JPH05500713A - 自動駐車クーポン券 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 自動駐車クーポン券 本発明は、経過時間の視覚表示を行うためのタイマ、とりわけ、一旦タイマが開 始されると、リセ、トシたり、遅らせたり、その池みだりに変更したりすること ができないような様式で経過時間の視覚表示を行うタイマに関するものである。

本発明によるタイマは、様々な異なる用途に広く適用可能であるが、現存するパ ーキングメータに取って代わるものとして特に有用である。

従来、パーキングメータに取って代わるものについて多くの提案がなされてきた 。その−例として、多孔性シート部材及び液体貯蔵器を含むケースよりなるタイ マがある。但し、前記液体貯蔵器は、その開放時に液体が紙に浸透するように配 置されている。その液体および／または紙は、着色され、又は染料を含浸させて あり、これにより紙を上昇又は下降する液体の経路が可視軌跡を残すようになっ ている。この装置は、その液体が紙を上昇又は下降する進行速度が時間によって 決まるため、タイマとして機能する。

現存する提案には、温度の変動によりそのようなタイマに強いられる固有の問題 のため、好適に扱われてきたものはなかったということが分かった。液体が多孔 性シート部材を上昇又は下降する移動速度は液体の粘性によって決まり、大部分 の液体は通常は温度依存性のものである。この問題を乗り越えるために数多くの 提案がなされてきたが、完全に好適であると思えるものはない。

このため、本発明の目的は、タイマ装置の複雑さ又はコストを不当に増大させる ことなく、上述の既知の不都合を回避し、温度変化による粘性の変動を精確に補 償する、上述の一般的なタイプの装置を提供することにある。

本発明の第１の側面によれば、一枚の多孔性芯部材と液体の貯蔵器とを備えたラ ミネーションからなるタイマが提供される。その液体および／または多孔性芯は 、貯蔵器が開放されて液体が放出された際にその液体が多孔性芯に浸透し、これ により多孔性芯内にまたは多孔性芯上に液体の可視軌跡を形成し、またそのラミ ネーションの表面部分が透明であって前記可視軌跡が見えるようになっており、 更に前記芯部材が、その表面に設けられるかまたはそれに隣接して位置決めされ 、タイマが用いられる時間範囲を包含する、一連のマーキングを有する、といっ たものである。

本発明の第２の側面によれば、本発明の第１の側面に従ってタイマを製造する方 法が提供される。

好適には、多孔性芯は、多孔性プラスチック材料（例えば、メチルヒドロキシエ チルセルロース）または焼石膏が少なくとも部分的にコーティングされた紙又は 基体である。

好適には、多孔性芯は、不浸透性材料の層、例えば、ポリプロピレンまたはポリ エステルフィルムにより覆われている。積層されたフィルムのうちの１つの底部 からその反対側へ開口部がそのフィルムを通っており、その上側にはそのフィル ムに接着されているポットメルト接着剤のラインまたはアルミニウム箔の帯があ る。ラミ不−ンヨンは、その裏側に第３の薄層が貼り付けられており、この薄層 がその縁の周囲でシールされることによりその薄層間に空洞が形成される。この 空洞にはその内部に所定量の流体がシールされている。紙芯は好適には、その裏 側が粘性補正剤及び染料からなる溶液で予めコーティングされたものである。好 適なタイマ装置の動作を以下に説明する。

全てが新規の側面であるとみなされるべき本発明の他の側面は、以下の説明から 明らかになるであろう。

添付図面を参照して本発明を説明する。

図１は、タイマチケットの好適実施例を示す正面図である。

図２は、図１に示したチケットの背面図である。

図３は、図１に示したチケットを通るラインＡ−Ａについての断面図である。

図４は、図１に示したチケットを通るラインＢ−Ｂについての断面図である。

次のタイマ装置の実施例は、パーキングメータクーポンの製造に関して説明され るが、同様の技術が他の状況においても利用可能であるということが理解される べきである。

クーポンは、不浸透性フィルム材料の届で覆われた多孔性紙芯１からなるもので 、その前面及び裏面がそれぞれ２．３である。この被覆フィルム材料は、ホット メルト接着剤がコーティングされたまたは相互に押し出し成形されたポリエステ ルフィルムとすることが可能である。フィルム２，３の層は、それらの周縁部の まわりで１つに積層されている。フィルム３の底部がらその反対側へ開口部が中 央フィルムを通っており、その上部には、アルミニウム箔の帯、ポリエステルの ストリップ、またはホントメルトのトレース４があり、これは芯の側面上の中央 フィルム３にポットメルト接着剤により接着されている。

中央フィルム３の裏側には第３のフィルム５が貼り付けられ、この第３のフィル ム５がその縁部の周りでシールされ、これにより、積層されたフィルム３，５間 に空洞が形成されている。この空洞内には所定量の流体６がシールされている。

紙芯エレメント１は、そのフィルム３に面する裏面上に、粘性補正剤及び染料か らなる溶液が予めコーティングされている。

出願人による試行及び実験で最も適すると分がった材料についての詳細を次に示 す。

ａ）前面フィルム２　・川・・透明な互いに押し出し成形されたまたはホットメ ルト接着剤がコーティ ングされた１２マイクロメートルの 厚さのポリエステルフィルム。

ｂ）中央フィルム３　・・・・・・アルミニウムで金属化されたポリエステルフ ィルム、またはポリプロピ レンまたはポリエチレン間で相互に 積層されたアルミニウム箔テアリ、 必要とされる水蒸気の不浸透性と高 い接着強度とを提供する。

Ｃ）紙芯ニレメントド・・・・・１／２時間、１時間及び２時間の所要時間につ いては、８０％の硬材バ ルブと２０％の軟材バルブとよりな り、充填剤、のり、または他の添加 物を含まず、５００〜５５０Ｋｇ／ ｍ１の密度を存する１５０ｇ７ｍ２ の紙であり、２時間〜約８時間の時 間については、１００％の軟材バル ブよりなり７００Ｋｇ／ｍ’の密度 を有する１６０ｇ／ｍ”の紙である。

エレメント１即ち芯の表面上に用い られる粘性補正剤は、紙芯の１内へ 成る程度浸透させるローダミン等の 着色された染料を有する高分子量の 分画（ｆｒａｃｔｉｏｎ）ゼラチンの水溶液等の材料である。

ｄ）アルミニウム箔４　・・・・・・標準の商用の１５マイクロメートルのアル ミニウム箔に、ラッカーコー ティングまたはホットメルト接着剤 のコーティングが施されたもので、 孔を通って水蒸気が伝搬するのを防 止する。

ｅ）流体６　・・・・・・塩化カルシウム及び塩化カリウムの水溶液であり、必 要とされる凝固点 降下、粘性補正剤の溶解度、及びゲ ル化防止（ｈｉｎｄｅｒｅｄ　ｇｅｌｌｉｎｇ）特性を提供する。

ｆ）１面フィルム５　・・・・・・アルミニウムで金属化された２５マイクロメ ートルの厚さのポリエステ ルフィルムまたは同様の防湿剤フィ ルムであり、必要とされる水蒸気の 不浸透性を提供する。

チケットは、１つに積層されている場合に、シールを破裂させ、引っ張り、突き 刺すことにより、即ちシールを能動的に破壊することにより起動される。このシ ールは一般のフレキシブルタイマに関連する動作によって破壊される。

この破壊により、流体６がフィルム内のスリットまたは孔を通って流れることが 可能となる。

流体６が毛管現象により紙芯１を揚がっていく際に、染料がその紙の前面に引き 出され、これにより、芯を上昇する流体の高さが示される。

粘性補正剤（Ｖ　ＣＡ）の溶解度は、流体の温度によって決まり、変化しつつあ る温度において、即ち変化しつつある温度にわたって、流体及び溶存ＶＣＡの粘 性が比較的一定に保持されるようになっている。

流体か紙芯をその前面で上昇する割合に影響を与える主な変量がその流体の温度 による粘性変化であるため、ＶＣＡの溶解により、環境条件からの温度変化によ る影響を比較的与えられることのない、紙芯を上昇する流体の移動速度が提供さ れる。経過時間は、フィルム、チケ／ト、または紙芯２に印刷された高さ指示マ ークを通過する流体の前面によって示される。その流体は、高さマークを通過し た後もその状態を持続し、これにより満了時間が経過したことの表示、即ち、こ の場合には「駐車時間の超過」の表示を提供する。

チケットの上部の折り返し部（ｆｌａｐ）は、自動車の窓で折り返してその運転 者側の窓に引っ掛けられるよう設計されている。

チケットの製造方法は、直接逆転（ｄｉｒｅｃｔ　ｒｅｖｅｒｓｅ＞ローラのコ ーティング印刷動作または同様のものを用いてＶＣＡおよび染料の水溶液がコー ティングされる吸い取り紙を必要とする。動作的には、紙を制御時間中に１６０ 〜１７０°Ｃに加熱して、流体が紙を昇って行く際のその流体の粘性を一定にす ることができる。その変形例は、写真業界においてフィルムに使用されているゼ ラチンの硬化に用いられているのと同様のものである。

紙芯エレメントは、ロール状の処理紙（ｔｒｅａｔｅｄ　ｐａｐｅｒ）から切っ てフィルム３上に配置することもできる。

これを達成するには、粘着剤のコーティングがかすかに粘着性を有するようにフ ィルム３を加熱して、そのフィルム上に芯を配置する。

次いでこのフィルムを、加熱されたローラ間または加熱されたプレート上を通過 させて、上部のフィルム２を中央フィルムに積層させる。

熱活性化粘着剤をフィルムと軟質ゴムの熱ローラとの双方に用いるということは 、紙芯の周囲の全ての間隙内に融解粘着剤が押し込まれるということを意味する 。また、アルミニウム箔、ポリエステルのストリップ、またはホットメルトのト レースをせき（ｗｅｉｒ）として用いることもできる。

熱ローラの直後にラミネーションは冷たいゴムローラを通過して、粘着剤を「凝 固」させる。

チケット上の裏側の袋状部の形成、積層および流体の充填は、公知の液体用袋部 の形成装置を適用して行う。

上述の説明において論じていない１つの側面は、紙芯１の上部に空気の空洞を組 み込んだことである。この空洞は、紙芯の上側半分において精確な時間測定を提 供するために必要なものである。

上述の好適実施例は特定の経過時間を生成するように設計されており、重要でな い改良や変形により、特定のユーザの要求に合った異なる経過時間を提供するよ うにチケットが設計されることが考えられる。

本発明の特定の実施例は、ここでは１つの例として説明されてきたものであり、 特許請求の範囲から逸脱することなく改良および変形を実施することが可能であ ると考える。

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Claims (20)

【特許請求の範囲】
1. １．一枚の多孔性芯部材と液体の貯蔵器とを備えたラミネーションからなるタイ マであって、前記液体および／または多孔性芯が、貯蔵器が開放されて液体が放 出された際にその液体が多孔性芯内に浸透してこれにより多孔性芯内にまたは多 孔性芯上に液体の可視軌跡を形成するものであり、ラミネーションの表面部分が 透明であって前記可視軌跡が見えるようになっており、前記芯部材が、その芯部 材上に設けられまたはその芯部材に隣接して位置決めされてタイマが用いられる 時間範囲を包含する一連のマーキングを有するもの。
2. ２．多孔性芯が、ポリプロピレンまたはポリエステルフィルム等の不浸透性材料 の層により覆われている、請求項１記載のタイマ。
3. ３．中央ラミネーションフィルムの底部からその反対側へそのフィルムを通る開 口部があり、その上部には芯およびそのフィルムに接着されたホットメルト接着 剤の帯がある、請求項１記載のタイマ。
4. ４．ラミネーションがその裏側に第３の積層フィルムが貼り付けられており、こ の積層フィルムがその縁部の周囲でシールされて積層間に空洞が形成されている 、上述の何れかの請求項に記載のタイマ。
5. ５．空洞がその内部に所定量の流体をシールしている、請求項４記載のタイマ。
6. ６．多孔性芯がその裏側に粘性補正剤及び染料からなる溶液が予めコーティング されている、上述の何れかの請求項に記載のタイマ。
7. ７．フィルムがホットメルト接着剤がコーティングされたまたは互いに押し出し 成形されたものである、上述の何れかの請求項に記載のタイマ。
8. ８．フィルムがほぼ１２マイクロメートルの厚さの透明なフィルムである、請求 項７記載のタイマ。
9. ９．中央フィルムが合成積層フィルムとして、必要とされる接着またはシール強 度および水蒸気の不浸透性を提供することができる、上述の何れかの請求項に記 載のタイマ。
10. １０．多孔性芯エレメントが、１／２時間、１時間および２時間の時間について 、約８０％の硬材パルプと約２０％の軟材パルプとよりなり、充填剤、のり、ま たは他の添加物を含まず、ほぼ５００〜５５０Ｋｇ／ｍ２の密度を有する、約１ ５０ｇ／ｍ２の紙である、上述の何れかの請求項に記載のタイマ。
11. １１．多孔性芯エレメントが、２時間〜約８時間の時間について、１００％の軟 材パルプよりなり約７００Ｋｇ／ｍ３以上の密度を有する約１６０ｇ／ｍ２の紙 である、請求項１ないし請求項９の何れかに記載のタイマ。
12. １２．エレメントの表面上に用いられる粘性補正または補償剤が、多孔性芯の層 内へ或る程度浸透させる染料を有するゼラチンの水溶液である、上述の何れかの 請求項に記載のタイマ。
13. １３．アルミニウム箔が、標準の商用の１５マイクロメートルのアルミニウム箔 にラッカーコーティングまたはホットメルト接着剤のコーティングが施されたも ので、孔を通って水蒸気が伝搬するのを防止する、上述の何れかの請求項に記載 のタイマ。
14. １４．流体が、塩化カルシウム及び塩化カリウムのようなものであり、必要とさ れる凝固点降下、粘性補正剤の溶解度、及びゲル化防止特性を提供する、上述の 何れかの請求項に記載のタイマ。
15. １５．裏面フィルムが、アルミニウムで金属化された約２５マイクロメートルの 厚さのポリエステルフィルムまたは同様の防湿剤フィルムであり、水蒸気の不浸 透性を提供する、上述の何れかの請求項に記載のタイマ。
16. １６．これまでに図面を参照して説明したようなタイマ。
17. １７．上述の何れかの請求項に従ってタイマを製造する方法。
18. １８．チケットの製造に、直接逆転ローラのコーティング印刷動作または同様の ものを用いて粘性補正剤および染料の溶液がコーティングされる紙または芯部材 が必要である、請求項１７に記載の方法。
19. １９．高湿度の紫外線剤または化学架橋剤を１６０〜１７０℃へ加熱すること等 として写真業界において公知である架橋剤または方法によってゼラチンが任意に 変化される、請求項１７または請求項１８に記載のタイマ。
20. ２０．これまでに添付図面を参照して説明したようなタイマの製造方法。