JPH05503A - 版装着装置 - Google Patents
版装着装置Info
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- JPH05503A JPH05503A JP15183091A JP15183091A JPH05503A JP H05503 A JPH05503 A JP H05503A JP 15183091 A JP15183091 A JP 15183091A JP 15183091 A JP15183091 A JP 15183091A JP H05503 A JPH05503 A JP H05503A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 版胴のシリンダへ版を取り付ける時に、版の
浮上りを防止して版の取付精度を向上させる。 【構造】 版案内部28上に設けた版5をシリンダ12
に巻回固定する時にシリンダ12の外周に対して版5の
先端を湾曲させて位置出しを行なう。
浮上りを防止して版の取付精度を向上させる。 【構造】 版案内部28上に設けた版5をシリンダ12
に巻回固定する時にシリンダ12の外周に対して版5の
先端を湾曲させて位置出しを行なう。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はグラビア印刷装置等の版
胴に用いる版装着装置に関する。
胴に用いる版装着装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のグラビア印刷装置は図8に示す様
に構成されていた。図8で1は全体として印刷装置を示
し、インキ盤2内に溜められた、インキはインキローラ
3の回転により、版胴4に巻回されたグラビア版5の表
面に付着し、グラビア版5に形成した凹状のパターン内
にインキが充填される。
に構成されていた。図8で1は全体として印刷装置を示
し、インキ盤2内に溜められた、インキはインキローラ
3の回転により、版胴4に巻回されたグラビア版5の表
面に付着し、グラビア版5に形成した凹状のパターン内
にインキが充填される。
【0003】グラビア版5の表面に付着したインキはド
クタブレード6によって掻き落とされる、グラビア版5
の凹状パターンに充填されたインキは圧胴7へ給紙部か
ら送られて1枚毎に巻付けられる印刷紙8に印刷が成さ
れる。
クタブレード6によって掻き落とされる、グラビア版5
の凹状パターンに充填されたインキは圧胴7へ給紙部か
ら送られて1枚毎に巻付けられる印刷紙8に印刷が成さ
れる。
【0004】印刷済用紙11は圧胴7から自動的にはず
されて、排紙ローラ9及びベルト10を通して収納部に
積み重ねられる。
されて、排紙ローラ9及びベルト10を通して収納部に
積み重ねられる。
【0005】上述の印刷装置1で版胴4に巻回されるグ
ラビア版5としては合成樹脂等が用いられる。材料とし
ては比較的融点の分布範囲が狭く、硬化時には硬さがあ
り、融解時には樹脂が低温で飛散又は昇華する熱可塑性
樹脂がよく、例えば、ポリエチレン樹脂、アクリル樹脂
等を用いることが出来、グラビア版5を合成樹脂で選択
した場合の厚みtは200ミクロン程度のものが選択さ
れる。このグラビア版5を版胴5のシリンダに自動的に
装着させるためには図9に示す様にグラビア版5の裏面
に接着剤を塗布し、この接着剤層16側に剥離フィルム
17をラミネートした剥離フィルム付版18を用いる。
ラビア版5としては合成樹脂等が用いられる。材料とし
ては比較的融点の分布範囲が狭く、硬化時には硬さがあ
り、融解時には樹脂が低温で飛散又は昇華する熱可塑性
樹脂がよく、例えば、ポリエチレン樹脂、アクリル樹脂
等を用いることが出来、グラビア版5を合成樹脂で選択
した場合の厚みtは200ミクロン程度のものが選択さ
れる。このグラビア版5を版胴5のシリンダに自動的に
装着させるためには図9に示す様にグラビア版5の裏面
に接着剤を塗布し、この接着剤層16側に剥離フィルム
17をラミネートした剥離フィルム付版18を用いる。
【0006】この様な剥離フィルム付版18の先端の剥
離フィルム17を剥離し、グラビア版5の先端をストッ
パー21の端部に係合させてグラビア版5の位置決めを
行い、剥離フィルム17の剥がされた部分に版胴4のシ
リンダ12の反対側からゴム等の版抑えローラ26で押
圧し、グラビア版5と版胴4のシリンダ12との間にエ
アが入らない様に抑えローラ26をフリー回転させる。
離フィルム17を剥離し、グラビア版5の先端をストッ
パー21の端部に係合させてグラビア版5の位置決めを
行い、剥離フィルム17の剥がされた部分に版胴4のシ
リンダ12の反対側からゴム等の版抑えローラ26で押
圧し、グラビア版5と版胴4のシリンダ12との間にエ
アが入らない様に抑えローラ26をフリー回転させる。
【0007】同様に剥離された剥離フィルム17は図9
に示す様に、版胴4のシリンダ12の反対側からゴム等
の剥離ローラ27で押圧される。この剥離ローラ27は
版胴4のシリンダ12の回転に同期して回転方向が同一
となる様に回転させる。
に示す様に、版胴4のシリンダ12の反対側からゴム等
の剥離ローラ27で押圧される。この剥離ローラ27は
版胴4のシリンダ12の回転に同期して回転方向が同一
となる様に回転させる。
【0008】剥離ローラ27の周速度は版胴4のシリン
ダ12の周速度と略同一にするか、シリンダ12の周速
度よりやや早めに選択すると、版胴4のシリンダ12が
回転する剥離フィルム17と剥離ローラ27間には滑り
がなく、剥離フィルム17とシリンダ12の間は滑るた
めに、剥離フィルム17は剥がされながらグラビア版5
は版胴4のシリンダ12に巻回貼着される。
ダ12の周速度と略同一にするか、シリンダ12の周速
度よりやや早めに選択すると、版胴4のシリンダ12が
回転する剥離フィルム17と剥離ローラ27間には滑り
がなく、剥離フィルム17とシリンダ12の間は滑るた
めに、剥離フィルム17は剥がされながらグラビア版5
は版胴4のシリンダ12に巻回貼着される。
【0009】上述の剥離フィルム付版18のグラビア版
5は図10及び図11に示す様に剥離フィルム付版18
の版案内部28と版胴4のシリンダ12との関係がシリ
ンダ12の外周に設けたストッパー21に対し、まっす
ぐにセッテングされて、シリンダ12の外周に巻回貼着
される様に成されていた。
5は図10及び図11に示す様に剥離フィルム付版18
の版案内部28と版胴4のシリンダ12との関係がシリ
ンダ12の外周に設けたストッパー21に対し、まっす
ぐにセッテングされて、シリンダ12の外周に巻回貼着
される様に成されていた。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】従来の図10及び図1
1で示す様に剥離フィルム付版18のグラビア版5を配
設すると、グラビア版5は合成樹脂で薄いために、位置
決め時にグラビア版5の先端をストッパー21に突き当
てた時並にシリンダ12に巻回が開始される時、グラビ
ア版5は版案内部28の基板28aから浮き上がる方向
Bの偏倚力を受けて、グラビア版5が上動するため図1
0に示す矢印方向Cに、特にグラビア版5の浮き上り押
える機構を設けなければならなかった。
1で示す様に剥離フィルム付版18のグラビア版5を配
設すると、グラビア版5は合成樹脂で薄いために、位置
決め時にグラビア版5の先端をストッパー21に突き当
てた時並にシリンダ12に巻回が開始される時、グラビ
ア版5は版案内部28の基板28aから浮き上がる方向
Bの偏倚力を受けて、グラビア版5が上動するため図1
0に示す矢印方向Cに、特にグラビア版5の浮き上り押
える機構を設けなければならなかった。
【0011】更に、グラビア版5は図11に示す様にグ
ラビア版5の幅方向を規制するストッパー部28bに対
し、ばね19で押圧している、この為にグラビア版5が
上述したと同様に基板28aから浮き上がる偏倚力が与
えられる様な弊害があった。
ラビア版5の幅方向を規制するストッパー部28bに対
し、ばね19で押圧している、この為にグラビア版5が
上述したと同様に基板28aから浮き上がる偏倚力が与
えられる様な弊害があった。
【0012】本発明は叙上の問題点を解消するために成
されたもので、その目的とするところはストッパー21
をグラビア版5の先端に突き当てた時の反力がグラビア
版5を版案内部28の基板28a側に押し付けられる様
に構成させることで、グラビア版5の長手方向の位置決
め精度を向上させると共に版の幅方向の剛性を高め得る
版装着装置を提供せんとするものである。
されたもので、その目的とするところはストッパー21
をグラビア版5の先端に突き当てた時の反力がグラビア
版5を版案内部28の基板28a側に押し付けられる様
に構成させることで、グラビア版5の長手方向の位置決
め精度を向上させると共に版の幅方向の剛性を高め得る
版装着装置を提供せんとするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の版装着装置はそ
の例が図1及び図2に示されている様に印刷機器に用い
る版胴4に版5を装着させる版装着装置に於いて、版胴
4の外周に巻回する様に版5を供給する版案内手段28
を有し、この版案内手段28は版胴4に対して供給する
版5が浮上しない様な偏倚力が働く様に配設して成るも
のである。
の例が図1及び図2に示されている様に印刷機器に用い
る版胴4に版5を装着させる版装着装置に於いて、版胴
4の外周に巻回する様に版5を供給する版案内手段28
を有し、この版案内手段28は版胴4に対して供給する
版5が浮上しない様な偏倚力が働く様に配設して成るも
のである。
【0014】
【作用】本発明の版装着装置によれば、版の先端をスト
ッパーに突き当てて位置決めする時に、版先端が湾曲す
る様にセッテングさせたので、版がストッパーに対接す
る時の反力により版案内部の基板にしっかりと押え付け
られた状態となり版の長手方向の位置決めが安定し、版
の幅方向の剛性が増すので版の幅方向を規制する押圧ば
ねを設けることで版の幅方向の位置決め精度も向上し、
多色印刷時の印刷精度を向上させることの出来るものが
得られる。
ッパーに突き当てて位置決めする時に、版先端が湾曲す
る様にセッテングさせたので、版がストッパーに対接す
る時の反力により版案内部の基板にしっかりと押え付け
られた状態となり版の長手方向の位置決めが安定し、版
の幅方向の剛性が増すので版の幅方向を規制する押圧ば
ねを設けることで版の幅方向の位置決め精度も向上し、
多色印刷時の印刷精度を向上させることの出来るものが
得られる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の版装着装置を図1及び図2で
説明するに先たち図3及び図4で本例に用いる版胴の構
造並に版装着状態を説明する。図3で版胴4を構成する
シリンダ12の軸15L,15R方向に沿って切溝25
が形成されている。この切溝25の深さdは略グラビア
版5の厚みに選択すると共に、その幅Wはグラビア版5
がオーバーラップする幅よりやや大きめの幅に選択す
る。この様な切溝25を設けると、剥離フィルム付版1
8を版胴4のシリンダ12の外周に沿って貼着固定する
際には、切溝25は図10に示したストッパ21の代わ
りになると共に図4に示した様に版5のオーバーラップ
部22が版胴の外周より出っ張らない状態で版胴4のシ
リンダ12にグラビア版5を巻回させることが出来る。
説明するに先たち図3及び図4で本例に用いる版胴の構
造並に版装着状態を説明する。図3で版胴4を構成する
シリンダ12の軸15L,15R方向に沿って切溝25
が形成されている。この切溝25の深さdは略グラビア
版5の厚みに選択すると共に、その幅Wはグラビア版5
がオーバーラップする幅よりやや大きめの幅に選択す
る。この様な切溝25を設けると、剥離フィルム付版1
8を版胴4のシリンダ12の外周に沿って貼着固定する
際には、切溝25は図10に示したストッパ21の代わ
りになると共に図4に示した様に版5のオーバーラップ
部22が版胴の外周より出っ張らない状態で版胴4のシ
リンダ12にグラビア版5を巻回させることが出来る。
【0016】この様な版胴4用のシリンダ12にグラビ
ア版5を巻回貼着させるための原理的な構成を図1の側
面及び図2の平面図で説明する。尚、図1及び図2で図
10及び図11との対応部分には同一符号を付して重複
説明を省略する。
ア版5を巻回貼着させるための原理的な構成を図1の側
面及び図2の平面図で説明する。尚、図1及び図2で図
10及び図11との対応部分には同一符号を付して重複
説明を省略する。
【0017】図1及び図2では図3及び図4で説明した
シリンダ12が用いられているので、ストッパー21は
不要となる。先ず版案内部28は版胴4を構成するシリ
ンダ12の切溝25に対して、版5の先端を湾曲した状
態で、突き当てる位置に配するか、版案内部28を湾曲
させて配設される。
シリンダ12が用いられているので、ストッパー21は
不要となる。先ず版案内部28は版胴4を構成するシリ
ンダ12の切溝25に対して、版5の先端を湾曲した状
態で、突き当てる位置に配するか、版案内部28を湾曲
させて配設される。
【0018】図1に示す様にグラビア版5の先端が凹溝
25の一端に湾曲した状態で突き当てられると、グラビ
ア版5には矢印Aで示す様に基板28aを押圧する様な
反力が湾曲部5aで発生しグラビア版5自体を下方向に
押しつける偏倚力が発生することになる。
25の一端に湾曲した状態で突き当てられると、グラビ
ア版5には矢印Aで示す様に基板28aを押圧する様な
反力が湾曲部5aで発生しグラビア版5自体を下方向に
押しつける偏倚力が発生することになる。
【0019】この為に版の幅方向の剛性は高められ、ば
ね19を用いて、グラビア版5の幅方向規制を行なって
も、グラビア版5が凸状にカールされて浮き上がる弊害
が除去され、位置決め精度は向上する。更に図1に示す
様に必要に応じて版折り返し部42を形成することで版
5を折り返した状態で版5を配置すれば版案内部28の
奥行長Lを短くすることが出来る。
ね19を用いて、グラビア版5の幅方向規制を行なって
も、グラビア版5が凸状にカールされて浮き上がる弊害
が除去され、位置決め精度は向上する。更に図1に示す
様に必要に応じて版折り返し部42を形成することで版
5を折り返した状態で版5を配置すれば版案内部28の
奥行長Lを短くすることが出来る。
【0020】図5乃至図7は実際の版装着装置で剥離フ
ィルム付版を装着させる装着部分の具体的構成並びにそ
の動作説明図を示すものである。
ィルム付版を装着させる装着部分の具体的構成並びにそ
の動作説明図を示すものである。
【0021】図5は版胴4のシリンダ近傍の平面図(図
6及び図7は動作説明図)を示すもので、剥離フィルム
付版18を版胴4のシリンダ12に案内する版案内部2
8は、版胴4のシリンダ12の外周位置に配した版抑え
ローラ26と剥離ローラ27間に湾曲部28Cを介して
延設されている。
6及び図7は動作説明図)を示すもので、剥離フィルム
付版18を版胴4のシリンダ12に案内する版案内部2
8は、版胴4のシリンダ12の外周位置に配した版抑え
ローラ26と剥離ローラ27間に湾曲部28Cを介して
延設されている。
【0022】29は剥離フィルム17を剥離する剥離ロ
ーラ27を駆動するモータ等の剥離ローラ駆動源であ
り、この駆動源29の駆動軸30に嵌着された二又アー
ム31の先端に形成した二又部にピン32が二又アーム
の長手方向に移動自在に遊嵌されている。
ーラ27を駆動するモータ等の剥離ローラ駆動源であ
り、この駆動源29の駆動軸30に嵌着された二又アー
ム31の先端に形成した二又部にピン32が二又アーム
の長手方向に移動自在に遊嵌されている。
【0023】ピン32はアーム33の先端に植立されて
いる。アーム33は軸34を中心に回動自在と成され、
アーム33の略中間部に軸35が植立され、ゴム等で構
成した剥離ローラ27が、軸35に回転自在に枢着され
ている。
いる。アーム33は軸34を中心に回動自在と成され、
アーム33の略中間部に軸35が植立され、ゴム等で構
成した剥離ローラ27が、軸35に回転自在に枢着され
ている。
【0024】36は版押えローラ26を駆動するための
プランジャ等の版抑えローラ駆動源であり、プランジャ
軸に植立したピン37はアーム38の一端に形成した長
孔に遊嵌され、アーム38の中心部40で回動自在に枢
着されたアーム38の他端は二又状と成され、摺動板4
1に植立したピン39と係合している。摺動板41は矢
印A−A方向に摺動自在と成され、平面略L字状に形成
された摺動板41のシリンダ12との対向位置に植立し
た軸42にゴム等の前記した版抑えローラ26が回動自
在に枢着され、版胴4のシリンダ12の外周には切溝2
5が形成されている。
プランジャ等の版抑えローラ駆動源であり、プランジャ
軸に植立したピン37はアーム38の一端に形成した長
孔に遊嵌され、アーム38の中心部40で回動自在に枢
着されたアーム38の他端は二又状と成され、摺動板4
1に植立したピン39と係合している。摺動板41は矢
印A−A方向に摺動自在と成され、平面略L字状に形成
された摺動板41のシリンダ12との対向位置に植立し
た軸42にゴム等の前記した版抑えローラ26が回動自
在に枢着され、版胴4のシリンダ12の外周には切溝2
5が形成されている。
【0025】上述の構成に於ける動作を図5乃至図7に
よって説明する。図5に於いて、版案内部28に沿って
剥離フィルム付版18の先端を剥離して、V字状折り曲
げ部23を形成した状態で、ローディングさせると、剥
離フィルム付版18は版案内部28の湾曲部28cに沿
って案内される。この状態では剥離ローラ駆動源29及
び版抑えローラ駆動源36は非動作状態にあって、剥離
ローラ27及び版抑えローラ26は版胴4のシリンダ1
2の外周から離間した位置に配設されている。
よって説明する。図5に於いて、版案内部28に沿って
剥離フィルム付版18の先端を剥離して、V字状折り曲
げ部23を形成した状態で、ローディングさせると、剥
離フィルム付版18は版案内部28の湾曲部28cに沿
って案内される。この状態では剥離ローラ駆動源29及
び版抑えローラ駆動源36は非動作状態にあって、剥離
ローラ27及び版抑えローラ26は版胴4のシリンダ1
2の外周から離間した位置に配設されている。
【0026】ローディングが進んで剥離フィルム付版1
8のV字状折り曲げ部23が図5の様に剥離ローラ27
の下側に配された位置に持ち来されると、図6に示す様
に剥離ローラ駆動源29のモータは軸30を中心に時計
方向に回動し、アーム31の二又部を介してピン32を
下方向に移動させる。その為にアーム33は軸34を中
心に反時計方向に回動し、剥離ローラ27は剥離された
V字状折り曲げ部23を押圧し、剥離ローラ27の外周
は版胴4のシリンダ12に剥離フィルム17を挟んで対
接する。
8のV字状折り曲げ部23が図5の様に剥離ローラ27
の下側に配された位置に持ち来されると、図6に示す様
に剥離ローラ駆動源29のモータは軸30を中心に時計
方向に回動し、アーム31の二又部を介してピン32を
下方向に移動させる。その為にアーム33は軸34を中
心に反時計方向に回動し、剥離ローラ27は剥離された
V字状折り曲げ部23を押圧し、剥離ローラ27の外周
は版胴4のシリンダ12に剥離フィルム17を挟んで対
接する。
【0027】この状態でグラビア版5の先端は版胴4の
シリンダ12に形成した切溝25にその一端が図6に示
す様に係止されて、グラビア版5のシリンダ12に対す
る貼着位置の位置決めが成される。即ち、切溝25はス
トッパー21の機能を果す。この状態では湾曲部28C
を介して浮上力を抑える反力が働く。
シリンダ12に形成した切溝25にその一端が図6に示
す様に係止されて、グラビア版5のシリンダ12に対す
る貼着位置の位置決めが成される。即ち、切溝25はス
トッパー21の機能を果す。この状態では湾曲部28C
を介して浮上力を抑える反力が働く。
【0028】次に図7に示す様に版抑えローラ駆動源3
6のブランジャを付勢すると、プランジャ軸が吸引さ
れ、アーム38は中心部40の固定軸を中心に時計方向
に回動し、摺動板41を矢印C方向に摺動させる。この
為に軸42に回動自在に枢着された版抑えローラ26が
グラビア版5を介してシリンダ12の外周面を押圧す
る。この為にグラビア版5の反対面に塗布した接着剤層
16がシリンダ12の外周面に接して、接着され、この
際、シリンダ12とグラビア版5間の空気を外へ押し出
す様な押圧力が与えられる。
6のブランジャを付勢すると、プランジャ軸が吸引さ
れ、アーム38は中心部40の固定軸を中心に時計方向
に回動し、摺動板41を矢印C方向に摺動させる。この
為に軸42に回動自在に枢着された版抑えローラ26が
グラビア版5を介してシリンダ12の外周面を押圧す
る。この為にグラビア版5の反対面に塗布した接着剤層
16がシリンダ12の外周面に接して、接着され、この
際、シリンダ12とグラビア版5間の空気を外へ押し出
す様な押圧力が与えられる。
【0029】この状態で版胴4のシリンダ12を反時計
方向に回転させれば版抑えローラ26は図7で時計方向
に回転し、グラビア版5はシリンダの外周部に接着され
て行くに従って、浮上力を押圧する反力が増大する。こ
の際、版抑えローラ26はシリンダ12の回転に応じて
反時計方向に回転されるだけであるが、所定の押圧力で
版抑えローラ26が版5を押圧しているのでグラビア版
5とシリンダ12間にエアが入り込むことなく貼着する
ことが出来る。
方向に回転させれば版抑えローラ26は図7で時計方向
に回転し、グラビア版5はシリンダの外周部に接着され
て行くに従って、浮上力を押圧する反力が増大する。こ
の際、版抑えローラ26はシリンダ12の回転に応じて
反時計方向に回転されるだけであるが、所定の押圧力で
版抑えローラ26が版5を押圧しているのでグラビア版
5とシリンダ12間にエアが入り込むことなく貼着する
ことが出来る。
【0030】更に、剥離ローラ27の軸35は図示しな
い所定のモータ等でシリンダ12の回転速度と同一とな
る様に、或はシリンダ12の回転速度よりやや早い速度
に選択して回転させれば剥離フィルム17は矢印D方向
に引き出されて、剥離フィルム収納手段に収納される。
い所定のモータ等でシリンダ12の回転速度と同一とな
る様に、或はシリンダ12の回転速度よりやや早い速度
に選択して回転させれば剥離フィルム17は矢印D方向
に引き出されて、剥離フィルム収納手段に収納される。
【0031】本発明の版装着装置によればグラビア版5
の反力で版案内部28にあるグラビア版5が基板28a
にしっかり固定出来、グラビア版5の長手方向及び幅方
向の位置決め精度が向上し、多色印刷時の印刷精度が大
幅に向上するものが得られる。
の反力で版案内部28にあるグラビア版5が基板28a
にしっかり固定出来、グラビア版5の長手方向及び幅方
向の位置決め精度が向上し、多色印刷時の印刷精度が大
幅に向上するものが得られる。
【0032】
【発明の効果】本発明の版装着装置によれば薄手の合成
樹脂を用いてもストッパーへの版の突き当て時、或は版
胴を構成するシリンダへの巻付時に版案内部上の版を版
案内部の基板方向にしっかり押えつけることになり、版
案内部の長手方向の位置決め精度が向上するだけでな
く、版の幅方向の剛性が高められ、ばねを用いて幅方向
の規制を行なっても版の浮上りがなくなるものが得られ
る。
樹脂を用いてもストッパーへの版の突き当て時、或は版
胴を構成するシリンダへの巻付時に版案内部上の版を版
案内部の基板方向にしっかり押えつけることになり、版
案内部の長手方向の位置決め精度が向上するだけでな
く、版の幅方向の剛性が高められ、ばねを用いて幅方向
の規制を行なっても版の浮上りがなくなるものが得られ
る。
【図1】本発明の版装着装置の原理的構成を示す側面図
である。
である。
【図2】本発明の版装着装置の原理的構成を示す平面図
である。
である。
【図3】本発明の版装着装置に用いる版胴の斜視図であ
る。
る。
【図4】本発明の版装着装置に用いるシリンダに版を巻
回した版胴の側面図である。
回した版胴の側面図である。
【図5】本発明の版装着装置のローディング開始時の動
作説明図である。
作説明図である。
【図6】本発明の版装着装置の版及び剥離フィルム押圧
時の動作説明図である。
時の動作説明図である。
【図7】本発明の版装着装置の版巻回状態及び剥離フィ
ルム剥離状態の動作説明図である。
ルム剥離状態の動作説明図である。
【図8】従来の印刷装置の略線的構成図である。
【図9】従来の剥離フィルム付版の装着説明図である。
【図10】従来の版装着装置の側面図である。
【図11】従来の版装着装置の平面図である。
4 版胴 5 グラビア版 12 シリンダ 16 接着剤層 17 剥離フィルム 18 剥離フィルム付版 26 版抑えローラ 27 剥離ローラ 28 版案内部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年2月14日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項1】 印刷機器に用いる版胴に版を装着させる
版装着装置に於いて、上記版胴の外周に巻回する様に上
記版を供給する版案内手段を有し、上記版案内手段は上
記版胴に対して供給する版が浮上しない様な偏倚力が働
く様に配設して成ることを特徴とする版装着装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15183091A JPH05503A (ja) | 1991-06-24 | 1991-06-24 | 版装着装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15183091A JPH05503A (ja) | 1991-06-24 | 1991-06-24 | 版装着装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05503A true JPH05503A (ja) | 1993-01-08 |
Family
ID=15527244
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15183091A Pending JPH05503A (ja) | 1991-06-24 | 1991-06-24 | 版装着装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05503A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2718675A1 (fr) * | 1994-04-18 | 1995-10-20 | Heidelberg Harris Sa | Dispositif d'échange de clichés de machines rotatives à imprimer. |
DE10238123A1 (de) * | 2002-08-21 | 2004-03-11 | Koenig & Bauer Ag | Vorrichtungen zum Montieren einer Druckform auf einem Formzylinder einer Druckmaschine |
WO2005110755A1 (de) * | 2004-05-14 | 2005-11-24 | Koenig & Bauer Aktiengesellschaft | Verfahren zum zuführen einer druckform zu einem formzylinder einer druckmaschine, verfahren zur herstellung dieser druckform und vorrichtung zum seitlichen ausrichten und führen eines einem zylinder einer druckmaschine zuzuführenden aufzugs |
-
1991
- 1991-06-24 JP JP15183091A patent/JPH05503A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US7647868B2 (en) | 2004-05-14 | 2010-01-19 | Koenig & Bauer Aktiengesellschaft | Method for feeding a printing forme to a forme cylinder of a printing press |
EP1777072A3 (de) * | 2004-05-14 | 2011-04-13 | Koenig & Bauer Aktiengesellschaft | Verfahren zur Herstellung einer Druckform |
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