JPH0549097U - カルシウムイオン付加可能な整水器 - Google Patents

カルシウムイオン付加可能な整水器

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JPH0549097U
JPH0549097U JP9959491U JP9959491U JPH0549097U JP H0549097 U JPH0549097 U JP H0549097U JP 9959491 U JP9959491 U JP 9959491U JP 9959491 U JP9959491 U JP 9959491U JP H0549097 U JPH0549097 U JP H0549097U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案は、カルシウムイオン付加可能な整水
器に関するものである。 【構成】 本考案は、電解槽内に陰極電極と陽極電極と
を配設し、各電極間に電圧を印加することによって、水
を電気分解してアルカリ性水と酸性水とに生成可能に構
成した整水器において、電解槽内の陽極電極側にカルシ
ウム材を配設したことを特徴とするカルシウムイオン付
加可能な整水器を提供せんとするものである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、カルシウムイオン付加可能な整水器に関する。
【0002】
【従来の技術】
図2に示すように、従来、電解槽130 内に陽極電極132 と陰極電極131 を対峙 させて配設し、その間に隔膜134 を介在させ、両電極に電圧を付加することによ って電解槽内の水を電気分解することにより、陽極電極132 側に酸性水を、陰極 電極131 側にアルカリ性水を生成するように構成した整水器がある。
【0003】 そして陰極側に発生するアルカリ性水に、カルシウムイオン濃度を高めるため に整水器Xに至る通水流路160 にカルシウムタンクYを介設し、同タンクYから カルシウムを原水に溶出せしめて、カルシウムイオン濃度がアルカリ性水側にお いて高くなるように構成したものがある。
【0004】 なお、図2において、Jは浄水器、Pはポンプ、100 は原水供給部、135 は酸 性水生成室、136 はアルカリ性水生成室、137,138 は電線の導出片、139 は原水 流入口、140 は浄水流入口、141 は酸性水流出口、142 はアルカリ性水流出口、 150 は原水供給部からの水路、151 はアルカリ側分岐水路、152 は酸性側分岐水 路を示す。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、このように、カルシウムタンクを通水路の中途に介設した場合、カ ルシウムタンクの下手側において、カルシウムタンクから整水器に至る通水路内 にカルシウムが付着し流路抵抗を増す欠点があり、さらには別途カルシウムタン クを必要とするために設置場所の空間使用上、不利となり、さらにはカルシウム タンク内にカルシウムの沈澱物が溜り、時々これを除去するための清掃作業が必 要となる等の欠点があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案では、電解槽内に陰極電極と陽極電極とを配設し、各電極間に電圧を印 加することによって、水を電気分解してアルカリ性水と酸性水とを生成可能に構 成した整水器において、電解槽内の陽極電極側にカルシウム材を配設したことを 特徴とするカルシウムイオン付加可能な整水器を提供せんとするものである。
【0007】
【実施例】
以下、添付図に示す実施例に基づいて、本考案を説明する。
【0008】 整水器Aは電解槽30のケーシング33の中央に隔膜34を張設することにより、電 解槽30を酸性水生成室35とアルカリ性水生成室36とに区画している。
【0009】 酸性水生成室35の壁面35a には、ステンレス,白金,酸化チタンなどからなる 陽極電極32が配設されており、またアルカリ性水生成室の壁面36a にステンレス 鋼,カーボン等からなる陰極電極31が配設されている。
【0010】 更には、両電極に結線した電線の導出片37,38 は電源に接続され、同電源から 陰極電極31及び陽極電極32間に電気分解のための電圧が印加されるように構成さ れている。
【0011】 更には、電解槽30のケーシング33の下方において、酸性水生成室35とアルカリ 性水生成室36とに、それぞれ原水流入口39と浄水流入口40が開口されている。
【0012】 また、該ケーシング33の上部には、酸性水生成室35側に酸性水流出口41が、ア ルカリ性水生成室36側にはアルカリ性水流出口42がそれぞれ開口している。
【0013】 また、原水供給部10からの水路50は中途で二又に分岐して、一方のアルカリ側 分岐水路51はケーシングからのアルカリ性水生成室36側に開口した浄水流入口40 に浄水器Bを介して連通されており、他方の酸性側分岐水路52は酸性水生成室35 側に開口した原水流入口39に連通されている。
【0014】 浄水器Bは、原水中に含まれている異質物を除去するために活性炭等を利用し て構成したものである。
【0015】 上記のように構成された整水器Aにおいて、本考案の要旨となるのは電解槽30 のケーシング33中において、酸性水生成室35中に、水に浸漬する状態でカルシウ ム材Kを配設したことにある。
【0016】 即ち、カルシウム材Kは、周壁に多数の透孔60を穿設した有底筒状のカルシウ ム容器K1中に収納されており、しかも該容器K1の上端は蓋体K2が取外し自在に螺 着されている。
【0017】 しかも、カルシウム容器K1の首部はテーパ状として係合部K3を形成している。 そして、酸性水生成室35のケーシング天井面33a には、カルシウム容器挿嵌孔33 b を形成し、該挿嵌孔33b の下方には、係合フランジ33c をテーパ状に垂設し、 該係合フランジ33c は、カルシウム容器K1を上方から差し込んだ場合に該容器K1 の係合部K3と係合密着してカルシウム容器K1を酸性水生成室35内で水密状に支持 できるように構成している。
【0018】 この考案の実施例は上記のように構成されているものであり、その使用に際し ては、カルシウム材Kを充填したカルシウム容器K1を酸性水生成室35のカルシウ ム容器挿嵌孔33b より挿入して酸性水生成室35中にカルシウム容器K1を位置せし める。
【0019】 この時、カルシウム容器K1の係合部K3はケーシング天井面33a の挿嵌孔33b の 係合フランジ33c によって垂下状態に支持されている。
【0020】 次いで、原水供給部10より原水を供給すれば、原水は中途で分岐して、一方は アルカリ側分岐水路51を流れて浄水器Bにおいて浄化され、異質物を除去してケ ーシング33のアルカリ性水生成室36側の下方に開口した浄水流入口40より流入し 、他方は酸性側分岐水路52を流れて酸性水生成室35側の下方に開口した原水流入 口39より流入し、電解槽30中に充満する。
【0021】 電解槽30中では、陽極電極32と陰極電極31とに電圧が印加されているために、 隔膜34を介してイオン交換がなされ、原水が電気分解される。
【0022】 そして、酸性水生成室35中には酸性水が、アルカリ性水生成室36中にはアルカ リ性水が生成されて、酸性水流出口41及びアルカリ性水流出口42より酸性水及び アルカリ性水が取出されることになるものである。
【0023】 かかる原水の電気分解による酸性水及びアルカリ性水の生成過程において、カ ルシウム容器K1からカルシウムが溶出して行き、イオン交換時にカルシウムイオ ンがアルカリ性水生成室36に移動して、アルカリ性水中のカルシウムイオン濃度 を高めて行くことになる。
【0024】 そして、上記のように作用するカルシウム容器K1は、通常補充ができるように 、蓋体K2を開蓋して減少したカルシウム生成Kをカルシウム容器K1中に補充する ことができるように構成されているものであるが、補充をしない状態でカルシウ ム材Kを使用することもできる。
【0025】 即ち、カルシウム容器K1中にカルシウム固形物を電解槽の耐久時間に合せて充 分入れておく方法がある。
【0026】 また、電解槽30のケーシング33をカルシウム材Kで成形して、その溶出を利用 してカルシウム濃度を高める方法がある。
【0027】 また、電解槽30のケーシング33以外にも、陽極電極32あるいは隔膜34の酸性水 生成室35側をカルシウム材Kで成形しておく方法がある。
【0028】 なお、上記した実施例において、カルシウム材Kとしては、乳酸カルシウム, 炭酸カルシウム,グリセロリン酸カルシウム等のカルシウム材Kを利用する。
【0029】 また、カルシウム材Kは粉末状のもの、あるいは粒状、固形状のもの等があり 、その形状は問わない。
【0030】
【考案の効果】
本考案によれば、陰極電極と陽極電極とに電圧を印加して、水を電気分解する ように構成した整水器において、電解槽内の陽極電極側にカルシウム材を配設し たので、水を電気分解する際に生じるイオンの移動と同時にカルシウムイオンも 陰極電極側、即ちアルカリ性水生成室側に移動することになり、アルカリ性水の イオン濃度が高くなる効果を有する。
【0031】 また、従来のようにアルカリ性水のカルシウムイオン濃度を高めるべくカルシ ウムタンクを別途に設けていた技術と比較して、カルシウムタンクが不要となる 効果を有し、そのためにカルシウムタンクと通水路との間に介在すべきカルシウ ム供給通路も不要となり、さらにはカルシウム供給通路に付着するカルシウム固 形物による流路抵抗増大も解消することができ、さらにはカルシウムタンクに付 着するカルシウムの沈澱物の除去作用も不要となる効果を有する。
【0032】 また、カルシウム材が酸性水側にあるので、カルシウム材への雑菌の付着、侵 入等を防止することができる効果も有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る整水器及び水路について示す説明
図。
【図2】従来の整水器及び水路について示す説明図。
【符号の説明】
30 電解槽 31 陰極電源 32 陽極電極 A 整水器 K カルシウム材

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電解槽(30)内に陰極電極(31)と陽極電極
    (32)とを配設し、各電極(31),(32)間に電圧を印加する
    ことによって、水を電気分解してアルカリ性水と酸性水
    とを生成可能に構成した整水器(A) において、 電解槽(30)内の陽極電極(32)側にカルシウム材(K) を配
    設したことを特徴とするカルシウムイオン付加可能な整
    水器。
JP1991099594U 1991-12-03 1991-12-03 カルシウムイオン付加可能な整水器 Expired - Fee Related JP2580213Y2 (ja)

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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4912299U (ja) * 1972-05-10 1974-02-01
JPS4947578A (ja) * 1972-09-11 1974-05-08
JPS6036834A (ja) * 1983-06-21 1985-02-26 インジエニユアビユーロー マコマ ビー.ブイ. 空気調和システム

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