JPH0549620A - 磁気共鳴映像装置 - Google Patents
磁気共鳴映像装置Info
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- JPH0549620A JPH0549620A JP3216805A JP21680591A JPH0549620A JP H0549620 A JPH0549620 A JP H0549620A JP 3216805 A JP3216805 A JP 3216805A JP 21680591 A JP21680591 A JP 21680591A JP H0549620 A JPH0549620 A JP H0549620A
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- G01R—MEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
- G01R33/00—Arrangements or instruments for measuring magnetic variables
- G01R33/20—Arrangements or instruments for measuring magnetic variables involving magnetic resonance
- G01R33/44—Arrangements or instruments for measuring magnetic variables involving magnetic resonance using nuclear magnetic resonance [NMR]
- G01R33/48—NMR imaging systems
- G01R33/54—Signal processing systems, e.g. using pulse sequences ; Generation or control of pulse sequences; Operator console
- G01R33/56—Image enhancement or correction, e.g. subtraction or averaging techniques, e.g. improvement of signal-to-noise ratio and resolution
- G01R33/561—Image enhancement or correction, e.g. subtraction or averaging techniques, e.g. improvement of signal-to-noise ratio and resolution by reduction of the scanning time, i.e. fast acquiring systems, e.g. using echo-planar pulse sequences
- G01R33/5615—Echo train techniques involving acquiring plural, differently encoded, echo signals after one RF excitation, e.g. using gradient refocusing in echo planar imaging [EPI], RF refocusing in rapid acquisition with relaxation enhancement [RARE] or using both RF and gradient refocusing in gradient and spin echo imaging [GRASE]
- G01R33/5616—Echo train techniques involving acquiring plural, differently encoded, echo signals after one RF excitation, e.g. using gradient refocusing in echo planar imaging [EPI], RF refocusing in rapid acquisition with relaxation enhancement [RARE] or using both RF and gradient refocusing in gradient and spin echo imaging [GRASE] using gradient refocusing, e.g. EPI
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 MR画像を超高速で撮影する際に、S/N比
を低下させることなくプローブの感度差、位相特性の影
響を除去することのできる磁気共鳴映像装置を提供する
ことを目的とする。 【構成】 受信系の周波数を求め、この逆特性を算出
し、収集されたマルチエコーをリード方向にフーリエ変
換した後、逆特性を用いてデータを補正する。そして、
補正後のデータをエンコード方向に再度フーリエ変換し
てMR画像を再構成する。 【効果】 S/N比を低下させることなく、良好なMR
画像を得ることができる。
を低下させることなくプローブの感度差、位相特性の影
響を除去することのできる磁気共鳴映像装置を提供する
ことを目的とする。 【構成】 受信系の周波数を求め、この逆特性を算出
し、収集されたマルチエコーをリード方向にフーリエ変
換した後、逆特性を用いてデータを補正する。そして、
補正後のデータをエンコード方向に再度フーリエ変換し
てMR画像を再構成する。 【効果】 S/N比を低下させることなく、良好なMR
画像を得ることができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、超高速でMR画像を撮
影する磁気共鳴映像装置に係り、特に、プローブの所定
帯域での感度差,位相特性の影響を除去する技術に関す
る。
影する磁気共鳴映像装置に係り、特に、プローブの所定
帯域での感度差,位相特性の影響を除去する技術に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、磁気共鳴映像装置(MRI装置と
もいう)の開発が進められる中で、撮影の超高速化が図
られている。このような超高速撮影では、通常の撮影に
比べて強大なリード用勾配磁場を印加するため、受信す
るNMR信号も広帯域となる。具体的には、通常の撮影
では±数十[KHz ]であったのが、超高速撮影では±
百数十[KHz ]となる。
もいう)の開発が進められる中で、撮影の超高速化が図
られている。このような超高速撮影では、通常の撮影に
比べて強大なリード用勾配磁場を印加するため、受信す
るNMR信号も広帯域となる。具体的には、通常の撮影
では±数十[KHz ]であったのが、超高速撮影では±
百数十[KHz ]となる。
【0003】これを周波数−振幅特性図で概略的に示す
と図6(a)の如くとなる。そして、同図から明らかな
ように、通常の撮影時の周波数帯域W1 では振幅特性は
ほぼ均一とみなすことができるが、超高速撮影時の周波
数帯域W2 では振幅特性を均一とみなすことはできな
い。また、これと同様に、同図(b)に示す周波数−位
相特性図から、超高速撮影の際は位相特性を均一とみな
すことができない。従って、このままでは、均一な振幅
特性,均一な位相特性を得ることができず、良好なMR
画像を得ることができない。
と図6(a)の如くとなる。そして、同図から明らかな
ように、通常の撮影時の周波数帯域W1 では振幅特性は
ほぼ均一とみなすことができるが、超高速撮影時の周波
数帯域W2 では振幅特性を均一とみなすことはできな
い。また、これと同様に、同図(b)に示す周波数−位
相特性図から、超高速撮影の際は位相特性を均一とみな
すことができない。従って、このままでは、均一な振幅
特性,均一な位相特性を得ることができず、良好なMR
画像を得ることができない。
【0004】また、プローブのチューニング,マッチン
グの調整が不完全にときは、図7に示すように、同調特
性の中心周波数ω2 と共鳴周波数ω0 とが一致しなくな
る。従って、周波数+ω1 と−ω1とのゲインが△aだ
けずれてしまい、超高速MRIでは勾配磁場を正負交互
に印加するため、同一部位からのNMR信号がプラス側
から収集したときとマイナス側から収集したときで大き
く異なってしまい、アーチファクトが発生する原因とな
ってしまう。
グの調整が不完全にときは、図7に示すように、同調特
性の中心周波数ω2 と共鳴周波数ω0 とが一致しなくな
る。従って、周波数+ω1 と−ω1とのゲインが△aだ
けずれてしまい、超高速MRIでは勾配磁場を正負交互
に印加するため、同一部位からのNMR信号がプラス側
から収集したときとマイナス側から収集したときで大き
く異なってしまい、アーチファクトが発生する原因とな
ってしまう。
【0005】これを解決するためには、振幅特性を平坦
にして所定周波数帯域内でのゲインを均一化すれば良
い。これを実現するために、プローブのQを下げる方
法、いわゆるQダンプを行なう方法が容易に考えられ
る。
にして所定周波数帯域内でのゲインを均一化すれば良
い。これを実現するために、プローブのQを下げる方
法、いわゆるQダンプを行なう方法が容易に考えられ
る。
【0006】しかし、Qダンプによって例えば振幅差を
1割以下に抑えようとすれば、200程度のQを30程
度まで下げる必要があり、このため、プローブの並列共
振回路と並列に高抵抗(数[KΩ]〜数百[Ω])を挿
入するか、あるいは直列に低抵抗(0.1[Ω]程度)
を挿入しなければならない。
1割以下に抑えようとすれば、200程度のQを30程
度まで下げる必要があり、このため、プローブの並列共
振回路と並列に高抵抗(数[KΩ]〜数百[Ω])を挿
入するか、あるいは直列に低抵抗(0.1[Ω]程度)
を挿入しなければならない。
【0007】その結果、信号値が低下するばかりでな
く、挿入した抵抗の熱雑音により、S/N比が低下して
しまうという問題が発生してしまう。また、このような
Qダンプを行なっても、帯域全体にわたる感度差,位相
差、及びチューニング調整の不完全性による周波数の正
負でのアンバランスがすべて解消されるわけではなく、
これらの影響が残ってしまう。
く、挿入した抵抗の熱雑音により、S/N比が低下して
しまうという問題が発生してしまう。また、このような
Qダンプを行なっても、帯域全体にわたる感度差,位相
差、及びチューニング調整の不完全性による周波数の正
負でのアンバランスがすべて解消されるわけではなく、
これらの影響が残ってしまう。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来にお
ける磁気共鳴映像装置では、広帯域の信号を受信するた
め、プローブの同調特性による必要帯域内の感度差、位
相特性が無視できなくなり、アーチファクトを生じると
いう問題がある。また、この影響を低減するために、プ
ローブのQを落すという方法が考えられるが、S/N比
の低下を招くという問題が生じる。
ける磁気共鳴映像装置では、広帯域の信号を受信するた
め、プローブの同調特性による必要帯域内の感度差、位
相特性が無視できなくなり、アーチファクトを生じると
いう問題がある。また、この影響を低減するために、プ
ローブのQを落すという方法が考えられるが、S/N比
の低下を招くという問題が生じる。
【0009】この発明はこのような従来の課題を解決す
るためになされたもので、その目的とするところは、S
/N比を低下させることなく、プローブの同調特性によ
る必要帯域内の感度差,位相特性の影響を除去すること
のできる磁気共鳴映像装置を提供することにある。
るためになされたもので、その目的とするところは、S
/N比を低下させることなく、プローブの同調特性によ
る必要帯域内の感度差,位相特性の影響を除去すること
のできる磁気共鳴映像装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、一様な静磁場中に置かれた被検体にプロ
ーブから高周波磁場を印加するとともに、スライス用,
エンコード用、及び高速で正負交互に切換わるリード用
勾配磁場を所定のシーケンスで印加し、被検体の所望領
域で発生するマルチエコーを受信系にて収集してMR画
像を再構成する磁気共鳴映像装置において、前記受信系
の周波数特性を求め、この逆特性を算出する手段と、前
記収集されたマルチエコーをリード用勾配磁場の正負の
時相に対応させて並び変えた後、リード方向にフーリエ
変換する手段と、このフーリエ変換後のデータに前記逆
特性を乗じる手段と、該逆特性が乗じられたデータをエ
ンコード方向にフーリエ変換してMR画像を再構成する
手段と、を有することが特徴である。
め、本発明は、一様な静磁場中に置かれた被検体にプロ
ーブから高周波磁場を印加するとともに、スライス用,
エンコード用、及び高速で正負交互に切換わるリード用
勾配磁場を所定のシーケンスで印加し、被検体の所望領
域で発生するマルチエコーを受信系にて収集してMR画
像を再構成する磁気共鳴映像装置において、前記受信系
の周波数特性を求め、この逆特性を算出する手段と、前
記収集されたマルチエコーをリード用勾配磁場の正負の
時相に対応させて並び変えた後、リード方向にフーリエ
変換する手段と、このフーリエ変換後のデータに前記逆
特性を乗じる手段と、該逆特性が乗じられたデータをエ
ンコード方向にフーリエ変換してMR画像を再構成する
手段と、を有することが特徴である。
【0011】
【作用】上述の如く構成すれば、受信系の振幅特性,及
び位相特性が求められ、これに基づいて各特性の逆特性
が算出される。そして、収集されたマルチエコーをリー
ド方向にフーリエ変換した後、このデータを前記逆特性
で補正し、エンコード方向に再度フーリエ変換する。
び位相特性が求められ、これに基づいて各特性の逆特性
が算出される。そして、収集されたマルチエコーをリー
ド方向にフーリエ変換した後、このデータを前記逆特性
で補正し、エンコード方向に再度フーリエ変換する。
【0012】従って、振幅特性及び位相特性の不均一性
を解消することができ、所定の周波数帯域内で略一定の
特性を得ることができるようになる。
を解消することができ、所定の周波数帯域内で略一定の
特性を得ることができるようになる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は本実施例に係わる磁気共鳴映像装置の構成
を示すブロック図である。
する。図1は本実施例に係わる磁気共鳴映像装置の構成
を示すブロック図である。
【0014】同図において、静磁場磁石1は、被検体5
に所定方向の静磁場を印加するものであり、システムコ
ントローラ10の制御下で動作する電源2より電力が供
給される。
に所定方向の静磁場を印加するものであり、システムコ
ントローラ10の制御下で動作する電源2より電力が供
給される。
【0015】勾配コイル3は、静磁場中に置かれた被検
体5に、互いに直交するx軸,y軸,z軸方向の線形勾
配磁場を印加するものであり、システムコントローラの
制御下で動作する駆動回路4から電力が供給される。
体5に、互いに直交するx軸,y軸,z軸方向の線形勾
配磁場を印加するものであり、システムコントローラの
制御下で動作する駆動回路4から電力が供給される。
【0016】プローブ7は、被検体5に送信部8から与
えられた高周波信号を印加するとともに、被検体5の所
望部位で発生したNMR信号を受信して、受信部9に供
給するものである。
えられた高周波信号を印加するとともに、被検体5の所
望部位で発生したNMR信号を受信して、受信部9に供
給するものである。
【0017】データ収集部11は、受信部9で直交位相
検波されたデータをA/D変換して電子計算機12に供
給する。なお、送信部8,受信部9,データ収集部1
1、及び電子計算機12はすべてシステムコントローラ
の制御下で動作する。また、符号13はコンソール,1
4はディスプレイ,6は寝台である。
検波されたデータをA/D変換して電子計算機12に供
給する。なお、送信部8,受信部9,データ収集部1
1、及び電子計算機12はすべてシステムコントローラ
の制御下で動作する。また、符号13はコンソール,1
4はディスプレイ,6は寝台である。
【0018】次に、図2に示すフローチャートを参照し
ながら、本実施例の動作について説明する。
ながら、本実施例の動作について説明する。
【0019】まず、超高速イメージングのシーケンスを
適用して、マルチエコーのデータを収集する(ステップ
ST1)。これは、図3に示されるように、リード用勾
配磁場の極性を高速で正負交互に切換えることによって
行なわれる。従って、図4(a)に示すように、奇数番
目(n=1,3,…)のデータと偶数番目(n=2,
4,…)のデータは極性が時間的に反転したものとな
る。このため、マルチエコートレインを1エコーごとに
分離し、並び変えを行なう(ステップST2)。これに
よって、図4(b)に示す如くのデータとなる。
適用して、マルチエコーのデータを収集する(ステップ
ST1)。これは、図3に示されるように、リード用勾
配磁場の極性を高速で正負交互に切換えることによって
行なわれる。従って、図4(a)に示すように、奇数番
目(n=1,3,…)のデータと偶数番目(n=2,
4,…)のデータは極性が時間的に反転したものとな
る。このため、マルチエコートレインを1エコーごとに
分離し、並び変えを行なう(ステップST2)。これに
よって、図4(b)に示す如くのデータとなる。
【0020】その後、このエコーデータのリード方向に
1次元フーリエ変換を施し(ステップST3)、フーリ
エ変換後の各エコー毎にプローブの振幅特性の逆特性を
乗じる(ステップST4)。また、各エコーの位相を、
プローブの位相特性の逆特性で補正する(ステップST
5)。
1次元フーリエ変換を施し(ステップST3)、フーリ
エ変換後の各エコー毎にプローブの振幅特性の逆特性を
乗じる(ステップST4)。また、各エコーの位相を、
プローブの位相特性の逆特性で補正する(ステップST
5)。
【0021】ここで、プローブの振幅特性、及び位相特
性の各逆特性は、例えば図5に示す構成にて求める。即
ち、プローブ近傍にサーチコイル15を配設し、これに
周波数f0 の基準信号を供給し、±△fの範囲で掃引さ
せる。そして、この信号をデュプレクサ16を介して、
プリアンプ17,メインアンプ18、そして検波部19
から成る受信部9にて受信する。
性の各逆特性は、例えば図5に示す構成にて求める。即
ち、プローブ近傍にサーチコイル15を配設し、これに
周波数f0 の基準信号を供給し、±△fの範囲で掃引さ
せる。そして、この信号をデュプレクサ16を介して、
プリアンプ17,メインアンプ18、そして検波部19
から成る受信部9にて受信する。
【0022】その後、この受信データをA/D変換し、
エコー信号のデータ収集ポイントと同一のポイント数の
データを記憶する。そして、記憶されたデータの実部,
虚部から絶対値を算出し、振幅特性を求める。また、位
相特性θを次の(1)式で求める。
エコー信号のデータ収集ポイントと同一のポイント数の
データを記憶する。そして、記憶されたデータの実部,
虚部から絶対値を算出し、振幅特性を求める。また、位
相特性θを次の(1)式で求める。
【0023】 θ= tan-1 (虚部/実部) …(1) そして、求められた振幅特性、及び位相特性から、その
逆特性を求めることができる。その後、振幅特性、位相
特性が補正されたデータをエンコード方向にフーリエ変
換し(ステップST6)、再構成されたMR画像を表示
する(ステップST7)。
逆特性を求めることができる。その後、振幅特性、位相
特性が補正されたデータをエンコード方向にフーリエ変
換し(ステップST6)、再構成されたMR画像を表示
する(ステップST7)。
【0024】このようにして、本実施例では、プローブ
7の振幅特性、呼び位相特性の逆特性を求め、これを基
に、振幅特性の不均一性、及び位相特性のずれを補正し
ている。従って、超高速撮影においても、S/N比を劣
化させることなく良好なMR画像を得ることができる。
7の振幅特性、呼び位相特性の逆特性を求め、これを基
に、振幅特性の不均一性、及び位相特性のずれを補正し
ている。従って、超高速撮影においても、S/N比を劣
化させることなく良好なMR画像を得ることができる。
【0025】なお、エコー信号の1DFTは、必ずしも
エコーデータの並びかえを行なったあと行う必要はな
く、手順を入れ換えても良い。又、演算・補正は必ずし
もソフト的に行なう必要はなく、ハードで構成しても良
い。更に、受信系の周波数特性計測法に関しては、撮影
対象が変わるたびに、チューニング・マッチング条件が
少し変わるため、毎回補正用データを収集する様にして
も良い。この際には、プローブにサーチコイルを一体化
しておき、通常はピンダイオード等のスイッチでデカッ
プリングしておけばよい。又、シンセサイザ等をリモー
トコントロールし、周波数のスイープ速度と、受信系の
検波出力をA/Dするクロックを適当に選び、必要周波
数範囲のスイープ終了時に、ちょうど必要データ数(例
えば、1エコーのデータポイント数)が得られる様にし
ておけば、ごく短時間(数秒以内)で計測が可能であ
る。
エコーデータの並びかえを行なったあと行う必要はな
く、手順を入れ換えても良い。又、演算・補正は必ずし
もソフト的に行なう必要はなく、ハードで構成しても良
い。更に、受信系の周波数特性計測法に関しては、撮影
対象が変わるたびに、チューニング・マッチング条件が
少し変わるため、毎回補正用データを収集する様にして
も良い。この際には、プローブにサーチコイルを一体化
しておき、通常はピンダイオード等のスイッチでデカッ
プリングしておけばよい。又、シンセサイザ等をリモー
トコントロールし、周波数のスイープ速度と、受信系の
検波出力をA/Dするクロックを適当に選び、必要周波
数範囲のスイープ終了時に、ちょうど必要データ数(例
えば、1エコーのデータポイント数)が得られる様にし
ておけば、ごく短時間(数秒以内)で計測が可能であ
る。
【0026】さらに、必要受信帯域を十分にカバーする
帯域を持つ基準パルス(例えば、sinc波形で振幅変
調したパルス)をサーチコイルから出力し、その受信信
号を直交位相検波後、1DFTすることで、受信系の周
波数特性を求めるようにすれば、計測をほぼ瞬時に行う
ことが可能である。
帯域を持つ基準パルス(例えば、sinc波形で振幅変
調したパルス)をサーチコイルから出力し、その受信信
号を直交位相検波後、1DFTすることで、受信系の周
波数特性を求めるようにすれば、計測をほぼ瞬時に行う
ことが可能である。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、プロ
ーブの振幅特性、位相特性の逆特性を求め、これを基に
振幅特性,位相特性を補正している。
ーブの振幅特性、位相特性の逆特性を求め、これを基に
振幅特性,位相特性を補正している。
【0028】従って、プローブのQダンプを行うことな
く、必要帯域にわたって、均一な感度、位相特性が得ら
れ、帯域内感度、位相特性の変化による画質劣化がな
く、かつ、S/N比の良好な超高速MRI画像が得られ
る。又、プローブのチューニング,マッチングの不完全
性による画質劣化も生じない。
く、必要帯域にわたって、均一な感度、位相特性が得ら
れ、帯域内感度、位相特性の変化による画質劣化がな
く、かつ、S/N比の良好な超高速MRI画像が得られ
る。又、プローブのチューニング,マッチングの不完全
性による画質劣化も生じない。
【図1】本発明に係わる磁気共鳴映像装置の構成を示す
ブロック図である。
ブロック図である。
【図2】本実施例の動作を示すフローチャートである。
【図3】収集するNMR信号とリード用勾配磁場の極性
を示すタイムチャート図である。
を示すタイムチャート図である。
【図4】収集データの方向を示す説明図である。
【図5】受信系の周波数特性を求める例を示す構成図で
ある。
ある。
【図6】プローブの振幅特性、及び位相特性を示す説明
図である。
図である。
【図7】チューニング,マッチングの条件がずれたとき
のプローブの振幅特性,位相特性を示す説明図である。
のプローブの振幅特性,位相特性を示す説明図である。
1 静磁場磁石 2 電源 3 勾配コイル 4 駆動回路 7 プローブ 8 送信部 9 受信部 10 システムコントローラ 11 データ収集部 12 電子計算機 19 検波部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 9118−2J 24/04 Z
Claims (3)
- 【請求項1】 一様な静磁場中に置かれた被検体にプロ
ーブから高周波磁場を印加するとともに、スライス用,
エンコード用、及び高速で正負交互に切換わるリード用
勾配磁場を所定のシーケンスで印加し、被検体の所望領
域で発生するマルチエコーを受信系にて収集してMR画
像を再構成する磁気共鳴映像装置において、 前記受信系の周波数特性を求め、この逆特性を算出する
手段と、前記収集されたマルチエコーをリード用勾配磁
場の正負の時相に対応させて並び変えた後、リード方向
にフーリエ変換する手段と、このフーリエ変換後のデー
タに前記逆特性を乗じる手段と、該逆特性が乗じられた
データをエンコード方向にフーリエ変換してMR画像を
再構成する手段と、を有することを特徴とする磁気共鳴
映像装置。 - 【請求項2】 前記プローブ近傍にサーチコイルを設
け、該サーチコイルに所定の周波数帯域内で掃引される
基準信号を供給し、この出力を収集して前記受信系の周
波数特性を求める請求項1記載の磁気共鳴映像装置。 - 【請求項3】 前記サーチコイルは、スイッチを介して
プローブと一体化され、該スイッチは前記受信系の周波
数特性測定時にのみオンとされる請求項2記載の磁気共
鳴映像装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03216805A JP3142905B2 (ja) | 1991-08-28 | 1991-08-28 | 磁気共鳴映像装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03216805A JP3142905B2 (ja) | 1991-08-28 | 1991-08-28 | 磁気共鳴映像装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0549620A true JPH0549620A (ja) | 1993-03-02 |
JP3142905B2 JP3142905B2 (ja) | 2001-03-07 |
Family
ID=16694171
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP03216805A Expired - Fee Related JP3142905B2 (ja) | 1991-08-28 | 1991-08-28 | 磁気共鳴映像装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3142905B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007504878A (ja) * | 2003-09-10 | 2007-03-08 | コニンクリユケ フィリップス エレクトロニクス エヌ.ブイ. | ダイナミックゲインと無線受信コイルをもつ磁気共鳴画像受信回路 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62299249A (ja) * | 1986-06-20 | 1987-12-26 | 株式会社日立製作所 | Mri装置 |
JPS6382647A (ja) * | 1986-09-27 | 1988-04-13 | 株式会社東芝 | 磁気共鳴イメ−ジング装置 |
JPS6415035A (en) * | 1987-07-08 | 1989-01-19 | Hitachi Ltd | Image reconstituting method in nmr imaging |
-
1991
- 1991-08-28 JP JP03216805A patent/JP3142905B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (3)
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JP3142905B2 (ja) | 2001-03-07 |
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