JPH05500059A - 炭酸マグネシウムおよびオイルタブレット形成助剤 - Google Patents

炭酸マグネシウムおよびオイルタブレット形成助剤

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 炭酸マグネシウムおよび オイルタブLノット形成助剤 皮丘丘1 本発明は、タブレット化助剤(tabl、et、ing aid) 、特に、タ ブレット形成滑剤および崩壊剤(disintegrant、)に関する。
茸」11皿 薬剤に関する最も一般的な投与形態の一つとして、タブレットがある。し7かし ながら、タブレットは、薬剤に限定されておらず、洗剤、飲物および甘味料のよ うな種々の分野において適用されてきた。タブレットは、広く消費者に受け入れ られ、便利であり、使用が簡単で、しかも経済的であるので、目的成分を供給す るのに好都合な手段である。一般的なタブレット形成においては、タブレットに されるべき材料をキャビティに注入し、1つ以上のパンチ部材をキャビティ内に 進入させて、プレスしようとする材料と接触させ、次いで圧縮力を加える。この ようにして、材料はパンチとキャビティの形状となるように押圧される。1分間 当たり数百、更には数千のタブレットを、このようにしてつくることができる、 当業者に周知の種々のタブレット形成法が、マーセル・デッカー−インコーホレ イテッド(Marcel Dekker、 rnc、l から発行され、198 9年に改定されかつ著作権が拡大した、リーバ−マン(Lieberman)の 「薬剤投与形態:タブレット第1巻」 (Pharmaceutical Do sage Forms: TabletsVolume 1”)第2版にわかり 易く説明されている。
これらの基本的な圧縮工程は、直接乾式圧縮、湿式造粒および乾式造粒として知 られている方法をはじめとするほとんどのタブレット形成操作に共通している。
ヨーロッパ特許出願筒0.127,400号を参照されたい。
「直接圧縮J (”direct compression”)なる語は、以前 は、単一の結晶質化合物を、余分な成分を使用することなく緻密なタブレット形 態に圧縮することを示すのに使用されていた。しかしながら、このような緻密化 を可能にするのに必要とされる特性を有する化合物は少ない、この語は、最近で は、タブレットを活性または目的成分と適宜の賦形剤との粉末混合物から直接圧 縮する方法を意味するようになっている。
直接圧縮が可能でない場合には、造粒技術を前処理として使用することもできる 。はとんどの粉末は、適正な特性を欠如しているので、圧縮して直接タブレット に形成することができない、これらには、圧縮性の欠如および必要な潤滑性の欠 如がある。上記したり一バーマンの文献の第148頁を参照されたい、このよう な理由により、提供しようとする材料を、単独であるいは他の増量剤と組み合わ せて前処理し、容易にタブレット化することができるグラニユールを形成する。
この方法は、造粒として知られている。「造粒」じgranulation”′ )とは、広く定義されているように、サイズを大きくする処理を云うもので、小 さな粒子を一緒にしてより大きな永続性のある凝集体に形成し、乾燥した砂と同 様のコンシステンシを有する易流動性の組成物とする。これは、混合装置におけ る撹拌、または圧縮、押出しもしくは球状化(globulation)により 行なうことができる。造粒においては、活性即ち目的成分は一般的に、圧縮ビヒ クルと混合される。圧縮ビヒクルまたは増量剤は、通常の周囲条件において良好 な圧縮性、良好な流動性および安定性を有するとともに、コストが低くかつテキ スチャと外観の双方において満足のいくものでなければならない、タブレット配 合物としては、圧縮ビヒクルのほかに、希釈剤、風味剤、着色剤、崩壊剤および 滑剤のような他の添加剤があり、これらはいずれも造粒の際にまたはその後加え ることができる。
本明細書において使用されている滑剤flubricantlとは、タブレット と、グイ壁およびパンチの面との間で、タブレットの圧縮および突き出しの際に 生ずる摩擦を低減させることができる物質を云うものである。
滑剤は、一般には、タブレット材料がバンチ蘭とタイの壁に粘着する(stic k)のを防止する。「付着防止剤」(antiadherents”)なる語が 、ある配合物の場合に、滑剤を補助しかつフィルムがパンチの面に形成するのを 防止するのに必要とされる物質を示すのにしばしば使用されている。しかしなが ら、本明細書においては、「滑剤」なる語は、総称的な意味を有し、「付着防止 剤」を含むものとして使用されている。タブレットの形成および/または突き出 しの際のタブレットの粘着は、効率の低下、タブレットの不規則な形成およびタ ブレットにより供給されるべき目的試薬または目的成分の不均一な分布のような 、製造上重要な問題を引き起こす、これらの問題は、タブレットの形成を高速で 行なおうとする場合に特に重大となる。
滑剤は、内部的(i n t、r i n s i c )であっても、外部的 (extrinsi c)であってもよいゆダイ/キャビティおよび/またはパ ンチ面に噴霧するなどして、フィルムの形態でタブレット形成工具面に直接被着 される滑剤は、外部滑剤である。外部滑剤は有効な滑性を提供することができる が、使用する場合には、複雑な被着装置と方法を必要とし、コストがかかるとと もに、生産性を低下させる。従って、外部滑剤は、11には、望ましいものでは ないと考えられる。リール(Leall等の米国特許第3,042,531号を 参照されたい。この米国特許には、別の形態の滑剤が開示されており、所望の組 成物をタブレット化する直前に滑性タブレットを圧縮するようにしている6漫性 タブレツトを圧縮した後に、滑性にされた残渣がパンチとキャビティの壁に残り 、次のタブレットを滑性にする。かくして、タブレット形成効率が半減し、コス トが増大しかつ望ましくない廃棄物すなわち滑性のあるタブレットが生ずる。
内部滑剤は、タブレットにされるべき材料に組み込まれる6マグネシウム、カル シウムおよび亜鉛のステアリン酸塩並びにステアリン酸が、一般的な使用におい て最も有効な内部滑剤であると長い間みなされてきた。通常は、0.3%乃至2 .0%の濃度が有効である。しかしながら、金属ステアリン酸塩およびステアリ ン酸は水溶性ではない。かくして、タブレットの崩壊が妨げられるという重大な 問題が生ずる。更に、これらの材料は使用前に溶液に戻される製品に使用される と、得られる溶液の表面に望ましくない「浮かす」(”scum”)を形成する ・ かかる問題に対処するため、多数の水溶性または水分散性滑剤を使用することが できる。しかしながら、これらの物質は水溶性が増すと、滑性効率が損なわれる 。その他の従来の内部滑剤として、水素添加または部分水素添加した植物油、動 物油脂、ポリエチレングリコール、ポリオキシエチレンモノステアレート、タル ク、軽質鉱油、安息香酸ナトリウム、ラウリル硫酸ナトリウムなどがある。ヨー ロッパ特許出願筒0.275,834号を参照されたい0本明細書においては、 この出願の内容を引用して明細書中の記載に代える。
滑剤は、発泡性(effervescentlタブレットを形成する場合に特に 重要である。上記したリーバ−マンの文献によれば、発泡性タブレットは、適宜 の滑剤なしには高速装置では製造することができないとされている。発泡造粒は 、ある部分は原材料の特性により、またある部分はタブレットを素早く崩壊させ る必要性により、滑性にするのは本質的に困難である。代表的な内部滑剤は、滑 性効率または所望の崩壊特性を犠牲にするものとなる。
例えば、通常の量で使用されるステアリン酸マグネシウムは有効な滑剤であるが 、実際には崩壊を遅らせる。これは、発泡剤が崩壊作用を行なうために、発泡配 合物においては、一般には克服することができない問題ではない、しかしながら 、この滑剤は、このように配合されたタブレットの商業的な魅力を減するのに十 分な程度まで崩壊を緩慢にする。更に、ある成分をタブレット化する場合に遭遇 する困難を少なくするために一層多量の滑剤が必要とされる場合には、この多量 の滑剤のために崩壊時間が長くなるという問題が生ずる。
従来の滑剤により引き起こされる崩壊の遅延は、非発泡性タブレットの場合に特 に重要な問題となる。非発泡性タブレットにおける崩壊は、一般に、投与後のタ ブレットの分解に関連する。当業者にとって自明のことであるが、例えば、薬品 が成功したものであるかどうかは、その完全かつ制御された投与による。しかし ながら、滑剤と崩壊剤は一般には、機能的に相反するものである。上記したリー バ−マンの文献の第108頁を参照されたい、実際に、従来の崩壊剤は、滑剤の 滑性効率を抑制する結合および/または付着特性をかくして、制御された態様で 適時に溶解しかつ崩壊するが、高速製造を可能にするように十分な程度まで滑性 にすることができるタブレット配合物を得ることは困難なことである。
タブレットの形成においてしばしば遭遇する別の問題として、風味剤の添加があ る。風味剤は、問題のある味を隠蔽するため、あるいは薬品の摂取をより満足の いくものとするために加えることができる。トラン(Doranlの米国特許第 4,352,821号には、フルクトースとそのキャリヤとから形成される風味 のある圧縮性のペレット形成剤が開示されている。キャリヤは、食用で、実質上 水不溶性の無機塩であるのが好ましく、燐酸三カルシウム、燐酸二カルシウム無 水物、炭酸マグネシウムおよびこれらの混合物がある。
同様に、ヨーロッパ特許出願筒0.275,834号には、食することができる タブレットの連続製造方法が開示されており、この方法は、異なる成分を一緒に 高剪断で連続して接触させると同時に、少なくとも1つの成分からなる溶媒を混 合物中に噴霧する工程を備えている。噴霧される溶媒としては、水温性甘味剤、 水溶性人工甘味剤、ジペプチドベースの甘味剤およびこれらの混合物がある。
レビン(Levinlの米国特許第2,147,743号には、通常の炭酸マグ ネシウムと果実酸を使用して得られる乾燥した発泡性組成物が開示されている。
−の実施例においては、レモン油風味剤が、少量の炭酸マグネシウムを糖および くえん酸とともに含む乾燥粉末と混合される。これにより、非ケーキング(no ローcaking)粉末が得られると云われている。
本明細書において引用されている文献に示されているように、検討されている各 問題点に対する単一の解決法として、完全に満足することができるものはない、 実際に、先行技術におけるタブレット形成滑剤およびタブレット崩壊剤に対して 検討がなされてきたが、タブレットの製造分野においては、上記した滑剤の欠点 を克服しあるいは軽減する乾燥した易流動性のタブレット化助剤が強(待望され ている。
特に、タブレットを形成することができると同時に適宜の滑性を提供し、水分散 性を有し、しかも圧縮処理または崩壊および溶解時間に実質上悪影響を及ぼさな い乾燥した易流動性のタブレット化助剤が待望されている。
更に、タブレットに風味を付すための改良された方法と物質の開発も待望されて いる。
免豆二■j 本発明の−の観点によれば、少なくとも1つのオイルを吸収した粒状炭酸カルシ ウムからなり、オイルは炭酸カルシウムに易流動性の乾燥した粒状タブレット助 剤を形成するのに有効な量が加えられることを特徴とする乾燥した粒状タブレッ ト化助剤が提供されている。
本発明の最も好ましい実施例においては、オイルはは乳類による消費に安全なも のである。
オイルの炭酸マグネシウムに対する重量比は少なくとも約0.15:1であるの が望ましく、より望ましくは約0.15:1乃至約0.6:1であり、最も望ま しくは約0.25:1乃至約0.45:1である。
本発明のこの観点においては、炭酸マグネシウムは比較的多量のオイルを吸収す ることができるとともに、滑性および崩壊特性を備えた乾燥した易流動粒状物質 としての形態を依然としてとどめることができることがわかった。炭酸マグネシ ウムは、化学的に関連する化合物と比べて、オイルの取込みおよび保持特性に優 れている0本発明のこの観点によれば、この助剤は、易流動性の粒状物質である ので、粒状のタブレット形成組成物に組み入れて、従来の装置および技術を使用 した乾式混合により組成物全体に均一の分布させることかできる、更に、本発明 に係る好ましい助剤は、水に容易に分散することができ、望ましくない「浮かす 」を生じたり、タブレットの崩壊を実質上遅らせることもなく、有効な滑性を提 供する。好ましい形態の乾燥タブレット化助剤は、タブレット化処理において非 常に有効である。かくして、本発明のこの観点に係る少量の好ましいタブレット 化助剤は、タブレット組成物に組み入れると、有効な内部滑性を提供する。少量 のタブレット化助剤はまた、該助剤が配合されるタブレットの崩壊の制御を容易 にすることができる。更にまた、本発明のこの観点によれば、比較的多量のタブ レット化助剤をタブレットに組み入れることにより、滑性効率や重量パーセント のより大きい滑剤の使用に伴う通常の問題に悪影響を及ぼすことなく、タブレッ トの崩壊を容易にすることができる。
本発明のこの観点に係る好ましいタブレット化助剤は、ナトリウムおよび糖を含 まない、更にまた、本発明の好ましいタブレット化助剤の成分は多量に容易に入 手することができるので、低コストで有効につくることができる。
本発明の別の観点によれば、オイルは風味のあるオイルとすることができる。か くして、タブレット化助剤は、風味剤としても作用し、別の風味剤を使用する必 要性をな(すことができる。この場合には、オイルは、滑剤/崩壊剤の一部とし て、またオイル可溶性風味成分のキャリヤとして、両方の作用を行なう。
本発明の別の観点によれば、炭酸マグネシウムおよび風味のあるまたは風味のな いオイルを含む上記したような粒状のタブレット化助剤と、有効量の少なくとも 1つの目的成分とからなる物質の組成物が提供されている。
目的成分は、薬剤活性のある成分とすることができ、存在量を薬剤有効量とする ことができる。この組成物はまた、風味剤、希釈剤、着色剤、バインダ、増量剤 、別の崩壊剤並びに滑性および発泡剤よりなる群から選ばれる1つ以上の追加の 補助剤を含むことができる・発泡剤(effervescent agentl を組み入れた組成物が、特に好ましい。
本発明の更に別の観点によれば、上記したようなタブレット形成組成物に圧縮力 を加えることによりタブレットを形成する工程を備えたタブレット製造方法と、 かかる方法により製造されるタブレットが提供されている。
本発明のこれらの目的および他の目的は、以下に記載する好ましい実施例に関す る詳細な説明から容易に理解することができるものである。
の な! a 第1図は、直接圧縮することができる炭酸カルシウムの崩壊時間に及ぼす滑剤濃 度の影響を示すグラフ図である。
第2図は、直接圧縮することができる炭酸カルシウムの硬度に及ぼす滑剤濃度の 影響を示すグラフ図である。
第3図は、直接圧縮することができる炭酸カルシウムの脆砕性に及ぼす滑剤濃度 の影響を示すグラフ図である。
第4図は、直接圧縮することができる炭酸カルシウムの硬度に及ぼす滑剤混合時 間の影響を示すグラフ図である。
第5図は、直接圧縮することができる炭酸カルシウムの崩壊時間に及ぼす滑剤混 合時間の影響を示すグラフ図である。
第6図は、直接圧縮することができる炭酸カルシウムの崩壊時間に及ぼす、ステ アリン酸マグネシウムと組み合わせた本発明のタブレット化助剤即ちTAの影響 を示すグラフ図である。
第7図は、アビセル(AVI(1:ELIタブレットの崩壊時間に及ぼす滑剤混 合時間の影響を示すグラフ図である。
第8図は、1.0パーセントのステアリン酸マグネシウムを含むアビセルタブレ ットの崩壊時間に及ぼすTAとしても表示されているタブレット化助剤の影響を 示すグラフ図である。
日 するだめの の上前 本発明の一実施例に係る粒状タブレット化助剤は、炭酸マグネシウムとオイルを 含む、炭酸マグネシウムは、数多くの製造者から嵩のある粒状形態で広く入手す ることができる。タブレット化助剤を食用または薬剤用タブレットに使用しよう とする場合には、食品または薬剤等級の炭酸マグネシウムを使用すべきである。
炭酸マグネシウムの特定のパラメータは、合衆国薬局方により得ることができ、 その関連部分を引用して本明細書の記載に代える。いわゆる重質(”heavy ”1炭酸カルシウムが特に好ましい。しかしながら、軽質(light gra del炭酸マグネシウムも使用することができる。粒状炭酸カルシウムは、粒状 体の少なくとも90パーセントが325メツシユのスクリーンを通過するような 粒度を有することができる。好ましい実施例においては、重質炭酸マグネシウム は、粒状体の約97乃至約99パーセントが325メツシユのスクリーンを通過 するような粒度を有するものが使用される。
一般には、重質炭酸マグネシウムは約160乃至約224g/l (約10乃至 約14ボンド/立方フイート)という緩い嵩密度を有する0本発明において同様 に有用である軽質炭酸カルシウムは一般に、粒状体の約99パーセントが325 メツシユのスクリーンを通過するようなサイズ有する。軽質炭酸マグネシウムの 緩い嵩密度は、概ね、約80乃至]、28g/l(約5乃至8ボンド/立方フイ ート)である1粒状体(particulatel 、粒子(particle )などの語は、粒子、グレイン(grain) 、グラニユール(granul e)または粉末などを意味するものである。
本明細書において使用されている「オイル」(”oiL”)なる語は、滑性(1 ubricatiB properties)を有する液体を意味するものであ る。好ましくは、オイルは有機液体である。最も一般的な有機オイルには、パラ フィンおよび/または炭化水素を主成分とする鉱油並びにトリグリセリドを主成 分とする植物および動物油がある。実買上あらゆるオイルを、本発明に係るタブ レット化助剤において使用することができる。薬剤または食用タブレットを製造 するのにタブレット化助剤を使用しようとする場合には、オイルは哨乳類による 消費にとって安全であるのが望ましい。
オイルは風味があっても、風味のないないものでもよい。数多くのオイルは、幾 分弱い付随した風味または芳香を有しているが、「風味のある」(”flavo red”]または「風味のないJ (”non−flavored”lなる語は 、これらの語の通常の意味においてオイルについて使用されている。かくして、 本明細書においては、「風味のあるオイル」とは、強くて容易に感知することが できる味または芳香を有するとともに、オイルをその他の成分と小さな割合で混 合したときに、かかる味および/または芳香を他の成分に付与することができる オイルを云う。
本発明の本実施例に係るタブレット化助剤において使用するのに好ましい風味に ないオイルには、白色鉱油として取引において知られているタイプの鉱油、大豆 油その他の植物油がある。
本発明に従って利用することができる風味のあるオイルには、一般に、油状ベー スまたはキャリヤにおける揮発性風味および/または芳香成分がある。油状ベー スまたはキャリヤは、風味および/または芳香成分として同じまたは異なる出所 源から得ることができる0例えば、レモン油、オレンジ油などのような柑橘類の オイルは一般に1.柑橘類の天然の揮発性成分を、柑橘類から同様に得られる油 状キャリヤとともに含んでいる0本発明に従って利用することができる他の風味 のあるオイルには、鉱物および植物油ベースにおける天然または人工の風味付与 および芳香付与成分がある。1倍」(”fold”)なる語は、風味のあるオイ ル、特に、天然産の風味のあるオイルにおける風味剤または芳香剤の強さを示す のに使用されている0本明細書においては、風味のあるオイルについての「N倍 」(”’N−fold”)なる記載は、オイルが、天然に産する風味のあるオイ ルと比較した場合、単位容積当たりでN倍の最も有意の風味または芳香成分を含 むことを意味する。かくして、倍率の高いオイルは、濃度が高く、従って、風味 と芳香性が高い、好ましい実施例においては、風味のあるオイルは、柑橘類抽出 物、果実抽出物(非柑橘類)および植物抽出物並びにこれらの混合物よりなる群 から選ばれる。
本発明において使用するのが好ましい鉱油は、40℃で、約10乃至約100セ ンチストークス、より好ましくは約30乃至約75センチストークスの粘度を有 する。本発明において使用するのに好ましい鉱油は、一般に約0.84乃至約0 ,88の比重を有する。本発明の特に好ましい実施例においては、比重は約0. 87である。代表的なトリグリセリドベースのオイルは、比重が約0.90乃至 0.92である。
オイルの炭酸マグネシウムに対する比率は、タブレット化助剤の乾燥した易流動 性粉末のコンシステンシの維持と一致して、できるだけ高くすべきである。オイ ルの炭酸マグネシウムに対する比率は、容量対重量基準(volume to  weight basisl (炭酸マグネシウムのダラムに対するオイルのミ リリットル)で、少なくとも約0.2乃至約0.6、好ましくは約0.3乃至約 0.5、最も好ましくは約0.4であるのが望ましい、上記した比重を有するオ イルの場合には、オイル対炭酸マグネシウムの重量比は、少なくとも約0.15 、より望ましくは約0.15乃至約0.6、より好ましくは約0.25乃至約0 .45、最も好ましくは約0.36とすることができる。
容易に理解することができるように、オイル可溶性物質をオイルにより担持させ 、本発明のタブレット化助剤の一部として提供することができる。
炭酸マグネシウムは、適宜のミキサを使用してオイルと混合することができる。
混合処理の際に炭酸マグネシウムが不注意により失われるのを防ぐため、密閉し た混合容器が好ましい。混合手順は、薬剤の分野において真空造粒処理に広く使 用されているタイプの閉止したミキサにおいて実施することができるが、混合処 理においては通常は真空とはされない。
ある真空造粒ミキサの場合には、内容物を撹拌するために底部に回転自在に取着 されたプロペラを有する密閉混合容器と、容器の周辺に隣接して小さいシャフト に取着された「チョップ」(”chop”)と一般に呼ばれ・る小さなプロペラ とを備えている。小さなシャフトには、シャフトを回転させるとともに、プロペ ラに対して接離する態様でチョップを容器内で上下させるようにシャフトを摺動 させる手段が設けられている。この形態のミキサはまた、噴霧ノズルと、該ノズ ルに接続された噴霧成分タンクとを備え、液体成分を、撹拌しながら容器の内部 へ導入することができるようにしている。
タブレッ!・助剤をつくるのに使用される炭酸マグネシウムの好ましくは約50 乃至約90パーセント、望ましくは約60乃至約80パーセントを先づ容器に装 填し、次に、プロペラとチョッパを作動して容器の内容物を攪拌しながら、オイ ルを噴霧タンクから容器の中へ放出することによりオイルを加える。オイルを全 て加えた後に、プロペラとチョッパを止め、残りの炭酸マグネシウムを加え、プ ロペラとチョッパを使用して撹拌を再度開始する。オイルを噴霧の形態で容器に 導入することは重要ではない、オイルを容器に流れとして放出しても、混合作用 と、オイルが炭酸マグネシウムに吸着する自然の傾向とにより、オイルを適正な 混合時間、一般的には約1時間未満、通常は約15分未満の全混合時間で炭酸マ グネシウムに良好に分布させることができる。
本発明の別の観点によれば、上記した粒状タブレット化助剤を少なくとも1つの 目的成分と混合することにより形成される重要な組成物が提供されている。
「目的成分」じ1ntended ingredient(s)”)なる語は、 この成分を含むタブレットが使用されると、機能を発揮することができる成分を 意味するものと理解されるべきである0本発明において使用される目的成分は、 タブレットとして提供することができる成分を実質上含む0食品または飲料とし て使用するタブレ・ントの場合には、目的成分は、特定の風味剤、栄養素などを 含むことができる。目的成分はまた、石鹸、洗剤、界面活性剤、発泡剤、消泡剤 、吸収剤、染料などを含むことができる。しかしながら、薬剤成分または薬剤活 性成分については、動物への薬物治療を除外するという意味には解されるべきで はない、更にまた、本発明においては、[薬剤活性成分J (”pharmac euticallyactive ingredient”)なる語は、ビタミ ン類およびミネラル類ととともに、栄養補給剤として広くみなされているその他 の成分およびこれらの組み合わせも含むものである。他の薬剤活性成分には制酸 剤、鎮痛剤、抗炎症剤、抗生物質、ビタミン類、ミネラル、下剤、無食欲誘発剤 (anorexicsl 、抗喘息剤、下痢止め剤、抗鼓腸剤(antifla tuents) 、抗偏頭痛剤、抗痙彎剤、鎮静剤(5edativesl、鎮 静剤 (antihyperactives)、トランキライザ、抗ヒスタミン 剤、充血除去剤、ベータブロッカ(beta−blockers) 、抗アルコ ール(antialcoholisml剤、咳抑制剤、フッ素補給剤、殺菌剤お よびこれらの組み合わせを含むことができる。
組成物における目的成分の量は、個々の成分に関する従来の基準に従って選択さ れる。各目的成分の有効量が特に注目される。目的成分に関して使用されている 「有効量」じeffective amount”)なる語は、適正量の組成物 を含むタブレットが目的成分の正常な効能を発揮するのに十分な目的成分の量に ついて云うものと理解されるべきである。薬剤については、薬剤有効量が注目さ れる。薬剤有効量は、所要のまたは所望の治療反応を引き出すのに十分な薬、ミ ネラルまたは物質の量である。
この組成物はまた、風味剤、希釈剤、着色剤、バインダ、増量剤、滑剤、崩壊剤 および発泡剤をはじめとする本技術分野において公知のものから選択することが できる1つ以上の追加の補助剤を含むこと力≦できる。本発明に係る特に好まし い実施例にお17)で(ま、組成物は発泡剤含む。
本発明において有用なバインダには、例えば、アカシア、トラガカントゴム、ゼ ラチン、澱粉、メチルセルロースおよびカルボキシメチルセルロースナト1ノウ ムのようなセルロース材料、アルギン酸およびその塩、珪酸マグネシウムアルミ ニウム、ポリエチレングリコール、グアーガム、多糖類酸、ベントナイト、スク ロース、ポリビニルピロリドン、微結晶セルロース、ソルビトールなどがある。
バインダは、全組成物の約5乃至約25重量パーセントの量を使用することがで きる。
着色剤は、二酸化チタン、米連邦食品医薬品化粧品法(F、 D、 & C,) の染料として知られているような食品に適した染料を含むことができる。
タブレット化助剤とは別に組成物に加えられる風味剤は、風味油、風味芳香剤お よび/または才イJし、植物、葉、花、果実などからの抽出物並びにこれらの組 み合わせから選ぶことができる。風味剤は、シナモン油、冬緑油、ペパーミント 油、クローブ油、月桂樹油、アニ、ス油、ユーカリ油、タイム油、針葉樹集油、 ナツメグ油、セージ(sagel油、ビターアーモンド油およびカシア油とする ことができる。風味剤1として有用なものとして更に、バニラ、レモン、オレン ジ、グレーグ、ライムおよびグレープフルーツをはじめとする柑橘類のオイル、 並びに、りんご、梨、桃、苺、ラズベリー、チェリー、プラム、パイナツプル、 アプリコツトなどのような果実のエツセンスがある。風味剤の量は、所望される 味の強さをはじめとする数多くのファクタにより定めることができる。しかしな がら、本発明の粒状タブレット化助剤が風味オイルを含む場合には、別の風味剤 を助剤とは別に組成物に組み入れる必要性は少ない、特に好ましい実施例におい ては、タブレット化助剤の風味剤は、組成物全体の風味剤の実質止金てまたは少 なくとも主要部を構成する。このように、タブレット化助剤に風味剤が組み入れ られて!/)るので、別の風味剤を加^る必要性がなくなる。これは、通常の風 味剤をタブレット化組成物全体に均一に分散させることが困難な場合があるので 、特に有利である。
発泡剤は、タブレットが使用されたときに気体を発生する成分の任意の組み合わ せとすることができる。
重炭酸もしくは炭酸アルカリまたはくえん酸のような食品酸をはじめとする最も 一般的な発泡剤は、水と接触すると二酸化炭素を発生する。滑剤中の炭酸マグネ シウムは、適宜の反応性酸と組み合わせると、得られる発泡性組成物の発泡特性 を高めることができる0発泡物質は一般に、95重量パーセント以下の量を存在 させることができるが、好ましくは最終組成物の約60乃至90重量パーセント の量を存在させるのが好ましい。
得られる物質は、乾燥した易流動性の粒状物質である0粒状物質に関して本明細 書において使用されている「乾燥J (”dry“)なる語は、明瞭な流動性液 体層を有しない物質を意味するものであり、従って、炭酸マグネシウム粒子の全 面を覆う液状オイルの微視的なコーティングが存在することがわかる。このよう な微視的な液体層はいずれも、粒子の表面に緊密に吸着されているので液体とし て挙動することはなく、しかも通常の条件の下では感知することができる流動性 を呈さない、更に、本明細書において使用されている「易流動性」(free− flowing”)なる語は、大きな固まりまたは凝集体が実質上なく、かつ、 注入することができる粒状物質を意味する。易流動性の粒状物質は、堆積して置 かれたときに堆積物の表面が水平方向に対して約50度よりも小さい角度をなす ように、約50度よりも小さい静止角を形成するのが望ましい。
本発明のタブレット化助剤は、意外にも、タブレット形成滑剤としておよび/ま たはタブレット崩壊剤として有利に使用できることが判明した。即ち、本発明の タブレット化助剤は、滑剤としてまたは崩壊剤として、あるいはその両方として 同時に作用することができるのである。これは、従来のタブレットにおいては、 著しく低レベルの滑剤が混入してもタブレットの崩壊を遅らせるということから しても、また、崩壊剤を添加すると、滑剤の有効性を低下させる結合または付着 が一般に促進されるとされていることからしても、驚異的であると同時に予想外 のことである。かくして、滑性の付与と崩壊の双方を容易に行なうことができる タブレット化助剤の提供が実現され、著しい進歩に寄与している。
更にまた、目的成分の解放速度を制御するファクタの数を、従来の滑剤および崩 壊剤の代わりに本発明に係るタブレット化助剤を使用することにより少なくする ことができ、目的成分の解放速度の制御および「調整J (”tailor”l が一層容易になる。
上記した炭酸マグネシウムとオイル助剤は、内部滑剤として単に使用されるとき には特に、組成物中に、比較的少量、一般的には約1.5重量パーセント、好ま しくは約10量パーセント以下の量を存在させることができる。最も好ましくは 、タブレット助剤は、タブレット形成組成物の約0.5乃至約0,8重量パーセ ントを構成する。
しかしながら、本発明のタブレット化助剤が崩壊剤としであるいは滑剤と崩壊剤 の双方として使用される場合には、組成物全体の重量を基準として最大的20重 量パーセントという有意に高い量を存在させることができる。しかしながら、本 発明の好ましい実施例においては、本発明のタブレット化助剤を、組成物全体の 約0.5乃至約10重量パーセントとすることができる。より好ましい実施例に おいては、本発明のタブレット化助剤の存在量は、約1.0乃至約5.0重量パ ーセントとすることができる。
タブレット化助剤は、乾燥した易流動性物質であるので、ツインシエルブレンダ (twin−shell bLender)における混線のような通常の乾式混 合技術によりその他の粒状成分と混合させることができる。乾燥した易流動性粒 状タブレット助剤は、タブレット形成組成物全体に容易に均一に分布させること ができる。タブレット形成組成物は、少ない割合の液体と混合し、次いで液体を 除去して凝集したグラニユールを残すグラニユール化処理に供することができる 。このようにグラニユール化された組成物は、従来の基準に従って所望の粒度分 布を得るように従来のスクリーン処理に供することができる。このような中間造 粒工程に供されあるいは供されなかったタブレット形成組成物は、次に、従来の タブレット形成装置を使用した圧縮によりタブレットに形成される0通常は、タ ブレット形成装置は、管状ダイにタブレット形成組成物を装填し、一対の緊密に 嵌合するパンチをダイの中へ進入させることにより、組成物を圧縮してタブレッ ト化させ即ちタブレットに形成し、次いで、仕上げられたタブレットをパンチお よびダイアセンブリから突き出す。
本発明に係るタブレット化助剤は、優れた内部滑性を提供する。かくして、タブ レット形成操作は通常、タブレット形成組成物とパンチおよびダイとの摩擦によ る問題を生ずることなく、かつ、タブレット形成組成物のパンチおよび/または タイに対する付着による困難を生ずることなく進めることができる。通常は、パ ンチまたはダイを外部滑性させる必要はない。更にまた、タブレット形成滑剤は 、パンチおよびダイアセンブリにおいて圧縮した場合、強くて凝集性のあるタブ レットの形成を妨げることはない。
これは、ステアリン酸塩のような他の多くの一般的な滑剤の作用とは著しい対称 をなす。ステアリン酸塩の内部滑剤を組み入れたタブレット形成組成物は、通常 、「オーバーミキシング」(over mixing”)に対して感受性を示す 、かくして、このような組成物は、最適混合度を有するものとなる1組成物の配 合の際に、この最適混合度を越えてステアリン酸塩を組成物全体に均一に分布さ せると、得られるタブレットは一般に軟質でかつ弱いものとなる。
上記したように、本発明に係るタブレット化助剤は、タブレット形成滑剤として 使用する場合には、形成されたタブレットの崩壊を実質上遅らせるものに通常は ならない、実際に、本発明のタブレット化助剤は、滑剤として一層普遍的な量が 使用されても、崩壊を容易にすることができる。かくして、本発明の好ましい実 施例に係る滑剤を組み入れたタブレットは、有効な滑性作用を提供するのに必要 な量が使用されても、内部滑剤を含まないタブレッl−と実質上同じ時間でまた はこれよりも短い時間で崩壊するものとなる。
これに対して、ステアリン酸塩滑剤は、十分な内部滑性を呈するのに有効な量が 存在すると、タブレット形成組成物が最適混合度を越えて混合された場合に特に 、形成されたタブレットの崩壊を一般に遅らせるものとなる。
更にまた、本発明のタブレット化助剤は、有効な滑性および/または崩壊に必要 な量が使用される場合には、タブレットを水に溶解させたときに水に容易に分散 する。一般には、助剤は、目視できる痕跡を残すことな(かつ邪魔になるフィル ムまたは「浮かす」を形成することなく分散する。これは、発泡性タブレットを 水に溶解させようとする場合に、特に重要である。
このような良好な分散特性を示す理由は、完全には理解されていない、助剤に含 まれるオイルは通常、水に不溶性である。しかしながら、本発明のタブレット形 成助剤は著しく低い濃度でも有効な滑性作用を呈するので、オイルは目視するこ とができるフィルムまたは浮かすを形成するような量は存在しない、更にまた、 作用に関して何らかの理論による制約を受けるものではないが、オイルは、炭酸 マグネシウムに吸着されると、球または小滴の形態ではなく微視的なフィルムの 形態に保持される。これにより、タブレットが崩壊するとオイルが分散し易(な る。
本発明のタブレット助剤を崩壊剤単独としであるいは滑剤および崩壊剤の双方と して使用する場合には、タブレット化助剤が加えられるタブレットを有効に崩壊 させるのに十分な量を存在させるようにすべきである。か<シ1.で、タブレッ トが10分未満の時間で完全に崩壊することが所望される場合には、10分未満 の崩壊時間とするのに有効な崩壊剤の量とされる0本発明のタブレット化助剤の 滑性特性は 崩壊上の問題を呈さないので、崩壊剤の濃度を一層高くすることが できる。所望の崩壊特性を提供するのに有効な本発明のタブレット化助剤の量は 、常に、有効な内部滑性を得るのに十分な量である。
当然のことであるが、本発明のタブレット化助剤は、所望の場合には、他の通常 の滑剤または崩壊剤と組み合わせることができる。このような滑剤としては、上 記した組成物がある。
崩壊剤としては、とうもろこし澱粉、馬鈴薯澱粉およびその改質澱粉、甘味剤、 ベントナイトのような粘土、微結晶セルロース、アルギン酸塩、寒天、グアー、 イナゴマメ、カラヤ、ペクチンおよびトラガカントガムのようなガムがある。更 にまた、改質されたカルボキシメチルセルロース、架橋ポリビニルピロリドンお よび大豆多糖類をはじめとするいわゆる超崩壊剤(superdisinteg rants)がある。
このように使用する場合には、タブレット化助剤と滑剤または崩壊剤とを組み合 わせた全量は、本明細書に述べられている範囲を越えないようにすべきである。
本発明は、以下の実施例により一層良好に理解されるものである。これらの実施 例は、例示を目的とするものである。これらの実施例は、本発明の範囲と精神に 関して限定的に解釈されるべきではない。
1通JL上 炭酸マグネシウム(重質TJSP)8.0キログラムを秤量した。また、鉱油( アモコ・ホワイト・ミネラル・才、イル(Amoco White Miner al 0il) 、 0 、871の比重を有する35USP)2.780キロ グラムを秤量した。炭酸マグネシウム60キログラムをロト50− P (Ro t、a 5o−plプロセッサに装填し、鉱油全量を溶媒タンクに入れて、約3  、5 k g/ c m2(50PSI)まで加圧した。使用した噴霧ノズル は、スブレイング・システムfspraying System)製造のNo、 6505であった。チョップを下げ、ロトプロセッサのプロペラに入力して13 0回転/分(rpm)で回転させた。チョップを始動させた6次に、鉱油を溶媒 タンクから処理タンクの中へ噴霧し、装填しである6キログラムの炭酸マグネシ ウムと十分に接触させた。噴霧を8分間継続してから、プロペラとチョップを止 め、噴霧を停止した。次に、炭酸マグネシウムの残りの2キログラムをプロセッ サに加え、蓋を閉じ、チョップを下げて始動させ、20Orpmのプロペラ速度 で混合を継続した。5分後、チョップとプロペラを止めた。
プロセッサの内容物を正1.イ秤量された容器に取り出し、混合物の正味の全重 量を測定した(10.621キログラム)。品質管理に送った滑剤とサンプルの 実際の重量を考慮してから、混合物の全収率を算出し、プレミックスの理論収率 と比較したところ、理論収率の99.6%の得られた。
!1」LLユ 炭酸マグネシウム10,000グラムを上記のように秤量した。更に、4,00 0m1 (3,470グラム)の鉱油を秤量した。ロトプロセッサに炭酸マグネ シウムを6キログラム装填した。
鉱油を溶媒タンクに装填し、約3.5kg/’cm”(50PSI)に調整した 。プロペラの速度を13Orpmとし、鉱油をプロセッサの内部に約10分間噴 霧してから、プロセッサを止めた。炭酸マグネシウムの残りの4キログラムをプ ロセッサに加え、チョッパを始動させ、プロセッサを130rpmの速度に5分 間セットした。プロセッサの内容物を取り出し、収率を出した。
実JiLユ」− 上記したプロセッサと同様のプロセッサを本実施例において使用した。しかしな がら、アモコ(Amocal USOP−18鉱油(軽質)を使用したが、この 鉱油は比重が0.863であり、約38℃(100’F)の粘度が187SUS であり、40℃の粘度が36,3cSTであり、粘度指数が101であった。
炭酸マグネシウム8.0キログラムを秤量するとともに、18−USPオイル2 .62キログラムを秤量した。18−USP鉱油を、炭酸マグネシウムを6ギロ グラム含むプロセッサの中に4分間噴霧し、次いで、残りの炭酸マグネシウムを 添加して混合し、チョッパを始動させ、プロペラを20Orpmに5分間セット した6収率は理論値の98.9%であった。
1五亘ユ■ 本実施例の手順は、上記した実施例IIIの手順と同じであった。しかしながら 、アモコ18−USPの代わりに、約0.90グラム/ CCの密度を有する1 00%大豆油を使用した。炭酸マグネシウム8キログラムを秤量し、大豆油2. 88キログラムを使用した。収率は理論値の98.8%であった。
支皿±上 小形のキッチンミキサを使用し、シトラス・アンド・アライド・フラグランス・ カンパニfcitrus andAllied Fragrance Co、I 製のオイル、オレンジバレンシア5倍(ロット番号16281)200mlを秤 量するとともに、炭酸マグネシウム500グラムを秤量した。炭酸マグネシウム 300グラムをミキサに装填した。ミキサを低速にセットし、オレンジオイルを 炭酸マグネシウムにゆっくりと加えた。成分を1o分間混合し、次いで残りの2 00グラムの炭酸マグネシウムを加えて、更に5分間混合した。混合物を取り出 し、8メツシユのスクリーンに通した。得られた粒体は微細な易流動性の粉末で あった。混合物100mgをグラス一杯の水に加えたところオレンジの弱い味が 得られた。
!工 上記した実施例IIにおいて乾燥した易流動性の粒状タブレット形成滑剤を含む 、ナトリウム含有量の低い発泡性鎮痛剤組成物をつ(った。
L山1己ムー =山I己ムー *ベース#08029−LSI 2536傘*ベース#(17149−NSI  255080メツシユ・アスピリン 162.5 162.540メツシユ・ア スピリン 162.5 162.5マレイン酸クロルフエニ 109.3 10 9.3ラミン2mg重炭酸ナト リウムlO口mg 炭酸ナトリウム(無水) 60.[160,0オレンジ風味剤 30,0 30 .0 アスバルターム 30.0 30. Qフェニルプロパノ−ルア 15.3 1 5.3ミンヒドロクロリド 15.3mg ベータ・カロチン 30.0 30.0*申中 滑剤 30,0 30.0 3、165 3.179 木ベース108029−LSIは炭酸マグネシウム、重炭酸カリウム、炭酸カル シウム、重炭酸ナトリウム、くえん酸の造粒からなり、それ自身は滑性を持たな い。
*傘ベース#07149−NSIは、炭酸マグネシウム、重炭酸カリウム、炭酸 カルシウム、くえん酸からなる造粒であり、それ自身は滑性をもたない発泡系を 形成する。
申*傘比が0.25: 1.Oの重質鉱油(アモコ白色鉱油35USP)/炭酸 マグネシウム(重質)。
実ffiユ」一 実施例Vrの組成物を、従来の高速回転タブレット形成装置を使用して圧縮する ことにより、タブレットに形成した。タブレット形成装置の管状ダイに実施例V Iのタブレット形成組成物を装填した。一対の緊密に嵌合するパンチをダイの中 へ進入させ、組成物を圧縮し、タブレットを形成した。タブレットをパンチおよ びダイのアセンブリから突き出した。
T1の組成物は良好にタブレット化し、良好な滑性をもっていた。室温のグラス 一杯の水に入れたところ、泡が発生した。1分後、タブレットは表面に浮き上が り、2分後にはタブレットは完全に溶解した。味は極めて良好であった。沈澱は なかった。
T2の組成物は良好にタブレット化し、かつ、良好な滑性な示した。室温のグラ ス一杯の水に入れたところ、泡が発生した。タブレットはグラスの底にとどまり 、約90秒以内に完全に溶解した。味は優れていた。実際に、味は、生成物TI により形成されたタブレットよりも良好であった。
叉10iV」−り工 本発明の乾燥した易流動性の粒状タブレット形成滑剤を含むビタミン組成物をつ くった。
邦ム江 匹堕土皿紅 中ベース106209−1 3084.4 6169.0アスコルビン酸 57 5.0 1150.0チアミンモノナイトレート 36.0 72.0リボフラ ボン 34,5 69.0 ナイアシンアミド 34.5 69.0マンナトールのB−121% 3.60  7.2ホ一ル酸10%粉砕(Trit、 ) 4.40 8.8D−カルパン トテンサン塩 39,0 78.0ビオチン1%粉砕 3.90 7.8 パパ(Paba) [ケム・ダイナミ 0.0350 0.07ツクス((:h em Dynamicsl]コリン(ケム・ダイナミ 0.0350 0.07 ツクス) インシトール(ケム・ダ 0.0350 0.0フイナミツクス) L−トリプトファン 30.0 60.0アスバルターム 30.0 60.0 0オレンジ凰味剤 50.0 1.00.口01%ベータカロチン 30.0  60.0**ラブ(lubel混合物 30,0 60.0タブレツト ” 3 985.4m *ベース#06209−1は、重炭酸カリウム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシ ウム、くえん酸からなる造粒であり、それ自身は滑性をもたない発泡系を形成す る。
*中実施例VIの滑剤混合物を使用した。
ベース、アスパルターム、オレンジ風味剤、ベータカロチンおよびラブ混合物を 除く成分全てを16メツシユの篩を介してスクリーン処理を行なった。コリンを 乳鉢と乳棒を用いて粉砕した。次に、これらの成分をツインシェルブレンダに装 填し、20分間混合した。ベースを、混合されたビタミンプレミックスとともに プロセッサに加え、20分間処理した。プロペラは40rpmにセットし、傾け たが、真空にはしなかった。
次に、残りの成分をプロセッサに加え、混合物を同じ条件の下で5分間更に処理 した。次に、この組成物を、実施例VIIに関して上記したようにしてタブレッ トに形成した。
厚さが約5.6mm (0,220インチ)の良好に形成されたタブレットをつ くり、室温の水に約2.5分間で溶解させた。味は良好であり、タブレットは良 好な硬度に特徴があった。
及五五ユλ 次の組成物をつくった。
1工 且更り旦眩 傘ベース 2826.7 5653.4ビタミンE50%(:WS 880.0  1760.0アスバルターム 30.0 60.0 オレンジlOx 50.0 100.01%ベータカロチン 30.0 60. 0**滑剤 30.0 60.0 タブレツト重 3846.7m − *ベースは実施例VIIIと同じである。
**滑剤は実施例VIと同じである。
ベースとビタミンEを、50リツトルのプロセッサに加え、傾斜させ(wit、 h tilt) 、プロペラの速度を20 r pmとし、非真空状態で20分 間混合を行なった。次に、アスパルタームを10メツシユのスクリーンを用いて スクリーン処理し、次いで、滑剤とともに元の混合物と5分間混合させたが、混 合は真空にすることなく、プロペラの速度を2Orpmにして行なった。
次に、混合物をプロセッサから大形の袋に取り出した。最後に、ベータカロチン とオレンジ風味剤を袋に加え、成分の全てを十分に混合した。
次に、組成物を実施例VIIと同様にしてタブレット化し、た。得られたタブレ ットは良好な品質を有していたが、噴霧乾燥したビタミンEの使用により、崩壊 の速度は商業的には許容することができないものであった。
!JIJX 以下は、本発明の手順でつくられたマグネシウム組成物の相対的滑性能力を示す 比較例である。即ち、本発明に係るものではない、以下のタブレット化助剤をつ くった。
酸化マグネシウム(重質)/鉱油fMGOMo−21酸化マグネシウム(軽質) /鉱油FMGOMO−11酸化マグネシウム(軽質)/オレンジ油fMGOOL −1)MGOMO−1 300グラムの軽質酸化マグネシウムを小形のミキサに装填し、139グラムの 鉱油を加えた。成分を10分間混合し、N’o、20メツシユのスクリーンを用 いてスクリーン処理を行なった。得られた混合物をミキサに再び入れ、酸化マグ ネシウムの追加100グラムを加えて5分間混合した。
MGOOL 1 300グラムの軽質酸化マグネシウムを小形のミキサに装填し、5倍バレンシア オレンジオイル200ミリリツトル(173,75グラム)を加え、10分間混 合した。酸化マグネシウムの追加200グラムを加え、前の混合物と5分間混合 させた。得られた混合物を20メツシユのスクリーンに通過させた。
MGOMO−2 300グラムの重質酸化マグネシウムと139グラムの鉱油をミキナに加え、l O分間混合した。酸化マグネシウムの追加100グラムを混合物に加えた。混合 物を更に5分間混合した。得られた混合物をNo。
20メツシユのスクリーンに通過させた。
次に、上記した酸化マグネシウムオイル混合物を滑性効率に関する試験に供した 。
カルシウム・トライアル−1 肚j江 M国しヨ力a *ロット0576カルシウム 3100 9300.00含有配合物 MGOOL−I MgO/オレンジ油ラブ 40 120.00タブレット重量 = 3140.0mg 得られたタブレットは不規則な縁部を有し、一般に粗末に成形され、不十分な滑 性能力を示した。
カルシウム・トライアル−2 LLど 起設ゼゴ山吐 中口・シト05フ6カルシウム 3100 9300.口0含有配合物 MGOMO−I MgO/鉱油ラブ 40 120.00タブレット重量= 3 140.0グラムこの場合にも、タブレットは粗末に形成された縁部な有し、粗 末に成形され、滑性が不十分であることを示*ロット0581カルシウム 31 00 4650.00含有配合物 MGOMO−2MgO/鉱油ラブ 40 60.00タブレット重量= 314 0.0グラムタブレツトの縁部は滑らかではなかった。滑性は不十分であった。
カルシウム・トライアル−4 MJLli2厖到シコ山は 中口・シト0585カルシウム 3100 10000.00含有配合物 ロット07209−Lr−炭酸マグ 50 161.25ネシウム/鉱油滑剤 タブレット重 = 3150ミリグラム本ロットは同じ成分を同じ割合で含む連 続生産であった。
傘本実施例IIに従って形成された炭酸マグネシウムタブレット化助剤。
タブレットの縁部は、完全には滑らかでない場合でも、酸化マグネシウム/オイ ルで滑性にしたものよりもはるかに優れていた。カルシウム含有混合物と炭酸マ グネシウム滑剤は、各タブレットの形成につき5分間混合しただけであった。炭 酸マグネシウムを使用した場合には、混合時間はより長くなるが、タブレット全 体の外観を改善するものと期待される。
叉1目i五」− 直接圧縮することができる炭酸カルシウムの崩壊時間に及ぼす滑剤濃度の影響を 測定したが、その結果が第1図にグラフで示されている。重量が1.40グラム のタブレットを、種々の濃度のステアリン酸マグネシウム、本発明のタブレット 化助剤またはラブリタブ(LUBRITAB)なる商品名のタブレット化助剤を 5分間、直接圧縮することができる炭酸カルシウムと混合することによりつくっ た。ラブリクブは、ニドワード・メンデル・カンパニ・インコーホレーテッド( EdwardMendell Go、、 Inc、)から固体の形態で入手する ことができる水素添加した植物油である。3つの滑剤/助剤の各々を含む6つの タブレットについて試験を行ない、平均を取り、崩壊を37℃のO,lNHCl において測定した。第1図に示すように、本発明のタブレット化助剤の崩壊特性 は、タブレットの全重量を基準にして0.5乃至1.5重量パーセントの濃度に あるときには、実質上一定を保っている8いずれの場合も、崩壊は5分未満で生 じた。ラブリタブを含むタブレットは本発明のタブレット化助剤を0.5パーセ ントの濃度で含むタブレットよりも短い時間で溶解したが、濃度が増すにつれて 、ラブリタブを含むタブレットの崩壊時間は急激に長くなり、l、5パーセント の濃度では、崩壊時間は15分を越える程度まで長くなった。試験を行なったス テアリン酸マグネシウムは、全ての濃度において、崩壊するのに60分を越える 時間がかかり、従って、グラフには示すことができなかった。
衷1」しLLユ 直接圧縮することができる炭酸カルシウムの硬度に及ぼす滑剤の濃度の影響を測 定したが、結果は第2図のグラフに示す通りであった。実施例XIの3つの添加 剤のそれぞれを含む20個のタブレットを使用して、各データポイントの平均を 取ったが、タブレットは実施例X工に記載のようにしてつくった。ラブリタブを 含むタブレットは、クブレット中の滑剤の濃度が0.5重量パーセントから1. 5重量パーセントへ増すにつれて優れた硬度を示している。本発明のタブレット 化助剤を含むタブレットもまた、許容することができる硬度を示している。ステ アリン酸マグネシウムは、全体の硬度が最も低く、濃度1パーセントで最大の硬 度を示している。濃度が1パーセントを越えて大きくなると、タブレットの硬度 は減少している。
叉」1乳にL工」− 直接圧縮することができる炭酸カルシウムの脆砕性に及ぼす滑剤濃度の影響を測 定したが、結果は第3図にグラフで示す通りであった。
脆砕性とは、計数、包装または運搬の際のような取扱いにおいて遭遇する物理的 な外傷に耐λるタブレットの能力に関するものである6脆砕性は、10個のタブ レットの重量な先づ測定してから、タブレットな脆砕機に入れることにより測定 される1次に、タブ1ノツトを脆砕機の中で100回転させ、最後にタブレット の重量を測定する。タブレットの硬度と構造上の一体性は、重量損失の量と関連 し、重量損失が小さいということは、タブレットの硬度が一層大きいことを意味 する。脆砕性は、タブレットの当初の重量と最終重量との差に等しく、これを当 初の重量で除し、剰余を100倍する。かくして1重量の損失が大きければ、脆 砕性のパーセントは大きくなる。タブレットは実施例XIIに従ってつくった。
ラブリタブを含むタブレットは、滑剤の濃度が上昇するにつれて、パーセント脆 砕性が減少する“ことを示している。かくして、高い濃度では、ラブリタブは、 優れた硬度を有するタブレットを製造することができる。逆のことがステアリン 酸マグネシウムについて云える。0.5パーセントの濃度では、ステアリン酸マ グネシウムを含むタブレットは、本発明のタブレット化助剤を用いてつくったタ ブレットと略同等のパーセント脆砕性を有している。しかしながら、ステアリン 酸マグネシウムの濃度が高くなると、得られたタブレッ(−のパーセント脆砕性 は著しく高くなる6本発明のタブレット化助剤を含むタブレットは、TAで表わ されているが、滑剤の濃度が上昇すると、より一貫した略一定のパーセント脆砕 性を示している。このように、ラブリタブやステアリン酸マグネシウムとは異な り、本発明のタブレット化助剤は、試験を行なった濃度の全範囲に亘って許容す ることができる脆砕性を提供している。
直接圧縮することができる炭酸カルシウムの硬度に対する滑剤混合時間の影響を 調べたが、その結果が第4図にグラフで示されている。滑剤の濃度を、1パーセ ントで一定にとどめた。しかしながら、残りのパラメータは、実施例XIIと同 じであった。第4図に示すように、ラプリタブを含むタブレットの硬度は、5乃 至15分の混合時間の全範囲に亘って最も高かった。混合時間は、滑剤をタブレ ットの形成前に目的成分および/または他の成分と混合する時間の長さを示すも のである1本発明のタブレット化助剤を含むタブレットは、混合時間全体に亘っ てより直線的・な経過をたどっているが、試験を行なった混合時間の全体を通じ て硬度は一層低かった。ステアリン酸マグネシウムは、全体に亘って硬度が最低 のレベルにあり、タブレットの硬度は、混合時間が10分を越えると急激に下が っていた。
亙[ 直接圧縮することができる炭酸カルシウムの崩壊時間に及ぼす滑剤混合時間の影 響を調べたが、その結果が第5図にグラフで示されている。いずれの場合にも、 滑剤の濃度は1パーセントであった。残りのパラメータは、実施例XIIと同等 であった0本発明のタブレット化助剤を含むタブレットは、崩壊時間と混合時間 の関係に関して比較的フラットで直線的な挙動を示した。いずれの場合も、本発 明のタブレット化助剤を使用してつくったタブレットの崩壊時間は5分よりも短 かった。しかしながら、混合時間はラブリタブを用いてつくったタブレットの崩 壊時間に著しい影響を及ぼしている。ラブリタブを5分間、目的成分と混合した ところ、得られたタブレットの崩壊時間は、本発明のタブレット化助剤を使用し たタブレットの3倍であった。混合時間を15分に延長したところ、ラブリタブ を使用してつくったタブレットの崩壊時間は、約20乃至25分であった。ステ アリン酸マグネシウムを含むタブレットの崩壊時間はいずれも、60分を越えて いた。
叉」1凱Δ二り上 直接圧縮することができる炭酸カルシウムの崩壊時間に及ぼす、0.5パーセン トのステアリン酸マグネシウムを含むタブレットに対する本発明のタブレット化 助剤の影響を調べたが、その結果が第6図にグラフで示されている。炭酸カルシ ウムの滑剤としてステアリン酸マグネシウムだけを含むタブレットは、完全に崩 壊するのに240分を要した1本発明のタブレット化助剤を1パーセントだけ添 加したところ、同量のステアリン酸マグネシウムがタブレットに依然存在してい ても、得られるタブレットの崩壊時間を26分まで減らした。
及五五基ヱユユ アビセルfAVIcELl (AVICELはエフエムシー・コーポレイション (FMC(:orporation)の登録商標である)タブレットの崩壊時間 に及ぼす滑剤混合時間の影響を調べたが、その結果は第7図にグラフで示す通り であった。アビセル500mgを5.0mgのステアリン酸マグネシウムまたは 本発明のタブレット化助剤であるTAと混合した。混合物を、5分間または20 分間、低速ミキサにおいて混合し、実施例VIIの手順に従ってタブレット・化 した。各々について3つのタブレットをつくった。崩壊を、蒸留水中で37℃で 測定した。
ニー邦1だ =−囲ムぜ アビセル 500.0 500.0 ステアリン酸マグネシウム 5゜O TA” −−5,0 タブレット重量 505.0 505.0*実施例IIに従って形成した炭酸マ グネシウムタブレット化助剤 5分間混合した配合物T1の3つのタブレットの平均崩壊時間は、7.0分であ った。
200分間混した配合物T1の3つのタブレットの平均崩壊時間は、35.5分 であった。
5分間混合した配合物T2の3つのタブレットの平均崩壊時間は、4.5分であ った。
200分間混した配合物T2の3つのタブレットの平均崩壊時間は、5.1分で あった。
第7図に示すように、ステアリン酸マグネシウムは混合時間に対して著しく感受 性があり、崩壊時間は混合時間に伴って増加した。しかしながら、本発明のタブ レット化助剤は、試験した混合時間の全範囲に亘って略一定の崩壊時間を保持し ていた。
アビセルは一般的なタブレット化助剤であり、使用する場合には、一般に、崩壊 剤と滑剤を使用する必要がある。しかしながら、本発明のタブレット化助剤を使 用する場合には、これら双方の添加剤を使用する必要性がなくなる。従って、経 済性と適合性の面で有利であるだけでなく、成分の数を減らすことができるので 、タブレットの重量およびサイズを小さくすることができる。これは、大きなタ ブレットを摂取するのが苦手な人々に対してタブレットをつくる場合に、特に重 要となる。
VIII ステアリン酸マグネシウムを1.0パーセント含むアビセルタブレットの崩壊に 及ぼす本発明のタブレット化助剤TAの影響を調べたが、結果は第8図にグラフ で示す通りであった。アビセルのタブレットは、アビセル500mgをステアリ ン酸マグネシウムおよびTAの各々と混合してつくった。混合は、低速で20分 間行なった。タブレットは、平均5.8分で崩壊した。実施例XVIIにおいて つくりかつ試験を行なったようなステアリン酸マグネシウムだけを含むアビセル タブレットの平均崩壊時間と比較すると、双方の添加剤を含むタブレットは平均 で6倍の早さで崩壊した。
滑剤または崩壊剤のいずれか一方の場合には、試験した各パラメータに対する完 全な解決法を提供することができなかった。しかしながら、本発明のタブレット 化助剤は、先行技術のタブレット化助剤とは異なり、許容することができかつし ばしば優れた硬度と、優れた滑性特性と、著しく優れた崩壊特性とを、濃度、混 合時間などに左右されることなく提供することができる。かくして、本発明のタ ブレット化助剤は、先行技術が有する欠点を極力少なくすると同時に、望ましい 有利な特性を最大限に生かした、特に多方面に利用することができかつ有用な製 品を提供することができる。
本発明の基本構成、好ましい実施例および作動の態様を説明したが、本明細書に 開示されている特定の実施例は限定的に解されるのではなく例示として解される べきであるので、保護されるべき本発明は、上記実施例に限定されるように解釈 されるべきではない1本発明の精神と範囲から逸脱することなく種々の修正と変 更を行なうことができるものである。
かかる修正の1つとして、カプセルをつくるものがある。カプセルの充填の場合 には、粉末組成物は、通常、充填室またはキャビティと広く云われている小さな チューブまたは孔内に圧縮して、スラグ(sluglを形成する。このスラグは 、充填室またはキャビティからカプセルのシェル内へ突き出すことにより、カプ セルのシェルに挿入することができる。本明細書において使用されている「タブ レット」(”tablet”)および[タブレット化(タブレット形成) J  (”tableting”l なる語は、かかるスラグおよびスラグの形成も含 むものとして解釈されるべきである。
産業 の1 口奸 本発明は、薬剤組成物のタブレットの製造に利用することができる。
か ゛へ う ・\ 役 ベ ト さ 、\ ト 窩 へ う 、\ 栓 べ ■ む 、\ 役 べ ・λ 補正書の翻訳文提出書 (特許法第184条の8) 平成4年3月16日 1、 国際出願番号 PCT/US 901049032、 発明の名称 炭酸 マグネシウムおよびオイルタブレット形成助剤3、 特許出願人 住 所 アメリカ合衆国、ミネソタ州55428、ミネアポリス、アスベン・レ ーン・7325 居 所 〒105東京都港区虎ノ門1丁目4番4号5、 補正書の提出年月日  1991年7月26日請 求 の 範 囲 11粒粒状タブレット化助剤おいて、少なくとも1つのオイルを吸着した粒状の 炭酸マグネシウムを有し、前記オイルは易流動性の乾燥した粒状タブレット化助 剤をつくるのに有効な量が前記炭酸マグネシウムに加えられることを特徴とする 粒状タブレット化助剤。
2 炭酸マグネシウムに対するオイルの比は重量で約0.15二1乃至約0.6 +1であることを特徴とする請求の範囲第1項に記載の粒状タブレット化助剤。
3、炭酸マグネシウムに対するオイルの比は重量で約0.25+1乃至約0.4 5:lであることを特徴とする請求の範囲第2項に記載の粒状タブレット化助剤 。
4、前記炭酸マグネシウムは粒状体の少なくとも90パーセントが325メツシ ユのスクリーンを通過するような粒度を有することを特徴とする請求の範囲第1 乃至3項のいずれかに記載の粒状タブレット化助剤。
5、前記炭酸マグネシウムは粒状体の約97乃至約99パーセントが325メツ シユのスクリーンを通過するような粒度を有することを特徴とする請求の範囲第 1乃至3項のいずれかに記載の粒状タブレット化助剤。
6、前記オイルは約0.84乃至約0.92の粘度を有することを特徴とする請 求の範囲第1乃至3項のいずれかに記載の粒状タブレット化助剤。
7、前記オイルは補乳類による消費に安全であることを特徴とする請求の範囲第 1項に記載の粒状タブレ・ント化助剤。
8、前記オイルは風味が付されていないことを特徴とする請求の範囲第1または 7項に記載の粒状タブレ・ント化助剤。
9 前記オイルは鉱油を含むことを特徴とする請求の範囲第8項に記載の粒状タ ブレット化助剤。
10、前記オイルはトリグリセリドを含むことを特徴とする請求の範囲第7また は8項に記載の粒状タブレット化助剤。
11、前記風味のないオイルは鉱油およびトリグリセリドよりなる群から選ばれ ることを特徴とする請求の範囲第8項に記載の粒状タブレット化助剤。
12、前記オイルは風味のあるオイルであることを特徴とする請求の範囲第1ま たは7項に記載の粒状タブレット化助剤。
13、前記風味のあるオイルは植物抽出物、柑橘類抽出物および果実抽出物並び にこれらの混合物よりなる群から選ばれることを特徴とする請求の範囲第12項 に記載の粒状タブレット化助剤。
14、前記少なくとも1つのオイルは風味のあるオイルと風味のないオイルとの 混合物からなることを特徴とする請求の範囲第1または7項に記載の粒状タブレ ット化助剤。
15 乾燥した易流動性の粒状タブレット化助剤をつくるのに有効な量の少なく とも1つのオイルを吸着した粒状炭酸マグネシウムを含む粒状タブレット化助剤 と、有効量の少なくとも1つの目的成分とからなることを特徴とする組成物。
16 前記粒状タブレッ!・化助剤は零よりも多くかつ全組成物の約20重量パ ーセントよりも少ない量が存在することを特徴とする請求の範囲第15項に記載 の組成物。
17、前記粒状タブレット化助剤は零よりも多くかつ全組成物の約2.0重量パ ーセント以下の量が存在することを特徴とする請求の範囲第15項に記載の組成 物。
18、前記粒状タブレット化助剤は全組成物の約0゜1乃至約1,5重量パーセ ントの量が存在することを特徴とする請求の範囲第15項に記載の組成物。
19 前記粒状タブレット化助剤は全組成物の約100乃至約5.0重量パーセ ントの量が存在することを特徴とする請求の範囲第15項に記載の組成物。
20、風味剤、希釈剤、着色剤、バインダ、増量剤崩壊剤、滑剤および発泡剤よ りなる群から選ばれる1つ以上の追加の補助剤を更に含むことを特徴とする請求 の範囲第15乃至】7項のいずれかに記載の組成物。
21、前記1つ以上の追加の補助剤は発泡剤であることを特徴とする請求の範囲 第20項に記載の組成物。
22、前記オイルは哨乳類による消費に安全であることを特徴とする請求の範囲 第15または20項に記載の組成物。
23 前記目的成分は薬剤活性成分でありかつ薬剤有効量が存在することを特徴 とする請求の範囲第19または22項に記載の組成物。
244前記薬剤活性成分は制酸剤、鎮痛剤、抗炎症剤、抗生物質、ビタミン類、 ミネラル類、下剤、無食欲誘発剤、抗喘息剤、下痢止め剤、抗鼓腸剤、抗偏頭痛 剤、抗痙彎剤、鎮痛剤、鎮静剤、トランキライザ、抗ヒスタミン剤、充血除去剤 、ベータブロッカ、抗アルコール剤、咳抑制剤、フッ素補給剤、殺菌剤およびこ れらの組み合わせよりなる群から選ばれることを特徴とする請求の範囲第23項 に記載の組成物。
25、前記薬剤活性成分はカルシウムを含むことを特徴とする請求の範囲第23 または24項に記載の組成物。
26、前記オイルは風味オイルであることを特徴とする請求の範囲第15または 22項に記載の組成物。
27、少なくとも1つの目的成分と粒状のタブ1ノツト化助剤とを混合すること によりタブレット形成組成物を形成する工程を備え、前記タブレット化助剤は前 記形成工程においてタブレットに滑性を有効に付与し、更にタブレット形成組成 物に圧縮力を加えることによりタブレットを形成する工程を備えるタブレット製 造方法において、前記粒状のタブレット化助剤は少なくとも1つのオイルを吸着 した粒状の炭酸マグネシウムからなり、前記オイルは乾燥した易流動性の粒状タ ブレット化助剤を形成するのに有効な量が存在することを特徴とするタブレット 製造方法。
28、前記組成物は風味剤、希釈剤、着色剤、バインダ、崩壊剤、滑剤および発 泡剤よりなる群から選ばれる1つ以上の追加の補助剤を更に含むことを特徴とす る請求の範囲第27項に記載の方法。
国際調査報告

Claims (28)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.粒状タブレット化助剤において、少なくとも1つのオイルを吸着した粒状の 炭酸マグネシウムを有し、前記オイルは易流動性の乾燥した粒状タブレット化助 剤をつくるのに有効な量が前記炭酸マグネシウムに加えられることを特徴とする 粒状タブレット化助剤。
  2. 2.炭酸マグネシウムに対するオイルの比は重量で約0.15:1乃至約0.6 :1であることを特徴とする請求の範囲第1項に記載の粒状タブレット化助剤。
  3. 3.炭酸マグネシウムに対するオイルの比は重量で約0.25:1乃至約0.4 5:1であることを特徴とする請求の範囲第2項に記載の粒状タブレット化助剤 。
  4. 4.前記炭酸マグネシウムは粒状体の少なくとも90パーセントが325メッシ ュのスクリーンを通過するような粒度を有することを特徴とする請求の範囲第1 乃至3項のいずれかに記載の粒状タブレット化助剤。
  5. 5.前記炭酸マグネシウムは粒状体の約97乃至約99バーセンドが325メッ シュのスクリーンを通過するような粒度を有することを特徴とする請求の範囲第 1乃至3項のいずれかに記載の粒状タブレット化助剤。
  6. 6.前記オイルは約0.84乃至約0.92の粘度を有することを特徴とする請 求の範囲第1乃至3項のいずれかに記載の粒状タブレット化助剤。
  7. 7.前記オイルは哺乳類による消費に安全であることを特徴とする請求の範囲第 1項に記載の粒状タブレット化助剤。
  8. 8.前記オイルは風味が付されていないことを特徴とする請求の範囲第1または 7項に記載の粒状タブレット化助剤。
  9. 9.前記オイルは鉱油を含むことを特徴とする請求の範囲第8項に記載の粒状タ ブレット化助剤。
  10. 10.前記オイルはトリグリセリドを含むことを特徴とする請求の範囲第7また は8項に記載の粒状タブレット化助剤。
  11. 11.前記風味のないオイルは鉱油およびトリグリセリドよりなる群から選ばれ ることを特徴とする請求の範囲第8項に記載の粒状タブレット化助剤。
  12. 12.前記オイルは風味のあるオイルであることを特徴とする請求の範囲第1ま たは7項に記載の粒状タブレット化助剤。
  13. 13.前記風味のあるオイルは植物油出物、柑橘類抽出物および果実抽出物並び にこれらの混合物よりなる群から選ばれることを特徴とする請求の範囲第12項 に記載の粒状タブレット化助剤。
  14. 14.前記少なくとも1つのオイルは風味のあるオイルと風味のないオイルとの 混合物からなることを特徴とする請求の範囲第1または7項に記載の粒状タブレ ット化助剤。
  15. 15.乾燥した易流動性の粒状タブレット化助剤をつくるのに有効な量の少なく とも1つのオイルを吸着した粒状炭酸マグネシウムを含む粒状タブレット化助剤 と、有効量の少なくとも1つの目的成分とからなることを特徴とする組成物。
  16. 16.前記粒状タブレット化助剤は零よりも多くかつ全組成物の約20重量パー セントよりも少ない量が存在することを特徴とする請求の範囲第15項に記載の 組成物。
  17. 17.前記粒状タブレット化助剤は零よりも多くかつ全組成物の約2.0重量パ ーセント以下の量が存在することを特徴とする請求の範囲第15項に記載の組成 物。
  18. 18.前記粒状タブレット化助剤は全組成物の約0.1乃至約1.5重量パーセ ントの量が存在することを特徴とする請求の範囲第15項に記載の組成物。
  19. 19.前記粒状タブレット化助剤は全組成物の約100乃至約5.0重量パーセ ントの量が存在することを特徴とする請求の範囲第15項に記載の組成物。
  20. 20.風味剤、希釈剤、着色剤、バインダ、増量剤、崩壊剤、滑剤および発泡剤 よりなる群から選ばれる1つ以上の追加の補助剤を更に含むことを特徴とする請 求の範囲第15乃至17項のいずれかに記載の組成物。
  21. 21.前記1つ以上の追加の補助剤は発泡剤であることを特徴とする請求の範囲 第20項に記載の組成物。
  22. 22.前記オイルは哺乳類による消費に安全であることを特徴とする請求の範囲 第15または20項に記載の組成物。
  23. 23.前記目的成分は薬剤活性成分でありかつ薬剤有効量が存在することを特徴 とする請求の範囲第19または22項に記載の組成物。
  24. 24.前記薬剤活性成分は制酸剤、鎮痛剤、抗炎症剤、抗生物質、ビタミン類、 ミネラル類、下剤、無食欲誘発剤、抗喘息剤、下痢止め剤、抗鼓腸剤、抗偏頭痛 剤、抗痙攀剤、鎮痛剤、鎮静剤、トランキライザ、抗ヒスタミン剤、充血除去剤 、ベータブロッカ、抗アルコール剤、咳抑制剤、フッ素補給剤、殺菌剤およびこ れらの組み合わせよりなる群から選ばれることを特徴とする請求の範囲第23項 に記載の組成物。
  25. 25.前記薬剤活性成分はカルシウムを含むことを特徴とする請求の範囲第23 または24項に記載の組成物。
  26. 26.前記オイルは風味オイルであることを特徴とする請求の範囲第15または 22項に記載の組成物。
  27. 27.少なくとも1つの目的成分と粒状のタブレット化助剤とを混合することに よりタブレット形成組成物を形成する工程を備え、前記タブレット化助剤は前記 形成工程においてタブレットに滑性を有効に付与し、更にタブレット形成組成物 に圧縮力を加えることによりタブレットを形成する工程を備えるタブレット製造 方法において、前記粒状のタブレット化助剤は少なくとも1つのオイルを吸着し た粒状の炭酸マグネシウムからなり、前記オイルは乾燥した易流動性の粒状タブ レット化助剤を形成するのに有効な量が存在することを特徴とするタブレット製 造方法。
  28. 28.前記組成物は風味剤、希釈剤、着色剤、バインダ、崩壊剤、滑剤および発 泡剤よりなる群から選ばれる1つ以上の追加の補助剤を更に含むことを特徴とす る請求の範囲第27項に記載の方法。
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