JPH05500901A - 凝集剤特性を有する菌の細胞壁物質、その生成のための方法 - Google Patents
凝集剤特性を有する菌の細胞壁物質、その生成のための方法Info
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- JPH05500901A JPH05500901A JP2514473A JP51447390A JPH05500901A JP H05500901 A JPH05500901 A JP H05500901A JP 2514473 A JP2514473 A JP 2514473A JP 51447390 A JP51447390 A JP 51447390A JP H05500901 A JPH05500901 A JP H05500901A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
4、物質が菌糸体から誘導される、請求項3に記載の菌類の細胞壁物質。
5、pH6での物質が20μm未満の粒径に分解されたとき少なくとも20mV
のゼータ電位を有する、請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の菌類の細胞
壁物質。
6、物質が20μm未満の平均粒径を有する、請求項1ないし請求項5のいずれ
かに記載の菌類の細胞壁物質。
7、請求項1に記載の菌類の細胞壁物質の製造のための方法であって、キチンま
たはキトサンを含む菌類は、a)有機溶剤で物理的に分解されかつ/または脱脂
され、b)アルカリ処理および/または酵素での処理によって脱タンパクされ、
かつ核酸除去される、方法。
8、ステップa)における菌類は20μm未満の粒径に物理的に分解される、請
求項7に記載の方法。
9、脱タンパクされた細胞壁物質はキトサンを除去するために酸で抽出される、
請求項7または請求項8に記載の方法。
10、菌は接合開門(Zygomyco t a)または二核菌門(Dikar
yomycota)から選択される、請求項フないし請求項9のいずれかに記載
の方法。
11、細胞壁物質は菌糸体から得られる、請求項フないし請求項10のいずれか
に記載の方法。
12、水系培地から負に帯電された生成物を回収または除去する方法において請
求項1ないし請求項6のいずれかにしたがった細胞壁物質の使用。
13、細胞または生物学的に活性な化合物が細胞壁物質上で固定化される、請求
項12に記載の使用。
14、細胞は、バクテリア、イースト、菌類の菌糸体ないし植物および動物細胞
からなるグループに属する、請求項13に記載の使用。
15、化合物は、アミラーゼ、カタラーゼ、セルラーゼ、デオキシリボヌクレア
ーゼ、β−ガラクトシダーゼ、β−グルカナーゼ、グルコースオキシダーゼ、グ
ルコースイソメラーゼ、リパーゼ、リゾチーム、パパイン、ペニシリンアシラー
ゼ、ペプシン、プロテアーゼ、リボヌクレアーゼ、トリプシン、ウレアーゼなら
びに動物、植物および微生物の源からの任意の酵素からなるグループI口属する
酵素である、請求項13に記載の使用。
16、固定化は任意の架橋剤の存在なしでおこなわれる、請求項13ないし請求
項15に記載の使用。
17.固定化は架橋剤の存在において行なわれる、請求項13ないし請求項15
に記載の使用。
明 細 書
凝集剤特性を有する菌の細胞壁物質、
その生成のための方法
この発明は、pH7で正のゼータ電位を有する菌類の細胞壁物質、その使用と同
様に菌の細胞壁物質の生成のための方法に関するものである。
キトサンは、それがアミノ基を含むとき、特に廃水処理における凝集剤として使
用される。大抵の生物分子および細胞は負に帯電されるので、タンパク質、核酸
、バクテリア、脂肪酸、セルロース繊維のような有機物質を含む廃水物質はその
廃水を浄化するために正に帯電されたキトサンと凝集させられてきた。
一般に、キトサンは海の老廃残留物、たとえば、カニ、小エビ、クルマエビおよ
びオキアミの殻から生成されてきた。最初に、キチン(ポリアセチルグルコサミ
ン)は酸によって殻から抽出され、それから、アルカリ不溶性でありかつ酸可溶
性ポリマであるキトサンを生成するために高い温度で濃縮アルカリ性溶液によっ
て加水分解されてきた。
キトサンは通常酸性溶液において抽出されかつ可溶化されてきた。濾過の後、そ
の液体は、キトサンが沈殿させられ、回収されるようにアルカリによって中和さ
れた。
接合菌類およびある子嚢菌類の菌糸体もまたキチンまたはキトサンを含む。キト
サン−グルカン−複合体は、4時間の間128℃で40%水酸化ナトリウムによ
ってケヵビ属ルウキシ(Mucor rouxii)およびアスペルギルス属ニ
ガー(Aspergillus niger)の菌糸体から抽出されてきた。キ
トサン−グルカン−複合体は、IRスペクトラムによって検出されるアミノ基を
有し、かつコロイド滴定(マザレリ(Muzzarelli。
リカード(Ricardo)、ドイツ オフエンルガングスシュリフト(Off
enlegungsschrift)2 923 802.1979)によって
示される正の電荷を有する酢酸可溶性の白い粉であった。さらに、菌のキトサン
はアブシディア属フルレア(Absidia c。
erulea)から生成されたと報告されている。アブシディア属コルレアの菌
糸体は1時間2%水酸化ナトリウム煮沸によって除タンパクされた。それから、
そのキトサンは2%酢酸によって除タンパクされた菌糸体から抽出され、可溶化
されたが、その酢酸不溶性物質は捨てられた(W。
■、マクガーレン他、プロセス生化学、(ProcessBiochemist
ry)19.88−90.1984)。
この発明にしたがうと、細胞壁物質の中のへキソサミンの存在次第で、酸性およ
びアルカリ性の環境の双方において水不溶性であり、かつ7のpH値で正のゼー
タ電位を有する菌の細胞物質は、優れた凝集剤および固定化特性を有するという
ことがわかった。ゼータ電位は、マルバーン・ゼータサイザ(Malvern
Zetasizer)における20μm未満の粒径を有する細胞壁物質上でめら
れた。この発明の細胞壁物質が小さな粒子の状態でない場合は、その物質はゼー
タ電位が決定され得る前に分解されなければならない。それはなお海綿状の菌の
構造を有し、かつ大量のグルコサミン単位を含む。
たとえば、ウシ血清アルブミンのようなタンパク質のための、かつリボ核酸のよ
うな核酸のための細胞壁物質の凝集能力はキトサンの凝集能力よりもはるかに高
い。その細胞壁物質は、細胞壁とタンパク質の凝集物に酢酸を加えることによっ
て簡単に再生されることができる。凝集された液体のpHが酢酸によって減少さ
せられるとき、凝集物は消え、タンパク質が水の中で溶解する。この細胞壁物質
は濾過または遠心分離によって回収されることができる。
この発明にしたがった菌の細胞壁物質は、化学化合物、ポリマ、たとえば酵素お
よびホルモンのようなタンパク質の負に帯電された生成物を核酸と同様に水系の
液体から回収または除去する工程において、選択凝集剤、キャリアおよび/また
はイオン交換体として使用されることができる。
さらに、屠殺場、イーストおよびマーガリン工場、魚の缶詰の製造業、ならびに
パルプおよび紙産業からの廃水のような廃水が、その細胞壁物質を凝集剤として
使用することによって有利に清浄されることができる。
菌の細胞壁物質はまた微生物細胞および酵素の固定化のための優れた生物キャリ
アである。しばしば、その結合力はあまりにもしっかりとしているので、固定化
された細胞および酵素は、激しい攪拌にさらされた水溶液中でと同様に高いイオ
ン強度、酸性の、かつアルカリ性の水溶液において安定している。細胞は、バク
テリア、イースト、菌の菌糸体、植物細胞および動物細胞からなるグループから
選ばれてよく、かつ酵素は、アミラーゼ、カタラーゼ、セルラーゼ、デオキシリ
ボヌクレアーゼ、β−ガラクトシダーゼ、β−グルカナーゼ、グルコースオキシ
ダーゼ、グルコースイソメラーゼ、リパーゼ、リゾチーム、パパイン、ペニシリ
ンアシラーゼ、ペプシン、プロテアーゼ、リボヌクレアーゼ、トリプシン、ウレ
アーゼならびに動物、植物および微生物の源からの任意の酵素からなるグループ
から選択されてもよい。
酸性pH値で等電点を有する細胞および酵素は、pH値およそ7および7未満で
細胞壁物質上に固定化され得る。
ある場合には、形成された凝集物はあまりにも安定しているので、架橋剤を使用
する必要はない。ある場合、たとえば、細胞および酵素が中性またはアルカリ性
のpH値で等電点を有するとき、凝集物は形成されないかもしれないが、または
、形成された凝集物は高いイオン強度溶液において、または激しい攪拌の間安定
は不十分であるかもしれない。
これらの場合において、ジアルデヒドおよびジイソシアナートのような二価性試
薬が従来の態様で架橋のために使用されてもよい。固定化が架橋剤で、または架
橋剤なしで達成されるかどうかにかかわりなく、この発明にしたがって固定化さ
れた酵素は並はずれた酵素活性および保持を示した。
この発明にしたがった菌の細胞壁物質は、菌が脂質、タンパク質、核酸およびキ
トサンを除去するために抽出にされされる工程によってキチンまたはキトサンを
含む菌から調製される。通常、菌は、また抽出を容易にするために物理的に分解
される。適当な工程にしたがって、菌糸体は、a) 有機溶剤での処理によって
物理的に分解および/または脱脂され、
b) アルカリまたは酵素での処理によって除タンパクされ、核酸除去され、か
つもし望まれるならば、キトサンを除去するために酸で処理される。
この発明の工程において、その細胞壁がキチンまたはキトサンを含む任意の菌が
使用されることができる。適当な菌の例は、アスペルギルス属、フザリウム属お
よびペニシリウム属を有する二核菌門(Phylum Dikaryomyco
ta)と同様に、アブシディア属、ケヵビ属およびクモノスカビ属を有する接合
菌量(Phylum Zygomycota)である。これらの菌は、たとえば
、窒素源、炭素源およびビタミンを含む液体培地において培養されてもよい。他
の窒素源の例は、(NH4)2304、NH4Cl1NH4No3のような無機
源または尿素、ペプトン、大豆タンパクおよびコーンステイープリカーのような
有機源である。イースト抽出はビタミン供給として添加されてもよい。適当な炭
素源はグルコース、ラクトース、マルトース、スクロース、スターチおよび糖み
っのような炭水化物である。培養条件は重要でないが従来の方法が適用され得る
であろう。
物理的分解ステップは、音波処理、ミル摩砕、砂振動および高速せん断のような
任意の従来の方法によって行なわれることができるが、好ましくは分解は凍結−
加圧によって行なわれる。分解された細胞壁は、好ましくは20μm未満の粒径
を有する。分解の後、細胞内原形質物質は水で洗い落とされることができる。
分解された細胞壁は好ましくは脂質を除去するためにメタノール、エタノール、
ヘキサン、クロロホルム、アセトンおよびベンゼンのような有機溶剤での抽出に
さらされる。
溶剤の中でエタノールが好ましいものである。
脱脂された細胞壁はそれからタンパク質および核酸を除去するためにアルカリま
たは酵素で処理される。適当なアルカリ溶液はKOHSNaOH,Ca (OH
)2 、およびNH4OHの水溶液である。酵素プロテアーゼはタンパク質を除
去するために使用されることができ、かつ酵素ヌクレアーゼは核酸を除去するた
めに使用され得るであろう。
アルカリの濃度は使用される菌の門に依存する。好ましくは、それは接合菌に対
してはNaOHの0.2N−2,ONであって、子嚢菌類に対してはおおよそ8
Nである。細胞壁が物理的分解にさらされないとき、または20μmより大きな
平均粒径に帰する穏やかな分解にさらされるだけならば、アルカリでの処理は接
合菌に対しては、NaOHの1.ONまたはそれより高いような比較的強いアル
カリ溶液を使用することによって行なわれるべきである。
脱脂され、脱タンパクされ、かつ核酸除去された細胞壁からのキトサンの除去は
選択的なことであるが、細胞壁物質の製造の工程においては好ましいステップで
ある。酸の処理によって、遊離キトサンは溶解されかつ細胞壁から除去される。
酢酸は好ましい酸であるが、希塩酸およびギ酸のような他の酸もまた使用されて
もよい。除去されたキトサンはpHを9.0に調整することによって沈殿させら
れることができる。
この発明の工程によって生成された細胞壁物質はへキソサミンを含み、かつ酸お
よび中性pH値で正のゼータ電位。
を呈し、かつ好ましくはそのゼータ電位はpH6で20mVを越える。
pH7では、脱脂された細胞壁と同様に物理的に分解された細胞壁は水中で負に
帯電される。しかしながら、次の酢酸抽出の後と同様にアルカリ抽出の後で、分
解された細胞壁物質は正のゼータ電位(正電荷)を示す。通常、この発明の分解
された細胞壁は20μm未満の平均粒径を有する。
この発明の細胞壁物質はpH4とpH7との間でウシ血清アルブミン(BSA)
、およびpH3,5とpH5,2との間でイーストRNAを凝集させる優れた能
力を有した。
屠殺場ならびにイースト、マーガリンおよび魚の缶詰製造工場からの廃水はpH
6で細胞壁物質によって容易に清浄されることができる。
この発明はさらに以下の実施例によって説明される。
実施例1
以下の表1にしたがった5つの異なった接合菌株と2つの異なった子嚢菌類株は
グルコース、イースト抽出および鉱質塩類を含む培地において培養された。成長
の後、菌糸体はナイロンのネット上で濾過されかつX−プレスにおいて分解され
た。分解された菌糸体は水で洗われ、それから熱いエタノールで、接合菌に対し
ては熱いIN NaOH。
かつ子嚢菌類に対しては8N NaOHで2回、熱水で2回、かつ最後に0.2
N酢酸で抽出され、各々の抽出ステップには濾過が続いた。変更されたエルシン
ーモーガン(Elson−Morgan)法(ジョージC,チェン他、応用環境
微生物学(Appl、Envi r、Microbiol、)、±旦、13−1
6.1983)によって検出されたようなヘキソサミン含量と得られた細胞壁物
質のゼータ電位(マルバーン・ゼータサイザII、マルバーンインストルメンツ
リミテッド(Malvern Instruments Ltd、)、英国ウ
ォーセスターシャ(Worcestershire)WR141AQ、マルバー
ン)とは、細胞壁物質およびキトサンの収率と同様に以下の表2に示される。た
いていの細胞壁物質は5ないし10μmの粒径を有した。
表1
A アブシディア属コルレア(Absidia coerulea)IMI 3
8500
B ヶカビ属sp、(Mucor sp、)(チャイニーズ分離株(Chine
se 1solate))Cヶカビ属ルウキシ(Mucor rouxi 1)
ATCC24905
D クモノスカビ属オリゴスポラス(Rhizopusoligosporus
)MUCL 18813E クモノスカビ属オリザエ(Rhfzopus or
yzae)CBS 112.07
F アスペルギルス属ニガー(Aspergillusniger)CCUG
sp。
G フザリウム属ポアエ(Fusarium poae)CCUG 22425
ATCC=アメリカンタイプカルチャーコレクション、米国20852メリーラ
ンド州、ロックビル、パークローンドライブ12301 (AmericanT
7pe CurIIre Co11ection、12301 Parklav
nDriye、Rockville、 Mar7mand 20852. US
A、)CBS=セントラールビュロ ポル シクシマルキュルチュア、ジュリア
ナラーン67a、2628BCデルフト、オランダ(Cen+「aalbure
au voa「 Schimmelcultures、Iulianalaan
67a、2628 BCDellt、Netherlands、)CCUG=
カルチャーコレクション、ユニバーシティオブゲーテボルグ、グルデーズガタン
10.S−41346ゲーテボルグ、スウェーデン(Culture Co11
ection、 Universi17 oj Giteborg、 Guld
hedsgajan 10. S−41346Gi+’teborg、5ved
e++)
IMI=コモンウエルス マイコロジカル インステイテユート、英国、サリー
、キュー (Commonwealjh M7cological 1nsji
tt+te、 Key、5urre7. England、 )
MUCL=ミコテーク ド リュニバルシテ カトリクド ルバン、プラス ク
ロア デュ シュド 3 Btea、1348ルランーラーノーブ、ベルギー(
M7cotheque de l’Universime Ca1holiqu
e de Louvxin、Plice Ctoix d。
Sud 3 Btea、l348 Lourain−1a−Neove、Bel
giam、 )
表2
株
(表1を劃[) A B CD E F G重量% 10.8 9.59 8.
11 8.82 7.G8 9.G3 15.9キトサンの収率
重量% 10.2 5.61 2.97 7,77 11.04 +、97 0
.32細胞豐物賓の
ゼータ電位、mV
pH7,018,49,214,56,87,613,618,7pH6,03
1,330,024,925,828,025,140,0比較として、未精製
の細胞壁物質は分解および分解された細胞壁を水中で完全に洗うことによって株
Bおよび株Eから調製された。分解された細胞壁物質の一部は脱脂のために熱い
エタノールで抽出された。脱脂された細胞壁物質と未精製の細胞壁物質との双方
のゼータ電位が測定された。
以下の結果が得られた。
表3
ゼータ電位mV
株B 株E
未精製細胞壁 pH4−11,7−12゜7脱脂された細胞壁 〃−16.1
−14.7未精製細胞壁 pF6 −60.2 −35.0脱脂された細胞壁
1l−37,7−27,3上記から、4を超えるpH値での未精製の細胞壁物質
は負のゼータ電位を呈する一方で、この発明にしたがって生成された細胞壁物質
は正に帯電されることが明らかである。
較テストもまた行なわれた。ウォーリングブレンダ(Waring blend
or)における分解の後、ゼータ電位は測定されpH7,0で負であるとわかっ
た。
実施例2
実施例1からの3.6mg乾燥重量の細胞壁物質および1mlウシ血清アルブミ
ンBSA (6mg/ml)は10m1試験管にピペットで分注された。6.0
のpH値へのpH調整の後懸濁液体積が6mlになるような量で水が添加された
。最終のBSA濃度は1mg/mlで、細胞壁物質は600ppmであった。実
施例1のテストからの正に帯電された細胞壁物質がBSAと混合されたとき、凝
集および集成が直ちに現われた。正に帯電された細胞壁物質の代わりに、実施例
1における比較からの負に帯電された未精製の細胞壁物質および脱脂された細胞
物質が使用されたとき、凝集または集成は起こらなかった。キトサンでの比較テ
ストもまた行なわれた。凝集能力は278nmでのUV吸光度でめられ、以下の
ように計算された。
凝集の能力=1n−0° 0゛(上澄み)×100(%)O,D、(BS^対照
)
以下の結果が得られた。
1/ 文字A−Gは表1にあてはまる。
2/ ペニシリウム属フレキュエンタンス(Penicillium freq
uentans)CCUG sp。
3/ 50ないし1100ppの濃度での最大能力4/ およそ300ppmの
濃度での最大能力テストから、この発明の細胞壁物質は優れたBSA凝集能力を
有し、この点に関してキトサンに勝っているということが明らかである。
実施例3
クモノスカビ属オリザx (Rhizopus oryzae)C84112,
07は実施例1と同じ態様で培養されかつ集菌された。菌糸体は3時間の間直接
熱いエタノールで洗われかつ抽出された。乾燥の後、脱脂された菌糸体が得られ
、かつその15gは主に実施例1と似た態様でNaOHおよび酢酸で処理された
が、NaOHの濃度は0゜2Nであった。水での洗浄の後、アルカリ処理された
菌糸体は0.2N酢酸中で懸濁され、高いせん断力(ウルトラタラックス(Ul
tra turrax、西ドイツ、スト−フェン(Staufen)、ジャンク
&カンケル(Janke & Kunke l))のもとて1分間分解され、そ
れは300m lの4.12mg/mlの生体凝集剤をもたらした。遠心分離お
よび9.0への水の液相のpH調整の後、7.65重量%の収率でキトサンが得
られた。この発明にしたがった細胞壁物質の収率は6.77重量%であった。B
SAの凝集は、クモノスカビ属オリザエCB5112.07から異なった濃度の
細胞壁生体凝集剤で実施例2でのように行なわれた。得られた結果は表5に示さ
れる。
表5
細胞壁物質 ppm 100 200 400 600 800BSA凝集 3
8 65 95 95 94実施例4
1m1の量でのイーストから誘導されたリボ核酸(RNA)溶液(純度78%、
0.05%NH4OHおよび10%NaC1中の0.5mg/ml)は、実施例
1でのようにクモノスカビ属オリザエCB8112.07から調製された2、7
5m1細胞壁物質(1,6mg/ml)および0.1m12N酢酸とともに試験
管へ加えられた。混合物のpH値は0.1N NaOHを添加することによって
調整された。凝集能力がめられた。RNAは70℃での0゜5N過塩素酸での加
水分解の後260nmでのUV吸光度によって検出された(S、オーラ(Ohl
a)他、応用微生物学22、p415−421.1971)。以下の結果が得ら
れた。
表8
pH3,54,04,55,05,56,2RNA凝集% 89 94 95
97. 97 97結果から、この細胞壁物質はRNA上で優れた凝集能力を有
したということが明らかである。比較として、キトサンは上記pH値での広範囲
の濃度においてRNAを凝集し細胞壁生体凝集剤でのBSAの凝集はpH6,0
で実施例2でのように行なわれた。ケカビ属sp、(Mucorsp、)(チャ
イニーズ分離株)およびクモノスカビ属オリザエCB5112.07の細胞壁生
体凝集剤は以下のように3回再生された。BSA−生体凝集剤凝集物は遠心分離
され、5ml O,2N HAc中で再懸濁され、20分間激しく攪拌され、1
0分間4000rpmで遠心分離され、5ml 0.2N HAc中で再懸濁さ
れ、かつ再び1分間攪拌された。遠心分離の後、沈降物は10m1水で2回洗わ
れ、最後に15分間4000rpmで遠心分離された。再生された細胞壁生体凝
集剤はBSAを凝集させるために再使用された。
表9 細胞壁生体凝集剤の再生
凝集条件: B S A 1 m g / m l 、細胞壁生体凝集剤1.2
mg/ml pH6,0
細胞壁 利用の時間 BSA凝集
生体凝集剤
ケカビ属sp、 1 95.1
(チャイニーズ分離株) 2 98.6クモノスカビ属オリザエ 1 95.2
CBS L12.07 2 97.2
3 98.5
4 98.6
結果から、凝集能力は再生によって不利に影響を受けなかったということが明ら
かである。
実施例6
イースト工場、マーガリン工場、屠殺場および魚の缶詰工場からの廃水は細胞壁
生体凝集剤によって清浄された。
クモノスカビ属オリザエCB5112.07またはケカビ属sp、(チャイニー
ズ分離株)の細胞壁生体凝集剤懸濁液は実施例1でのように準備された。凝集剤
懸濁液は、高い攪拌速度で20秒間の間、50m1水サンプルに、最終体積の6
0m1(魚缶詰工場からの水で100m1)まで添加された。pHはNaOHま
たはHCIで6.0−6゜2に調整され、かつサンプルは2分間ゆっくりと攪拌
された。サンプルは75分間の間(魚の缶詰工場水で180分間)沈降のために
おかれ、その後上澄み液25 m lは濁度測定のためにピペットで吸われた。
残留濁度として示される廃水清浄の結果は以下の表に示される。
表10
凝集剤 濁度 残留濁度(FTU)
(FTU) ケカ ビ属Sp、 クモノスカビ属オリザエ〜からの廃水 対照
mg/l mg/150 100 400 50 100 40Gイースト工場
23 21 18 7 20 16 gマーガリン工場51 27 18 1
0 18 6 10層屠殺場 42 17 12 9 11 10 11魚缶詰
工場 −* 90 27 17 29 22 23*測定せず
実施例7
0.25m1ペニシリンVアシラーゼ(78U/ml、5、OU/mgタンパク
質) 、5.0mg/m1での1゜55m1細胞壁物質(実施例1にしたがって
生成されたクモノスカビ属オリザエ、CBS 112.07)、および1 m
lの50mMリン酸カリウム緩衝液、pH7,5(KPB)が10m1試験管へ
分注されるとすぐ、異なった量の2.5%グルタルアルデヒドおよび最終蒸留水
が総体積5.0mlになるように加えられた。最終グルタルアルデヒド濃度は0
.04%から0.16%に変化した。すべての混合物は4℃で一晩中振とうされ
た。固定化されたペニシリンVアシラーゼは遠心分離によって回収された。沈降
物は、lQml蒸留水で2回、2ml 3M NaClで1回、かつ10m1蒸
留水で2回連続して洗われ、最後に5.0mlへと蒸留水中で懸濁され、徹底的
に混合され、そして固定化されたペニシリンVアシラーゼの活性は以下のように
められた。
酵素、ca 5 Uの1ml固定化された酵素懸濁液、蒸留水20m1および2
,0m150mM KPB、pH7,5は混ぜられ、かつ28℃で激しく攪拌さ
れ、それから20m1 4%カリウムペニシリンV(蒸留水溶液)が添加された
。pHは10分間の後10mM NaOHの滴定で7.5に再調整された。1単
位のペニシリンVアシラーゼは1分間での1μM6−アミノペニシラン酸の生成
として規定される。固定化されたペニシリンVアシラーゼの活性に対するグルグ
ルアルデヒドの濃度の影響は表11に示され、酵素と細胞壁との間の比は表12
に示される。
表11
=::===二一一一一一一−一一一一−一−一一一一一一一一一一−−−−−
−−−−−−−一一一一−−−−−−−−−−−−−グルタルアルデヒド% 0
.04 0.08 0.12 0.16固定化された活性 +330 1650
1640 1600U/g乾燥細胞壁
固定化された 52.8 65.4 65.1 63.6ペニシリンVアシラ一
ゼ%
この手順は表11で示されるテストに使用されたものと同じであったが、10m
g/mlでの異なった体積の細胞壁懸濁液および0.1重量%の濃度を与える量
でのグルタルアルデヒドが使用された。
アシラーゼ/ [1,150,200,250,3G 0.40 0.50 0
.75 1.00細胞1 (W/W)
固定化活性 523 717 919 1149 1435 1723 232
1 2555(U/g乾燥纏胞l)
固定化ペニシリン 69.2 71.3 73.1 ?6.2 71.3 68
.5 61.5 5G、8Vアシラーゼ(%)
25%乾燥重量での1.0gの圧搾されたパンイースト、サツカロミセス属セレ
ビジアエ(Saccharomyces cerevisiae)は100m1
0.01M リン酸緩衝液pH5,0中で懸濁された。2mlのイースト懸濁
液および(実施例1にしたがって生成された、クモノスカビ属オリザエCBS
112.07 5.Omg/ml)細胞壁物質は、表13で述べられた比が得ら
れるような量で10m1試験管ヘビペツトで分注された。細胞壁物質に対する乾
燥圧搾イーストの比(w/w)は0゜5ないし3.0に維持された。リン酸緩衝
液0.01M。
pH6,0は5.0mlに添加され、懸濁液は徹底的に混ぜられた。凝集は直ち
に現われた。微視的に、凝集物は、細胞壁物質と混ぜ合わされたイースト細胞か
らなった。すべての5.0ml懸濁液はフィルタ紙を通し濾過され、濾液の濁度
は500nmでめられた。イースト細胞の固定化は以下のように計算された。
固定化(%)=100 (1−OD濾液10D対照)以下の結果が得られた。
表13
圧搾イースト/ 0.5 +、Q 1.5 2.0 2.5 3.0細胞壁(W
/W)
イースト細胞の 98.8 99.599.7 98.7 89.5 86.0
固定化 %
細胞壁物質で固定化されたイースト細胞は、激しい攪拌の間、高イオン強度およ
び酸性またはアルカリ性水溶液、たとえば、室温で、蒸留水、2%NaC1,0
11Mリン酸緩衝液pH8,0,1%NH40H10,1,N HAc、0.1
M H3PO4,0,LM HCI中、500rpmでの激しい攪拌の間安定で
あった。固定化されたイースト細胞は圧搾濾過、真空濾過または遠心分離で処理
されることができた。比較すると、キトサンでのイースト細胞の凝集は2%Na
Cl溶液中でも蒸留水中でも安定でCCUGからのシュードモナス属プチダ(P
seud。
monas put 1da)EP 12690は肉エキス培地中で培養され、
遠心分離によって集菌され、水で2回洗われ、10.8mg/mlの乾燥重量で
水中で懸濁された。0.5mlの細菌懸濁液および(実施例1にしたがって生成
された、クモノスカビ属オリザエCB8 112゜07)細胞壁物質は、表14
で示された重量比が得られるような量で10m1試験管にピペットで分注され、
水が5゜0mlに加えられ、かつ固定化手順および固定化の測定が実施例1の固
定化されたイースト細胞に対してのように行なわれた。
以下の結果が得られた。
表14
細菌/細胞壁 0.55 G、68 0.90 +、35 2.70(W/W)
細菌細胞の 92 95 96 97 61固定化 %
細胞壁調製試料およびシュードモナス属プチダは双方とも乾燥重量として与えら
れる。シュードモナス属プチダおよび細胞壁の凝集物は、蒸留水、2%NaC1
,0,1Mリン酸緩衝液p)is、011%NH4OH,0,IN HAc、0
.1M H3PO4および0.1N HCIにおける500rpmでの高速攪拌
、濾過および遠心分離手順の間、′パンイーストのそれらと同様に安定していた
。
微生物細胞を細胞壁物質へ固定化する保持能力は高く、1g細胞壁物質(乾燥重
量)につきLO−2,0gイースト細胞または0.9−1.35g細菌細胞であ
った。この発明の細胞壁物質は、強い酸性およびアルカリ性水溶液中でさえ高い
保持および安定性があるために、微生物細胞固定化のための良好なマトリックス
であるということが明らかである。
実施例10
タチナタマメ(Jack bean)ウレアーゼ75U/mg(シグマケミカル
コーポレーション(SigmaChemi caI Co))は1mg/mlで
0.02Mリン酸緩衝液pH7,0中で溶解された。4mlのウレアーゼ溶液お
よび(実施例1にしたがって生成された、アブシディア属コルレア(Absid
ia coerulea)IMI 38500)4mg/ml細胞壁物質は、表
15で示された重量比が得られるような量でL Om l試験管ヘビベットで分
注され、5分間ゆっくりと攪拌され、それから4℃で夜通しおかれた。結合され
たウレアーゼを有する細胞壁は遠心分離によって回収された。上澄み液のウレア
ーゼ活性がめられ、固定化されないウレアーゼと見なされた。沈殿物は、5ml
蒸留水、5m13 N NaC1゜5.0ml蒸留水×2および5ml O,0
2Mリン酸緩衝液pH7,0で連続的に洗われ、最後に4.0ml0゜02M
リン酸緩衝液pH7,0中で懸濁され、徹底的に混ぜられ、固定化されたウレア
ーゼ調製試料として使用された。遊離(固定化されない)ウレアーゼとしての上
澄み液および固定化されたウレアーゼの活性は、ウォーシントン エンザイム
マニュアル、p144、米国ニューシャーシー州フリーホールド、ウォーシント
ンバイオケミカルコーポレーション、1972 (Wo+jhingjon E
nz7me Manual、p144. Worfhington Bioch
emicai Co、、Freehold、 NewJersey、USA、1
972 )に述べられるように検出された。ウレアーゼ活性の1単位はpH7,
0および25℃で1分につき1分子のアンモニアを遊離することと規定された。
上澄み液中の遊離ウレアーゼは0.9−3.4%に達した。
以下の結果が得られた。
表15
ウレアーゼ/細胞壁 2:3 1:2 1:3(W/W)
固定化ウレアーゼ %75.6 75.6 75.6固定化活性
U/g乾燥細胞壁 37800 28350 +8900固定化ウレアーゼは固
定化前の初期のウレアーゼ活性の%として与えられる。
4℃および室温での細胞壁固定化ウレアーゼの安定性は表16に示される。
表16
日 0 11 27 42
活性 %
4℃ 100 89 78 72
室温 100 89 71 34
固定化ウレアーゼの酵素活性は激しい攪拌条件の下で安定していた。ウレアーゼ
保持37800U/g(乾燥細胞壁)は、親水性合成多孔ポリマビーズ416U
/g(乾燥保持体)(モーラ(Mauz)、オツトー(Ot t O)他、Ge
r、0ffen、DE 3 714 276.1988)のそれと、合成陽イオ
ン交換樹脂340U/g(乾燥樹脂) (H,J、モイニハン(Moyniha
n)他、バイオテクノロジーおよび生物工学(Biotechnology a
nd Bioengineering) 34:951−963.1989)の
それとよりもはるかに高かった。細胞壁へ固定化されたウレアーゼの酵素活性の
半減期は4℃と室温との双方で27日を越えた。
実施例11
グルコースオキシダーゼ59.4U/mgは2 m g / mlで蒸留水中で
溶解された。4mlのグルコースオキシダーゼ溶液、1.6ml細胞壁物質(実
施例1にしたがった5、0mg/mlクモノスカビ属オリザxcBs112゜0
7)、2.4ml蒸留水および0.32m1の5%グルタルアルデヒドは10m
1試験管にピペットで分注され、混ぜられ、それから4℃で夜通し置かれた。グ
ルコースオキシダーゼは、二官能化合物グルタルアルデヒドを架橋剤として使用
して細胞壁物質に固定された。細胞壁固定化グルコースオキシダーゼは遠心分離
によって回収された。沈殿物は10m1蒸留水×2.10m1 O,25M K
Cl、10m1蒸留水×2で連続的に洗われ、最後に200m1蒸留水中で懸濁
された。この200m1懸濁液は1分間の間、高いせん断力のもとてホモジナイ
ズされ、固定化グルコースオキシダーゼが測定された(ウォーシントンエンザイ
ム マニュアル、p19、米国ニューシャーシー州フリーホールド、ウォーシン
トンバイオケミカルコーポレーション、1972)。1単位のグルコースオキシ
ダーゼ活性は25℃で1分につき1分子のH2O2のを遊離させる量として規定
された。
固定化グルコースオキシダーゼの保持は、合成ポリアクリルアミンビーズ100
U/g(乾燥保持体)(B、スザジャニ(SzaJan+)他、応用生化学およ
びバイオテクノロジー(Applied Biochemistryand B
iotechnology)14:37−47.1987)のそれよりもはるか
に優れた26800U/g(乾燥細胞壁)であった。固定化グルコースオキシダ
ーゼは、固定化前のグルコースオキシダーゼの初期の溶液と比較して45.1%
の活性を示した。
実施例12
100ml細胞壁物質(実施例1にしたがった6、0mg/mlアブシディア属
コルレアIM1 38500)、20 m lリン酸緩衝液0.1M、pH7,
6および5.0mlグルタルアルデヒド25%が200m1ビーカー中で混ぜら
れ、5分間ゆっくりと攪拌され、それから室温で2時間置かれた。
グルタルアルデヒド活性化された細胞壁物質は焼結ガラス漏斗中での真空濾過に
よって回収され、100m1蒸留水で5回、50mI O,1Mリン酸緩衝液、
pH7,6で洗われ、最後に60mI O,1Mリン酸緩衝液、pH7,6中で
懸濁された。1.5U/mgでの未精製のパパイン300 m lは、システィ
ン0.05M5EDTA5X10 MおよびメルカプトエタノールlX10’M
を含む27 m l蒸留水溶液中で溶解された。パパイン溶液および活性化され
た細胞壁物質は混ぜられ、それから4℃で夜通し置かれた。細胞壁固定化パパイ
ンは遠心分離によって回収され、50m1蒸留水×2.50m1 I N Na
ClX2および50m1蒸留水×2で連続的に洗われ、蒸留水中で懸濁され、全
体で20gの最終重量になった。
固定化パパインの活性がめられた(ウォーシントンエンザイム マニュアル、p
134、米国ニューシャーシー州フリーホールド、ウォーシントンバイオケミカ
ルコーボレーション、1972)。1単位のパパイン活性は25℃で1分につき
1分子のベンゾイルアルギニンエチルエステルを加水分解するものとして規定さ
れた。
固定化パパインの保持は370U/g(乾燥細胞壁)、または固定化前の初期の
未精製のパパインと比較して49%の活性であって、それは、A、テレフォンス
(Telefoncu)他、バイオテクノロジーおよび生物工学(Btotec
hnotogy and Bioenginee r ing)23 :168
9−1674.1981によって報告されたP−ベンゾキノン活性化されたセル
ロース、72.4U/g (乾燥保持体)のそれよりも高い。
国際調査報告
+−n、−m−−+somニー、ニーu−PCT/SE 90100646国際
調査報告
Claims (17)
- 1.ヘキソサミンを含み、20μm未満の粒径に分解されたときpH値7で正の ゼータ電位を示す菌類の細胞壁物質。
- 2.ヘキソサミンの含量は少なくとも5重量%である、請求項1に記載の菌類の 細胞壁物質。
- 3.細胞壁物質は接合菌門(Zygomycota)または二核菌門(Dika ryomycota)から選択された菌から誘導される、請求項1または請求項 2に記載の菌類の細胞壁物質。
- 4.物質が菌糸体から誘導される、請求項3に記載の菌類の細胞壁物質。
- 5.pH6での物質が20μm未満の粒径に分解されたとき少なくとも20mV のゼータ電位を有する、請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の菌類の細胞 壁物質。
- 6.物質が20μm未満の平均粒径を有する、請求項1ないし請求項5のいずれ かに記載の菌類の細胞壁物質。
- 7.請求項1に記載の菌類の細胞壁物質の製造のための方法であって、キチンま たはキトサンを含む菌類は、a)有機溶剤で物理的に分解されかつ/または脱脂 され、b)アルカリ処理および/または酵素での処理によって脱タンパクされ、 かつ核酸除去される、方法。
- 8.ステップa)における菌類は20μm未満の粒径に物理的に分解される、請 求項7に記載の方法。
- 9.脱タンパクされた細胞壁物質はキトサンを除去するために酸で抽出される、 請求項7または請求項8に記載の方法。
- 10.菌は接合菌門(Zygomycota)または二核菌門(Dikaryo mycota)から選択される、請求項7ないし請求項9のいずれかに記載の方 法。
- 11.細胞壁物質は菌糸体から得られる、請求項7ないし請求項10のいずれか に記載の方法。
- 12.水系培地から負に帯電された生成物を回収または除去する方法において請 求項1ないし請求項6のいずれかにしたがった細胞壁物質の使用。
- 13.細胞または生物学的に活性な化合物が細胞壁物質上で固定化される、請求 項12に記載の使用。
- 14.細胞は、バクテリア、イースト、菌類の菌糸体ないし植物および動物細胞 からなるグループに属する、請求項13に記載の使用。
- 15.化合物は、アミラーゼ、カタラーゼ、セルラーゼ、デオキシリボヌクレア ーゼ、β−ガラクトシダーゼ、β−グルカナーゼ、グルコースオキシダーゼ、グ ルコースイソメラーゼ、リパーゼ、リゾチーム、パパイン、ペニシリンアシラー ゼ、ペプシン、プロテアーゼ、リボヌクレアーゼ、トリプシン、ウレアーゼなら びに動物、植物および微生物の源からの任意の酵素からなるグループに属する酵 素である、請求項13に記載の使用。
- 16.固定化は任意の架橋剤の存在なしでおこなわれる、請求項13ないし請求 項15に記載の使用。
- 17.固定化は架橋剤の存在において行なわれる、請求項13ないし請求項15 に記載の使用。
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