JPH05506187A - 双ロールストリップ鋳造装置のための、駆動される交換可能な鋳造リングを有する鋳造ホイール - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 双ロールストリップ鋳造装置のための、駆動される交換可能な鋳造リングを有す る鋳造ホイール本発明は、例えば米国特許公報第２３８３３１０号により周知と 成っている双ロールストリップ鋳造装置のための、駆動される交換可能な鋳造リ ングを育する鋳造ホイールに関する。

双ロールストリップ鋳造装置の生産量は、特に鋳造ホイールの直径に依存してい る。例えば、厚さ５ｍｍ、輻１０００ｍｍで、生産量２ｔｏｎ／ｍｉｎ、の鋳造 の場合、鋳造ホイールは約２０００ｍｍと成っている。更に高い生産量３ｔｏｎ ／ｗｉｎ、の場合には、直径３０００ｍｍの鋳造ホイールが必要となる。従来技 術による構造では、上記鋳造ホイールを経済的に製造し、そして使用する事は不 可能である。

本発明の目的は、双ロールストリップ鋳造装置のための、単純で迅速に交換可能 な鋳造リングを提供する事にある。

本発明によれば上記課題は鋳造リングが、固定されたロールコアに配設された複 数の支持要素上と、同ロールコアに回転可能に取り付けられた支持、連結ロール 上に、その内面において支持され、前記支持、連結ロールは、摩擦結合により前 記鋳造リングに連結している特徴により解決される。

本発明による鋳造リングは迅速に交換可能である。交換のためには、前記鋳造リ ング内で調節される前記支持要素を緩めればよい。前記鋳造リングは、前記ロー ルコアから抜去され、そして新しい鋳造リングと置換される。

前記鋳造リングは、前記ロールコアにおいて様々な方法により軸方向に固定され る。本発明の１つの好ましい実施例において、前記鋳造リングの内面に溝を形成 し、該溝内に前記支持、連結ロール及び／または少なくとも１つの前記支持要素 を係合させる。

前記支持要素は、好ましくはロールにより構成されるが、然しながら水圧式のク ッション（ハイドロ−リッククッション）により構成する事も可能である。

前記支持要素を調節するために、好ましくはｍ節要素、特に固定し調節するシリ ンダピストンが、前記ロールコアに具備される。

本発明により、前記ロールコアが冷却液を充填可能で、そしてその両端面におい て前記鋳造リングと同時に動作可能な側方円板により閉鎖され画室内に配置され 、その周囲を唇形の密封手段により前記鋳造リングに対して密封され、冷却室を 形成する場合には、前記鋳造リングの冷却と、交換可能性が確実となる。

以下に、図面を参照して更に詳細に説明する。図面において、 図１は、双ロールストリップ鋳造装置の略示側面図であり、図１のＩ−Ｉ線に沿 って一部を断面にして示した図である。

図２は、図１に示したストリップ鋳造装置の略示平面図であり、溶湯容器を省略 して示した図である。

図３は、図４に示したストリップ鋳造装置の構造を示す図であり、図１のＩＩ− ＩＩ線に沿って軸方向に断面にして示した図である。

図１．２を参照すると、双ロールストリップ鋳造装置は、同一の２つの鋳造ホイ ール１，２を具備しており、該鋳造ホイールｌ、２は互いに水平位置で隣接して 配置されており、鋳造されるストリップ４の厚さと一致する幅の、好ましくは調 節可能な鋳造間隙を相互に形成している。前記間隙３の上方の溶湯容器（キャス ティングヴエツセル）５から、溶融金属が前記２つのロール１．２の間に注湯さ れる。溶湯が側方に流れ出すことを防止するために密封要素６．７が両側に具備 されている。

前記各鋳造ロールｌ、２は、その内部に取り付けられた固定されたコア８と、３ つの支持ロール９、ｌ０１１１と、実質的に大きな直径の１つの支持、連結ロー ル１２と、を有している。前記支持ロール９〜１１は回転自在に取り付けられて おり、これに対して前記支持、連結ロール１２は回転可能に取り付けられ、駆動 される。前記支持ロール９〜１１と、前記支持、連結ロール１２上に鋳造リング １３が設けられている。前記鋳造リング１３と、該鋳造リングに連結して構成さ れた共に回転する側方円板１４．１５により冷却液、特に冷却水のための冷却室 が形成され、前記冷却液は入口１６から該冷却室内に供給され、そして出口１７ から排出される。

先ず、前記冷却水は前記支持、連結ロール１２の上側半分の周囲を流れ、次いで 、前記鋳造リングの裏側に沿って前記支持ロール１１まで流れて該支持ロール１ １の周囲を流れ、次いで他の支持ロール９、ＩＯを順次巡って前記支持、連結ロ ール１２まで流れ、該支持、連結ロール１２の下側半分の周囲を前記出口１７ま で流れる。

前記鋳造ホイールを示した図３から理解されるように、前記固定されたコア８は 、この構造において溶接された鋼鉄により構成されており、２つの側部軸受プレ ート１６、ＩＩを具備し、該軸受プレート１６．１７は固定された中空の支持軸 （ベアリングシャフト）１８．１９に連結されており、該中空の支持軸は、軸受 部材（図示せず）に支持されている。

前記プレート１６．１７には支持軸２０が支持されており、該支持軸２０に前記 支持、連結ロールが回転自在に取り付けられている。前記支持、結合ロール１２ は一方の端面に歯車２１を有しており、該歯車２１は前記プレー）　１７に回転 自在に取り付けられた歯車２２と係合する。

前記支持ロール１０と、また好ましくは前記支持ロール９及び／または前記支持 ロール１１は、支持軸２３に回転自在に取り付けられており、前記支持軸２３は シリンダピストン装置２５により半径方向に調節されるように、ブロック部材２ ４ａ、２４ｂ及びブリッジ部材２４ｃを介して支持されている。前記シリンダピ ストン装置２５は前記プレート１６．１７の間において、前記部ブリッジ部材２ ６に保持されている。

鋳造リング１３はその内側に溝１３ａを有しており、前記支持、連結ロール１２ と支持ロール９〜１１が凸形に係合して該鋳造リング１３が半径方向と軸線方向 に固定される。前記側端面円板１４．１５は前記中空の支持軸１８．１９に回転 自在に取り付けられている。前記側方円板はその内周面において唇形の密封手段 １４ａ、１５ａにより前記中空の支持軸１８．１９に対して密封されており、ま た、外周面においてスカッシュタイプの密封手段１４ｂＳ　１５ｂにより前記鋳 造ホイール１３の環状カラ一部材１３ｂ、１３ｃに対して密封されている。前記 側方円板１４．１５は前記スカッシュタイプの密封手段１４ｂ、１５ｂを介して 、前記回転する鋳造ホイール１３に取り付けられている。前記側方円板１４．１ ５と前記鋳造リング１３と前記密封手段１４ａ、１５ａ、１４ｂ、１５ｂとによ り外方を密封された前記冷却室は、また、密封手段２３ａ、２３ｂ、１２ａ、１ ２ｂと壁部２７．２８とにより、前記支持ロール９〜１１の軸受と、前記支持、 連結ロール１２の軸受、駆動手段に対して密封されている。

前記鋳造リング１３を交換するために、前記シリンダピストン装置ｔ２５を引き 込み（セットパック）、その結果該鋳造リング１３は半径方向に解除され、それ により抜去される。

新たな鋳造リングが前記支持ロール９〜ｌｌ上で冷却され、同ロールを溝１３ａ と係合させて半径方向と軸線方向に配置される。その結果冷却室は自動的に閉鎖 される。

要約書 本発明は、双ロールストリップ鋳造装置の鋳造ホイールに関する。各鋳造ホイー ルは交換可能な駆動される鋳造リング（１３）を具備して構成されており、該鋳 造リング（１３）は、固定されたローラーコア（８）に回転自在に取り付けられ た支持、連結ロール（１２）と、前記ローラーコア（８）内に配設された複数の 支持要素、特に支持ロール（９〜１１）上に、その内面において支持されている 。前記支持要素（９〜１１）は半径方向に調節可能に構成されており、それによ り前記鋳造リング（１３）が交換可能となっている。

図１が要約書に対応している。

補正書の翻訳文提出書 （特許法第１８４条の８） 平成４年７月（６日

Claims (7)

【特許請求の範囲】
1. １．双ロールストリップ鋳造装置のための、交換可能な駆動される鋳造リング（ １３）を有する鋳造ホイールにおいて、 前記鋳造リング（１３）は、固定されたローラーコア（８）に取り付けられた複 数の支持要素（９〜１１）と、同ローラーコア（８）に取り付けられた支持、連 結ロール（１２）上に、その内面において支持されている事を特徴とする鋳造ホ イール。
2. ２．前記鋳造リング（１３）は、前記駆動される支持、連結ロール（１２）に摩 擦結合により連結していることを特徴とする請求項１に記載の鋳造ホイール。
3. ３．前記鋳造リング（１３）の内面に溝（１３ａ）が形成されており、前記支持 、連結ロール（１２）及び／または前記支持要素（９〜１１）の少なくとも１つ が係合する事を特徴とする請求項１または２に記載の鋳造ホイール。
4. ４．前記複数の支持要素（９〜１１）は、ロールである事を特徴とする請求項１ から３の何れか１項に記載の鋳造ホイール。
5. ５．前記複数の支持要素（９〜１１）は、水圧式のクッション（ハドローリック クッション）である事を特徴とする請求項１から４の何れか１項に記載の鋳造ホ イール。
6. ６．前記複数の支持要素（９〜１１）は、調節要素手段（２５）、特に前記ロー ラーコア（８）に支持された、固定し調節するシリンダピストン装置により、半 径方向に調節可能に構成されている事を特徴とする請求項４に記載の鋳造ホイー ル。
7. ７．前記ロールコア（８、１６、１７）は両端面を側方円板（１４、１５）によ り閉鎖された冷却液を充填可能な画室内に配置されており、前記側方円板（１４ 、１５）は前記鋳造リング（１３）と同時に動作し、唇形の密封手段（１４ｂ、 １５ｂ）により前記鋳造リング（１３）に対して密封され、冷却室を形成する事 を特徴とする請求項１から６の何れか１項に記載の鋳造ホイール。