JPH05505135A - 傘、特に大型パラソル - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 傘、特に大型パラツル 口技術分野］ 本発明は、主シヤフトと、該主シヤフト内でテレスコープ状に摺動可能であって 主ろくろを介して複数本の親骨を枢着しているシャフト部分と、前記主シヤフト に沿って摺動可能なランナーと各親骨との間に配！された複数本の受骨と張り布 とを有し、前記摺動可能なシャフト部分が、前記主シヤフト内に支承されたねじ スピンドルと連結されており、また前記ランナーが、変向ガイドローラを介して ガイドされるフレキシブル。

な引張り部材によって前記シャフト部分と連結されている形式の傘、特に大型パ ラツル、ガーデンパラツル、スタンド付きパラツルなどに関するものである。

口背景技術］ 前記形式の傘は例えば米国特許第４４２４８２４号明細書に基づいて公知である 。このように傘を構成した場合には、主シヤフト内に滑動可能に支承されていて 親骨を支持したシャフト部分を僅かな労力で摺動させることができ、それと共に ランナーを強制的に上向移動させかつ受骨によって親骨を開位置にもたらして該 開位置で支持することが可能である。前記シャフト部分の運動方向とランナーの 運動方向とは逆向きである。傘を開くためには前記シャフト部分がねじスピンド ルによって下降されるのｉこ対して、ランナーはフレキシブルな引張り部材によ って上昇される。傘を閉じるためにはテレスコープシャフト部分が上向移動され るのに対して、ランナーは主シヤフトに沿って下方に向かって滑動する。ランナ ーの下向移動は、該ランナーの自重によって、かつ各受骨及び各親骨の関与重量 によって行われる。直径４乃至８ｍの張り幅を有する傘の場合には、手動式作動 機構が有利にこのために使用される。この場合重要なことは、傘を開いた場合に 屋根をぴんと張れるような傘を得ることである。

米国特許第３８７００６２号明細書に基づいて公知になっている、パゴダ（宝塔 ）状に張られた屋根外皮を有する傘は上ろくろを備えている８Ｍ上ろくろは摺動 可能なシャフト部分と固定的に結合されており、この場合親骨はテレスコープ状 に伸縮可能である。

［発明の構成コ 本発明の課題は、冒頭で述べた形式の傘を改良して、全屋根が傘先端から親骨端 部に至るまで、程度の差こそあれ、凹面状に延び、従って一種のパゴダ状形態を 生ぜしめるような傘を提供することである。しかもその場合重要なことは、全屋 根が傘先端から親骨端部に至るまで張力を受けた状態にあることである。

本発明の特徴とするところは、シャフト部分に沿って摺動可能な別のろくろが上 ろくろとして設けられており、該上ろくろには、親骨に固定された張り布が装着 されており、前記上ろくろが複数本の抗圧バーを有し、各抗圧バーの下端部が、 共通の案内部材によって前記シャフト部分に沿ってガイドされており、かつ主シ ヤフトには、前記案内部材のための支持部として環状の支承体が設けられている 点にある。

冒頭で述べた形式の傘をこのように構成すれば、バゴダ状形態の場合でも簡単な 手段によって、著しく高い張力下にあって皺襞のない全屋根をもった傘を得るこ とが可能１こなり、しかも該パゴダ状形態の傘は機械的にも空力的にも高い安定 性を有することができる。

本発明の傘は、付加的なプレコートをかける必要なしに、固有剛さと固有安定性 を得る。全屋根の通常の張力でもって張り布には、全く等しい緊張力が得られる 。

このための手段は構造の点から見て簡単である。少数の付加的な部品を用いれば 、それで充分である。傘の開閉は、この形式の普通の愈と同様に、簡便に実施す る二とができる。

本発明の有利な構成によれば、上ろくろと抗圧バーと案内部材は剛性的な安定し た１つの複合体を形成している。抗圧バーは主ろくろの孔を通ってガイドされて いるので、傘の開閉時に支障が生じるようなことはない。

有利には、環状の支承体が主シヤフトの上端部に配置されている。該環状支承体 は抗圧バ一端部のための受容部材を有し、しかも該受容部材は高さ調整可能であ る。抗エバーは上ろくろの移動量を制限するためのストッパを有しているのが有 利である。このようなストッパは前記抗圧バーに形成された厚肉部から成ってい るのが有利である。

パゴダ状形態を助成するために、全屋根の張り布の半径方向セグメントは三角形 の縦辺に沿って凹面状に延びるように裁断されている。

口図面の簡単な説明コ 図１は閉位！で示した本発明の傘の概略図、図２は開位置で示した本発明の傘の 概略図、図３及び図４は傘を開位置で示した本発明の傘のための駆動装！の部分 的拡大図と縮尺側面図、図５及び図６は閉位置で示した本発明の傘のための駆動 装置の部分的な拡大図と縮尺側面図、図７は上ろくろの配置・構成を示す拡大概 略図、第８図は傘の閉位置から開位置への上ろくろの運動位相を示す概略側面図 である。

［発明を実施するための最良の形態コ 次に図面に基づいて本発明の１実施例を詳説する。

本発明の基礎となる図１に示した傘１では、テレスコープ状に摺動可能なシャフ ト部分３を内設した主シヤフト２が設けられており、前記シャフト部分３の上端 部には主ろ（ろ４が装着されており、該主ろくろに複数本の親骨５が枢着されて いる。主シヤフト２に沿って摺動可能に配！されたランナー６には、複数本の受 骨７が枢着されており、該受骨の他端１！Ａ８は親骨５に枢着係合している。

傘フレームを作動するためにねじスピンドル１０が設けられており、該ねじスピ ンドルの下端部はアングル歯車装置】１に移動不能に支承されている。ねじスピ ンドル１０は台形ねじ山ロッドとして構成されているのが有利である。アングル 歯車装置１１は主シヤフト２の内部に固定された保持体１２に定置に支承されて いる。アングル歯車装置は例えば、ウオームと、ねじスピンドル１０と相対回動 不能に固着結合されたウオーム歯車とから成っている。ねじスピンドル１ｏには ねじナツト１３が配設されており、該ねじナツトはシャフト部分３に固定されて いる００手動クランク１−４によってねじスピンドルを回動することが可能であ る。シャフト部分３とランナー６はフレキシブルな引張り部材１５によって互い に連結されており、該引張り部材は、変向ガイドローラ１６を介して走行する。

該フレキシブルな引張り部材はワイヤロープから成っているのが有利であるが、 チェーン又はそれに預する部材を使用する二とも可能である。引張り部材１５の 一方の端部は、例えばねじなどのような固定部材１７によってシャフト部分３に 固着されているのに対して、引張り部材１５の他端部はランナー６に部位１８で 固定的に結合されている。

傘を開（ためにはねじスピンドル１０が手動クラン特表平５−５０５１３５　（ ３） り１４によってアングル歯車装置１１を介して回動される。これによってねじナ ツト１３は下方に向かって滑動しかつ摺動可能なシャフト部分３を主シヤフト２ の方向に下向きに引張る。これと同時にランナー６が引張り部材１５によって主 シヤフト２に沿って上向移動し、これによって親骨５の拡開が受骨によって助成 される。主ろ（ろ４は下降される。本発明の傘１では、もう１つのろくろ、すな わち上るくろ２ｏが設けられており、該上ろくろには、張り布２１だけが固着又 は装着されており、また該張り布２１の下縁は親骨５の端部と結合されている。

上ろくろ２ｏには抗圧バー２２が例えば４本固定的に結合されて１つの構成ユニ ットを形成し、該構成ユニットは上ろくろと、該上ろくろに固着された張り布と 一緒に垂直方向に移動可能である。抗圧バー２２の下端部は、該抗圧バーに固定 的に結合された案内用プレート片２３に達している。上るくる２０と抗圧バー２ ２と、安定化プレートとしての案内用プレート片２３とは、それ自体安定した１ つの複合体を形成し、該複合体は全体として垂直方向に移動可能である。プレー ト片２３は一種の足部２４を備えている。主シヤフト２の上端部には環状の支承 体２５が配置されている。該支承体２５は抗圧バ一端部のための受容部材２６を 有し、しかも該受容部材２６は高さ調整可能である。受容部材２６は自動調心式 の弾性的に緩衝する上向きに開いた受容支承座であるのが有利である。該受容支 承脳内へ抗圧バーの下端部が侵入し、かつ開傘時にソフトに受容支承座に座着す る。

抗圧バーの下端部は、受容支承座２６内へ侵入して該受容支承座に座着する際に 、センタリングされて強制案内されるように構成されている一方、微調整範囲内 で高さ調整できるように構成されている。抗圧バ一端部の高さを調整可能に構成 することは、開かれた傘の体形を最適化するのに役立つ。抗圧バー２２は主ろく ろ４の孔２７を貫通している。

抗圧バー２２は主ろ（ろ４の移動量を制限するストッパ２８を適当な高さに有し ている。該ストッパ２８は、抗圧バーの当該部位を厚（形成した厚肉部から成っ ているのが有利である。

手動クランク１４の作動によって、外側の運動不能の主シヤフト２の内部でアン グル歯車装ｆｉｌｌ上にフランジ締結されたねじスピンドル１０は内側のシャツ ｌ一部分３を、前記外側の主シヤフト２内へ更に下方に向かって引き込む。これ によって差当っては先ず主ろくろ４と上るくる２０は一緒に、すなわち等しい移 動量だけ下方へ移動する。

ランナー６がワイヤロープ１５によって内側の可動のシャフト部分３と連結され ており、該ワイヤロープが、外側の運動不能の主シヤフト２の上端部に定置に装 着された変向ガイドローラ１６を介して変向ガイドされるので、内側のシャフト 部分３並びに主ろくろの下降は同時にまた、ランナー６の上向移動を生ぜしめる 。要するに、主ろくろとランナーとは逆向きの運動を行う訳である。

その結果ランナー６の上向運動によって受骨７が拡開すると同時に、主ろくろ４ の下向運動によって親骨５が拡開されることになる。主ろくろ４と上るくる２０ とが一緒に下向運動を行う運動経過中に、抗圧バー２２の下端部が受容支承座に 座着することによって抗圧バー２２の下向運動が停止されると直ちに、上るくる ２０は留まり、要するにそれ以上は下降しないが、これに対して主ろくろ４は更 に下向移動し、すなわち主ろくろ４とランナー６との強制的な接近運動が続行さ れる。

主ろくろ４と上るくる２０に関して云えば主ろくろ４だけがこのように下向運動 を続行すると同時に、固定空間位置に止められた上るくる２０に関して云えば親 骨５の外端部が上昇して拡開していくに伴って、親骨の外端部と、これに対応し て上るくる２０において半径方向に配置された固定点との間において、差当って は長過ぎるように見える張り布２１の伸張長さが無段階的に減少されていく。開 傘動作が更に続行する間に、張り布２１の半径方向円弧長さが所属の正割線（親 骨端部と上る（ろの対応固定点との間を結ぶ直線的なエアーライン）に等しくな ると直ちに、認識可能な形状原理に従ってパゴダ（宝塔）状の傘屋根体形が得ら れるが、しかし傘はなおぴんと緊張されていはいで、むしろ粗緊張されているに 過ぎない。これは、クランク運動行程（ランナー上縁と、外側の主シヤフト上に 固着された機械的なストッパ２５との間の成る所定の距離）の残行程が明らかに 残っていること、換言ｒれば手動クランクの著しい抵抗も感知されないことの結 果である。傘型根面は、屋根体形を明らかにとっているにも拘らず、なお多数の 比較的小さな皺襞を有している。張り布の１つの親骨端部から次の親骨端部へ至 る屋根縁周弧部並びに、例えば屋根縁周弧部に固着された縁飾り布又はサイド目 隠し布が未伸張状態にある。

残りのクランク行程中、すなわち開傘プロセス中に。

手動クランクの抵抗が漸増的に増大するのが知覚される。所定の空間位置に止め られている上るくろ２ｏに抗して屋根構造の幾何学形状が更に変化することによ って、高い機械的な張力（周方向のプレロード）が認知されると共に、張り布は 皺襞なく完全に張られ、屋根縁周弧部並びに例えばこれに付設されたサイド目隠 し布は完全に伸張し、上ろくろに至る半径方向の曲率ラインに沿った高い材料張 力（因みに傘下で会話する場合にはｍ著なホール音響効果も）が明確に知覚され 、かつ屋根体又は傘体全体の理想的な最適の形状（バゴダ状形態）が顕著に確認 されることになる。

傘を閉じる場合には、屋根体は手動クランクを回す毎に漸増的に弛緩していく。

親骨端部と、該親骨端部とは反対の便の上ろくろにお（Ｊる固定点との間には、 張り布置間つまり張り布ラインの過剰長さ分が生じる２、上ろくろ２０並びに抗 圧バー２２及び安定化プレートとしての案内用プし・−ト片２３は、差当っては 上方へは移動しない。貫通孔を有する主ろくろ４が抗圧バー２２の上部ストッパ としての厚肉部２８の下縁に当接した場合に始めて、上るくる２０も上昇する。

このことは、主ろくろ４が上ろくろ２０を上方へ連行することを意味している。

主ろくろと上る（ろとは、相互の高さ間隔を一定に保ちながら一緒に上向移動を 続ける。

当該連行点において張り布の布地の前記過剰長さ分は整然と再び減少し始め、傘 が閉じると該過剰長さ分は消滅する。当該過剰長さ分は開傘動作中及び閉傘動作 中に夫々一時的に生じるに過ぎない。

開かれた最終現象におけるパゴダ状の傘又は傘張り布の半径方向の布セグメント は、裁断時に三角形に裁断されて複合されているのではない、むしろ仮想等辺三 角形のすべての３辺は三角形の面に対して凹面状に裁断されている。要するに、 １つのあらまし三角形状の半径方向セグメントの凹面状に裁断された縦辺には、 次に続くやはりあらまし三角形状の半径方向セグメントの鏡面対称に凹面状に裁 断された縦辺が向き合っている。このように直径方向で凹面状に構成裁断された 辺相互を強制的に機械的に結合することにより、更に要　約　書 ［要約］ 主シヤフト（２）と、該主シヤフト（２）内でテレスコープ状に摺動可能であっ て主ろくろ（４）を介して複数本の親骨（５）を枢着しているシャフト部分（３ ）と、前記主シヤフト（２）に沿って摺動可能なランナー（６）と各親骨（５） との間に配置された複数本の受骨（７）と張り布（２１）とを有し、しかも前記 摺動可能なシャフト部分（３）の運動と前記ランナー（６）の運動とが互いに強 制的に関連（１１合って行われ、かつ前記摺動可能なシャフト部分（３）が、前 記主シヤフト（２）内に支承されたねじスピンドルと連結されており、また前記 ランナー（６）が、変向ガイドローラを介してガイドされるフレキシブルな引張 り部材によって前記シャフト部分（３）と連結されている形式の傘、特に大型パ ラツル、ガーデンパラツル、スタンド付きパラツルなどにおいて、命屋根に一種 のバゴダ状形態を形成させるために、シャフト部分（３）に沿って摺動可能な別 のろくろ（２０）が上ろくろとして設けられており、該上ろくろには、親骨に固 定された張り布が装曹されており、前記上ろくろ（２０）が複数本の抗圧バー４ ２２）を有し、各抗圧バーの下端部が、共通の案内部材（２３）によって前記Ｓ ヤクト部分（３）に沿ってガイ′ドされている、（選択図。

図２） ｊ　ｕｓ−＾−３８７００６２　１１−０３−７５　Ｎｏｎｅ

Claims (6)

【特許請求の範囲】
1. １．主シャフトと、該主シャフト内でテレスコープ状に摺動可能であって主ろく ろを介して複数本の親骨を枢着しているシャフト部分と、前記主シャフトに沿っ て摺動可能なランナーと各親骨との間に配置された複数本の受骨と張り布とを有 し、前記摺動可能なシャフト部分が、前記主シャフト内に支承されたねじスピン ドルと連結されており、また前記ランナーが、変向ガイドローラを介してガイド されるフレキシブルな引張り部材によって前記シャフト部分と連結されている形 式の傘、特に大型パラソル、ガーデンパラソル、スタンド付きパラソルなどにお いて、シャフト部分（３）に沿って摺動可能な別のろくろ（２０）が上ろくろと して設けられており、該上ろくろには、親骨に固定された張り布が装着されてお り、前記上ろくろ（２０）が複数本の抗圧バー（２２）を有し、各抗圧バーの下 端部が、共通の案内部材（２３）によって前記シャフト部分（３）に沿ってガイ ドされており、かつ主シャフト（２）には、前記案内部材（２３）のための支持 部として環状の支承体（２５）が設けられていることを特徴とする、傘、特に大 型パラソル。
2. ２．上ろくろ（２０）と抗圧バー（２２）と案内部材（２３）とが剛性的な安定 した１つの複合体を形成している、請求項１記載の傘。
3. ３．抗圧バー（２２）が主ろくろ（４）の孔（２７）を通ってガイドされている 、請求項１又は２記載の傘。
4. ４．環状の支承体（２５）が主シャフト（２）の上端部に配置されており、抗圧 バー端部のための受容部材（２６）を有し、該受容部材が高さ調整可能である、 請求項１から３までのいずれか１項記載の傘。
5. ５．抗圧バー（２２）が上ろくろ（２０）の移動量を制限するためのストッパ（ ２８）を有し、該ストッパが前記抗圧バー（２２）に形成された厚肉部から成っ ている、請求項１から４までのいずれか１項記載の傘。
6. ６．傘屋根の張り布の半径方向セグメントが三角形の縦辺に沿って凹面状に延び るように裁断されている、請求項１から５までのいずれか１項記載の傘。