JPH05500795A - ジニトラミド塩およびその製法 - Google Patents
ジニトラミド塩およびその製法Info
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
ジニトラミド塩およびその製法
発明の背景
産業上の利用分野
本発明はジニトラミド塩に関するものである。さらにまた本発明は、該化合物を
アルキル−N、N−ジニトラミンから製造する方法にも関する。
関連技術の記述
従来はロケットの推進薬組成物中に過塩素酸アンモニウム、過塩素酸カリウムの
ごとき固体酸化剤が使用されていた。なぜならばこれらは液体酸化剤よりも一層
大なる安定性を有するからである。しかしながら上記の公知固体酸化剤中にはノ
ーロゲンが存在するために、スモークトレイル(smoke trail )が
生じ、これはレーダで検知され易く、そして或場合には肉眼で検知されることも
ある。さらにまた塩素は、大気中でオゾン減損という重大な環境悪化の原因とな
る物質である。
前記の過塩素酸系の固体燃料酸化剤は上記のごとき欠点を有するから、他の材料
たとえば硝酸塩(NCh−)化合物について研究が行われ、すなわち、過塩素酸
系酸化剤にみられるような欠点がなくしかも所望のエネルギー密度および安定性
を有する酸化剤の開発に関する研究が行われるようになった。
ハーメル等の米国特許第3,428.667号明細書には、イオン性ニトロニウ
ム塩と第−有機二トラミンとの反応によって、一般式
%式%))
(ここにnは1−2の数であり、Rは一価または二価有機基である)
を有するN、N−ジニトラミンを製造する方法が開示されている。該化合物は高
エネルギー質のものであって、推進薬、爆薬および火工作業用組成物(pyro
technic compositions )の成分として有用であるといわ
れている。
ウイラー等の米国特許第4,878,968号明細書には、クバン(cuban
e)−1,4−ビス(アンモニウムニトレート)すなわち1.4−ビス(アンモ
ニウム)ベンタシクt:I C4,2,O,O”・’、0’・’。
O4・7〕オクタンジニトレート、およびクバンアンモニウムニトレートすなわ
ちペンタシクロ−(4,2,0,0”・5.03・8.04・7〕−オクチルア
ンモニウムニトレート等の置換クバンを含有する銃砲およびロケット用推進薬の
製造方法が開示されている。
レロイ等の論文「ア、セオリチカル、インベスチゲーシゴン、オン、ザ、ストラ
フチャ、アンド、リアクティビティ、オン、ナイトロゲンーセンタード、ラジカ
ルズJ(rザ、ジャーナル、オン、モレキュラー、ストラクチ+ (Theoc
hem ) J 153(1987)第249頁−第267頁(エルセビエル、
サイエンス出版社、オランダ国、アムステルダム)〕には、窒素中心基(nit
rogen−centered radicals )の構造、安定性および反
応性が論述されている。該論文中の第6表には、窒素中心基と他の種々の物質と
の反応が記載されており、たとえば、N(Not)zとNH,との反応によって
2NI(No□が生成すること、およびN (Noオ)2とCHJHNOIとの
反応によってCH3NN0!およびNH(Noりが生成することが開示されてい
る。
刊行物「ザ、サード、クオータリ、リポート、オン、ベーシック、リサーチ、イ
ン、ソリッド、オキシジエン、オキシダイザーズ、オン、ガハメント、コントラ
クト、AFO4(611)−8549J (1963年12月)第6頁−第7頁
には、ニトロニウムテトラフルオロポレートとメチレンジニトラミンのジアニオ
ン(dianion )との反応によってアニオン型中間生成物の生成が予想さ
れる旨が記載されており、さらにまた、該アニオン型中間生成物は、当量(「二
回目の当量J (3econdequivalent )と称する)のニトロニ
ウムテトラフルオロボレートと反応してN、N、N’ 、N’ −テトラニトロ
メチレンジアミンを生成するかまたは分解(fragIIlentation
)L/て、式−N(NOx)zを有するアニオンが生じることが予想される旨が
記載されている。
塩素を含まないという点で公知過塩素酸塩よりもすぐれており、しかも過塩素酸
塩と同様に安定であり、さらにまた、従来のジニトラミン化合物よりもずっと安
定でしかも一層安価であるという大なる長所を有するためにロケット推進用燃料
として非常に有利に使用できる安定な固体イオン性ニトロ化合物を見出すことが
非常に望ましいと考えられる。
発明の目的および構成
したがって本発明の目的は、次式
%式%(
(ここにMは、金属カチオンおよび窒素含有カチオンからなる群から選択される
)
を有する新規N、N−ジニトラミド塩を提供することにある。
本発明の別の目的は、次式
%式%)
(ここにMは、金属カチオン、および窒素原子を1−8個含む窒素含有カチオン
からなる群から選択される)を有する新規ジニトラミド塩を提供することである
。
本発明のさらに別の目的は、次式
%式%)
(ここにMoは、窒素含有化合物との反応によってN、 N−ジニトラミド塩を
形成し得るような金属塩の金属カチオンである)を有する新規N、N−ジニトラ
ミド塩を提供することである。
本発明のさらに別の目的は、次式
%式%)
(ここにMoは1−8個の窒素を含むイオンである)を有する新規N、 N−ジ
ニトラミド塩を提供することである。
本発明のさらに別の目的は、次式
%式%)
〔ここにMoは式(RkH,N、)”で表される1−8個の窒素をを含む窒素含
有イオンであり、nは1−8の数であり、Zは1からnまでの数であり、kはO
から(n+2−1−z)までの数であり、m=n+2+z−にであり、各Rは同
一または相異なる炭素数1−6個のアルキル基である〕
を有する新規N、 N−ジニトラミド塩を提供することにある。
本発明のさらに別の目的は、次式
%式%)
〔ここにMは、1−2個の窒素原子を含む窒素含有カチオン(たとえば置換アン
モニウムイオン、アンモニウムイオン、置換ヒドラジニウムイオンおよびヒドラ
ジニウムイオン)からなる群から選択される]
を有する新規N、N−ジニトラミド塩を提供することである。
本発明のさらに別の目的は、次式
%式%)
〔ここにMlは、金属カチオンおよび窒素含有カチオン(たとえば置換アンモニ
ウムイオン、アンモニウムイオン、置換ヒドラジニウムイオンおよびヒドラジニ
ウムイオン)からなる群から選択される〕
を有するN、N−ジニトラミド塩の製造方法を提供することにある。
本発明のさらに別の目的は、式Rb HcN (N Oz) zを有するニトロ
アミンと、金属含有化合物または窒素含有化合物とを反応させることによって、
次式
%式%)
を有するN、N−ジニトラミド塩を製造する方法を提供することである。
本発明のさらに別の目的は、次式
%式%)
のニトロアミンを、次式
X
の塩と反応させることによって、次式
%式%)
のN、N−ジニトラミド塩を製造する方法を提供することである(上式において
nは1−3の数であって、しかしてこれは2の原子価に依存して変化する数であ
る。Lは同一または相異なる炭素数1−6個のアルキル基、アリール基、水素、
ハロゲン、アミン基またはエーテル基である。ZはS i、Sn、Ge、As、
B、Sb、Bi、PbおよびHgからなる群から選択される元素である。R′は
炭素数1−6個のアルキレン基である。
M°イオンは、金属カチオン、置換アンモニウムカチオン、アンモニウムカチオ
ン、置換ヒドラジニウムカチオンおよびヒドラジニウムカチオンからなる群から
選択される。−Xは、フッ素イオン、塩素イオン、炭酸イオン、水酸イオン、ア
ルコキシドイオンおよびカルボン酸イオンからなる群から選択されるアニオンで
ある)。
本発明の前記の目的および他の目的は、以下の記載および添付図面から一層明ら
かになるであろう。
図面の簡単な説明
図面は、本発明方法の一具体例の工程を図示した工程図である。
発明の詳細な記述
本発明は、停止/始動型ロケットエンジンのごとき種々のロケットエンジンの推
進薬として有用な、安定かつ高密度の、融解し得る、かつポンプ輸送し得る酸化
剤を構成する次式%式%)
の新規ジニトラミド塩に関するものである。この塩は140°Cの高温まで安定
であり、しかも従来使用されていた過塩素酸系酸化側の場合と異なって、肉眼ま
たはレーダーで検知され得るスモークテイルを生じない。
前記の新規ジニトラミドの式
%式%)
において、Moは一価、二価または三価金属カチオンまたは窒素含有カチオン、
たとえば次式で示される1−8個の窒素を含む窒素含有カチオンであり得る。
M’ −N(NCh)z
〔ここにMoは次式
(RkHヨN、1)−2
で表される窒素を1−8個含むイオンであり、nは1−8の数であり、2は1か
らnまでの数であり、kはOから(n+2+2)までの数であり、m=n+2+
z−にであり、各Rは同一または相異なる炭素数1−6個のアルキル基である。
〕本発明のジニトラミド塩の製造方法の説明の文節で一層詳細に述べるが、Mo
を構成し得る金属イオンの例には、フッ化物または塩化物のいずれかと可溶性塩
を形成し得る金属イオンがあげられる。Mを構成し得る主な金属の例にはアルカ
リ金属L i、Na、に、RbおよびCs、アルカリ土類金属Ca、Ba、Sr
およびMg、第rb族金属Cu、AgおよびAu、第nb族金属りn、Cdおよ
びHg、第■族金属A1..Sc、Y、Ca、Inおよびランタニド元素(57
−71L第■族金属Ti、Zr、Hf、GeおよびSn、第■族金属■、Nbお
よびTa、第■族金属Cr、MoおよびW、第■a族金属Mn、TcおよびRe
、第■族金属FeXCo、Ni、Ru。
Rh、Pd、Os、IrおよびPtがあげられる。前記の金属イオンのうちで、
本発明のジニトラミド塩のために好ましい金属イオンはL i、Na、に、Be
およびMgである。
M“イオンが1−2個の窒素を含むカチオンである場合には、これはたとえば次
式
%式%
(ここにnは1−2の数であり、kは0から3+nまでの数であり、m=3+n
−にであり、各Rは同一または相異なる炭素数1−6個の直鎖状または分枝状ア
ルキル基である)のカチオンであり得る。このようなイオンの例にはNH,”
。
CH3N113” 、(CH3)2NH2” 、(CH3)3N)I” 、(C
H3)4N” 、 C2H3Nl(3” 。
(CzHs) zNHz” 、 (CzHs) JH” 、 (C2H5) a
N“、 (CJs) (C)+3)NH2” 。
(CzHs)(CHs)zNH’ 、(CJs)z(CHz)zN”、 (C3
H?)4 N” 。
(C4H9)4N” 、 NzHs” 、CHJ2H4” 、 (CH3)ZN
2H3” 、(CH3)3NZH2’ 。
(CHz>aNzH” 、 (CHx)5Nz”等があげられる。
Moイオンのさらに別の例には、既述のウイラー等の米国特許第4,878,9
68号明細書等に記載のクハンー1.4−アンモニウムイオン、クバンー1.2
.4.7−チトラアンモニウムイオン、クバンー1.3.5.7−チトラアンモ
ニウムイオン、クバンー1.2,3.4−テトラアンモニウムイオン、クバンー
1.2,3,4.7−ベンタアンモニウムイオン、クパンー1.2,4,6.8
−ペンタアンモニウムイオンがあけられる。
Moを構成し得る窒素含有カチオンの別の例にはグアニジニウムイオン(C(N
Hz)i” )、トリアミノグアニジニウムイオン(C(NiH*h” ) 、
ニトロニウムイオン(0=N=O“)、ニトロソニウムイオン(N=03)、お
よび1−10.000個の窒素を含むエチレンイミン重合体イオンがあげられる
。
a、ジニトラミド塩の製法(製法1)
本発明のジニトラミド塩は、たとえば、次式%式%)
のジニトラミンと、金属含有化合物または窒素含有化合物たとえばアンモニア、
ヒドラジンまたは式MXの塩との反応によって製造できる。上式において、nは
1−3の数であり、Lは同一または相異なる炭素数1−6個のアルキル基、了り
−ル基、水素、ハロゲン、アミン基またはエーテル基であり、ZはSt、Sn、
Ge、As、B、Sb、B i、PbおよびHgからなる群から選択される元素
であり、R′は炭素数1−6個のアルキレン基であり、Moイオンは金属カチオ
ン、置換アンモニウムカチオン、アンモニウムカチオン、置換ヒドラジニウムカ
チオンおよびヒドラジニウムカチオンからなる群から選択され、−Xアニオンは
、フッ素イオン、塩素イオン、アルコキシドイオン、カルボン酸イオン、水酸イ
オンおよび炭酸イオンからなる群から選択されるイオンである。塩とジニトラミ
ンとの反応の場合には、該反応は次式で表すことができる。
L、lZR’ N(No□)2+Hχ −−−−一−;・ MN (No□)z
+ L、lZX+Rこのようなジニトラミン系ブレカーサの例には、次式%式
%)
の2−トリメチルシリルエチル−N、N−ジニトラミンがあげられる。
ジニトラミン系ブレカーサは公知の製法によって製造でき、たとえばハーメル等
の米国特許第3,428,667号明細書に記載の製法、あるいは既述の文献「
サード、クオータリ、リポート、オン、AF、コントラクト、04 (611)
−8549Jに記載の製法によって製造できる。
あるいはジニトラミン系ブレカーサは、本発明の一態様によれば、アセトニトリ
ル中で化学量論量のニトロニウムテトラフルオロボレートおよび硝酸を使用する
ことによって脂肪族イソシアネートから直接に製造でき、しかしてこのニトロ化
反応は次式で表すことができる。
式MXの塩を用いる式RN (N Ox) zのジニトラミンの減成反応は無機
または有機溶媒中で実施できる。好ましい溶媒は水、アルコール、アセトンのご
とき極性溶媒である。該反応は出発物質と融和し得る任意のpHにおいて実施で
きるが、該pHは一般に約3−10である。
前記減成反応の温度は−40ないし+150″Cであり得、好ましくは約0−2
0℃である。二〇減成反応は常圧下に、1分ないし長時間(たとえば1週間)実
施できるが、反応時間は出発物質の反応性、選ばれた反応温度、所望収率に左右
されて種種変わるであろう。該反応は一般に約1−2時間実施されるであろう。
b、ジニトラミド塩の製法(製法2)
本発明のジニトラミド塩はまた次の製法によっても製造できる。最初に、ニトラ
ミド(NH,No□)とニトロニウムテトラフルオロボレート(No□f3F4
)のごときニトロ化剤との反応によって、弐HN (No□)2の遊離酸を生成
させる。この反応は次の反応式で表される。
NHJOz +NO□BF、−−−−−−−4・ HN (No□)z +HB
F4ニトラミンと反応させることができるニトロニウムテトラフルオロボレート
以外のニトロ化剤の例には、(No□”) z (SzOt−”) 。
NOx”AlC1a−、NtOs 、 N02F 、 NOx″’PF6− 、
NOx”AsFh−+NO1″″5bFh−、アセチルニトレート、トリフルオ
ロアセチルニドトレード、トリフルオロアセチルニトレートと触媒活性を有する
BF、との組み合わせ、アセトンシアノヒドリンニトレートと触媒活性を有する
B F 3との組み合わせ、および前記物質のいずれかと硝酸との組み合わせが
あげられる。
得られた中間生成物をその後に既述の金属含有化合物または窒素含有化合物たと
えばアンモニア、ヒドラジン、または既述の塩MXと反応させて、本発明のジニ
トラミド塩を生成させるのである。塩MXを使用した場合には、該反応は次式で
表される。
HN (NOり z 十MX −・−・−−−? MN (NOx) t 十H
X中和剤としてヒドラジンを使用した場合には、得られた生成物を非常に注意深
く取り扱わなければならない。なぜならば該生成物はショックに敏感であるから
である。
No” 、NoおよびNotが実質的に存在しない場合、すなわちこれらの窒素
酸化物のいずれかまたは全部が合計で約5重量%より少ない量で存在する場合に
、前記の反応は具合よ(進行する。したがって、本発明の好ましい具体例に従っ
て、この反応に使用される薬剤を、NOo、NOおよび/またはNotの含有量
が約5重量%未満になるまで精製すべきである。
本発明をさらに詳細に例示するために、次に実施例を示す。
例 1
2−(トリメチルシリルエチル)−N、N−ジニトラミンプレカーサを次の方法
によって製造した。ニトロニウムテトラフルオロボレート1.45g(11ミリ
モル)、アセトニトリル10011および99+%硝酸700mg(11ミリモ
ル)からなる水冷混合物をアルゴン雰囲気中で調製した。次いで2−(トリメチ
ルシリルエチル)イソシアネート10ミリモルを添加した。
この添加は、添加速度の適切な制御によってヒユームオフ(fume−off
)を防止しながら行った。反応混合物を0°Cにおいて15分間攪拌し、CHC
11で希釈して全量25m1にし、1”x3”プラグ(SiO□製)を通じて速
やかに11遇し、CHC1310001111を用いて溶離操作を行った。得ら
れた粗生成物のクロマトグラフィ操作を、SiO□上で溶離剤としてCHCl、
を用いて行い、最速移動性のU■活性物質CRt =0.5)を集めた。所望生
成物である2−(トリメチルシリルエチル)−N、N−ジニトラミンブレカーサ
が500+g得られた。
収率的25%。
前記の操作と同様な操作によって、1−アダマンチルイソシアネートから1−ア
ダマンチル−N、N−ジニトラミン化合物が得られ、1,6−ヘキサンイソシア
ネートから1,6−ビス(N、N−ジニトラミノ)ヘキサン化合物が得られた。
例2
例1の方法によって得られた2−(トリメチルシリルエチル)−N、N−ジニト
ラミン約2.5mlをアセトニトリル201に溶解し、20°Cに保ち、これに
テトラメチルアンモニウムフルオライド1gを添加した。この溶液を約120分
間攪拌した。酢酸エチルから結晶化させることによってテトラメチルアンモニウ
ム−N、 N−ジニトラミド塩が生成物として回収できた。該生成物の収量は9
00+g、収率は約50%であった。
前記の場合と同様な方法によって2−(テトラメチルシリルエチル)−N、N−
ジニトラミンをテトラブチルアンモニウムフルオライドおよびフン化セシウムと
それぞれ反応させることによって、これらに対応するテトラブチルアンモニウム
ジニトラミド塩およびセシウムジニトラミド塩がそれぞれ得られた。
例 3
アルゴン雰囲気中で−IO″Cの温度に冷却された無水アセトニトリル4ml中
にエトラミド2ミ9
ロニウムテトラフルオロボレート3 0 0mg (2.3m1)で処理した。
反応混合物を10分間攪拌し、その後にこれを、エチルエーテル100m1中に
IM−NH3 /2−プロパツール8mlを含有する混合物に撹拌下に添加した
。反応混合物を5分間攪拌した。次いで反応混合物を乾燥状態になるまで蒸発さ
せ、1:17七トン/酢酸工チル混合物10m1中で摩砕操作を行い( tri
turated ) 、l過し、再び乾燥状態になるまで蒸発させ、ブタノール
2mlから結晶化させることによって、アンモニウムジニトラミドが結晶として
0. 1 5 g得られた。
例4
アルゴン雰囲気中で一10゛Cの温度に冷却された無水アセトニトリル4ml中
にエトラミド2ミ9
ロニウムテトラフルオロボレート3 0 0+*g (2.3m1)で処理した
0反応混合物を10分間攪拌し、その後にこれを、IM−炭酸カリウム水溶液8
mlに攪拌下に添加した。反応混合物を5分間攪拌した。次いで反応混合物を乾
燥状態になるまで蒸発させ、1:1アセトン/酢酸工チル混合物10■l中で摩
砕操作を行い、11遇し、再び乾燥状態になるまで蒸発させ、ブタノール2ml
から結晶化させることによって、カリウムジニトラミドが結晶として0. 1
5 g得られた。
例5
本発明のジニトラミド塩の安定性および有用性を調べた。差動走査熱量測定(D
SC)および熱重量分析(TGA)によって該化合物の熱安定性を調べ、かつ、
各々の化合物から出るエネルギーを測定した。酸および塩基に対する安定性も調
べ、該化合物が安定に存在し得るpH範囲を決定した。これらの試験の結果を表
1に示す。
表 1
ジニトラミド塩 C3” NH4“ NzHs”N (No□) z N (N
o□)z N(N(h)z分解開始温度 190°C 140°C 150°C
P)l安定性 0−14 0−140 0−10融点 83°C 92°C 8
3°C
前記の説明から明らかなように、本発明は、高度の熱安定性を有し、高エネルギ
ー密度を有し、しかも煙の発生源となるハロゲンを含まず、ロケット用燃料中の
酸化剤として有用な新規ジニトラミド塩を提供するものである。本発明のジニト
ラミド塩は、融解し得、かつポンプ輸送し得る酸化剤であって、安定性の比較的
低い従来の酸化剤の代わりに、始動/停止型ロケットエンジンに有利に使用でき
る。
要 約 書
要約
構成
次式
%式%)
(ここにMは、金属イオンおよび窒素含有イオンからなる群から選択されるカチ
オンである)のN、 N−ジニトラミド塩。
効果
該ジニトラミド塩は高度の温度安定性および高いエネルギー密度を存し、しかも
、煙の発生源であるハロゲンを含まず、したがってこれはロケット用燃料中の酸
化剤として有用である。
該ジニトラミド塩は融解し得、かつポンプ輸送し得る酸化剤であって、安定性の
比較的低い他種酸化剤の代わりに、始動/停止型口ケントエンジンに有利に使用
できる。
国際調査報告
Claims (20)
- 1.次式 MN(NOz)2 (ここにMは、金属イオンおよび窒素含有イオンからなる群から選択されるカチ オンである) を有するN,N−ジニトラミド塩。
- 2.MがLi,Na,K,Rb,Cs,Ca,Ba,Sr.Mg,Cu.Ag, Au,Zn,Cd,Hg,AI,Sc,Y,Ga,In.ランタニド元素(57 −71),Ti,Zr,Hf.Ge,Sn,V,Nb,Ta,Cr,Mo,W, Mn,Tc,Re,Fe,Co,Ni,Ru,Rh,Pd,Os,IrおよびP tからなる群から選択される一価、二価または三価カチオンである請求の範囲第 1項記載のN,N−ジニトラミド塩。
- 3.Mが、Li,Na,K,BeおよびMgからなる群から選択される金属カチ オンである請求の範囲第2項に記載のN,N−ジニトラミド塩。
- 4.Mが1−8個の窒素を含む窒素含有カチオンである請求の範囲第1項に記載 のジニトラミド塩。
- 5.Mが次式 RkHmNn+2 (ここにnは1−8の数であり、kは0から2+nまでの数であり、zは1から nまでの数であり、m=n+2+z−kであり、各Rは同一または相異なる炭素 数1−6個の直鎖状または分枝状アルキル基である) の、窒素を1−8個含む窒素含有カチオンである請求の範囲第1項に記載のN, N−ジニトラミド塩。
- 6.Mが、グアニジニウムイオン、トリアミノグアニジニウムイオン、ニトロニ ウムイオン、ニトロソニウムイオン、窒素を1−10,000個含むエチレンイ ミン重合体イオン、クバン−1,4−ビスアンモニウムイオン、クバン−1,2 ,4,7−テトラアンモニウムイオン、クバン−1,2,3,4−テトラアンモ ニウムイオン、クバン−1,3,5,7−テトラアンモニウムイオン、クバン− 1,2,3,4,7ペンタアンモニウムイオンおよびクバン−1,2,4,6, 8ペンタアンモニウムイオンからなる群から選択される窒素含有カチオンである 請求の範囲第1項に記載のN,N−ジニトラミド塩。
- 7.アンモニア、ヒドラジン、および次式MX (ここにXは、フッ素イオン、塩素イオン、水酸イオン、炭酸イオン、アルコキ シドイオンおよびカルボン酸イオンからなる群から選択されるイオンである)の 塩からなる群から選択される化合物と、ニトラミン化合物との反応生成物である 請求の範囲第1項に記載のN,N−ジニトラミド塩。
- 8.次式 LnZR′N(NO2)2 のジニトラミンと、次式 MX の化合物との反応生成物である請求の範囲第7項に記載のN,N−ジニトラミド 塩(上式においてnは1−3の数であり、Lは同一または相異なる炭素数1−6 個のアルキル基、アリール基、水素、ハロゲン、アミン基またはエーテル基であ り、ZはSi,Sn,Ge,As,B,Sb,Bi,PbおよびHgからなる群 から選択される元素であり、R′は炭素数1−6個のアルキレン基であり、M+ は金属カチオン、置換アンモニウムカチオン、アンモニウムカチオン、置換ヒド ラジニウムカチオンおよびヒドラジニウムカチオンからなる群から選択され、− Xアニオンはフッ素イオンおよび塩素イオンからなる群から選択されるハロゲン イオンである)。
- 9.次式 NH2NO2 のニトラミン化合物に、ニトロニウムテトラフルオロボレート,(NO2+)2 (S2O7−2),NO2+A1C14−,N2O5,NO2F,NO2+PF 6−,NO2+AsF6−,NO2+SbF6−,アセチルニトレート,トリフ ルオロアセチルニトレート,トリフルオロアセチルニトレートと触媒作用を有す るBF3との組み合わせ、アセトンシアノヒドリンニトレートと触媒作用を有す るBF3との組み合わせ、これらのいずれかと硝酸との組み合わせからなる群か ら選択されるニトロ化剤を反応させて次式 HN(NO2)2 酸を生成させ、該酸をその後に、金属含有化合物および窒素含有化合物からなる 群から選択される化合物と反応させて次式MN(NO2)2 ジニトラミド塩を生成させることからなる一連の反応によって得られる反応生成 物である請求の範囲第7項に記載のN,N−ジニトラミド塩。
- 10.次式 NH2NO2 のニトラミン化合物とニトロニウムテトラフルオロボレートとの反応によって次 式 HN(NO2)2 の酸を生成させ、該酸をその後に、金属含有化合物および窒素含有化合物からな る群から選択される化合物と反応させて次式MN(NO2)2 のジニトラミド塩を生成させることからなる一連の反応によって得られる反応生 成物である請求の範囲第1項記載のN,N−ジニトラミド塩。
- 11.次式 MN(NO2)2 〔ここにMは、 (a)Li,Na,K,Rb,Cs,Ca,Ba,Sr,Mg,Cu,Ag,A u,Zn,Cd.Hg,Al,Sc,Y,Ga,In,ランタニド元素(57− 71),Ti,Zr,Hf,Ge,Sn,V,Nb,.Ta,Cr,Mo,W, Mn,Tc,Re,Fe,Co,Ni,Ru,Rh,Pd,Os,IrおよびP tからなる群から選択される一価、二価または三価金属イオン、 (b)次式 RkHmNn+2 (ここにnは1−8の数であり、kは0から2+nまでの数であり、2は1から nまでの数であり、m=n+2+z−kであり、各Rは同一または相異なる炭素 数1−6個の直鎖状または分枝状アルキル基である) の、窒素を1−8個含む窒素含有カチオン、および(C)グアニジニウムイオン 、トリアミノグアニジニウムイオン、ニトロニウムイオン、ニトロソニウムイオ ン、1−10,000個の窒素を含むエチレンイミン重合体イオン、クバン−1 ,4−ビスアンモニウムイオン、クバン−1,2,4,7−テトラアンモニウム イオン、クバン−1,2,3,4−テトラアンモニウムイオン、クバン−1,3 ,5,7−テトラアンモニウムイオン、クバン−1,2,3,4,7−ペンタア ンモニウムイオンおよびクバン−1,2,4,6,8−ペンタアンモニウムイオ ンからなる群から選択される窒素含有カチオン、からなる群から選択されるカチ オンである〕を有するN,N−ジニトラミド塩。
- 12.次式 MN(NO2)2 (ここにMは金属カチオンおよび窒素含有カチオンからなる群から選択されるカ チオンである) のN,N−ジニトラミド塩の製造方法において、ジニトラミン化合物に、金属含 有化合物および窒素含有化合物からなる群から選択される化合物を反応させるこ とを特徴とする製造方法。
- 13.次式 MN(NO2)2 (ここにMは、金属カチオンおよび窒素含有カチオンからなる群から選択される カチオンである) のN,N−ジニトラミド塩の製造方法において、アンモニア、ヒドラジン、およ び次式 MX (ここにXは、フッ素イオンおよび塩素イオンからなる群から選択されるハロゲ ンアニオンである)の塩からなる群から選択される化合物と、ジニトラミン化合 物とを反応させることを特徴とする製造方法。
- 14.次式 LnZR′Nc(NO2)2 のジニトラミンと、アンモニア、ヒドラジンまたは次式MX の塩とを反応させることを包含する請求の範囲第13項に記載の製造方法(上式 においてnは1−3の数であり、Lは同一または相異なる炭素数1−6個のアル キル基、アリール基、水素、ハロゲン、アミン基またはエーテル基であり、Zは Si,Sn,Ge,As,B,Sb,Bi,PbおよびHgからなる群から選択 される元素であり、R′は炭素数1−6個のアルキレン基であり、M+は金属カ チオン、置換アンモニウムカチオン、アンモニウムカチオン、置換ヒドラジニウ ムカチオンおよびヒドラジニウムカチオンからなる群から選択され、−Xアニオ ンはフッ素イオン、水酸イオン、炭酸イオン、アルコキシドイオン、カルボキシ ルイオンおよび塩素イオンからなる群から選択されるイオンである)。
- 15.次式 RN(NO2)2 を有する前記のジニトラミンが、次式 R−N=C=O の脂肪族イソシアネートから、アセトニトリル中で化学量論量のニトロニウムテ トラフルオロボレートおよび硝酸を使用して製造されたものである請求の範囲第 14項に記載の製造方法。
- 16.次式 MN(NO2)2 (ここにMは、金属カチオンおよび窒素含有カチオンから選択されるカチオンで ある) のN,N−ジニトラミド塩の製造方法において、(a)次式 NH2NO2 のニトラミドと、ニトロ化剤とを反応させることによって次式HN(NO2)2 の酸を生成させ、そして (b)前記の酸を、アンモニア、ヒドラジンおよび次式MX (ここにXは、フッ素イオン、水酸イオン、炭酸イオン、アルコキシドイオン、 カルボキシルイオンおよび塩素イオンからなる群から選択されるハロゲン含有ま たは非含有アニオンである)の塩からなる群から選択される化合物と反応させる ことを特徴とする製造方法。
- 17.ニトラミドと前記ニトロ化剤とを反応させる前記工程が、ニトロニウムテ トラフルオロボレート,(NO2+)2(S2O7−2),NO2+AlC14 −,N2O5,NO2F,NO2+PF6−,NO2+AsF6−,NO2+S bF6−,アセチルニトレート,トリフルオロアセチルニトレート,トリフルオ ロアセチルニトレートと触媒活性を有するBF3との組み合わせ、アセトンシア ノヒドリンニトレートと触媒活性を有するBF3との組み合わせ、およびこれら のいずれかと硝酸との組み合わせからなる群から選択されるニトロ化剤を、前記 ニトラミドに反応させることを包含するものである請求の範囲第16項に記載の 製造方法。
- 18.(a)次式 NH2NO2 のニトラミドと、ニトロニウムテトラフルオロボレートとを反させることによっ て次式 HN(NO2)2 の酸を生成させ、そして (b)前記の酸と、次式 MX の前記の塩とを反応させることを包含する請求の範囲第16項に記載のN,N− ジニトラミド塩の製造方法。
- 19.前記の酸と、アンモニア、ヒドラジンおよび次式MX の壇からなる群から選択される化合物とを反応させる前記工程を、約−40℃な いし約+150℃の温度において常圧下に約1分間ないし約168時間の範囲の 時間にわたって実施する請求の範囲第16項に記載の製造方法。
- 20.前記の酸と、アンモニア、ヒドラジンおよび次式MX の塩からなる群から選択される化合物とを反応させる前記工程を、約0℃ないし 約20℃の温度において常圧下に結1−2時間の範囲の時間にわたって実施する 請求の範囲第16項に記載の製造方法。
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