JPH05505595A - 二つのエフェクター機能を有する二元特異性異種抗体 - Google Patents

二つのエフェクター機能を有する二元特異性異種抗体

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JPH05505595A JP91500408A JP50040891A JPH05505595A JP H05505595 A JPH05505595 A JP H05505595A JP 91500408 A JP91500408 A JP 91500408A JP 50040891 A JP50040891 A JP 50040891A JP H05505595 A JPH05505595 A JP H05505595A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 14、高親和性Fcガンマレセプターに特異的な抗体フラグメントが、ATCC 承認番号HB9469を有するハイブリドーマにより産生される、ことを特徴と する請求項11記載の標的特異性エフェクター細胞。
15、高親和性Fcガンマレセプターに特異的な抗体フラグメントが、ATCC 承認番号HB9469を有するハイブリドーマにより産生されるモノクロナール 抗体のFabフラグメントである、ことを特徴とする請求項11記載の標的特異 性エフェクター細胞。
16.前記エフェクター辛田aが、単核細胞、マクロファージ、好中球、及び、 好酸球から成るグループから選択されるヒト細胞である、ことを特徴とする請求 項1目遺の標的特異性エフェクター細胞。
17、腫瘍細胞が、骨髄性白血病、肺小細胞ガン、決腸ガン及び乳ガンから成る グループから選択される、ことを特徴とする請求項11記載の標的特異性エフェ クター細胞。
18、標的特異性エフェクター細胞で、(a)エフェクターm上に表出する、高 親和性Fcガンマレセプターと、(b)レセプターの結合領域外にある、エフェ クター細胞のFcレセプターの抗原決定基に結合する異種抗体と、を備え、前記 異種抗体が、更に、 (i)ATCC承認番号CRL10266を有するハイブリドーマにより産生さ れるmAb PM81と、 (i 1)ATCC承認番号HB9469を有するハイブリドーマにより産生さ れるmAb 32.2と、 を含む、ことを特徴とする特許 19、腫瘍患者に、治療に適した量の、標的化されたエフェクター細胞を投与す る腫瘍の治療法で、 標的化された各エフェクター細胞が、 (i)細胞表面のCD15抗原に特異的な抗体あるいはそのフラグメントと、( 百)ヒト免疫グロブリンGに阻害されることなく、エフェクター細胞の高親和性 Fcガンマレセプターに特異的に結合する抗体あるいはそのフラグメントと、 を含む、ことを特徴とする治療法。
20、前記CD15抗原に特異的な抗体が、IgM分子を含むことを特徴とする 請求項l9記載の治療法。
21、CD15抗原に特異的な抗体あるいはそのフラグメントと、高親和性Fc ガンマレセプターに特異的な抗体あるいはそのフラグメントとを、二硫化物の架 橋により結合させる、ことを特徴とする請求項19記載の治療法。
22、高親和性Fcガンマレセプターに特異的な抗体フラグメントが、ATCC 承認番号HB9469を有するパイプリドーマにより産生される、ことを特徴と する請求項1つ記載の治療法。
23、高親和性Fcガンマレセプターに特異的な抗体フラグメントが、ATCC 承認番号HB9469を有するハイブリドーマにより産生されるIgG分子のF abフラグメントである、ことを特徴とする請求項19言ffiの治療法。
24、前記エフエクタ一連出aが、単核細胞、マクロファージ、好中球、及び、 好酸球から成るグノレーブから選択されるヒト細胞である、ことを特徴とす6M ln項19言占賎の治療法。
25、腫瘍細胞が、骨髄性白血病、肺小細胞ガン、決腸ガン及び乳ガンから成る グノレーブから選択される、ことを特徴とする請求項19記載の治療法。
26、腫瘍患者に、治療に適した量の、標的特異性エフェクター細胞を投与する 腫瘍の治療法で、 各標的特異性エフェクター細胞が、 (a)エフェクター紹遺江上に表出する、高親和性Fcガンマレセプターと、( b)レセプターの結合領域外にある、エフェクター表冊包のFcレセプターの抗 原決定基に結合する異種抗体と、を備え、前記異種抗体が、更に、 (i)ATCC承認番号CRL10266を有するハイブリドーマにより産生さ れるmAb PM81と、 (i i)ATCC承認番号HB9469を有するハイブリドーマにより産生さ れるmAb 32.2と、 を含む、ことを特徴とする治療法。
明細書 二つのエフェクター機能を有する二元特異性異種抗体穴型Q背量 エフェクター細胞を標的化する異種抗体で、高親和性FcRIレセブターに特異 的な抗体と、これに結合する、標的細胞上に存在する抗原に特異的な第2抗体と 、を備える異種抗体の生成に関しては、既に、米国特許番号4.676.980 (シガールら)及びカルボブスキーら(J. Exp. Med. 160:  1686−1701 (1984))等により、報告されている.このように構 成された抗体は、 (腫瘍細胞やウィルス感染細胞等)不必要な細胞を特異的に 破壊するために用いられる。
近年、可変部領域を介して、高親和性Fcガンマレセプターと反応するモノクロ ナール抗体が、開発されている.この場合、アンダーソンら(J. Biol.  Che+n。
261:12856 (+986) )及びシェノら(J. b++munol . 137:3378−3382 (1986))等により報告されているよう に、血清免疫グロブリンが、Fcレセプターに対する抗体の結合と競争すること はない.即ち、血清IgGが、標的に向かうエフェクター細胞の細胞破壊を阻害 することはない。
登■少慝藍 本発明は、標的細胞の細胞表面抗原に結合する抗体あるいはそのフラグメントと 、エフェクター細胞の高親和性Fcガンマレセプターに結合する抗体と、を含も 、二元特異性異種抗体に関する.この異種抗体は、補体に媒介される、並びに、 エフェクター細胞に媒介される、細胞溶解を誘発する.Fcガンマレセプターに 特異的な抗体は、IgGのFc部分に対する配位子結合部位とは異なる部位に結 合するため、この結合がIgGにより阻害されることはない。この二元特異性分 子は、正常な血清IgGの存在下で、エフェクター細胞のIgG占有占有グセブ タ−合する。
標的細胞の細胞表面抗原に特異的な抗体が1gM分子であることが、望ましい、 IgMを用いて形成される異種抗体は、エフェクター細胞に媒介される、また、 補体に媒介される、標的細胞の溶解を引き起こす。
本発明の異種抗体を用いて、腫瘍細胞やウィルス感染細胞等、不必要な細胞を標 的として破壊することができる.この場合、異種抗体を単独で投与してもよいし 、あるいは、エフェクター細胞に予め結合させた後、患者に投与してもよい。
また、他の分子と結合させて用いることもできる。例えば、本発明の分子を、イ ンターフェロン−ガンマ等のサイトカインと共に用いて、サイトカインの持つ治 療力を活性化したり、効果を高めたりすることもできる。
兄■Ω詳細l説医 本発明の異種抗体は、少なくとも2つの異なった結合特異性を有する.即ち、こ の分子は、標的細胞の表面抗原に特異的な抗体あるいはそのフラグメントと、エ フェクター細胞の高親和性Fcガンマレセプターに特異的な抗体あるいはそのフ ラグメントと、を含む。本発明の異種抗体は、2つのエフェクター機能を有し、 補体に媒介される細胞溶解と、抗体依存細胞に媒介される細胞溶解とを引き起こ す。
Fcレセプター結合特異性は、ヒトIgGに阻害されることなく、ヒトIgGに 対する高親和性(p72)Fcガンマレセプター(FcRI)と結合する、結合 剤により達成される.Fcガンマレセプター結合剤として好ましいものは、以下 の特性を有する抗体、抗体のフラグメント、抗体の可変部領域、あるいは遺伝構 造体である。
a.高親和性Fcガンマレセプターと特異的に反応する。
b.Fc部分と独立な抗原結合領域を介して、レセプターと反応する。
C.レセプターのFc結合領域(即ち、配位子結合領域)とは異なる、Fcガン マレセプターの抗原決定基と反応する。
d.配位子に占有されるレセプターを結合する。
本発明の抗Fcガンマレセブター抗体は、米国特許出願番号151,450 ( ファンガーら: 「ヒト単核食細胞上の免疫グロブリンGのFcレセプターに対 するモノクロナール抗体」)に開示される方法に従い、製造される.上述の特性 を有する望ましい抗体mAb 32.2を産生ずるハイブリドーマは、アメリカ ン・タイプ・カルチャー・コレクションから入手可能である(ATCC承認番号 HB9469)。
細胞溶解を誘発し、また、異種抗体にこのエフェクター機能を与えるような抗体 であることが望ましい、標的細胞に特異的な抗体は、好ましくは、IgMである 。このような抗体を含む異種抗体は、以下の実施例に示されるように、標的細胞 を効果的に破壊することができる。
ここで、標的細胞とは、除去することが宿主にとって望ましいような細胞、例え ば、腫瘍細胞である0本発明の異種抗体は、FcRI特異性及び腫瘍あるいは腫 瘍特異抗原に対する特異性を有する。
異種抗体を製造するために用いられる、所望の腫瘍特異性を有する抗体は、市販 されているものの中から選択されるものでも、あるいは、新たに製造されるもの でもよい。腫瘍抗原に対するモノクロナール抗体の製造法に関しては、例えば、 米国特許4,172,124 (コブロウスキーら)に開示されている。現在、 数多くの適当な抗腫瘍抗体が入手可能である。
以下に、抗腫瘍抗体の例をいくつか挙げる。
抗体 特異性 AML−2−23,PM−81,PMN−6,PMN−19骨髄性白血病5CC L−1,5CCL−175肺小細胞ガン0C125,0VCT−3卵巣ガン C0L−1,C0L−2,、、、、C0L−13結腸ガン好ましい抗腫瘍抗体の 一例として、上記の表にPM−81として示される抗体に代表されるような、C D15抗原に特異的な抗体が挙げられる。CD15抗原は、 (表に示されてい る)骨髄性白血病細胞以外にも、結腸腫瘍細胞、胸部腫瘍細胞に、表出される。
PM−8L抗体を産生ずるハイブリドーマは、アメリカン・タイプ・カルチャー ・コレクションから入手可能であり、承認番号CRL 10266が割り当てら れている。
上記のような腫瘍細胞以外にも、自己免疫疾患の治療のために、自己抗体産生リ ンパ球を、あるいは、アレルギーの治療のために、IgE産生リンパ球を、本発 明の抗体で標的化されたエフェクター細胞が対抗する、標的細胞とすることがで きる。更に、バクテリア、ウィルス等の微生物、あるいは、リューマチ因子、自 己抗体等の可溶性抗原を標的細胞とすることもできる。
本発明の2価の異種抗体は、Fcガンマレセプターに特異的な抗体(あるいはそ のフラグメント)と、標的細胞の細胞表面抗原に特異的な抗体(あるいはそのフ ラグメント)とを、含む、異種抗体は、以下の実施例に詳述されるように、FC ガンマレセプター抗体を、標的細胞抗原に特異的な抗体と共役させることにより 、製造される。抗体の共役には、プロティンA、カルボジイミド、シマレイミド 、ジチオ−ビス−ニトロ安1色香酸(DTNB) 、N−サクシンイミジルー3 −(2−ピリジルジチオ)プロピオン酸塩(SPDP)等の、様々なカップリン グ剤あるいは架橋剤を用いることができるが、特に、DTNB%5PDPの使用 が望ましい、前記抗体と5PDP試薬との架橋方法は、周知のものであり、例え ば、カルボブスキー−Bら((1984) J、 Exp、 !I%ed、 1 60:1686) 、リュー・M−Aら((1985) Proc、 Natl 、 Acad、 Sci USA 82:8648) 、米国特許番号4,67 6.980(シーガル・D−M、ペレッッ・P:1987年6月30日)、ある いは、ブレナン・M (Biotechniques 4:424 (1986 ))により報告されている。
本発明の異種抗体を、次のいずれかの方法で投与することにより、不必要な細胞 を標的として破壊することができる。即ち、分子をそのまま遊離した形で投与し てもよいし、生体外で分子をエフェクター細胞の表面に結合させた後、この細胞 を投与する方法を採ってもよい、何れの方法でも、原理は同じであり、後者の場 合、エフェクター細胞は、標的抗原を担持する細胞に対して、標的化される。
用いられるエフェクター細胞としては、ヒト白血球、特にマクロファージが好ま しいが、単核細胞、活性化された好中球、活性化されたナチュラルキラー(NK )細胞、好酸球等を用いることもできる。マクロファージを標的化する前にイン ターフェロン(IFN)−ガンマで処理し、標的化するための抗体、即ち、異種 抗体に結合するFcレセプターの数を増加させておいてもよい。また、同様に、 好中球及びNK細胞をrFN−ガンマで活性化することができる。あるいは、エ フェクター細胞を、標的化する前に、他のサイドキン、例えば、腫瘍壊死因子、 リンリンフォトキシン、コロニー刺激因子、インターロイキン−2等で活性化す ることもできる。必要な場合には、治療対象の宿主から、あるいは、他の免疫学 的に同等なドナーから、標的細胞に向かうエフェクター細胞を取り出してもよい 。
標的に向かうエフェクター細胞は、生理学的に受容可能な細胞懸濁液として投与 される。投与される細胞数は、108ないし10’の範囲であり、この数は、治 療目的に従い変化する。通常、標的細胞に局在し、補体に媒介される聡容解及び 抗体依存細胞に媒介される細胞破壊(ADCC)によって標的細胞を殺すために 充分な量が投与される。投与経路は、治療対象、方法等により、まちまちである 0例えば、標的化されたエフェクター細胞を、静脈投与してもよいし、あるいは 、筋肉内投与、腹膜組織内投与でもよい。
本発明の異種抗体は、生体内に過剰に存在するヒトIgGが抗体分子のエフェク ター細胞への結合を妨害することのないように、また、エフェクター細胞の作用 を阻害することのないように、抗原特異性結合剤を、エフェクター細胞上のFC γRに結合させる。言い替えると、抗体分子の抗FcγR成分が、配位子結合領 域外の抗原決定基の部分で、FcγRに結合するため、妨害が起こらない。この ように標的化された(マクロファージ等の)エフェクタi細胞を用いて、HIV やHIVに感染した細胞を、抗体依存細胞媒介型の細胞溶解機構により、破壊す ることができる。
本発明の異種抗体は、生体内において、かなり長い半減期を有する。これは、抗 体の構成成分と、単核細胞及びマクロファージ上のFcγRとの相互作用による ものであり、FcγRは、これらの細胞上にかなり長い期間存在し、その大部分 は循環しないが、体内の細網内皮系のあらゆる細胞上で機能的に活性であり続け る。
本発明を、以下の実施例に従い、更に詳しく説明する。
大施泗 抗体及び抗体フラグメント ヒト単核細胞の高親和性Fcレセプターに対するネズミmAbの一種であるmA b32.2の製造と特性に関しては、アンダーリン・C−Lら((1986)  J、 Biol、 Chem、261:12856 )により報告されている。
この操作を簡単に説明する。まず、固定ヒトIgG上のアフィニティー・クロマ トグラフ法を用いて、FcRIを、U937細胞から単離し、B A L B  / cネズミに注射した。最後の免疫注射から5日後に、牌細胞を、NSI骨髄 腫細胞系の細胞と、融合させ、フローサイトメーターを用いた間接免疫蛍光検定 により、ハイブリッドの上澄み液を、U937細胞に対する反応性で、ふるい分 けした。
限定希釈によりクローン化された所定のハイブリッドを、再びふるい分けした後 、増殖させた。次に、セファロース−ヒトIgGにより析出した72,000ダ ルトンのタンパク質(FcRI)に対して特異的な結合性を示した、IgGlm Abを選択した。この場合、予備実験及び等電点電気泳動パターンを用いて、反 応性の同定を行った。mAb32.2のFcRIに対する結合は、Fab’フラ グメントがmAb親和性吸看FcRIであるため、抗体のFc領域から独立した 部位で行われた。mAb32.2及びヒトIgG1の天然U937細胞に対する 結合は、相互に阻害的なものではなく、mAb32.2は、FcRIの配位子結 合部位を妨害するものではない、32.2ハイブリドーマを注射されプリスティ ン活性化されたネズミの腹水のIgG分画を、40%の飽和硫酸アンモニウムを 用いて沈澱させた。次に、プロティン−バック5PW DEAEカラム(ウォー ターズ・クロマトグラフィ部、ミリポア、ミルフォード、マサチューセッツ州) を使用したイオン交換高速液体クロマトグラフィー(HPLC)で、32.2L gG1抗体を精製した。ペプシン温浸を利用したパルハム法(パルハム・P :  (1983) J、 Irrrnunol、 131:2895参照)に従い 、pH3,5で、F (ab’ )2フラグメントを分解生成した。完全に分解 するまで、ペプシン温浸をHPLCで監視した。次に、バイオシルTSK250 カラム(バイオラッド、リッチモンド、カリフォルニア州)を用いたHPLCゲ ルろ過クロマトグラフィーにより、F(ab’)”フラグメントを精製し、これ を、1mMジチオトレイトールで18@C12時間還元した後、2mMヨードア セトアミドで18@ C1時間アルキル化して、Fabフラグメントを得た。
CD15細胞表面抗原と特異的に反応するIgMmAbの一種PM81を産生ず るバイプリドーマは、アメリカン・タイプ・カルチャー・コレクションにCRL 10266として、登録されている。
異種抗体作成 Fab32.2及びmAb PM81の異種抗体を、カルボブスキーら(カルボ ブスキー・B (1984) J、 Exp、 Med、 160:1686  )の方法に従い、作成した。Feb32.2 (FabW6/32)及びmAb PM81 (1ないし3mg/ml)を、別々に、8倍モル過剰の二元機能試薬 N−サクシンイミジル−3−(2−ピリジルジチオ)プロピオン酸塩(SPDP ) (ファーマシ乙つプサラ、スウェーデン)で、18’C,2時間処理した。
5PDPで処理されたFab32゜2を、pH7,4、リン酸緩衝塩溶液(PB S)で透析する一方で、5PDP処理されたmAbPM81を、pH4,5,0 ,1Mリン酸塩−0,1M酢酸塩−0,1M塩化ナトリウム溶液で透析した後、 0.02Mジチオトレイトールで18°G、 30分間処理し、pI(”7.  5、O,1Mリン酸塩、O,1M塩化ナトリウムで平衡にしたG−25セフアデ ツクスカラム(ファーマシア)を通した0等モル量のFab32.2とmAbP M81を混合し、18’Cで4時間インキュベートした後、1mMのヨードアセ トアミドを用いて、架橋を終了させた0作成された異種抗体をPBSで透析し、 0.2μmずつろ過して、滅菌処理した。得られた抗体は、15%未満の非架橋 Fabを含み、0.7−1.50D280 U/mlの濃度であった。
エフェクター細胞 ATCCから得られたU937細胞(サンドストローム・C,K・ニールソン( 1976) Int、 J、 Cancer 17:565)を10%熱不活性 ウシつ児血清(FBS)及びゲンタマイシンを含むRPMI (RPMI−FB S)中で培養した。ジエン・Lらの方法((1986) Cl1n、 Exp、  Ia+uno1.65+387 )に従い、単核細胞を、健常者から得られた 細胞泳動群から精製した。即ち、細胞泳動により得られた細胞を、Ficol  1−Hypaque上でスピンさせて、界面層を採取した。RPMIで3度洗浄 した後、細胞を15m1のポリプロピレン管中でRPMI−FBSに再懸濁(5 ×107/ml)し、4°CC13rpで1時間回転させて、単核細胞を凝集さ せた、凝集した細胞を、IXGで15ないし30分間、氷上に沈降させて、上澄 み液を除いた。 (2mlの媒体内に存在する)細胞を、同容量の冷FBS上に 注意深く載せ、4°Cで20分間、FBSを通して沈降させた。この結果得られ た1には、60−95%の単核細胞、並びに、残余リンパ球が含まれていた。単 核細胞をRPMI−FBSで2度洗浄し、2×106/mlの濃度のRPMI− FBS溶液に調整した後、これを検定した。また、実験によっては、U937細 胞(sx105/ml)あるいは単核細胞(2×106/ml)を、300国際 参照単位(IRU/ml)のヒト・リコンとナンド・インターフェロンガンマ( ジェネテック、サン・フランシスコ、カリフォルニア州)を加えたRPMI−F BS中で、18ないし24時間培養した。
標的細胞 HL−60白血病細胞(ATCCCCL240)を、正常食塩水中(7)200 μC151Crクロム酸ナトリウムにューイングランド・ヌクレア、ボストン、 マサチューセッツ州)で、37°C11時間、標識した。細胞は、使用前に、媒 体199−10%FBSで、3度洗浄した。
抗体依存細胞の細胞毒性 51Crで標識された5X10’/ml標的細胞、標的細胞に対して様々な比率 のエフェクター細胞、所定の濃度の異種抗体を、等容量(50μm)、丸底のマ イクロタイター容器内で混合した。全ての試験を、3度ずつ行った。異種抗体の みの影響及びエフェクター細胞のみの影響を見るために、全ての実験には、対照 群を用いた。2%ドデシ/IN”aナトリウム水溶液100μmを50μmのC Eに加えた場合を、最大の細胞溶解状態とした。各プレートを37°Cで188 時間インキュベート、上澄み液の50%を除いた後、放出された51Crを数え た。細胞毒性の割合は、 100×((エフェクター細胞+抗体により放出された数)−(エフェクター細 胞のみにより放出された数))/(最大の細胞溶解−自然放出)の式に従い、計 算された。結果は、3度渭淀した平均上標準偏差で示した。
細胞の異種共役 標的細胞を、所定の濃度の異種抗体で、4@C12時間、コーティングし、3度 洗浄した後、2×107個/mlの濃度に調整した。標的細胞及びエフェクター 細胞(2×106/ml)を等容量(50ul)混合して、4°Cで1時間、穏 やかに攪ρし、1時間氷上に放置した。上澄み液を除き、細胞を100μmのア クリジンオレンジ中に、静かに再懸濁させて、入射光及び紫外線を用いたヘモサ イトメーターで測定した。対検体のエフェクター細胞(200)を、1つあるい は複数のCE標的細胞への結合に関して、評価した。
マイクロタイター結合検定 一層の標的細胞を、マイクロタイター用プレート容器内に入れて、異種抗体を加 え、4°Cでインキュベートした。結合していない異種抗体を洗浄過程で除き、 MTTでラベルされたエフェクター細胞を加えた。MTTをイソプロパツールで 溶解した後、A370でELISAリーダーを用いて、沖淀した。
結果 二元特異性異種抗体に、ヒト単核細胞の腫瘍標的細胞への結合を媒介する能力が あることを、MTTで標識された単核細胞、並びに、THP−1ヒト白血病単核 細胞(ATCCTIB、202)あるいは5KBR−3乳ガン細胞(ATCCH TB30)を標的細胞として用いたマイクロタイター検定により、確認したまた 、異種細胞の、HL−60前骨髄細胞性白血病細胞の破壊を媒介する能力を、A DCC検定により調べた。単核細胞のみを加えた場合の細胞破壊率は非常に小さ いが(5−20%)、単核細胞に二元特異性異種抗体を加えると、破壊率が20 ないし50%に上昇し、単核細胞に、二元特異性異種抗体とヒト血清を加えた場 合、最大の細胞破壊率50−80%が実現できた。
本発明は、上述の実施例以外にも、本発明の要旨を超えない範囲で、様々な態様 で実施することが可能である。
補正音の写しく翻訳文)提出書(特許法第184条の8)平成4年4月20日〜

Claims (26)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.細胞表面の抗原に結合する抗体あるいはそのフラグメントと、ヒト免疫グロ ブリンGに阻害されることなく、エフェクター細胞の高親和性Fcガンマレセプ ターに結合する抗体と、を備える異種抗体で、補体に媒介された、並びに、エフ ェクター細胞に媒介された細胞溶解を誘発する、ことを特徴とする異種抗体。
  2. 2.前記細胞表面の抗原に結合する抗体が、IgM分子を含む、ことを特徴とす る請求項1記載の異種抗体。
  3. 3.細胞表面のCD15抗原に特異的な抗体あるいはそのフラグメントと、ヒト 免疫グロブリンGに阻害されることなく、エフェクター細胞の高親和性Fcガン マレセプターに特異的に結合する抗体あるいはそのフラグメントと、を備えるこ とを特徴とする異種抗体。
  4. 4.前記CD15抗原に特異的な抗体が、IgM分子を含む、ことを特徴とする 請求項3記載の異種抗体。
  5. 5.細胞表面のCD15抗原に特異的な抗体あるいはそのフラグメントと、Fc ガンマレセプターに特異的な抗体あるいはそのフラグメントとを、二硫化物の架 橋により結合させる、ことを特徴とする請求項3記載の異種抗体。
  6. 6.Fcガンマレセプターに特異的な抗体が、ATCC承認番号HB9469を 有するハイブリドーマによ■産生されるモノクロナール抗体である、ことを特徴 とする請求項3記載の異種抗体。
  7. 7.高親和性Fcガンマレセプターに特異的な抗体フラグメントが、ATCC承 認番号HB9469を有するハイブリドーマにより産生されるモノクロナール抗 体のFabフラグメントである、ことを特徴とする請求項3記載の異種抗体。
  8. 8.前記エフェクター細胞が、単核細胞、マクロファージ、好中球、好酸球から 成るグノーブから選択されるヒト細胞である、ことを特徴とする請求項3記載の 異種抗体。
  9. 9.前記CD15を担持する細胞が、骨髄性白血病、肺小細胞ガン、決腸ガン及 び乳ガンから成るグループから選択される、ことを特徴とする請求項3記載の異 種抗体。
  10. 10.ATCC承認番号CRL10266を有するハイブリドーマにより産生さ れるmAb PM81と、ATCC承認番号HB9469を有するハイブリドー マにより産生されるmAb 32.2とを、二硫化物の架橋により結合させるこ とを特徴とする異種抗体。
  11. 11.標的特異性エフェクター細胞で、(a)IgGのFc部位に対する親和性 の高いエフェクター細胞表出レセプターと、 (b)レセプターの配位子結合領域外にある、エフェクター細胞のFcレセプタ ーの抗原決定基に結合する異種抗体と、を備え、前記異種抗体が、更に、 (i)細胞表面のCD15抗原に特異的な抗体あるいはそのフラグメントと(i i)ヒト免疫グロブリンGに阻害されることなく、エフェクター細胞の高親和性 Fcガンマレセプターに特異的に結合すろ抗体あるいはそのフラグメントと、を 含む、ことを特徴とする標的特異性エフェクター細胞。
  12. 12.前記CD15抗原に特異的な抗体が、IgM分子を含む、ことを特徴とす る請求項11記載の標的特異性エフェクター細胞。
  13. 13.CD15抗原に特異的な抗体あるいはそのフラグメントと、高親和性Fc ガンマレセプターに特異的な抗体あるいはそのフラグメントとを、二硫化物の架 橋により結合させる、ことを特徴とする請求項11記載の標的特異性エフェクタ ー細胞。
  14. 14.高親和性Fcガンマレセプターに特異的な抗体フラグメントが、ATCC 承認番号HB9469を有するハイブリドーマにより産生される、ことを特徴と する請求項11記載の標的特異性エフェクター細胞。
  15. 15.高親和性Fcガンマレセプターに特異的な抗体フラグメントが、ATCC 承認番号HB9469を有するハイブリドーマにより産生されるモノクロナール 抗体のFabフラグメントである、ことを特徴とする請求項11記載の標的特異 性エフェクター細胞。
  16. 16.前記エフェクター細胞が、単核細胞、マクロファージ、好中球、及び、好 酸球から成るグループかち選択されるヒト細胞である、ことを特徴とする請求項 11記載の標的特異性エフェクター細胞。
  17. 17.腫瘍細胞が、骨髄性白血病、肺小細胞ガン、決腸ガン及び乳ガンから成る グループから選択される、ことを特徴とする請求項11記載の標的特異性エフェ クター細胞。
  18. 18.標的特異性エフェクター細胞で、(a)エフェクター細胞上に表出する、 高親和性Fcガンマレセプターと、(b)レセプターの結合領域外にある、エフ ェクター細胞のFcレセプターの抗原決定基に結合する異種抗体と、を備え、前 記異種抗体が、更に、 (i)ATCC承認番号CRL10266を有するハイブリドーマにより産生さ れるmAbPM81と、 (ii)ATCC承認番号HB9469を有するハイブリドーマにより産生され るmAb 32.2と、 を含む、ことを特徴とする標的特異性エフェクター細胞。
  19. 19.腫瘍患者に、治療に適した療の、標的化されたエフェクター細胞を投与す る腫瘍の治療法で、 標的化された各エフェクター細胞が、 (i)細胞表面のCD15抗原に特異的な抗体あるいはそのフラグメントと、( ii)ヒト免疫グロブリンGに阻害されることなく、エフェクター細胞の高親和 性Fcガンマレセプターに特異的に結合する抗体あるいはそのフラグメントと、 を含む、ことを特徴とする治療法。
  20. 20.前記CD15抗原に特異的な抗体が、IgM分子を含むことを特徴とする 請求項19記載の治療法。
  21. 21.CD15抗原に特異的な抗体あるいはそのフラグメントと、高親和性Fc ガンマレセプターに特異的な抗体あるいはそのフラグメントとを、二硫化物の架 橋により結合させる、ことを特徴とする請求項19記載の治療法。
  22. 22.高親和性Fcガンマレセプターに特異的な抗体フラグメントが、ATCC 承認番号HB9469を有するハイブリドーマにより産生される、ことを特徴と する請求項19記載の治療法。
  23. 23.高親和性Fcガンマレセプターに特異的な抗体フラグメントが、ATCC 承認番号HB9469を有するハイブリドーマにより産生されるIgG分子のF abフラグメントである、ことを特徴とする請求項19記載の治療法。
  24. 24.前記エフェクター細胞が、単核細胞、マクロファージ、好中球、及び、好 酸球から成るグループから選択されるヒト細胞である、ことを特徴とする請求項 19記載の治療法。
  25. 25.腫瘍細胞が、骨髄性白血病、肺小細胞ガン、決腸ガン及び乳ガンから成る グループから選択される、ことを特徴とする請求項19記載の治療法。
  26. 26.腫瘍患者に、治療に適した量の、標的特異性エフェクター細胞を投与する 腫瘍の治療法で、 各標的特異性エフェクター細胞が、 (a)エフェクター細胞上に表出する、高親和性Fcガンマレセプターと、(b )レセプターの結合領域外にある、エフェクター細胞のFcレセプターの抗原決 定基に結合する異種抗体と、を備え、前記異種抗体が、更に、 (i)ATCC承認番号CRL10266を有するハイブリドーマにより産生さ れるmAbPM81と、 (ii)ATCC承認番号HB9469を有するハイブリドーマにより産生され るmAb 32.2と、 を含む、ことを特徴とする治療法。
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