JPH055032Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH055032Y2 JPH055032Y2 JP1986153866U JP15386686U JPH055032Y2 JP H055032 Y2 JPH055032 Y2 JP H055032Y2 JP 1986153866 U JP1986153866 U JP 1986153866U JP 15386686 U JP15386686 U JP 15386686U JP H055032 Y2 JPH055032 Y2 JP H055032Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- clip
- cap
- tip
- barrel
- protrusion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 210000000038 chest Anatomy 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 239000004744 fabric Substances 0.000 description 3
- 210000000481 breast Anatomy 0.000 description 2
- 239000011324 bead Substances 0.000 description 1
- 230000006866 deterioration Effects 0.000 description 1
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
- 238000000465 moulding Methods 0.000 description 1
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Clips For Writing Implements (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本考案はクリツプ付きのキヤツプを軸筒に被着
する型式の筆記具に関する。
する型式の筆記具に関する。
(従来の技術)
プラスチツクによりキヤツプに一体成形したク
リツプは一般的に挟着力が弱くて抜けやすいとい
う問題がある。この問題を解決するために、従来
実開昭58−147790号公報に示されたように、クリ
ツプの先端部内側に形成された挟着用突起近傍の
筒体外壁面に抜け止め用突起を形成したものが公
知となつている。然しながら、このような構造で
は、金型によりキヤツプにクリツプを一体成形す
る困難性が大きく金型構造が複雑化して生産コス
トの上昇をまねく問題がある。従つて上記公知例
では抜け止め用突起又はクリツプのいずれか一方
を別部品として筒体に固着している。
リツプは一般的に挟着力が弱くて抜けやすいとい
う問題がある。この問題を解決するために、従来
実開昭58−147790号公報に示されたように、クリ
ツプの先端部内側に形成された挟着用突起近傍の
筒体外壁面に抜け止め用突起を形成したものが公
知となつている。然しながら、このような構造で
は、金型によりキヤツプにクリツプを一体成形す
る困難性が大きく金型構造が複雑化して生産コス
トの上昇をまねく問題がある。従つて上記公知例
では抜け止め用突起又はクリツプのいずれか一方
を別部品として筒体に固着している。
一方、実開昭55−89687号公報に示された考案
のように、キヤツプの開口端よりもクリツプの先
端部を突出させて、キヤツプを被着する軸筒の側
面にクリツプの挟着用突起を当接させるようにな
し、軸筒の側面においてクリツプの挟着用突起が
当接する個所に凹凸部を設けるような構造にすれ
ば、クリツプの抜けが防止できると共に金型を用
いてクリツプをキヤツプと一体成形することも容
易となるが、このような構造にするとクリツプの
挟着用突起と軸筒の凹凸部が常に強く圧接してい
るので、クリツプが次第に疲労して弾性を喪失し
ていきクリツプ機能が損なわれるようになるとい
う問題がある。
のように、キヤツプの開口端よりもクリツプの先
端部を突出させて、キヤツプを被着する軸筒の側
面にクリツプの挟着用突起を当接させるようにな
し、軸筒の側面においてクリツプの挟着用突起が
当接する個所に凹凸部を設けるような構造にすれ
ば、クリツプの抜けが防止できると共に金型を用
いてクリツプをキヤツプと一体成形することも容
易となるが、このような構造にするとクリツプの
挟着用突起と軸筒の凹凸部が常に強く圧接してい
るので、クリツプが次第に疲労して弾性を喪失し
ていきクリツプ機能が損なわれるようになるとい
う問題がある。
そこで本考案は、金型を用いてクリツプとキヤ
ツプを一体成形するのが容易であり、且つクリツ
プが疲労しにくくて機能を損なう虞のない筆記具
の提供を目的とする。
ツプを一体成形するのが容易であり、且つクリツ
プが疲労しにくくて機能を損なう虞のない筆記具
の提供を目的とする。
上記目的を達成するために、本考案の筆記具に
おいては、キヤツプの開口端よりもクリツプの先
端部が突出するようにキヤツプとクリツプを一体
成形してクリツプの先端内面部に突設した玉部を
キヤツプが被着した筆記具本体の軸筒側面に当接
するようになし、また、筆記具本体の軸筒の前端
に先軸を接続し、当該先軸の外面でクリツプの玉
部よりもクリツプの基端連結部側へ所要距離はな
れた位置に外径が軸筒の外径よりも大きくてその
前後の各側面に夫々キヤツプの開口端縁と軸筒の
前端縁を衝合させて頂面を外部に露出させる鍔状
の突起を周設したものである。
おいては、キヤツプの開口端よりもクリツプの先
端部が突出するようにキヤツプとクリツプを一体
成形してクリツプの先端内面部に突設した玉部を
キヤツプが被着した筆記具本体の軸筒側面に当接
するようになし、また、筆記具本体の軸筒の前端
に先軸を接続し、当該先軸の外面でクリツプの玉
部よりもクリツプの基端連結部側へ所要距離はな
れた位置に外径が軸筒の外径よりも大きくてその
前後の各側面に夫々キヤツプの開口端縁と軸筒の
前端縁を衝合させて頂面を外部に露出させる鍔状
の突起を周設したものである。
図は本考案の一実施例を示したものである。以
下図面に基づき説明する。先ず1がキヤツプであ
り、2がクリツプである。クリツプ2とキヤツプ
1はプラスチツクにより一体成形され、クリツプ
2の先端部はキヤツプ1の開口端より所要距離突
出してその先端突出部に玉部3が形成されてい
る。次に4が筆記具本体であり、筆記具本体4の
軸部は軸筒5と先軸6から構成され、軸筒5の内
部にはインキ貯溜部(図示せず)が設けられ、先
軸6にはペン先7が装着されている。先軸6は後
端に軸筒5への圧入軸部8を有し、その所要距離
前方の外周面に外径が軸筒5の外径よりも大き
く、その後側面に軸筒5の前端縁が衝止する所要
高さの鍔状の突起9を周設している。キヤツプ1
はその開口端縁が先軸6の突起9の前側面に衝合
するように先軸6に対して被着するよう構成され
ている。従つてキヤツプ1が先軸6に被着した状
態では、クリツプ2の玉部3は軸筒5の外面に当
接し、この玉部3よりも前方のクリツプ2の基端
連結部10側に所要距離だけ寄つた処に先軸6の
突起9が位置している。
下図面に基づき説明する。先ず1がキヤツプであ
り、2がクリツプである。クリツプ2とキヤツプ
1はプラスチツクにより一体成形され、クリツプ
2の先端部はキヤツプ1の開口端より所要距離突
出してその先端突出部に玉部3が形成されてい
る。次に4が筆記具本体であり、筆記具本体4の
軸部は軸筒5と先軸6から構成され、軸筒5の内
部にはインキ貯溜部(図示せず)が設けられ、先
軸6にはペン先7が装着されている。先軸6は後
端に軸筒5への圧入軸部8を有し、その所要距離
前方の外周面に外径が軸筒5の外径よりも大き
く、その後側面に軸筒5の前端縁が衝止する所要
高さの鍔状の突起9を周設している。キヤツプ1
はその開口端縁が先軸6の突起9の前側面に衝合
するように先軸6に対して被着するよう構成され
ている。従つてキヤツプ1が先軸6に被着した状
態では、クリツプ2の玉部3は軸筒5の外面に当
接し、この玉部3よりも前方のクリツプ2の基端
連結部10側に所要距離だけ寄つた処に先軸6の
突起9が位置している。
本考案の構成は以上の通りであり、本願の筆記
具を胸ポケツト等に止着した場合、胸ポケツトの
布地等イは図に示したようにクリツプ2の玉部3
と先軸6の突起9によつてS字状にカーブするの
で引掛かりが生じて抜けにくくなる。又、突起9
をキヤツプ1に形成しようとすると突起9とクリ
ツプ2の玉部3が軸方向において重なり合つてア
ンダーカツトとなるのでプラスチツクによる一体
成形が極めて困難であるのに対し、本願のように
突起9を筆記具本体の軸部側に設けることによつ
て成形の困難性も解消されることになる。
具を胸ポケツト等に止着した場合、胸ポケツトの
布地等イは図に示したようにクリツプ2の玉部3
と先軸6の突起9によつてS字状にカーブするの
で引掛かりが生じて抜けにくくなる。又、突起9
をキヤツプ1に形成しようとすると突起9とクリ
ツプ2の玉部3が軸方向において重なり合つてア
ンダーカツトとなるのでプラスチツクによる一体
成形が極めて困難であるのに対し、本願のように
突起9を筆記具本体の軸部側に設けることによつ
て成形の困難性も解消されることになる。
(考案の効果)
本考案は上記の通りであり、まず、キヤツプの
開口端よりもクリツプの先端部が突出するように
キヤツプとクリツプを一体成形してクリツプの先
端内面部に突設した玉部をキヤツプが被着した筆
記具本体の軸筒側面に当接するようになしたので
金型によりクリツプをキヤツプと一体成形するの
が容易化する効果があり、また、クリツプの玉部
よりもクリツプの基端連結部側へ所要距離はなれ
た位置に外径が軸筒の外径よりも大きい鍔状の突
起を設けたので、胸ポケツトの布地等はクリツプ
の玉部と先軸の突起によつてS字状にカーブして
引掛かるので、クリツプの玉部の圧接力をそれほ
ど強くしなくても確実にクリツプの抜けが防止さ
れ、これによりクリツプの疲労による機能低下も
防止できる効果がある。更に本考案はこれに加え
て、上記の鍔状の突起を軸筒の前端に接続した先
軸の外面に設けて、その突起の前後の各側面に
夫々キヤツプの開口端縁と軸筒の前端縁を衝合さ
せて頂面を露出状態としので、先軸をインクの色
と同色にすることによつて、別部品の色表示リン
グ等を筆記具本体に組み付けることなく、鍔状の
突起の部分で色表示することもできるという利点
がある。
開口端よりもクリツプの先端部が突出するように
キヤツプとクリツプを一体成形してクリツプの先
端内面部に突設した玉部をキヤツプが被着した筆
記具本体の軸筒側面に当接するようになしたので
金型によりクリツプをキヤツプと一体成形するの
が容易化する効果があり、また、クリツプの玉部
よりもクリツプの基端連結部側へ所要距離はなれ
た位置に外径が軸筒の外径よりも大きい鍔状の突
起を設けたので、胸ポケツトの布地等はクリツプ
の玉部と先軸の突起によつてS字状にカーブして
引掛かるので、クリツプの玉部の圧接力をそれほ
ど強くしなくても確実にクリツプの抜けが防止さ
れ、これによりクリツプの疲労による機能低下も
防止できる効果がある。更に本考案はこれに加え
て、上記の鍔状の突起を軸筒の前端に接続した先
軸の外面に設けて、その突起の前後の各側面に
夫々キヤツプの開口端縁と軸筒の前端縁を衝合さ
せて頂面を露出状態としので、先軸をインクの色
と同色にすることによつて、別部品の色表示リン
グ等を筆記具本体に組み付けることなく、鍔状の
突起の部分で色表示することもできるという利点
がある。
図は本考案の一実施例を示したもので、胸ポケ
ツト等へ止着した状態の一部を切断面とした部分
側面図である。 1……キヤツプ、2……クリツプ、3……玉
部、4……筆記具本体、5……軸筒、6……先
軸、7……ペン芯、8……圧入軸部、9……突
起、10……クリツプの基端連結部、イ……胸ポ
ケツトの布地等。
ツト等へ止着した状態の一部を切断面とした部分
側面図である。 1……キヤツプ、2……クリツプ、3……玉
部、4……筆記具本体、5……軸筒、6……先
軸、7……ペン芯、8……圧入軸部、9……突
起、10……クリツプの基端連結部、イ……胸ポ
ケツトの布地等。
Claims (1)
- キヤツプの開口端よりもクリツプの先端部が突
出するようにキヤツプとクリツプを一体成形して
クリツプの先端内面部に突設した玉部をキヤツプ
が被着した筆記具本体の軸筒側面に当接するよう
になし、また、筆記具本体の軸筒の前端に先軸を
接続し、当該先軸の外面でクリツプの玉部よりも
クリツプの基端連結部側へ所要距離はなれた位置
に外径が軸筒の外径よりも大きくてその前後の各
側面に夫々キヤツプの開口端縁と軸筒の前端縁を
衝合させて頂面を外部に露出させる鍔状の突起を
周設したことを特徴とする筆記具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986153866U JPH055032Y2 (ja) | 1986-10-07 | 1986-10-07 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986153866U JPH055032Y2 (ja) | 1986-10-07 | 1986-10-07 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6360386U JPS6360386U (ja) | 1988-04-21 |
JPH055032Y2 true JPH055032Y2 (ja) | 1993-02-09 |
Family
ID=31073137
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1986153866U Expired - Lifetime JPH055032Y2 (ja) | 1986-10-07 | 1986-10-07 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH055032Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5589687U (ja) * | 1978-12-15 | 1980-06-20 | ||
JPS58147790U (ja) * | 1982-03-31 | 1983-10-04 | 西田 孝 | クリツプ付筆記具 |
-
1986
- 1986-10-07 JP JP1986153866U patent/JPH055032Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6360386U (ja) | 1988-04-21 |