係るペプチドは抗炎症活性を有する組成物中に使用することが でき、さらにまた血清または血漿からrgGを濃縮するために、IgGから血清 または血漿を除くために、および(または)たとえば体液中の、IgGレベルを 定量するために使用することができる。
抗補体活性に関して、以下に説明する。
補体は、細菌、ウィルスおよびその他の微生物などの異種侵入体に対する身体防 衛における重要な系である。
異種物質による補体カスケード反応の活性化は炎症、食作用に係るC3bによる オブリニゼーシ3ン、および膜損傷による細胞溶解を導く。補体はまた、免疫複 合体および(または)自己免疫疾患、および組織損傷が生じつる免疫状態などの 疾患において活性化できる。補体カスケード反応の抑制は組織損傷を防止できる ものと信じられる。CPおよびAP補体活性化阻害物質に係る簡単な説明は、A shgar S、S、 によるPharmacological Manipu −1ation of Complement System 1Pharma cologicalReviews 36.223−224 (1984)に示 されている。現在まで、制限された数の抗補体剤が利用されている。これらの抗 補体剤の中で、ゴブラ毒因子(CVF)のみがインビトロ補体枯渇に有効である としてあげられている。しかしながら、CVFによりもたらされる補体・枯渇は 選択的ではなく、CPおよびAPの両方の補体活性化を包含している。したがっ て、自己免疫およびその他の免疫複合体疾患を処置するための、本発明に係る新 規なC阻害剤は非常に重要である。本発明に係る環状ペプチドはCPに対して特 異性を有しており、APは影響されない。APは宿主の一般的防御能力に対して ばかりでなく、また成る種の免疫複合体の排除に必須である(Vogt W、( 1985) 、 Drugs and the complementsyst em、 Trends in Pharmacol、、5ciences 6. 114−119)。恐らく、最良のCP−阻害剤は免疫凝集体(aggrega te )に対するC1の結合を妨害する物質である。
本発明に係る環状ペプチドは、古典補体活性化経路を阻害するが、APは機能的 に完全に残すので、これらのペプチドは微生物感染に対する身体の非特異的防御 およびまた循環系からの免疫複合体のAP依存性排除のプロセスには干渉しない ものと見做すことができる。このことは、本発明に係る環状ペプチドが自己免疫 疾患において生じるようなインビボCP−活性化による有害な作用の処置に適す る極めて重要な物質であることを意味している。
マウスにおいて、5 mg/動物までの濃度で、急性毒性作用を示さないことは 、本発明の物質の非常に重要な特徴である。本発明に係るペプチドは局所施用( たとえば脈管炎)によるばかりでなく、また前述の疾患の場合および関節炎、肝 炎、糸球体腎炎なとの疾患において、経口または非経口投与することができる利 点を有する。本発明に係る環状ペプチドは慢性毒性もまた示さないものと予測さ れる。
本発明に係る環状ペプチドは、補体活性化ヒト+gGおよび他種の類縁体のEL ISAによる評価に、アフィニティクロマトグラフィによるこれらの抗体および 類縁体の単離、および免疫複合体疾患およびM、 Kahlerの場合における 循環血液からのIgGの選択的除去に使用することができる。これは多分、血液 瀉血および本発明に係る環状ペプチド、たとえばラバチジンまたはビオボレイン で被覆した微小担体(ビーズ)上に血漿を通すことによって達成することができ る。
本発明に係る環状ペプチドは環状(オリゴ)ペプチド合成用の標準的方法にした がい製造することができる。
これらの方法は当業者にとって周知である。
しかしながら、上記したように、本発明に係る環状ペプチドは植物材料、たとえ ばオイホルビアセアエ族の材料、特にジャトロハ属、たとえばジャトロハ ムル チフィダし、のラテックスから単離することもできる。
本発明に係る環状ペプチドの単離はインビトロ特異的免疫学的パラメーターに対 するそれらの調節作用にもとづいている。関連実験は標準的方法にしたがい行わ れる。
以下の例により、本発明に係る2種の重要な環状ペプチド、すなわちラバジチン およびビオボレインの単離を示す。
下記の分別経路にしたがい、ジャトロハ ムルチフィダのラテックスから、免疫 調節性成分を単離した:粗製ラテックス(5ml) 凍結乾燥残留物 ポリアミドCC O:100 1:4 2:3 3:2 100:0(ワラクン3ン (フラクシ ョン (フラクション (フラクション (フラクション1) m 1II)  m l) 161mg 30mg 93B 42mg 46mgマルチフィトール (微量 ) グリコンド 3B 上記経路にしたがい、粗ラテックス(5ml)を脱ミネラル水25m1と混合し た。この上澄液をn−ヘキサンにより抽出した後に、上澄液を凍結乾燥させ、固 形物(500mg)を得た。この固形物を少量の水に溶解し、引続いてポリアミ ドカラムで分離した。異なる割合、すなわち(0:100)、(1:4)、(2 + 3)、(3:2)および(100:、0)のメタノール−水混合物の各50 0m1により順次溶出することによって、5つのフラクション(1−V)を得た 。これらのフラクションをヒト補体のCPおよびAPの両方の活性化に対する調 節作用に関しておよびまた化学発光として追跡されるサイモシン刺激したヒト多 形核好中球(PMN)による反応性酸素(RO3)の産生に対する調節作用に関 して試験した。フラクションIVは前音の活性を有することが見い出された。
フラクションnから、新規環状デカペプチド(ラバジチン)および新規環状ノナ ペプチド(ビオボレイン)が単離された。両ペプチドはヒト、補体のCP活性化 に対する強力な抑制作用を示す。ラバジチンおよびビオボレインのそれぞれの単 離を以下に説明する。
ラバジチンの単離 濃縮したMeOH: HzO(3: 2 )フラクション(フラツジg:zrV ) (42mg)を1%NaHCOt中に溶解した。この溶液を酢酸エチルによ り十分に抽出した。酢酸エチル抽出液を集め、溶剤を減圧の下に蒸発させた。残 留物をMeOH2ml中に溶解し、次いでセファデックス(Sephadex) LH−20(40cmx1cm i、d、)上で溶出剤としてMeOHを用いる ゲル透過によって分離した。一つのフラクション当りで300滴を集めた。TL Cで一つのシングルスポットを示すフラクシヨン4.5および6を集めた。
MeOHを減圧の下に蒸発させた。引続いて、水を加え、この溶液を凍結乾燥さ せ、白色固形物14mgを得た。
ビオポレインの単離 MeO)1 : H!0 (3二2)フラクション(フラクション[V) (4 2mg)を酢酸エチルにより直接に抽出した。この酢酸エチル抽出液を集め、次 いで溶剤を減圧の下に蒸発させた。残留物をMeOHZ ml中に溶解し、次い でアセトン:水(,1:1)の添加により沈殿を得た。この沈殿をMeOHZ  ml中に溶解し、次いでセファデックスLH20(カラム40 cmX I C m i、d、)上で溶出剤としてMeOHを用いて分離した。一つのフラクショ ン当りで300滴を集めた。TLCで2つのスポットを示すフラクション4゜5 および6を集め、次いで溶剤を減圧の下に分離した。
このフラクションの成分をシリカゲル60F254.1mm (Merck 、 Darmstadt 1F RG )において溶出剤としてCHCl2 :Me OH:HtO(13: 10 : 2)を用いるブリバラティブTLCによって 分離しく飽和チャンバー)、次いでUV254nmの下に検出した。この方法に よって、2種の白色固形化合物、すなわちラバジチン(14mg)およびビオボ レイン(l1mg)が得られた。
ラバジチンおよびビオボレインの構造は下記の方法によって決定した。
アミノ酸分析 アミノ酸組成は、6NHCI中で、110’Cにおいて48時間加水分解した後 に、およびまたトリプトファン決定に関しては、4%チオグリコール酸含有6N HC1中で110℃において24時間加水分解した後に、自動式アミノ酸分析計 (LKB 4151A1pha plus、 Na −8ystem20 cm カラム)を用いて決定した。
薄層クロマトグラフィ(TLC) シリカゲル60F−254TLCブレー)−(Merck 。
Darmstadt 、 F RG)を、溶剤系としてCHCl5 : MeO H:H,0= 13 : l O: 2とともに使用した。スポットはUV25 4nmの下で、バニリン−硫酸を噴霧し、引続いて110″Cで5分間加熱する ことによって可視化した。
NMRスペクトル測定 NMR試験の場合には、精製したペプチドをDMSO−d6(濃度30 mg/ ml)中に溶解した。いくつかの試’HNMRスペクトルは303および338 にで、Bruker WM −300分光計で記録した。二次元1HNMRスペ クトルは303にで得た。cosyスペクトル257に関しては、2にデータの 記録はBruker M 5L−400装置において、400MHzで記録した 。2にデータの350記録を育する相感受性N0ESY試験は、サインベル ウ ィンドウ(sinebell windows)により増幅し、Fourier は両ドメインに移した。cosyスペクトルは絶対値モードで表示された。
FAB−MS測定 FAB試験に関しては、ZAB−2F VC装置を使用した。
浄書(内容に変更なし) 要 約 書 本発明は選択的[gG結合活性および補体活性化の古典経路に対する阻害作用を 有する、新規な一群の環状ペプチドに関するものである。これらのペプチドは、 抗炎症性を有する組成物中に医薬として使用することができ、そしてまた血液血 清または血漿から[gGを濃厚にするために、[gGから血漿または血清を除く ために、および(または)、たとえば体液中のrgGレベルを定量するために、 使用することができる。
補正書の写しく翻訳文)提出書(非法帽84幀8)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.IgG結合性を有する環状ペプチド。 2.それらの抗補体活性を特徴とする、請求項1に記載の環状ペプチド。 3.補体系活性化の古典経路に対する、それらの選択的阻害作用を特徴とする、 請求項1および2に記載の環状ペプチド。 4.それらの水溶性を特徴とする、請求項1〜3に記載の環状ペプチド。 5.タンパク質構成性アミノ酸からなることを特徴とする、請求項1〜3に記載 の環状ペプチド。 6.Trpおよび(または)ヒスチジンを含有することを特徴とする、請求項1 〜5に記載の環状ペプチド。 7.ジペプチド基Trp−Glyを含有することを特徴とする、請求項6に記載 の環状ペプチド。 8.少なくとも6個のアミノ酸残基を含有することを特徴とする、請求項1〜3 に記載の環状ペプチド。 9.8〜12個、好ましくは9〜11個のアミノ酸残基を含有することを特徴と する、請求項8に記載の環状ペプチド。 10.Ala、Gly、Val、Trp、Thr、Ile、SerおよびLeu からなる群から選ばれるアミノ酸からの残基を含有することを特徴とする、請求 項1〜3に記載の環状ペプチド。 11.配列【配列があります】(ラバジチン)を有することを特徴とする請求項 1〜3に記載の環状ペプチド。 12、配列【配列があります】(ビオボレイン)を有することを特徴とする、請 求項1〜3に記載の環状ペプチド。 13.オイホルビアセアエ(Euphorbiaceae)(タカトウダイ科) の植物材料、特にジャトロハ属(Jatropha)の植物材料から単離するこ とができることを特徴とする、請求項1〜3に記載の環状ペプチド。 14.医薬組成物の調製に、あるいは分析、標準化および(または)分離の目的 に、請求項1〜13のいずれか一項に記載の環状ペプチドを使用すること。 15.ヒトを含む哺乳動物におけるIgG結合に、請求項1〜13のいずれか一 項に記載の環状ペプチドを使用すること。 16.ヒトを含む哺乳動物におけるリウマチ、自己免疫および免疫複合体関連疾 患を含む抗炎性疾病などの疾病の処置方法であって、活性物質として、請求項1 〜13のいずれか一項に記載のペプチドを使用する処置方法。 17.リウマチおよび外因性アレルギー性歯槽炎を含む、その他の全身性または 局所性の自己免疫および免疫複合体関連疾患を包含する炎症性疾病などの疾病を 処置するための医薬組成物であって、請求項1〜13のいずれか一項に記載の環 状ペプチドを含有することを特徴とする医薬組成物。
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