JPH05504134A - オンコスタチンm活性を有する新規なタンパク質及びそれらの調製方法 - Google Patents

オンコスタチンm活性を有する新規なタンパク質及びそれらの調製方法

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JPH05504134A JP91501786A JP50178691A JPH05504134A JP H05504134 A JPH05504134 A JP H05504134A JP 91501786 A JP91501786 A JP 91501786A JP 50178691 A JP50178691 A JP 50178691A JP H05504134 A JPH05504134 A JP H05504134A
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リンズレイ,ピーター エス.
カルスタッド,ジェフリー シー.
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
オンコスタチンM活性を存する新規なタンパク質及びそれらの本発明は、欠失変 異体、置換変異体、挿入変異体及びプロセッシング変異体を含む、オンコスタチ ンM生物活性を有するオンコスタチン間変異体並びに類縁体に関する。本発明の オンコスタチン間変異体は天然オンコスタチンMよりも大きいか、または小さい 程度にオンコスタチンMて誘発される生物応答を惹起するのに有益であり得る。 本発明は、種々のオンコスタチン間変異体か調製され、そして性格づけされる実 施例により説明される。 2、発明の背景 ヒト腫瘍細胞系に関するその阻止効果について最初に同定されたオンコスタチン Mは、フォルボール テート(PMA)誘発ヒト細網肉腫細胞(Zarlingら、1986. Pr oc. Na t l。 Acad. Sci. USA83:9739−9743)及び活性Tリンパ球 (Brownら、1987。 J. Immunol. 139:2977−2983)から最初に単離された 。その分子は、−重鎖ポリベブチドM 、 =28,000を含む熱と酸に安定 なタンパク質である。その他の天然産成長調節因子と同様に、オンコスタチンM は種々の生物活性を示す。増殖阻止は、全部ではないか一部のヒト腫瘍細胞系で 観察される。対照的に、ヒト包皮繊維芽細胞または[−38細胞の如き幾つかの 正常な繊維芽細胞の増殖はオンコスタチンMへの暴露により刺激される(Zar lingら、1986. Proc、Natl. Acad.Sci.USA8 3:9739−9743)。 オンコスタチンMの遺伝子かクローン化され、配列決定され、そして組換えオン コスタチンMの活性形態が最近哺乳類細胞で発現された(1988年1月15日 に出願された共同未決米国特許出願第144、 574号明細書、これは参考と して本明細書にそのまま含まれる)。オンコスタチンMの成熟形態は228のア ミノ酸を含む糖タンパク質てあり、そのアミノ酸の5個はシスティン残基である 。 そのタンパク質は極めて親水性のカルボキン末端領域を有する。 オンコスタチンMはその他の既知のサイトカインに構造上関係しないか、そのm RNAはその3゛非翻訳末端でAUに富む領域を含む。オンコスタチンMメツセ ージ中のこの領域は多くのサイトカイン、リンフ才力イン及びその他の成長調節 分子の領域に相同であり、遺伝子発現を調節する共通のモードを示唆する。オン コスタチンMの細胞受容体か種々の哺乳類細胞で見られた。主なオンコスタチン 間受容体分子はM 、 =150,000−160,000の特定のタンパク質 である(Linsleyら、1989. J. Bjol. Chem. 26 4 :6528−6532)。 3、発明の要約 本発明は、オンコスタチンMの欠失変異体、プロセッシング変異体、挿入変異体 及び/または置換変異体、並びにその誘導体及びフラグメントを含む新規な組成 物に関する。また、本発明は組換え系中のオンコスタチン間変異体の発現に関す る。また、オンコスタチン間受容体に特異的に結合し得るオンコスタチンM結合 領域の二次構造を有する組成物か提供される。オンコスタチン間変異体は、宿主 細胞を所望のオンコスタチン間変異体ポリペプチドを暗号化するDNA配列を含 む発現ベクターで形質転換し、形質転換した宿主細胞を増殖させて外来性DNA 配列を発現し、そして細胞溶解産物またはならし増殖培地から得られるオンコス タチン間変異体ポリペプチドを回収することにより調製し得る。オンコスタチン 間変異体ポリペプチドは天然のオンコスタチンMに較へて変性された生物活性、 特に増殖阻止活性を有することかできる。 本発明の組成物は、とりわけ、新生細胞増殖を変調するのに有益であり得る。 4、
【図面の簡単な説明】
図1、オンコスタチンMのアミノ酸配列及び機能領域の略図。 アミノ酸は通常の1文字コードにより表される。 図2.Cー末端欠失オンコスタチンM変異体の増殖阻止活性。 図3.システィンからセリンへのオンコスタチン間変異体の増殖阻止活性。 5、発明の詳細な説明 本発明はオンコスタチンM生物活性を保持するオンコスタチン間変異体に関する 。本発明は、一部、必須のオンコスタチンM機能領域の解明及び成る突然変異か 生物活性を保存するだけでなく、成る場合に、生物活性をかなり高めるという発 見に基いている。 本発明は、種々の欠失変異体、プロセッシング変異体、挿入変異体及び置換変異 体オンコスタチンMポリペプチドか組換えDNA突然変異誘発技術及び発現技術 を使用して調製され、そして性格つけされる実施例により説明される。 特別な実施態様では、天然オンコスタチンのカルボキシ末端の42のアミノ酸の 一部または全部が除去されたオンコスタチン間欠失変異体が調製される。オンコ スタチンMの構造(図1)中の位置+86の残基から位置227のカルボキシ末 端残基までのアミノ酸のいずれかが欠失されて生物活性オンコスタチンM変異体 を生じることかできる。これらのオンコスタチン間欠失変異体は生物活性を保持 するだけでなく、幾つかか天然オンコスタチンM種よりもかなり活性である。 別の実施態様では、天然オンコスタチンMのシスティン残基の少なくとも一つか システィン以外のアミノ酸、好ましくはセリンにより置換されているオンコスタ チン間置換変異体が調製される。 本件出願人の置換突然変異誘発の研究は、天然オンコスタチンM二次構造中に存 在する二つのジスルフィド結合のうち、システィン残基49と167の間の結合 のみかオンコスタチンM生物活性に必要とされることを明らかにした。それ故、 残基の位置6及び127にあるシスティンの間のジスルフィド結合を排除するこ とは機能上の能力をそこなわないので、そのジスルフィド結合を形成し得ないオ ンコスタチン間変異体はそれにもかかわらず生物活性で、機能的な増殖変調ポリ ペプチドである。以下の実施例に更に詳しく説明されるように、このような生物 活性オンコスタチンM置換変異体は、この“必須でない“ジスルフィド結合に関 与するシスティン残基のいずれか、またはその両方を置換することにより調製し 得る。更に、位置80のシスティン残基は生物活性を犠牲にしないで置換し得る 。本発明のオンコスタチン間置換変異体は、それらの調製、製薬組成物への製剤 化、及び/または所望の生物応答に作用する能力に関して天然オンコスタチンM よりも利点を有することができる。例えば、このようなオンコスタチン間置換変 異体は、ジスルフィド結合スクランプリング(scrambling)及び得ら れる二次構造の歪みを最小にし、または実際に排除するように操作し得る。 本発明の上記の実施態様及びその他の実施態様は、本発明のオンコスタチン間変 異体の調製及びその使用に関する本件出願人の研究及び発見を代表する以下の実 施例により説明される。これらの研究及び発見の結果として、機能上の保全性を 保存するように維持される必要があり、またそのようにすべきであるオンコスタ チンM樽造の種々の特徴か、同定され、そして本発明のオンコスタチン間変異体 を調製する場合にこれらの特徴か考慮されるへきである。これに関して、機能上 重要な配列かオンコスタチンMポリペプチド中に存在し、そして単一領域に制限 されない。例えば、スキャンニング欠失及び挿入突然変異誘発は、アミノ酸残基 22−36及び44−77か生物活性に必須であることを同定する。また、C− 末端残基から位置186までの欠失は生物活性を損なわないが、アミノ酸185 −182を欠く変異体は活性を有しない。オンコスタチンMの増殖阻止活性及び 受容体結合活性に重要なその他の配列は残基118−121及び178−181 を含み、これらの配列はオンコスタチンM及びオンコスタチン間変異体の正確な プロセッシング及び/または哺乳類による分泌に必須であり得る。何となれば、 これらの配列を欠くオンコスタチン間変異体は検出できなかったからである。 同様に、位置71のアスパラギン残基を維持することは、充分な生物活性及び/ または哺乳類細胞からの分泌に必要であり得る。 強い両親媒性の領域はC167とR196のペプチド開裂部位の間のオンコスタ チンM0)C−末端で生じる。位置】76及び184てフェニルアラニンをグリ シンに置換することは活性を損なうか、位置171.174及び178でヒスチ ジンをグリシンに置換することは生物機能に影響しない。 カルボキシ末端とアミン末端の緊密な物理的会合か、全部ではないか一部のカル ボキシ末端欠失変異体中のアミノ末端エピトープの遮断により示唆されるように 存在し得る。 本発明のオンフスタチンM変異体及びその類縁体は、天然オンコスタチンMポリ ペプチドそれ自体を組換えDNA技術により修飾することにより、そして固相ペ プチド合成の如き化学合成技術により調製し得る。 本発明によれば、少なくとも一つのオンコスタチン間活性を有する新規なりNA 槽構造び新規なポリペプチド組成物か提供される。 活性の絶対量は天然オンコスタチンMの活性よりも高いか、またはそれより低い ものてあり得る。オンコスタチン間活性を有するポリペプチドは、C−末端領域 の少なくとも実質的に全部か欠失されたオンコスタチンMの欠失変異体タンパク 質を含むたけてなく、天然オンコスタチンMの結合部位と同じ二次構造を有する 変異体タンパク質を含む。オンコスタチン間活性を有する所望のポリペプチドを 暗号化するDNA配列を含むプラスミド構成物が、宿主細胞を形質転換するのに 使用され、この宿主細胞か培養されて所望のポリペプチドを発現する。次に、形 質転換した宿主細胞か増殖されて挿入DNA配列を発現する。宿主細胞は真核細 胞または原咳細胞であってもよい。 ヒトオンコスタチンMは下記のアミノ酸配列を有する。 アミノ酸に関して1文字略号が使用され、下記の意味を有する。 A=アラニン1R:アルギニン、N=アスパラギン、D=アスパラギン酸:C・ システィン:A・グルタミン、E=グルタミン酸+G=グリシン:H=ヒスチジ ン、F=イソロイシン;L=ロイシン、に= リシン、M=メチオニン、F=フ ェニルアラニン、P=ニブロリンS:セリン;T:スレ才ニン、W=ニトリブト ファンY=チロシン:そしてV=バリン。 オンコスタチンMは、還元条件または非還元条件下でポリアクリルアミドゲル電 気泳動により測定して約32−36kDの分子量を育すると更に性格づけされる 。単離されたオンコスタチンMの活性製剤は、多量のマンノースと複合体冶連鎖 オリゴ糖の混合物を含む。しかしなから、オンコスタチンMの非グリコジル化製 剤は細胞増殖変調活性を保持する。 また、オンコスタチンMは成る種の細胞株に対するその活性により性格づけされ る。オンコスタチンMは、W+38細胞及びW[26細胞により例示されるよう な正常なヒト繊維芽細胞の増殖を刺激し、そしてA375、HBTIO、A34 9及びSK−!1lEL28の如き腫瘍細胞の増殖を阻止し、正常な骨髄からの コロニー形成細胞の増殖を増大し得る。 しかしなから、それはWI26及びWI38ヒト繊維芽細胞、及びマウス上92 9細胞(これらは腫瘍壊死因子に感受性である)、並びにγ−インターフェロン 感受性ヒト腫瘍細胞系に対する細胞毒性活性を欠いている。オンコスタチンMは 正常なヒトT−リンパ球の増殖を阻止しないし、そして100GIA単位/ml までの濃度で骨髄細胞からの顆粒球/骨髄法のコロニー形成を阻止しない。更に 、それは500 CIA単位/mlの濃度で混合白血球培養反応(MLC)に於 いてヒトの増殖性または細胞毒性のT細胞応答を抑制しない。オンコスタチンM は適度の酸及び塩基に対して安定であり、そして56°Cの熱処理に対して安定 である。 本発明のポリペプチドは、夫々共通の特徴を有する種々の群のポリペプチドを含 み、そのポリペプチドはオンコスタチンMの少なくとも一つの特徴を有するもの として性格づけされる。これらの群は、オンコスタチンMの欠失変異体、プロセ ッシング変異体、もしくは置換変異体または天然オンコスタチンMの結合領域と 同じ二次構造を有するポリペプチドであるという共通の特徴を含む。 また、ポリペプチドは、複数の置換突然変異、欠失突然変異、プロセッシング突 然変異及び/または挿入突然変異が移入される組み合わせ突然変異を含んでもよ い。本発明は、このようなオンコスタチンMの類縁体、変異体、及びこれらの機 能部分を含む。本発明のポリペプチドは、例えば免疫反応性であり、または受容 体を結合し得る少なくとも一つの生物活性配列を有し、この場合、このような配 列は生物学的性質に関して天然オンコスタチンMと競合し得る。 以下の定義が使用される。 “欠失変異体″はオンコスタチンMのC−末端領域の全部または一部を欠いてい る。 “置換変異体”は、一つのアミノ酸が他のアミノ酸により置換されたオンコスタ チン間変異体である。生物活性に不必要なスルフヒドリル基の置換か特に重要で ある。このような突然変異は、システィンの電荷特性及び空間充填特性と同様の 電荷特性及び空間充填特性を育する、他の未荷電のアミノ酸、例えば、セリン、 グリシン、スレオニン等、特にセリンによるシスティン残基の置換を含んでもよ い。 “プロセッシング変異体”は、成熟ポリペプチドのプロセッシングか阻止される ように、オンコスタチンMポリペプチド中のタンパク質分解による開裂部位か突 然変異された変異体である。この変化は変性された生物活性を有する分子を生じ 得る。このようなプロセッシング部位の例はアミノ酸残基195及び196を含 む。 “挿入変異体”は、アミノ酸配列グリシン−アラニン−グリシンを暗号化するコ ドンが、機能上重要なアミノ酸を暗号化すると考えられるDNA配列の領域に配 置されている変異体である。例はアミノ酸位置5と6.76と77.103と1 04、及び139と140の間に配置された挿入を含む。 また、本発明のポリペプチドは、ポリペプチドの結合領域の二次構造が天然オン コスタチンMの結合領域の二次構造と少なくとも実質的に同じであるポリペプチ ドを含む。“結合領域“は、天然オンコスタチンMのC−末端の領域及びN−末 端の領域(これらはジスルフィド結合C49−C167(図1を参照のこと)に より接近させられる)を意味し、その分子のその部分は高い親和性によりオンコ スタチン間受容体分子に特異的に結合し得る。その結合領域は、C−末端の領域 、特にアミノ酸168−195を含む領域中で両親媒性のらせんを有するものと して性格づけされる。“両親媒性のらせん“は、一つの側に疎水性アミノ酸残基 を有し、そして他の側に親水性の残基を育する領域を意味する。一般に、らせん は、約30%〜50%、一般に約40%の疎水性アミノ酸、例えば、バリン、フ ェニルアラニン、メチオニン、ロイシン等、約30%〜50%、一般に約40% の親水性アミノ酸、例えば、チロシン、リシン、アルギニン、ヒスチジン、等; 及び約lO%〜40%、一般に20%の、少なくとも疎水性または親水性を実質 的に有しないアミノ酸、例えば、セリン、グリシン等を含む。C−末端領域中の ポリペプチドの一次構造が、水溶液、特に生理塩溶液等中で二次構造を維持し得 るポリペプチドか含まれ、この場合、その二次構造は同様の条件下の天然オンコ スタチンMの二次構造と少なくとも実質的に同様である。 ポリペプチドのアミノ酸配列は天然オンコスタチンMのアミノ酸配列と同じであ ってもよく、また異なっていてもよく、通常は同様である。その構造か異なる場 合、置換は、二次構造及びオンコスタチン間受容体特異的結合能力を少なくとも 実質的に維持するように、その他のアミノ酸を一つの疎水性アミノ酸に置換し、 且つ/またはその他のアミノ酸、特に同様の電荷特性及び空間充填特性を有する アミノ酸を一つの親水性アミノ酸に置換することにより行うことができる。オン コスタチンM受容体に結合されたポリペプチドの活性は天然オンコスタチンMの 活性と同しである必要はなく、全体として、または一部で、オンコスタチンN4 の作用物質または拮抗物質の活性であってもよい。 “生物活性”は、細胞増殖変調活性、天然産ヒトオンコスタチンMとの免疫交差 反応性、または高アフィニティーオンコスタチンM受容体結合を含むことを意味 する。“細胞増殖変調活性”は天然産オンコスタチンMの生物活性を意味し、こ れは新生物細胞の増殖の阻止及び正常な細胞(造血系の細胞を含む)の増殖の刺 激を含む。細胞増殖変調活性は天然産オンコスタチンMと異なっていてもよく、 通常、低下される。“生物活性配列”は、ポリペプチドの全長までを構成するア ミノ酸配列を意味する。“免疫交差反応性”は、本発明の新規ポリペプチドによ り誘導された抗体か無傷のオンコスタチンM(少なくともオンコスタチンMが自 然な状態にある場合)に特異的に結合すること、及びオンコスタチンM及び新規 ペプチドが共通のエピトープ部位を有する場合にオンコスタチンMの抗体が新規 ペプチドに特異的に結合することを意味する。 “オンコスタチンM受容体”は、高親和性でオンコスタチンMを特異的に結合す る細胞の表面の結合部位を意味し、その結合は飽和性であり、構造上関係しない ポリペプチドにより阻止されない。“類縁体”は、オンコスタチンMの生物活性 に相当する少なくとも一つの生物活性を育し、そしてオンコスタチンMのアミノ 酸配列の少なくとも一部に実質的に等しいアミノ酸配列を含む化合物を意味する 。類縁体は天然オンコスタチンMと比較して更に多いか、または少ないアミノ酸 を含んでもよい。 種々のオンコスタチンMの変異体及び類縁体は、出発物質として天然産オンコス タチンMまたは組み換えオンコスタチンMを使用して調製し得る。オンコスタチ ンMは、天然源、特に、インゲノールまたはフォルボールの如き適当なインデュ ーサーか補給され、そしてヒト細網肉腫から誘導された細胞系([937)(S undstrom及びNi 1sson、 1976、 tnt、 J、 Ca ncer 17:565−577)により状態調節された増殖培地またはフィト ヘマグルチニン(PHA)の如きマイトジェンか補給され、そして末梢血リンパ 球(PBL)により状態調節された増殖培地から得ることかできる。オンコスタ チンMの変異体及び類縁体は、当業界で公知の種々の精製技術(溶剤抽出、ゲル 透過クロマトグラフィー、逆相HPLC1電気泳動等を含むか、これらに限定さ れない)を使用することにより細胞成分を少なくとも実質的に含まないように精 製し得る。オンコスタチンMのC−末端の欠失変異体は、全長のオンコスタチン Mのタンパク質分解による開裂、続いて一度に少な(とも一つのアミノ酸のカル ボキシ末端のトランケーションにより得ることかできる。その分子のC−末端部 分の全部までが全長のオンコスタチンMから欠失し得る。 “C−末端部分″はアミノ酸186〜227(図1を参照のこと)を意味する。 また、オンコスタチンMの欠失変異体、プロセッシング変異体及び置換変異体は 、組換えDNA技術により調製し得る。オンコスタチンM遺伝子を単離するのに 使用される技術は当業界で公知であり、合成、ゲノムDNAからの単離、cDN Aからの調製、またはこれらの組み合わせを含む。DNAの操作の種々の技術は 公知であり、制限、消化、切除、連結、試験管内の突然変異誘発、プライマー修 復、及びポリリンカー並びにアダプター、等を含む。ManiatiSら、Mo 1ecular CIoning、Co1d Spring Harbor L aboratory、ColdSpring Harbor、New York (1982)を参照のこと。一般に、その方法は、オンコスタチンMを合成する 細胞、例えば、細網肉腫細胞((J937)またはPBLからcDNAライブラ リーをつくり、スクリーニングすることを含む。プローブを使用してオンコスタ チンMをmRNA暗号化するアッセイ、またはオンコスタチンMの発現について 分析し、次にオンコスタチンMの抗体てスクリーニングして交差反応性ペプチド フラグメントを検出するアッセイ等が使用し得る。 オンコスタチンMをコードする配列を含むcDNAが一旦同定されると、構造遺 伝子中の所望の修飾か幾つかの方法て行うことかてきる。修飾は、上記の欠失、 挿入、これらの組み合わせ、並びに置換を伴い得る。欠失の如き変化は、C−末 端領域、特にアミノ酸186〜C−末端を暗号化する領域を伴い得る。 欠失は、当業者に知られている幾つかの方法で行うことかでき、これらの方法は 全長のオンコスタチンMのcDNAの酵素的切断、続いて精製フラグメントの修 飾及び連結、または部位特異的突然変異誘発、特にKramerら、Nucl、 Ac1ds Res、(1984) 12:9441−9456に記載されたよ うなルーブーアウト(loop−Out)突然変異誘発を含む。 本発明の目的のために、種々のアミノ酸は幾つかのサブクラスに分けることかで きる。下記の表はサブクラスを示す。 脂肪族 中性 無極性 GAPVL 1 極性 STCMNQ 酸性 DE 塩基性 KR 芳香族 FHYW “保存的置換”は、同じサブクラス(即ち、中性脂肪族、酸性脂肪族、塩基性脂 肪族または芳香族)、更に特別には同し極性からのアミノ酸か互いに置換される ことを意味する。望ましくは、2〜4個の炭素原子または5〜6個の炭素原子の アミノ酸が脂肪族サブクラスのモノマー群を形成する。 高分子量ポリペプチドは、一つのポリペプチドフラグメントを大きな免疫原性ポ リペプチドキャリヤーに連結して免疫原性を与えることにより調製し得る。この ようなタンパク質キャリヤーの例は、ウシ血清アルブミン、キーホールリンペッ トヘモシアニン(KLH)等である。これらの複合ポリペプチドは適当な宿主生 物中に抗体を誘導するのに有益である。抗体は体液中のすンコスタチンMの存在 及び/または濃度を測定するのに使用でき、その存在は更に腫瘍細胞の存在を検 出するための手段として使用でき、オンコスタチンMに結合し、こうしてその活 性を変調するのに使用でき、そしてオンコスタチンMをアフィニティーカラム中 の使用によるように精製するのに使用できる。次に、こうして得られた遺伝子は 当業界で公知の種々の方法で操作されて発現を与えることができる。原核生物宿 主及び真核生物宿主の両方か使用でき、これらはバクテリア、酵母、昆虫細胞及 び哺乳類細胞、例えば、E、coli、 COS細胞、CHO細胞、サル腎臓細 胞、及び蚕細胞(sf9)を含んでもよい。それ故、遺伝子がオンコスタチンM の野生型の転写及び翻訳の調節領域を認識する宿主中で発現される場合、その野 生型の5−及び3′−調節領域を有する全遺伝子か適当な発現ベクターに導入し 得る。哺乳類ウィルス、例えば、シミアンウィルス40、アデノウィルス、ウソ 乳頭腫ウィルス、ワクシニアウィルス、昆虫ハキュaウィルス、等からの複製系 を使用する種々の発現ベクターか存在する。これらの複製系は、移入体の選択を 可能にするマーカーを与えるだけでなく、遺伝子か挿入し得る都合のよい制限部 位を与えるために開発された。 遺伝子か天然産の野生型の転写及び翻訳の調節領域を認識しない宿主中で発現さ れる場合、更に別の操作か必要とされる。都合のよいことに、種々の3゛−転写 調節領域か知られており、終止フトンから下流に挿入し得る。構造遺伝子から上 流の暗号とならない5゛−領域は、エンドヌクレアーゼ制限、Ba131制限、 等により除去し得る。また、都合のよい制限部位か構造遺伝子の5−末端付近に 存在する場合、構造遺伝子かM限でき、アダプターか構造遺伝子をプロモーター 領域に連鎖するのに使用でき、この場合、アダプターは構造遺伝子の損失ヌクレ オチドを与える。 種々の戦略か発現カセットを与えるのに使用でき、これは転写の5’−3’一方 向に転写調節領域及び翻訳開始領域を育し、これはまた調節の誘導を可能にする 調節配列:開始領域の転写及び翻訳の調節下の構造遺伝子;並びに転写及び翻訳 の終止領域を含んでもよい。発現カセットは、発現生産物の安定性を与えるバク テリオファージまたはバクテリア遺伝子からのリーダー配列、及び発現生産物の 分泌を与える分泌リーダー配列、並びにマーカー遺伝子を更に含んでもよい。 開始領域及び終止領域は宿主細胞中で機能性であり、同種DNA配列(もとの宿 主から誘導)、または異種11NA配列(外米源から誘導)または合成りNA配 列であってもよい。こうして、発現カセットは天然源から全部または一部誘導さ れてもよく、源から全部または一部誘導されてもよく、宿主と同種の源、もしく は宿主と異種の源から全部または一部誘導されてもよい。本発明の種々のDNA 構成物(DNA配列、ベクター、プラスミド、発現カセット)は単離及び/また は精製され、または合成され、こうして“天然産”ではない。 最適の遺伝子発現のため、翻訳開始コドンATGを包囲するヌクレオチド配列か 動物細胞で重要であることがわかった。例えば、Kozak、Microbio l、Reviews(1983) 47:1−45は、CO3細胞中のインシュ リンの如きポリペプチドの発現に関するこれらの領域の効果を徹底的に研究して いた。こうして、開始コドンを包囲するヌクレオチド配列を修飾することが必要 であり得る。これは、部位特異的突然変異誘発により、または外来遺伝子を高度 に発現された遺伝子の開始領域に融合することにより行うことができる。 例示の転写調節領域またはプロモーターは、バクテリアに関して、β−ga?プ ロモーター、ラムダの左右のプロモーター、trp及びIacプロモーター、t rp−1aC融合プロモーター、等:酵母に関して、解糖酵素プロモーター、例 えば、AD)I−1及び−TIプロモーター、GPKプロモーター、及びPCI プロモーター、TRPプロモーター、等;哺乳類細胞に関して、SV40初期及 び後期プロモーター、アデノウィルス主後期プロモーター、等を含む。 転写調節領域か、例えば、増殖培地中の栄養素または発現生産物の存在または不 在、温度、等により構造遺伝子の発現が変調されることを可能にする調節配列を 更に含む場合、その調節領域は例えばバクテリオファージラムダO,オペレータ ー及びCl857温度感受性リプレッサーと一緒にバクテリオファージラムダP Lプロモーターを含んでもよく、構造遺伝子の温度感受性発現を与えることかで きる。プロモーターの調節はリプレッサーとオペレーターの相互作用により得ら れる。 真核細胞中では、調節配列は、例えば、サイトメガロウィルスエンハンサ−配列 を含むことができ、これはSV40プロモーターの如きプロモーター配列に融合 されてキメラプロモーターを形成でき、または、発現カセットのいずれかの場所 (好ましくはプロモーター配列に接近した場所)に挿入し得る。また、構造遺伝 子の発現は、例えば、優性な増幅可能な遺伝マーカー5゛または3°の遺伝子を 構造遺伝子にタンデムにつなぎ、そして宿主細胞を選択条件下で増殖させること により増幅し得る。増幅可能な遺伝子の例はジヒドロ葉酸レダクターゼ(dhf r)の遺伝子であり、その発現は葉酸拮抗物質であるメトトレキセー) (mt x)に対して抵抗性にされた細胞中で増大し得る。 lacオペレーター−プロモーター、tacプロモーター、またはラムダPLプ ロモーターー〇、オペレーター、および温度感受性リプレッサーを、特にλ−C ro、 lacまたはN−遺伝子リポソーム結合部位と共に使用するオンコスタ チンMを発現し得る発現カセットは特に興味かもてるものである。構造遺伝子は 、転写調節領域と翻訳調節領域の調節支配下に置かれるように、リポソーム結合 部位の下流に連結する。これは1988年lO月28日付けのUSSN 264 ,098に記載されており、その開示内容を参照によりここに引用するものとす る。 発現産物の安定性は、例えばバクテリオファージラムダのN−遺伝子またはCr o遺伝子、あるいは細菌のアルカリ性ホスファターゼ遺伝子由来の、N−末端ア ミノ酸を含む融合タンパク質の合成を導くことにより達成される。リーダー配列 は構造遺伝子の上流に同じリーディングフレームで供給される。対象となるリー ダー配列は原核生物遺伝子、例えばバクテリオファージラムダのN−遺伝子また はCro遺伝子、あるいは細菌のアルカリ性ホスファターゼ遺伝子由来の、約8 −35個、好ましくは約15−25個のN−末端アミノ酸を含む。例えば、19 88年10月28日付はノUSSN 264.098を参照すれたい。 さらに、融合遺伝子は分泌リーダーおよびプロセッシングシグナルをコードする 5′−配列を構造遺伝子に供給することにより作製される。分泌リーダーの例に はペニシリナーゼ、α−因子、免疫グロブリン、T−細胞受容体、外層膜タンパ ク質、血清アルブミン、インシュリン、消化酵素、β−トランスフォーミング成 成長壬子との分泌リーダーが含まれる。分泌リーダーと構造遺伝子を適切なリー ディングフレームで融合させると、成熟オンコスタチンMまたは類縁体が培地に 分泌される。例えば、1988年1月15日付けのUSSN 144.574を 参照されたい。 構造遺伝子とリーダー配列間に少なくとも1個の追加のアミノ酸を挿入すること かでき、この介在アミノ酸は例えば融合タンパク質を切断するための酵素的また は化学的切断部位を提供する。 また、リーダー配列と構造遺伝子産物からなる融合タンパク質は成熟ポリペプチ ドの切断なしに使用することもできる。 発現カセットは適当な細胞宿主内でのエビソーム維持のために複製系に挿入され るか、または複製系なして供給され、その場合は宿主ゲノム内に組み込まれる。 DNAは既知の技法、例えば形質転換、リン酸カルシウム沈降DNAを用いるト ランスフェクション、ニレクトロボレーション、組み換えウィルスによるトラン スフェクション、細胞へのDNAの顧微注入などを使って、宿主に導入すること ができる。 ひとたび構造遺伝子か適切な宿主に導入されたら、その構造遺伝子を発現させる ために宿主を増殖させる。宿主細胞は適当な培地て高密度へ増殖させる。原核細 胞系のように、プロモーターか誘導可能である場合は、その後温度変化、枯渇、 または過剰の代謝産物や栄養分なとの許容できる条件か採用されるだろう。哺乳 動物細胞系では、増幅可能な遺伝子を構造遺伝子と直列配置で使用する場合に、 相応の増幅手段か採用されるだろう。 融合または非融合発現産物は、分泌される場合、慣用手段によって増殖培地から 単離することかできる。分泌されない場合は、宿主細胞を回収して、通常の条件 に従って細胞を溶解する。その後、目的とする産物をクロマトグラフィー、電気 泳動、溶剤抽出などの既知の技法により単離・精製する。 組み換え産物はグリコジル化されないか、またはグリコジル化されて、野生塁も しくは他のグリコジル化を有する。一般に、グリコジル化は野生型グリコジル化 と約50%以上、通常は約20%以上相違しないだろう。グリコジル化の量は伺 々のペプチドの配列とそれを生産する生物に幾分か左右される。かくして、大腸 菌細胞での生産物の発現は非グリコジル化産物をもたらし、そして昆虫細胞での 生産物の発現は哺乳動物細胞での生産物の発現よりも少ないグリコジル化をもた らすだろう。 5.16 オンコスタチンM変異体および類縁体の使用オンコスタチンM変異体 および類縁体ポリペプチド並びにその組成物は、in vivoまたはin v itroで用いる抗体をつくるために使用される。抗体は、免疫原として本ポリ ペプチドを使用し、そのポリペプチドを哺乳動物(例えば、マウス、ウシ、ヤギ 、ヒツジ、ウサギ)に、特にアジュバント (例えば、完全ツウインドアジュバ ント、水酸化アルミニウムゲルなと)と共に注射することにより、通常の方法で つくることができる。その後、宿主から採血し、その血液をポリクローナル抗体 の単離のために使用するか、または、マウスの場合は、本化合物に対し特異的な 抗体のモノクローナル発現のために染色体を不死化する適当なミエローマ細胞と 融合させるべく、末梢血リンパ球または膵臓リンパ球(B−細胞)を使用する。 ポリクローナル抗体あるいはモノクローナル抗体かつくられる。 オンコスタチンM変異体、類縁体およびその組成物はオンコスタチンM受容体の 存在を検出するためのリガンドとして使用される。この方法では、オンコスタチ ンM受容体の存在および密度により細胞を識別することかてき、かかる受容体の 存在に対する各種化合物の作用を監視し、かつ特定のオンコスタチンM変異体ま たは類縁体の作用に対する所定の細胞の感受性を調べる。さらに、オンコスタチ ンソ一様生物学的活性をもっと考えられるペプチドは、オンコスタチンM受容体 に結合するその能力を、天然に存在するオンコスタチンMのその能力と比較する ことにより評価する二とができる。一般に、被検ペプチドを障識オンコスタチン Mまたは他の標識ペプチド(オンコスタチン間受容体に高親和結合しうるもの) およびオンコスタチン間受容体を含む調製物と共にインキュベ−1−L、、以下 の実施例で述べるように、標識オンコスタチンMの結合阻止の程度を観測するこ とにより、そのペプチドを評価することかできる。その後、以下の実施例に記載 するように、オンコスタチンMと関連した生物学的作用(例えば、腫瘍細胞の増 殖抑制)に対するそのペプチドの作用を観察することにより、受容体に結合する 被検ペプチドかオンコスタチンMアゴニストであるのかアンタゴニストであるの か評価を下すことかできる。 オンコスタチン部変異体、類縁体およびその組成物は、血液、肺、乳房器官、前 立腺、腸、肝臓、心臓、皮膚、膵臓、脳なとのいろいろな器官に影響を及ぼす多 種多様の新生物疾患、例えばガン、肉腫、黒色腫、リンパ腫、白血病なとの治療 に使用される。 それらは病変部内、腹腔内、皮下に注射されるか、または他の適当な投与経路に よりiv vivo投与される。滅菌水、リン酸緩衝溶液、食塩水、水性エタノ ールのような生理学的に許容される担体と共に投与してもよい。本化合物は自己 骨髄移植のために骨髄から悪性細胞を取り除くために、あるいは再注入の前に他 の組織(例えば血液)中の悪性細胞の増殖を抑制または排除するために1nvi  troて使用される。また、組成物はカポジ肉腫の増殖刺激活性を誘導したオ ンコスタチンMのアンタゴニストとして、あるいはIC3細胞内のDNA複製を 刺激してそれらを化学療法剤に対しより感受性にするために使用することかてき る。 オンコスタチン部変異体、類縁体およびその組成物は、さらに造血系の疾患の治 療において、特に骨髄機能か低下した患者、例えば再生不良性貧血、先天性また は後天性免疫不全症にかかつている患者、あるいは放射線療法や化学療法を受け る患者において造血を刺激する手段として使用される。 オンコスタチン部変異体、類縁体およびその組成物はまた、実質的に全ての皮膚 損傷、角膜損傷および上皮細胞の内層を有する中空器官の損傷を含めて、広範な 損傷の治療に使用される。この種の治療か適する損傷には火傷、擦過傷、切り傷 なとの外傷、および切開や皮膚移植のような外科手術から生じるものか含まれる 。本発明組成物による治療が適する他の疾患には慢性潰瘍、糖尿病性潰瘍、他の 非−治癒(栄養)疾患のような慢性疾患か含まれる。本化合物は患部への適用の ために生理学的に許容される担体と混和することかできる。担体の性質は広範に 変化し、意図する適用部位に左右されるだろう。皮膚へ適用する場合、通常クリ ームや軟膏の基剤が好適であり、適当な基剤としてはラノリン、シルバデン(S ilvadene; Marion) (特に火傷治療用)、アクアフォア(A quaphOr ; コネチカット州すウスノルつ才−り、 Duke Lab oratories)などがある。所望により、損傷部へのペプチドの連続暴露 を与えるために、オンコスタチンM類縁体または変異体組成物を包帯や他の傷用 包帯にしみ込ませることか可能であるだろう。 エーロゾル適用も使用できる。 治療用組成物中のポリペプチドの濃度は限定的でない。ポリペプチドは上皮細胞 増殖誘導量で存在するだろう。本組成物は患部へ局所的に適用され、典型的には 点眼薬として眼に、クリーム、軟膏またはローションとして皮膚へ適用されるだ ろう。眼の場合は頻繁な治療か望ましく、通常4時間以内の間隔で投与される。 皮膚では、治療の間中治療用組成物を患部に保持することか望ましく、治療用組 成物を1日に2−4回またはそれより頻繁に塗布する。 本組成物はいろいろな方法で処方することかでき、特にリポソームか特定の腫瘍 性細胞を標的とするホーミング(homi ng)分子、例えば抗体、非分解性 粒子マトリックスなどに結合される場合は、組成物をリポソームの内腔へ保持さ せる。緩衝剤、安定剤、界面活性剤、殺菌剤のような他の成分を含めることもで きる。これらの成分は文献に豊富な実例か載っており、ここで詳細に説明する必 要はない。 以下の実施例で得られた結果は、いくつかの変異体オンコスタチンMポリペプチ ドか生物学的活性を保持し、ある場合には増強された生物学的活性を保有するこ とを証明している。かかる変異体を含む組成物は、in vivoとin vi troの両方で、例えば培養下に、白血球搬出、予防および治療のin viv o用途などにおいて、細胞増殖の調節に使用される。一つの特定の用途は、生物 学的活性オンコスタチン間変異体ポリペプチドを使用して、骨髄中の腫瘍細胞の 増殖を抑制しかつコロニー細胞形成を刺激することにより、自己骨髄移植のため に細胞を処置することに関する。別の特定の用途は、オンコスタチン部変異体を 使用して上皮細胞の増殖を刺激し、それにより損傷治癒を促進することに関する 。さらに、変異体ポリペプチドは抗体形成を誘導するための免疫原としても使用 される。誘導された抗体は体液中に存在するオンコスタチンMの量を測定し、か つ/またそれに結合することによりその因子の活性を調節するのに使用される。 本発明は例示によって詳細に説明されるか、当分針て通常の知識を育する者は、 添付した請求の範囲の精神から逸脱することなく、いくつかの変更および修飾か 可能であることを容易に理解するであろう。以下の実施例は例示するためのもの であって、制限するためのものではない。 A375黒色腫、H2981およびCOS細胞はlO%ウシ胎児血清(FBS) を補給したダルベツコ改変イーグル培地(DMEM)で培養した。 6.1.2. 増殖阻止検定 増殖阻止活性(CIA)は染料結合検定により測定した。96−ウェルのマイク ロタイタープレート中のlO%ウシ胎児血清(FBS)を含むDMEM O,1 mlにA375黒色腫細胞(3−4x 10りをまいた。種々の濃度のオンコス タチンMを0.1mlの容量で加え、37°Cで72時間インキュベートした。 培地を除き、細胞をクリスタルバイオレ・ノドで染色し、マイクロタイタープレ ート読取機(ワシントン州シアトル、 Genetic Systems Co rp、)を使って590 nmでの吸光度で結合染料を測定して相対的な細胞増 殖を定量した。オンコスタチンMの存在下での細胞増殖は未処理試料での増殖と 比較し、最大増殖阻止パーセントとして表した。試料は二通りまたは三通りずつ 検定した。オンコスタチンMのCIA単位は阻止曲線から決定され、標準検定で A375細胞の増殖を50%阻止するのに必要なタンノくり質の量として定義さ れる。G4A単位をタンパク質濃度について規格化した場合、規格化した値の変 動係数は一般に〈20%であった。 6、1.3. ラジオレセプターアッセイオンコスタチンM処理の16−24時 間前に、48−ウェルのプラスチック皿に1−3 X 10’/cm’の密度で 82981細胞をまいた。次第に増大する量のオンコスタチンMまたは変異体オ ンコスタチンMを含む結合緩衝液(Linsley et al、、 1986 . Biochemistry旦2978−2986) 0.1ml中で、単層 を12S7−オンコスタチンM (20ng/ml。 0.7nM)とインキュベートした。結合反応は23でて2−4時間実施した。 50−100倍過剰の未標識オンコスタチンMの存在下で非特異的結合を測定し た。特異的結合は全結合から過剰の未標識オンコスタチンMの存在下で結合した 放射能を差し引くことにより算出し、通常全結合の70−95%の範囲であった 。二通りの測定値間の変動は一般に10%未満であった。ラジオレセプターアッ セイ単位(RRA unlt)は次第に増大する量の未標識オンコスタチンMの 存在下で得られた阻止曲線から決定した。I RRA単位は標準検定で12sI −オンコスタチンMの結合を50%阻止するのに必要なオンコスタチンMの量と して定義される。 CIAまたはRRAとして計算した比活性値(単位/mg)は実験間で2倍も変 動した。1つの実験内では、比活性の変動は、主として培地中の免疫反応性タン パク質を定量する際の変動のために、15−30%の範囲であった。相対比活性 値は、組み換え“野生型”オンコスタチンMの比活性に対する変異体の比活性パ ーセントを示す。 相対比活性の誘導された変動係数は、平均2乗根として計算して、22−45% の範囲であった。組み換え“野生型”オンコスタチンVの10%未満の相対比活 性をもたらす突然変異は生物学的活性を失ったとみなされる。 6、1.4. ラジオイムノアッセイ 無血清培地をDMEMで希釈し、ジチオトレイトールを10 mMの濃度で加え 、そしてタンパク質を煮沸して変性させた。この処理はその後のオンコスタチン Mの免疫反応性を高める。次いて処理培地の段階的希釈物をスロットプロット装 置(Mi 1lipore)を通してニトロセルロース膜に塗布した。膜は、検 出のために抗−6−19抗血清(以下のセクション6、1.5. )と1251 −プロティンAを使って、記載される通りに(Linsley et al、、  1985. Proc、 Natl、 Acad。 Sci、 (USA)旦356−360)イムノブロッティング分析にかけた。 標準曲線は擬似トランスフェクトした細胞からの無血清培地で希釈した精製オン コスタチンMを使って作成した。オートラジオグラフ上のバンド強度は走査デン シトメーターで測定し、トランスフェクトした細胞由来の培地中に存在するオン コスタチンMの量は標準曲線との比較により定量した。大抵の場合、いくつかの 培地希釈率で測定して標準曲線の直線部分からのバンド強度を与えるオンコスタ チンMの量を平均した:これらの測定値の変動係数は一般に〈10%であった。 6、1.5. 抗血清 オンコスタチンMのアミノ酸6−19および206−218 (図1)に対応す るペプチドを固相法で合成した。ペプチドはウシ免疫グロブリン(ペプチド6− 19)またはキーホールリンベットヘモシアニン(ペプチド206−218)に 結合させ、記載される通りに(Gentry etal、、 1987. Mo 1. Ce11. Biol、 7: 3418−3427; Lin5ley  et al、。 1985、 Proc、 Natl、 Acad、 Sci、 (USA) 8 2: 356−360)ウサギを免疫した。抗−6−I9については、免疫した 2匹のウサギに由来する血清の1.1混合物を使用した。 6.1.6. COS細胞トランスフェクションCO5細胞は記載される通りに (Valik et al、、 +989. Mo1. Ce11、 Biol 、 9: 2847−2853)オンコスタチン間変異体コート化プラスミドで トランスフェクトした。トランスフェクションの24時間後、無血清培地を加え 、細胞を37°Cてさらに48時間インキュベートした。ならし培地(cond itioned medium)を集め、検定した。 6.2. 発現プラスミドの構築 オンコスタチンM cDNA発現プラスミドpsPOMはMalik et a l、。 1989、 Mo1. Ce11. Biol、 9: 2847−2853に 記載されている。オンコスタチン間シグナル配列をコードする配列がシミアンT GF−β1シグナルペプチドをコードする配列と置き換わった発現プラスミド( ここではpβ−0Mと呼ぶ)はLin5ley et at、、 1989.  J、 Bi。 1、 Chem、 264: 4282−89に記載されている。 6.2.1. 欠失変異体構築物 オンコスタチンM欠失変異体(停止コドン挿入変異体)Δ182−227 、  Δ183−227 、 Δ184−227 、 Δ186−227 、 △18 7−227 、 △188−227 、Δ189−227、Δ190−227  、Δ195−227およびΔ196−227は、停止コドンとクローニング部位 をコードする3′オリゴヌクレオチドプライマーを用いたPCR増幅により構築 した。変異体Δ191 とΔ185は、オンコスタチンMコード領域の3′末端 からの制限されたエキソヌクレアーゼ消化(Henikoff、 1984 G ene 28:351−359)により構築した。簡単に説明すると、オンコス タチンMcDNAをプラスミドpSp64 (Prornega)にサブクロー ニングし、cDNAの3′末端近傍で線状化し、そしてエキソヌクレアーゼIT lて制限消化に付した。その後、消化したcDNAの3′末端をDNAポリメラ ーゼエのKlenow断片て平滑末端とした。最後に、末端切断型cDNAを翻 訳開始部位の5′側から37塩基の遺伝子操作したHindlJ[部位てpSP 64から切り出し、合成オリゴヌクレオチドリンカーTAGGTGAATGAT CACおよびTCGAGTGATCATTCACCTA (それぞれのリーディ ングフレームで停止コドンをコードし、Xhol制限部位に相補的な突出末端を 有する)を使って、HindllI−Xhol切断πH3MPY (Stame nkovic、 1989. EMBOJ、)にクローニングした。183位と 190位に導入した停止コドンを育する個々のクローン(Δ183−227およ び△190−227)はDNA配列解析により同定した。他の欠失変異体も同様 に構築した。 いくつかの別のオンコスタチン層欠失変異体(Δ44−47 、△87−90、 Δ118−121 、Δ152−155および617g−181)はループアウ ト欠失法(Kramer et al、、前掲)を使って構築した。変異体構築 物はpH3MPYのHindI[I−Xho1部位にサブクローニングし、制限 分析によりスクリーニングし、そして全コード領域の配列を決定することにより 同定した。 6、2.2. プロセッシング変異体構築物変異体クローンG195およびG1 96は商業キット(Amersham)を使ってオリゴヌクレオチド特異的突然 変異誘発により構築した。 195位または196位のアルギニン残基のグリシンへの変換を指令する誤対合 オリゴヌクレオチドを合成し、供給者の指示通りに使用して変異体クローンを構 築した。クローンG195およびG196の変異領域の配列はDNA配列解析に より確認した。 変異体クローンG195はオリゴヌクレオチド突然変異誘発法の変法により構築 した。ギャップのあるM13ファージDNAの再重合および連結後に、オンコス タチンM cDNAは、Tacボリメラーセチェインリアクション(Perki n Elmer Cetus)により、M131:バーサル前および逆プライマ ーを使って増幅した。その後、増幅cDNAをHindlII−Xho[切断p H3MPYにサブクローニングし、変異体クローンを制限分析および/またはD NA配列解析により同定した。 変異コード領域は配列解析により確認した。G195の配列解析は、オンコスタ チンMの2番目のアミノ酸(アラニン)か突然変異誘発中に導入された第2変異 の結果としてバリンに交換されたことを明らかにした。6196は最初の逆相ク ロマトグラフィーと、その後のサイズ分画化から成る二段階法を2サイクル行っ て精製した。 6、2.3. 置換変異体構築物 変異体クローンS5 、S49 、S80.5127.5167およびS6/5 167はセクション6、2.2に上述したようにオリゴヌクレオチド突然変異誘 発により構築した。6位、49位、80位、127位、167位、および6 +  167位のシスティンの変換を指令する誤対合オリゴヌクレオチドを合成し、 これを使用して変異体クローンを構築した。 変異体構築物はpH3MPYのHindlII−Xho[部位にサブクローニン グした。得られたクローンの変異コード領域はDNA配列解析により確認した。 6、2.4. 挿入変異体構築物 変異体クローンGAG6 、GAG77 、 GAG14およびGAG140は セクション6、2.2に上述したようにオリゴヌクレオチド特異的in vit r。 突然変異誘発により構築した。変異体構築物はpH3MPYのHind[IF− Xho1部位にサブクローニングした。変異コード領域はDNA配列解析により 確認した。 プロセッシング変異体G195およびG196 (上記のセクション6゜2、2 . ’)と欠失変異体Δ195およびΔ190(上記のセクション6、2.1.  )をコードするプラスミドを用いてトランスフェクトしたCO8細胞からの無 血清培地はイムノブロッティング分析により調へた。 これらの変異体コード化構築物でトランスフェクトした細胞は抗−6−19血清 と反応するタンパク質を産生した。G195およびG196により産生された免 疫反応性タンパク質はpsPOM トランスフェクト細胞(下記のセクション7 )からのM、 36,000タンパク質と共泳動したが、Δ195およびΔ19 0はM、 32.000タンパク質に一層接近して泳動するタンパク質を産生し た。分析用に抗−208−219血清を使用したときは、G195およびG19 6トランスフエクト細胞からのM、36.000形態が観察されたが、Δ!95 およびΔ190は反応しないタンパク質を産生じた。かくして、推定プロセッシ ング部位ての点突然変異の導入はM、 32.000形態の蓄積を妨げ、一方こ の部位のすぐ上流の欠失突然変異はオンコスタチンMのM、 36,000形態 の蓄積を妨げた。これらの結果は、オンコスタチンMのM736、000形態と M、 32,000形態との差異が193位で開始するトリブチツク様部位また はその近傍での加水分解プロセッシングによることを示唆している。 オンコスタチンMのプロセッシング抵抗性変異体(G195およびG196)と オンコスタチンMのM、 32,000形態に大きさか一致する変異体タンパク 質(Δ190およびΔ182)の生物学的活性を比較した。この実験では、セク ション6.1.2.と6.1.3.にそれぞれ記載した通りに、トランスフェク ト細胞からの未処理の無血清ならし培地かCIAおよびRRA活性について試験 された。オンコスタチンMの濃度はセクション6、1.4.に記載したラジオイ ムノアッセイて測定した。表■に示すように、Δ190とΔ195のGIA対R R,A活性の比は、G195とG196よりも10−20倍高かった。変異体Δ 182てトランスフェクトした細胞からの培地はいずれのアッセイでも有意な活 性を与えず、残基182−190のC−末端領域か増殖阻止と結合活性の両方に 不可欠であることを示している。psPOM(下記のセクション7)トランスフ ェクト細胞からの培地は中間の活性比を与え、この試料中に異なる活性を有する 2つの形態のオンコスタチンMか存在することと一致する。これらの観察は、オ ンコスタチンMの変異体非プロセッシング形態(GI95およびG196)か末 端切断されたM、 32,000形態(Δ182およびΔ190)よりもGLA 活性か劣ることを示している。 (本頁以下余白) 表■ オンコスタチンMの変異体は異なる psPOM 11.7 (27,2) 2.6 (6,1) 4.5Δ195− 227 61.7 (74,3) 3.2 (3,8) 19.5Δ190−2 27 20.0 (21,7) 0.9 (1,0) 22.5Δ182−22 7 0.02 (0,06) <0.02(<0.06) N/AG196 6 .6 (8,0) 11.2(13,5) 0.6G195 5.0 (8,8 ) 5.3 (9,3) 0.9表示したプラスミドでトランスフェクトしたC O8細胞からの未処理の無血清培地は、実施例1に記載したように増殖阻止(C IA)およびラジオレセプター(RRA)活性について調へた。オンコスタチン Mの濃度は実施例1に記載したようにラジオイムノアッセイて測定した。濃度は 0.4−1μg/mlであった。N/A 、適用不能。 1単位/ml (X 10’);かっこ内の数字は比活性を表す。 ’ G[A活性対RRA活性の比。 G196変異体のCIA活性の低下を確かめるために、このタンパク質を均一に 精製し、psPOM [−ランスフエクト細胞(J)、下のセクション7)から のオンコスタチンMのM、 32.000形態と比較した。 オンコスタチンMの精製したM、 32.000形態は0196よりも大きいC IA活性を有していた(それぞれ6および130 p)Jで半一最大活性)3つ の別々の実験において、これらの精製したタンパク質問の増殖阻止活性の差は9 倍、22倍および5倍(平均上標準偏差(12±9倍))であった。これと対照 的に、2種の精製タンパク質のRRA活性は区別できなかった(約100 pM で半一最大活性)。RRAては、3つの別々の実験により、6196かオンコス タチンMのM、 32,000形態よりも約1.1S1.1および2倍大きい( 1,3±0.3倍) RRA活性をもつことかわかった。従って、精製したG1 96(M、 36,000形態)はM、 32,000形態と同程度にオンコス タチンM受容体に結合するが、CIA活性はより劣っている。 オンコスタチンM欠失変異体の増殖阻止活性の比較は図2に示しである。Δ18 11Δ182およびΔ183は最小の増殖阻止活性を育する(〈1単位/ng) 。天然オンコスタチンMと比へて増強された増殖阻止活性はΔ195−227  、Δ190−227 、Δ188−227およびΔ187−227オンコスタチ ンM変異体の場合に観察された。変異体Δ187−227は天然オンコスタチン M(約8単位/ng)と比へて最大活性(>14単位/ng)を示した。かくし て、大部分のC−末端領域を除くと、オンコスタチンMの増殖阻止活性か高まる 。 表IIは、数種のオンコスタチンM欠失変異体の増殖阻止および受容体結合の相 対的比活性を示す。このデータから、大部分のC−末端領域の除去がオンコスタ チンMの増殖阻止活性を強めることか明らかである。 表I■ C−末端の突然変異から生じる 相対的増殖阻止および受容体結合活性 Δ196−227 171 73 Δ191−227 90±3026±】33Δ190−227 99 68 Δ189−227 197±5742±12Δ188−227 135 54 Δ187−227 66±3121±52Δ186−227 60±30 20 ±42Δ185−227 17 2 Δ184−227 2 < 1 Δ183−227 < 2 < 1 2Δ182−227 < 3 < 1 2 表示したオンコスタチンM変異体でトランスフェクトしたcos細胞からの無血 清培地は増殖阻止(CIA)およびラジオレセプター(RRA)活性について調 べた。オンコスタチンMの濃度は定量イムノブロッティングにより測定し、0. 2−1.0μg/mlであった。値は同一実験で試験した野生型組み換えオンコ スタチンMに対する変異体の比活性パーセントを示し、変異体の比活性/野生型 オンコスタチンMの比活性X100として算出した。実験数を“n”で示す。 6、3.2. 置換変異体 上記のセクション6、2.3.に記載したように作製した変異体クローンは増殖 阻止活性について試験した。図3に示した結果は、49はそれ以上の生物学的活 性を有し、これらの結果は6位、80位および127位のシスティンかオンコス タチンMGIAに不可欠のものではないことを示す。事実、80位のシスティン をセリンに変えると、生物活性のわずかではあるが有意な増加が生じた。 6、3.3. アミノ酸の欠失および挿入を含むオンコスタチンM突然変異 走査欠失および挿入変異体はセクション6.2.1.および6.2.4.にそれ ぞれ記載したように作製し、増殖阻止およびラジオレセプター活性について試験 した(表IN)。欠失変異体Δ22−36とΔ44−47は全てのGIAおよび RRA活性を消失したが、変異体Δ87−90はを挿入しても、生物学的活性の 有意な低下か起こらなかった。相対CIAおよびRRA比活性は、アミノ酸位置 76と77の間にGl y−Ala−GIY配列を挿入したとき顕著に低下し、 アミノ酸位置75から推定N−結合グリコシル化認識配列か開始する。 走査欠失および挿入突然変異から生じる相対的増殖阻止および受容体結合活性 相対的比活性(%) GAGI40 79 40 0表示たオンコスタチン間変異体構築物(番号を付けたものを含む残基の欠失は “Δ”で示され、記載した位置でのGly−Ala−Gly残基の挿入は“GA G”で示される)でトランスフェクトしたCO3wI胞からの無血清培地は増殖 阻止(CIA)およびラジオレセブタ−(RRA)活性について調へた。オンコ スタチンMの濃度は定量イムノブロッティングにより測定し、0.14−1.8 μg/mlであった。 値は同一実験で試験した野生型組み換えオンコスタチンMに対する変異体の比活 性パーセントを示し、変異体の比活性/野生型オンコスタチンMの比活性x 1 00として算出した。 7、 実施例・CO8細胞でのオンコスタチンMの発現はCOS細胞は記載され る通りに(MaHk et al、、+989. Mo1. Ce1lBio1 . 9: 2847−2853) psPOMまたは930Mを用いてトランス フェクトした。トランスフェクションの24時間後、無血清培地を加え、細胞を 37°Cでさらに48時間インキュベートした。ならし培地を集め、直ちに検定 するか、またはINへ酢酸を加えて酸性化し、精製のために濃縮した。psPO Mでトランスフェクトした細胞からの培地は、U937細胞により生産された天 然オンコスタチンMと免疫学的に関係があるか大きさの異なる2種類のタンパク 質(M、36.000およびM、32.000)を含んでいた。これらと同じタ ンパク質はまた、シグナル配列かシミアンTGF−β1由来のシグナルペプチド で置換されたオンコスタチンMをコードする構築物(930M)を用いてCO3 細胞をトランスフェクトしたときにも観察された。M、 36.000七M、  32.000タンパク質の両方のN−末端アミノ酸配列解析は天然オンコスタチ ンMと同じN−末端配列を示し、これらのタンパク質の相違はN−末端配列の不 均一性によるものでないことかわかる。 オンコスタチンMのM、 32,000形態は、psPOMでトランスフェクト したCO8細胞からの無血清培地を酸性化しかつ濃縮したものから、本質的に記 載される通りに(Linsley、 et al、、 and Malik。 et al、、前掲)精製した。サイズ分画化培地がらの増殖阻止活性のピーク 画分を集め、逆相クロマトグラフィーによる最終精製にかけた。得られた調製物 は主にオンコスタチンMのM、 32,000形態を含んでいた。いくつかの実 験では、1!″Iで標識するためにまたはラジオイムノアッセイでの標準曲線を 作成するために、組み換えオンコスタチンM(ワシントン州シアトル、Onco gen)を過剰生産するCHO細胞の無血清培地から同じ方法でオンコスタチン Mを精製した。この精製源からのオンコスタチンMは抗206−218抗血清と の免疫反応性を示さず、cos細胞由来のオンコスタチンMのM、 32.00 0形態と同じ性質を有する。 7.3. M、36,000形態 1)SPOM トランスフェクト細胞からのオンコスタチンMのM、36.00 0形態は三段階法で部分的に精製した。無血清培地を酸性化し、40%アセトニ トリル、0.1%トリフルオロ酢酸中でTSK 3000SWカラムを使ってサ イズ分画化した。主にオンコスタチンMのM、36,000形態を含む画分を抗 −6−9血清によるイムノブロッティングにより同定し、プールし、濃縮し、再 度同じカラムにがけた。免疫化学的に純粋なM、 36,000形態を含む画分 (すなわち、検出可能なM、 32.000形態を含まない)をプールし、後続 の実験に使用した。 精製したタンパク質の濃度はGary Hathaway博士(リバーサイド、 カリフォルニア大学、Biotechnology Instrumentat ion Center)か行ったアミノ酸分析により測定した。 7.4. 電気泳動 ドデシル硫酸ナトリウム−ポリアクリルアミドゲル電気泳動(SDS−PAGE )はLaemml iシステム(Laemmli、 U、に、、 Nature  (1970)227: 680−685)を使って行った。5%アクリルアミ ドのスタッキングゲルと共に直線状アクリルアミド勾配ゲルを使用した。試料は 還元条件下で泳動させた。ゲルを銀試薬(BioRad)やクーマシーブルーで 染色し、写真を撮る前に乾燥した。オンコスタチンMの個々の形態の見掛は分子 量は記載される通りに(Malik、 et al、。 前掲)標準と比較してめた。 7.5. M、36,000オンコスタチンMのトリプシン処理オンコスタチン MのM、 36.000形態はサイズ分画化により部分精製し、逆相クロマトグ ラフィーでさらに精製した。得られた調製物は5DS−PAGEで判定して約8 0%の純度であった。約150 ngのオンコスタチンM(RRAから概算)を 含むアリコートは、30μIの50mM トリス酢酸(pH7,9)中、37° Cで6ngのTPCK−処理トリプシン(Worthington)を用いて処 理した。試料を37°Cでさらにインキュベートし、濃縮電気泳動試料緩衝液を 加えて反応を停止させ、その後異なる形態のオンコスタチンMを抗−6−19血 清とのイムノブロッティングにより同定した。 7.6. オリゴ糖の除去 予測されたオンコスタチンM前駆体配列は2つの可能なN−結合グリコシル化部 位を含む。これらの部位での異なるグリコジル化かオンコスタチンMのM、 3 6.000形態とM、 32.000形態の相違の原因であるのかを検討するた めに、psPOMでトランスフェクトしたCO8細胞からの無血清ならし培地中 に存在するタンパク質を酵素N−グリカナーゼ(N−結合オリゴ糖を除去する) で処理し、オンコスタチン■に対する部位特異的抗血清(抗−6−19)との免 疫反応性について分析した。オンコスタチンMのM、36.000とM、32. 。 00の両形懇の移動度はこの処理により増加し、M、約34.000およびM、  30,000の新しい種か生じた。両断片の移動度の増加はオンコスタチンM の各形態からの1つのN−結合オリゴ糖成分(M約2、000)の除去と一致す る。両形態の移動度は平行して増加したので、異なるN−結合グリコシル化か原 因でこれらの断片間にサイズの相違か生じたとは思えない。 7.7 部位特異的抗血清はオンコスタチンMのM、 36,000とM、 3 2,000形態の異なるC−末端を明らかにするバイトロバシー(hydrop athy)分析(Keski−Oji、 J、 et aL、。 J、 Ce11. Biochem、 5upp1. (1987) IIA:  60)はオンコスタチンMのC−末端(アミノ酸約190−227)か非常に 親水性であることを明らかにした。塩基性アミノ酸(R,KまたはH)がこの領 域の38残基のうち24残基(63%)を占め、潜在的な加水分解切断部位を表 す5つの対合した二塩基性残基が存在する。C−末端の不均一性が原因てM、3 6.000形態とM、32.000形態の違いか生じるのかを検討するために、 成熟オンコスタチンM (Malik、 et al、、前掲、およびZarl ing、 J、M、 et at、、 1986. Proc、 Natl、  Acad、 Sci、 83: 9739−9743)のN−末端およびcDN A配列から予測されるC−末端に由来する領域に相応するペプチドに対して抗血 清を誘起させた。その後これらの抗血清はpsPOM トランスフェクト細胞か らの無血清ならし培地とU937細胞から誘導された天然オンコスタチンMとの イムノブロッティング実験に使用した。抗−6−19血清はl)SPOM )ラ ンスフェクト細胞からのM、 36,000形態とM、 32.000形態の両 方と、さらにU937細胞からのM、 28.000天然オンコスタチンMと反 応したか、抗−206−218血清はオンコスタチンM O) M、 36,0 00形態とだけ反応した。両方の抗血清の特異性はそれらの反応性を阻害する同 族ペプチドの能力により示された。これらの結果は、オンコスタチンMのM、  36.000形態とM、 32,000形態の違いが、少なくとも幾分かは、親 水性C−末端ドメイン内の加水分解プロセッシングから生じるC−末端の不均一 性によるものてありうる、ことを示している。 7.8. 制限されたタンパク質加水分解によるオンコスタチンMのM、 36 ,000形態のM、 32,000形態への変換オンコスタチンMのM、 36 .000形態の加水分解プロセッシングかM、 32,000形態をもたらすこ とを確認するために、M、 36.000形態の部分精製調製物を制限タンパク 質加水分解に付した。反応生成物は抗−6−19血清で検出した。トリプシン処 理を続けるにつれて、オンコスタチンMのM、 36,000形態の量か次第に 減少し、同時にM、 32.000形態の量か増してきた。最長の試験時間では 、M、32.000形態の量が減少し、より低分子量の別の免疫反応性生成物か 観察された。M、 32,000生成物はN−末端特異的抗血清と反応するので 、それはC−末端でプロセッシングされたオンコスタチンMを表す。このことは 、オンコスタチンMのM、 36.000形態のC−末端近傍での加水分解が、 psPOM トランスフェクト細胞により生産されたM、 32.000形態に 大きさか類似した形態のオンコスタチンMをもたらし得ることを示している。 7.9. オンコスタチンM (32におよび36に形態)の増殖阻止活性08 0Mトランスフェクト細胞からの無血清ならし培地をBioGeIP60でクロ マトグラフィーにかけて分画化した。その後、個々の画分はA375黒色腫細胞 に対するG4A活性について試験し、さらに抗−6−19との免疫反応性につい ても試験した。CIA活性のピーク画分は、A21G吸収物質の大半のあとで、 画分35と40の間に溶離された。CIA活性の正確なピーク画分は、そのピー ク画分か試験した希釈率で正確に測定しつる以上の活性を含んでいたので、この 実験では決定できなかった。 イムノブロッティング分析により、オンコスタチンMのM、32.000形態は CIA活性の大半を含む画分に溶離されることが分かった。対照的に、M、 3 6.000形態はGrA活性の主ピーク(画分33かピーク)の前のいくつかの 画分に溶離された。M、 36.000形態を含む画分はより強く染色されるが 、M、32.000形態よりも劣ったCIA活性を育するノテ、M、36.00 0形態ノGIA比活性はM、32,000形態よりも低いと思われる。 M、 32,000形態とM、 36,000形態の生物学的活性の定量比較を 行うために、主に一方または他方の形態を含むサイズ分画化画分をプールし、C IAとRRA活性の両方を比較した。この分析のために、BioGel P2O と定性的に類似した結果を与えるが、M、36.000とM、 32.000形 態のより良好な分離を可能にする別のカラム(TSK 3000SW)を使用し た。プールした画分は、オンコスタチンMの他の形態が混じっていないことを確 かめるために、イムノブロッティングにより分析した。5DS−PAGE後の染 色ゲルの分析により、オンコスタチンMの各形態の純度はM、 36,000形 態か約20%で、M、32.000形態か80%であることか分がった。表JV に示すように、部分精製したM、36.000形態はM、 32,000形態よ り低イG[A 活性をもつが、RRA活性はより高かった。この相違はM、32 .000形態のこれらの活性の比かM、 36.000形態よりも約10倍大き い二とから明らかである。 試料 CIA活性’ RRA活性1 ル236に形!!! 104 43.5  2.432に形態 345 17.9 19.2M、 36,000またはM、  32.000形態を含む画分をプールし、増殖阻止(GrA)およびラジオレ セプター(RRA)活性についてアリコートを試験した。 f単位/ml (x 10−リ ’ GrA活性対RRA活性の比 八 矢 口 、\ 骨 国際調査報告

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.186位のアミノ酸残基(この残基も含む)から227位のカルボキシ末端 残基(この残基も含む)までのアミノ酸のいずれかが欠失されている、実質的に 図1に示したアミノ酸配列からなるオンコスタチンM変異体。
  2. 2.アミノ酸186から227までが欠失されている、請求項1記載のオンコス タチンM変異体。
  3. 3.アミノ酸196から227までが欠失されている、請求項1記載のオンコス タチンM変異体。
  4. 4.アミノ酸189から227までが欠失されている、請求項1記載のオンコス タチンM変異体。
  5. 5.アミノ酸188から227までが欠失されている、請求項1記載のオンコス タチンM変異体。
  6. 6.6位、80位、および127位のアミノ酸のいずれかがシステイン以外のア ミノ酸で置換されている、実質的に図1に示したアミノ酸配列からなるオンコス タチンM変異体。
  7. 7.置換アミノ酸がセリンである、請求項6記載のオンコスタチンM変異体。
  8. 8.アミノ酸87から90までが欠失されている、実質的に図1に示したアミノ 酸配列からなるオンコスタチンM変異体。
  9. 9.アミノ酸152から155までが欠失されている、実質的に図1に示したア ミノ酸配列からなるオンコスタチンM変異体。
  10. 10.195位と196位のアミノ酸のいずれかがアルギニン以外のアミノ酸で 置換されている、実質的に図1に示したアミノ酸配列からなるオンコスタチンM 変異体。
  11. 11.置換アミノ酸がグリシンである、請求項10記載のオンコスタチンM変異 体。
  12. 12.アミノ酸配列GAGがアミノ酸103と104の間に挿入されている、実 質的に図1に示したアミノ酸配列からなるオンコスタチンM変異体。
JP91501786A 1989-12-08 1990-12-07 オンコスタチンm活性を有する新規なタンパク質及びそれらの調製方法 Pending JPH05504134A (ja)

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