JPH0550244U - ガスケット - Google Patents

ガスケット

Info

Publication number
JPH0550244U
JPH0550244U JP10215391U JP10215391U JPH0550244U JP H0550244 U JPH0550244 U JP H0550244U JP 10215391 U JP10215391 U JP 10215391U JP 10215391 U JP10215391 U JP 10215391U JP H0550244 U JPH0550244 U JP H0550244U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bodies
land
lands
gasket
bead
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP10215391U
Other languages
English (en)
Other versions
JP2555369Y2 (ja
Inventor
赤石宏
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nok Corp
Original Assignee
Nok Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nok Corp filed Critical Nok Corp
Priority to JP10215391U priority Critical patent/JP2555369Y2/ja
Publication of JPH0550244U publication Critical patent/JPH0550244U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2555369Y2 publication Critical patent/JP2555369Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 一方のボディのランドのみが接触する部分に
おいてもシール性を確保することを目的とする。 【構成】 適宜の形状に形成したランド12により複数
の溝部13を形成したボディ上部11と、適宜の形状に
形成したランド15により複数の溝部16を形成したボ
ディ下部14との間に設けられて、両ボディ11、14
間をシールして、各ボディ11、14内に密閉された溝
部13、16を形成するようになっているガスケットに
おいて、何れか一方のボディ11、14のランド12、
15のみに当接する部位に、何れか一方のボディ11、
14のランド12、15の方向に突出するビード6を設
けて、このビード6を組み立ての際に、何れか一方のボ
ディ11、14のランド12、15に当接させるように
して、シール性を確保するようにしたもの。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案はガスケットに関し、特に、オートマチック・トランスミッション車 のハイドロマチック・トルクコンバータ(以下トルクコンバータという)のセパ レートのバルブボディのシール用として有効に用いられるガスケットに関するも のである。
【0002】
【従来技術およびその問題点】
一般に、オートマチック・トランスミッション車のトルクコンバータのセパレ ートに用いられるバルブボディは、図6〜図9に示すように、表面に適宜の形状 にランド12を形成して複数の溝部13を形成したボディ上部11と、このボデ ィ上部11のランド12に対応する位置および対応しない位置の表面にそれぞれ ランド15を形成して、ボディ上部11の溝部13に対応する位置および対応し ない位置にそれぞれ複数の溝部16を形成したボディ下部14とから構成されて いて、両ボディ11、14間にガスケットを介在させた状態で両ボディ11、1 4を一体に組み立てることによって、各ボディ11、14内に密封された複数の 溝部13、16が形成されて、各溝部13、16内には油等の流体圧が作用する ようになっている。
【0003】 この場合、前記ガスケットとしては、図10に示すように、平板状をなす鋼板 からなる中板22の両面に、平板状のゴム材23、23を設けて構成したガスケ ト21や、図11に示すように、平板状をなす鋼板からなる中板25の両面に、 平板状の紙26、26を設けて構成したガスケット24や、図12に示すように 、鋼板からなる中板28の両面に、鋼板30の両面にゴム材31、31をコーテ ィングした所謂ラバーコーティングメタル29、29を設けて構成したガスケッ ト27等が使用されている。
【0004】 そして、上記のように構成したガスケット21、24、27は、両ボディ11 、14のランド12、15が対応する位置においては、ランド12、15間で挟 持されることにより、両ボディ11、14間をシールし、両ボディ11、14の ランド12、15が対応しない位置においては、何れか一方のボディ11、14 のランド12、15に当接することにより、両ボディ11、14間をシールする ようになっている。
【0005】 しかしながら、両ボディ11、14のランド12、15が対応する位置におい ては、両ボディ11、14のランド12、15によってガスケット21、24、 27を両面から挟持することができるので、充分な押付け力を得ることができて 、両ボディ11、14間を完全にシールすることができるが、両ボディ11、1 4のランド12、15が対応しない位置においては、ガスケット21、24、2 7の一方の面を、何れか一方のボディ11、14のランド12、15で押し付け るだけとなるので、充分な押付け力を得ることができず、両ボディ11、14の 溝部13、16に作用する流体圧等の差によって、図13に点線で示すようにガ スケット21、24、27が変形してしまって、溝部13、16内に作用する油 等の流体に漏れが発生してしまうという問題点があった。
【0006】 この考案は、前記のような従来のもののもつ問題点を解決したものであって、 バルブボディのボディ上部のランドとボディ下部のランドとが対応しない位置に おいても、両ボディ間を完全にシールすることのできるガスケットを提供するこ とを目的とするものである。
【0007】
【問題点を解決するための手段】
上記の問題点を解決するためにこの考案は、ランド間で複数の溝部を形成した ボディ上部と、前記ボディ上部のランドに対応する位置および対応しない位置に それぞれランドを形成して、各ランド間で複数の溝部を形成したボディ下部との 間に設けられて、両ボディのランドが対応する位置においては、ランド間で両面 間が挟持され、対応しない位置においては、片面のみがランドに当接した状態で 、両ボディ間をシールし、各ボディ内にそれぞれ密封された複数の溝部を形成す るようになっているガスケットにおいて、中板の両面に前記各ランドに当接する ラバーコーティングメタルを設け、このラバーコーティングメタルの内の前記何 れか一方のボディのランドが当接する部位に、ランドの方向に突出するビードを 一体に形成して構成したという手段を採用したものである。
【0008】
【作用】
この考案は、前記のような手段を採用したことにより、バルブボディの両ボデ ィのランドが対応する位置においては、両ボディのランド間でガスケットが挟持 されることにより、両ボディ間がシールされることになり、また、両ボディのラ ンドが対応しない位置においては、ガスケットに設けたビードが何れか一方のボ ディのランドに当接することにより、両ボディ間がシールされることになる。
【0009】
【実施例】
以下、図面に示すこの考案の実施例について説明する。 図1〜図5には、この考案によるガスケットの一実施例が示されていて、図1 は全体を示す概略断面図、図2は図1に示すものをバルブボディのボディ上部と ボディ下部との間に装着した状態を示す概略断面図、図3は図1に示すもののビ ードの拡大説明図、図4は漏れ量と時間との関係を示した説明図、図5はビード とランドとの接触状態を示した拡大説明図である。
【0010】 すなわち、このガスケット1は、平板状をなす鋼板からなる中板2の両面に、 鋼板4の両面にゴム材5、5をコーティングした所謂ラバーコーティングメタル 3を設けて構成したものであって、前記ラバーコーティングメタル3の後述する バルブボディ10を構成するボディ上部11のランド12とボディ下部14のラ ンド15との間で挟持される部分は、平板状に形成されているとともに、何れか 一方のボディ11、14のランド12、15のみが当接する部分には、何れか一 方のボディ11、14のランド12、15の方向に突出するビード6が一体に形 成されている。
【0011】 この場合のビード6は、図3に示すように、断面が略半円形状をなすとともに 、何れか一方のボディ11、14のランド12、15に当接する部分が最も突出 し、かつ、その最も突出している部分から徐々に傾斜が緩くなるように形成され ている。
【0012】 そして、上記のように構成したガスケット1を、前記従来と同様に、図6〜図 9に示すように、表面に適宜の形状にランド12を形成して複数の溝部13を形 成したボディ上部11と、このボディ上部11のランド12に対応する位置およ び対応しない位置の表面にそれぞれランド15を形成して、ボディ上部11の溝 部13に対応する位置および対応しない位置にそれぞれ複数の溝部16を形成し たボディ下部14とからなるバルブボディ10の前記両ボディ11、14間に介 在させた状態で、両ボディ11、14を一体に組み立てることによって、両ボデ ィ11、14間がシールされて各ボディ11、14内に密封された複数の溝部1 3、16が形成されることになる。
【0013】 この場合、既述のように、前記ガスケット1の両ボディ11、14のランド1 2、15間で挟持される平板状に形成されている部分は、ガスケット1の両面か ら押付力が作用することになるので、両ボディ11、14間を完全にシールする ことができることになる。
【0014】 また、何れか一方のボディ11、14(この場合ボディ下部14とする)のラ ンド15のみが当接する部分は、その部分のラバーコーティングメタル5にラン ド15の方向に突出するビード6が一体に形成されているので、そのビード6が ランド15に当接することになり、この場合、ビード6は当接する際に押し潰さ れるように変形するので、片側のみからの接触力でも両ボディ11、14間を完 全にシールすることができることになる。
【0015】 したがって、形状が異なることにより、両ボディ11、14内に形成された溝 部13、16内に作用する流体圧に差が生じたとしても、溝部13、16内に作 用する油等の流体に漏れが発生する恐れは全くなく、確実に各溝部13、16内 を密封することができることになり、この場合、前記ビード6は、何れか一方の ボディ14のランド15に対して前記従来と違って線接触となるので、より完全 なシール性が得られることになる。
【0016】 上記のように、この実施例によるガスケット1にあっては、バルブボディ10 を構成するボディ上部11のランド12の形状とボディ下部14のランド15の 形状が完全に一致したものでなくとも、部分的に押付力が不足して漏れ等が発生 する恐れは全くなく、全ての箇所において優れたシール性を発揮できることにな るので、両バブルボディ11、14内に完全に密封された複数の溝部13、16 を形成することができることになり、この場合、前記ビード6が押し潰されるよ うに変形することにより得られる押し付け力によって、組み立て時における両ボ ディ11、14とガスケット1とのなじみが良くなるので、耐振性を向上させる こともできることになり、また、ビード6を設けて線接触によりランド15との 間をシールするようにしたことにより、図5に点線で示すように、前記従来のも のよりもランド12、15の幅を著しく狭くすることができることになり、これ により、両ボディ11、14を小型化することができるので、バブルボディ10 の全体を著しく小型化することができることになる。
【0017】 なお、図4には、この実施例によるガスケットおよび従来のガスケットの漏れ 量と時間との関係が示してあり、この図からも明確なようにこの実施例によるガ スケット1は、前記従来のものよりも優れたシール性を発揮することができるの で、高圧のライン圧力にも充分に耐えられるものである。
【0018】 なお、この実施例においては、中板2の両面に所謂ラバーコーティングメタル 3、3を設けてガスケット1を構成したが、他の部材の組み合わせによって構成 したガスケットにビードを設けて、何れか一方のボディが接触する部分における シール性を向上させてもよいものである。
【0019】
【考案の効果】
この考案は前記のように構成したことにより、両ボディ間に介在するガスケッ トは、両ボディのランドが対応する位置においては、両ボディのランド間で挟持 されることにより、両ボディ間が完全にシールされることになり、また、両ボデ ィのランドが対応しない位置においては、ラバーコーティングメタルに設けたビ ードが、何れか一方のボディのランドに当接することにより、両ボディ間がシー ルされることになり、この場合、何れか一方のボディのランドとビードとの間は 線接触となるとともに、ビードはランドに押し潰されるように変形して当接する ことになるので、ランドに対して充分な押付力を得ることができることになり、 したがって、各ボディに形成される溝部内に作用する流体圧に差が生じたとして も、何れか一方のボディのランドのみに当接する部分においても漏れ等が発生す ることはなく、全ての位置において常に完全なシール性を発揮することができる ことになり、各ボディ内に漏れ等の発生する要素の全くない完全に密閉された溝 部を形成することができることになる。
【0020】 また、ビードがランドに押し潰されるように変形して当接することにより、両 ボディとガスケットとの間のなじみが良くなるので、耐振性も著しく向上するこ とになる。
【0021】 さらに、ビードとランドとの間は線接触となるので、ランドの幅を著しく狭く することができることになり、これにより、全体を小型化することができること になるなどの優れた効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案によるガスケットの一実施例を示した
概略断面図である。
【図2】図1に示すものをボディ上部とボディ下部との
間に装着した状態を示した概略断面図である。
【図3】図1に示すもののビードの拡大説明図である。
【図4】ガスケットの漏れ量と時間との関係を示した説
明図である。
【図5】ビードの接触状態を示した拡大図である。
【図6】バルブボディを示した概略図である。
【図7】ボディ上部のランド形状を示した説明図であ
る。
【図8】ボディ下部のランド形状を示した説明図であ
る。
【図9】ボディ上部とボディ下部とを一体に組み立てた
状態の部分説明図である。
【図10】従来のガスケットの一例を示した概略断面図
である。
【図11】従来のガスケットの他の例を示した概略断面
図である。
【図12】従来のガスケットの他の例を示した概略断面
図である。
【図13】従来のガスケットをボディ上部とボディ下部
との間に装着した状態を示した概略断面図である。
【符号の説明】
1、21、24、27……ガスケット 2、22、25、28……中板 3、29……ラバーコーティングメタル 4、30……鋼板 5、23、31……ゴム材 6……ビード 10……バルブボディ 11……ボディ上部 12、15……ランド 13、16……溝部 14……ボディ下部 26……紙

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ランド(12)間で複数の溝部(13)
    を形成したボディ上部(11)と、前記ボディ上部(1
    1)のランド(12)に対応する位置および対応しない
    位置にそれぞれランド(15)を形成して、各ランド
    (15)間で複数の溝部(16)を形成したボディ下部
    (14)との間に設けられて、両ボディ(11)(1
    4)のランド(12)(15)が対応する位置において
    は、ランド(12)(15)間で両面間が挟持され、対
    応しない位置においては、片面のみがランド(12)
    (15)に当接した状態で、両ボディ(11)(14)
    間をシールし、各ボディ(11)(14)内にそれぞれ
    密封された複数の溝部(13)(16)を形成するよう
    になっているガスケットにおいて、中板(2)の両面に
    前記各ランド(12)(15)に当接するラバーコーテ
    ィングメタル(3)(3)を設け、このラバーコーティ
    ングメタル(3)(3)の内の前記何れか一方のボディ
    (11)(14)のランド(12)(15)が当接する
    部位に、ランド(12)(15)の方向に突出するビー
    ド(6)を一体に形成して構成したことを特徴とするガ
    スケット。
JP10215391U 1991-12-11 1991-12-11 ガスケット Expired - Fee Related JP2555369Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10215391U JP2555369Y2 (ja) 1991-12-11 1991-12-11 ガスケット

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10215391U JP2555369Y2 (ja) 1991-12-11 1991-12-11 ガスケット

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0550244U true JPH0550244U (ja) 1993-07-02
JP2555369Y2 JP2555369Y2 (ja) 1997-11-19

Family

ID=14319791

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10215391U Expired - Fee Related JP2555369Y2 (ja) 1991-12-11 1991-12-11 ガスケット

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2555369Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110185798A (zh) * 2019-06-24 2019-08-30 江苏省特种设备安全监督检验研究院 一种自密封式合金双波纹密封复合垫片

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110185798A (zh) * 2019-06-24 2019-08-30 江苏省特种设备安全监督检验研究院 一种自密封式合金双波纹密封复合垫片
CN110185798B (zh) * 2019-06-24 2024-02-27 江苏省特种设备安全监督检验研究院 一种自密封式合金双波纹密封复合垫片

Also Published As

Publication number Publication date
JP2555369Y2 (ja) 1997-11-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4140323A (en) Embossed gasket
US3930656A (en) Sealed joint and gasket therefor
JPWO2017135337A1 (ja) ガスケット
JPH06510843A (ja) 特に内燃機関のための平坦なガスケットと、そのガスケットの製造方法
US4625978A (en) Low temperature seal
US20070200301A1 (en) Sealing Gasket With Flexible Stopper
US4817967A (en) Angled junction sealing structure for gaskets
US6328313B1 (en) Gaskets
US20050046117A1 (en) Sealing gasket with flexible stopper
US6173966B1 (en) T-joint gasket assembly
JPH0322541Y2 (ja)
JP4538238B2 (ja) ガスケット
US6702297B2 (en) Metal gasket for use in engine with chain case
US5605342A (en) Gaskets
JPH0550244U (ja) ガスケット
GB2045873A (en) Gaskets
EP0192015A1 (en) A sealing device
EP1510734A2 (en) Sealing gasket with flexible stopper
JPH0717888Y2 (ja) シリンダヘッド用金属積層形ガスケット
JPH0520926Y2 (ja)
JPH0587370U (ja) ガスケット
JPS5917300B2 (ja) ガスケット及びそれを使用した密封継手組立体
JPH0530633U (ja) ガスケツト
JP2973118B2 (ja) 金属板積層ガスケット
JPS623340B2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees