JPH0549711A - イオウ系化合物を含む消火剤 - Google Patents
イオウ系化合物を含む消火剤Info
- Publication number
- JPH0549711A JPH0549711A JP21396691A JP21396691A JPH0549711A JP H0549711 A JPH0549711 A JP H0549711A JP 21396691 A JP21396691 A JP 21396691A JP 21396691 A JP21396691 A JP 21396691A JP H0549711 A JPH0549711 A JP H0549711A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- group
- fire extinguishing
- extinguishing agent
- sulfur
- fire
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- Pending
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- Fire-Extinguishing Compositions (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】一般式(Ι)
SFmRn (Ι)
[式中、S及びFは各々イオウ原子及びフッ素原子を示
す。mは3以上の整数であり、m+n=6であり、nは
正の整数である。Rは、炭素数2個以下のフルオロアル
キル基を示す。]で表されるイオウ系化合物を含む消火
剤。 【効果】本発明の消火剤は、従来の消火剤と同等以上の
消火性能を有し、かつ、オゾン破壊係数が小さく、地球
環境に悪影響のない安全な消火剤を提供することができ
る。
す。mは3以上の整数であり、m+n=6であり、nは
正の整数である。Rは、炭素数2個以下のフルオロアル
キル基を示す。]で表されるイオウ系化合物を含む消火
剤。 【効果】本発明の消火剤は、従来の消火剤と同等以上の
消火性能を有し、かつ、オゾン破壊係数が小さく、地球
環境に悪影響のない安全な消火剤を提供することができ
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、イオウ系化合物を含む
消火剤に関する。
消火剤に関する。
【0002】
【従来の技術とその課題】従来、消火剤としては、ハロ
ゲン化炭化水素が主として使用され、その中でも消火効
果が大きく高温でも安定な、臭素原子を含む消火剤が汎
用されている。
ゲン化炭化水素が主として使用され、その中でも消火効
果が大きく高温でも安定な、臭素原子を含む消火剤が汎
用されている。
【0003】しかしながら、臭素原子を含む消火剤は特
にオゾン破壊係数(以下、ODPと略す)が大きく、大
気中に放出された場合、極めて効率的にオゾン層を破壊
し、その結果人類を含む地球上の生態系に重大な悪影響
を及ぼすことが指摘されている。
にオゾン破壊係数(以下、ODPと略す)が大きく、大
気中に放出された場合、極めて効率的にオゾン層を破壊
し、その結果人類を含む地球上の生態系に重大な悪影響
を及ぼすことが指摘されている。
【0004】従って、従来の臭素原子を含む消火剤に代
わり得るオゾン層を破壊しない新たな消火剤の開発が緊
急の課題となっている。
わり得るオゾン層を破壊しない新たな消火剤の開発が緊
急の課題となっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、消火
効果が大きくかつ、大気中に放出された場合にもオゾン
層に及ぼす影響のない消火剤を提供することにある。
効果が大きくかつ、大気中に放出された場合にもオゾン
層に及ぼす影響のない消火剤を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記目的を
達成するため鋭意検討を重ねた結果、特定のイオウ系化
合物を単独または混合した組成物が消火剤として優れた
性質を有することを見出し、本発明を完成した。
達成するため鋭意検討を重ねた結果、特定のイオウ系化
合物を単独または混合した組成物が消火剤として優れた
性質を有することを見出し、本発明を完成した。
【0007】即ち、本発明は一般式(Ι) SFmRn (Ι) [式中、S及びFは各々イオウ原子及びフッ素原子を示
す。mは3以上の整数であり、m+n=6であり、nは
正の整数である。Rは、炭素数2個以下のフルオロアル
キル基を示す。]で表されるイオウ系化合物を含む消火
剤を提供するものである。
す。mは3以上の整数であり、m+n=6であり、nは
正の整数である。Rは、炭素数2個以下のフルオロアル
キル基を示す。]で表されるイオウ系化合物を含む消火
剤を提供するものである。
【0008】炭素数2個以下のフルオロアルキル基とし
ては、例えばモノフルオロメチル基、ジフルオロメチル
基、トリフルオロメチル基、ペンタフルオロエチル基、
テトラフルオロエチル基、トリフルオロエチル基または
ジフルオロエチル基が挙げられる上記一般式(Ι)で表
されるイオウ系化合物としては、例えばSF6 、SF5
CF3 、SF5 CHF2 、SF5 CH2 F、SF4 (C
F3 )2 、SF4 (CHF2 )2 、SF4 (CH2 F)
2 、SF5 C2 F5 、SF5 C2 HF4 、SF5 C2 H
2 F3 、SF4 (C2 F5 )2 、SF4 (C2 HF4 )
2 、SF4 (C2 H2 F3 )2 が挙げられ、好ましくは
SF6 、SF5 CF3 、SF5 C2 F5 が例示できる。
ては、例えばモノフルオロメチル基、ジフルオロメチル
基、トリフルオロメチル基、ペンタフルオロエチル基、
テトラフルオロエチル基、トリフルオロエチル基または
ジフルオロエチル基が挙げられる上記一般式(Ι)で表
されるイオウ系化合物としては、例えばSF6 、SF5
CF3 、SF5 CHF2 、SF5 CH2 F、SF4 (C
F3 )2 、SF4 (CHF2 )2 、SF4 (CH2 F)
2 、SF5 C2 F5 、SF5 C2 HF4 、SF5 C2 H
2 F3 、SF4 (C2 F5 )2 、SF4 (C2 HF4 )
2 、SF4 (C2 H2 F3 )2 が挙げられ、好ましくは
SF6 、SF5 CF3 、SF5 C2 F5 が例示できる。
【0009】本発明の消火剤は、一般式(Ι)で表され
るイオウ系化合物を2種以上含むこともできる。
るイオウ系化合物を2種以上含むこともできる。
【0010】本発明の消火剤は、ODPの小さいハロゲ
ン化炭化水素を好適に含むことができる。
ン化炭化水素を好適に含むことができる。
【0011】本発明の消火剤と混合するODPの小さい
ハロゲン化炭化水素としては、トリフルオロメタン(以
下、HFC23と表わす)、ペンタフルオロエタン(H
FC125)、ヘプタフルオロプロパン(HFC22
7)、ジフルオロメタン(HFC22)、オクタフルオ
ロシクロブタン(FC−C318)およびオクタフルオ
ロシクロプロパン(FC−C218)が好ましく、より
好ましくは、HFC227、FC−C318、FC−C
218及びHFC125が良い。
ハロゲン化炭化水素としては、トリフルオロメタン(以
下、HFC23と表わす)、ペンタフルオロエタン(H
FC125)、ヘプタフルオロプロパン(HFC22
7)、ジフルオロメタン(HFC22)、オクタフルオ
ロシクロブタン(FC−C318)およびオクタフルオ
ロシクロプロパン(FC−C218)が好ましく、より
好ましくは、HFC227、FC−C318、FC−C
218及びHFC125が良い。
【0012】本発明のイオウ系化合物とハロゲン化炭化
水素の混合比率は、両者の合計を100モル%とした場
合にハロゲン化炭化水素を5〜95モル%含むのが好ま
しい。
水素の混合比率は、両者の合計を100モル%とした場
合にハロゲン化炭化水素を5〜95モル%含むのが好ま
しい。
【0013】本発明の消火剤は、例えば消火器からの消
火剤の放出を促進する1種または2種以上の気体状噴射
剤を含むことができる。このような噴射剤としては、窒
素、二酸化炭素等が例示できる。
火剤の放出を促進する1種または2種以上の気体状噴射
剤を含むことができる。このような噴射剤としては、窒
素、二酸化炭素等が例示できる。
【0014】
【発明の効果】本発明の消火剤は、従来の消火剤と同等
以上の消火性能を有し、かつ、オゾン破壊係数が小さ
く、地球環境に悪影響のない安全な消火剤を提供するこ
とができる。
以上の消火性能を有し、かつ、オゾン破壊係数が小さ
く、地球環境に悪影響のない安全な消火剤を提供するこ
とができる。
【0015】
【実施例】以下に、実施例及び比較例を示し、本発明の
特徴とするところをより一層明らかにする。
特徴とするところをより一層明らかにする。
【0016】
【実施例1】本発明の消火剤の消火性能を評価する目的
で、本発明の消火剤であるSF6 及びSF5 CF3 につ
いて消火に必要な消火剤濃度をカップバーナー法により
測定した(消防研究所報告第57号(1984年3月)
第4頁参照)。
で、本発明の消火剤であるSF6 及びSF5 CF3 につ
いて消火に必要な消火剤濃度をカップバーナー法により
測定した(消防研究所報告第57号(1984年3月)
第4頁参照)。
【0017】測定は、燃料としてnーヘプタンを用い空
気を15l/minの流量で供給し、徐々に消火剤を加
えて炎が消失するときの消火剤濃度(消炎濃度)を測定
した。 消炎濃度の測定結果を以下の表1に示す。
気を15l/minの流量で供給し、徐々に消火剤を加
えて炎が消失するときの消火剤濃度(消炎濃度)を測定
した。 消炎濃度の測定結果を以下の表1に示す。
【0018】 表 1 消 火 剤 消炎濃 度(Vol%) SF6 12.6 SF5 CF3 11.2 表1の結果から、本発明の消火剤は、優れた消火特性を
有していることが明らかになった。
有していることが明らかになった。
【0019】
【実施例2】消防法第21条の2第2項の規定に基づき
定められた、消火器の技術上の規格を定める省令に従
い、A火災の第2模型1台を使用した消火試験を実施し
た。
定められた、消火器の技術上の規格を定める省令に従
い、A火災の第2模型1台を使用した消火試験を実施し
た。
【0020】前記の火災に対し、8kg/cm2 Gの窒
素で加圧した単独または混合した消火剤を放出して消火
するまでの時間、及びそれに要した消火剤の量を放出量
として測定した。
素で加圧した単独または混合した消火剤を放出して消火
するまでの時間、及びそれに要した消火剤の量を放出量
として測定した。
【0021】試験結果を表2に示す。
【0022】 表 2 消火剤 放出量 消火時間 (g) (秒) SF6 1700 14.0 SF5 CF3 1620 13.0 表2の結果から、本発明の消火剤は上記A火災に対して
もすぐれた消火特性を有していることが確認された。
もすぐれた消火特性を有していることが確認された。
【0023】
【実施例3】消防法第21条の2第2項の規定に基づき
定められた、消火器の技術上の規格を定める省令に従
い、B火災の第2消火試験を実施した。
定められた、消火器の技術上の規格を定める省令に従
い、B火災の第2消火試験を実施した。
【0024】燃焼表面積0.2m2 のB火災に対し、8
kg/cm2 Gの窒素で加圧した単独または混合した消
火剤を放出して消火するまでの時間、及びそれに要した
消火剤の量を放出量として測定した。
kg/cm2 Gの窒素で加圧した単独または混合した消
火剤を放出して消火するまでの時間、及びそれに要した
消火剤の量を放出量として測定した。
【0025】試験結果を表3に示す。
【0026】 表 3 消火剤 放出量 消火時間 (g) (秒) SF6 420 3.4 SF5 CF3 390 3.1 SF6 /HFC23 (50/50 mol%) 420 3.4 SF6 /HFC125 (50/50 mol%) 390 3.1 SF6 /HFC227ea (50/50 mol%) 350 2.8 SF6 /HCFC22 (50/50 mol%) 420 3.5 SF6 /FC-C318 (50/50 mol%) 350 2.7 SF5 CF3 /HFC23(50/50 mol%) 400 3.2 SF5 CF3 /HCFC22 (50/50 mol%) 390 3.1 SF5 CF3 /FC218 (50/50 mol%) 340 2.7 表3の結果から、イオウ系化合物とハロゲン化炭化水素
を混合した本発明の消火剤は上記B火災に対してもすぐ
れた消火特性を有していることが確認された。
を混合した本発明の消火剤は上記B火災に対してもすぐ
れた消火特性を有していることが確認された。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 井手 哲 大阪府摂津市西一津屋1番1号 ダイキン 工業株式会社淀川製作所内 (72)発明者 百田 博史 大阪府摂津市西一津屋1番1号 ダイキン 工業株式会社淀川製作所内
Claims (2)
- 【請求項1】一般式(Ι) SFmRn (Ι) [式中、S及びFは各々イオウ原子及びフッ素原子を示
す。mは3以上の整数であり、m+n=6であり、nは
正の整数である。Rは、炭素数2個以下のフルオロアル
キル基を示す。]で表されるイオウ系化合物を含む消火
剤。 - 【請求項2】Rが、モノフルオロメチル基、ジフルオロ
メチル基、トリフルオロメチル基、ペンタフルオロエチ
ル基、テトラフルオロエチル基、トリフルオロエチル基
またはジフルオロエチル基からなる群の1種である請求
項1に記載のイオウ系化合物を含む消火剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21396691A JPH0549711A (ja) | 1991-08-26 | 1991-08-26 | イオウ系化合物を含む消火剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21396691A JPH0549711A (ja) | 1991-08-26 | 1991-08-26 | イオウ系化合物を含む消火剤 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0549711A true JPH0549711A (ja) | 1993-03-02 |
Family
ID=16648017
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21396691A Pending JPH0549711A (ja) | 1991-08-26 | 1991-08-26 | イオウ系化合物を含む消火剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0549711A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1994016029A1 (en) * | 1993-01-15 | 1994-07-21 | E.I. Du Pont De Nemours And Company | Refrigerant compositions which include a sulphur compound |
EP0617983A1 (en) * | 1993-03-31 | 1994-10-05 | Jan Andersson | Gas mixture |
US5552074A (en) * | 1992-10-14 | 1996-09-03 | E. I. Du Pont De Nemours And Company | Refrigerant compositions including bis(difluoromethyl) ether |
US5626790A (en) * | 1992-11-19 | 1997-05-06 | E. I. Du Pont De Nemours And Company | Refrigerant compositions including 1,1,2-trifluoroethane and hexafluoropropane |
WO1998057850A1 (en) * | 1997-06-17 | 1998-12-23 | PATEL Kumar C. | Method to prevent aircraft explosions in fuel tanks |
JP2015111570A (ja) * | 2013-11-27 | 2015-06-18 | ザ・ボーイング・カンパニーTheBoeing Company | リチウム含有電池および関連付けられた容器を不活性化する方法 |
-
1991
- 1991-08-26 JP JP21396691A patent/JPH0549711A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5552074A (en) * | 1992-10-14 | 1996-09-03 | E. I. Du Pont De Nemours And Company | Refrigerant compositions including bis(difluoromethyl) ether |
US5626790A (en) * | 1992-11-19 | 1997-05-06 | E. I. Du Pont De Nemours And Company | Refrigerant compositions including 1,1,2-trifluoroethane and hexafluoropropane |
WO1994016029A1 (en) * | 1993-01-15 | 1994-07-21 | E.I. Du Pont De Nemours And Company | Refrigerant compositions which include a sulphur compound |
US5433880A (en) * | 1993-01-15 | 1995-07-18 | E. I. Du Pont De Nemours And Company | Refrigerant compositions which include a sulfur compound |
EP0617983A1 (en) * | 1993-03-31 | 1994-10-05 | Jan Andersson | Gas mixture |
WO1998057850A1 (en) * | 1997-06-17 | 1998-12-23 | PATEL Kumar C. | Method to prevent aircraft explosions in fuel tanks |
JP2015111570A (ja) * | 2013-11-27 | 2015-06-18 | ザ・ボーイング・カンパニーTheBoeing Company | リチウム含有電池および関連付けられた容器を不活性化する方法 |
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