JPH05502227A - 前立腺炎および乾癬の治療におけるジベレリンの使用 - Google Patents

前立腺炎および乾癬の治療におけるジベレリンの使用

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JPH05502227A JP3501393A JP50139391A JPH05502227A JP H05502227 A JPH05502227 A JP H05502227A JP 3501393 A JP3501393 A JP 3501393A JP 50139391 A JP50139391 A JP 50139391A JP H05502227 A JPH05502227 A JP H05502227A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 前立腺炎および乾癖の治療 におけるジベレリンの使用 発明の分野 本発明は、前立腺の肥大および過形成腺腫を包含する前立腺炎および乾癖治療用 の医薬組成物の製造におけるジベレリンとして知られている化合物の使用、なら びにジベレリンまたはその医薬的に許容し得る塩またはラクトンを投与すること によりこれらのおよび他の疾患を治療する方法に関するものである。
発明の背景 ジベレリンは、植物およびあるカビにおいて見出される化合物群である。ジベレ リンは、植物生長調節剤(植物ホルモン)であって、極めて小量で植物の生長お よび分化を刺激する。約75種のジベレリンが単離されそして文献に報告されて いる。
ジベレリンは、二重結合および8個の不斉炭素を含有する環系を有する弱酸であ りそして四環式ジテルペノイド炭化水素エンド−カウル−16−エンから合成す ることができる。
ジベレリンの約半数は、20個の炭素原子を有しそしてこれらはCZa−ジベレ リンと称される。20個の炭素原子数を有していない残りのジベレリンは、C1 9−ジベレリンと称される。炭素原子の番号は、四環式ジテルペンに対して認め られている規則[McCrindleおよび0verton。
八dvan、 Org、 Chew、 1965.5.47−11.33により 行いそして本明細書中において使用した(式I参照)。系統的命名法は、“カラ ラン”および“ジベレリン”に基づきそしてジベレリンはこれらの化合物に対す るエナンチオマーであるので、C2G−ジベレリンはエントージベレランと称さ れそしてCロージベレリンはエンド−20−ノルジベレリンと称される。便宜の ために、ジベレリンは普通、標準番号系(例えばジベレリンA、またはGA、) により参照されそしてまた、この系を本明細書において使用する。
本発明に関連してジベレリンは上記の環構造を有する任意の化合物を包含するも のである。
花粉がヒトに対する一般的な強化作用ならびに前立腺の慢性炎症に対する特異的 作用を有しているということは一般的に認められている(Br、 J、 Uro l、 64(1989)496〜499頁、66(1990)393〜397頁 、66(1990)398〜404頁〕。
慢性前立腺炎に対する花粉製剤〔例えば、スエーデン製剤セルニルトン(Cer nfl、ton)およびセルニトール(Cern−itol) )の正の作用は 科学的に証明されておりそしてこのような製剤は、ある国において医薬として登 録されている。花粉は本来ジベレリンに富んでいるが、このようなジベレリンの 存在が花粉の有益な作用と関係があるか否かについてはこれまで研究されていな い。これらの花粉製剤は、乾燥した水−抽出液でありそしてジベレリンの含量は この抽出液からの乾燥物質1g当たり0〜1μ9である。
他の天然医薬カールビシン(Curbicin)はバンブキン種子の抽出液およ びドワルフパーム(dwarf palm) 0)果実から製造されそしてバン ブキン種子がジベレリンに富んでいることが知られているが、この医薬の中のジ ベレリンの作用は研究されていない。
ジベレリンは従来、治療的処方および化粧処方に対して提案されている。例えば to−A−84101710、US−A−4、508,707,4,424,2 32および4.51.8.614を参照されたい。
哺乳動物における抗炎症作用のような生物学的作用は科学文献 Experin tia(1977)1544−45頁; C,R,S!ancesSoc、Ri ot、Filiales 163 (1969) 1302−6頁; Gen、 Phy−siol、、Biophys、6 (1987) 279−83頁;  Neoplasma (27,21980)203−9頁;Res、Commu n、 Ches、Path、 Pharm、28(1980) 123−32頁 およびJ、^m、 Pod、 1led、^ss、 79(1989)24−2 6頁に記載されている。去勢されたラットに投与されたジベレリン酸が前立腺重 量の回復を与えるということは知られている(C,R,56ances Sac 、 Biol、 Filiales163(1969)1302−6頁〕。
発明の詳細な説明 ジベレリンは、これまで知られていなかったある重要な治療的性質を有している ということが見出された。本発明の着想によれば、ジベレリンは上述のような前 立腺炎および(または)乾癖の治療に価値あるものである。
すなわち本発明の一見地は、前立腺炎(上述したような)および乾癖の治療用の 医薬組成物の製造における活性ジベレリンの使用に関するものである。好ましい 方法においては使用されるジベレリンは次の構造(式I)を有する化合物および その医薬的に許容し得る塩およびラクトンである。
上記式において、 1?’ハ、H* タハ基−0−R2’ (式中、R2oハHテアル)テするかま たはR2またはRIGと一緒になって単一結合(それぞれC,−C,またはC, −C,。二重結合)を形成し、R2は、Hまたは基−0−R2I〔式中、R2+ はH、グリコジルエーテル基(グリコシドエーテル)であるかまたはR4と一緒 になって単一結合(ラクトン)を形成する〕であるかまたはR1またはR3と一 緒になって単一結合(それぞれC,−C2またはC2−C,二重結合)を形成し 、R3は、H1=0または一〇−R” [式中、R24はHまたはグリコツルエ ーテル基(グリコシドエーテル)である〕であるかまたはR2と一緒になって単 一結合(Cm −C3二重結合)を形成し、 R4は、OBであるかまたはR23またはR21と一緒になって単一結合(ラク トン)を形成し、 R5は、■]または一〇−R22[式中、R22はHまたはグリコツルエステル (グリコノドエステル)である〕であり、R6は、HまたはOHであるかまたは R7と一緒になって単一結合(C+□−CI3二重結合)を形成し、Rフは、H ,=Oまり1l−0−R” [:式中、R25ハHマタハグリコリルエーテル基 (グリコシドエーテル)である]であるかまたはR6と一緒になって単一結合( C1l−CI2二重結合)を形成し、 R8は、Hまたは一〇−1?” C式中、R28はHまたはグリコジルエーテル 基(グリコシドエーテル)である〕であり、R9は、HまたはOtlであり、 )710は、HSC■1、Cl1O1cooi+または該COO[Iのグリコジ ルエステル(グリコンドエステル)、CH,0−R”3または−0−R” C式 中、R23はHであるかまたはR4と一緒になって単一結合(ラクトン)を形成 する〕であるかまたはR1と一緒になって単一結合(Cl −Cl。二重結合) を形成し、R1+は、0■であるかまたは存在せず、R12は、CH3、CI’ +201’l、C00I’lまたは該COO[Iのグリコジルエステル(グリコ シドエステル)である。
点線は実線と一緒になって、点線および実線により連結されている3個の炭素原 子の2個の炭素原子間に二重結合が位置し得ることを示す。但しR11がOH基 である場合は二重結合は存在しない。
式Iは普通の原子価規則に従う。すなわち、炭素原子は常に4個の原子価を有し 、酸素は2個の原子価を有しそして水素は1個の原子価を有す。その結果、(i )R+。
およびlitおよび(または) R2およびR3が単一結合を形成する場合はR 1およびR2は単一結合を形成することができなく、そして(H) RIGおよ びR23が単一結合を形成する場合はRIGおよびR1は単一結合を形成するこ とができなくそして(ifi)R’およびR21が単一結合を形成する場合はR 2およびR1またはR2およびR3は単一結合を形成することができない。
式Iにおいて3ftAの原子価のみを有する炭素原子において省略された原子価 は水素に結合している(図示していない)。
他の見地においては、本発明は前立腺炎(上述したような)および乾癖を治療す る方法に関するものであり、この方法は前立腺炎にかかった患者に、活性ジベレ リン、好ましくは式■を有するジベレリンまたはその医薬的に許容し得る塩また はラクトンの有効量を投与することからなる。
これまで医薬として使用されたことのない式Iの化合物に関して、本発明はこれ らの化合物を、特に前立腺炎(上述したような)および乾癖、火傷および放射線 火傷の治療および創治癒の刺激に対する医薬として使用することに関するもので ある。
特にこの方法は非去勢個人の治療に関するものである。
本発明に使用される化合物は、前立腺炎および乾癖の症状を軽減するという意味 において活性である(“作用の機構゛参照)。
発明の詳細な説明 本発明に使用される好ましいジベレリンは6つの主なグループA−Fに分類する ことができる。
グループAはγ−ラクトン12−0[Tジベレリンからなる。
グループAのジベレリンは、R7がOHでありそしてR10が−0−R23C式 中、R23はR4と一緒になって単一結合(ラクトン)を形成する]である式I の化合物からなる。グループAのサブグループは、RIおよびR2が一緒になっ て単一結合を形成するかまたはR2およびR3が一緒になって単一結合を形成す るグループである。他のサブグループは、R1がHまたはOllであり、R2が HまたはOHでありそしてR5がg−R2!であるグループである。他のサブグ ループにおいては、R1はHまたはOilであり、R2はHまたはOHであり、 R3はF(、OHまたは=0であり、R5はOHであり、R8はHであり、R8 はHであり、R9はHであり、R1+は存在しない、そして点線は実線と一緒に なって、点線および実線により連結されている3個の炭素原子の2個の炭素原子 の間に二重結合が位置していることを示す。
グループAの特に好ましい化合物は、GA3゜、GA38、GA33、GA4s 、GA4.、GA5.、GA69、GA7゜およびGA71である。
グループBはγ−ラクトン13−0■ジベレリンからなる。
グループBのジベレリンは、R8がOtlでありそしてRIOがQg’lS C 式中、R23はR4と一緒になって単一結合を形成する〕である式Iの化合物か らなる。グループBの1つのサブグループは、R1およびR2が一緒になって単 一結合を形成するかまたはR2およびR3が一緒になって単一結合を形成するグ ループである。他のサブグループにおいては、R1はHまたは0[1でありそし てR5はQ−R22である。さらに他のサブグループにおいては、R1はHまた はORであり、R2はHまたは基−Q−1721(式中、g2+はHである)で あるかまたはR3と一緒になって単一結合(Cz −Cs二重結合)を形成し、 R3はHまたはOllであり、R5は0■であり、R6はHであり、R7はHで あり、R11は存在しない、そして点線は実線と一緒になって、点線および実線 により連結されている3個の炭素原子の2個の炭素原子の間に二重結合が位置し ていることを示す。モしてR1およびR2は一緒になって単一結合を形成するか またはR2およびR3は一緒になって単一結合を形成することができる。
グループBの特に好ましい化合物は、GA1、GA3、GA6、GA6、GA8 .6^73、GA22、GA20、GA5.、GA、7、GA、、、GA、。、 GA、7およびGA72である。
グループCは、γ−ラクトン3−オキソジベレリンまたは3−位にヒドロキシ基 を有するかまたは有していないジベレリンからなる。グループCのジベレリンは 、RIGが一〇−R23(式中、R23はR4と一緒になって単一結合を形成す る)である式Iの化合物からなる。グループCの1つのサブグループにおいては 、R1およびR2が一緒になって単一結合を形成するかまたはR2およびR3が 一緒になって単一結合(3−オキソジベレリンに対してでない)を形成する。他 のサブグループにおいては、R1はHまたはOHであり R2はHまたはOnで ありそしてR5は0−R22である。他のサブグループは、R3がHまたは0■ であるグループである。さらに他のサブグループは、R1がHまたは0■であり 、R2がHまたは011であり、R3がHまたは011であり、R5がOHであ りそしてR12がC113であるグループである。
グループCの特に好ましい化合物は、3−オキソジベレリン例えば3−オキソ− GA1および3−オキソ−GA3および3−位にヒドロキシ基を有しているかま たは有していないジベレリン、例えばGA1、GA、、GA3、GA4、GA7 、GA、、GA0、GA2.、GA3゜、GA8.、GA31、GA、、、GA 4□、GA48、GA41、GA、。、GA、4、GAss、GA、6、GA、 7、GA511. GA、、およびGA7+である。
グループDは、ジベレリンプレカーサーからなる。グループDのジベレリンプレ カーサーは、R7がHまたはORである式Iの化合物からなる。グループDの1 つのサブグループは、R1がHであり、R2がHでありそしてR3がHまたはO llであるグループである。このサブグループにおいて、R1はHであり、R2 はHであり、R3はHまたはOl’lであり、R5はHまたはOITであり、R 6はHであり、R9はHであり、RloはC113、C[lOまたはCH,0− R” (式中、R23はR4と一緒になって単一結合を形成する)であり、R1 1は存在せず、R12はC11,でありそして点線は実線と一緒になって、点線 および実線により連結されている3個の炭素原子の2個の炭素原子の間に二重結 合が位置していることを示す。
グループDの特に好ましい化合物は、GA1□−アルデヒド、GA、□、12α −0HGA、2−アルデヒド、12α−0HGA、、、12α−OHGA、、、 12α−01l GA13.12α−OHGAst、GA1゜およびGA6.で ある。
グループEは種々な他のジベレリンからなる。グループEのジベレリンは、RI +が存在せずモしてR12がCl13である式1の化合物からなる。グループE の1つのサブグループにおいては 110および1が一緒になって単一結合を形 成するか、またはR1およびR2が一緒になって単一結合を形成するか、または R2およびR3が一緒になって単一結合を形成する。他のサブグループにおいて は、RIはHであり、R2はHでありそしてR6はHである。さらに他のサブグ ループは、R3がHまたは0■でありそしてR7がHまたは0■であるグループ である。さらに他のサブグループは、R1がHであり、R1がHであり、R3が HまたはOHであり、R5がHまたは0■であり、R6がHであり、R7がHま た+10[1テアリ、R9がHであり、RIGがCL、Cll0−CLO−R” または−〇−R” (式中、R23はHであるかまたはR4と一緒になって単一 結合を形成する)でありそして点線が実線と一緒になって点線および実線により 連結されている3個の炭素原子の2個の炭素原子の間に二重結合が位置している ことを示すグループである。
グループEは、GA1、GA3、GA4、GA7、GA0、GA、□、GA、2 −アルデヒド、GA、4、GA、、−アルデヒド、GA83、GA、、、GA1 8−アルデヒド、GA、9、GA20z GA23、GA24、GA、。、GA 、、、GA3□、GA3.、GA4.およびGA、3−アルデヒドのようなジベ レリンからなる。
グループFは、ジベレリンエーテルおよびエステルのようなジベレリン結合体( can jugates)からなる。エーテルの例は、好ましいグリコシド結合 がO−β−D−グリコンド結合でありその糖成分がグルコース、ガラクトース、 アラビノースおよびキノロースからなる群から選択されたものであるグリコンド エステル(グリコンドエステル)である。一般に、エーテルジベレリン結合体は 式■の他の位置においても形成されるけれども、式■のRZISR24、R2S および(または)R26位において形成される。
これらの位置の1個または2個以上の位置がエーテル基に変換される。特に好ま しいジベレリンエーテルは、G^+−3−0−β−D−グルコシド、G^+−1 3−0−β−D−グルコシド、GA33−0−β−D−ゲルコンド、GA513 −0−β−D−グルコシド、GAS −3,13−ジーO−β−D−グルコシド 、GA、−3−0−β−D−ゲルコンド、GA7−3−0−β−D−グルコシド 、G^+e−L3−0−β−D−グルコシド、GA、。−13−〇−β−D−グ ルコシド、GA、。−12−〇−β−D−グルコシドおよびGA53〜13−O −β−D−グルコソドである。好ましいエステルは、糖がα−D1α〜L1β− りまたはβ−上糖であるグリコンドエステル(グリコンドエステル)である。
一般に、エステルは式IのR22位において形成される。
しかしながらエステルはカルボン酸官能基を有する位置、例えばR11+および (または)R12基がcoor+基であるときは、それぞれRIOまたはHI3 の位置において形成することができる。エステルのアルコール部分は典型的には 糖残基、特にグルコース、ガラクトース、アラビノースおよびキシロース(これ らのすべてがグリコシジル基の形態にある)からなる群から選択された糖残基で ある。好ましい化合物は、I?22の位置において形成されたエステル結合がβ −D−グルコシジル、α−D−グルコシジル、β−D−ガラクトシジル、α−L −アラビノシジル、およびβ−D−キジロンシルエステル結合からなる群から選 択された化合物である。好ましいジベレリンエステルは、GA、−D−グルコシ ルエステル、GA3−D−グルコシルエステル、GA、−D−グルコシルエステ ル、GA、−D−グルコシルエステル、GA9−D−グルコシルエステル、GA 、。
−D−グルコシルエステル、GA2゜−D−グルコシルエステル、GA3゜−D −グルコシルエステルおよびGA53 p−グルコシルエステル環構造(炭水化 物部分は上述した位置においてンベレリン環構造に結合することができる)のよ うなα−およびβ−グリコシドエステルである。
多数の天然に存在するジベレリンが商業的に入手される。市販されていないジベ レリンは、例えば商業的に入手できるジベレリンを出発物質として使用して化学 合成によってまたはカビによる合成によって製造することができる。必要に応じ て、合成は単離された化合物を所望のジベレリンに変換する工程を伴う。
ジベレリンプレカーサーおよびジベレリンの全合成は非常に複雑であり、時間が かかりそして非常に費用がかかる。普通、収率もまた非常に低い。それ故に可能 な場合は、特定のジベレリンプレカーサー、ジベレリンおよびジベレリン結合体 を合成するように具体的に企図されたカビ培養を使用する方法を選定する。もし この方法が可能でない場合は、文献(Mori等、1969. Tetrahe don25+ 1293; Nagata 等、 1971. J 、Am、  Chew、 Soc、 93:5740; Corey等、1978. J、^ (Chew、 Soc、 100: 8034:蓋ander、1982. 5 earch、13: 188)に記載されている全合成の方法を使用する。GA 、、3−オキソ−GA1.3−オキソ−GA、、GA4、GA5およびGA、。
を製造する簡単な方法は、出発物質として商業的に入手できるGA、を使用する ことである。GA3からこれらのジベレリンを製造する方法は、実施例4に記載 されている。他の所望のジベレリンは、同様に適当なジベレリンを出発物質とし て使用することにより製造することができる。
カビによる合成 化学的合成が可能であるけれども、ジベレリンを大規模で製造する最善の方法は おそらくカビによる合成である。この場合、場合によっては単離した化合物を他 のジベレリン化合物に変換する。天然に存在するジベレリン−生産カビ(特に、 Gibberella fujikuroi ;そしてまたSphacaeol oma属)は、主としてGA3、GA4およびGA7を生産する。他のジベレリ ンは突然変異されたカビ菌株により生産することができる。突然変異は、特にU V処理により達成されるが、例えば化学処理のような他の突然変異法もまた使用 することができる。突然変異菌株の同定は特にジベレリン抗体を使用する免疫技 術により遂行される。
医薬組成物 治療的に活性なジベレリンに関して使用される処方は、普通の非毒性の医薬的に 許容し得る担体および賦形剤を含有する投与形態で経口的または非経口的に投与 されるように企図される。
経口的に使用される処方は、錠剤、例えば起泡錠剤または咀哨錠剤、ロゼンジ、 カプセル、粉末、顆粒、混合物、シロップ、溶液、懸濁液、乳濁液などを包含す る。
固体の投与形態(例えば錠剤、カプセル、顆粒など)は、非毒性の医薬的に許容 し得る担体および(または)賦形剤と混合された活性成分を含有することができ る。
これらは結合剤、例えば殿粉、ゼラチン、アラビヤゴムまたはポリビニルピロリ ドン、充填剤、例えばラクトース、微小結晶性セルロース、馬鈴薯殿粉、とうも ろこし殿粉、燐酸カルシウム、炭酸カルシウム、塩化ナトリウム、糖またはソル ビトール、顆粒化剤または崩壊剤、例えば馬鈴薯殿粉またはアルギン酸、湿潤剤 、例えば硫酸ラウリルナトリウムおよび滑沢剤、例えばステアリン酸マグネシウ ム、タルク、ステアリン酸、ポリエチレングリコールまたはシリカを包含する。
経口的投与に使用される液状製剤(例えば混合物、ンロツブ、溶液、懸濁液、乳 濁液など)は、適当な医薬的に許容し得る添加剤、例えば懸濁剤、例えばゼラチ ン、メチルセルローズ、ヒドロキシエチルセルローズ、ナトリウムカルボキシメ チルセルローズ、ヒドロキシプロピルセルローズ、アルギン酸ナトリウム、ポリ ビニルピロリドン、トラガントゴムおよびアラビヤゴム、乳化剤、例えばレシチ ンおよびソルビタンモノオレエート、分散または湿潤剤、例えばレシチンおよび ポリオキソエチレンエステル(例えばポリオキシエチレンステアレート)、非水 性ベヒクル、例えば植物油(アラキン油、オリーブ油、アーモンド油、胡麻油、 ヤシ油)および鉱物油(パラフィン)、防腐剤、例えばメチル、エチルまたはn −プロピルp−ベンゾエートおよび1種または2種以上の着色剤、風味剤および (または)甘味剤、例えばシュクロースまたはサッカリンと混合した活性成分を 含有する。
錠剤処方は被覆されていないものであってもよくまたは活性物質の放出するため にまたは胃腸管における崩壊および吸収を遅延するために公知の技術により被覆 することもできる。
非経口的使用に使用される処方は、注射、注入および移植可能な組成物を包含す る。有力な投与方法は静脈内、筋肉内または皮下投与である。注射用の処方は、 単位投与形態、例えばアンプルまたは防腐剤を添加した多数回投与容器として与 えることができる。組成物は溶液、懸濁液または乳濁液の形態になし得るまたは 使用前に水または他の適当なベヒクルで再構成される乾燥粉末として与えること もできる。これらの組成物は適当な医薬的に許容し得る担体および(または)賦 形剤と混合された活性成分を含有する。これらの組成物はさらに懸濁液、安定剤 および(または)分散剤のような処方剤を含有することができる。
経口的および非経口的投与方法が上述した前立腺炎の治療に対して特に好ましい 。
さらに、上述したジベレリンは非毒性の医薬的に許容し得る担体および(または )賦形剤と混合された活性成分を含有する投与形態または組成物として皮膚に局 所的に投与することができる。局所的使用に使用される処方は、クリーム、軟膏 、ロー7ョン、擦剤、ゲル、ヒドロゲル、溶液、懸濁液、乳濁液、ペースト、プ ラスターおよび他の種類の経皮性供給系を包含する。医薬的に許容し得る担体ま たは賦形剤は、例えば軟膏基剤(例え(iパラフィン、植物油、ポリエチレング リコール、スノ々ンL″]およびトウィーン+R1)、懸濁剤、乳化剤(例えば レシチン、アラビヤゴムおよびソルビタンモノオレエート誘導体)、ゲル−形成 剤(例えばカルボポール、アルギン酸塩、ゼラチンおよびセルローズ誘導体)、 抗酸化剤(例えばアスコルビン酸、トコフェロールおよびその誘導体およびブチ ル化ヒドロキシアニソール)、緩衝剤、防腐剤(例えばベンザルコニウムクロラ イドおよび)<ラベン)、軟釈剤(例えばグリセリン、プロピレングリコールお よび尿素)、浸透強化剤(例えばプロピレングリコール、DMSO、アゾン3″ )およびトリエタノールアミン)および香料および皮膚保護剤である。
局所的方法による本発明のジベレリンの投与は、乾癖、火傷および放射線火傷の 治療および創治癒の刺激に対して特に好ましい。
上述した組成物の処方は医薬処方の技術に精通せし者によく知られている。組成 物を処方する具体的な説明は“Ra+mington’s Pharmaceu tical 5ciences” (16th、 Ed。
(1980)、 1lack Publishing Company、 Ea ston、 U、S、A) iこ見出すことができる。
投与量 治療的に活性なジベレリンの治療的投与量範囲は患者の年令および体重および治 療される特定の疾患および選択される具体的なジベレリンのような多数の因子に 依存する。
錠剤またはカプセルのような単位投与形態は、普通本発明の活性化合物約10μ 9〜51g、特に約100〜500μすを含有する。体重約70kqのヒト成人 の治療に使用される1日当たりの投与量は、1日当たり約50〜1000+19 、好ましくは1日当たり約100〜500μりでありそして投与方法および治療 される疾患によって1日につき約1〜3回の投与回数において投与することがで きる。
前立腺炎を治療するための、特に男性のヒトの前立腺における肥大および過形成 腺腫を阻害および減少するための有効な投与量は、3週間の期間1日当たりジベ レリン、ジベレリンプレカーサーまたはジベレリン結合体約100〜50011 9である。前立腺における肥大および過形成腺腫の治療に対する最も有効なジベ レリンは、12位においてヒドロキシル化されたラクトンC−19ジベレリン、 例えばGA3゜、GA31、GA、3、GA4m−、GA41、GA、、、GA 、、、GA、。、GA7.である。他の治療的に活性なジベレリンは、13−位 においてヒドロキシル化されたラクトンC−19ジベレリン、例えばGA、、  GA3、GA6、GAい GA8、GA、、、GA、□、GA3.、GAsa、 GA5□、GA59、GA、。、GA67、GA72および3−位においてヒド ロキシル基を有していないかまたはヒドロキシル基を有しているラクトンC−1 9ジベレリン、例えばGA1、GA、、GA、、GA4、GA7、GA8、GA 1、GA78、GA30sG^32・GA34・GA35・GA、、、・GA4 8・GA4e・GAso、 GA54・GA85、GA、6、GA、7、GA5 いGAIll11G^71である。さらに、GA、2−アルデヒド、GA、、、 12α−0■GA、2−アルデヒド、12α−OHGA、2.12α−OHGA 、4.12α−0[I GA、、、12α−0111GAst、GA5.および GA1.のようなジベレリンおよびジベレリンプレカーサーを含有する製剤も治 療的に活性である。
本発明による医薬組成物は他の治療剤と組み合わせて投与することができる。
花粉の抽出からの抽出液を使用するジベレリンの場合においては、本発明の組成 物は抽出液中の乾燥物質1g当たり1Ou9より大なる量のジベレリンを含有す る。
優先口において知られている本発明の最善の方式は実施例5および6により示さ れる。
作用の機構 特定の理論により制限されることを望むものではないけれども、ジベレリンの機 能は以下に記載する通りであると信じられる。
ジベレリン、ジベレリンプレカーサーおよびジベレリン結合体の作用は、主とし てステロイド一様作用に依存するものと信じられる。構造的にはステロイド一様 ではないけれども、生理学的作用はステロイド様であると信じられる。ジベレリ ン結合体の活性は遊離ジベレリンへの加水分解に依存する。この加水分解は酵素 的開裂、例えばグルコシダーゼによってまたは過度なpH値により起る。前立腺 炎に対するジベレリンおよびジベレリンプレカーサーの作用を説明するために次 のモデルが提案される。このモデルはまた、ジベレリンおよびジベレリンプレカ ーサーの同化およびリビドー増加作用の説明を与える。
ジベレリンおよびジベレリンプレカーサーはテストステロンと構造的に類似して おり、そしてそれ故にテストステロン受容体に結合する。ジベレリンまたはジベ レリンプレカーサー受容体−複合体は、機能的にテストステロンおよびテストス テロン受容体−複合体と類似している。それ故に、テストステロンに示される生 理学的作用はジベレリンおよびジベレリンプレカーサーにより模倣される。前立 腺の過形成または肥大生長に対する作用はまた、テストステロン一様活性の結果 である。この場合においてジベレリンまたはジベレリンプレカーサーは、普通テ ストステロンをジヒドロテストステロンに変換する酵素5−αレダクターゼに結 合するものと考えられる。
ジヒドロテストステロンは、普通前立腺ならびに他の標的組織におけるテストス テロンから合成されそして前立腺の肥大を起す。もし前立腺におけるジベレリン またはジベレリンプレカーサーの濃度が十分に高い場合は、5−αレダクターゼ はジベレリンまたはジベレリンプレカーサーによってブロックすることができる 。これはジヒドロテストステロンの量の減少を起しそして結果として前立腺の肥 大を減少する。
ジベレリンおよびジベレリンプレカーサーはまた、明らかにその作用において消 炎性である。ジベレリンGA41厘9の投与4時間後にすぐに前立腺の膨張の減 少が、前立腺の過形成腺腫にかかった男性の患者に対する直腸触診により観察さ れる。消炎作用は、おそらくジベレリンまたはジベレリンプレカーサーのグルコ コルチコイド一様作用による。前立腺における減少された局所炎症は、部分的に GA4によるホスホリパーゼの阻害によるものであると考えられる。このホスホ リパーゼの阻害は燐脂質からのアラキドン酸の放出の低下を招く。これは結果と してロイコトリエン、トロンボキサン、プロスタグランジンおよびプロスタサイ クリンの減少された形成を生ずる。ジベレリンまたはジベレリンプレカーサーは また、リゾソーム膜を安定化そしてリソソームの増大した安定性において得られ るリソソーム酵素を阻害するものと考えられる。
ジベレリンおよびジベレリンプレカーサーの他の非常に重要な作用は、これらの 化合物がアデニレートおよびグアニレ−トノクラーゼの活性を増大するというこ とである。それ故にジベレリンおよびジベレリンプレカーサーの投与によって環 状AMPおよび環状GMPの細胞内濃度を増大させることができる。それから環 状AMPおよび環状GMPの上昇は、リンパ球刺激およびヒスタミンおよびリソ ソーム酵素のような炎症性メジエータ−の放出のような広い範囲のプロ炎症機能 の阻害を生ずる。
環状GMPおよび環状AMPの増大はまた表面細胞の細胞分裂および細胞増殖の 正常化を与える。
ジベレリン、ジベレリンプレカーサーおよびジベレリン結合体の作用はまた、投 与後に非特異的抗体の量が増加するために、免疫活性を有するということが判っ た。
本発明をさらに以下の非限定的実施例によって説明する。
実施例 1 種々な種類の植物からの花粉、バンプキン(Cucurbi tamaxia+ a L、)種子、5abal 5errulata(Ilunch)Benth 、etHookからの果実および^loe barbadensis 1lil lの実質性ゲルからのジベレリンプレカーサー、ジベレリンおよびジベレリン結 合体の単離 (a)ジベレリンプレカーサー、ジベレリンおよびその結合体の抽出および精製 種々な種類の植物(Secale cereale、 Zea IIays、^ 1nusincana、Pinus 5ylvestris、 Picea a bies)からの花粉、Cucurbita maximaからの種子、Alo e barbadensisからのゲルまたは5abal 5errulata からの果実を、植物物質1g(新鮮な重量)当りエタノール(EtOH) l( 1+A’中で均質化する。試料は、連続的に撹拌しながら4℃で暗所で2時間抽 出する。ワットマンOOHフィルターを通して濾過した後、組轍残屑を新鮮なE tOll 200mA’で洗浄する。0.5M燐酸ナトリウム緩衝液(pFI8 .o) 1.0++/を、プールしたEtOHに加えモしてF、tOBを、40 ℃で減圧下で蒸発乾固する。水性残留物を水で約10++/の容量に調節しそし てpFIをNaOHまたは肛lで8.0に調節する。この抽出液を不溶性ポリ− N−ビニルポリピロリドンを充填した300 X 20mm(内部直径)(i、 d、)のカラムに適用しそして次に0.1M燐酸ナトリウム緩衝液(pFlll l、 O)で溶離する。0〜200■lのフラクションを集め、6MHC/で酸 性にしてpH2,7となし次に酢酸エチル(EtOAc) 100+4’で5回 抽出する。EtOAcによる抽出後、緩衝液相を水−飽和n−ブタノール(n  −BuOR) 100m1で5回抽出する。遊離ジベレリンを含有する酸性のE tOAc抽出液を合しそして水を凍結により除去し次に濾過する。EtOAcを 40℃で減圧下で蒸発乾固する。結合ジベレリンを含有する酸性のn−ブタノー ルフラクションを合しそして溶剤を70℃で減圧下で蒸発乾固する。
(b)高速液体クロマトグラフィー(HPLC)5u+のPolygosil  CB (Skandinaviska Genetec AB。
Kungsbacka、 Sweden)を充填したlO+m(i、 d、 )  X 250mmのスチールカラムに連結した2個のWaters M501ポ ンプ(Ilillipore AB、 Vastra Frolunda、 S weden)からなる逆相HPLc系を使用して、酸性のEtOAc抽出液およ び酸性のn −Burn抽出液を、さらに精製する。ポンプは、fatersM 680系コントローラーにより調節しそしてインゼクターはWaters U6 にである。移動相は、水および酸性(99:1゜v/v)〜メタノール(Me0 1’l)および酢酸(99:1. v/v)の線状勾配からなる。勾配溶出時間 (gradient sweep time)は60分でありそして流速は1  ml win−’である。6oの1ulずつのフラクションを集めそして5av ant 5peed Vacコンセントレータ−(Tectum In5tru Ilents、 Umea、 Sweden)中で蒸発する。これらのフラクシ ョンのそれぞれを95%エタノール5hlに溶解しそしてTan−gfnboz u dwarf ricemicrodrop生物検定(IlurakaIIi 、1968. Bot、lag、81:33)を使用してGA一様活性度につい てl/100部分において試験する。この試験は、0.5ulの微小滴の使用に より変形した。
生物活性を示すフラクションの残りの部分を、さらに、分析用の標準相HPLC により精製する。この系は、静止相を形成する5111のNucleosil  NO2(Skandinaviska Gene−tec AB、Kungsb acka、Sweden)を充填した150mgX46mm(i、 d、 )カ ラムを使用した上述したと同じWaters装置からなる。移動相は、水中の0 .5Mギ酸で半一飽和したn−ヘブタン〜EtO八へ−水−ギ酸(98,5:  1 : 0.5. v/v)の線状勾配である。勾配溶出時間は60分でありそ して流速は、2*(l m1n−’である。60の2H1ずつのフラクションを 集めそして5peed Vacコンセントレータ−中で蒸発しそしてTan−g inbozu dwarf rice生物検定(llurakaIIlj、 1 968)を使用してGA一様活性度を試験する。検定された種々なジベレリンの 確認は、以下に記載するガスクロマトグラフィーおよび質量分析法により評価す る。
(C)ガスクロマトグラフィーおよび質量分析法ガスクロマトグラフィーおよび 質量分析法による分析に対して企図された試料を、エーテル性ジアゾメタンでメ チル化する。蒸発後、N、0−ビス(トリメチルンリル)トリフルオロアセトア ミド50μlを、1%のトリメチルクロロシランとともに、それぞれの試料に加 えそして混合物を90℃に60分加熱する。蒸発後、メチル化およびトリメチル ンリル化された試料をヘプタンに溶解しそしてHewlett Packard  59708 Mass 5elective Detectorおよび[le wlett Packard 59970B forkstation (He wlettPackard Spanga、 Sweden)に連結した融解ソ リ力キャビラソー力ラム(SE−30化学結合した相、長さ25麿、内径0、2 5mmおよびフィルム厚さ0.25jm) (Quadrex Co、。
U、 S、 A、 )にスプリットレス注入する。もし化合物がメチルエステル のみであると疑われる場合は、溶剤はメタノールである。注入温度は、230℃ である。カラム温度は、60℃に1分維持し、それから200℃まで20℃■i n−’ずつ上昇させ次いで250℃まで4℃m1n−’ずつ上昇させる。
カラム流出液は、275℃の界面温度を有するイオン源に導き入れる。電子エネ ルギーは、70eVである。抽出液フラクションの電子衝撃スペクトルを記録し そして標準のスペクトルと比較する。また、試料および標準物をn−アルカンC 23〜C2gを使用して一緒に注入する(Gaskin等、 1971. Ph ytochemistry 10: 1155)。保持時間と炭素の数との間に 線状回帰をつくる。保持時間を炭素の数に変換しそして最後にこれに100を掛 けることによって、Kovats保持指数(Jovats、1959. He1 v、Chim、^cra41 : 1915)を計算する。
(d)結晶化 上記方法で精製されたジベレリンプレカーサー、ジベレリンおよびジベレリン結 合体を、小量のシクロヘキサンに溶解し、−20℃で結晶化させそして以下に記 載するような治療試験に使用する。この方法において、花粉試料からGA、、  GA8、GA1、GA、、、GA2oおよびGA5.が得られ、バンプキン種子 (Cucurbita 5axi+wa L、)からGA3゜が得られ、Alo eゲルからGA、およびGA7が得られそしてドヮルフバーム(Sabal 5 errulata)からGA、、−アルデヒドが得られる。
エタノール抽出に対する注釈 エタノール中の花粉の抽出によって、生理学的に活性なジベレリンが、高収率で 得られる。エタノール抽出は、また、蛋白質、複合炭水化物およびアミノ糖のよ うな高分子量の化合物が有効に抽出されないので、有利である。
また、抽出液は45++mの濾過器および10.000ダルトンの濾過器を通し て濾過されるので、抽出液中の化合物の分子サイズが制限される。これは、水性 媒質中の抽出に比較して、抽出液をより低いアレルギン発現性のものとなしそし て活性化合物をより濃厚なものにする。花粉のエタノール抽出後の乾燥物質含量 は、水抽出の場合における約30〜50%の乾燥物質含量に比較して、約10% である。
水性媒質中における酵素法によるジベレリンの分解は、非常に著しい。この分解 は、エタノールを溶剤として使用する場合は、酵素が沈殿するので、減少される 。これらの理由のために、適当に製造した場合、エタノール抽出液は、1質量単 位抽出液(+5ass unit extract)当り10〜100倍以上の 活性化合物ジベレリンを含有する、すなわち、エタノール抽出液の乾燥物質は、 Ih/9またはそれ以上、普通10〜1000 p 9 / qを含有する。抽 出前の花粉の最適の取扱いは、さらに最終抽出液中の活性化合物の濃度を増加す る。
実施例 2 カビGibberella fujikuroi(Sat、)tollまたは無 性形態のFusarjum moniliforme(Sheld、)line lによるジベレリンの合成 カビGibberella fujikuroj(Saw、)Wolfまたは無 性形態のFusarium monilifor*e(Sheld、) Win elの培養によってジベレリンプレカーサー、ジベレリンおよびそれらの結合体 を生産する。これらの菌は、何れも土壌から単離されるものである。ジベレリン プレカーサー、ジベレリンおよびそれらの結合体の高生産のために選択された種 々なカビの菌株を、寒天209、グルコース5g、馬鈴薯ジュース100mj! および水90(b/を含有する培地上で4℃に維持する。この培地は、オートク レーブ処理しそしてカビを接種しそして28℃で10〜14日生長させる。次に 、カビを4℃で約2ケ月貯蔵する。ジベレリン生産は、シュクロース200g、 クエン酸水素二アンモニウム15g、Ca(NO3)2’41’120 19、 K口、Po、0.259、Mg5O<4HzOO,3q、FeSO4・7020 0.019、ZnSO44[1z00.03g、K(J! 0.1.qおよび蒸 留水1000ij’を含有する予備培養培地にカビを接種することにより開始す る。培地は、使用前にオートクレーブ処理する。貯蔵培地からとったカビ1gを 、接種しそして予備培養培地100mf中において28℃で3〜4日生長させる 。
次に、菌糸を濾去し、蒸留水で洗浄し、次に乳ばちおよび乳棒を使用しておだや かに機械的に破砕して小片にする。次に、グルコース509、N[14NO31 ,29、KIT1PO+ 59、Mg5Oa”71’lz019および蒸留水1 0100O!当りFeSO4・7HzOL9、Na2B40i’1011208 819、CuSO4・5Hz0392Kg、MnC1=42072−g、CNH 4)aMOtox<・4FI2031mqおよびZnSO44H2022mzか らなる微量元素溶液2mlからなる培地に、カビを接種する。これらの混合物は 、蒸留水で1000m/の容量にしそしてHClまたはNaO[lでpH4,5 にする。カビは、振盪機上で28℃で10日生長させる。次に、実施例1に記載 した操作によって、ジベレリンプレカーサー、ジベレリンおよびそれらの結合体 を培地から単離する。
実施例 3 Gibberella fujikuroi(Saw、)fallの高ジベレリ ン−生産性菌株の突然変異および選定 N−メチル−N′−二トローN−二トロソグアニジン(NTG)によるカビ原形 体の突然変異後、ジベレリン−特異的抗体によるスクリーニングによって、ジベ レリンGA、、 GA8、GA4、GA0、GA7およびGA2.の生産の高い 菌株を単離する。
原形体生産 カビの菌糸を、濾過により予備培地培養物(実施例2参照)から単離しそしてセ ルラーゼ“0nozuka R−10”(トリコデルマピリド)1.3U/+* g(Serva、 West Germany。
EC3,2,1,4)20gg/肩!およびドリセラーゼ26.5U/菖9(F luka、5w1tzerland) 5trg/菖1からなる溶解酵素液(l ytic enzyme preparation) 10mJ中で培養する。
酵素は、浸透性の安定剤としてのMgSO4の0.7M溶液に溶解しそして菌糸 を往復振盪により32℃で4時間処理する。培養後、原形体溶液をガラスウール を通して濾過し次に500Xgで10分遠心分離する。次に原形体ベレットを0 .7M mgso、 1(1+j!で洗浄し次に500×9で10分遠心分離す る。
次に、ベレットを、N−メチル−N′−二トローN−ニトロソグアニジン(NT G、^1drich、 West Germany) 0.1u++を含有する 0、7M )IgSOi溶液1(1+1中で懸濁させる。
室温で1時間培養した後、原形体を、500X9で10分遠心分離する。上澄液 を捨てそしてベレットを0.7M11g50410++4で洗浄しそして500 Xyで10分遠心分離する。
洗浄操作を、5回反復する。原形体をうすめそして水100w1当’) 寒天2 g、グルコース0.5gおよび馬鈴薯ジュースi Q ys lを含有する固体 培地上に接種する。0.7Mマンニトールを、浸透性の安定剤として培地に加え る。プレートを28℃で7日間培養しそして再生した原形体を単離しそしてグル コース509、NF14NO31,29、KW、PO45g、Mg5O,・71 1201gおよび実施例2の微量元素溶液2mlからなる生産培地Q、 ’1m lに懸濁する。この混合物を、蒸留水で1o00麿/の容量に調節しそしてpl ’14.5に調節する。カビは、28℃で7日ミクロタイタープレートの壁で生 長する。
培地を、その後、GA、、GA3、GAいGA7、GA、およびGA2゜に対す る抗体を使用して放射免疫測定法においてジベレリン−結合活性について試験す る。
放射免疫測定法 牛血清アルブミンに対するGA1、GA3、GAいGA、、GA。
およびc^zoノ結合を、WeilerおよびWieczorek(1981) Planta 152 : 159)により行う。ウサギ免疫および抗血清生産 をDakopatts、 Copenhagen、 Denmarkにより行う 。これらのポリクローン性抗体の結合性を、使用前に試験する。試料および標準 物を、放射免疫測定法(RIA)前にエーテル性ジアゾメタンでメチル化する。
試験混合物は、食塩燐酸塩緩衝液(PBS)p[+8.0 (0,01M燐酸塩 および0.15M NaC/) 300pj!+P8S緩衝液中のlチル化標準 物(GA1、GA4またはGA、。)、メチル化試料またはメチル化ブランク試 料100μ/+PBS緩衝液100I11中のメチル化トレーサー約100Bq  ((1,2−”H]GA+、1. ITBq/ミリモル。
[1,2−’+1)GA4. 37GBq/ミリモル、[2,3−3■)GAe 、1.7TBq/ミリモル、[1,2−311]GAxo、 1.1TBQ/ミ リモル)十血清100ulからなる。血清を除くことにより、非−特異的結合を 測定する。バイアルの内容物を混合しそして2時間培養し、飽和硫酸アンモニウ ム溶液0.6mlをバイアルに加えそして2000X9で0,5時間遠心分離し た後に上澄液を捨て、ペレットを水100μlに分散し、ミニリア2o液体ンン チレータ−1,mlを加えそして放射能を液体シンチレーションスペクトロメト リーにより測定する。抽出液フラクションの抗体結合活性を、式(B−N)/  (Ba−N) X 100 (式中、Bは標準物または試料の存在下におけるト レーサー結合であり、Boは標準物また試料の不存在におけるトレーサー結合で ありモしてNは非−特異的結合である)を使用して計算する。
放射免疫測定法において結合を抑制するコロニー生産物質を単離しそして大なる 容量の予備培養培地中で生長させ、生産培地に移しそしてジベレリンを実施例1 に記載したように抽出しそして単離する。ジベレリンをHPLCによって分離し そしてガスクロマトグラフィーおよび質量分析法によって確認する。
実施例4 ジベレリンの化学的合成 商業的に入手できるジベレリンGA3を、GA、、3−オキソ−GA、、3−オ キソ−GA5、GA4、GA、およびGA2゜を製造する出発物質として使用す ることができる。GA3を、はじめに、エーテル中でジアゾメタンを使用してメ チル化する( S c h 1. e n kおよびGellerman、19 60. ^nalyticalChe+wistry 32 : 1412)  o次にGA3−11e中の1.2−二重結合を、酢酸エチルおよびピリジン中で 2%パラジウム付炭酸バリウムを使用して水素添加(Jonesおよび1Icc 1oskey。
1963、 J、 Appl、 Chell、 13: 324)してG^ビト を得る。次に、このメチルエステル結合を0.5M水酸化カリウム中で70℃で 2時間加水分解してGA1を得る。また、GA3−Meの3β−ヒドロキシ基を 塩化メチレン中でマンガン酸バリウムで2日酸化することもできる。これは、3 −オキソ−GA3−Meを与える。このものは、さらに、酢酸エチルおよびピリ ジン中で2%パラジウム付炭酸バリウムで水素添加して3−オキソ−GA、を得 ることができる( JonesおよびMcCloskey、 1963) 、そ れから、メチルエステル結合を0.5M水酸化カリウム中で70℃で2時間加水 分解して3−オキソ−GA3および3−オキソ−GA、を得ることができる。ま た、はじめにGA、−11eをピリジンに溶解しそして6%(W/V)の塩化ト シルを加えることにょす3−トンルーG^ビMeを製造することによって、GA 、−MeをGA5−Meに変換することができる。反応生成物は1゜日後に単離 しそしてIN’Lcにより分離する。GA5−Meは、0.5M水酸化カリウム 中で70℃で2時間加水分解することにより遊離酸に変換される。GA5−)l eは、また、2%パラジウム付炭酸バリウム上で水素添加することにより、GA 2(、−Meに変換される。このGA26−Meは、0.5M水酸化カリウム中 で70℃で2時間加水分解することにより遊離酸に変換することができる。
実施例 5 ジベレリンGA20およびGA、oによる前立腺炎、前立腺における肥大および 過形成腺腫の治療 ジベレリンGA2oおよびGA3oのそれぞれ50厘すを95%エタノール11 に溶解しそして使用前にこの溶液を水でl Q m lの容量にうすめることに よって医薬組成物を製造する。
次に、これらのジベレリンをラットの飼料に加えそして1、00 A I、20 μl、10μlおよび2μlの量でラットに与える。
この投与量を、雄のウィスターラット(1投与当り3匹のラット)に3ケ月間毎 日投与する。
結果 3ケ月の期間のジベレリンGA2゜およびGA3゜のそれぞれ50μ9による雄 のウィスターラットの処理は、比較対照動物に比較して、19%の体重の有意な 増加をきたす。ジベレリンG^2゜およびGA、。で3ケ月間処理した動物は、 比較対照動物の249gに比較して、296gの平均体重を有す。全体に対する 前立腺の重量は、上述した方法でジベレリンで処理した動物においては有意に小 さい。全体の体重の%で示した前立腺の重量は、比較対照動物に対しては、0. 27%(67219)でありそしてジベレリンで処理した動物に対しては018 %(562++g)である。若い動物のような去勢されたラットを同じ方法で処 理した場合、同様な応答が得られる。
ジベレリンは、また、去勢されたラットに対して有意な同化および筋栄養作用を 示す。ジベレリンによる去勢ラットの処理は、未処理の去勢動物に比較して、9 %の体重の増加を与える。前立腺の重量は、また、ジベレリンによる処理によっ て有意に増加される。ジベレリンにより処理した去勢ラットにおいては35Lv の平均前立腺重量が得られるけれども、未処理の動物においては8011gの平 均前立腺重量が得られる。これは、未処理の去勢ラットにおける全体重に対する 0、04%の前立腺重量および処理した去勢ラットにおける全体重に対する0、 14%の前立腺重量に相当する。
また、ジヒドロテストステロンによるラットにおける前立腺の実験的に誘起され た肥大生長は、ジベレリンによって抑制される。3ケ月間のジヒドロテストステ ロンの5019の毎日の投与量による雄の成熟した未去勢ラットの処理は、前立 腺の肥大生長を招く。前立腺の重量は814++gであって、これは全体重の約 0.34%に相当する。
同時に毎日ジベレリンGA、。およびGA3゜のloOpgの投与量を与えた場 合は、前立腺の重量の増加は、検出されない。
この場合における前立腺の重量は582mgであって、これは全体重の0.20 %に相当する。
男性のヒトの前立腺の過形成および肥大生長は、また、ジベレリンGA!、およ びG^5.による処理により減少される。
これらの物質は、3週間1日当り10μ9.5011g、】00μ9.5001 19および1禦9の投与量を含有する弱エタノール溶液として経口的に投与した 。この処理は、前立腺の膨張を減少しそして前立腺の生長を減少する。ジベレリ ンによる処理は、また、体重のわずかな増加およびリビトのわずかな増加を与え る。
実施例 6 乾量の処理に対するジベレリンG^7の使用ジベレリンG^7をエタノールに溶 解しそして次にこの溶液を、0.05%のアスコルビン酸を有する医薬ワセリン からなるクリームに加えることによって、局所的に適用される医薬組成物を製造 する。このクリームは、O,]、I9/g、0.5す/9.1す7g、5菖9/ 9またはIO翼9/9の濃度でジベレリンG^7を含有する。このクリームは、 3週間1日当り2回雌の患者の乾量皮疹に局所的に適用される。
1週間の使用によって乾量皮疹の程度の有意な減少が得られる。
要 約 書 前立腺炎および/または乾量治療用の医薬組成物の製造における活性ジベレリン の使用である。
補正書の翻訳文提出書 (特許法第184条の7第1項) 平成4年6月11日

Claims (34)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.前立腺炎および(または)乾癬の治療用の医薬組成物の製造における活性ジ ベレリンの使用。
  2. 2.ジベレリンが一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼I (上記式において、 R1は、Hまたは基−O−R20(式中、R20はHである)であるかまたはR 2またはR10と一緒になって単一結合(それぞれC1−C2またはC1−C1 0二重結合)を形成し、R2は、Hまたは基−O−R21〔式中、R21はH、 グリコシルエーテル基(グリコシドエーテル)であるかまたはR4と一緒になっ て単一結合(ラクトン)を形成する〕であるかまたはR1またはR3と一緒にな って単一結合(それぞれC1−C2またはC2−C3二重結合)を形成し、R3 は、H、=Oまたは−O−R24〔式中、R24はHまたはグリコシルエーテル 基(グリコシドエーテル)である〕であるかまたはR2と一緒になって単一結合 (C2−C3二重結合)を形成し、 R4は、OHであるかまたはR23またはR21と一緒になって単一結合(ラク トン)を形成し、 R5は、Hまたは−O−R22〔式中、R22はHまたはグリコシルエステル( グリコシドエステル)である〕であり、 R6は、HまたはOHであるかまたはR7と一緒になって単一結合(C12−C 13二重結合)を形成し、R7は、H、=Oまたは−O−R25〔式中、R25 はHまたはグリコシルエーテル基(グリコシドエーテル)である〕であるかまた はR6と一緒になって単一結合(C11−C12二重結合)を形成し、 R8は、Hまたは−O−R26〔式中、R26はHまたはグリコシルエーテル基 (グリコシドエーテル)である〕であり、 R9は、HまたはOHであり、 R10は、H、CH3、CHO、COOHまたは該COOHのグリコシルエステ ル(グリコシドエステル)、CH2O−R23または−O−R23〔式中、R2 3はHであるかまたはR4と一緒になって単一結合(ラクトン)を形成する〕で あるかまたはR1と一緒になって単一結合(C1−C10二重結合)を形成し、 R11は、OHであるかまたは存在せず、R12は、CH3、CH2OH、CO OHまたは該COOHのグリコシルエステル(グリコシドエステル)である)の 化合物およびその医薬的に許容し得る塩およびラクトンである請求項1記載の使 用。
  3. 3.R1、R2、R3、R6、R7、R8、R9およびR11のせいぜい4個が Hである請求項1記載の使用。
  4. 4.R21、R22、R24、R25および(または)R26がグルコース、ガ ラクトース、アラビノースおよびキシロースからなる群から選択されたものであ りそしてこれらのすべてがそれぞれOR21、OR22、OR24、OR25ま たはOR26における酸素原子にグリコシド的に結合しているものである請求項 2〜3の何れかの項記載の使用。
  5. 5.OR21、OR24、OR25および(または)OR26がO−β−D−グ リコシジル、好ましくはO−β−D−グルコシジルである請求項2〜4の何れか の項記載の使用。
  6. 6.ジベレリンがGA1−3−O−β−D−グルコシド、GA1−13−O−β −D−グルコシド、GA3−3−O−β−D−グルコシド、GA3−13−O− β−D−グルコシド、GA3−3,13−ジ−O−β−D−グルコシド、GA4 −3−O−β−D−グルコシド、GA7−3−O−β−D−グルコシド、GA1 9−13−O−β−D−グルコシド、GA20−13−O−β−D−グルコシド 、GA30−12−O−β−D−グルコシドおよびGA53−13−O−β−D −グルコシドからなる群から選択されたものである請求項5記載の使用。
  7. 7.R10、R12およびCOR5の少なくとも1個がアルコール部分が好まし くはCOR5におけるO−α−D−グルコシジル、O−β−D−ガラクトシジル 、O−α−L−アラビノシジルおよびO−β−D−キシロシジルのようなグリコ シジルから選択されたものであるエステル基である請求項2〜4の何れかの項記 載の使用。
  8. 8.ジベレリンがGA1、GA3、GA4、GA7、GA9、GA19、GA2 0、GA30およびGA53のジベレリンD−グルコシジルエステル(GA1− D−グルコシルエステル、GA3−D−グルコシルエステル、GA4−D−グル コシルエステル、GA7−D−グルコシルエステル、CA9−D−グルコシルエ ステル、GA19−D−グルコシルエステル、GA20−D−グルコシルエステ ル、GA30−D−グルコシルエステルおよびGA53−D−グルコシルエステ ル)からなる群から選択されたものである請求項7記載の使用。
  9. 9.R7がOHでありそしてR10が−O−R23〔式中R23はR4と一緒に なって単一結合(ラクトン)を形成する〕である請求項2〜8の何れかの項記載 の使用。
  10. 10.R2およびR2が単一結合を形成するかまたはR2およびR3が単一結合 を形成する請求項9記載の使用。
  11. 11.R1がHまたはOHであり、R2がHまたはOHでありそしてR5がO− R22である請求項9〜10の何れかの項記載の使用。
  12. 12.R1がHまたはOHであり、R2がHまたはOHであり、R3がH、OH または=Oであり、R5がOHであり、R6がHであり、R8がHであり、R9 がHであり、R11が存在せずそして点線が実線と一緒になって点線および実線 により連結されている3個の炭素原子の2個の炭素原子の間に二重結合が位置し ていることを示す請求項9〜11の何れかの項記載の使用。
  13. 13.ジベレリンがGA30、GA31、GA33、GA48、GA49、GA 58、GA69、GA70およびGA71からなる群から選択されたものである 請求項9〜11の何れかの項記載の使用。
  14. 14.R8がOHであり、そしてR10が−O−R23〔式中、R23はR4と 一緒になって単一結合(ラクトン)を形成する〕である請求項2〜8の何れかの 項記載の使用。
  15. 15.R1およびR2が一緒になって単一結合を形成するかまたはR2およびR 3が一緒になって単一結合を形成する請求項14記載の使用。
  16. 16.R1がHまたはOHでありそしてR5がO−R22である請求項14〜1 5の何れかの項記載の使用。
  17. 17.R1がHまたはOHであり、R2がHまたは基−O−R21〔式中、R2 1はHである〕であるかまたはR3と一緒になって単一結合(C2−C3二重結 合)を形成し、R3がHまたはOHであるかまたはR2と一緒になって単一結合 (C2−C3二重結合)を形成し、R5がOHであり、R6がHであり、R7が Hであり、R11が存在せずそして点線が実線と一緒になって点線および実線に より連結されている3個の炭素原子の2個の炭素原子の間に二重結合が位置して いることを示す請求項14〜16の何れかの項記載の使用。
  18. 18.ジベレリンがGA1、GA3、GA5、GA6、GA8、GA21、GA 22、GA29、GA56、GA57、GA59、GA60、GA67およびG A72からなる群から選択されたものである請求項14〜17の何れかの項記載 の使用。
  19. 19.R10が−O−R23〔式中、R23はR4と一緒になって単一結合(ラ クトン)を形成する〕である請求項2〜8の何れかの項記載の使用。
  20. 20.R1およびR2が一緒になって単一結合を形成するかまたはR2およびR 3が一緒になって単一結合を形成する請求項19記載の使用。
  21. 21.R1がHまたはOHでありR2がHまたはOHでありそしてR5がO−R 22である請求項19〜20の何れかの項記載の使用。
  22. 22.R3がHまたはOHである請求項19〜21の何れかの項記載の使用。
  23. 23.R1がHまたはOHであり、R2がHまたはOHであり、R3がHまたは OHであり、R5がOHでありそしてR12がCH3である請求項19〜22の 何れかの項記載の使用。
  24. 24.ジベレリンが3−オキソ−GA1および3−オキソ−GA3からなる群か ら選択されたものである請求項19〜21の何れかの項記載の使用。
  25. 25.ジベレリンがGA1、GA2、GA3、GA4、GA7、GA8、GA9 、GA26、CA30、GA32、GA34、GA35、GA47、GA48、 GA49、GA50、GA54、GA55、GA56、GA57、GA58、G A68およびGA71からなる群から選択されたものである請求項19〜23の 何れかの項記載の使用。
  26. 26.R7がHまたはOHである請求項2〜8の何れかの項記載の使用。
  27. 27.R1がHであり、R2がHでありそしてR3がHまたはOHである請求項 26記載の使用。
  28. 28.R1がHであり、R2がHであり、R3がHまたはOHであり、R5がH またはOHであり、R6がHであり、R9がHであり、R10がCH3、CHO またはCH2O−R23〔式中、R23はR4と一緒になって単一結合(ラクト ン)を形成する〕でありR11が存在せず、R12がCH3でありそして点線が 実線と一緒になって点線および実線により連結されている3個の炭素原子の2個 の炭素原子の間に二重結合が位置していることを示す請求項26〜27の何れか の項記載の使用。
  29. 29.ジベレリンがGA12−アルデヒド、GA12、12α−OHGA12− アルデヒド、12α−OH GA12、12α−OH GA14、12α−OH  GA15、12α−OH GA37、GA19およびGA53から選択された ものである請求項26〜28の何れかの項記載の使用。
  30. 30.R11が存在せずそしてR12がCH3である請求項2〜8の何れかの項 記載の使用。
  31. 31.R10およびR1が一緒になって単一結合を形成するかまたはR1および R2が一緒になって単一結合を形成するかまたはR2およびR3が一緒になって 単一結合を形成する請求項30記載の使用。
  32. 32.R1がHであり、R2がHでありそしてR6がHである請求項30〜31 の何れかの項記載の使用。
  33. 33.R3がHまたはOHでありそしてR7がHまたはOHである請求項30〜 32の何れかの項記載の使用。
  34. 34.R1がHであり、R2がHであり、R3がHまたはOHであり、R5がH またはOHであり、R6がHであり、R7がHまたはOHであり、R9がHであ り、R10がCH3、CHO、CH2O−R23または−O−R23〔式中、R 23はHであるかまたはR4と一緒になって単一結合(ラクトン)を形成する〕 でありそして点線が実線と一緒になって、点線および実線により連結されている 3個の炭素原子の2個の炭素原子の間に二重結合が位置していることを示す請求 項30〜33の何れかの項記載の使用。
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