JPH05500040A - 過酸化水素水の安定化 - Google Patents

過酸化水素水の安定化

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JPH05500040A
JPH05500040A JP3501862A JP50186291A JPH05500040A JP H05500040 A JPH05500040 A JP H05500040A JP 3501862 A JP3501862 A JP 3501862A JP 50186291 A JP50186291 A JP 50186291A JP H05500040 A JPH05500040 A JP H05500040A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 過酸化水素水の安定化 本発明はアルカリ性過酸化水素水を安定化させる方法と、得られる改良された安 定性を存する過酸化水素水とに関する。
永年にわたって、汎用の漂白剤および消毒剤が大部分の家庭における標準備品の 一つとなっている。これらの漂白剤および消毒剤は通常液状ですぐに使用できる 濃度のものである。もっとも普通に入手できる製品は、次亜塩素酸ナトリウムの 希薄水溶液そのもの、または濃縮しであるがそれでも注ぐことのできる性状のも のである。そのような製品は、有害となりつる微生物が集まりつる便所、配管、 排水管、流し、およびその他の表面の洗浄に幅広い用途を見出して来た。もっと も最近になって、汎用漂白剤の使用者となりつる人達の注意が次のことに集中す るようになった。すなわち、塩素分を含む排水の放出から生じる環境における有 害な影響と、活性塩素を含む化合物例えばアルカリ性次亜塩素酸塩と他の物質特 にセルロース系物質との間の相互作用によって発ガン性となりつる塩素化副生物 が発生する可能性とに対してである。そのような消費者の自覚の結果として、消 費者には塩素分を含む漂白剤と消毒剤の使用を避ける傾向が出て来ているか、し かし漂白と消毒の機能を果たす製品の需要は依然として存在する。
自明のことであるが、活性塩素化合物の使用に伴う問題を避ける一つの方法は、 漂白剤および消毒剤の代替系を見つけ出すことを含む。しかし、家庭用として実 際に提案されている代替系はいずれも、漂白−消毒組成物の製造とその使用との 間に必ず存在する遅れにもかかわらず有効性を保つ必要がある。これらの遅れに は、製造者による貯蔵および卸売りと小売りの販売網による配送中の貯蔵、なら びに使用前および使用中の家庭内使用者による貯蔵が含まれつる。したかって、 組成物の貯蔵安定度は非常に重要な特性である。
すでに周知のように、過酸化水素水は漂白剤(なかでもアルカリ性の状態)およ び消毒剤として作用しうる。このような代替系は非常に魅力的なものとなる可能 性をもっている。このような代替系では、塩素分を含む種の環境への投入と塩素 分を含む副生物の生成とが避けられるからである。さらに、このような代替系が 環境中に放出された場合、その存在が水の酸素濃度を高め、したがって生物学的 および/または化学的要求を満たすことを助けかつ汚染物質の影響を軽減させる 。その固存の分解生成物は酸素と水であり、したがって育苗な効果が高められる 。しかし、過酸化水素水の貯蔵安定度は、アルカリ性が高くなればなるほと低下 する。過酸化水素の分解は二つの望ましくない結果をもたらしうる。第1に、通 常の保存期間中、許容製品濃度を保てないことかあり、第2に、容器の設計が適 当なガス抜きを許容するようになっていない場合、容器内に過度の圧力か発生し つる。したかって、過酸化水素水が、貯蔵中の過酸化水素の分解速度を低下させ る一つ以上の物質を含むことが必要である。これらの物質を本明細書では安定剤 と呼ぶことにする。
アルカリ性過酸化水素水の安定化の技術は、分解を完全におさえるという最終の 、かつおそらくは到達不可能なゴールにはまだ到達していない。したがって、依 然として、より効果的な安定剤の発見または公知の安定剤の効率を高めるより効 果的な方法の発見によって利益が得られる。過酸化水素の分解の問題は永年にわ たって研究されて来ており、これらの研究の過程において、現在までに発見され ているもっとも効果的な種類の安定剤の一つは、アルキレンホスホネート特にメ チレンホスホネート基によってN置換された脂肪族アミンから成る。いくつかの そのような化合物のアルカリ性過酸化水素水中での安定化特性は、特許および繊 維/漂白文献中で賞賛されている。たとえば、エチレンジアミンテトラメチレン ホスホン酸とその可溶塩との利点は米国特許第3701825号(現在、失効) 明細書に示されており、またジエチレンペンタメチレンホスホン酸の利点は、M OnSantOがその営業用パンフレット”Dezuest’2060で、欧州 特許公開第0009389号の“5tabilisati’on of Hyd rogen Peroxide in CelluosicBleaching  Processes and Unilever″に関して述べている。後者 の開示内容には、家庭使用を意図する濃度5〜10%のアルカリ性過酸化水素水 のためのこの種の安定剤の代表例多数について、発明者の試験条件下での順位が 示されている。
見たところ単純な溶液の場合でも、通常二つ以上の製造方法かある。家庭使用に 適した低濃度の安定化アルカリ性過酸化水素水の製造方法を捜すうちに、本件の 発明者は、外見上同じ安定剤を用いて得られた製品の品質が安定化溶液製造の方 法によって、著しく変化するということを見出した。
本発明の第1の目的は、アミノポリアルキレンホスホン酸/塩安定剤をアルカリ 性過酸化水素水に混合する新しい方法または改良された方法を見つけ出すことで ある。
本発明の第2の目的は、家庭における汎用を意図する、安定度が改良された、過 酸化水素を含むアルカリ性水溶液を提供することである。
本発明の第1の側面によれば、酸性濃厚過酸化水素水を希釈しかつアルカリ性と し、有効量のアミノポリ(アルキレンホスホン酸/塩)を安定剤として使用する ことによって得られる軽度にアルカリ性の希薄過酸化水素水の安定化のための方 法であって、順次工程1)II厚通過酸化水素水、希薄生成物において必要な量 のアミノポリ(アルキレンホスホン酸)またはその塩を混合し、また工程1ii )で生成される希薄溶液で必要なアルカリ度を達成するのには不十分な量の緩衝 剤を随意に混合し、 ii)含まれるアミノポリ(アルキレンホスホン酸)または塩の主要部分が誘導 体に転換されるまで、前記濃厚過酸化水素水を貯蔵し、 ii)前記濃厚溶液を十分な水と残りのアルカリおよび/または緩衝剤とによっ て希釈し、必要な濃度の安定剤を含む軽度にアルカリ性の希薄漂白剤/消毒剤溶 液を得ること、 から成る方法が提供される。
ここで、アミノポリ(アルキレンホスホン酸)という言葉は、少なくとも一つの アルキレンホスホン酸基−A−PO,Hで置換された少なくとも一つのアミン基 を含む化合物を意味する。該化合物は、合計で少なくとも三つのアルキレンホス ホン酸基で置換され、また二つ以上のアミン基が存在する場合には、各基の窒素 原子はアルキレン基−B−によって結合される。このアルキレン基はシクロアル キレン基の一部を構成することができる。前記塩は、前記化合物内の少なくとも 一つのホスホン酸基のアルカリ金属塩またはアルカリ土類金属塩とするのが適当 である。多くの適当なアミノ化合物は次の一般式を従う。
MPO,−A−N−(−B−N−)、−A−PO,Mこの式で、MはHまたは可 溶化陽イオン、mは0〜3の整数、Aはメチレン基または二つの線状炭素原子を 含むポリメチレン基、Bはメチレン基もしくは2〜6個の炭素原子を含むポリメ チレン基または4〜6個の炭素原子を含むシクロポリメチレン基を示す。
好ましい実施態様において、一つ以上の次の好ましいものが使用される。すなわ ち、アルキレン基−A−がメチレン基mが1または2.−B−に含まれるアミノ N原子を分離する線状炭素原子の数が2であって線状基であるかより好ましくは シクロヘキシレン基内に存在する。適当なアミノ化合物の具体例には、エチレン ジアミンテトラ(メチレンホスホン酸)、ジエチレントリアミンペンタ(メチレ ンホスホン酸)、および特に1,2−シクロ−ヘキサンジアミノテトラ(メチレ ンホスホン酸)が含まれる。
本件の発明者が知るところでは、必要量の安定剤を含む安定化アルカリ性過酸化 水素水を製造する方法が少な(とも二つある。一つの方法は、何らかの代替説明 がない場合に明らかな方法であって、濃厚過酸化水素、希釈剤、およびアルカリ から成る混合物に、希薄溶液の製造時に必要量の安定剤を加えることから成る。
すなわち、希釈段階と安定化段階とが同時に実施されるかまたは少なくとも介在 する遅れなしで実施される。
もちろん、本件の発明者は、輸送中および貯蔵中の保護対策として安定剤を濃厚 過酸化水素水に含ませることができ、したがってこの濃厚過酸化水素水の単なる 希釈で得られる生成物は安定剤を含むが、もちろん安定剤の濃度は希釈に比例し て低下する、ということも認識している。アルカリ性希薄過酸化水素水において 安定剤か有効であるために必要な安定剤濃度は、その安定剤か濃厚過酸化水素水 において有効であるために必要な濃度と大体同じであるかまたはもっと高い場合 か多い。したかって、唯一または主要な関心が濃厚過酸化水素水それだけの安定 化にあった場合、安定化濃厚過酸化水素水の単なる希釈だけではアルカリ性生成 物に対して十分な安定剤が与えられない。
同じ方法で、異なるアミノ(ポリアルキレンホスホン酸)またはその塩を使用し た場合、これらはそれぞれある大きさの安定度を与えるが、勿論それぞれの安定 剤の固有の有効性にしたがって安定度の大きさは異なる。そのような違いは、安 定剤を使用する方法が違うことによって生じる違いに重なる。本発明の方法によ って、同量の同し安定剤を使用する場合、安定化の程度はアルカリ性希薄過酸化 水素水への安定剤のm純な混合の場合に比べて向上するということがわかった。
本発明の効果は二つの方法のうちの一つまたは二つの方法の組合せによって得る ことができる。第1に、同量の安定剤か含まれる場合、得られる生成物は過酸化 水素分解速度の低下による利益を受け、したがって追加費用なしで長い貯蔵寿命 が得られる。第2に、安定剤の量を間じ大きさの安定度が維持される量まで少な くして、同じ性能を持つ生成物が得られ、しかも費用は小さくなる。あるいは、 中程度の量の安定剤を使用する場合、やや少ない費用でやや大きな安定度を得る ことができる。
容易にわかるように、本発明の範囲内である程度の変形か可能である。一つの便 利な変形において、安定剤が転換される濃厚過酸化水素水が、希薄生成物で必要 な比率すなわち濃厚溶液だけを安定化させるのに必要な比率よりもずっと大きな 比率の過酸化水素と安定剤を含む。もう一つの変形においては、安定剤の過酸化 水素に対する比が、希薄溶液においてよりも、安定剤転換か起こる溶液において 高い。この後者の変形の場合、希釈過程において過酸化水素か補充される。
使用する濃厚過酸化水素水は少なくとも25wt%から90wt%とするのが好 ましく、また多くの実用の場合には、35wt%から70wt%の範囲で選択す る。使用する濃度は、工程i)が、アミノ安定剤の実質的な転換が起こるのを許 容するのに十分な時間継続することが許されるならば、臨界的ではない。実際、 現実の濃度は地域的を輸送規則のような要因に依存することが多い。
少なくとも90%好ましくは実質的にすべてのアミノ安定剤が転換されるまで、 すなわち本発明の基礎をなすより有効な形に転換されるまで、工程i)を継続す るのが好ましい。転換の起こる速度は、濃厚過酸化水素水の貯蔵温度と過酸化水 素濃度とに依存する。実際には、周囲貯蔵条件を使用するのが便利である。この 条件は通常、地域と季節に依存して、約lO〜35℃の範囲の温度を意味する。
上下の限界の差25°Cは、同量のアミノ安定剤転換の達成に要する時間に検出 可能な違いをもたらすものであると思われる。見当として、実質的に完全な転換 は、35wt%の過酸化水素濃度の場合、約20°Cのとき約7日以内に達成す ることができ、これに対応して約lO°Cのとき2倍長くかかり、約35℃のと き約173の短かさですむ。転換は、適当な時間間隔たとえば以萌の経験によっ て決定し、た時間間隔でとり出した標本を、DioneXが開発した通常のイオ ン交換クロマトグラフィーを用いて分析することによって監視することかできる 。観察されるところによれば、アミン安定剤に帰されるピークは工程i)の期間 中に次第に小さくなり、それに対応して転換生成物に帰されるピークが現れ、大 きくなる。得られるグラフを通常の方法で解析することによって、転換を定性的 にばかりでなく定量的にも追跡することかでき、したかって転換の程度を測定す ることかできる。この監視は、もちろん、工程i)をいつ終了させるかの法定に 使用することかできる。容易にわかるように、アミン安定剤を含む濃厚過酸化水 素水は安定剤か実質的に完全にそのもっと活性な形に転換される最小の時間より も長く保持することかでき、そのあとて、何ら重大な性能低下なして、希釈し、 アルカリ性にすることかできる。
本発明で使用するアミノホスホン酸安定剤の量は希薄生成物に関して表すのかも っとも便利であり、また選択する量にある程度使用者の裁量にまかされる。通常 、安定剤の量か増大すると、安定度向上による利益と増大する費用とのかね合い の問題か生じるからである。実際には、アルカリ性溶液の安定剤濃度は通常アル カリ性溶液1000重量部あたり1〜20重量部の範囲内で選択する。安定剤の 好ましい量に影響するもう一つの要因は希薄過酸化水素水のpHであり、pHか 高くなればなるはと、好ましい安定剤濃度は大きくなる。
通常、希薄アルカリ性過酸化水素水は少なくともp H8のpHとなるように配 合され、普通はpH10,5よりも大きくならないように配合される。多くの実 施例において、溶液pHは約pH8,5〜約pH9,5の範囲を目標に調節され る。この範囲内の溶液の場合、安定剤含有量は溶液1000重量部あたり2〜8 重量部となる。
そのような溶液は、しばしば家庭での使用を意図するものであるが、全体を10 0’w t%として5〜8 w t%たとえば6wt%の過酸化水素を含む。希 釈/アルカリ性化前の濃厚過酸化水素水にどれだけの安定剤を混合するかを決定 する目的に対しては、安定剤と過酸化水素を重量比で表すのが便利なことか多い 。特に適当な重量比範囲は、安定剤1重量部あたり過酸化水素7.5〜30−重 量部であり、多くの場合、10〜20重量部とする。
実際には、アルカリ性溶液は、少なくとも一部は、アルカリたとえばアルカリ金 属水酸化物またはその等個物の水溶液を、濃厚過酸化水素水と混合することによ って得られる。アルカリ度は緩衝剤系によって維持するのか好ましい。二つの容 易に利用できる緩衝剤系は、それぞれ、アルカリ金属/水素のビロリン酸塩およ びアルカリ金属/水素の炭酸塩をベースとするものであり、どちらの場合も、ア ルカリ金属はナトリウムとするのがもっとも便利である。緩衝剤の好ましい濃度 は希薄溶液の少なくとも0.1wt%、通常は0.2〜5wt%であることが多 い。場合によっては、希薄溶液の1〜3wt%であるか、これは選択する緩衝剤 による。緩衝剤系を使用する場合、緩衝剤系か希薄溶液のアルカリ度の一部を与 え、残りは可溶性アルカリ/アルカリ金属水酸化物たとえば水酸化ナトリウムに よって与えられるようにするのかより便利である。
安定化過酸化水素水を製造する一つの特に効率的な方法において、緩衝剤系の少 なくとも一部を、たとえは炭酸ナトリウムおよび/もしくは重炭酸ナトリウムま たは他のアルカリ金属炭酸塩を用いて、貯蔵および希釈前に濃厚過酸化水素水に 混合することを見出した。
そのようにすることによって、濃厚溶液のpHは増大するか、通常中性付近を越 えず、pH5〜pH7の範囲となるのて好ましい。貯蔵期間後したかってアミノ ホスホン酸の転換後、残りのアルカリ度を与える。簡便なように、この残りのア ルカリ度はすへてアルカリ金属水酸化物によって与えるのか好ましい。
本件の組成物はアルカリ度の少なくとも一部を与えるためにケイ酸すl・リウム を含むこともできる。用いるケイ酸塩の量は少なく、たとえば溶液の約0.03 〜約05%である。そのような量のケイ酸塩の添加により、本件の組成物の短期 の安定性が向上するということかわかった。使用するのに好ましいケイ酸ナトリ ウムは、約1.5:l〜4・またとえば約3=lのSi:Na比を存するもので ある。
容易にわかるように、濃厚過酸化水素水がすへての過酸化水素とすべての安定剤 を与える場合、これらの二つの要素の重量比は希薄溶液においても同じである。
したがって、35wt%の過酸化水素水に混合する安定剤の濃度は約8.5〜約 55g/β、多くの場合175〜35g/fとするのが好ましい。もつと高い過 酸化水素濃度たとえば約50wt%および65〜70wt%の等級を使用する場 合、それに比例して大きな濃度範囲を使用する。
アミノホスホン酸安定剤か混合された濃厚過酸化水素水は、一つ以上の他の過酸 化水素安定剤たとえばいろいろな工業用過酸化水素に通常存在して輸送および貯 蔵中の溶液を安定化させるかまたは溶液が接触しうる金属表面を浮動態化する安 定剤をも含むことができる。そのような他の安定剤または浮動態化剤としてはリ ン酸および硝酸などがあり、それぞれ通常溶液に25〜250■/I!の範囲の 量だけ含まれる。
以上、本発明を一般的に説明したので、以下では本発明の特定実施例を用いてよ り詳しく説明する。ただし、実施例は単なる例と解釈すべきである。
比較例1 この比較例においては、段階lにおいて、工業用過酸化水素(35w t%で、 約146■/lのリン酸を含む)を5%過酸化水素まで希釈し、37 g y”  lのジエチレントリアミンペンタ(メチレンホスホン酸)すなわちDTPMP  (約52%の活性成分すなわち20g/lの活性成分を含む)を混合すること によって安定化させた。段階2において5段階1の濃厚溶液を、脱イオン水、水 酸化ナトリウム、およびビロリン酸すトリウム(20g/β)の添加によって、 希釈し、pH9,63のアルカリ性とした。希薄溶液は1.9g/pの1) ’ IT P M Pを含む。安定化、希釈、およびアルカリ性化の全工程にかけた 時間は、1時間よりも短い。
次に、得られた溶液の安定度をただちに通常のh法によって試験し7た。すなわ ち、25−の標本を+00°Cに加熱し、過酸化水素の分解によって放出される 酸素ガスの量を、実験室の周囲大気温度すなわち約2:3°Cに保ったマノメー タによ−って測定した。
この生成物は、4標本の平均で、約0.72mj/分/25−のガス発生速度を 示した。
比較例2 この比較例においては、DTPMPのかわりに同じ活性量の別の安定剤シクロヘ キサン−1,2−ジアミンテトラ(メチレンホスホン酸)すなわちCDTMPを 用いて、比較例1を繰返した。生成物はI)H9,76を有し、平均ガス発生速 度0.67d/分/25−を示した。
比較例3 この比較例では、過酸化水素濃度を6wt%と大きくシ、、希薄溶液の安定剤濃 度は1.9g/I!と同じにして、比較例1を繰返した。この希薄溶液はpH9 ,0であった。平均ガス発生速度は0.31m1/分/25イであった。
比較例4 この比較例では、過酸化水素濃度を6 w t%と大きくし、希薄溶液の安定剤 濃度は1.9g、/f!と同じにして、比較例2を繰返した。この希薄溶液はp H8,96であった。平均ガス発生速度は0.25d/分/25イであった。
実施例5 この実施例では、比較例3の段階lに従って、11.Ig/′βのDTPMPを 含む35wt%過酸化水素水を作り、別にピロリン酸ナトリウムと水酸化ナトリ ウムのアルカリ性希薄水溶液をも作った。周囲温度で一週間貯蔵し、たあと、濃 厚過酸化水素水を6 W t%過酸化水素となるまで希釈し、また段階2でアル カリ性(−してpH9,01とした。このようにし、で得られる溶液のガス発生 速度は平均で0.29J/分/25−と測定さ れ ブこ 。
実施例に の実施例では、比較例4の段階1に従、って、11.1g/AのC1つ1− M  Pを含む35 w t%過酸化水素水を作り、別に、比較例4と同様に、ピロ リン酸ナトリウムと水酸化づトリウムのアルカリ性希薄水溶液を作った。周囲温 度で一週間貯蔵したあと、濃厚過酸化水素水6 w t%過酸化水沿となるまて 希釈し、また段階2でアルカリ性にしてpH9,07とした。このようにして得 られる溶液のガス発生速度は平均で0.24m11分/ 25 mlと測定され た。
実施例7 この実施例では、実施例6を繰返した。得られた溶液はpH9,08で、平均ガ ス発生速度は0.I5イ/′分/25iであった。
実施例8 この実施例では、アルカリ緩衝剤としての2g/β重炭酸ナトリウムをピロリン 酸ナトリウムにかえて、実施例5を繰返した。得られた溶液はp)19.03で 、平均ガス発生速度は0.20m1/分/25イであった。
実施例9 この実施例では、実施例8を繰返した。たたし、溶液の過酸化水素濃度か約6  w t%となるまで希釈し7、このようにして得られる溶液を一週間貯蔵してか ら、段階2てアルカリ性にした。こうして得られた溶液はpH8,99で、平均 ガス発生速度は0.14m1/分/25イであった。
実施例10 この実施例では、実施例8を繰返した。ただし、−週間貯蔵した3 5 w t %過酸化水素水に緩衝剤(アルカリではない)を混合してから、希釈し、アルカ リ性としt;。このようにして得られる希薄溶液はpH9,0で、平均ガス発生 速度はo、o5rILl/分/25mI!てあった。
希薄(6wt%)過酸化水素水のCDTMP安定剤濃度を実施例の約1.7g/ A’のかわりに約2.2g/12として、前述の比較例と実施例を繰返せば、も っと安定な出発点からではあるが、希薄過酸化水素水の安定化の同様の割合の改 良が行なわれる。同様に、アルカリの一部が0.5〜2.6g/I!の濃度のケ イ酸ナトリウム(Na20:S+O* = 3 、 3 : I )の存在下で 混合される場合にも、過酸化水素の安定性が維持されるということがわかった。
要 約 書 酸性の濃厚過酸化水素水の希釈と該過酸化水素水へのアルカリの添加、および安 定剤としてのアミノポリアルキレンホスホン酸化合物の添加によって得られるア ルカリ性の希薄過酸化水素水は、安定剤の添加とアルカリ性希薄溶液生成との間 に、安定剤がより活性な誘導体に転換されるのを許容するのに十分な遅れを与え ることによって、安定性を高めることができる。好ましくは、添加安定剤はシク ロヘキサン−1,2−ジアミノテトラキス(メチレンホスホン酸)であり、希薄 溶液は8.5〜95のpHを存し、かつ緩衝剤としてビロリン酸ナトリウムおよ び/または重炭酸ナトリウムを含む。この緩衝剤の少なくとも一部は希釈前に濃 厚過酸化水素水に添加することができる。
国際調査報告 国際調査報告 GB 9001987 SA 42944

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)酸性濃厚過酸化水素水を希釈しかつアルカリ性とし、有効量のアミノポリ (アルキレンホスホン酸/塩)を安定剤として使用することによって得られる経 度にアルカリ性の希薄過酸化水素水の安定化のための方法であって、順次工程 i)濃厚過酸化水素水に希薄生成物において必要な量のアミノポリ(アルキレン ホスホン酸)またはその塩を混合し、また工程iii)で生成される稀薄溶液で 必要なアルカリ度を達成するのには十分な量の緩衝剤を随意に混合し、 ii)含まれるアミノポリ(アルキレンホスホン酸)または塩の主要部分が誘導 体に転換されるまで、前記濃厚過酸化水素水を貯蔵し、 iii)前記濃厚溶液を十分な水と残りのアルカリおよび/または緩衝剤とによ って希釈して、必要な濃度の安定剤を含む軽度にアルカリ性の希薄漂白剤/消毒 剤溶液を得ること、 から成る方法。
  2. (2)前記アミノポリ(アルキレンホスホン酸)がシクロヘキサン−1,2−ジ アミノ−テトラキス(メチレンホスホン酸)またはその塩から成る請求の範囲第 1項に記載の方法。
  3. (3)前記濃厚過酸化水素水が35〜70wt%の過酸化水素を含む請求の範囲 第1または2項記載の方法。
  4. (4)工程iii)から得られる希薄過酸化水素水が5〜8wt%の過酸化水素 を含む請求の範囲第1,2または3項に記載の方法。
  5. (5)工程iii)で得られる希薄過酸化水素水が約8.5〜約9.5のpHを 有する請求の範囲第1,2,3または4項に記載の方法。
  6. (6)pH5〜pH7の範囲のpHを生成するために、十分な緩衝剤が工程i) で過酸化水素水に混合される請求の範囲第1,2,3,4または5項に記載の方 法。
  7. (7)前記緩衝剤がアルカリ金属/水素のリン酸塩およびアルカリ金属/水素の 炭酸塩から選択される請求の範囲第1,2,3,4,5または6項に記載の方法 。
  8. (8)アルカリ金属がナトリウムである請求の範囲第7項に記載の方法。
  9. (9)前記希薄過酸化水素水が1000重量部あたり2〜8重量部の安定剤を含 む請求の範囲第1〜8項のいずれか一つの項に記載の方法。
  10. (10)実施例5〜10のいずれか一つに関して述べた、アルカリ性過酸化水素 水を著しく安定化させる方法。
  11. (11)本件の新しい特徴または特徴の新しい組合わせに関して述べた、アルカ リ性過酸化水素水を著しく安定化させる方法。
JP3501862A 1989-12-23 1990-12-20 過酸化水素水の安定化 Pending JPH05500040A (ja)

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