JPH05505431A - 高コンシステンシー酸素脱リグニンのための分割されたアルカリ添加 - Google Patents

高コンシステンシー酸素脱リグニンのための分割されたアルカリ添加

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JPH05505431A JP92504464A JP50446492A JPH05505431A JP H05505431 A JPH05505431 A JP H05505431A JP 92504464 A JP92504464 A JP 92504464A JP 50446492 A JP50446492 A JP 50446492A JP H05505431 A JPH05505431 A JP H05505431A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 高コンシスチンシー酸素脱リグニンのための分割されたアルカリ添加発明の分野 本発明は木材バルブの処理方法、更に詳しくは強度に悪影響しないで高度に脱リ グニンされたバルブを製造するための褐色原料の酸素脱リグニン法に関する。
発明の背景 木材は大部分のセルロース繊維及びヘミセルロース繊維並びに無定形の非繊維リ グニン(これは繊維部分を一緒に保持するのに役立つ)を含む。ヘミセルロース 及びセルロースは時々ハロセルロースと総称される。バルブを製造するための木 材の処理中に、木材は、リグニンのかなりの部分を木材から除去することにより 繊維物質に変換される。こうして、紙及び紙製品の製造法は、一般に、通常木材 チップの形態の木材が繊維物質に変えられるパルプ化段階を含む。幾つかの異な るパルプ化法が当業界で知られている。それらは一般に機械式パルピング、化学 パルプ化またはセミケミカルパルプ化として分類される。
化学バルブ化法は、亜硫酸法、重亜硫酸法、ソーダ法及びクラフト法の如き多種 の方法を含む。クラフト法が化学パルプ化の優位を占めている形態である。
化学バルブ化操作は一般に木材チップを蒸解容器に導入することを含み、そこで それらは薬品液中で蒸煮される。クラフト法では、蒸煮液は水酸化ナトリウムと 硫化ナトリウムの混合物を含む。必要とされる蒸煮期間後に、軟化され、脱リグ ニンされた木材チップが蒸煮液から分離されてバルブの繊維物質を生成する。
化学パルプ化により製造されたバルブは“褐色原料”と称される。褐色原料は典 型的には洗浄されて蒸煮液を除去し、次いで未漂白グレードの紙製品の製造のた めに加工されるか、または高白色度の紙製品の製造のために漂白される。
リグニンの発色団はバルブの着色の主な原因であるので、褐色原料の漂白のため の殆どの方法は褐色原料の脱リグニンを更に必要とする。例えば、褐色原料を酸 性媒体中の元素状塩素またはアルカリ性溶液中の次亜塩素酸塩と反応させて、こ の更なる脱リグニンを行うことができる。典型的には、これらの工程に続いて二 酸化塩素との反応が行われて充分に漂白された製品を製造する。酸素脱リグニン は、近年バルブの漂白に次第に増加する割合で使用されてきた方法である。何と なれば、それは安価な漂白薬品を使用し、しかも回収ボイラー中で焼却できて環 境汚染物質を減少する副生物を生じるからである。酸素脱リグニン後に頻繁に漂 白段階が行われ、これらの段階は塩素または二酸化塩素を使用するが、少量の漂 白薬品を必要とし、しかも酸素段階で行われる漂白のために少量の環境汚染物質 を生じる。
幾つかの漂白法では、バルブは低レベル−中間レベルのパルプコンシスチンシー に保たれながら漂白される。バルブコンシスチンシーはパルプ中の固体繊維物質 の比率(%)の目安である。約10重量%未満のコンシスチンシーを有するバル ブは低範囲〜中間範囲のパルプコンシスチンシーにあると言われる。低コンシス チンシー〜中間コンシスチンシーに於ける漂白を必要とする方法が、下記の特許 及び刊行物に記載されている。Kirkらに発行された米国特許第4.198. 266号、Markhamらに発行された米国特許第4.431.480号、P roughに発行された米国特許第4.220.498号、及び“Low−co nsistency Oxygen Delignification in  a Pipe戟| ine Reactor−A Pilot 5tudy”と題するKirkらの 文献、TAPPl 、 1978年5月。上記の夫々は、低コンシスチンシー〜 中間コンシスチンシーの範囲でバルブに対して操作する酸素脱リグニン工程を記 載している。
El tonに発行された米国特許第4.806.203号は、塩素化バルブに 好ましいアルカリ抽出を開示しており、この場合、アルカリ溶液のころあいを見 計らった除去がバルブへの溶解リグニンの再付着を防止するのに必須である。余 りに短い期間または余りに長い期間がこの段階で経過すると、その方法は殆ど利 点を示さない。
木材バルブの酸素脱リグニンは、加圧反応器中で綿毛状の(fluffed)高 コンシスチンシーパルプに対して行うことができる。バルブのコンシスチンシー は典型的には酸素脱リグニン工程中に約20重量%〜30重量%に保たれる。約 5.6〜約7.0kg/Cm’ (ゲージ圧)(約80〜約10100psiの 圧力の酸素ガスが高コンシスチンシーパルプに導入され、それと反応させられる 。G、んSmook、 Handbook for Pu1p andPape r Technologists 、比4章(1982)を参照のこと。従来の 酸素脱リグニン操作では、蒸煮後のバルブが洗浄され、脱水されて高コンシスチ ンジ−マットを生じる。次いでバルブマットが、アルカリ溶液をマットの表面に 噴霧することにより、その溶液の薄いフィルムまたは層で覆われる。マットに噴 霧されるアルカリ溶液の量はオーブン乾燥バルブの約0.8〜7重量%である。
従来使用された高コンシスチンシー酸素脱リグニン法は幾つかの欠点を有する。
特に、アルカリ溶液を高コンシスチンシーパルプのマントに噴霧することは、こ のようなマットの一般に多孔質の性質にもかかわらず、繊維マット中の溶液の均 一な分布を与えないことが今わかった。この不均一な分布の結果として、高コン シスチンシーの成る領域、通常その外部は過度の量のアルカリ溶液に暴露される 。
この過度の暴露はハロセルロース物質の非選択的分解を生じ、少なくとも局所で 比較的弱いバルブをもたらすと考えられる。一方、高コンシスチンジ−マットの その他の部分、典型的にはその内部はアルカリ溶液に充分に暴露されず、所望の 程度の脱リグニンを達成し得ないことがある。こうして、総合品質が低下する。
発明の要約 本発明は、高コンシスチンシー酸素脱リグニン法による脱リグニンバルブの製造 法に於いてパルプ中のアルカリ物質の新規な二段階添加を提供するものであり、 この場合、脱リグニンされたバルブは従来技術の方法により得られたよりも大き な強度及び低いリグニン含量を有する。
本発明によれば、第一の量のアルカリ物質が低コンシスチンシーのバルブに適用 される。低コンシスチンシーパルプは、パルプ中の第一の量のアルカリ物質の実 質的に均一な分布を得るような方法でアルカリ水溶液中の所定の量のアルカリ物 質と合わされる。第一の量のアルカリ物質のこの均一な分布は、アルカリ物質が 高コンシスチンシーパルプのみに適用されるか、または低コンシスチンシーバル ブに非常に少量でのみ適用される方法に較べて、高コンシスチンシー酸素脱リグ ニン中の脱リグニン選択性の増大を助けるのに充分である。
バルブへのアルカリ物質の低コンシスチンシー添加に続いて、バルブのコンシス チンシーが、その後、少なくとも約18%の高コンシスチンシーまで増大される 。
パルプコンシスチンシーを増大する工程は、パルプ中に分布された第一の量のア ルカリ物質を保持しながら、アルカリ物質を含むプレス処理液(pressat e)を除去する方法で低コンシスチンシーパルプをプレスするか、またはそれ以 外に処理することを含む。このプレス処理液の第一の部分を低コンシスチンシー バルブ処理工程に循環することができ、一方、第二の部分をプラント回収系に排 出して水バランスを維持することができる。
バルブコンシスチンシーを増大した後、第二の量のアルカリ物質がそれに適用さ れてバルブのアルカリ物質の合計量をオーブン乾燥バルブを基準として約0.8 〜7重量%に調節する。この二工程のアルカリ物質処理後に、バルブは、その後 、酸素脱リグニンにかけられて、それにより増進された脱リグニンが達成される 。
また、本発明は、アルカリ物質で処理されたバルブの高コンシスチンシー酸素脱 リグニンに続(バルブ漂白プロセスを容易にする。これらのプロセスは少量の漂 白薬品を使用して通常の高コンシスチンシーバルブ酸素脱リグニン法に従ってつ くられた紙製品に較べて優れた強度を有する漂白紙製品を製造する。また、その 方法は、良好な強度(即ち、高粘度)を与えつつ、従来技術により得られるのと 同様の脱リグニン後のリグニン含量(即ち、K No、またはカッパー価)を得 ることを可能にし、また同量の漂白薬品に暴露された場合に従来技術のバルブに 較べて大きな白色度を示すバルブを得ることを可能にする。加えて、これらの良 好な脱リグニン選択性(即ち、従来技術のアルカリ物質で処理されたバルブより も等しいか、または高い粘度に於ける低いK No、またはカッパー価)が、脱 リグニンされるバルブの変動状態(upset conditions)または 変化のためのプロセスの容易な制御を保ちながら得られる。
図面の簡単な説明 図1は本発明の一実施態様の略図である。
図2は、従来技術の代表的な針葉樹バルブと較べて、本発明に従ってアルカリ物 質で処理され、酸素により脱リグニンされた針葉樹バルブに関するバルブ粘度と K No、の関係を示すグラフである。
図3は、低コンシスチンシーのみに於いて、または高コンシスチンシーのみに於 いてアルカリ物質で処理されたバルブと較べて、本発明に従ってアルカリ物質で 処理され、酸素により脱リグニンされたバルブに関する粘度変化率(%)と高コ ンシスチンシーバルブに添加されたアルカリ物質の割合の関係を示すグラフであ る。
好ましい実施態様の説明 本発明は、クラフトバルブまたはその他の化学パルプ化法により製造されたバル ブから高品質、高強度の脱リグニン木材バルブを提供する。好ましい原料は、木 材チップまたはその他の繊維物質をクラフト法またはクラフトAQ法によるよう に蒸煮液中で蒸煮することにより得られた未漂白バルブである。
図1を参照すると、木材チップ1と、水酸化ナトリウム及び硫化ナトリウムを含 む白液2がダイジェスタ−3に導入される。充分な白液がダイジェスタ−に導入 されて木材チップを実質的に覆うべきである。次いでダイジェスタ−の内容物は 、白液が木材チップを実質的に含浸し、モして蒸煮反応を実質的に完結するのに 充分な温度及び時間で加熱される。
この木材チップ蒸煮工程は通常クラフト蒸煮またはクラフト法として知られてお り、この方法により製造されたバルブはクラフトバルブまたはクラフト褐色原料 として知られている。リグノセルロース原料に応じて、通常のクラフト法で得ら れた脱リグニンの結果は延長脱リグニン技術またはクラフトAQ法の使用により 増大し得る。更に、これらの技術は、蒸煮段階中のバルブの強度及び粘度特性に 悪影響しないで、バルブのK No、の最大の程度の低下を得るのに好ましい。
クラフト褐色原料を使用する場合、蒸煮液中のアントラキノンの量は、パルプ化 される木材のオーブン乾燥重量を基準として、少なくとも約0,01重量%の量 であるべきであり、0.02〜約0,1重量%の量が一般に好ましい。クラフト バルブ化法中のアントラキノンの混入は、残存セルロースの所望の強度特性に悪 影響しないでリグニンの除去に著しく貢献する。また、アントラキノンの追加の コストはバルブの酸素脱リグニンに続く漂白段階に使用される薬品のコストの節 減により一部相殺される。
クラフトAQに代えて、またはそれに加えて、カミール(Kamyr )MCC 法、ベロイト(Beloit)RDH法及びサンズ・スーパー・バッチ(Sun s 5uper Batch)法の如き延長脱リグニンのための技術の使用があ る。また、これらの技術は、残存セルロースの所望の強度特性に悪影響しないで 蒸煮中に更に多くのリグニンを除去する能力を与える。
ダイジェスタ−3は、褐色原料4と一緒にリグニン可溶化の反応生成物を含む黒 液を生成する。典型的には蒸煮工程に続いて洗浄が行われて循環及び回収のため に溶解した有機物及び蒸煮薬品の殆どを除去するだけでなく、またスクリーニン グ段階(図示されていない)が行われ、この段階では、バルブがスクリーニング 装置に通されて、パルプ化で分離されなかった繊維の束を除去する。褐色原料4 は、順に、ブロークンク5及び洗浄ユニット6 (ここでは、バルブ中に含まれ た残液7が除去される)を含む洗浄ユニット中で処理される。
洗浄された褐色原料8は、その後、混合室9に導入され、そこでそれは第一の量 のアルカリ物質をバルブ中に分布させるのに充分な時間にわたって充分な量のア ルカリ物質と実質的に均一に合わされる。この処理中に、褐色原料は約10重量 %未満、好ましくは約5重量%未満のパルプコンシスチンシーに保たれる。バル ブのコンシスチンシーは一般に約0.5%より大きい。何となれば、それより低 いコンシスチンシーはこの方法で処理するのに経済的ではないからである。最も 好ましいコンシスチンシー範囲は0.5〜4.5%である。
当業者は、この工程で適当な量(即ち、濃度及び流量)のアルカリ溶液及びバル ブ処理時間を選んでバルブ中の所望の量のアルカリ物質の分布を得ることができ る。特に、水酸化す)・リウム水溶液が、増粘後のオーブン乾燥バルブを基準と して少なくとも約0.4重量%〜約3.5重量%の水酸化ナトリウムを与えるの に充分な量で低コンシスチンシーバルブと合わされる。等しい水酸化ナトリウム 含量を有するその他のアルカリ源、例えば、酸化白液が所望により使用し得る。
アルカリ物質で処理されたバルブ11は増粘ユニット12に送られ、そこでバル ブのコンシスチンシーが、例えば、少なくとも約18重量%、好ましくは約25 重量%〜約35重景%までプレスすることにより増大される。また、バルブコン シスチンシー増大工程は残液またはプレス処理液13を除去する。図1に示され るように、このプレス処理液13の一部14を洗浄機7に直接戻して循環するこ とができる。また、それに代えて一部15が低コンシスチンシーアルカリ処理工 程で使用するために混合室9に送られてもよい。バルブのコンシスチンシーが増 粘ユニット12中で増大されるので、成る量のプレス処理液16をプラント回収 系に連続的に排出して混合室9中の水バランスを維持し得る。
酸素段階洗浄機23の濾液26の第一部分27を褐色原料洗浄機6の第一シャワ ーで有利に使用することができる。これは洗浄を改善し、しかもプレス処理液部 分14(これは洗浄ユニット6の第二シャワーで使用され、その後、残液7に戻 り、これが更に再使用されないでプラント回収に送られる)を減少する。濾液2 6の第二部分28はプラント回収系に直接排出される。
当業者は、低コンシスチンシーバルブ中に使用され、またはそのバルブと合わさ れるアルカリ物質の“量”と、バルブに適用され、またはバルブに保持される“ 量”の相違を明らかに認め、理解するであろう。プレス後のバルブに所望の量の アルカリ物質を保持するために、かなり多い量のアルカリ物質が混合室9中で低 コンシスチンシーバルブと合わされる必要がある。また、配管16中のブレセー ド排出のために回収系に失われるアルカリ物質が取替えられる必要があり、この ような取替え量が一般に低コンシスチンシーバルブ処理に添加される。こうして 、混合室中で使用される(即ち、存在する)アルカリ物質の量は、常に、高コン シスチンシーにプレスされた後のバルブに実際に適用される(即ち、そのバルブ に保持される)量より大きい。
追加のアルカリ物質18が、増粘ユニット12により製造された高コンシスチン シー褐色原料17に適用されて、酸素脱リグニンの前のバルブに所望の合計量の アルカリ物質を得る。このアルカリ物質の合計量は、その後の酸素脱リグニン工 程(これはアルカリ物質で処理された高コンシスチンシーバルブに対して行われ る)で所望の程度の脱リグニンを達成するように選ばれる。バルブに実際に適用 されるアルカリ物質の合計量は、オーブン乾燥(“OD”と称する)バルブを基 準として一般に0.8〜7重量%であり、南部針葉樹に関して約1.5〜4重量 %であることが好ましく、広葉樹に関して約1〜3.8重量%であることが好ま しい。これらの量のほぼ半分が低コンシスチンシー処理及び高コンシスチンシー 処理の夫々に適用されることが好ましい。こうして、約0.5〜2重量%、好ま しくは広葉樹に関して約0.5〜1.9重量%、針葉樹に関して0.75〜2重 量%が、低コンシスチンシー処理及び高コンシスチンシー処理の夫々中にバルブ に適用される。
高コンシスチンシーアルカリ処理工程は、酸素脱リグニン反応器20に入るバル ブ中に存在するアルカリ物質の量の迅速な変更または調節を可能にする。高コン シスチンシー処理中にバルブに適用されるアルカリ物質18の量を調節すること により、低コンシスチンシー処理中の延長された平衡調節が避けられる。高コン シスチンシーアルカリ溶液処理の平衡を得ることの増大された速度は、バルブに 適用される正確な合計量が仕込まれる褐色原料の性質(即ち、木材の種類、K  No。
及び粘度)の変化を補償するように、また特別なパルプに関して酸素脱リグニン の程度を変えるように容易且つ迅速に変え得る点で、脱リグニン要件を変化する ための酸素系の更に迅速な応答を可能にする。
充分にアルカリで処理されたパルプ19は、その後、酸素脱リグニン反応器20 に送られ、そこでそれは幾つかの公知の方法のいずれかにより酸素ガス21と接 触させられる。本発明の酸素脱リグニンに適した条件は、パルプの温度を約90 〜130℃に保ちながら酸素ガスを約5.6〜約7.0kg/cm”ゲージ圧( 約80〜約10100psiで高コンシスチンシーパルプに導入することを含む 。高コンシスチンシーバルブと酸素ガスの平均接触時間は約15分〜約60分の 範囲である。
反応器20中の酸素脱リグニン後に、脱リグニンパルプ22は第二洗浄ユニット 23に送られ、そこでパルプが水24で洗浄されて溶解した有機物を除去し、そ して高品質、低着色のパルプ25を製造する。ここから、パルプ25をその後の 漂白段階に送って充分に漂白された製品を製造することができる。
本発明の付加的な利点を、その後のパルプ25の漂白中に得ることができる。こ のような漂白は、オゾン、過酸化物、塩素、二酸化塩素、次亜塩素酸塩等を含む 多種の漂白剤のいずれかを使用して行うことができる。通常の塩素/二酸化塩素 漂白法が上記のアルカリ物質で処理されたパルプの白色度の程度を増大するのに 使用される場合、従来技術により酸素脱リグニンされるパルプの漂白と較べてか なり減少された量の全活性塩素が使用される。本発明により使用される塩素を含 む薬品の合計量は、低パルプコンシスチンシーでアルカリ物質で処理されていな い同原料パルプについて必要とされる量と較べて約15〜35重量%減少される 。同様に、塩素/二酸化塩素で処理されたパルプが続いてアルカリ抽出段階にか けられる場合、低コンシスチンシーでアルカリ物質と均一に合わされなかったパ ルプの漂白法と較べてかなり減少された量のアルカリ物質がこの段階で必要とさ れる。
抽出工程で使用されるアルカリ物質の量は、本明細書に開示されるように、低コ ンシスチンシーでアルカリ物質で処理されたパルプに関して約25〜40重量% 減少される。
このような処理に必要とされる薬品の減少された量に関してコスト上の利点を与 えることに加えて、本発明の方法はまた塩素の使用により生じる環境汚染物質の 量を減少する。何となれば、減少された量の塩素が使用されるからである。更に 、その系のこの部分に於ける薬品の少ない使用量のために、処理されるプラント からの廃水中の汚染物質の量がそれに応じて減少され、廃水処理設備及び関連コ ストの同様の節減を伴う。
実施例 本発明の方法の利点及び優れた性能を説明するために、図1に示された処理操作 を使用して幾つかの試験を行った。
本明細書に使用される脱リグニン選択性という用語は、パルプ中に残存するリグ ニンの程度に対するセルロース分解の目安であり、そして低リグニン含量を有す る強いパルプを製造する本性の能力の指標である。特別なパルプの酸素脱リグニ ンに関する脱リグニン選択性の相違は、例えば、パルプ粘度対K No、または カッパー価の比を比較することにより示すことができる。本発明に関して、パル プのリグニン含量はK No、 またはカッパー価のいずれかにより測定し得る 。当業者はこれらの値の相違を認めることができ、所望により一方の数値を他方 の数値に変換することができる。
漂白パルプの粘度は漂白パルプ中のセルロースの重合度を代表し、このようなも のとしてパルプを代表する。一方、K No、はパルプ中に残存するリグニンの 量を表す。それ故、高い選択性を有する酸素脱リグニン反応は高強度(即ち、高 粘度)及び低リグニン含量(即ち、低KNo、)の漂白バルブを生じる。
例1 (従来技術の高コンシスチンシーパルプアルカリ処理)約24のK No 、(30,9のカッパー価)を有する南部マツクラフト褐色原料を、アルカリ溶 液で処理しないで、約30〜36重量%のコンシスチンシーまでプレスして褐色 原料の高コンシスチンジ−マットを製造した。褐色原料のマットを、パルプ乾燥 重量を基準として約2.5重量%の水酸化ナトリウムを生じるのに充分な量の1 0%の水酸化ナトリウム溶液で噴霧した。褐色原料マットを約27%のコンシス チンシーに調節するのに充分な量で希釈水を添加した。次いで高コンシスチンシ ー褐色原料マットを、下記の条件を使用して酸素脱リグニンにかけた。110℃ 、30分間、5.6kg/am2ゲージ圧(80psig)の0.。この操作に より製造した酸素脱リグニンパルプを試験し、13のK No、 (15,2の カッパー価)及び約14.8cpsのCED粘度を有することがわかった。この 酸素脱リグニンパルプを既知技術により更に漂白した。酸素脱リグニンパルプ及 び充分に漂白されたパルプの両方の強度及び物理的性質を夫々表1及び表2に示 す。
K No、 13 9 粘度(CI)S) 14.8 14.0粘度/KNo、の比 1.14 1.5 5最終心、E、白色度、% 8383 C,S、フリーネス、ml 破断長さb 比引裂き 破断長さb 比引裂き強さ 、DI112 強さ、DT112 658 6.42 55.7 7.00 55.5516 8.25 73.6  8.35 67.4337 8.80 74.1 9.07 71.8酸素脱 リグニンバルブの漂白を三つの段階:塩素、アルカリ抽出及び二酸化塩素で行っ た。83G、 E、白色度の最終漂白パルプを、表3の漂白条件及び抽出条件並 びに表4にリストした薬品仕込み量(ODバルブを基準とした比率(%))を使 用して得た。また、パルプを漂白段階の間で良く洗浄した。
例1及び例2に関する塩素段階、抽出段階及び二酸化塩素段階に於ける漂白条件 塩素段階 時間、分 15 温度、′C50 時間、分 60 温度、’C70 コンシスチンシー、% 12 二酸化塩素段階 時間、分 120 温度、’C60 コンシスチンシー、% 12 塩素、繊維に対する比率(%) 3.6 2.4二酸化塩素、% 0.6 0. 4 抽出段階 水酸化ナトリウム、% 1.5 1.5二酸化塩素段階 二酸化塩素、% 0.28 0.23 例2〜5 (低コンシスチンシーバルブアルカリ処理)例2〜5は、低コンシス チンシーのみでアルカリ物質で処理されるバルブに関する高コンシスチンシー酸 素脱リグニン中に得られる脱リグニンの程度及び脱リグニン選択性の利点を説明 する。
例2 例1に使用したのと同じマツクラフト褐色原料を、図1の9のような混合室に導 入した。充分な希釈水を添加して混合室中で約3重量%の褐色原料コンシスチン シーを得た。充分な容量の10%のNaOH溶液を添加してODバルブを基準と して30%のNaOH添加を行った。褐色原料及び水酸化ナトリウム水溶液を室 温で約15分間均一に混合してアルカリ物質を褐色原料と合わせた。次いでアル カリ物質を含む褐色原料を約27重量%のコンシスチンシーまでプレスした。プ レス後、繊維の水酸化ナトリウムは、例1と同様に約2,5%に等しかった。次 いで、アルカリ物質で処理された褐色原料を、例1に記載した酸素脱リグニン操 作に従って漂白した。次いで酸素脱リグニンパルプを洗浄して有機物を除去した 。得られる酸素段階バルブは9のK No、 (10,8のカッパー価)及び1 4.0のCHD粘度を有していた。酸素漂白バルブを、例1に示した条件で既知 技術により更に漂白した。また、酸素脱リグニンバルブ及びこの例の充分に漂白 されたバルブの性質を夫々表1及び表2に上記する。
例I及び例2の比較かられかるように、例2の操作は例1の従来技術の方法(こ れは全てのアルカリ物質を高コンシスチンシーバルブに適用する)とほぼ同じ粘 度で大きい脱リグニン(低KNo、)を有する酸素脱リグニンパルプを生じた。
更に、例2に従ってバルブの低コンシスチンシーアルカリ処理を使用することは 、強度特性を殆ど変化させないで増大された脱リグニンを与える。こうして、増 大された脱リグニン選択性が得られる。
例2により製造されたバルブの低K No、の結果として、その後の漂白工程が 、高度に脱リグニンされたバルブを供給するように調節し得る。こうして、この ようなバルブの漂白段階は、低コンシスチンシーでアルカリ物質で処理されない バルブよりも少量の漂白剤(表4に示される)または短い漂白時間を必要とする 。
」− 例2の方法と同様の方法で針葉樹(マツ)から製造されたバルブを例1のように 通常に(即ち、低コンシスチンシーアルカリ処理工程を用いないで)製造された バルブと比較する。バルブのその後の酸素脱リグニンに関して高コンシスチンシ ーバルブのみに適用される水酸化ナトリウムの平均用量はオーブン乾燥された1 トン当たり45ポンド(Ib/l)即ち2.3%であることがわかった。そのレ ベルで、酸素脱リグニン反応器当たりのK No、の平均の減少はlO単位であ った。高コンシスチンシー酸素脱リグニンの前の低コンシスチンシーバルブのみ に適用される同レベルの水酸化ナトリウムに関して、脱リグニン中の平均のK  No、の低下は13単位、即ち従来技術に較べて30%の増加であることがわか った。
通常のバルブの平均K No、及び粘度は夫々12.1及び14.4cpsであ った。低コンシスチンシーアルカリ物質処理法に関して、実質的に同じ粘度(1 4,0cps)に於ける平均K No、は8.3であり、これは表5に示される ように約41%の脱リグニン選択性の増加(1,69対1.19)に相当する。
上記の低コンシスチンシーアルカリ処理法に従って調製されたバルブに関する漂 白プラント応答を、通常に調製されたバルブに関する応答と比較し、下記の表5 に示す。
表5 バルブの性質及び漂白薬品の比較 K No、 21.9 20.5 粘度(cps) 21.5 20.5 粘度/K No、の比 0.9B 1.00、脱リグニン段階 KNo、 12.1 8.3 粘度(Cps) 14.4 14.0 粘度/K No、の比 1.19 1.69アルカリ、lb/l 39.4 4 6.0脱リグニン(%)44.7 59.5 CIt 、lb/l 51.2 34.4CIO□、lb/l 7.0 4・6 全活性C1、lb/l 69.4 46.4抽出段階 NaOH,lb/l 35.2 23.8二酸化塩素漂白段階 crow、Ib/l 10.6 9.0粘度(cps) 12.6 11.9 異物 5.5 2.5 表5は、漂白の次の段階の全活性塩素使用量が約173(即ち、1トン当たり6 9.4ボンド対lトン当たり46.4ボンド)だけ減少されたことを示す。加え て、抽出段階の水酸化ナトリウム要求量がまた約1/3 (24lb/を対35  lb/l)だけ減少された。
最終漂白段階の二酸化塩素が約1./6 (91b/を対10.6 To/l) だけ減少された。
例」− 例3と同様の比較試験を広葉樹バルブについて行った。再度、酸素膜1ノグニン 反応器に関するかなり大きいK No、の低下が、アルカリ物質を通常の処理と 較べて低コンシスチンシーバルブのみに適用される処理法を使用して得られる。
広葉樹の酸素脱リグニンに関する水酸化ナトリウム用量は271bノt、即ち1 .4%である。
通常の方法では、脱リグニン工程中に約5単位のK No、低下が得られた。上 記の低コンシスチンシー法に従って使用される同レベルの水酸化ナト1ノウムに 関して、約7.3単位の平均K No、低下が得られ、これはほぼ50%の増加 に相当する。
広葉樹の平均K No、及び粘度は夫々7.6及び16cpsであることがわか った。上記の低コンシスチンシー処理に関して、6のK No、及び17.7の 粘度が得られた。
また、従来技術のアルカリ物質で処理されたl(ルプと同じ粘度(16cps)  !こ於(するK No、は5.8であることがわかった。表6に示されるよう に、約40%(2,95対2.10)の脱リグニン選択性の増加が得られる。
また、脱リグニン選択性は、褐色原料と脱リグニンバルブの間の粘度の変化対K  No、の変化に関して表すことができる。低コンシスチンシーのみでアルカ1 ノ物質で処理されるバルブを従来技術のバルブと比較すると、増大された程度の 脱IJゲニンに関して脱リグニン選択性の大きな増加がある。4単位のK No 、の変イヒ番二関して、粘度の平均の変化は通常の方法により製造されたノ々ル ブにつL)で4 cpsであった。対照的に、低コンシスチンシーアルカ処理に より製造されたノクルプに関する粘度の同じ変化についてのK No、の変化は 7単位であった。選択性番二関して表して、低コンシスチンシー処理バルブに関 する選択性は1.75であり、通常の方法に関する選択性は1 (cps/K  No、 )であり、約75%の増加に相当する。
漂白薬品適用に関して上記の低コンシスチンシーアルカリ物質を使用して調製さ れた酸素脱リグニンパルプの漂白プラント応答の比較を、表6で通常に調製され た酸素脱リグニンパルプと比較する。
バルブの物性および漂白剤の比較 (堅木) 従来法 低コンシスチンソー処理 蒸解釜 に価 12.3 13.0 粘度(cps) 21,6 23.4 粘度/に価の比 1. 75 1. 8酸素脱リグニン化段 に価 7.6 6.0 粘度(cps) 16.0 17.7 粘度/に価の比 2,10 2.95 アルカリ (1b/トン) 27.6 26.4脱リグニン化率(%) 38, 0 54.0漂白プラント 塩素/二酸化塩素段 塩素(]b/トン) 27.0 22.7二酸化塩素(Ib/l−ン) 5.  6 4. 7全活性塩素(Ib/l−ン)41.6 34.9抽出段 水酸化ナトリウム(1b/トン)18.9 13.3二酸化塩素漂白段 二酸化塩素(lb/)ン) 5. 5 4. 7粘度(cps) +4.6 1 4.9 汚泥 32. 0 34. 0 表6は、塩素段における全活性塩素使用量か、従来法によるバルブに比較して、 約1/6(即ち、41.61b/lに対し、34.91b/l)減少し、一方抽 出段でのアルカリ必要量が、29%以上(即ち、18.91b/lに対し、13 .31b/l)減少したことを示している。最終漂白段での二酸化塩素は、14 %以上(即ち、5.51b/lに対し、4.71b/l)減少した。粘度および 汚泥値に関しては最終バルブ特性は、基本的に同一である。
実施例5 酸素脱リグニン化の前のバルブへの100%低コンシスチンシー(以下「濃度」 ともいう)アルカリ物質処理の効果およびカッパ価低下と全収率への全体にわた る効力に対する該処理の寄与を示すために、従来のものと低カッパ価のクラフト /AQ褐色原液の両者のカッパ価と収率を測定した。結果を表7に示す。
表7 低濃度 酸素 アルカリ処理 脱リグニン化 褐色原液 時間 初期 最終 収率 カッパ価 収率 最終1従来法 5 28 .1 26.5 99.5 12.0 95.2 14.72従来法 15 2 8.1 27.5 98.7 13.4 96.3 15.1”K/AQ 5  21.6 20.3 100.0 8.9 96.7 15.2’に/AQ5  21.6−−− 8.1 97.2 13.9124%水酸化ナトリウム 221%水酸化ナトリウム 22.1%水酸化ナトリウム 426%水酸化ナトリウム 28.1のカッパ価を有し、水酸化ナトリウム(圧搾後のバルブに対して24% )で、3%濃度で5分間処理された従来法のクラフト褐色原液においては、初期 カッパ価は処理後の26.5のカッパ価まで1. 6単位低下した。これは続( アルカリ処理と酸素脱リグニン化で経験する(12.0のカッパ価)全カッパ価 低下への9.6%の寄与を意味した。低濃度アルカリ処理段を通しての収率は9 9.5%であった。収率への0.5%の損失の約半分はリグニンの損失にあり、 残りは炭水化物の損失にあるとすることができる。酸素脱リグニン化後の全収率 は95.2%であった。
同じ初期褐色原液は、3%濃度で15分間、水酸化ナトリウム(圧搾後パルプの 2. 1%)で間処理された。初期カッパ価は、27.5のカッパ価に、0.  6単位低下した。これは続く低濃度アルカリ処理と酸素脱リグニン化により経験 する(13.4のカッパ価)全カッパ価低下への4.2%の寄与に相当した。ア ルカリ処理段を通じての収率は98.7%であった。
3%濃度で5分間水酸化ナトリウム(圧搾後のバルブに2,11%)で処理され た低カッパ価のクラフト/AQ褐色原液においては、カッパ価は20,3まで1 、 3単位低下した。このカッパ価の低下は、続く酸素脱リグニン化により経験 する(8.9のカッパ価)、全カッパ価低下への10%の寄与に相当した。基本 的に、アルカリ処理段を通じて全収率の損失は観察されなかった。酸素脱リグニ ン化後の全収率は96.7%であった。同じクラフト/AQの初期褐色原液の第 2の酸素脱リグニン化は、同様に8. 1のカッパ価と97.2%の収率に終わ った。
この実施例5は、目だった量の脱リグニン化は、バルブの低濃度アルカリ処理の 間に起こっていないことを示している。この実施例はまた、低濃度でのアルカリ 物質による処理時間は、約15分までは目だった変化を起こさないことを示して いる。さらに実施例2−5で示されることであるが、しかし、低濃度アルカリ処 理は、従来法により処理されたバルブと比較して、後の高濃度酸素脱リグニン化 段において得られる脱リグニン化の相対量を著しく増加させる。この実施例はま た、この工程は、低カッパ価の褐色原液に対してはっきりした粘度の低下なしに 、該バルブを非常に低いカッパ価にするのに有効であることを示している。
低濃度結合段の間、バルブ中へのアルカリ物質の均一分散は、バルブ繊維か先行 技術によって可能であるよりも、アルカリ物質とより最適に結合することを明確 にする。これは、脱リグニン化褐色原液か、従来技術により達成しうるちのに通 常優越する強度と脱リグニン化度を育している、後の酸素脱リグニン化において 、高い脱リグニン化選択度をもたらす。また酸素脱リグニン化反応の脱リグニン 化選択度は予想以上に改良される。
本発明においては、低濃度バルブに適用されるアルカリ物質の最少量は、高濃度 バルブに適用される量と関係して、酸素脱リグニン化段でのバルブの脱リグニン 化選択度を改良または高めるのに十分な量である。
以下の実施例に示されるように、酸素脱リグニン化の前にバルブに適用されるア ルカリ物質の合計量の少なくとも約50%が低濃度バルブに適用されるべきであ る。もし約50%以下の量が低濃度バルブに適用される場合には、脱リグニン化 選択度に関する利益は目だって減少してしまう。
先行技術のように高濃度バルブにのみアルカリ物質を適用する場合には、50% までの脱リグニン化(即ち、K価の低下)が、バルブのセルロース部分を実質的 に傷つけることなく(そして従って、実質的に強度を低下させることなく)達成 することができる。本発明においては、基本的にバルブのセルロース部分を傷つ けることなく酸素脱リグニン化において、50%を越える、そして一般に少なく とも約60%の、原料バルブのに価の低下を得ることができる。もし望むなら、 70%あるいはそれ以上の低下をも達成することができる。
例えば、酸素脱リグニン化段に入るときに、個々のバルブのバルブに価は、木の 種類および個々の木に施されたバルブ化の種類に依存して、約10から26の範 囲にある。脱リグニン化の後、K価は約5からIOに低下する。軟木(針葉樹) の場合、脱リグニン化前のに価は通常20−24 (21の目標)の範囲であり 、一方脱すゲニン化後ではに価は8−10の範囲である。堅木(広葉樹)バルブ の場合、脱リグニン化前のに価は1O−14(目標12.5)であり、脱リグニ ン化後は5−7のに価が通常本発明により得られる。
いずれの種類のバルブにおいても、脱リグニン化前の粘度は通常約19またはそ れ以上であり、一方脱すゲニン化後は約13を越える(通常、軟木では14また はそれ以上、硬水では15またはそれ以上)。典型的には、脱リグニン化前から 脱リグニン化後へのこの粘度変化は、約6cpsまたはそれ以下である。さらに 、K価の変化に対する粘度の変化は約17単位までのに価の低下において一定で あることが見いだされた。
従って、100%低濃度アルカリ処理工程によって、先行技術の脱リグニン化工 程と比較して少なくとも20%の脱リグニン化の向上と共に、脱リグニン化選択 度は高められる。バルブのセルロース成分の弱体化の回避は、酸素脱リグニン化 の前から後にかけてのバルブの粘度の最小量の変化によって明らかである。
本発明の以下の実施例は、回収系に除去されるアルカリ物質の量を減らしつつ、 本発明がどのようにして実施例2−5の100%低濃度バルブアルカリ処理工程 に匹敵する脱リグニン化選択度を達成するのかを示している。
実施例6 6つの試料を含む以下の実験は、本発明の2段階分割添加アルカリ物質パルプ処 理工程の、脱リグニン化選択度への効果を説明している。結果を表8および9に 示す。比較のため、試料A(低濃度バルブに100%のアルカリを適用)および 試料B(高濃度バルブに100%のアルカリを適用)か当該表に加えられている 。
実験に使用される褐色原液の原料は南部松であった。この素材は従来法により蒸 解され、褐色原液とされた。該褐色原液の40m1K価は22.1であり、25 m1K価は19.8であった。該バルブの粘度は24.5cpsであった。
このバルブは約3.5%の低濃度に希釈された。酸化白液の溶液の添加によって 、このバルブ全体に十分な量のアルカリ物質が分散された。バルブ濃度は次いで 、表8に示されたバルブ全体のアルカリ物質の量を、圧搾後に保持するように、 約27%に上げられた。
表8に同時に示した第2のアルカリ物質の量は、次いで高濃度バルブに適用され た。記載した量の適用に使用したアルカリ溶液は、84.5g/I水酸化ナトリ ウムおよび0. 1%硫酸マグネシウムを含む酸化白液であった。
アルカリ処理高濃度バルブは次に、110°Cの温度、80psigの圧力て3 0分間運転される酸素反応器20(図1)に送られた。低および高濃度バルブ処 理の両方に適用される全アルカリ物質は、表8に示すように約2.96から4. 23%の範囲であった。低および高濃度バルブ処理の間の、バルブへのアルカリ 物質の実際の分割を、表8に示し、一方得られた酸素脱リグニン化バルブの粘度 、K価およびに価に対する粘度の比を表9に示す。
表8 試料 低濃度 高濃度 全アルカリ添加アルカリ添加 アルカリ添加 (バルブ に対する%)(バルブに対する%) (バルブに対する%)A 3.1 0 3 .10 1 2.33 0.63 2.96 2 2.25 1,17 3.42 3 1.81 1.80 3.61 4 1.39 2.34 3.73 5 1.06 2.92 3.98 6 0.63 3,60 4.23 B O4,504,50 表9 試料 高濃度に添加された% 粘度 K価 K価に対する粘度の比(cps)  (25ml) A O14,91011,475 121,415,+ 9.65 1.5652 34.3 13.7 9.96  1.3763 49.8 15.3 10,08 1.5184 62.7  14.0 10.66 1.3135 73.4 14.3 +1.82 1. 2106 85.2 13.9 11.16 1.246B +00 14.  4 12. 80 1. 125その結果は、高濃度バルブに49.8%までの (即ち、約50%)アルカリ物質を適用した試料は、高い脱リグニン化と選択度 の比を与え、ここにおいて低に価が同等のまたはより高い粘度で達成されること を示している。試料l、2および3では、100%のアルカリ物質か低濃度バル ブに適用される比較例への試料と比較し得る脱リグニン化バルブが得られている 。試料1−3およびAは、試料4−6およびBと比較して高い脱リグニン化選択 度であるために好ましく、K価は増加する一方粘度は低下する。さらに、試料4 −6およびBのバルブの漂白には、試料4−6およびBのバルブのに価か高いた め、試料1−3およびAのノくルブと比較して余分の漂白剤か必要となるであろ う。これらの結果は、低濃度段における少なくとも50%の分割アルカリ添加に よっても、低濃度バルブへの全アルカリ物質の添加により達成される高い脱リグ ニン化か維持されることを立証している。
実施例7 多くの他の予想されるそして観察される値と共に、実施例2から6に示されるデ ータは、図2および3にグラフの形で軟木についてまとめられている。図2はま た実際の試験、および多くの他の予想されるそして観察される結果から統合され たデータから作成された曲線を含み、それは、実施例Iの先行技術によるバルブ 処理工程からの軟木についての、K価に対する粘度の関係を例証している。
図2に示されたように、実施例1の先行技術の工程は、先行技術と表示された曲 線によって規定される酸素脱リグニン化後の代表的なバルブ特性を達成している 。K価の低下により測定される効果的脱リグニン化を達成しつつ、より高粘度域 での、粘度によって測定されるバルブ強度を維持することが望ましい。図2は、 先行技術の曲線によるより低い粘度値と脱リグニン化と比較して低濃度バルブへ のアルカリ物質の処理に対して、本発明を表示する曲線により与えられる粘度の 値で、高い脱リグニン化(低に価)を達成することができることを例証している 。
図3は高濃度バルブの処理に使用されるアルカリ物質の割合の増加の効果を説明 している。水平の実線は、低濃度バルブに100%のアルカリ物質を適用して得 られるベースライン粘度に対応する0粘度変化の数値に近似している。0の実線 の両側の2本の水平な破線は、粘度の模式的な±6%の偏差の境界を描いている 。図3から明らかなように、高濃度バルブに添加されるアルカリ物質の量が、バ ルブ処理に適用される全アルカリ物質の約50%を越すにつれて、バルブの粘度 は許容可能な偏差以下に低下する。
バルブの高濃度処理の割合か増加するにつれて、結果的に低濃度処理に使用され るアルカリ物質は少なくなる。実質的に均一なアルカリ物質のバルブへの適用が 完了するのは、低濃度処理段の中である。低濃度段でのアルカリ物質の使用が少 なくなるにつれて、低濃度処理の選択度に対する利益は減少する。従って、いか なる分割添加工程であっても、高濃度バルブへの全アルカリ物質の添加に比較し ては何らかの脱リグニン化選択度における改良が達成される。脱リグニン化選択 度における最良の結果は、全アルカリ物質のうちの約50%を越えないものを高 濃度バルブに添加する分割添加で達成される。
実施例8 南部松のクラフト褐色原液において、好ましい脱リグニン化のレベルを得るには 、バルブに、オーブン乾燥バルブ基準2.4%の目標値の水酸化ナトリウムが酸 素脱リグニン化前に必要であることか見いだされた。酸素反応器に導入されるバ ルブに24%の水酸化ナトリウムを添加するためには、約空気乾燥トン当たり4 3.2ボンド(1b/ADT)の水酸化ナトリウムか必要である。
圧搾液(プレス処理液)の種々の割合での廃棄によって失われるアルカリ物質の 量を、表10に示す。
表1O 酸素脱リグニン化の前にバルブに適用されるアルカリ物質(I b/ADT)回 収系に 低濃度パルプに添加されるアルカリ物質の分配量(%)排出される 圧搾液 (%’) 100% 80% 60% 50%0 43.2 43.2 43, 2 43.220 54 51.8 50,0 48.640 72 66.2  60.5 57.660 108 95.0 82.1 75.6表1Oに掲 げた値は、工程によりバルブに適用されるアルカリ物質の全量を示していること に注意を要する、即ち、低濃度処理に適用された量と高濃度パルプに適用された 量(もし適用可能であれば)を加えた量である。従って、ゼロ圧搾液排出におけ る50%分配量の欄は、21. 6 l b/ADTが混合槽で低濃度バルブに 適用され、そして21.61b/ADTが高濃度バルブに適用されることを意味 している。20%圧搾液排出における同じ50%分配量では、低濃度バルブに適 用される2 1.6 lb/ADTに加えて、5.41b/ADTの追加分を圧 搾液の排出を補うために系に追加(合計27 l b/ADT)Lなければなら ない。この追加分は、通常合計量の約50%を越えない量に、高濃度バルブに適 用される量を維持するために混合槽に添加される。
表11は、表10と同じデータを示すものであるが、バルブについての目標とす る2、4%水酸化ナトリウムを達成するために、低濃度処理に添加されるへき追 加アルカリ物質の量を明確にしている。高濃度バルブに適用されるアルカリ物質 の割合か50%まで増加すると、高濃度酸素脱リグニン化に使用し得る、バルブ へのアルカリ物質の適当な量を維持するために、より少ない追加アルカリ物質か 低濃度処理に添加されなければならない。圧搾液の排出かゼロの場合には、アル カリ物質は失われない。
表II 圧搾液排出を補うための低濃度バルブに適用されるアルカリ物質(LB/ADT )回収系に排出 低濃度バルブに添加されるアルカリ物質の分配率(%)される 圧搾液 (%) 100% 80% 60% 50%20 10.8 8.6 6.8  5.440 28.8 23 17.3 14.460 64.8 51.8  38.9 32.4表12は表1Oおよび11と同一のデータを示しているが、 20.40および60%の圧搾液の排出における低濃度バルブに添加されるアル カリ物質の量のみ(そしてカッコ内は対応する重量%)を表している。
表12 低濃度バルブに適用されるアルカリ物質1 b/ADT (全量に対する%)排 出される 低濃度バルブに添加されるアルカリ物質の分配量(%)圧搾液 (%) 100% 80% 60% 50%0 43.2 34.6 25,9  21.6(100%) (80%) (60) (50%)20 54 43 .2 32.7 27(100%) (83,4%)(65,4%)(55,5 %)40 72 57.6 43.2 36(100%) (87%) (71 ,4%) (62,5%)60 108 86.4 64.8 54(100% ) (90,9%) (73,79%> (71,4%)これらのデータは、本 発明の分割アルカリ物質添加工程を使用すると、アルカリ物質の合計量の少なく とも50%そして好ましくは約55%から約90%が、圧搾液排出により回収系 に排出されたアルカリ物質の量を補うために混合槽9において低濃度バルブに添 加される。残余のアルカリ物質は高濃度バルブに添加される。
低濃度バルブに適用される100%アルカリ物質に対応する値を検討すると、圧 搾液の排出により失われるアルカリ物質の割合か増加するにつれて、バルブに添 加されるアルカリ物質の対応する増加が必要であることか予想され、かつその結 果はそれを示している。低濃度バルブに全アルカリ物質か混合される場合におい ては、回収系に送られる圧搾液の排出16中のアルカリ物質の量は、低濃度処理 の間に全アルカリ物質の1部分のみが使用される場合よりも、目だって多くなる 。低濃度バルブに適用されるアルカリ物質の割合か分割添加のために減少すると 、圧搾液の排出により失われるアルカリ物質の代わりに添加されなくてはならな い追加のアルカリ物質の量は減少する、なぜならば低濃度処理においてより少な い量のアルカリ物質か使用されるからである。
従って、低濃度バルブへのアルカリ物質のより少ない比率の適用は、混合槽9で 使用されるアルカリ物質の量を減少させ、そしてまた圧搾液の排出により除去さ れるアルカリ物質の量も減少させる。低および高濃度バルブに適用されるアルカ リ物質の分割は、圧搾液の排出16の量を減少させ、それは次に再導入されるア ルカリ物質の量を減少させ、こうして薬品が節約できる。
実施例9 好ましい処理工程におけるアルカリ物質の分割添加によるアルカリ物質の節約を 、表13に例証する。より詳細には、アルカリ物質処理段中への、および該処理 段からのアルカリ物質の流れを、600空気乾燥トン/日(ADT/d)のバル ブ処理工程について、表13に示す。比較例は、全アルカリ物質が低濃度バルブ に対してのみ使用8tL適用される工程の代表例である。
酸化白液がアルカリ物質の源として、105g/lの濃度で使用される。洗浄機 6を出るバルブ8の濃度は15%であり、それは混合槽9で約3.5%に希釈さ ねへ一方濃縮化ユニット12の後、バルブ17の濃度は27%に増加する。
表13 アルカリ物質 1b/hr (Ib/1on)工程 混合槽での添加 濃縮ユニ ット後での添加 合計添加量本発明 884(35,2) 329(13,1)  1213(48,3)比較例 +269 (50,6) 無し 1269 ( 50,6)工程 回収系に除去 酸素反応器に入るされる圧搾液中 バルブへの 適用 本発明 +29(5,1) 1084(43,2)比較例 +85 (7,4)  +084 (43,2)本発明の工程の好ましい具体例としては、酸素脱リグ ニン化反応器20に入るバルブに適用されるアルカリ物質の全量の30%を高濃 度バルブに適用し、一方残余の70%は混合槽9中での処理中に低濃度バルブに 適用される。混合槽9で添加されるアルカリ物質の量の146%の回収率での圧 搾液の排出については、5.11b/トンのアルカリ物質のみが失われる。比較 工程においては、全アルカリ物質10が低濃度バルブに適用される。従って、同 じ14.6%の圧搾液の排出において、7.41b/トンのアルカリ物質か失わ れる。これは本発明のそれより45%多い値である。
さらに、酸素反応器20に入るバルブに適用されるアルカリ物質の全量は同一で あるから、そして50%以上のアルカリ物質か低濃度バルブに適用されているか ら、類似した脱リグニン化選択度が、各バルブについて予想される。
表13に示されたように、本発明の長所は、回収系に排出される圧搾液16中で さもなければ失われるであろうアルカリ物質を大きく節約することかできる点で ある。
ここに開示した発明は、上記目的を満足するためによく計算されていることは明 らかであるか、多くの修正および具体化か当業者によって可能であると認識され る。本請求項は本発明の真の精神および範囲内において、全てのそれら修正およ び具体化を包含することを意図したものである。
6912 15B KNo、(40ml) 0 20 40 60 80 to。
高コンシスチンシーパルプに 添加された全アルカリの比率(%) 要 約 書 未漂白パルプ(8)か低コンシスチンシーの状態にある間にアルカリ水溶液(1 0)と合わされて第一の量のアルカリ物質をパルプ中に実質的に均一に分布させ る。
次いでパルプのコンシスチンシーが約20%より上に増大される(12)。追加 のアルカリ(]8)が高コンシスチンシーパルプ(J7)に適用されてオーブン 乾燥パルプの0.8〜7重量%の合計量を与える。次いで高コンシスチンシーの アルカリを含むパルプか酸素(21)で処理されて脱リグニン(20)を行う。
高強度、低リグニンのパルプが生成され、これが本発明の方法に続いて減少され た量の薬品で高白色度まで更に漂白(25)シ得る。
手続補正帯 5.2.15 平成 年 月 日 3、補正をする者 事件との関係 出願人 5、補正命令の日付 自 全 請求の範囲 ■、約約1璽 るパルプを所定量のアルカリ物質と合わせてパルプ中のアルカリ物質の実質的に 均一な分布を得、そしてパルプのコンシスチンシーを少なくとも約18重量%ま で増加することにより第一の量のアルカリ物質をパルプに適用して、実質的に均 一に分布された第一の量のアルカリ物質を1しながら高コンシスチンシーパルプ を得、第二の量のアルカリ物質を高コンシスチンシーパルプに適用してパルプの オーブン乾燥重量を基準として少なくとも約0.8〜7重量%のアルカリ物質の 合計量を得、 アルカリ物5F−t4む高コンシスチンシーパルプを酸素脱リグニンしてパルプ の増大された脱リグニン選択性を得ることを特徴とする高コンシスチンシー酸素 脱リグニン中にパルプの増大された脱リグニン選択性を得る方法。
2、低コンシスチンシーパルプと合わされるアルカリ物質の量がアルカリ物質の 第二の量より大きい請求の範囲第1項に記載の方法。
3.低コンシスチンシーパルプと合わされるアルカリ物質の量がアルカリ物質の 合計量の約55〜90重量%である請求の範囲第2項に記載の方法。
4、 パルプが、所定量のアルカリ物質と合わされる場合に約5重景%未満の低 コンシスチンシーを有する請求の範囲第1項に記載の方法。
5、パルプのコンシスチンシーが、第二の量のチルカリ物質を適用する前に約2 5〜35重量%に増大される請求の範囲第1項に記載の方法。
6、 酸素脱リグニン工程が、パルプのセルロース成分を殆ど損傷しないで高コ ンシスチンシーパルプのK No、を50%より大きく低下することにより増大 された脱リグニン選択性を得る請求の範囲第1項に記載の方法。
7、KNo、が脱リグニン前の約10〜26から脱リグニン後の約5〜10に低 下される請求の範囲第6項に記載の方法。
8、 パルプが未漂白針葉樹パルプであり、パルプに適用されるアルカリ物質の 合計量が約1.5〜特表+5−505431 (11) 4重量%である請求の範囲第1項に記載の方法。
9、 パルプが未漂白広葉樹パルプであり、パルプに適用されるアルカリ物質の 合計量が約1〜3.8重量%である請求の範囲第1項に記載の方法。
国際調査報告 ρCT/Us 92100102

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.約10重量%未満の低コンシステンシーを有するパルプを所定量のアルカリ 物質と合わせてパルプ中のアルカリ物質の実質的に均一な分布を得、そしてパル プのコンシステンシーを少なくとも約18重量%まで増加することにより第一の 量のアルカリ物質をパルプに適用して、実質的に均一に分布された第一の量のア ルカリ物質を保持しながら高コンシステンシーパルプを得、第二の量のアルカリ 物質を高コンシステンシーパルプに適用してパルプのオーブン乾燥重量を基準と して少なくとも約0.8〜7重量%のアルカリ物質の合計量を得、 アルカリ物質を含む高コンシステンシーパルプを酸素脱リグニンしてパルプの増 大された脱リグニン選択性を得ることを特徴とする高コンシステンシー酸素脱リ グニン中にパルプの増大された脱リグニン選択性を得る方法。
  2. 2.低コンシステンシーパルプと合わされるアルカリ物質の量がアルカリ物質の 第二の量より大きい請求の範囲第1項に記載の方法。
  3. 3.低コンシステンシーパルプと合わされるアルカリ物質の量がアルカリ物質の 合計量の約55〜90重量%である請求の範囲第2項に記載の方法。
  4. 4.パルプが、所定量のアルカリ物質と合わされる場合に約5重量%未満の低コ ンシステンシーを有する請求の範囲第1項に記載の方法。
  5. 5.パルプのコンシステンシーが、第二の量のアルカリ物質を適用する前に約2 5〜35重量%に増大される請求の範囲第1項に記載の方法。
  6. 6.酸素脱リグニン工程が、パルプのセルロース成分を殆ど損傷しないで高コン システンシーパルプのKNo.を50%より大きく低下することにより増大され た脱リグニン選択性を得る請求の範囲第1項に記載の方法。
  7. 7.KNo.か脱リグニン前の約10〜26から脱リグニン後の約5〜10に低 下される請求の範囲第6項に記載の方法。
  8. 8.パルプが未漂白針葉樹パルプであり、パルプに適用されるアルカリ物質の合 計量が約1.5〜4重量%である請求の範囲第1項に記載の方法。
  9. 9.パルプが未漂白広葉樹パルプであり、パルプに適用されるアルカリ物質の合 計量が約1〜3.8重量%である請求の範囲第1項に記載の方法。
  10. 10.約5重量%未満の低コンシステンシーを有するパルプをアルカリ水溶液中 の所定量のアルカリ物質と合わせてパルプ中のアルカリ物質の実質的に均一な分 布を得、そしてパルプのコンシステンシーを混合工程後に少なくとも約8重量% まで増加することにより第一の量のアルカリ物質をパルプに適用して、実質的に 均一に分布された第一の量のアルカリ物質を保持しながら前もって決めたKNo .を有する高コンシステンシーパルプを得、第二の量のアルカリ物質を高コンシ ステンシーパルプに適用してパルプのオーブン乾燥重量を基準として少なくとも 約0.8〜7重量%のアルカリ物質の合計量を得て、その後の高コンシステンシ ー酸素脱リグニン中の脱リグニン選択性を増大し、 アルカリ物質を含む高コンシステンシーパルプを酸素脱リグニンして、パルプの セルロース成分を殆ど損傷しないで酸素脱リグニン中に前もって決めたKNo. を50%より大きく減少することによりパルプの増大された脱リグニン選択性を 得ることを特徴とする高コンシステンシー酸素脱リグニン中にパルプの増大され た脱リグニン選択性を得る方法。
  11. 11.低コンシステンシーパルプと合わされるアルカリ物質の量がアルカリ物質 の第二の量より大きい請求の範囲第10項に記載の方法。
  12. 12.低コンシステンシーパルプと合わされるアルカリ物質の量がアルカリ物質 の合計量の約55〜90重量%である請求の範囲第11項に記載の方法。
  13. 13.パルプが、所定量のアルカリ物質と合わされる場合に約0.5〜4.5重 量%の低コンシステンシーを有し、パルプのコンシステンシーが、第二の量のア ルカリ物質を適用する前に約25〜35重量%に増大される請求の範囲第10項 に記載の方法。
  14. 14.パルプが針葉樹パルプであり、そのKNo.が脱リグニンの前の約20〜 24の前もって決めたKNo.から脱リグニン後の約8〜10のKNo.に低下 される請求の範囲第10項に記載の方法。
  15. 15.パルプが広葉樹パルプであり、そのKNo.が脱リグニンの前の約10〜 14の前もって決めたKNo.から脱リグニン後の約5〜7のKNo.に低下さ れる請求の範囲第10項に記載の方法。
  16. 16.約5重量%未満の低コンシステンシーを有する未漂白パルプをアルカリ水 溶液中の所定量のアルカリ物質と合わせてパルプ中の約0.4〜3.5重量%の 第一の量のアルカリ物質の実質的に均一な分布を得、そしてアルカリ物質を含む プレス処理物を除去することによりパルプのコンシステンシーを混合工程後に少 なくとも約18重量%まで増加することにより第一の量のアルカリ物質をパルプ に適用して、前記の第一の量のアルカリ物質を保持しながら前もって決めたKN o.を有する高コンシステンシーパルプを得、 約0.4〜3.5重量%の第二の量のアルカリ物質を高コンシステンシーパルプ に適用してパルプのオーブン乾燥重量を基準として少なくとも約0.8〜7重量 %のアルカリ物質の合計量を得、そして アルカリ物質を含む高コンシステンシーパルプを酸素脱リグニンして、パルプの セルロース成分を殆ど損傷しないで前もって決めたKNo.を酸素脱リグニン中 に50%より大きく減少することによりパルプの増大された脱リグニン選択性を 得ることを特徴とする高コンシステンシー酸素脱リグニン中に未漂白パルプの増 大された脱リグニン選択性を得る方法。
  17. 17.低コンシステンシーパルプと合わされるアルカリ物質の量がアルカリ物質 の合計量の約55〜90重量%である請求の範囲第16項に記載の方法。
  18. 18.プレス処理液の第一の部分を低コンシステンシーアルカリ物質適用に循環 し、プレス処理液の第二の部分を排出することを更に含む請求の範囲第16項に 記載の方法。
  19. 19.酸素脱リグニン中の前もって決めたKNo.の減少が少なくとも約60% である請求の範囲第16項に記載の方法。
  20. 20.パルプが、所定量のアルカリ物質と合わされる場合に約0.5〜4.5重 量%の低コンシステンシーを有し、そしてパルプのコンシステンシーが、第二の 量のアルカリ物質を適用する前に約25〜35重量%まで増大される請求の範囲 第16項に記載の方法。
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