JPH0550212A - 鋳物の砂落とし装置 - Google Patents
鋳物の砂落とし装置Info
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- JPH0550212A JPH0550212A JP23215991A JP23215991A JPH0550212A JP H0550212 A JPH0550212 A JP H0550212A JP 23215991 A JP23215991 A JP 23215991A JP 23215991 A JP23215991 A JP 23215991A JP H0550212 A JPH0550212 A JP H0550212A
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Abstract
(57)【要約】
[目的] 振動により鋳物の砂落としが行なわれるので
あるが、鋳物受部に収容されている鋳物が衝げき力を受
ける時間を極力短くして鋳物に傷がつくのを未然に防止
することができる鋳物用砂落とし装置を提供すること。 [構成] 鋳物受部Tに収容されている鋳物Mは、アン
バランス・ウエイトWを回転させることにより加振力が
収容板11a、11bに伝達され周期的な衝げき力を受
け、これに付着している砂Sを傾斜板Lの上方に落と
し、発光素子100及び受光素子101からなる導出砂
検出装置102を通過するとき、発光素子100からの
光を遮光し、よって今、振動力を受けている鋳物Mか
ら、なお砂が落下していると判断するのであるが、砂S
が通過しなくなると、これを受光素子101が検知し、
よって鋳物受部Tで受け入れられている鋳物Mから砂が
充分に落とされたと判断し、シャッター41が解放さ
れ、次工程の振動コンベヤ4へと導出される。
あるが、鋳物受部に収容されている鋳物が衝げき力を受
ける時間を極力短くして鋳物に傷がつくのを未然に防止
することができる鋳物用砂落とし装置を提供すること。 [構成] 鋳物受部Tに収容されている鋳物Mは、アン
バランス・ウエイトWを回転させることにより加振力が
収容板11a、11bに伝達され周期的な衝げき力を受
け、これに付着している砂Sを傾斜板Lの上方に落と
し、発光素子100及び受光素子101からなる導出砂
検出装置102を通過するとき、発光素子100からの
光を遮光し、よって今、振動力を受けている鋳物Mか
ら、なお砂が落下していると判断するのであるが、砂S
が通過しなくなると、これを受光素子101が検知し、
よって鋳物受部Tで受け入れられている鋳物Mから砂が
充分に落とされたと判断し、シャッター41が解放さ
れ、次工程の振動コンベヤ4へと導出される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は鋳造後の鋳物から付着し
ている砂を落とすための鋳物の砂落とし装置に関する。
ている砂を落とすための鋳物の砂落とし装置に関する。
【0002】
【従来の技術及びその問題点】鋳造後の鋳物には型枠用
の砂が付着しているが、これを取除くために従来は作業
員がエヤーハンマーにより砂を落としている。然しなが
ら多量の鋳物の砂落としを行なう場合には、エヤーハン
マーによる振動で、作業員に白臘病を生じさせたり、悪
影響を与えることがある。また人手で行なうために均一
な砂落としをすることが困難である。
の砂が付着しているが、これを取除くために従来は作業
員がエヤーハンマーにより砂を落としている。然しなが
ら多量の鋳物の砂落としを行なう場合には、エヤーハン
マーによる振動で、作業員に白臘病を生じさせたり、悪
影響を与えることがある。また人手で行なうために均一
な砂落としをすることが困難である。
【0003】あるいは半自動化された装置としてシェイ
クアウトマシーンなるものも開発されているが、この場
合には、この上に砂落としをすべき鋳物をのせて、これ
を振動させることにより、付着している砂を落下させる
のであるが、この加振機による振動の加速度は非常に高
く設定されており、これによりできるだけ短時間に効率
よく鋳物から砂落としをするようにしているのである
が、この衝げき的な振動の時間が長過ぎると、鋳物受部
に受けられている鋳物に傷がつく恐れが生じ、加振時間
に応じて、この傷も多く生ずることが考えられる。
クアウトマシーンなるものも開発されているが、この場
合には、この上に砂落としをすべき鋳物をのせて、これ
を振動させることにより、付着している砂を落下させる
のであるが、この加振機による振動の加速度は非常に高
く設定されており、これによりできるだけ短時間に効率
よく鋳物から砂落としをするようにしているのである
が、この衝げき的な振動の時間が長過ぎると、鋳物受部
に受けられている鋳物に傷がつく恐れが生じ、加振時間
に応じて、この傷も多く生ずることが考えられる。
【0004】
【発明が解決しようとする問題点】本発明は上述の問題
に鑑みてなされ、鋳物の砂落とし及びこれから落下する
砂の処理を自動化することができ、且つ砂落としをされ
る鋳物にできるだけ傷がつかないようにし得る鋳物の砂
落とし装置を提供することを目的とする。
に鑑みてなされ、鋳物の砂落とし及びこれから落下する
砂の処理を自動化することができ、且つ砂落としをされ
る鋳物にできるだけ傷がつかないようにし得る鋳物の砂
落とし装置を提供することを目的とする。
【0005】
【問題点を解決するための手段】以上の目的は、振動可
能に支持され、砂落としをすべき鋳物を受ける鋳物受部
と、該鋳物受部を振動させる加振機と、前記鋳物受部上
の鋳物から落下する砂を受け、外部に導くための砂導出
手段とからなる鋳物の砂落とし装置において、前記砂導
出手段に近接して導出砂検出手段を設け、該導出砂検出
手段の検出出力に応じて、前記鋳物受部から砂落としを
された鋳物を外部に導出するようにしたことを特徴とす
る鋳物の砂落とし装置、によって達成される。
能に支持され、砂落としをすべき鋳物を受ける鋳物受部
と、該鋳物受部を振動させる加振機と、前記鋳物受部上
の鋳物から落下する砂を受け、外部に導くための砂導出
手段とからなる鋳物の砂落とし装置において、前記砂導
出手段に近接して導出砂検出手段を設け、該導出砂検出
手段の検出出力に応じて、前記鋳物受部から砂落としを
された鋳物を外部に導出するようにしたことを特徴とす
る鋳物の砂落とし装置、によって達成される。
【0006】
【作用】鋳物受部が加振機により高加速度の振動を受け
ると、鋳物受部で受けられている鋳物は振動により小さ
なジャンプ運動を繰り返し、鋳物受部と周期的な衝げき
を受ける。更にこの上方に衝げき板が設けられている場
合にはこれとも周期的な衝げき力を受け、効率的に鋳物
から付着している砂を下方へと落下させることができ
る。下方に設けられている砂導出手段を介して、鋳物か
ら離れた砂は外部へと振動を受けながら導出され、例え
ば傾斜板の排出端下方に設けた導出砂検出手段(例えば
発光素子と受光素子とからなる)を通過することによ
り、受光素子を瞬間的に遮光する。これにより砂が導出
されていること、すなわちこの時鋳物受部に受け入れら
れている鋳物から砂が落下していることを検出する。こ
れにより、なお鋳物受部に受け入れている鋳物を加振機
の加振力により振動させ、付着している砂を離脱させる
ようにしているのであるが、この上方に衝げき板を設け
ている時には、更に効率的に、且つ短時間に鋳物から砂
を除去することができる。上記加振機による所定の加振
力で鋳物に対する衝げき的な振動力を加えて、砂を落と
すのであるが、付着している砂が殆どなくなる、すなわ
ち砂導出手段上を砂が導出されなくなると、これが導出
砂検出手段により検知され、すでに鋳物から砂を落とす
必要がなくなるということになり、例えば鋳物受部の導
出側に設けられたシャッターを開放し、ここを通って鋳
物が例えば振動コンベヤに導出されることにより所定の
位置へと搬送される。
ると、鋳物受部で受けられている鋳物は振動により小さ
なジャンプ運動を繰り返し、鋳物受部と周期的な衝げき
を受ける。更にこの上方に衝げき板が設けられている場
合にはこれとも周期的な衝げき力を受け、効率的に鋳物
から付着している砂を下方へと落下させることができ
る。下方に設けられている砂導出手段を介して、鋳物か
ら離れた砂は外部へと振動を受けながら導出され、例え
ば傾斜板の排出端下方に設けた導出砂検出手段(例えば
発光素子と受光素子とからなる)を通過することによ
り、受光素子を瞬間的に遮光する。これにより砂が導出
されていること、すなわちこの時鋳物受部に受け入れら
れている鋳物から砂が落下していることを検出する。こ
れにより、なお鋳物受部に受け入れている鋳物を加振機
の加振力により振動させ、付着している砂を離脱させる
ようにしているのであるが、この上方に衝げき板を設け
ている時には、更に効率的に、且つ短時間に鋳物から砂
を除去することができる。上記加振機による所定の加振
力で鋳物に対する衝げき的な振動力を加えて、砂を落と
すのであるが、付着している砂が殆どなくなる、すなわ
ち砂導出手段上を砂が導出されなくなると、これが導出
砂検出手段により検知され、すでに鋳物から砂を落とす
必要がなくなるということになり、例えば鋳物受部の導
出側に設けられたシャッターを開放し、ここを通って鋳
物が例えば振動コンベヤに導出されることにより所定の
位置へと搬送される。
【0007】以上のようにして鋳物受部で受けられてい
る鋳物に必要以上に衝げき的な振動力を与えることが防
止され、鋳物に傷がつくのを未然に防止することができ
る。また鋳物の砂落としの作業の効率を一段と向上させ
ることができる。
る鋳物に必要以上に衝げき的な振動力を与えることが防
止され、鋳物に傷がつくのを未然に防止することができ
る。また鋳物の砂落としの作業の効率を一段と向上させ
ることができる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例による鋳物の砂落とし
装置について図面を参照して説明する。
装置について図面を参照して説明する。
【0009】図1及び図2は本実施例の砂落とし装置の
全体を示すが、1で示され、鋳物Mは右方から左方へと
搬送されるのであるが、主として鋳物搬入用振動コンベ
ヤ2、これに近接して配設されるシェイクアウトマシー
ン3、またこれに近接して配設される鋳物搬出用振動コ
ンベヤ4からなっている。鋳物搬入用振動コンベヤ2は
公知の構造を有し、長いトラフ5はカウンター・ウエイ
ト7と複数の傾斜板ばね6により結合されており、その
全体は防振ばね8により地上に支持されている。カウン
ター・ウエイト7上には電動機により駆動されるクラン
ク駆動部9が設けられており、これからの出力である直
線振動力は、ロッド10によりトラフ5に伝達される。
これによりトラフ5は矢印aで示す方向に振動する。
全体を示すが、1で示され、鋳物Mは右方から左方へと
搬送されるのであるが、主として鋳物搬入用振動コンベ
ヤ2、これに近接して配設されるシェイクアウトマシー
ン3、またこれに近接して配設される鋳物搬出用振動コ
ンベヤ4からなっている。鋳物搬入用振動コンベヤ2は
公知の構造を有し、長いトラフ5はカウンター・ウエイ
ト7と複数の傾斜板ばね6により結合されており、その
全体は防振ばね8により地上に支持されている。カウン
ター・ウエイト7上には電動機により駆動されるクラン
ク駆動部9が設けられており、これからの出力である直
線振動力は、ロッド10によりトラフ5に伝達される。
これによりトラフ5は矢印aで示す方向に振動する。
【0010】シェイクアウトマシーン3は図3にも示さ
れるように左右で各対となった補強板12a、12b
と、この上縁部に、例えば溶接により固定された一対の
への字形状の受板11a、11bとにより図3に示すよ
うな鋳物Mの収容部Tを構成する。すなわち収容板11
a、11bは、ほぼV字形状を呈し、その両端部は相離
隔しており、砂落とし用の開口として形成されるが、補
強板12a、12bの下端部はこの間に落下する砂を通
過させる間隔15を形成している。また補強板12a、
12bの下縁部は平板13に固定され、また図3に示す
ように、この上に傾斜板Lが鋳物Mから落下した砂Sを
外部に導出するための通路Pを形成する。なお図におい
て受板11a、11bは、鋳物搬出用振動コンベヤ4に
向って数度下向きに傾斜しているものとする。傾斜板L
に落下した砂は図3において右方へと重力で滑走しベル
トコンベヤB(図1、図2では図示せず)上に落下す
る。
れるように左右で各対となった補強板12a、12b
と、この上縁部に、例えば溶接により固定された一対の
への字形状の受板11a、11bとにより図3に示すよ
うな鋳物Mの収容部Tを構成する。すなわち収容板11
a、11bは、ほぼV字形状を呈し、その両端部は相離
隔しており、砂落とし用の開口として形成されるが、補
強板12a、12bの下端部はこの間に落下する砂を通
過させる間隔15を形成している。また補強板12a、
12bの下縁部は平板13に固定され、また図3に示す
ように、この上に傾斜板Lが鋳物Mから落下した砂Sを
外部に導出するための通路Pを形成する。なお図におい
て受板11a、11bは、鋳物搬出用振動コンベヤ4に
向って数度下向きに傾斜しているものとする。傾斜板L
に落下した砂は図3において右方へと重力で滑走しベル
トコンベヤB(図1、図2では図示せず)上に落下す
る。
【0011】平板13の下面には駆動部取付フレーム1
8が固定されており、この一側方に一対の電動機19
a、19bが地上に配設されている。この回転軸にはユ
ニバーサルジョイント21a、21bが結合されてお
り、これを介して駆動軸22a、22bが結合されてお
り、その両端部はフレーム18の側壁部に設けられた軸
受20により回転可能に支持されている。駆動軸22
a、22bには軸受20の両側においてアンバランス・
ウエイトWが固定されており、モータ19a、19bの
回転駆動により、回転して円形の加振力を発生させる。
8が固定されており、この一側方に一対の電動機19
a、19bが地上に配設されている。この回転軸にはユ
ニバーサルジョイント21a、21bが結合されてお
り、これを介して駆動軸22a、22bが結合されてお
り、その両端部はフレーム18の側壁部に設けられた軸
受20により回転可能に支持されている。駆動軸22
a、22bには軸受20の両側においてアンバランス・
ウエイトWが固定されており、モータ19a、19bの
回転駆動により、回転して円形の加振力を発生させる。
【0012】また平板13は前後左右で対となった支柱
17に、ばね16を介して地上に振動可能に支持されて
いる。
17に、ばね16を介して地上に振動可能に支持されて
いる。
【0013】鋳物搬出用振動コンベヤ4も鋳物搬入用振
動コンベヤ2と同様に構成されており、公知の構造を有
し、長いトラフ30は下方のカウンター・ウエイト31
と複数の傾斜板ばね32により結合されており、その全
体は防振ばね35により地上に支持されている。カウン
ター・ウエイト31上にはモータを含むクランク駆動部
33が取付けられており、この直線的な出力は駆動ロッ
ド34によりトラフ30に伝達されている。
動コンベヤ2と同様に構成されており、公知の構造を有
し、長いトラフ30は下方のカウンター・ウエイト31
と複数の傾斜板ばね32により結合されており、その全
体は防振ばね35により地上に支持されている。カウン
ター・ウエイト31上にはモータを含むクランク駆動部
33が取付けられており、この直線的な出力は駆動ロッ
ド34によりトラフ30に伝達されている。
【0014】また、コンベヤ2とシェイクアウトマシー
ン3との間、及びシェイクアウトマシーン3とコンベヤ
4との間には上下動するシャッター40、41が配設さ
れ、これらはエヤシリンダ42、43により所定のタイ
ミングで駆動される。
ン3との間、及びシェイクアウトマシーン3とコンベヤ
4との間には上下動するシャッター40、41が配設さ
れ、これらはエヤシリンダ42、43により所定のタイ
ミングで駆動される。
【0015】本実施例によれば、更に鋳物受部Tの上方
に衝げき板Zが配設され、これは建屋の一部に取付部材
Yを介して所定の位置に固定されているのであるが、こ
れと鋳物受部Tの上に受けられた鋳物Mとの間に該鋳物
Mが鋳物受部Tより振動力を受けて小さなジャンプ運動
を繰り返すときに、この振動の上方死点より下方の位置
にあるように、すなわち周期的にこの衝げき板Zと衝突
するような間隔Gで配設されている。
に衝げき板Zが配設され、これは建屋の一部に取付部材
Yを介して所定の位置に固定されているのであるが、こ
れと鋳物受部Tの上に受けられた鋳物Mとの間に該鋳物
Mが鋳物受部Tより振動力を受けて小さなジャンプ運動
を繰り返すときに、この振動の上方死点より下方の位置
にあるように、すなわち周期的にこの衝げき板Zと衝突
するような間隔Gで配設されている。
【0016】更に本発明によれば傾斜板Lの排出端の下
方、且つこの近傍に導出砂検出装置102が設けられて
いるが、これは発光素子100及びこれと対抗して設け
られている受光素子101からなっており、この間を砂
Sが通る時には発光素子100からの光を遮光すること
により受光素子101がこれを検知し、この検知出力が
図示しない制御回路に供給され、これからエヤーシリン
ダ43へ駆動信号を供給するようになっている。
方、且つこの近傍に導出砂検出装置102が設けられて
いるが、これは発光素子100及びこれと対抗して設け
られている受光素子101からなっており、この間を砂
Sが通る時には発光素子100からの光を遮光すること
により受光素子101がこれを検知し、この検知出力が
図示しない制御回路に供給され、これからエヤーシリン
ダ43へ駆動信号を供給するようになっている。
【0017】本発明の実施例による鋳物の砂落とし装置
は以上のように構成されるが、次にこの作用について説
明する。
は以上のように構成されるが、次にこの作用について説
明する。
【0018】図示せずとも鋳物鋳造工程後の鋳物Mは常
時駆動されている搬入用振動コンベヤ2により図1で矢
印Aで示す方向にトラフ5上を移送される。この時シェ
イクアウトマシーン3の両側に配設されているシャッタ
ー40、41のうち41は閉じているが40は開放され
ており、従って鋳物搬入用振動コンベヤ2から鋳物Mは
シェイクアウトマシーン3の収容部Tへと供給される。
鋳物Mを収容するための収容板11a、11bは下向き
に数度傾斜していることと、また既にモータ19a、1
9bの駆動により、ほぼ垂直方向に高加速度(最大20
〜40g)の振動を行なっていることとにより、図1に
おいて左方へと徐々に移送されるのであるが、この時高
加速度の振動により、鋳物Mは収容板11a、11b、
且つ衝げき板Zと周期的に衝突し、付着している砂Sを
下方へと落下させる。砂Sは図3に示すように収容板1
1a、11bの斜面を滑走して間隔15を通って傾斜板
L上に落下する。あるいは鋳物Mから直接、傾斜板L上
に落下する。この砂Sは傾斜板L上に形成される通路P
を通り、図3において右方へと移送されるベルトコンベ
ヤB上に落下する。
時駆動されている搬入用振動コンベヤ2により図1で矢
印Aで示す方向にトラフ5上を移送される。この時シェ
イクアウトマシーン3の両側に配設されているシャッタ
ー40、41のうち41は閉じているが40は開放され
ており、従って鋳物搬入用振動コンベヤ2から鋳物Mは
シェイクアウトマシーン3の収容部Tへと供給される。
鋳物Mを収容するための収容板11a、11bは下向き
に数度傾斜していることと、また既にモータ19a、1
9bの駆動により、ほぼ垂直方向に高加速度(最大20
〜40g)の振動を行なっていることとにより、図1に
おいて左方へと徐々に移送されるのであるが、この時高
加速度の振動により、鋳物Mは収容板11a、11b、
且つ衝げき板Zと周期的に衝突し、付着している砂Sを
下方へと落下させる。砂Sは図3に示すように収容板1
1a、11bの斜面を滑走して間隔15を通って傾斜板
L上に落下する。あるいは鋳物Mから直接、傾斜板L上
に落下する。この砂Sは傾斜板L上に形成される通路P
を通り、図3において右方へと移送されるベルトコンベ
ヤB上に落下する。
【0019】傾斜板Lの排出端より落下する砂Sは導出
砂検出装置102、すなわち発光素子100と受光素子
101との間を通過するときに発光素子100からの光
を遮断するので、これにより受光素子101の検出信号
で、なお鋳物受部Tで受けられている鋳物Mから砂が落
下していると判断し、加振機の駆動を続行させる。図1
で示す鋳物Mに付着している砂は収容板11a、11b
及びこの上方に配設される衝げき板Zとの鋳物Mの周期
的な衝げきにより効率よく、その全面より砂を落下させ
ることができる。傾斜板L上に落下するのであるが、す
でに付着している砂がなくなると、あるいは殆どなくな
ると、傾斜板Lの排出端から落下する砂もなくなる。す
なわち発光素子100からの光は連続的に受光素子10
1に受光されることにより図示しない制御器(例えば所
定時間以上連続して受光している(ON)信号を受けて
いることにより判断する)は、今鋳物受部Tに受けられ
ている鋳物Mに付着している砂はなくなったと判断す
る。この判断によりシャッター41が開かれる。高加速
度の振動力を受けて砂落としをされた鋳物Mは、この時
上方へと開放しているシャッター41には阻止されるこ
となく鋳物搬出用振動コンベヤ4によりトラフ30上を
左方へと移送される。
砂検出装置102、すなわち発光素子100と受光素子
101との間を通過するときに発光素子100からの光
を遮断するので、これにより受光素子101の検出信号
で、なお鋳物受部Tで受けられている鋳物Mから砂が落
下していると判断し、加振機の駆動を続行させる。図1
で示す鋳物Mに付着している砂は収容板11a、11b
及びこの上方に配設される衝げき板Zとの鋳物Mの周期
的な衝げきにより効率よく、その全面より砂を落下させ
ることができる。傾斜板L上に落下するのであるが、す
でに付着している砂がなくなると、あるいは殆どなくな
ると、傾斜板Lの排出端から落下する砂もなくなる。す
なわち発光素子100からの光は連続的に受光素子10
1に受光されることにより図示しない制御器(例えば所
定時間以上連続して受光している(ON)信号を受けて
いることにより判断する)は、今鋳物受部Tに受けられ
ている鋳物Mに付着している砂はなくなったと判断す
る。この判断によりシャッター41が開かれる。高加速
度の振動力を受けて砂落としをされた鋳物Mは、この時
上方へと開放しているシャッター41には阻止されるこ
となく鋳物搬出用振動コンベヤ4によりトラフ30上を
左方へと移送される。
【0020】次いでシャッター41が閉じられ、シャッ
ター40(鋳物Mを収容部Tに収容後、閉じていた)が
開放されて鋳物搬入用振動コンベヤ2により次の鋳物M
が、シェイクアウトマシーン3に供給される。収容部T
の鋳物Mは上述と同様に所定時間、高加速度の振動力を
受け、砂落としされる。導出砂検出手段102の検知出
力により砂落としが完了すると、直ちにシャッター41
が開放されて鋳物搬出用振動コンベヤ4に供給され所定
の位置へと搬送される。
ター40(鋳物Mを収容部Tに収容後、閉じていた)が
開放されて鋳物搬入用振動コンベヤ2により次の鋳物M
が、シェイクアウトマシーン3に供給される。収容部T
の鋳物Mは上述と同様に所定時間、高加速度の振動力を
受け、砂落としされる。導出砂検出手段102の検知出
力により砂落としが完了すると、直ちにシャッター41
が開放されて鋳物搬出用振動コンベヤ4に供給され所定
の位置へと搬送される。
【0021】以上のようにして本実施例によれば鋳物の
砂落としを人手を要することなく、完全に自動的に行な
うことができ、且つ必要最低限の衝げき力を受けるだけ
であるので、衝げきによる傷を受けることが殆どなく、
また作業時間を短縮して生産効率を向上させることがで
きる。
砂落としを人手を要することなく、完全に自動的に行な
うことができ、且つ必要最低限の衝げき力を受けるだけ
であるので、衝げきによる傷を受けることが殆どなく、
また作業時間を短縮して生産効率を向上させることがで
きる。
【0022】図4は本発明の第2実施例による鋳物の砂
落とし装置の要部を示すものである。収容部は全体とし
てT’で示され、第1実施例に対応する部分については
同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。すなわ
ち本実施例によれば平板13’の下方にはフレーム52
が固定されているが、それに一対の振動電動機54a、
54bが取付けられている。一方の振動電動機54bは
紙面に対しフレーム52の裏側に固定されている。また
これら振動電動機54a、54bは各回転軸は水平線に
対し一定の角度、例えば50度傾斜して固定されてい
る。従って、これら振動電動機54a、54bに電源を
接続すると公知のように、これらに同期化力が働き、d
に示す方向に直線振動を行なう。これによっても収容部
T’には高加速度の振動力を与えることができるのであ
るが、本実施例においても傾斜板L’が配設されてい
る。落下した砂SはベルトコンベヤB上に排出されるが
収容部T’で収容されている鋳物Mは図4において振動
による移送力を受け、図4において左方に徐々に移送さ
れる。しかしながらゲート41が閉じているので、ここ
に当接すると、これ以上は左方へと移送されることはな
い。
落とし装置の要部を示すものである。収容部は全体とし
てT’で示され、第1実施例に対応する部分については
同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。すなわ
ち本実施例によれば平板13’の下方にはフレーム52
が固定されているが、それに一対の振動電動機54a、
54bが取付けられている。一方の振動電動機54bは
紙面に対しフレーム52の裏側に固定されている。また
これら振動電動機54a、54bは各回転軸は水平線に
対し一定の角度、例えば50度傾斜して固定されてい
る。従って、これら振動電動機54a、54bに電源を
接続すると公知のように、これらに同期化力が働き、d
に示す方向に直線振動を行なう。これによっても収容部
T’には高加速度の振動力を与えることができるのであ
るが、本実施例においても傾斜板L’が配設されてい
る。落下した砂SはベルトコンベヤB上に排出されるが
収容部T’で収容されている鋳物Mは図4において振動
による移送力を受け、図4において左方に徐々に移送さ
れる。しかしながらゲート41が閉じているので、ここ
に当接すると、これ以上は左方へと移送されることはな
い。
【0023】更に本実施例によれば第1実施例と同様に
鋳物受部T’で収容されている鋳物Mの上方に衝げき板
Z’が配設されており、これは取付部材Y’を介して建
屋の一部に固定されているのであるが、振動電動機54
a、54bの駆動によりd方向に振動力を受け、これに
より鋳物Mは小さなジャンプ運動を繰り返し、このジャ
ンプ運動の上方移行において衝げき板Z’と衝げき的に
衝突するように衝げき板Z’と鋳物Mとの間隙Gが定め
られている。
鋳物受部T’で収容されている鋳物Mの上方に衝げき板
Z’が配設されており、これは取付部材Y’を介して建
屋の一部に固定されているのであるが、振動電動機54
a、54bの駆動によりd方向に振動力を受け、これに
より鋳物Mは小さなジャンプ運動を繰り返し、このジャ
ンプ運動の上方移行において衝げき板Z’と衝げき的に
衝突するように衝げき板Z’と鋳物Mとの間隙Gが定め
られている。
【0024】なお本実施例においても、明示せずとも第
1実施例と同様に傾斜板L’の排出端近傍には導出砂検
出装置102が設けられている。この検出装置102に
より本実施例によっても第1実施例と同様にして鋳物の
砂落としが最短必要時間のみ自動的に行なわれることは
明らかである。
1実施例と同様に傾斜板L’の排出端近傍には導出砂検
出装置102が設けられている。この検出装置102に
より本実施例によっても第1実施例と同様にして鋳物の
砂落としが最短必要時間のみ自動的に行なわれることは
明らかである。
【0025】図5及び図6は本発明の第3実施例による
鋳物の砂落とし装置を示すものであるが、本実施例にお
いては鋳物受部T”は収容板80a、80bによって形
成され、これら下縁部間に開口71が形成され、ここを
通って鋳物Mから落下した砂を下方へと導くようにして
いるのであるが、鋳物受部T”の下方には、これと一体
的にケーシング70aが固定されており、この下端部に
形成される砂排出口81に対向して下方にベルトコンベ
ヤ90が配設されている。また加振機は第1実施例と同
様に構成されており、対応する部分については同一の符
号を付すが一対の加振機構72A、72Bでなり、アン
バランス・ウエイトWの回転により鋳物受部T”に高加
速度の振動力を与えるのであるが、本実施例においても
上方には衝げき板Z”が配設されており、これは取付部
材Y”を介して建屋の一部に固定され、鋳物Mとの間に
振動を受けた時に周期的な衝突をするような間隙G”が
おかれている。
鋳物の砂落とし装置を示すものであるが、本実施例にお
いては鋳物受部T”は収容板80a、80bによって形
成され、これら下縁部間に開口71が形成され、ここを
通って鋳物Mから落下した砂を下方へと導くようにして
いるのであるが、鋳物受部T”の下方には、これと一体
的にケーシング70aが固定されており、この下端部に
形成される砂排出口81に対向して下方にベルトコンベ
ヤ90が配設されている。また加振機は第1実施例と同
様に構成されており、対応する部分については同一の符
号を付すが一対の加振機構72A、72Bでなり、アン
バランス・ウエイトWの回転により鋳物受部T”に高加
速度の振動力を与えるのであるが、本実施例においても
上方には衝げき板Z”が配設されており、これは取付部
材Y”を介して建屋の一部に固定され、鋳物Mとの間に
振動を受けた時に周期的な衝突をするような間隙G”が
おかれている。
【0026】また本実施例によればケーシング70の排
出口81の直下方で、且つベルトコンベヤ90の直上方
には第1実施例と同様に導出砂検出装置102が設けれ
られており、排出口81から砂Sが落下していることを
検知し、落下しなくなると第1実施例と同様に受光素子
101の検知出力によりシャッター41(図示せず)を
開放するように構成されている。このような構成におい
ても上記第1実施例及び第2実施例と同様な作用、効果
を奏することは明らかである。
出口81の直下方で、且つベルトコンベヤ90の直上方
には第1実施例と同様に導出砂検出装置102が設けれ
られており、排出口81から砂Sが落下していることを
検知し、落下しなくなると第1実施例と同様に受光素子
101の検知出力によりシャッター41(図示せず)を
開放するように構成されている。このような構成におい
ても上記第1実施例及び第2実施例と同様な作用、効果
を奏することは明らかである。
【0027】以上、本発明の各実施例について説明した
が、勿論、本発明はこれらに限定されることなく、本発
明の技術的思想に基いて種々の変形が可能である。
が、勿論、本発明はこれらに限定されることなく、本発
明の技術的思想に基いて種々の変形が可能である。
【0028】例えば以上の実施例ではシェイクアウトマ
シーン3、51の両側にシャッター40、41を配設
し、これらを鋳物の搬入及び搬出に応じて開閉したが、
場合によっては搬入側のシャッター40を省略すること
ができる。この場合には鋳物搬入用振動コンベヤ2を通
常は停止しておき、シェイクアウトマシーン3から砂落
としをした鋳物を鋳物搬出用振動コンベヤ4に排出した
後、クランク駆動部9を駆動して次に砂落としをすべき
鋳物Mをトラフ5上で移送し、シェイクアウトマシーン
3の収容部Tに供給する。
シーン3、51の両側にシャッター40、41を配設
し、これらを鋳物の搬入及び搬出に応じて開閉したが、
場合によっては搬入側のシャッター40を省略すること
ができる。この場合には鋳物搬入用振動コンベヤ2を通
常は停止しておき、シェイクアウトマシーン3から砂落
としをした鋳物を鋳物搬出用振動コンベヤ4に排出した
後、クランク駆動部9を駆動して次に砂落としをすべき
鋳物Mをトラフ5上で移送し、シェイクアウトマシーン
3の収容部Tに供給する。
【0029】あるいは以上の実施例ではシェイクアウト
マシーンに上流側の振動コンベヤから鋳物がゲートを介
し、自動的に搬入され、導出砂検出装置102の検知信
号がなくなるまでシェイクアウトマシーンで振動させた
後、他方のゲートを開放して鋳物搬出用振動コンベヤよ
り所定の場所へと搬出するようにしたが、このような完
全自動化システムに適用されるだけでなく、例えばクレ
ーンにより作業員が鋳物をこのシェイクアウトマシーン
上の収容部Tにのせるようにしてもよい。この後、加振
機の駆動により高加速度の振動力を受け上述のようにし
て鋳物Mから砂落としをすることができる。砂落としの
完了時は導出砂検出装置102の検知出力により、例え
ばブザーを鳴らすようにすればよい。
マシーンに上流側の振動コンベヤから鋳物がゲートを介
し、自動的に搬入され、導出砂検出装置102の検知信
号がなくなるまでシェイクアウトマシーンで振動させた
後、他方のゲートを開放して鋳物搬出用振動コンベヤよ
り所定の場所へと搬出するようにしたが、このような完
全自動化システムに適用されるだけでなく、例えばクレ
ーンにより作業員が鋳物をこのシェイクアウトマシーン
上の収容部Tにのせるようにしてもよい。この後、加振
機の駆動により高加速度の振動力を受け上述のようにし
て鋳物Mから砂落としをすることができる。砂落としの
完了時は導出砂検出装置102の検知出力により、例え
ばブザーを鳴らすようにすればよい。
【0030】また以上の実施例では建屋の一部に衝げき
板Z、Z’又はZ”は取付部材Y、Y’又はY”を介し
て固定させるようにしたが、これに代えて鋳物受部T、
T’、T”、すなわち振動部に衝げき板を固定させるよ
うにしてもよい。
板Z、Z’又はZ”は取付部材Y、Y’又はY”を介し
て固定させるようにしたが、これに代えて鋳物受部T、
T’、T”、すなわち振動部に衝げき板を固定させるよ
うにしてもよい。
【0031】図7はこのような変形例を示すもので、衝
げき板Qは鋳物受部Tに対し、取り付けブロック106
a、106bを介して固定され、鋳物受部Tに受けられ
ている鋳物Mとの間に、これが振動力を受けるときに衝
突して周期的な衝げき力を受けるように間隙Rをおいて
配設されている。
げき板Qは鋳物受部Tに対し、取り付けブロック106
a、106bを介して固定され、鋳物受部Tに受けられ
ている鋳物Mとの間に、これが振動力を受けるときに衝
突して周期的な衝げき力を受けるように間隙Rをおいて
配設されている。
【0032】このような変形例においても上記実施例と
同様な効果を奏することは明らかであるが、上記実施例
と比べると加振機に対する負荷が大となるという欠点を
有するが、建屋の一部との関連構成が簡素化される。
同様な効果を奏することは明らかであるが、上記実施例
と比べると加振機に対する負荷が大となるという欠点を
有するが、建屋の一部との関連構成が簡素化される。
【0033】図8は導出砂検出手段の変形例を示すもの
であるが、この導出砂検出装置200においては砂導出
手段201の一部に検出部材202が固定されており、
これは砂導出手段201を支点203により支持してい
るのであるが、この一方の端部にロードセル204が配
設されており、このロードセル204にかかる荷重で砂
導出手段201の一部の内壁に落下する砂Sの落下衝げ
き力を受け、検出部材202でうけることにより、ロー
ドセル204がこの衝げき力を検出し、砂導出手段20
1に、なお砂Sが落下していることを検知し、すでに落
下しなくなること、すなわちロードセル204に衝げき
荷重が加わらなくなると、鋳物受部に収容されている鋳
物から砂が充分に除去されたと判断し、上記実施例と同
様に、例えばシャッターを解放することにより、収容部
に受け入れられている鋳物を次工程に供給するようにし
ている。
であるが、この導出砂検出装置200においては砂導出
手段201の一部に検出部材202が固定されており、
これは砂導出手段201を支点203により支持してい
るのであるが、この一方の端部にロードセル204が配
設されており、このロードセル204にかかる荷重で砂
導出手段201の一部の内壁に落下する砂Sの落下衝げ
き力を受け、検出部材202でうけることにより、ロー
ドセル204がこの衝げき力を検出し、砂導出手段20
1に、なお砂Sが落下していることを検知し、すでに落
下しなくなること、すなわちロードセル204に衝げき
荷重が加わらなくなると、鋳物受部に収容されている鋳
物から砂が充分に除去されたと判断し、上記実施例と同
様に、例えばシャッターを解放することにより、収容部
に受け入れられている鋳物を次工程に供給するようにし
ている。
【0034】また以上の実施例では衝げき板Z、Z’、
Z”と鋳物Mとの間隙G、G’又はG”を一定とした
が、これを調節可能としてもよい。例えば建屋の一部に
一対のエヤーシリンダを設け、この駆動ロッドの下端部
に衝げき板を取りつけることにより、エヤーシリンダの
駆動により駆動ロッドの突出長さを調節し、これにより
衝げき板と鋳物Mとの間隙を調節するようにしてもよ
い。またエヤーシリンダに代えて、ねじ調節装置を設
け、このねじと螺合する部材の回動調節により、衝げき
板と鋳物Mとの距離を調節するようにしてもよい。この
ような調節により鋳物の大きさに応じた調節を行なえる
のみならず、同一の鋳物に対しても、その衝げきの強さ
を適切に選ぶことができ、鋳物の砂落としに要する時間
を極力短くすることができるのみならず、鋳物の、この
衝げき板と衝突する衝げきによる損傷を極力抑えること
ができる。すなわち衝げき板と衝突する部位のみが収容
板で鋳物と衝突することによる砂落としより極端に早く
されても無駄であり、かえって上述した鋳物の面を傷つ
けることになる。
Z”と鋳物Mとの間隙G、G’又はG”を一定とした
が、これを調節可能としてもよい。例えば建屋の一部に
一対のエヤーシリンダを設け、この駆動ロッドの下端部
に衝げき板を取りつけることにより、エヤーシリンダの
駆動により駆動ロッドの突出長さを調節し、これにより
衝げき板と鋳物Mとの間隙を調節するようにしてもよ
い。またエヤーシリンダに代えて、ねじ調節装置を設
け、このねじと螺合する部材の回動調節により、衝げき
板と鋳物Mとの距離を調節するようにしてもよい。この
ような調節により鋳物の大きさに応じた調節を行なえる
のみならず、同一の鋳物に対しても、その衝げきの強さ
を適切に選ぶことができ、鋳物の砂落としに要する時間
を極力短くすることができるのみならず、鋳物の、この
衝げき板と衝突する衝げきによる損傷を極力抑えること
ができる。すなわち衝げき板と衝突する部位のみが収容
板で鋳物と衝突することによる砂落としより極端に早く
されても無駄であり、かえって上述した鋳物の面を傷つ
けることになる。
【0035】また以上の実施例では導出砂検出手段とし
て受光素子及び発光素子からなる導出砂検出手段または
ロードセルによる衝げき力検知手段を用いるようにした
が、これに代えて反射式の検出手段を用いてもよい。例
えば傾斜板Lの移送面Pに近接して、これを設け、砂か
らの反射度と傾斜板Lの反射度とのレベルの差を検知す
ることにより、砂落としを完了したかどうかを検出する
ようにしてもよい。この場合に傾斜板は例えば反射強度
の差を大きくするためにステンレスで構成するようにし
てもよい。
て受光素子及び発光素子からなる導出砂検出手段または
ロードセルによる衝げき力検知手段を用いるようにした
が、これに代えて反射式の検出手段を用いてもよい。例
えば傾斜板Lの移送面Pに近接して、これを設け、砂か
らの反射度と傾斜板Lの反射度とのレベルの差を検知す
ることにより、砂落としを完了したかどうかを検出する
ようにしてもよい。この場合に傾斜板は例えば反射強度
の差を大きくするためにステンレスで構成するようにし
てもよい。
【0036】また以上の実施例では鋳物Mの上方に衝げ
き板を設けて、これと鋳物との衝げきにより鋳物の砂落
としの効率を向上させるようにしたが、場合によっては
衝げき板を省略してもよい。
き板を設けて、これと鋳物との衝げきにより鋳物の砂落
としの効率を向上させるようにしたが、場合によっては
衝げき板を省略してもよい。
【0037】また以上の実施例では鋳物受部Tは、V字
形状を呈するようにしたが、これに限ることなく、例え
ばU字状の受部を形成し、この底部に孔を設けて、ここ
から落下砂を下方へと導出させるようにして、この導出
経路に近接して上述のような導出砂検出手段を設けても
よい。
形状を呈するようにしたが、これに限ることなく、例え
ばU字状の受部を形成し、この底部に孔を設けて、ここ
から落下砂を下方へと導出させるようにして、この導出
経路に近接して上述のような導出砂検出手段を設けても
よい。
【0038】
【発明の効果】以上述べたように本発明の鋳物の砂落と
し装置によれば、鋳物から砂落とし自動的に行なうこと
ができるのみならず、砂の処理も自動的に行なうことが
できる。また導出砂検出手段により、鋳物の砂落としに
必要な時間のみに作業時間を限定して、鋳物に傷をつけ
ることを未然に防止することができ、かつまた鋳物の砂
落としの生産効率を従来より大巾に向上させることがで
きる。
し装置によれば、鋳物から砂落とし自動的に行なうこと
ができるのみならず、砂の処理も自動的に行なうことが
できる。また導出砂検出手段により、鋳物の砂落としに
必要な時間のみに作業時間を限定して、鋳物に傷をつけ
ることを未然に防止することができ、かつまた鋳物の砂
落としの生産効率を従来より大巾に向上させることがで
きる。
【図1】本発明の第1実施例による鋳物の砂落とし装置
の部分破断側面図である。
の部分破断側面図である。
【図2】図1において[2]−[2]線方向から見た同
平面図である。
平面図である。
【図3】図1におけるシェイクアウトマシーンの正面図
である。
である。
【図4】本発明の第2実施例による鋳物用砂落とし装置
の要部の側面図である。
の要部の側面図である。
【図5】シェイクアウトマシーンの第3実施例を示す側
面図である。
面図である。
【図6】同正面図である。
【図7】シェイクアウトマシーンの変形例を示す正面図
である。
である。
【図8】導出砂検出装置の変形例を示す側断面図であ
る。
る。
1 砂落とし装置 3 シェイクアウトマシーン 11a 受板 11b 受板 19a 電動機 19b 電動機 54a 振動電動機 54b 振動電動機 70 ケーシング 72a 加振機構 72b 加振機構 80a 受板 80b 受板 81 開口 L 傾斜板 M 鋳物 T 鋳物受部 T’ 鋳物受部 T” 鋳物受部 W アンバランス・ウエイト 102 導出砂検出装置 200 導出砂検出装置
Claims (2)
- 【請求項1】 振動可能に支持され、砂落としをすべき
鋳物を受ける鋳物受部と、該鋳物受部を振動させる加振
機と、前記鋳物受部上の鋳物から落下する砂を受け、外
部に導くための砂導出手段とからなる鋳物の砂落とし装
置において、前記砂導出手段に近接して導出砂検出手段
を設け、該導出砂検出手段の検出出力に応じて、前記鋳
物受部から砂落としをされた鋳物を外部に導出するよう
にしたことを特徴とする鋳物の砂落とし装置。 - 【請求項2】 前記鋳物受部の上方に衝げき板を設け、
前記鋳物受部で受けられている鋳物が前記加振機により
振動力を受けるときに該衝げき板と衝突するようにした
請求項1に記載の鋳物の砂落とし装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23215991A JP2959229B2 (ja) | 1991-08-20 | 1991-08-20 | 鋳物の砂落とし装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23215991A JP2959229B2 (ja) | 1991-08-20 | 1991-08-20 | 鋳物の砂落とし装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0550212A true JPH0550212A (ja) | 1993-03-02 |
JP2959229B2 JP2959229B2 (ja) | 1999-10-06 |
Family
ID=16934922
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23215991A Expired - Fee Related JP2959229B2 (ja) | 1991-08-20 | 1991-08-20 | 鋳物の砂落とし装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2959229B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN112122589A (zh) * | 2020-09-17 | 2020-12-25 | 繁昌县琪鑫铸造有限公司 | 一种砂型铸造用落砂机 |
CN112170821A (zh) * | 2020-09-10 | 2021-01-05 | 芜湖市云峰铸造有限责任公司 | 一种砂型分离处理装置 |
JP2021074749A (ja) * | 2019-11-08 | 2021-05-20 | アピュアン株式会社 | 鋳砂除去装置、及び鋳砂除去方法 |
-
1991
- 1991-08-20 JP JP23215991A patent/JP2959229B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2021074749A (ja) * | 2019-11-08 | 2021-05-20 | アピュアン株式会社 | 鋳砂除去装置、及び鋳砂除去方法 |
CN112170821A (zh) * | 2020-09-10 | 2021-01-05 | 芜湖市云峰铸造有限责任公司 | 一种砂型分离处理装置 |
CN112122589A (zh) * | 2020-09-17 | 2020-12-25 | 繁昌县琪鑫铸造有限公司 | 一种砂型铸造用落砂机 |
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP2959229B2 (ja) | 1999-10-06 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |