JPH05503444A - 円滑化された外方スリーブを有するカテーテルおよびその製造方法 - Google Patents

円滑化された外方スリーブを有するカテーテルおよびその製造方法

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 円滑化された外方スリーブを有するカテーテルl五亘豆I この発明は、身体の穴等に挿入可能なカテーテルであって、その円滑化された面 に沿って、その他の部分とは独立に滑動できるよう円滑化された外方スリーブを 有するカテーテルに関する。さらに、この発明は、前記カテーテルを製造する方 法、および、該方法により製造される製造物に関する。
l豆辺1遣 はとんどのカテーテルは、人の身体のいずれか特定の部分に対して液体または気 体を出し入れするため、前記特定の部分に挿入される管状の装置であると言える 。身体の特定の部分を通ってその目的箇所に到達する際、カテーテルは、身体の 様々な組織に接触することになる。
例えば、膀胱から排尿するために使用されるカテーテル(例えば“Foley“ タイプのカテーテル)は、膀胱に達するためには尿道を通らなければならない。
また、鼻道カテーテルは、胃に達するためには、鼻道および食道を通らなければ ならない。これらのカテーテルのようなカテーテルは、目的箇所に達するために は既存の通路に挿入され、また、その他の種類のカテーテルは、外科手術により 作られる通路に挿入される。
はとんどすべてのカテーテル法においては、カテーテルが挿入され、身体の腔部 、通路等の部分から取り出される際、カテーテルと接触する組織が刺激される可 能性がかなりある。さらに、カテーテルがある通路内に在るときに、カテーテル の外表面と接する組織が刺激される可能性がかなりある。これは、カテーテルが 該当する通路内において隣接する組織を擦ることにより発生する刺激とともに生 きなければならない患者には、大変な痛みとなる。
通常発生するこのような擦れおよび擦りむきは、患者の動きに伴って、カテーテ ルにわずかな動きが不可避的に生じることにより発生するものである。カテーテ ルの様々な部分は、しばしば、身体の外部に設けられ、身体の動きに応じて動く か、または、動かない機器に接続される。患者が動くと、カテーテルは、その動 く身体部分に応じて動く必要がある。このような動きは、身体外部においてカテ ーテルと接続された、動かない機器との衝突を生じることがある。また、ある身 体部分の動きにより、カテーテルが、該カテーテルの外表面との相対的な空間的 な接触関係を維持することができない他の身体部分に対して動くことがある。単 純に言うと、一般的に、身体の動きは、カテーテルに対して、わずかな捩り力、 引っ張り力および/または押し力を与え、これにより、カテーテルは、隣接した 通路または身体部分の組織を擦与える。多くの場合、入院に関するもっとも不快 な点は、入院中にかなりの時間にわたりカテーテルを使用しなければならない、 ということであろう。カテーテルは、カテーテルに隣接していて、該カテーテル による擦りゃ痛みを生じている領域の組織がさらに擦られることとなる動きに対 する恐れにより、患者を緊張させ、硬直させる程度に、隣接した組織を刺激する ことがある。いなかる動きによっても大きな痛みおよび不快が生じる程に組織が 痛むとき、患者はそれを我慢できなくなる。また、このように刺激された組織は 悪化しやすく、カテーテルに隣接した各々の組織に対する刺激が、患者の不快を 伴う悪化を発生する可能性を増加する。
鼻道カテーテルの使用は、このような問題点に関する最も自明な例である。患者 が数日間カテーテルを使用すると、いつも、鼻道および喉が痛くなる。患者が自 分の頭またき身体を動かすごとに、これらの通路内の管がカテーテルによりわず かに擦られ、これにより、カテーテルによる前の擦れおよび擦りむけによって組 織がすでに刺激されている場合、極度の不快が発生する。しばしば、カテーテル が取り除かれた後においても、かなりの時間、通路の痛みが持続し、これが、入 院中または治療中における重大な不快源となる。
従って、上述の問題点および従来のカテーテルに関わるその他の問題点に対処で きるカテーテルが必要である。
この発明は、従来のカテーテル、および、従来のカテーテル製造方法に対して、 より優れた利点を提供するとともに、従来のカテーテルのその他の問題点を解決 するものである。
l五二鷹1 従って、この発明の目的は、内方面および外方面を有する長尺のカテーテルを提 供することである。前記内方面は、カテーテルを貫通する内腔を形成する。前記 カテーテルは、さらに、前記内方面と外方面との間に、前記内腔の一部を包囲す るスリーブ空間を有する。このスリーブ空間は内壁と外壁とを有し、該外壁は前 記内壁とは略独立に伸張可能な弾性スリーブである。前記スリーブ空間は、前記 内壁とは独立に伸張するとき、スリーブが前記内壁と円滑に接しながら該内壁の 外方面に沿って滑動するのを可能にする、適当な潤滑物質を含んでいる。
前記内壁と外壁とは、前記スリーブ空間の先端および基端において、相互に連結 されている。
このカテーテルの弾性スリーブは、カテーテルの内腔を形成する部分がカテーテ ルのスリーブ空間に近接した外方面とは独立に移動することを可能する。こうし て、カテーテルが身体の一部の動きに応じて動かされる際、弾性スリーブは、必 ずしも、カテーテルのその他の部分の動きと共に動く必要が無くなる。例えば、 カテーテルの端部が身体の特定部分の動きに応じて動く際、外壁の前記弾性スリ ーブは、伸張し且つ捩れ、こうして、隣接した身体組織と同一の相対的接触また は密着関係を維持することができ、一方、内壁および内腔は、弾性スリーブの外 方面と隣接した身体組織との間の相対的接触または密着関係を失うことなく、隣 接した身体組織に合せて動くことができる。従って、カテーテルが引っ張られ、 押されまたは捩られるとき、前記弾性スリーブが伸張し、カテーテルのその他の 部分の動きは、隣接した組織が前記スリーブに近接した外方面に対して相対変位 することを要求しない。というのは、前記スリーブが、伸張し、隣接した組織に 対して同一の位置を維持するからであり、これにより、これらの組織が擦れ、擦 りむけ、および刺激される可能性を減少することができる。
この発明は、従来の技術に対する実質的な改善を提供する。これらの改善のうち のあるものは、この発明に係るスリーブ付きカテーテルにより与えられる快適さ に関するものである。一方、その他の改善は、自動化されたカテーテル製造方法 、カテーテルを製造するために使用される好ましい材料、ならびに、使用される 方法および材料を考慮したカテーテルの価格等である。自動化されたカテーテル 製造方法によりもたらされる利点の多くは、この明細書において引用される同時 系属中の米国特許出願No、462,832に列挙されたものと同様である。
しかし、円滑化されたスリーブは、この出願において最初に開示されたものであ り、以下の説明から明らかなように、従来の技術に対して重要な利点を提供する ものと確信する。
Foleyタイプの自己保持式のカテーテルは、膀胱から外部回収装置に至る人 工の導管を提供する。従来のFoleyタイプのカテーテルは、膀胱から外部回 収装置に至る排尿管として機能する丸い2内腔管からなるものである。一般的に 女性の場合2インチ未満で、男性の場合数インチ未満である尿道自体は、かなり 平坦なリボン状の通路であると思われている。この尿道を介して膀胱内にFol eyタイプのカテーテルが挿入される際、該カテーテルは、一般的に、尿道に押 込まれて、このリボン状の通路を押し開き、患者がカテーテルを使用している間 これを押し開いた状態に維持する。尿道内において尿がカテーテルの外を流れる のを回避するため、尿道を隙間のない状態に満たすのに充分な直径を有するカテ ーテルを使用することが、一般に行われている。故に、尿道を広く開く続けるの に充分な外径を有するカテーテルを選択するのが普通である。このため、完全に 開いた尿道のサイズと同一サイズの外径を有するカテーテルを選択する必要があ る。しかし、不幸にも、尿道の組織は、人の身体に合せて形成されたカテーテル が身体を擦り、擦りむく際に、痛み、刺激されることとなる柔らかで、敏感な組 織を含むものである。このような不快感とは別に、刺激され痛む組織が、健康な 組織に比べて、細菌により侵され易いという問題点がある。その結果、カテーテ ルの使用により、尿道および膀胱が細菌に感染され易くなる。これは、失禁し易 い年配者が使用する膀胱用のカテーテルにとっては重大な問題である。カテーテ ルのその他の部分、特に、内方内腔を取り巻くカテーテル主要部とは独立に動く ことができる弾性スリーブを備える、この発明に係るスリーブ付きカテーテルは 、該カテーテルに隣接した身体組織、特に、この発明に係るスリーブ付きのFo leyタイプカテーテルと接触した尿道組織に対する物理的な圧迫力を大幅に解 消する。隣接した身体組織に対して比較的堅い特性を示す従来のカテーテルの堅 い外方面とは異なり、この発明のカテーテルの外方面は、該カテーテルのその他 の部分が動かされる際、これと接触する隣接した身体組織に合せて曲るように、 なっている。この発明のカテーテルの外方面は弾性スリーブを含むものである。
好ましい実施例において、該スリーブは相当量の緩衝物質または潤滑物質を包囲 し、該潤滑物質は、前記スリーブが、その周りに隣接した身体組織のために、こ れら身体組織に対する機械的な圧迫力を減少する柔軟で緩衝性のカラーとして機 能するのを可能にする。
この発明は、次のようにして、隣接した身体組織に対する圧迫力を減少する。カ テーテルの導管部分は、該カテーテルの弾性スリーブ部分の外方面とは独立に、 動き、捩れることができる。通常の患者動作は、カテーテルに対して、該カテー テルをいずれかの方向に付勢することとなる外方圧および内方圧の両方を発生す る。薄い弾性スリーブは、好ましくは?1!Iifゼリー状物質である緩衝物質 を介して、該カテーテルの主要導管部分から分離している。こうして、前記スリ ーブは、内腔を包囲する、可撓性が低い前記主要導管部分とは独立に、移動、伸 張、圧縮等の動きを容易に行うことができる。これが2通りに機能することを理 解することが重要である。身体の動きにより尿道に圧力が発生したり尿道が動い たりすると、前記スリーブは、前記主要導管部分に抵抗を与えずまたは該主要導 管部分を動かすことなく、はんのわずかな抵抗力をもって、身体の動きに応じて その形状および位置を調節することができる。逆に、カテーテルの、捩れ、伸張 、屈曲等の外面的な動きは、基本的に、前記外方面側の弾性スリーブとは独立に 行われ得る。このようにして、身体組織とカテーテルとの界面における機械的な 圧力が大幅に減少される。さらに、前記潤滑物質またはゼリーの厚みが、前記弾 性スリーブと主要導管部分との間のスリーブ空間の容積を増加するよう最大化さ れる好ましい実施例において、前記弾性スリーブは、身体に挿入されたとき、挿 入されている通路の実際の形状に適合できるよになっている。これは、はとんど のカテーテルにより提供される非追従性の円筒管に比べて、好ましいものである 。例えば、尿道に挿入される従来のFoleyタイプのカテーテルは、尿道を押 し開く際、尿道の壁の組織に対して、不自然でバランスが取れていない圧力を発 生する。一方、この発明の好ましい実施例に係る緩衝性スリーブは、柔らかで、 追従性のある外方面を提供するものである。この外方面は、それが接触する隣接 した身体組織の表面に適合する。このようにして、この発明の好ましいカテーテ ルは、カテーテルが適用される通路の自然形状に適合することとなる。さらに、 この発明は、医療専門家に対して、挿入される通路に応じてより正確に寸法合せ されるカテーテルを提供することができる。
例えば、はとんどの女性は、16.18.20フレンチ(French)の外径 を有するFoleyタイプの自己保持式のカテーテルに適合される。一方、この 発明のスリーブ付きFoleyタイプカテーテルの弾性スリーブの追従性により 、スリーブ空間内の潤滑物質の変位が可能になり、この変位は弾性スリーブに緩 衝力を与え、該スリーブが尿道の一部に合せて変位可能になる。故に、この発明 の好ましい実施例は、異なる条件を有する尿道に適応可能な可変の外径を有する 外方面を提供する。さらに、この発明の好ましい実施例は、従来の非追従性のカ テーテルに比べて、尿道の壁における変化に、より適確に適応できるものである 。さらに、この発明の好ましい実施例に適当に使用された場合、カテーテルの導 管部分は、前記弾性スリーブに近接した外方面と、カテーテルが留まる通路の身 体組織との間の界面を破壊することなく、前後に滑動可能になる。
異なる用途には、異なるスリーブ空間容積を有するカテーテルが必要となるであ ろう。身体内の通路に挿入されたとき、または、該通路に留まるとき、前記弾性 スリーブに近接した外方面が通路の口とその他の部分との形状差を吸収し、隣接 した身体組織とカテーテルとの間に緩衝性があって柔軟な界面を提供できる程度 に、前記弾性スリーブが柔軟で且つ追従性を有するよう、好ましい実施例におけ る潤滑物質が、外方の前記弾性スリーブをカテーテルの導管部分の外壁からかな り分離するのに充分な厚みを有する場合、極めて効果的である。前記外方のスリ ーブが隣接した身体組織に対してわずかに動く程度に、カテーテルが引っ張られ 、または、捩られる際においても、これらの組織に対する損傷は、従来のカテー テルの場合よりはるかに少ないものとなる。というのは、スリーブ空間内の潤滑 物質または潤滑ゼリーによる緩衝効果により、前記スリーブが、大変柔軟で、追 従性のあるものとなり、従って、従来のカテーテルではよりざらつきがあり、且 つより剛性であった表面により、緩衝作用を受けるからである。
以下の詳細な説明により、この発明の方法が、かなりの量の手作業に依存してい た従来のカテーテル製造方法より、より優れた利点を提供するものである、とい うことが理解されよう。
の な會 U 図1は、押出し成形された管の部分断面、側面略図、図2は、図1の管から形成 された中間管の側面図、図3は、ポリマ付着物質の外被層を備える管を提供する ための一連の工程において、複数の中間管を保持するために使用されるラックま たはパレットを示す略図であって、単一の中間管が、単一の支持ロッドに固着さ れていて、護管の外方面が潤滑物質により被覆される第1の浸液工程により処理 された状態を示す、図4は、図2および図3の中間管と同様な中間管の断面略図 であり、護管が、その外方面上に外被層が形成されるその後の浸液工程により処 理された状態を示す、図6は、この発明による長尺カテーテルの部分断面、側面 略図、 図7は、押出し成形された2内腔管の部分断面、側面略図、 図8は、図7の管の8−8線断面図、 図9は、その外方面に開口を形成した図7の管の側面略図、 図10は、図9の管の10−10線断面図、図11は、第1の内腔かポリマ付着 物質で充填された図9の2内腔管を示す側面略図、 図12は、図11の管の12−12線断面図、図13は、その先端に先端部を取 り付けた2内腔管の側面略図、 図14は、 ポリマ付着物質の外被層を備える管を提供するための一連の工程に おいて、複数の中間管を保持するために使用されるラックまたはパレットを示す 略図、図15は、前記第1の浸液工程シリーズに続く中間製造段階にある、図1 3の管と同様な中間管を示す側面略図、 図16は、その外方面における付着防止潤滑剤の被覆層の一部が除去された、図 15の管と同様な中間管を示す側面略図、 図17は、図16の17−17線断面図、図18は、その後の浸液工程シリーズ により処理された、図16のものと同様な中間管を示す図、図19は、さらにそ の他の浸液工程により処理された、図18のものと同様な中間管を示す図、図2 0は、図19のバルーンカテーテルの20−20線断面図、 図21は、外被層を形成するためにさらにその他の浸液工程により処理された、 図19の中間管から形成されたバルーンカテーテルの一部を示す側面略図、図2 2は、図21のものと同様なバルーンカテーテルの一部を示す斜視図であって、 該カテーテルに使用される押出し成形による2内腔管の外方面の独立性を示すた めに、該カテーテルがスリーブにおいて切断され、前記スリーブの残りの部分が ねじ曲げられた状態を示す図、図23は、図21と同様なものであるが端部片を 備えるバルーンカテーテルの側面略図であって、該カテーテルのバルーン部を一 部断面で示す図、 図24は、図23のバルーンカテーテルの他の実施例を示す断面図であって、図 23の24−24線に沿う断面図に対応する図、 図25は、図23のものと同 様な側面略図であって、第1の内腔アクセス開口を複数備える、この発明のさら に他の実施例を示す側面略図、図26は、図23に類似したさらに他の実施例を 示す側面略図、 図27は、尿道に挿入された図26のカテーテルの一部を示す側面略図、 図28は、この発明に係るカテーテルを自動的に製造するために使用される装置 を示す図、 図29a、29b、29cは、この発明に係る方法の工程を示すフローチャート 図。
ましい 施 の詳細な1日 図面、特に、図1から図6に示すように、この発明は、内方面7および外方面9 を有する長尺のカテーテル5(図6参照)を提供する。内方面7は内腔8を形成 している。前記カテーテル5は、ポリマ物質の付着が前記管2の外方面14上に おけるその他の物質または手段により阻止されない限り外方面14に付着する、 弾性ポリマ物質からなる外被層42により後に被覆される管2(図1)からなる のが好ましい。
この発明に係るカテーテル5の外被層42は、潤滑物質38を含んでいるスリー ブ空間45を包囲するスリーブ44を含む。潤滑物質38は、スリーブ44が外 方面14と円滑に接触しながら該スリーブ44に近接した管2の外方面14に沿 って滑動するのを可能にする。充分な厚みを有するものである場合、潤滑物質3 8は、柔らかな外方スリーブ44を管2から分離し、これにより、前記スリーブ 44は、該スリーブが挿入され、または、存在することとなる通路の形状に対し て、わずかな圧力をもって適合またし一致することができる、柔らかで、緩衝性 があり、追従性がある外方面を提供する。潤滑物質38の量およびスリーブ空間 45は、前記カテーテルの用途および/または種類に応じて、スリーブ44にお けるカテーテルの外径をあまり増加することがないよう最小化することができる 。場合によっては、その形状を調節することができる、柔らかで、緩衝性があり 、追従性があるスリーブが望ましい。これらの実施例のスリーブ空間45内には 、スリーブ44における外方面において、風船のような感触および外観を与える 比較的厚い潤滑物質38の層が設けられている。長尺のカテーテル5は、ラテッ クス、シリコンゴム等の可撓性のエラストマ材料からなるのが好ましいが、シリ コンゴムがもつとも好ましい。前記潤滑物質38は、各々のポリマ表面と円滑に 接触しながら、これらのポリマ表面が互いに滑動するのを可能にする、生体適合 性のあるいかなる潤滑物質からなっていてもよい。潤滑物質38は、ポリマ表面 を潤滑化し、その他のポリマ表面によって被覆されるときにおいて該その他のポ リマ表面に付着することのない、疎水性のオイルもしくはその他の石油生成物、 または、水溶性の石鹸、洗剤等からなるのが好ましい。好ましい実施例において 、潤滑物質38はワセリンである。
この発明の方法により長尺のカテーテル5を製造するための最初の工程は、第1 の内腔8を形成する外方面14および内方面7を有する管2を提供することであ る。
好ましくは、管2の末端16は、前記末端16に先端部20を形成し、中間管( 図2参照)を形成するするための成形装置(図示せず)に挿入される。この発明 の好ましい処理において、その後、前記中間管3は、複数の支持ロッドを備える のが好ましいラックまたはパレット24の支持ロッド26に固着される。好まし くは、前記中間管3が一連の浸液工程を受ける前に、複数の中間管3が複数の支 持ロッド26に固着される。
当初の管2から中間管3が形成された後、図3に示すように、その外方面14が 、潤滑物質により、先端部20の下端から破線Aで示す位置まで被覆される。そ の後、図3および図4に示すように、破線Bに近接した位置の下方において前記 管の外方面14を被覆している潤滑物質が、前記外方面14および先端部20か ら取り除かれる。そして、中間管3は、外被層42を形成する弾性ポリマ付着物 質により被覆される。外被層42は、先端部20および外方面14aの破線Bよ り下方の部分に付着して、且つ、外方面14bの破線Aより下方の部分に付着す る。潤滑物質38により被覆されたままの、外方面14cの破線Aと破線Bとの 間の部分に近接する領域において、外被層42は、外方面14aの破線Aと破線 Bとの間の部分を被覆している潤滑物質38を包囲するスリーブ44を形成し、 前記外方面14aと前記スリーブ44とは、スリーブ44に近接した潤滑物質3 8が収容される前記スリーブ空間45を形成する。外被層42が中間管3上に形 成された後、末端部16に近接した箇所において内腔8に対して流体を出入れす るための、1対の流体導管開口56が形成されるのが好ましい。図6では、外被 層42および管42の壁11が別個の要素として示されているが、シリコンゴム からなるこの発明の最も好ましい実施例のように、同一のポリマ材料からなる場 合、外被層42および管42の壁11は、これらがほとんど識別できないよう、 および、図5および図6には部品線が現れているが、この線が見えなくなるよう 、これらの要素の界面で禁止される。好ましい実施例では、外被層42および壁 11は一体的な膜または壁を形成する。
この発明の長尺のカテーテルを形成するために使用される特定の方法は、以下に 説明するものと同様な目的に使用される工程と同様な工程を含むものである。
図7および図8に関して説明すると、この発明に係るバルーンカテーテルを製造 するための最初の工程は、好ましくは押出し成形されるシリコンゴム製の2内腔 管2′を提供する。しかし、この2内腔管2′は、いかなる既知の処理によって も製造可能である。さらに、2内腔管2′は、人の身体の腔部に挿入可能な、生 体適合性があるポリマ材料であるのが好ましい、いかなる弾性ポリマ材料で製造 することができる。この2内腔管2°は、小さな毛細管状の内腔6° と、より 大きな流体導管内腔8゜とを備える。
図9および図10に関して説明すると、2内腔管2゛が所望のサイズに切断され た後、毛細管状内腔アクセス開口12°が、2内腔管2゛の外方面14°に形成 される。毛細管状内腔アクセス開口12゛は、毛細管状の内腔6′と連通ずる。
さらに、図11から図13に示すように、中間管3゛が、図9に示した2内腔管 2°から形成される。この処理の最初の工程において、測定された量の、シリコ ンゴムまたはその他のポリマ付着物質であるのが好ましいポリマ付着物質が、2 内腔管2°の先端16′から毛細管状の内腔6°に注入される。こうして、毛細 管状の内腔6゛には、毛細管状内腔アクセス開口12′のすぐ下方の箇所まで、 ポリマ充填物質18°により充填される。次に、丸いシリコンゴム製であるのが 好ましい先端部20’ が、管2′の先端16°に取り付けられ、図13に示す 中間管3′の形成が完成する。好ましい実施例において、管2°の先端16°は 、管2′の端部に先端部20°を成形するための成形装置(図示せず)に挿入さ れる。
図14から図21、および、図26に関して説明すると、この発明の好ましい処 理は、図13に示した中間管3°のような複数の中間管3゛を、ラックまたはパ レット24゛に固着する工程を含む。ラックまたはパレ・ント24゛は、各々が 保持クリップ28°を備える複数の支持ロッド28′を含む。図15および図1 6に示すように、中間管3°は、流体導管内腔8′と称する、2つの内腔8°の うちの大きい方の内腔内の個々の支持ロッド26′に係合し、該中間管3°の基 端部30゛が保持クリップ28°の基部に当接するまで、または、好ましくは、 各中間管3′の先端部20が各支持ロッド26゛の先端部26a°に嵌合するま で、前記中間管3°をスライドさせることによって、前記ロッド26′に固定さ れる。図示していないが、中間管3°は、保持クリップ28°の助けが無くても 、支持ロッド26°に固定可能である。これは、中間管3°を製造するために使 用される、押出し成形された2内腔管2°が、吊り下げられた状態において、い ずれか一方にわずかに屈曲されるからである。こうして、中間管3′がわずかに 屈曲し、これにより、中間管3°がクリップ28°の助けを必要とすることなく 、支持ロッド26′に固定可能になるからである。
中間管3°を製造するために使用されるポリマ材料の特性により、中間管3゛は 、上述した管2を含むほとんどのポリマ管と同様に、他の面に固着し、このポリ マ材料の面に沿う移動に対して抵抗を与える傾向を有する。
中間管3゛が支持ロッド26゛に固定されると、パレット24°が移送され、パ レット24゛上の中間管3′が一連の処理工程を実行するために用意された連続 した液槽(図26)に浸される。この発明の好ましい実施例において、中間管3 ゛は、その全体がシリコンゴム製であり、バネ鋼製の支持ロッド26′に固定さ れる。図13に示した中間管3′の先端部20°および充填物質18′は、2内 腔管2° と同じ材料(シリコンゴム)製である。従って、好ましくは、先端部 20’および充填物質18゛は、図15から図21に示す中間管3°の一体部分 を形成する。
中間管3°がパレット24°に固定された後において、バルーンカテーテル4′ の弾性スリーブ44°およびバルーンカテーテル32゛を形成するための、自動 化された被覆または浸液処理の最初の工程では、中間管3°を、付着防止潤滑剤 または物質38°、好ましくは、除去可能な付着防止潤滑剤によって被覆する。
好ましくは、これは、冷却され乾燥されたときに半固体フィルムを形成する物質 であるのが好ましい除去可能な付着の液槽33aを含む第一の浸液タンク33中 に、パレット24上の各中間管3゛を同時に浸すことによって、行われる。この ような物質としては、ワセリン、室温で冷却されることにより半固体となるその 他のオイルを基礎とする物質、乾燥して半固体を形成する液体石鹸、水性石鹸つ まり溶解洗剤、水またはオイルを基礎とするフィルムを形成する固体乳濁液等で ある。
ここで説明する一実施例において、オハイオ州シンシナティのProctor& Gambleから販売されているLiquid 丁vory 5oapであるの が好ましい液体石鹸が使用される。
中間管3゛が除去可能な付着防止潤滑物質38′を含むこの第1の液槽33aか ら取り出されたとき、潤滑物質38′は中間管3°の外方面14゛に固着し、毛 細管状内腔アクセス開口12°および毛細管状内腔6′を塞ぐ。一実施例におい て、潤滑物質38“は、140〜160’F、好ましくは、150°Fに加熱さ れたワセリンである。このような温度において、ワセリンは、第1のタンク内の ワセリンの高さまで液体を毛細管状内腔6゛中に引き込む“毛細管”効果により 、毛細管状内腔アクセス開口12°から毛細管状内腔6°中に進入する。中間管 3゛が加熱されたワセリンから取り出される際、各管上のワセリンは、冷却して 固体化し、外方面14°上に半固体被覆層38′を形成するとともに、毛細管状 内腔6′および毛細管状内腔アクセス開口12′内に半固体充填物を形成し、こ れら半固体被覆層38゛および半固体充填物の共働により、毛細管状内腔アクセ ス開口12′を塞ぐ。他の実施例において、第1のタンク33内の付着防止物質 は、室温(約62〜74’F)の液体石鹸である。中間管3が第1のタンクから 取り出される際、前記加熱されたワセリンが冷却する場合と同様に、前記液体石 鹸は半固体を形成する。
この発明の好ましい方法において、ワセリンが管の外方面14を被覆するのを、 該ワセリンが小さい方の内腔6′中に進入する程度に制限しながら、可能にする のに有効な温度に維持されるワセリンを含む第1のタンク33aに中間管3′が 浸される際に、該中間管3′が被覆される。ワセリンは、第1の内腔アクセス開 口12゛中に進入するが、小さい方の内腔6′中深くには進入しない。第1のタ ンク33内のワセリンの温度は、40〜80°C1より好ましくは50〜70° C1さらに好ましくは55〜65°C1最も好ましくは約60°Cである。
図15に示すように、中間管3′を破線Aに近接した箇所まで第1のタンク33 に浸すことにより、中間管3゜は、外方面14゛の破線Aに近接した箇所まで、 付着防止潤滑物質38′により被覆される。
この工程の後、中間管3′の外方面14は、′図15および図16の破線Bまで 、付着防止潤滑物質38°が取り除かれる。好ましくは、これは、下記の特定の 潤滑物質を取り除く方法に従い、1つまたは2つ以上の浸液工程によって行われ る。次に、中間管3′は、図6に示すように、破線AおよびBに近接した箇所の 間において被覆されるのが好ましい。そして、図16に示した中間管3°は、第 2の付着防止物質を含む次の浸液タンクに浸される。この工程では、ワセリンお よびその他のものも使用可能であるか、液体石鹸を使用するのが好ましい。
この工程において、図16の中間管3′は、外方面14′の破線Cに近接した箇 所まで、タンクに浸され、先端部20’ の下端部から破線Cに近接した箇所ま で被覆される。この発明の好ましい実施例において、上述した付着防止物質のい ずれを使用してもよい。しかしながら、付着防止物質は、約130〜150’F 、好ましくは約140’F(約60°C)に加熱されたワセリン、または、室温 (約62〜74°F)の液体石鹸であるのが好ましい。図18に示すように、中 間管3′が加熱されたワセリンから取り出される際、前記ワセリンは、冷却して 固体化し、外方面14゛上に半固体被覆層39を形成するとともに、毛細管状内 腔6′および毛細管状内腔アクセス開口12°内に半固体充填物34゛を形成し 、これら半固体被覆層39および半固体充填物34°の共働により、毛細管状内 腔アクセス開口12゛を塞ぐ。上述ように、室温の石鹸は、ワセリンと同一の機 能を果たす。次に、図18の中間管は、次の浸液工程において、1つまたは2つ 以上の浸液タンクに浸されることにより、外方面14°の図18および図19の 破線りに近接した箇所の下方の部分から付着防止物質39が除去される。
このようにして中間管3゛が被覆され、毛細管状内腔アクセス開口12°が付着 防止物質40により塞がれると、次i、:、図21に示すバルーンカテーテル5 ′の弾性スリーブ42゛およびバルーン部58°の両方を含む外被層42′を形 成するための工程において、中間管3は、一連の浸液タンク(図26)に浸され 、シリコンゴムであるのが好ましいポリマ付着物質により被覆される。好ましい 方法において、中間管3゛は2つまたは3つ以上の連続した浸液工程においてシ リコンゴムに浸され、これにより、その結果としての外被層42°が、バルーン カテーテル5°の一体部分を形成し、互いに付着され、且つ、外方面14の、破 線D1破線BおよびCの間、および、破線Aの上方の部分14 a’ 、14  b、 14 d’に付着される上、下層(図示せず)を含むようになる。
破線Aの上方の部分14d°は、外被層42′を形成する最後の浸液工程の前に おいては被覆されず、破線りの下方の部分14a′はこれらの工程の前において 被覆層が除去された。
その次の工程において、バルーンカテーテル5°の基端部30’ は、端部片4 6゛に固定されて、完成qたFo1eyタイプカテーテル4′ (図23)を形 成する。
前記端部片46゛は、流体導管内腔8°に対する基端アクセス開口49°を塞ぐ キャップ48′を備えることができ、毛細管内腔6°と連通した基端毛細管内腔 アクセス用の上方開口52′に係合してこれを塞ぐLuerバルブ50’ を備 えることができる。完成したFoleyタイプカテーテル4′を形成するためス リーブ付きのバルーンカテーテル5′に端部片46′を取り付ける前に、該バル ーンカテーテル5は、外被層42内の溶剤が蒸発させるために空気乾燥され、そ の後、高い温度で硬化されるのが好ましい。外被層42内の溶剤の体裁の悪い泡 立ちを防止するため、硬化温度を前記溶剤の沸騰温度より低く維持する必要があ る。前記外被層42°は、複数の浸液工程により形成される場合であっても、同 一のポリマ付着物質により形成されるのが好ましいので、図21から図25にお いては単一の外被層として示されている。しかし、この単一の外被層42′は、 一連の浸液工程において形成され、任意の上方または下方の層からなる一体的な 層であってもよいし、そうでなくてもよい。
完成したFoleyタイプカテーテル4゛は、さらに、その外方面62゛に形成 された流体導管アクセス開口56″を備える。この開口56′は、流体導管内腔 8′ と連通ずる。
図22において、弾性スリーブ44′の独立性および伸張性が示されている。該 弾性スリーブ44°は、カテーテル5°の内壁21′より、厚みが薄いだけでは なく、より大きい可撓性、伸張性、および、好ましくは、り小さい剛性を有する ものである。スリーブ空間45°に含まれる潤滑物質38°は、スリーブ44′ が外方面14゜と円滑に接触しながら、且つ伸張潤滑物質38には外方面14°  とは独立に、前記外方面14′に対して滑動する、ことを可能にするものであ る。図22に示すように、弾性スリーブ44′は、内壁21°つまり各々の内腔 6゛、8′を捩ることなく、前記外方面14°に対して捩られることができる。
さらに、弾性スリーブ44“は、カテーテル5′の内壁21゛を伸張することな く、伸張されることができる。上述したように、このことにより、前記スリーブ 5°における内壁21゛のような他の部分が、カテーテルの長手方向の他の箇所 に衝撃を与える力に応じて動かされる場合であっても、前記スリーブ44′は隣 接した身体組!a(図示せず)との相対的な関係を維持することができる。さら に、弾性スリーブ44゛は、初期の円形状から、それが留まる通路の形状に適合 できるような、よりリボンに近い楕円形状に変化可能である。
スリーブ空間45の容積は、スリーブ部分に近接した箇所におけるカテーテルの 外径を、少なくとも約5%、好ましくは約10%、さらに好ましくは約20%、 さらに好ましくは25%、さらに好ましくは約35%、そして、さらに好ましく は約50%増加するものが好ましい。スリーブ44に近接した箇所におけるカテ ーテルの外径がその用途に応じて約50〜100%または50〜200%以上に 増加するよう、スリーブ空間45内の潤滑物質の厚みを増加することも考えられ る。重要なことは、前記スリーブが、それが留まる特定の通路の形状に適合でき るよう柔軟で追従性であり、且つ、通路の壁またはカテーテルの外方面に沿う流 体の流れを制限し、同時に、カテーテルの内方導管部分がスリーブ44の外方面 とは独立に相対的に動くことを可能にできるよう、前記通路を満たすことである 。
この発明に係る好ましい方法において、端部片46゛は、射出成形により作られ る。好ましくは、前記外被層42゛が硬化された後に、前記スリーブ付きのバル ーンカテーテル5゛の基端部30’が射出成形装置(図示せず)に挿入される。
しかし、端部片46°は、浸液処理の開始の前に、中間管3゛ に取り付けられ てもよい。次に、好ましくはシリコンゴムであるポリマ付着物質が型に注入され 、端部片46°がバルーンカテーテル5′の基端部30゛上に形成され、図23 のFoleyタイプカテーテル4″が完成する。前記完成したFoleyタイプ カテーテル4゛を作るために使用されるポリマ付着物質の種類に応じて必要なそ の後の乾燥、硬化工程に続いて、該完成したFo leyタイプカテーテル4′ の機能および洩れが検査される。この検査は、流体導管内腔8′と連通する流体 導管アクセス開口56°が外方面62゛に形成される前または後に行うことがで きる。
端部片46゛の基端側毛細管内腔アクセス開口52゜に栓50°をする前に、完 成したカテーテル4′の完全性を検査するために、前記開口52が加熱された水 ノズル(図示せず)上を滑動され、測定された量の加熱水溶液、好ましくは約1 40°Fである、約120〜1600Fの温度の水または表面活性剤を含む水が 、バルーン部58が拡張されるように、市販されている水ポンプ(図示せず)に よって、標準的な湯沸しヒータ(図示せず)から毛細管内腔6゛内に注入される 。所望の用途に関する所望の被覆特性が得られる限り、上述より高いまたは低い 温度を使用してもよい。外被層42′のバルーン部58゛は、中間管3°のバル ーン空間54′に近接した外方面14′に付着されない部分である。外被層42 °のバルーン部58°は、中間管3′をポリマ付着物質に浸す前において付着防 止物質により被覆されたままである外方面14゛の部分14c゛と共働すること により、バルーン空間54゛を形成する。バルーン空間54゜は、毛細管内腔ア クセス開口12°を介して、毛細管内腔6゛と連通ずる。完成したカテーテル4 ″およびをバルーン部58′を検査するために、加熱された水溶液が毛細管内腔 6′に注入されると、バルーン部58゛およヒハルーン空間54°が膨張される 。バルーン部58′に重大な欠陥がある場合、その欠陥は、水がこのようにして 導入されるときに現れる。バルーン部58′を検査するのに加えて、この水溶液 は、バルーン内腔54′および毛細管内腔6′内に残っている付着防止物質を除 去することとなる。外被層42゛を硬化する工程において、毛細管内腔アクセス 開口52′を介して付着防止物質のうちのあるものか出てくるかもしれないが、 加熱水溶液が、残留物は残すものの、前記付着防止物質のほとんどを除去するも のと思われる。
欠陥があるか否かを判定するために視覚的な観察に依存するこの予備検査に続い て、バルーン部58に洩れが無いということをさらに確実にするため、別の検査 が行われる。この検査は、毛細管内腔アクセス開口52°を、市販されているテ スタ(図示せず)のノズルに係止することにより行われる。この種のテスタとし ては、Caps Himmelstein社(イリノイ州のHoffman E state)製のモデル番号6510のCaps Te5terである。完成し たカテーテル4′がノズル上にしっかりと固定されると、ハンドスイッチまたは 好ましくはフットペダルのような電気スイッチが、測定された1吹きの空気を毛 細管内腔6°中に放出するために使用される。空気が毛細管内腔6°中に導入さ れる際、該空気は、毛細管内腔アクセス開口12゛を介してバルーン空間54′ にも進入し、これにより、バルーン部58゛を膨張させ、バルーン空間54゛を 拡張する。
この洩れテスタは、膨張したバルーン部58′の圧力減少を検出するものであり 、測定号能な洩れがある場合、その旨表示する。この検査が完了すると、すべて の検査を通貨した完成したスリーブ付きカテーテル4゛は、TyvekTM ( Dupon を社製)のような材料に包装され、箱詰めされる。その後、この箱 は酸化エチレンにより殺菌され、出荷のために格納される。
この発明の好ましい実施例において、中間管3′を作るために使用される前記押 出し成形された2内腔管2゛は、液管の長手軸と略平行に延びる略平行な、一連 の起伏を有する管(図示せず)である(図24)。このような管が使用される場 合、中間管3′″の付着防止外被層40′ (図示せず)が外方面14′″の起 伏を往復するので、完成したl”ole)rタイプカテーテル4゛′のバルーン 部58′°にうねのある内方面を有するスリーブ付きカテーテル4゛°が形成さ れる。従って、外被層のバルーン部58゛が形成されると、内方面60は、外方 面14゛′の被覆部分14c” を被覆する付着防止被覆物質の起伏を往復する うねを有することとなる。
図25には、毛細管内腔6パ′からバルーン内腔54゛′ に対して、および、 その逆にバルーン内腔54パ°から毛細管内腔6°°°に対してより大きなアク セス開口を提供する複数の毛細管開口12”’ を有するスリーブ付きのFol eyタイプカテーテル4゛°゛の完成状態が示されている。外被層42”’ の バルーン部58°“が膨張している場合に、バルーン内腔54゛゛′から毛細管 内腔6゛°′に対するアクセスが塞がれないようにすることが所望の場合、この 実施例が大変重要になる。
この発明の好ましい方法の使用において、バルーンおよびスリーブの製造はほと んど完全に自動化される。スリーブ付きのバルーンカテーテル5゛の全セットは 、同時に製造される。好ましいパレット24には、20本のロッドを20列配列 した合計400本のバネ鋼製の支持ロッド26が取り付けられており、各隣接す るロッド26間の間隔は約1インチである。単一および2内腔管(図示せず)は 、当業者に知られている押出し成形により製造されるのが好ましい。管2.2′ は、押出し成形装置から出る際に所定の長さに切断される。開口12′は、好ま しくは中空のドリルまたはドリル管(図示せず)により、毛細管内腔6゛と連通 ずるよう2内腔管2′の外方面14゛に形成される。次に、毛細管内腔6°おい て管2°の先端部16′ と毛細管内腔アクセス開口12″との間の先端部6a ’ に、シリコンゴムであるのが好ましい測定された量のポリマ付着物質が注入 される。こうして、前記先端部6a’が充填され、密封される。その後、丸い先 端部20’が、好ましくは管2°を成形装置(図示せず)に挿入することにより 、2内腔管2′の末端部16′に形成される。
図26において、この発明の他の好ましい実施例に係るスリーブ付きのFole yタイプカテーテル4°′°。
が示されている。膀胱の尿道括約筋に適応するため、バルーン空間54”’ と スリーブ空間45” ” との間の空間が小さくなっている点を除き、このカテ ーテルは図23に示したものに極めて類似している。さらに、スリーブ空間45 ′°″′内の潤滑物質38°°パ の量は、図23に示されたものよりがなり多 くなっている。
これは、この製造処理に利用される中間管上に被覆される。このように潤滑物質 38の厚みを厚くすることにより、スリーブ付きのFoleyタイプカテーテル 4″パが、スリーブ44” ” に近接した、極めて柔軟で、緩衝性のある外方 面9” ” を提供し、この外方面9′′′′ は、該カテーテル4” ”が接 触する表面における変化に適応できるものである。
さらに、図27において、図26に示したスリーブ付きのFo I eyタイプ カテーテル4” ” が、女性の尿道に挿入され、バルーン部58°°°゛が前 記女性ノ膀胱内に留まっている状態が示されている。バルーン部58°゛′°  は、膨張して、カテーテル4” ” を尿道74に保持している。スリーブ空間 45°゛°′ 内の潤滑物質38°゛°゛ は、尿道74の壁に適合する外方面 9゛゛°を提供している。さらに、この潤滑物質38°゛°゛ により、カテー テル4°゛°° の内壁46゛″または導管部分46°°°°が、スリーブ44 ”’′に近接した外方面9°゛゛ と隣接した尿道組織との間の界面を破壊する ことなく、尿道74” ”内において、限られた範囲内で、前後に動くことが可 能に、なる。
これにより、前記界面を破壊することなく、カテーテル4” ” が、限られた 範囲内ですべての方向に動くことができ、カテーテル4°パが留まる患者の快適 さを向上できることとなる。
この発明の方法の最も好ましい実施例においては、次に、400本の中間管3′ が、上述したようにして、パレット24゛の剛性のバネ鋼製支持ロッド26°に 垂直に取り付けられる。そして、次のようにして、パレット24゛が、移送機構 22(図28)を介して、一連の浸液タンク上に移送される。なお、次の例は、 さらに、この発明の好ましい実施例を説明するものである。
涯ユ (A)パレット24′は、約60°C(約140’F)に加熱された白色USP ワセリンを含んだ第1のタンク上に停止される。前記ワセリンが所望のスリーブ 位置の基端部に達するまで中間管3°をワセリン中に浸すため、このタンクが上 昇される。次に、浸液タンクが下降さべ中間管3′の外方面14°の一部がワセ リンにより被覆される。この部分は、弾性スリーブ44°の基端部が始る箇所か ら、中間管3°の先端部20°の先端20a’に延びる。特定のカテーテルの外 径をこの発明の導管部分または管2または2゛の外径より大きくするため、潤滑 物質の厚みを厚く、且つ、スリーブ空間の容積を大きくすることが所望の場合、 この工程が繰り返される。
(B)次に、パレット24゛が、約120″C(約250’ F)に加熱された 白色USPワセリンを含んだ第2のタンク35上に前進され、停止される。高熱 に加熱されたワセリンが、前の浸液工程から、弾性スリーブ44“の先端が始る 位置まで、中間管3′の外方面14′上のワセリン層38゛に接するよう、前記 第2の浸液タンク35が上昇される。そして、前記第2の浸液タンク35が下降 される。この浸液工程により、前の浸液工程によって形成されたワセリンの被覆 層が、外方面14′における弾性スリーブ44′の先端部の位i!(破線Bによ り示す)より下方の部分14aから、中間管3′の先端部20°の末端20a゛ にかけて、大幅に除去される。
外方面14′のこの領域には、ある程度のワセリンが残留する。しかし、はとん どのワセリンは除去される。
(C)その後、パレット24゛が、約200°Fに加熱されたミネラルアルコー ルを含んだ第3の浸液タンク37上に前進され、そこに停止される。そして、中 間管3゛が第2の浸液タンク3S内の高熱に加熱されたワセリンに浸されたとき と同等の深さだけ、前記中間管3′をミネラルアルコール中に浸すために、この 第3の浸液タンク37が上昇される。次に、前記タンク37が下降され、はんの 少量を残して、すべてのワセリンが、弾性スリーブ44°に近接することとなる 、破線Bより下方の外方面14から除去される。
(D)次に、パレット24′は、トルエン、トリクロロエタン等の揮発性の有機 溶剤を含んだ第4の浸液タンク40上に前進され、そこに停止される。そして、 中間管3°が第2の浸液タンク35.37内に浸されたときと同等の深さだけ、 前記中間管3を浸すために、この第4の浸液タンク40が上昇され、これにより 、外方面14′のこの部分から略すべでのワセリンが除去される。
ここで、中間管3′は、スリーブ空間45°が形成される位置において、該中間 管3′の軸方向に延びた半固体ワセリンの円周方向バンド38°を有することと なる。
(E)次に、パレット24′は、第5、第6、第7および第8のタンク41.4 3.47.49上に停止され、上記の工程A、B、CSDの処理が次に述べる変 更を伴って繰り返される。すなわち、パレット24′が第5の浸液タンク41上 に停止されると、中間管3°は、図18および図19に示す破線Cに近接した位 置までのみ浸される。次に、パレット24′が浸液タンク43.47.49上に 停止されると、パレット24゛上の中間管3゛は、図18および図19に示す破 線りに近接した位置までのみ浸される。これらの工程に続いて、外方面14′に おける破線りに近接した位置より下方の部分14a′から、ワセリンが除去され る。ワセリンは、この領域の外方面部分140′を被覆するだけではなく、毛細 管内腔6′の一部を充填するとともに、毛細管内腔アクセス開口12′を塞ぎ、 その後、完成したFoleyタイプカテーテル4°のバルーン部58°を膨張す るために使用される。
(F)次に、パレット24′は、下降され、そして、低固体シリコンゴム/溶剤 分散液を含んだ第9の浸液タンク51に自動的に前進させられる。前記低固体シ リコンゴム/溶剤分散は、その後の浸液工程においてスリーブ空間45°および バルーン空間54°が形成されることとなる外方面部分14e、14cに近接し た中間管3゜に残留したワセリンV2被覆層38′または40゛の完全性の破壊 を最小化するものである。次に、中間管3′を図19の破線Aより上方の位置ま で溶液中に浸すため、第9のタンク51が上昇される。この後、外被層42およ びそのバルーン部58が、所望のバルーンの厚み形成するまで、好ましくは、同 一のタンクまたはより高濃度のシリコンゴムを含んだ次のタンクにおいてかなり の溶剤が蒸発する時間を与えながら、この工程が間隔をおいて繰り返される。し かしながら、この実施例では、タンク51が下降され、前記第9の浸液タンク5 1の分散液より高いシリコンゴム濃度を有するシリコンゴム分散液を含んだ第1 0の浸液タンク53に前進され、中間管3′が完全に浸される。外被層42°、 弾性スリーブ44゜およびバルーン部58゛の好ましい厚みは、1000分の1 7.5インチ(±1000分の2.5インチ)である。さらに他のシリコンゴム 浸液タンクが設けられる場合、該他のシリコンゴム浸液タンクにおけるシリコン ゴム濃度は、第951におけるシリコンゴム濃度より高いことが好ましい。より 光沢があって滑らかな仕上げを施すため、最後の被覆に使用されるシリコンゴム を変えることが好ましいが、その濃度および溶剤は適当に調整してもよい。
(G)その後、パレット24′は、溶剤の蒸発が行われる乾燥エリアに前進され 、しかる後、熱硬化工程において、この処理により形成されたスリーブ付きバル ーンカテーテル5′が、いずれのシリコンゴム浸液に使用される溶剤の沸点より 低い温度で硬化される。トルエンの場合、この温度は約200”Fである。
(H)前記熱硬化処理の後、スリーブ付きバルーンカテーテル5゛は、冷却され 、支持ロッド26゛から取り外される。そして、各バルーンカテーテル4の基端 部30′が、完成したスリーブ付きFoleyタイプカテーテル4°の端部片4 6°を形成する注入成形装置(図示せず)に挿入される。
(1)次に、完成したF o、I e yタイプカテーテル5は、外被層42° のバルーン部58゛より下方の末端位置において流体導管内腔8°と連通ずる流 体導管アクセス開口56°を外方面62゛に形成することにより、仕上げられる 。
(J)その後、完成したFoleyタイプカテーテル4°は、上述した検査シー ケンスに送られ、そこで、各完成したFoleyタイプカテーテル4°が膨張さ れ、バルーン空間54’ 内のワセリンバンド40′が相当量除去される。
図29a1図29bおよび図29cに示すように、この発明は、次の工程を含む スリーブつきカテーテル4゛の製造方法を提供する。
(A)外方面ならびに第1および第2の内腔を有する管を用意する工程、 (B)前記管を所望の長さに切断する工程、(C)前記外方面に、前記第1の内 腔と連通ずる第1の内腔アクセス開口を形成し、 (D)第1の内腔を、前記第1の内腔アクセス開口に最も近い端部から前記第1 の内腔アクセス開口まで、ポリマ付着物質により充填する工程、 (E)前記管における前記第1の内腔アクセス開口に最も近い端部を密閉する工 程、および (F)前記管を可動のパレットに固定する工程。
上記の工程に続いて、次の工程が行われる。
(A)除去可能な付着防止潤滑物質により、前記外方面の第1の部分を被覆し、 前記第1の内腔アクセス開口を塞ぐ工程、(B)前記外方面における前記第1の 部分に隣接した第2の部分から、前記除去可能な付着防止潤滑物質の被覆層を除 去する工程、 (C)除去可能な付着防止物質により、前記外方面における前記第2の部分に隣 接した第3の部分を被覆するとともに、前記第1の内腔アクセス開口を塞ぐ工程 、(D)前記外方面における前記第3の部分の下方に隣接した第4の部分から、 前記除去可能な付着防止物質の被覆層を除去する工程、 (E)適当なフィルム形成用ポリマ付着物質の外被層により、前記外方面および 前記除去可能な付着防止物質の残留被覆層を被覆する工程、および (F)前記外被層を硬化する工程。
上記の工程に続いて、次の工程が行われる。
(A)前記管における前記第1の内腔アクセス開口から最も遠い端部に端部片を 固定する工程、(B)カテーテルのバルーン部を検査するとともに、直配外方面 の第1の部分および前記第1の内腔アクセス開口から、前記除去可能な付着防止 物質のほとんどを除去する工程、 (C)前記カテーテルの毛細管内腔およびバルーン部に洩れが無いかを検査する 工程、 (D)カテーテルの外方面に、第2の内腔と連通ずる第2の内腔アクセス開口を 形成する工程、(E)上述のようにして完成したスリーブ付きのF。
leyタイプカテーテルを包装する工程、および(F)前記スリーブ付きのFo leyタイプカテーテルを殺菌する工程。
この発明に係る他の好ましい実施例においては、複数の中間管3′を移送パレッ ト24°に固定する工程に続いて、バルーンカテーテルが、次のようにして製造 される。
(A)パレット24°が、約60°Cに加熱された白色USPワセリンを含んだ 第1のタンク上に停止される。
前記ワセリンが図15に示した破線Aに近接した所望のスリーブ位置の基端部に 達するまで中間管3゛をワセリン中に浸すため、このタンク33が上昇される。
次に、浸液タンク33が下降され、中間管3°の外方面14゛の一部がワセリン により被覆される。この部分は、弾性スリーブ44′の基端部が始る箇所から、 各中間管3゜の先端部20′の末端20a’ に延びる。他の実施例においては 、潤滑物質被覆層38′の厚み、スリーブ空間45゛の最終的な容積およびカテ ーテル5゛におけるスリーブ44′部分の外径を大きくするため、この工程を繰 り返すことができる。
(B)次に、上述した例1のB5C5D項に概要を述べた工程が、例1と略同様 に行われる。
(C)次に、液体石鹸(オハイオ州シンシナティのProctor&Gambl eから販売されているLiquid Ivory 5oap)を含んだ第5の浸 液タンク41上に停止される。この石鹸は、(約60〜806F1好ましくは6 5〜72°F)の室温に維持される。
そして、前記石鹸が図18においてCで示した破線の箇所まで管3゛を被覆する よう、第5の浸液タンク41が上昇される。そして、該タンク41が下降され、 前記液体石鹸は、破線Cから各中間管3′の先端部20’ の末端20a′に延 びる各中間管3′の外方面14°上に半固体被覆層40°を形成する。
(D)その後、パレット24は、微量の適当な表面活性剤を有する水溶液を含ん だ第6の浸液タンク43上に自動的に前進され、そこに停止される。好ましい実 施例において、3ガロンの水が2オンスの適当な表面活性剤と混ぜられる。この 表面活性剤は、溶液の総量の1%未満とされる。次に、図18および図19にお いてDで示す破線まで、中間管3゛を前記水溶液中に浸すため、第6の浸液タン ク43が上昇される。その後、第6の浸液タンク43が下降され、外方面14′ における破線りより下方の部分14a°を被覆している半固体流体のほとんどが 除去される。
(E)次に、パレット24′は、水を含んだ第7のタンク47上に前進され、そ こに停止される。次に、前の浸液工程と同様に、Dで示す破線まで、中間管3′ を前記水溶液中に浸すため、第6の浸液タンク43が上昇される。その後、第7 の浸液タンク43が下降され、外方面14゛における破線りより下方の部分14 a′から、はとんどすべての液体石鹸が除去される。
(F)次に、パレット24°は、低固体シリコンゴム/溶剤分散液を含んだ第8 の浸液タンク49に自動的に前進させられる。前記低固体シリコンゴム/溶剤分 散液は、その後の浸液工程においてスリーブ空間45°およびバルーン空間54 が形成されることとなる外方面部分14c’ (破線CとDとの間の部分)に近 接した各中間管3′に残留した液体石鹸被覆層40′の完全性の破壊を最小化す るものである。次に、中間管3′をシリコンゴム分散液に浸すため、第8の浸液 タンク49が上昇される。シリコンゴムを適当に分散させ、特定の潤滑物質を被 覆するためには、いかなる適当な溶剤を使用してもよい。また、水溶液を使用し てもよいが、これらの水溶液は現在のところ好ましくはない。この工程は、外被 層42およびそのバルーン部58の厚みを増加するため、好ましくはかなりの溶 剤が蒸発する時間間隔をおいて繰り返されてもよい。しかしながら、その後、異 なる溶剤を使用するその他の工程を行ってもよい。
(G)その後、第4の浸液タンク39が下降され、外方面14′の一部を被覆し ているシリコンゴム、ワセリン被覆層38゛および石鹸被覆層40°が、乾燥さ せられる。そして、パレット24′は、前記第8の浸液タンク49の固体成分よ り高い固体成分を有する異なるシリコンゴム分散液を含んだ第9の浸液タンク5 1上に再び停止される。そして、第9の浸液タンク51が上昇される際、中間管 31か前記シリコンゴム分散液に再び浸される。次に、第9の浸液タンク51が 下降され、中間管3′を被覆しているシリコンゴムが乾燥される。
(G)その後、パレット24゛は、乾燥工程、そして加熱硬化工程に進められ、 各完成したスリーブ付きのバルーンカテーテル5′が、端部片46゛に固定され 、検査され、流体導管アクセス開口56°が形成され、包装され、しかる後に殺 菌される。
この出願人がクレームする自動化システムは、完成したスリーブ付きFo I  eyタイプカテーテル4゛を1時間当たり1.600個製造することを可能にす る。バルーンおよびスリーブの構成は手作業を必要としないので、製造されるカ テーテル4°は、−貫した高品質を有するものとなる。外方面62′は、手によ り固着されたバルーンより滑らかであり、バルーン部58゛の外径は、完成した Foleyタイプカテーテル4′のその他の部分の外径と略同−である。これよ り大きい外径のバルーン部は、挿入および取り出しが難しく、取り出し時に外傷 を与えることとなるので、好ましくはない。さらに、シリコンゴムバルーンカテ ーテル5°の製造においてバルーン部58′を中間管3′に固定する際の手作業 を無くすることにより、手作業を必要とするバルーン部58′を個別に製造する 工程を無くすることにより、さらに、手作業エラーにより発生する製造物に対す るかなりの衝撃を無くすることにより、この出願人により新規の方法にヨリ、す べての種類のシリコンゴムバルーンカテーテルの製造コストが、従来のシリコン ゴムバルーンカテーテルの製造コストより約25〜50%削減可能になる。
FIG、26 FIG、 27 FIG、 29A FIG、 29B FIG、 29C 要約書 長尺のカテーテル(4゛°°)は、内方面および外方面を有し、この内方面がカ テーテルを貫通したルーメン(8°゛°°)を形成している。このカテーテルは 、さらに、内方面と外方面との間にルーメンの一部を取り巻く囲われた空間(4 5””)を有する。この空間は、内壁および外壁を有し、外壁が内壁とは独立に 伸張可能な弾性スリーブである。さらに、この空間は、弾性スリーブが内壁とは 独立に伸張する際該内壁と円滑に接触しながら該内壁の外面に沿って滑動する、 ことを可能にする所定量の適当な潤滑物質を含む。内壁と外壁とは、空間の末端 部および基端部において互いに連結されている。さらに、一連の自動化浸液工程 を含む、この長尺のカテーテルを製造するための方法が、開示されている。
また、バルーン部分および潤滑弾性スリーブを有するFoleyタイプのカテー テルが、開示されている。
補正書の翻訳文提出書 (特許法第184条の8) 平成4年 7月10日 1、国際出願の番号 3、特許出願人 住 所 アメリカ合衆国 55976 ミネソタ、スチュアートヴイル、セコン ド・アヴエニュ・ノース・ウェスト 1500 名 称 ロチニスター・メディカル・コーポレーシ7ン4、代理人 東京都港区西新橋1丁目20番10号 〒105 西新橋エクセルビル2階 5、補正書の提出年月日 1992年1月6日 6、添付書類の目録 (1)補正書の翻訳文 1通 より侵され易いという問題点がある。その結果、カテーテルの使用により、尿道 および膀胱が細菌に感染され易くなる。これは、失禁し易い年配者が使用する膀 胱用のカテーテルにとっては重大な問題である。カテーテルのその他の部分、特 に、内方内腔を取り巻くカテーテル主要部とは独立に動くことができる弾性スリ ーブを備える、この発明に係るスリーブ付きカテーテルは、該カテーテルに隣接 した身体組織、特に、この発明に係るスリーブ付きのFoleyタイプのカテー テルと接触した尿道組織に対する物理的な圧迫力を大幅に軽減する。隣接した身 体組織に対して比較的堅い特製を示す従来のカテーテルの堅い外方面とは異なり 、この発明のカテーテルの外方面は、該カテーテルのその他の部分が動かされる 際、これと接触する隣接した身体組織に合せて曲るようになっている。この発明 のカテーテルの外方面は弾性スリーブを含む。好ましい実施例において、該スリ ーブは相当量の緩衝物質または潤滑物質を包囲し、該潤滑物質は、前記スリーブ が、その周りに隣接した身体組織のために、これら身体組織に対する機械的な圧 迫力を減少する柔軟で緩衝性のカラーとして機能するのを可能にする。
この発明は、次のようにして、隣接した身体組織に対する圧迫力を減少する。カ テーテルの導管部分は、該カテーテルの弾性スリーブ部分の外方面とは独立に、 動き、捩れることができる。通常の患者 例えば、はとんどの女性は、16.18.20フレンチ(F r e n c  h)の外径を有するFoleyタイプ自己保持自己保持−テルに適合される。一 方、この発明のスリーブ付きFoleyタイプカテーテルの弾性スリーブの追従 性により、スリーブ空間内の潤滑物質の変位が可能になり、この変位は、弾性ス リーブに緩衝力を与え、該スリーブが尿道の一部に合せて変位可能になる。故に 、この発明の好ましい実施例は、異なる条件を有する尿道に適応可能な可変の外 径を有する外方面を提供する。さらに、この発明の好ましい実施例は、従来の非 追従性のカテーテルに比べて、尿道の壁における変化により適確に適応できるも のである。さらに、この発明の好ましい実施例に適合された場合、カテーテルの 導管部分は、前記弾性スリーブに近接した外方面と、カテーテルが留まる通路の 身体組織との間の界面を破壊することなく、前後に滑動可能になる。
異なる用途には、異なるスリーブ空間容積を有するカテーテルが必要となるであ ろう。身体内の通路に挿入されたとき、または、該通路に留まるとき、前記弾性 スリーブに近接した外方面が通路の口とその他の部分との形状差を吸収し、隣接 した身体組織とカテーテルとの間に緩衝性があって柔軟な界面を提供できる程度 に、前記弾性スリーブが柔軟で且つ追従性を有するよう、好ましい実施例におけ る潤滑物質が、外方の前記弾性スリーブをカテーテルの導管部分の外壁からかな り分離するのに充図3および図4に示すように、破線Bに近接した位置の下方に おいて前記管の外方面14を被覆している潤滑物質外被層が、前記外方面14お よび先端部2oから取り除かれる。そして、中間管3は、外被層42を形成する 弾性ポリマ付着物により被覆される。外被層42は、先端部42および外方面1 4bの破線Bより下方の部分に付着して、且つ、外方面14bの破線Aより下方 の部分に付着している。潤滑物質38により被覆されたままの、外方面14bの 破線Aと破線Bとの間の部分に近接する領域において、外被層42は、外方面1 4bの破線Aと破線Bとの間の部分を被覆している潤滑物質38を包囲するスリ ーブ44を形成し、前記外方面14bと前記スリーブ44とは、スリーブ44に 近接した潤滑物質38が収容される前記スリーブ空間45を形成する。外被層4 2が中間管3上に形成された後、先端部16に近接した箇所において内腔8に対 して流体を出入れするための、1対の流体導管56が形成されるのが好ましい。
図6では、外被層42および管42の壁11が別個の要素として示されているが 、シリコンゴムからなるこの発明の最も好ましい実施例のように、同一のポリマ 材料からなる場合、外被層42および管42の壁11は、これらがほとんど識別 できないよう、および、図5および図6には部品線が現れているが、この線が見 えなくなるよう、これらの要素の界面で接合される。好ましい実施例では、外被 層42および壁11は一体的な膜または壁を図14から図21、および、図28 に関して説明すると、この発明の好ましい処理は、図13に示した中間管3゛の ような複数の中間管3°を、ラックまたはパレット24′に固着する工程を含む 。ラックまたはパレット24°は、各々が保持クリップ28°を備える複数の支 持ロッド28′を含む。図15および図16に示すように、中間管3°は、流体 導管内腔8′と称する、2つの内腔8′のうちの大きい方の内腔内の個々の支持 ロッド26°に係合し、該中間管3′の基端部30’が保持クリップ28°の基 部に当接するまで、または、好ましくは、各中間管3′の先端部20が各支持ウ ッド26′の先端部26a°に嵌合するまで、前記中間管3′をスライドさせる ことによって、前記ロッド26′ に固定される。図示していないが、中間管3 ′は、保持クリップ28゛の助けが無くても、支持ロッド26′に固定可能であ る。これは、中間管3′を製造するために使用される、押出し成形された2内腔 管2′が、吊り下げられた状態において、いずれか一方にわずかに屈曲されるか らである。こうして、中間管3゛がわずかに屈曲し、これにより、中間管3′が クリップ28゛の助けを必要とすることなく、支持ロッド26′に固定可能にな るからである。
中間管3′を製造するために使用されるポリマ材料の特性により、中間管3′は 、上述した管2を含むほとんどのポリマ管と同様に、他の面に固着し、このポリ マ材料の面に沿う移動に対して抵抗を与え において、中間管3′は、その全体がシリコンゴム製であり、バネ鋼製の支持ロ ッド26゛に固定される。図13に示した中間管3′の先端部20’ および充 填物質18°は、2内腔管2′ と同じ材料(シリコンゴム)製である。従って 、好ましくは、先端部20’ および充填物質18°は、図15から図21に示 す中間管3′の一体部分を形成する。
中間管3゛がパレット24゛に固定された後において、バルーンカテーテル4° の弾性スリーブ44′およびバルーンカテーテル32゛を形成するための、自動 化された被覆または浸液処理の最初の工程では、中間管3゛を、付着防止潤滑剤 または物質38°、好ましくは、除去可能な付着防止潤滑剤によって被覆する。
好ましくは、これは、冷却され乾燥されたときに半固体フィルムを形成する物質 であるのが好ましい除去可能な付着防止物質の液槽33aを含む第一の浸液タン ク33中に、パレット24上の各中間管3′を同時に浸すことによって、行われ る。このような物質としては、ワセリン、室温で冷却されることにより半固体と なるその他のオイルを基礎とする物質、乾燥して半固体を形成する液体石鹸、水 性石鹸つまり溶解洗剤、水またはオイルを基礎とするフィルムを形成する固体乳 濁液当である。
ここで説明する一実施例において、オハイオ州シンシナティのProctor& Gambleから販売されているLiquid Ivory 5oapであるの が好る潤滑物質38の厚みを厚くすることによって実現される。このように潤滑 物質38の厚みを厚くすることにより、スリーブ付きのFoleyタイプカテー テル4゛゛°が、スリーブ44°゛°′ に近接した、極めて柔軟で、緩衝性の ある外方面9°°°゛ を提供し、この外方面9゜°゛は、該カテーテル4”  ”が接触する表面における変化に適応できるものである。
さらに、図27において、図26に示したスリーブ付きのFoleyタイプカテ ーテル4” ” が、女性の尿道に挿入され、バルーン部分58”” が前記女 性の膀胱内に留まっている状態が示されている。バルーン部分58” ”は、膨 張して、カテーテル4°°゛。
を尿道74に保持している。スリーブ空間45” ”内の潤滑物質38°°゛は 、尿道74の壁に適合する外方面9” ” を提供している。さらに、この潤滑 物質38°″° により、カテーテル4” ”の内壁21°′°゛ または導管 部分46” ”が、スリーブ21” ” に近接した外方面9” ” と隣接し た尿道組織との間の界面を破壊することなく、尿道74°パ。
内において、限られた範囲内で、前後に動くことが可能になる。これにより、前 記界面を破壊することなく、カテーテル4” ”が、限られた範囲内ですべての 方向に動くことができ、カテーテル4” ” が留まる患者の快適さを向上でき ることとなる。
この発明の方法の最も好ましい実施例においては、次請求の範囲 1、内方面および外方面を有する長尺のカテーテルであって、前記内方面が前記 カテーテルを貫通した第1の内腔を形成しており、前記カテーテルが、さらに、 前記内方面と外方面との間に前記第1の内腔の一部を取り巻く、囲われた空間を 有し、前記囲われた空間が内壁および外壁を有し、前記外壁が前記内壁とは独立 に伸張可能な弾性スリーブであり、前記空間は、前記スリーブが前記内壁とは独 立に伸張する際該内壁と円滑に接触しながら該内壁の外面に沿って滑動する、こ とを可能にする所定量の適当な潤滑物質を含み、前記内壁と外壁とが前記空間の 末端部および基端部において互いに連結されており、さらに、第2の内腔と、膨 張可能なバルーン部と、バルーン空間とを備えており、前記第2の内腔が前記バ ルーン空間と連通しており、前記バルーン空間を膨張させるため、流体が前記第 2の内腔から前記バルーン空間中に進入可能である、ことを特徴とする長尺のカ テーテル。
2、前記内壁が前記外壁より厚みが厚い、請求の範囲第1項に記載の長尺のカテ ーテル。
3、前記カテーテルが可撓性のエラストマ材料からなり、前記潤滑物質が前記空 間内に封入されている、請求の範囲第2項に記載の長尺のカテーテル。
4、前記外壁が前記内壁より伸張しやすいものである、請求の範囲第3項に記載 の長尺のカテーテル。
5、前記潤滑物質は、各々のポリマ表面が互いに円滑に接触しながら互いになめ らかに滑動することを可能にする生体適合性が有る潤滑物質である、請求の範囲 第1項に記載の長尺のカテーテル。
6、前記潤滑物質がワセリンである、請求の範囲第5項に記載の長尺のカテーテ ル。
7、第1の内腔を形成する内方面と、膨張可能なバルーン空間を有する膨張可能 なバルーン部と、前記膨張可能なバルーン空間と連通した第2の内腔と、外方面 と、前記内方面と外方面との間に位置していて、前記膨張可能なバルーン空間か ら離れた位置において前記第1の内腔を包囲している囲われたスリーブ空間とを 備える長尺のカテーテルであって、さらに、前記第1の内腔および前記スリーブ 空間を包囲した弾性スリーブ部を備えており、前記スリーブ空間が潤滑物質を含 んでいる、ことを特徴とする長尺のカテーテル。
8、前記潤滑物質は、各々のポリマ表面が互いに円滑に接触しながら互いになめ らかに滑動することを可能にする生体適合性が有る潤滑物質である、請求の範囲 第7項に記載の長尺のカテーテル。
9.前記潤滑物質がワセリンである、請求の範囲第8項に記載の長尺のカテーテ ル。
10、内方面と外方面とを有する管を備えており、前記内方面が第1の内腔を形 成している長尺のカテーテルであって、さらに、前記管の外面を包囲した弾性ス リーブ部を含む外被層を備えており、前記被覆部が、前記弾性スリーブ部、およ び、前記外面の前記スリーブ部に近接したスリーブ領域によって形成された、囲 われたスリーブ空間の末端部および基端部において前記外面に固定されており、 前記スリーブ空間は、前記スリーブ領域に対して独立に伸張させられる際、前記 弾性スリーブ部分が前記スリーブ領域と円滑に接触しながら該スリーブ領域に対 して滑動するのを可能にする潤滑物質を含んでおり、さらに、第2の内腔と、前 記スリーブから離れた膨張可能なバルーン部とを備えており、前記バルーン部が 前記第2の内腔と連通した膨張可能なバルーン空間を有する、ことを特徴とする 長尺のカテーテル。
11、前記潤滑物質は、各々のポリマ表面が互いに円滑に接触しながら互いにな めらかに滑動することを可能にする生体適合性が有る潤滑物質である、請求の範 囲第112、前記潤滑物質がワセリンである、請求の範囲第11項に記載の長尺 のカテーテル。
13、(a)内方面と外方面とを有し、前記内方面が第1の内腔を形成した管を 用意する工程と、(b)前記外方面の第1の部分を、該第1の部分に付着しない 潤滑物質により被覆する工程と、(C)弾性ポリマ外被層を形成するため、前記 外方面の第2の部分、および、前記潤滑物質を弾性ポリマ付着物質で被覆する工 程により作られる、人の身体中に挿入される長尺のカテーテルであって、前記外 被層における前記外方面の第1の部分に近接した第1のセグメントが、前記第1 の部分と共働してスリーブ空間を形成した弾性スリーブを形成しており、前記潤 滑物質の被覆層が前記スリーブ空間内に含まれており、前記弾性スリーブが前記 第1の部分とは略独立に動くことができ、前記潤滑物質が、前記スリーブ領域に 対して独立に伸張させられる際、および、前記弾性スリーブが前記第1の部分と 円滑に接触しながら該第1の部分に対して滑動するのを可能にするものである、 ことを特徴とする長尺のカテーテル。
14、前記工程(b)の後であって前記工程(C)の前において、前記外方面の 第3の部分から前記潤滑物質を除去する工程をさらに含み、前記第1の部分を被 覆する工程が、前記前記潤滑物質により前記第3の部分を被覆することを含む方 法により製造される長尺のカテーテルであって、前記外方面の前記第2および第 3の部分が前記第1の部分の一方側において対向しており、前記工程(C)にお いて形成された前記外被層が、前記スリーブ空間の両側において、前記外方面の 前記第2および第3の部分に近接した箇所に固定されている、請求の範囲第13 項に記載の長尺のカテーテル。
15、(a)外方面、ならびに、第1および第2の内腔を含む複数の内腔を備え る管であって、前記外方面に、前記第1の内腔と連通した第1の内腔アクセス開 口を有する管を用意する工程と、 (b)前記外方面への付着を防止するのに有効な潤滑物質により、前記外方面の 第1の部分を被覆する工程と、(C)次に、前記外方面の第2の部分から前記潤 滑物質を除去する工程と、 (d)付着防止剤により、前記外方面の第3の部分を被覆するとともに、前記第 1の内腔アクセス開口を塞ぎ、前記第1の内腔アクセス開口が前記第3の部分を 介して前記第1の内腔と連通させる工程と、 (e)次に、前記外方面の第4の部分から前記付着防止剤を除去する工程と、 (f)次に、ポリマ付着物質により前記管を被覆する工程であって、前記外方面 の前記第2および第4の部分に近接した箇所に固定され、前記第1および第3の 部分に近接した箇所に付着しない弾性外被層を形成し、前記弾性外被層が、さら に、前記外方面における、前記第1の部分に隣接し、前記第1の部分から見て前 記第2の部分の反対側に位置する第5の部分に近接した箇所に固定される工程と 、 によって製造される改良型のFoleyタイプのカテーテル。
16、内方面と外方面とを有する管と 外被層とを備えており、前記内方面が第1の内腔を形成している長尺のカテーテ ルであって、前記外被層が、前記管の外面における第1の部分に近接した箇所を 包囲した弾性スリーブ部を含み、前記被覆部が、前記外方面における前記第1の 部分の両側で対向した第2および第3の部分に近接した箇所に固定されており、 前記弾性スリーブおよび前記外方面の前記第1の部分が共働してスリーブ空間を 形成しており、前記スリーブ空間は、前記弾性スリーブが、前記第1の部分に対 して独立に伸張させられる際、および、前記第1の部分と円滑に接触しながら該 第1の部分に対して滑動するのを可能にする潤滑物質を含んでおり、前記管が、 前記外方面の第4の部分に、第2の内腔および第1の内腔アクセス開口を有し、 前記外被層が前記第4の部分に近接した弾性バルーン部を含んでおり、前記弾性 バルーン部と前記第4の部分が共働してバルーン空間を形成しており、前記バル ーン空間が前記第1の内腔アクセス開口を介して前記第1の内腔と連通しており 、前記外被層が、前記第4の部分から見て前記第3の部分の反対側にある第5の 部分に近接して、前記外方面に固定されている、ことを特徴とする長尺のカテー テル。
17、前記潤滑物質は、各々のポリマ表面が互いに円滑に接触しながら互いにな めらかに滑動することを可能にする生体適合性が有る潤滑物質である、請求の範 囲第16項に記載の長尺のカテーテル。
18、前記潤滑物質がワセリンである、請求の範囲第17項に記載の長尺のカテ ーテル。
19、(a)内方面と外方面とを有し、前記内方面が第1の内腔を形成した管を 用意する工程と、(b)前記外方面の第1の部分を、該第1の部分に付着しない 潤滑物質により被覆して被覆層を形成する工程と、 (c)次に、弾性ポリマ外被層を形成するため、前記外方面の第2の部分、およ び、前記潤滑物質の被覆層を弾性ポリマ付着物質で被覆する工程であって、前記 外被層における前記外方面の第1の部分に近接した第1のセグメントが、それに 近接した前記外方面と共働してスリ−ブ空間内 の被覆層が前記スリーブ空間内に含まれ、前記弾性スリーブが前記スリーブ空間 内に含まれる工程とをからなる長尺のカテーテルを製造する方法。
20、前記工程(b)の後であって前記工程(C)の前において、前記外方面の 第3の部分から前記潤滑物質を除去する工程をさらに含み、前記第1の部分を被 覆する工程が、前記前記潤滑物質により前記第3の部分を被覆することを含み、 前記工程(C)において形成された前記弾性ポリマ外被層が、前記第1の部分に 隣接し且つ該第1の部分に隣接して位置する前記第2および第3の部分に近接し た前記外方面に固定される、請求の範囲第19項に記載の方法。
21、前記外方面の第3の部分から前記潤滑物質を除去する工程の後であって、 前記工程(C)の前において、付着防止剤により、前記外方面の第4の部分を被 覆する工程をさらに含み、前記管が、前記第4の部分に形成された第1の内腔と 、第2の内腔とを備え、前記工程(c)において形成された前記弾性ポリマ外被 層が、前記第4の部分に近接した弾性バルーン部を備え、前記バルーン部が、前 記第4の部分と共働して、前記第1の内腔アクセス開口を介して前記第1の内腔 と連通ずるバルーン空間を特徴する請求の範囲第20項に記載の方法。
22、前記付着防止剤により前記外方面の第4の部分を被覆する工程の後であっ て、前記工程(C)の前において、前記外方面の第5の部分から前記付着防止剤 を除去する工程をさらに含み、前記第1の部分を被覆する前記工程が前記第5の 部分を被覆することを含み、前記第3の部分から前記潤滑物質を除去する工程が 、前記第4および第5の部分から前記潤滑物質を除去することを含み、前記外被 層が、前記外方面における、前記バルーン空間の両側で互いに対向した前記第3 および第5の部分に近接した箇所に固定される、請求の範囲第21項に記載の方 法。
23、前記付着防止剤により、前記外方面の第4の部分を被覆する工程が、前記 第4の部分を被覆するとともに、前記第4の部分を被覆しポリマ付着物質により 前記第1の内腔アクセス開口を塞ぐのに有効な付着防止剤により、前記第1の内 腔アクセス開口を塞ぐことを含む、請求の範囲第22項に記載の方法。
24、内方面および外方面を有する長尺のカテーテルであって、前記内方面が前 記カテーテルを貫通した第1の内腔を形成しており、前記カテーテルが、さらに 、前記内方面と外方面との間に前記第1の内腔の一部を取り巻く、囲われた空間 を有し、前記空間が内壁および外壁を有し、前記外壁が前記内壁とは独立に伸張 可能な弾性スリーブであり、前記内壁および外壁が、共働して前記空間を形成す る前記内壁および外壁の表面の間の摩擦を減少させるための摩擦減少手段を備え ており、前記摩擦減少手段が、前記内壁および外壁の表面が互いに接触しながら 滑らかに相対的に滑動する、ことを可能にするものであり、前記内壁と外壁とが 前記空間の末端部および基端部において互いに連結されており、さらに、第2の 内腔と、膨張可能なバルーン部と、バルーン空間とを備えており、前記第2の内 腔が前記バルーン空間と連通しており、前記バルーン空間を膨張させるため、流 体が前記第2の内腔から前記バルーン空間中に進入可能である、ことを特徴とす る長尺のカテーテル。
25、前記内壁が前記外壁より厚みが厚い、請求の範囲第24項に記載の長尺の カテーテル。
26、前記摩擦減少手段は、前記スリーブが前記内壁とは独立に伸張する際該内 壁と円滑に接触しながら該内壁の外方面に沿って滑動する、ことを可能にする適 当な潤滑物質を含んでいる、請求の範囲第25項に記載の長尺のカテーテル。
27、前記潤滑物質は、各々のポリマ表面が互いに円滑に接触しながら互いにな めらかに滑動することを可能にする生体適合性が有る潤滑物質である、請求の範 囲第26項に記載の長尺のカテーテル。
28、前記潤滑物質がワセリンである、請求の範囲第27項に記載の長尺のカテ ーテル。
29、内方面および外方面を有する長尺のカテーテルであって、前記内方面が前 記カテーテルを貫通した第1の内腔を形成しており、前記カテーテルが、さらに 、前記内方面と外方面との間に前記第1の内腔の一部を取り巻く、囲われた空間 を有し、前記空間が内壁および外壁を有し、前記外壁が前記内壁とは独立に伸張 可能な弾性スリーブであり、前記空間が、前記内壁と外壁とを分離し、前記外壁 が前記内壁に衝突する際に緩衝力を与えることか可能な物質であり、前記空間は 、該空間が空である場合、前記カテーテルにおける前記スリーブに近接した箇所 の外径を、前記カテーテルの外径より少なくとも約10%大きくするような容積 を有するものであり、さらに、第2の内腔と、膨張可能なバルーン部と、バルー ン空間とを備えており、前記第2の内腔が前記バルーン空間と連通しており、前 記バルーン空間を膨張させるため、流体が前記第2の内腔から前記バルーン空間 中に進入可能であることを特徴とする長尺のカテーテル。
30、身体内の内壁により形成された内部通路を有する人に対してカテーテルを 使用する方法であって、(a)内方面および外方面を有するカテーテルであって 、前記内方面が前記カテーテルを貫通した内腔を形成しており、前記カテーテル が、さらに、前記内方面と外方面との間に前記内腔の一部を取り巻く囲われた空 間を有し、前記空間が内壁および外壁を有し、前記外壁が前記内壁とは独立に伸 張可能な弾性スリーブであり、前記空間が、前記内壁と外壁とを分離するのに充 分な物質を含んでいる長尺のカテーテルを用意する工程と、(b)前記スリーブ に近接した前記外方面が前記通路を形成している少なくとも1つの内壁と接触す るよう、前記カテーテルを前記通路に挿入する工程とからなり、前記内壁が、前 記カテーテルの外方面における、前記スリーブに近接した部分を動かすことなく 、前記通路内で動くことができるようにした、ことを特徴とするカテーテルを使 用する方法。
31、身体内の内壁により形成された内部通路を有する人に対してカテーテルを 使用する方法であって、(a)内方面および外方面を有するカテーテルであって 、前記内方面が前記カテーテルを貫通した内腔を形成しており、前記カテーテル が、さらに、前記内方面と外方面との間に前記内腔の一部を取り巻く囲われた空 間を有し、前記空間が内壁および外壁を有し、前記外壁が、隣接する前記内壁の 面に接してこれに適合する面を有する弾性スリーブであり、前記空間が、前記内 壁と外壁とを分離するのに充分な物質を含んでいる長尺のカテーテルを用意する 工程と、 (b)前記スリーブに近接した前記外方面が前記通路を形成している少なくとも 1つの内壁と接触するよう、前記カテーテルを前記通路に挿入する工程とからな る、ことを特徴とするカテーテルを使用する方法。
32、内方面と外方面とを有する管と外被層とを備えており、前記内方面が第1 の内腔を形成している長尺のカテーテルであって、前記外被層が、前記管の外面 における第1の部分に近接した箇所を包囲した弾性スリーブ部を含み、前記被覆 部が、前記外方面における前記第1の部分の両側で対向した第2および第3の部 分に近接した箇所に固定されており、前記弾性スリーブおよび前記外方面の前記 第1の部分が共働してスリーブ空間を形成しており、前記スリーブ空間は、前記 弾性スリーブか、前記第1の部分に対して独立に伸張させられる際、前記第1の 部分と円滑に接触しながら、隣接して接触する面に適合し、該第1の部分に対し て滑動するのを可能にする追従性物質を含んでおり、前記管が、前記外方面の第 4の部分に、第2の内腔および第1の内腔アクセス開口を有し、前記外被層が前 記第4の部分に近接した弾性バルーン部を含んでおり、前記弾性バルーン部と前 記第4の部分が共働してバルーン空間を形成しており、前記バルーン空間が前記 第1の内腔アクセス開口を介して前記第1の内腔と連通しており、前記外被層が 、前記外方面における第5の部分に近接して前記外方面に固定されており、前記 第4の部分から見て、前記外方面の前記第5の部分と前記第3の部分とが反対側 にある、ことを特徴とする長尺のカテーテル。
33、前記追従性物質が、前記弾性スリーブが、前記第5の部分と円滑に接触し ながら、該第5の部分に対して滑動することを可能にする潤滑物質である、請求 の範囲第32項に請求項26に記載の電子式組合わせロック。
の長尺のカテーテル。
FIG、27 国際調査報告

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.内方面および外方面を有する長尺のカテーテルであって、前記内方面が前記 カテーテルを貫通したルーメンを形成しており、前記カテーテルが、さらに、前 記内方面と外方面との間に前記ルーメンの一部を取り巻く、囲われた空間を有し 、前記空間が内壁および外壁を有し、前記外壁が前記内壁とは独立に伸張可能な 弾性スリーブであり、前記空間は、前記スリーブが前記内壁とは独立に伸張する 際該内壁と円滑に接触しながら該内壁の外面に沿って滑動する、ことを可能にす る所定量の適当な潤滑物質を含み、前記内壁と外壁とが前記空間の末端部および 基端部において互いに連結されている、ことを特徴とする長尺のカテーテル。 2.前記内壁が前記外壁より厚みが厚い、請求の範囲第1項に記載の長尺のカテ ーテル。 3.前記カテーテルが可撓性のエラストマ材料からなり、前記潤滑物質が前記空 間内に封入されている、請求の範囲第2項に記載の長尺のカテーテル。 4,前記外壁が前記内壁より伸張しやすいものである・請求の範囲第3項に記載 の長尺のカテーテル。 5.前記潤滑物質は、各々のポリマ表面が互いに円滑に接触しながら互いになめ らかに滑動することを可能にする、生体適合性が有る潤滑物質である、請求の範 囲第1項に記載の長尺のカテーテル。 6.前記潤滑物質がワセリンである、請求の範囲第5項に記載の長尺のカテーテ ル。 7.第1のルーメンを形成する内方面と、外方面と、前記内方面と外方面との間 において前記ルーメンを包囲しているスリーブ空間とを備える長尺のカテーテル であって、さらに、前記第1のルーメンおよびスリーブ空間を包囲している弾性 スリーブ部分を備え、前記外方面が前記スリーブ部分に近接したスリーブ領域を 含み、前記スリーブ空間は、前記弾性スリーブ部分が前記カテーテルの他の部分 と独立に伸張させられる際、前記弾性スリーブ部分が前記内壁と円滑に接触しな がら該内壁に対して滑動するのを可能にする潤滑物質を含んでいる、ことを特徴 とする長尺のカテーテル。 8.前記潤滑物質は、各々のポリマ表面が互いに円滑に接触しながら互いになめ らかに滑動することを可能にする、生体適合性が有る潤滑物質である、請求の範 囲第7項に記載の長尺のカテーテル。 9.前記潤滑物質がワセリンである、請求の範囲第8項に記載の長尺のカテーテ ル。 10.内方面と外方面とを有する管を備えており、前記内方面が第1のルーメン を形成している長尺のカテーテルであって、さらに、前記管の外面を包囲した弾 性スリーブ部を含む外被層を備えており、前記被覆部が、前記弾性スリーブ部、 および、前記外面の前記スリーブ部に近接したスリーブ領域によって形成された スリーブ空間の末端部および基端部において前記外面に固定されており、前記ス リーブ空間は、前記スリーブ領域に対して独立に伸張させられる際、および、前 記弾性スリーブ部分が前記スリーブ領域と円滑に接触しながら該スリーブ領域に 対して滑動するのを可能にする潤滑物質を含んでいる、ことを特徴とする長尺の カテーテル。 11.前記潤滑物質は、各々のポリマ表面が互いに円滑に接触しながら互いにな めらかに滑動することを可能にする生体適合性が有る潤滑物質である、請求の範 囲第10項に記載の長尺のカテーテル。 12.前記潤滑物質がワセリンである・請求の範囲第11項に言己載の長尺のカ テーテル。 13.(a)内方面と外方面とを有し、前記内方面が第1のルーメンを形成した 管を用意する工程と、(b)前記外方面の第1の部分を、該第1の部分に付着し ない潤滑物質により被覆する工程と、(c)弾性ポリマ外被層を形成するため、 前記外方面の第2の部分、および、前記潤滑物質を弾性ポリマ付着物質で被覆す る工程により作られる、人の身体中に挿入される長尺のカテーテルであって、前 記外被層における前記外方面の第1の部分に近接した第1のセグメントが、前記 第1の部分と共働してスリーブ空間を形成した弾性スリーブを形成しており、前 記潤滑物質の被覆層が前記スリーブ空間内に含まれており、前記弾性スリーブが 前記第1の部分とは略独立に動くことができ、前記潤滑物質が、前記スリーブ領 域に対して独立に伸張させられる際、前記弾性スリーブが前記第1の部分と円滑 に接触しながら該第1の部分に対して滑動するのを可能にするものである、こと を特徴とする長尺のカテーテル。 14.前記工程(b)の後であって前記工程(c)の前において、前記外方面の 第3の部分から前記潤滑物質を除去する工程をさらに含み、前記第1の部分を彼 覆する工程が、前記前記潤滑物質により前記第3の部分を被覆することを含む方 法により製造される長尺のカテーテルであって、前記外方面の前記第2および第 3の部分が前記第1の部分の一方側において対向しており、前記工程(c)にお いて形成された前記外被層が、前記スリーブ空間の両側において、前記外方面の 前記第2および第3の部分に近接した箇所に固定されている、請求の範囲第13 項に記載の長尺のカテーテル。 15.(a)外方面、ならびに、第1および第2のルーメンを含む複数のルーメ ンを備える管であって、前記外方面に、前記第1のルーメンと連通した第1のル ーメンアクセス開口を有する管を用意する工程と、(b)前記外方面への付着を 防止するのに有効な潤滑物質により、前記外方面の第1の部分を彼覆する工程と 、(c)次に、前記外方面の第2の部分から前記潤滑物質を除去する工程と、 (d)付着防止剤により、前記外方面の第3の部分を被覆するとともに、前記第 1のルーメンアクセス開口を塞ぎ、前記第1のルーメンアクセス開口が前記第3 の部分を介して前記第1のルーメンと連通させる工程と、(e)次に、前記外方 面の第4の部分から前記付着防止剤を除去する工程と、 (f)次に、ポリマ付着物質により前記管を被覆する工程であって、前記外方面 の前記第2および第4の部分に近接した箇所に固定され、前記第1および第3の 部分に近接した箇所に付着しない弾性外被層を形成し、前記弾性外被層が、さら に、前記外方面における、前記第1の部分に隣接し、前記第1の部分から見て前 記第2の部分の反対側に位置する第5の部分に近接した箇所に固定される工程と 、 によって製造される改良型のFoleyタイプのカテーテル。 16.内方面と外方面とを有する管と外被層とを備えており、前記内方面が第1 のルーメンを形成している長尺のカテーテルであって、前記外被層が、前記管の 外面における第1の部分に近接した箇所を包囲した弾性スリーブ部を含み、前記 被覆部が、前記外方面における前記第1の部分の両側で対向した第2および第3 の部分に近接した箇所に固定されており、前記弾性スリーブおよび前記外方面の 前記第1の部分が共働してスリーブ空間を形成しており、前記スリーブ空間は、 前記弾性スリーブが、前記第1の部分に対して独立に伸張させられる際、前記第 1の部分と円滑に接触しながら該第1の部分に対して滑動するのを可能にする潤 滑物質を含んでいる、ことを特徴とする長尺のカテーテル。 17.前記管が、前記外方面の第4の部分に、第2のルーメンおよび第1のルー メンアクセス開口を有し、前記外被層が前記第4の部分に近接した弾性バルーン 部を含んでおり、前記弾性バルーン部と前記第4の部分が共働してバルーン空間 を形成しており、前記バルーン空間が前記第1のルーメンアクセス開口を介して 前記第1のルーメンと連通しており、前記外被層が、前記第4の部分から見て前 記第3の部分の反対側にある第5の部分に近接して、前記外方面に固定されてい る、請求の範囲第16項に記載の長尺のカテーテル。 18.前記潤滑物質は、各々のポリマ表面が互いに円滑に接触しながら互いにな めらかに滑動することを可能にする生体適合性が有る潤滑物質である、請求の範 囲第17項に記載の長尺のカテーテル。 19.前記潤滑物質がワセリンである、請求の範囲第18項に記載の長尺のカテ ーテル。 20.(a)内方面と外方面とを有し、前記内方面が第1のルーメンを形成した 管を用意する工程と、(b)前記外方面の第1の部分を、該第1の部分に付着し ない潤滑物質により被覆して彼複層を形成する工程と、 (c)次に、弾性ポリマ外被層を形成するため、前記外方面の第2の部分、およ び、前記潤滑物質の被覆層を弾性ポリマ付着物質で被覆する工程であって、前記 外被層における前記外方面の第1の部分に近接した第1のセグメントが、それに 近接した前記外方面と共働してスリーブ空間を形成する弾性スリーブであり、前 記潤滑物質の被覆層が前記スリーブ空間内に含まれる程とをからなる長尺のカテ ーテルを製造する方法。 21.前記工程(b)の後であって前記工程(c)の前において、前記外方面の 第3の部分から前記潤滑物質を除去する工程をさらに含み、前記第1の部分を被 覆する工程が、前記前記潤滑物質により前記第3の部分を彼覆することを含み、 前記工程(c)において形成された前記弾性ポリマ外被層が、前記第1の部分に 隣接し且つ該第1の部分に隣接して位置する前記第2および第3の部分に近接し た前記外方面に固定される、請求の範囲第20項に記載の方法。 22.前記外方面の第3の部分から前記潤滑物質を除去する工程の後であって、 前記工程(c)の前において、付着防止剤により、前記外方面の第4の部分を被 覆する工程をさらに含み、前記管が、前記第4の部分に形成された第1のルーメ ンと、第2のルーメンとを備え、前記工程(c)において形成された前記弾性ポ リマ外被層が、前記第4の部分に近接した弾性バルーン部を備え、前記バルーン 部が、前記第4の部分と共働して、前記第1のルーメンアクセス開口を介して前 記第1のルーメンと連通するバルーン空間を形成する、請求の範囲第21項に記 載の方法。 23.前記付着防止剤により前記外方面の第4の部分を被覆する工程の後であっ て、前記工程(c)の前において、前記外方面の第5の部分から前記付着防止剤 を除去する工程をさらに含み、前記第1の部分を被覆する前記工程が前記第5の 部分を被覆することを含み、前記第3の部分から前記潤滑物質を除去する工程が 、前記第4および第5の部分から前記潤滑物質を除去することを含み、前記外被 層が、前記外方面における、前記バルーン空間の両側で互いに対向した前記第3 および第5の部分に近接した箇所に固定される、請求の範囲第22項に記載の方 法。 24.前記付着防止剤により、前記外方面の第4の部分を被覆する工程が、前記 第4の部分を被覆するとともに、前記第4の部分を被覆しポリマ付着物質により 前記第1のルーメンアクセス開口を塞ぐのに有効な付着防止剤により、前記第1 のルーメンアクセス開口を塞ぐことを含む、請求の範囲第22項に記載の方法。 25.内方面および外方面を有する長尺のカテーテルであって、前記内方面が前 記カテーテルを貫通したルーメンを形成しており、前記カテーテルが、さらに、 前記内方面と外方面との間に前記ルーメンの一部を取り巻く囲われた空間を有し 、前記空間が内壁および外壁を有し、前記外壁が前記内壁とは独立に伸張可能な 弾性スリーブであり、前記内壁および外壁が、共働して前記空間を形成する前記 内壁および外壁の表面の間の摩擦を激少させるための摩擦減少手段を備えており 、前記摩擦減少手段が、前記内壁および外壁の表面が互いに接触しながら滑らか に相対的に滑動する、ことを可能にするものであり、前記内壁と外壁とが前記空 間の末端部および基端部において互いに連結されている、ことを特徴とする長尺 のカテーテル。 26.前記内壁が前記外壁より厚みが厚い、請求の範囲第25項に記載の長尺の カテーテル。 27.前記摩擦減少手段は、前記スリーブが前記内壁とは独立に伸張する際該内 壁と円滑に接触しながら該内壁の外方面に沿って滑動する、ことを可能にする適 当な潤滑物質を含んでいる、請求の範囲第25項に記載の長尺のカテーテル。 28.前記潤滑物質は、各々のポリマ表面が互いに円滑に接触しながら互いにな めらかに滑動することを可能にする生体適合性が有る潤滑物質である、請求の範 囲第27項に記載の長尺のカテーテル。 29.前記潤滑物質がワセリンである、請求の範囲第28項に記載の長尺のカテ ーテル。 30.内方面および外方面を有する長尺のカテーテルであって、前記内方面が前 記カテーテルを貫通したルーメンを形成しており、前記カテーテルが、さらに、 前記内方面と外方面との間に前記ルーメンの一部を取り巻く囲われた空間を有し 、前記空間が内壁および外壁を有し、前記外壁が前記内壁とは独立に伸張可能な 弾性スリーブであり、前記空間が、前記内壁と外壁とを分離し、前記外壁が前記 内壁に衝突する際に緩衝力を与えることが可能な物質であり、前記空間は、該空 間が空である場合、前記カテーテルにおける前記スリーブに近接した箇所の外径 を、前記カテーテルの外径より少なくとも約10%大きくするような容積を有す るものである、ことを特徴とする長尺のカテーテル。 31.内部通路を有する人に対してカテーテルを使用する方法であって、 (a)内方面および外方面を有するカテーテルであって、前記内方面が前記カテ ーテルを貫通したルーメンを形成しており、前記カテーテルが、さらに、前記内 方面と外方面との間に前記ルーメンの一部を取り巻く囲われた空間を有し、前記 空間が内壁および外壁を有し、前記外壁が前記内壁とは独立に伸張可能な弾性ス リーブであり、前記空間が、前記内壁と外壁とを分離し、前記外壁に前記内壁が 衝突する際に緩衝力を与える物質を含んでいる長尺のカテーテルを用意する工程 と、(b)前記スリーブに近接した前記外方面が前記通路を形成している壁と接 触するよう、前記カテーテルを前記通路に挿入する工程とからなり、前記内壁が 、前記通路を形成する前記壁に対して、前記カテーテルにおける前記スリーブに 近接した前記内壁を動かすことなく、前記通路内で動くことができるようにした 、ことを特徴とするカテーテルを使用する方法。
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