JPH05507618A - 喫煙組成物 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 喫煙組成物 本発明は高ニコチン含量を有する喫煙組成物に関する。

発明の背景 過度の喫煙は現在主要な健康問題の１つとして世界中で認識されている。従って ヘビースモーカーのなしつるもっとも育利なことは喫煙を減らすか、または好ま しくは完全に止めることである。しかし経験により大部分の喫煙者はこれがきわ めて困難であることを知るようになる。この困難は喫煙の危険因子の１つとして 考えられるニコチンにヘビースモーカーが依存する事実に基因すると一般に受け 取られている。しかし、もっとも重要な危険因子はタバコの燃焼中形成される一 酸化炭素、タール生成物、アルデヒドおよびシアン化水素酸のような物質である 。しかし、シガレットを改質し、または異るフィルターを使用することにより喫 煙時にタールおよび他の有害な物質を減少しようと試みる場合、ニコチン量も低 減すると思われる。喫煙者にとっては一般にニコチン量を減少することは望まし くなく、喫煙者は一層強く吸い、一層深く吹いて低量のニコチンを補なう傾向が あるからである。従って結局は、シガレットは「クリーナー」であると云う事実 にも拘らず、喫煙者は同量の有害成分を吸い込むようなことがしばしばである。

従って、適当形聾のニコチンをタバコ製品に添加できる場合およびこのニコチン が灼熱により遊離し、煙粒子に組みこまれる場合、これは恐らく吸入量を増加し たいとする喫煙者の希望は抑制されるであろう。その結果としてニコチン量は未 変化でも有害物質量は低減する。

発明の要約 本発明はシクロ化合物とニコチン間に形成される包接複合体形のニコチンを通常 のタバコ、ニコチンを含まないハーブ材料または低タールタバコのような喫煙材 料中に添加する、喫煙組成物に関する。シクロ化合物はα−１β−１またはγ− シクロデキストリンのようなポリサッカライドであることが好ましい。

シクロデキストリンは以前にタバコ製品に使用されている。例えば、タバコ材料 に包接複合体形のフレーバ付与物質を添加する米国特許第３，０４７，４３１号 明細書から既知である。シクロデキストリンはニコチンおよびタールを吸収する ためシガレットフィルター材料に添加することも示唆されている（ＤＥ２５２７ ２３４号およびＪＰ５１０３２７９９号明細書参照）。

シクロデキストリン包接複合体は当業者に周知の方法に従って製造できる。もっ とも普通の手順はニコチンを含む特別のシクロデキストリン水溶液を攪拌または 振盪することを含む。反応は水のような普通の溶媒中で行なうことが好ましい。

本発明によれば包接複合体はタバコまたはニコチンを含まない喫煙材料と混合で きる。別法では複合体はフィルターと関連する栓の形で場合によっては規定容積 で配置される。またシガレットペーパーの内側に沿って別の長い管形で、または シガレットペーパーの内側の層として包接複合体を有することもできる。

本発明を更に以下の実施例により説明する。

例Ｉ β−ＣＤおよびニコチンの包接複合体の製造（β−ＣＤ−Ｎ） １００ｇの水を７５°Ｃに加熱し、２８ｇのβ−ＣＤを添加し、溶液を攪拌しな がら溶解した。３．５ｍｌのニコチンを添加した。混合物は環境温度で約４時間 攪拌した。

得た混合物は濾過し、３５°Ｃで乾燥オーブンで乾燥した。

例２ 通例のパイプにハニローズデラックスハーブシガレット（Ｈｏｎｅｙｒｏｓｅ　 ｄｅ　Ｌｕｘｅ　Ｈｅｒｂａｌ　Ｃｉｇａｒｅｔｔｅｓ　）から得たハーブ材料 を供した。この材料はシガレット包装の情報によりニコチンを含まないことが保 証され、ニコチンが包接複合体から実際に遊離するかどうかを見るために本試験 に使用した。通常のタバコを使用する場合、タバコからのニコチン量および包接 複合体からのニコチン量を見積もることは困難である。ハーブ材料に６０ｍｇの ニコチン−β−シクロデキストリン（６０ｘｏ、１Ｉ５＝６゜９ｍｇのニコチン に相当）を添加し、追加のニコチンを含まないハーブ材料を複合体上に充填した 。約０．３５ｇのハーブ材料を各試験に使用した。包接複合体は対照試験には添 加しなかった。

パイプに火をつけ、ガスを通さないシリンジを使用しハーブ材料を通して空気を 吸引した。包接複合体を含むハーブ材料の全量はシリンジを使用しｌ吸い５０ｍ １で喫煙した。材料を完全に使用し終えるまで１５〜１８回の吸引であった。

煙は１０ｍ１のｏ、ｏ５Ｍ　Ｈ２Ｓ０ｎ水溶液に送り、そこでニコチンを捕集し た。溶液はニコチンについて分析し、次の結果を得た： 試験　試　料　遊離ニコチン／ｍｇ １　ハーブ材料＋β−ＣＤ−Ｎ　Ｏ，６８２ハーブ材料＋β−ＣＤ−Ｎ　Ｏ，７ ６３ハーブ材料　０．０８３ ４　ハーブ材料　０．０５１ ０前の実験で装置中に残留していたニコチン試験１および２からニコチンが包接 複合体から遊離し、これらが形成されると実際に煙粒子に結合することが分かる 。このような場合でなければニコチンは喫煙者に到達せず、凝縮し、パイプを通 し途中で吸収される。

試験３および４では少量のニコチンが見出された。これらの量は本装置で行なっ たニコチンを含む前の試験に由来するものとすることがもっとも可能性がある。

！煎 本発明はシクロ化合物およびニコチン間に形成される包接複合体形のニコチンを 含む喫煙組成物に関する。

国際調査報告

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. １．シクロ化合物およびニコチン間に形成されるａｌ包接複合体形のニコチンお よび喫煙材料を含む組成物で、この組成物は高温処理する場合ニコチンを遊離す る、喫煙組成物。
2. ２．シクロ化合物は環化ポリサッカライド、好ましくはシクロデキストリンであ る、請求の範囲第１項記載の組成物。
3. ３．シクロデキストリンはβ−シクロデキストリンである、請求の範囲第２項記 載の組成物。
4. ４．喫煙材料は低タールタバコである、請求の範囲第１項から第３項のいずれか １項に記載の組成物。
5. ５．シクロデキストリン化合物およびニコチン間に包接複合体を形成し、その後 喫煙材料を包接複合体と合せ、それによって材料を高温処理する時期までニコチ ンを喫煙材料内に安定化することを含む、喫煙材料にニコチンを付与する方法。