JPH0548889A - 画像読取り装置 - Google Patents

画像読取り装置

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JPH0548889A
JPH0548889A JP3231182A JP23118291A JPH0548889A JP H0548889 A JPH0548889 A JP H0548889A JP 3231182 A JP3231182 A JP 3231182A JP 23118291 A JP23118291 A JP 23118291A JP H0548889 A JPH0548889 A JP H0548889A
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JP
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color
data
image
image data
background color
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Pending
Application number
JP3231182A
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English (en)
Inventor
Takayoshi Hayashi
隆義 林
Yoshihiko Hirota
好彦 廣田
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Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は原画像をフルカラーで再現するための
画像信号を生成する画像読取り装置に関し、必要に応じ
て特定の下地色を非再現とすることによって、カラー再
現画像の鮮明化を図ることを目的とする。 【構成】原稿画像を色分解して読み取り、当該原稿画像
をフルカラーで再現するための複数色の画像データを生
成するように構成された画像読取り装置において、画像
再現にあたって除去すべき下地色を指定するための指定
手段と、原稿画像の内の少なくとも1ラインを読み取る
予備走査を行うための予備走査制御手段と、予備走査で
読み取った画像情報に基づいて、複数色のそれぞれに対
応する下地色データを生成する下地色データ生成手段
と、複数色の内で指定手段により指定された下地色に対
応する色を選択する色選択手段と、複数色の画像データ
の内で色選択手段により選択された色の画像データにつ
いて、その値を下地色データの値に応じて減じる下地色
除去手段とを有して構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、原画像をフルカラーで
再現するための画像信号を出力する画像読取り装置に関
し、デジタル式のカラー複写機などの画像読取り手段又
はファイリングシステムの画像入力手段などとして利用
される。
【0002】
【従来の技術】例えば、カラー複写機に組み込まれた画
像読取り装置は、原稿画像をR(レッド)、G(グリー
ン)、B(ブルー)の加色系3色に色分解して光学的に
読み取り、各色の光電変換信号を量子化した画像データ
に対して色マスキング処理と呼ばれる信号処理を加える
ことによって、Y(イエロー),M(マゼンタ),C
(シアン)の減色系3色のそれぞれに対応する画像デー
タを生成するように構成されている。
【0003】なお、通常は、黒色の再現性を高めるため
に、Y,M,Cの各画像データに基づいて、墨版生成
(BP処理)と呼ばれる信号処理によってK(ブラッ
ク)の画像データが生成される。
【0004】Y,M,Cの3色の画像データ又はこれら
にKの画像データを加えた4色の画像データは、原稿画
像をフルカラーで再現するための画像信号として、3色
又は4色のトナーを用いてハードコピー画像を形成する
プリンタ部へ出力される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来においては、原稿
全体についてその色を忠実に再現するように各色の画像
データが生成されていた。
【0006】したがって、例えば新聞のカラー写真部分
のように有色(白色以外の色)の下地の上に形成された
画像を複写する場合において、下地部分(非画像部分)
についてはその色の再現が不要である場合にも、画像の
背景色として下地色が再現されることになり、このため
に再現画像を鮮明とする上で好ましくないことがあると
いう問題があった。
【0007】本発明は、上述の問題に鑑み、必要に応じ
て特定の下地色を非再現とすることによって、カラー再
現画像の鮮明化を図ることのできる画像読取り装置を提
供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の係る装置は、上
述の課題を解決するため、原稿画像を色分解して読み取
り、当該原稿画像をフルカラーで再現するための複数色
の画像データを生成するように構成された画像読取り装
置において、画像再現にあたって除去すべき下地色を指
定するための指定手段と、前記原稿画像の内の少なくと
も1ラインを読み取る予備走査を行うための予備走査制
御手段と、前記予備走査で読み取った画像情報に基づい
て、前記複数色のそれぞれに対応する下地色データを生
成する下地色データ生成手段と、前記複数色の内で前記
指定手段により指定された下地色に対応する色を選択す
る色選択手段と、前記複数色の画像データの内で前記色
選択手段により選択された色の画像データについて、そ
の値を前記下地色データの値に応じて減じる下地色除去
手段とを有してなる。
【0009】
【作用】原稿画像に対応した複数色の画像データを順次
又は同時に出力するための本走査の以前に、原稿画像の
内の少なくとも1ラインを読み取る予備走査が行われ
る。
【0010】予備走査に際しては、原稿画像を色分解し
て読み取った画像情報に基づいて、複数色のそれぞれに
対応する下地色データが生成される。本走査に際して
は、除去すべき下地色として指定された色に対応する画
像データについてのみ、その値がその色の下地色データ
の値に応じて減じられる。
【0011】これにより、複数色の画像データによる原
稿画像の再現において、下地以外の部分の色調を損なう
ことなく、指定手段により指定された特定色の下地部分
が除去(非再現)されることになる。
【0012】
【実施例】図3は本発明に係るイメージリーダ部IRの
要部を模式的に示す斜視図である。
【0013】イメージリーダ部IRは、カラー複写機の
内部に原稿Dの読取り手段として組み込まれ、このイメ
ージリーダ部IRの出力に基づいて、図示しないレーザ
プリンタ部において原稿画像のカラー複写画像が形成さ
れる。
【0014】原稿台ガラス上に載置された原稿Dは、露
光ランプ17を組み付けたスキャナ14により副走査方
向に走査され、イメージセンサー11及びロッドレンズ
アレイ15などからなる等倍型の光学系によって、画素
に細分化され且つレッド(R)、グリーン(G)、ブル
ー(B)の3原色に分解されて読み取られる。なお、原
稿台ガラスを覆う図示しない原稿カバーには、基準画像
となる均一濃度の白色板16が設けられている。
【0015】イメージセンサー11は、主走査方向に連
続するように且つ副走査方向に交互に一定のピッチをあ
けて千鳥状に配置された5個の密着型のCCDセンサー
チップからなる。これら5つのCCDセンサーチップは
主走査方向の読み取り速度を高めるために同時に駆動さ
れ、それぞれから有効読み取り画素に対応した光電変換
信号が順に信号処理部100へシリアル出力される。
【0016】図4は信号処理部100のブロック図であ
る。信号処理部100は、信号処理部100の全体的な
制御を行う第1のCPU(中央処理装置)112、露光
ランプ17や走査用モータを制御する第2のCPU11
3、シェーディング補正や濃度補正のために特定の画像
データを記憶するラインメモリ部111、及び、以下の
信号処理を行う各回路101〜109などから構成され
ている。
【0017】デジタル化処理回路101は、サンプルホ
ールド回路及びA/D変換器を有し、イメージセンサー
11の各CCDセンサーチップから同時(並列)に入力
された光電変換信号を量子化して8ビット(256階
調)の画像データに変換する。
【0018】ここで、光電変換信号は原稿Dからの反射
光強度に比例するので、画像データの値は、原理的には
原稿Dの最も淡い白地部の画素に対しては「255」と
なり、最も濃い黒色部の画素に対しては「0」となる。
【0019】5チャンネル合成回路102は、デジタル
化処理回路101から入力された画像データを各チップ
及び各色(R,G,B)毎に計15(5×3)個の先入
れ先出し方式メモリ(FIFOメモリ)に一旦格納し、
2ライン周期で各チップからの画像データを順次選択し
て読み出し、画素の配列順(読み取り走査順)に対応す
る画像データD27〜20を各色毎に出力する。
【0020】シェーディング補正回路103は、各色の
画像データD27〜20に対して、CCDセンサーチッ
プの各画素間の感度差及び露光ランプ17の主走査方向
の配光分布(光量ムラ)に対応する補正を行い、補正後
のデータを画像データD37〜30として出力する。
【0021】ホワイト・バランス補正回路104は、正
しい色調の複写画像を形成できるよう各色間の相対比を
調整するとともに、値が反射光強度に比例する画像デー
タD37〜30を原稿Dの読み取り範囲を考慮した上で
視覚特性に則して対数換算し、値が原稿Dの濃度に比例
する画像データD47〜40を出力する。つまり、画像
データD47〜40の値は、原稿Dの白地部の画素に対
しては「0」となり、最も濃い黒色部の画素に対しては
「255」となる。
【0022】色補正回路105は、上述のように各色
(R,G,B)に対する濃度データから印字用トナーの
3原色(Y,M,C)に対応する濃度データを生成する
マスキング処理、K(ブラック)に対応する濃度データ
を生成するBP処理、及びBP処理に付随してY,M,
Cの濃度データを補正するUCR処理などを行い、カラ
ー編集回路106は、ネガ・ポジ反転、カラーチェンジ
(色変更)、及びペイント(塗り潰し)の3種のカラー
画像編集のための処理を行う。
【0023】変倍・編集処理回路107は、間引き法、
演算法又は補間法などにより、拡大又は縮小した変倍画
像、及び移動、ミラー反転などの編集画像を形成するた
めに、出力タイミングや出力順序、又は副走査方向の走
査速度を変える処理を行う。
【0024】ガンマ補正回路108は、本発明の特徴と
なる回路であり、変倍・編集処理回路107から出力さ
れた画像データD77〜70に対して、後述するよう
に、鮮明な画像を形成するためのデータ補正処理を加え
る。
【0025】MTF補正回路109は、ガンマ補正回路
108の出力である画像データD87〜80に対して、
モアレ縞の発生を防止するスムージングとエッジ損失を
無くすエッジ強調などの処理を加え、画像信号VIDE
Oをレーザプリンタ部に出力する。
【0026】図5はラインメモリ部111のブロック図
である。ラインメモリ部111は、R,G,Bの各色の
画像データ37〜30をそれぞれ一時記憶するラインメ
モリ131〜133、画素毎のデータ伝送タイミングを
規定する画素クロック信号SYNCKに従ってカウント
アップするアドレスカウンタ134、ラインメモリ13
1〜133のアドレス指定のためにアドレスカウンタ1
34からのアドレス又はCPU112からのアドレスを
選択するセレクタ135、ラインメモリ131〜133
とCPUデータバスとの接続状態を切り換えるためのバ
スゲート回路136などから構成されている。画素クロ
ック信号SYNCKは、図示しないクロック信号発生部
から与えられる。
【0027】図1は本発明に係るガンマ補正回路108
のブロック図、図2はガンマ補正回路108の入力と出
力の関係を示す図である。なお、図2において、「g
1」は濃度補正処理を施さない場合、すなわち、ガンマ
補正回路108をスルー状態とした場合、「g2」は下
地除去処理のみを施した場合、「g3」はさらに濃度補
正演算を施した場合のそれぞれの入出力の関係を示して
いる。
【0028】図1において、ガンマ補正回路108は、
原稿Dの下地色(例えば新聞紙の場合は淡い黄色)に対
するY,M,C,Kの各成分の値(濃度)を示す下地色
データUND7〜0に基づいて、Y,M,C,Kの各色
の画像データD77〜70の値を減少させる下地色除去
部501と、濃度係数データGCD7〜0に基づいて画
像データの値を補正する濃度補正演算部502とからな
る。
【0029】下地色データUND7〜0及び濃度係数デ
ータGCD7〜0は、CPU112が行う後述の補正デ
ータ生成処理によって生成される。なお、濃度係数デー
タGCD7〜0は、8ビットの内の最上位ビット及び他
の7ビットを、それぞれ整数一位及び小数点以下一〜七
位に割り当てた正の小数として扱われる。
【0030】変倍・編集処理回路107から入力された
画像データD77〜70は、まず、下地色除去部501
で下地色除去処理を受ける。図2の例では、下地色デー
タUND7〜0の値が「30」である場合の処理状態が
示されている。入力された画像データD77〜70は、
下地除去処理によって下地色データUND7〜0の値
「30」だけ減じられ、図2の「g2」は「g1」に対
して右方へ「30」だけ平行移動した形となる。
【0031】なお、本実施例のガンマ補正回路108に
おいては、下地色データUND7〜0を2の補数回路5
11により負数データに変換して加算器512に加え、
正の画像データD77〜70と負の下地色データUND
7〜0との加算演算により下地除去処理が行われる。
【0032】そして、下地除去処理を受けた画像データ
Da77〜70は、濃度補正演算部502へ送られる。
濃度補正演算部502は、限られたビット数(画像デー
タと同じ8ビット)の処理で広範囲の多段階補正を実現
するため、乗算と加算を組み合わせた演算によりデータ
の補正を行う。すなわち、濃度補正演算部502は、画
像データDa77〜70と濃度係数データGCD7〜0
との乗算を行う乗算器521、及び、乗算器521の出
力と画像データDa77〜70とを加算する加算器52
4から構成されており、画像データDa77〜70を1
〜3倍の範囲で実質上無段階の濃度補正を行う。
【0033】図2での「g3」と「g1」との比較から
明らかなように、入力画像データD77〜70が下地色
データUND7〜0よりも小さいときには、出力画像デ
ータD88〜80は「0」であり、入力画像データD7
7〜70が下地色データUND7〜0を越えたときに
は、出力画像データD87〜80は1よりも大きい傾き
で増大し、これによって下地部分と他の部分(画像部
分)との間の濃度差が拡大され、再現画像のコントラス
トが高まる。
【0034】さて、CPU112は、画像信号VIDE
Oを出力する本走査の以前に予備走査を行うように各部
を制御し、原稿DのY,M,C毎の濃淡の度合いを検知
してガンマ補正回路108に与える下地色データUND
7〜0及び濃度係数データGCD7〜0を生成する。
【0035】以下、フローチャートに基づいてCPU1
12の動作を説明する。図6及び図7は補正データ生成
処理を示すフローチャートである。図6において、ま
ず、スキャナ14を特定の位置(例えば原稿Dの副走査
方向の中央付近)まで移動させて後、原稿Dの一部を読
み取るために露光ランプ17を点灯し、シェーディング
補正回路103から出力される1ライン分のR,G,B
各色の画像データD37〜30をラインメモリ部111
のラインメモリ131〜133へそれぞれ格納する(ス
テップ#11、ステップ#12、ステップ#13)。こ
のとき、アドレスカウンタ134によりラインメモリ1
31〜133のアドレス指定を行うようにセレクタ13
5を制御する。
【0036】次に、セレクタ135の選択状態を切換え
るとともに、バスゲート回路136を制御してCPUデ
ータバスとラインメモリ131〜133とを接続した
後、1ライン分の画像データの中から16画素毎の画像
データをサンプリングするようにラインメモリ131〜
133をアクセスし、CPUデータバスを通じて画像デ
ータを取り込む(ステップ#14)。これにより、原稿
Dの主走査方向に沿う1ラインの領域について、約1m
m間隔でサンプリングが行われることになる。
【0037】そして、サンプリングした各画素毎に、
R,G,Bの画像データD37〜30の値の相対比に応
じて、Y,M,C,Kの各色の画像データを生成する
(ステップ#15)。
【0038】続いて、図7のステップ#16に進み、操
作パネルOPのキーを用いてオペレータが指定した特定
の指定色(オペレータが除去を望む色)を示す下地色指
定信号S1(図1参照)に応じて、Y,M,C,Kの中
から下地色除去の対象となる色を選択する。
【0039】本実施例では、指定色として、Y,M,
C,K,R,G,Bの7色が選択可能とされている。指
定色がY,M,C,Kのいずれかである場合は、下地色
除去の対象色はY,M,C,Kのいずれか1色とされ
る。また、指定色がR,G,Bのいずれかである場合に
は、対象色はそれぞれY及びM、Y及びC、M及びCの
2色とされる。
【0040】次に、サンプリングした約300画素分の
画像データD37〜30を16個のブロックに区分け
し、Y,M,C,Kの4色について、それぞれ各ブロッ
ク毎にブロック内の画像データD37〜30から最大の
値をもつ個別最大データ及び最小の値をもつ個別最小デ
ータを選別する。そして、選別した16個の個別最大デ
ータの平均値(max)を求め、得られた平均値(ma
x)を原稿Dの1ラインの領域内における最大データと
し、16個の個別最小データの平均値(min)を求
め、得られた平均値(min)を原稿Dの1ラインの領
域内における最小データとする(ステップ#17)。
【0041】続いて、先にステップ#16で選択した色
について、ステップ#17で求めた最小データに所定の
値「α」を加えて「UND=min+α」を算出し、得
られた値「UND」を原稿Dの下地部分に対応する下地
色データUND7〜0として記憶するとともに、下地色
除去の対象外の色について、下地色データUND7〜0
として値「0」を記憶する(ステップ#18)。ここで
の値「α」は、下地の濃度ムラなどに起因する個別最小
データの変動に対処するために実験により求めた補正定
数である。
【0042】そして、予備走査時の最後の処理として、
Y,M,C,Kの4色について、式(1)を満たす値
「X」を求め、得られた値「X」を濃度係数データGC
D7〜0として記憶する(ステップ#19)。 (maxーUND)×(1+X)=255 ……(1)
【0043】その後、原稿Dの複写が開始されると、
C,M,Y,Kの順に合計4回実行される各本走査毎
に、対応する色の下地色データUND7〜0及び濃度係
数データGCD7〜0をガンマ補正回路108に与える
ために、記憶しているこれらデータを出力ポートにセッ
トする(ステップ#20)。
【0044】つまり、カラー複写画像は、C,M,Y,
Kの4色のトナー像を順次重ね合わせることによって形
成され、同一の原稿Dに対して各色毎に本走査が行われ
る。このとき、例えばCのトナー像を形成するための本
走査においては、色補正回路105では、R,G,Bの
画像データD47〜40に基づいてCの画像データD5
7〜50が生成される。
【0045】そして、ガンマ補正回路108では、上述
したように、入力画像データD77〜70を下地色デー
タUND7〜0(Cが下地色除去の対象色であれば上述
の所定値であり、対象外の色であれば「0」である)に
応じて減じる下地色除去処理と、下地色除去後の画像デ
ータDa77〜70を濃度係数データGCD7〜0に応
じて所定倍する濃度補正処理とが行われ、これにより、
イメージリーダ部IRからは下地部分は淡く(白色)且
つ画像部分は濃い鮮明な複写画像を形成するための画像
信号VIDEOが出力される。
【0046】上述の実施例において、CPU112が実
行する処理の内、ステップ#11〜ステップ#13の処
理が本発明の予備走査制御手段の機能に対応し、ステッ
プ#16の処理が色選択手段の機能に対応し、ステップ
#18の処理が下地色データ生成手段の機能に対応す
る。
【0047】図8は本発明の他の実施例に係るガンマ補
正回路108aのブロック図、図9は図8のガンマ補正
回路108aの入力と出力の関係を示す図である。図8
において、ガンマ補正回路108aは、下地色データU
ND7〜0に基づいて画像データの値を減じる下地色除
去部601と、濃度係数データGCD7〜0に基づいて
画像データの値を増大させる濃度補正演算部602とか
らなる。
【0048】下地色除去部601は、変倍・編集処理回
路107から入力された画像データD77〜70と下地
色データUND7〜0とを比較する比較器611、比較
器611の出力に応じて画像データD77〜70又は常
に「0」の値を持つ白色データWHD7〜0を選択して
出力するセレクタ612から構成されている。
【0049】また、濃度補正演算部602は、下地色除
去部601から出力された画像データDb77〜70
(画像データD77〜70又は白色データWHD7〜
0)と濃度係数データGCD7〜0との乗算を行う乗算
器621、乗算器621の出力と画像データDb77〜
70とを加算する加算器624から構成されており、画
像データDb77〜70を1〜3倍の範囲で増大させる
演算を行う。
【0050】変倍・編集処理回路107から入力される
画像データD77〜70が下地色データUND7〜0よ
りも大きい場合には、比較器611の出力は「L」とな
り、セレクタ612は画像データD77〜70を出力と
して選択する。逆に画像データD77〜70が下地色デ
ータUND7〜0よりも小さい場合には、比較器611
の出力は「H」となり、セレクタ612は白色データW
HD7〜0を出力として選択する。
【0051】セレクタ612から出力された画像データ
Db77〜70は、濃度補正演算部602で、図1の濃
度補正演算部502と同様に乗算と加算を組み合わせた
演算により補正される。
【0052】図9の「g4」は、下地色データUND7
〜0、及び濃度係数データGCD7〜0がともに「0」
のとき、つまり、実質的に補正処理を行わないときのガ
ンマ補正回路108aの入出力の特性を示し、同図の
「g5」は、所定の値の下地色データUND7〜0及び
濃度係数データGCD7〜0が与えられ、下地除去処理
及び濃度補正演算処理の双方からなる補正処理を行うと
きの入出力の特性を示している。「g4」と「g5」と
の比較から明らかなように、下地色除去部601及び濃
度補正演算部602による補正処理により、下地部分に
対応する画像データD77〜70が「0」に低減される
とともに、画像部分に対応する画像データD77〜70
の値が増大され、出力画像データD87〜80では、入
力画像データD77〜70よりも下地部分と画像部分と
の間の濃度差が拡大される。
【0053】次に、ガンマ補正回路108aに与える下
地色データUND7〜0及び濃度係数データGCD7〜
0を算出するCPU112の動作を説明する。図10及
び図11は図8のガンマ補正回路108aに対応した補
正データ生成処理を示すフローチャートである。
【0054】これらの図において、ステップ#111〜
ステップ#118の各処理の内容は、図6及び図7のス
テップ#11〜ステップ#18と同様であるので、これ
ら各処理についてはその説明を省略する。
【0055】ステップ#118に続くステップ#119
においては、Y,M,C,Kの4色について、式(2)
を満たす値「Y」を求め、得られた値「Y」を濃度係数
データGCD7〜0として記憶する(ステップ#1
9)。 (max)×(1+Y)=255 ……(2)
【0056】そして、その後に原稿Dの複写が開始され
ると、C,M,Y,Kの順に合計4回実行される各本走
査毎に、対応する色の下地色データUND7〜0及び濃
度係数データGCD7〜0をガンマ補正回路108aに
与えるために、記憶しているこれらデータを出力ポート
にセットする(ステップ#120)。
【0057】上述の実施例によれば、減法混色によるカ
ラー再現のためのY,M,C,Kの画像データの内、実
質的には、除去すべき下地色として指定された色に対応
する画像データのみについて、下地色データUND7〜
0に応じて値を減じるようにしたので、下地色除去によ
って再現画像の色調が損なわれることがない。
【0058】上述の実施例によれば、下地色除去後に濃
度補正演算部502,602によるデータ補正を行うよ
うにしたので、下地部分と他の部分とのコントラストが
高い鮮明な画像を得ることができる。
【0059】上述の実施例においては、予備走査におい
て、所定の位置でスキャナ14を停止させ、原稿Dの1
ラインの領域内の画素についてサンプリングを行って原
稿Dの濃度を検知するようにしたが、濃度を検知するた
めにサンプリングを行う原稿Dの領域は任意に設定する
ことができる。すなわち、複数ラインの領域又は原稿D
の全体の画素に対する画像データから、下地色データU
ND7〜0及び濃度係数データGCD7〜0を算出する
ようにしてもよい。また、原稿Dの特定領域毎の濃度に
応じて、下地色データUND7〜0及び濃度係数データ
GCD7〜0を本走査の最中に適宜設定し直すようにし
てもよい。これによれば、1つの原稿D内で下地部分又
は画像部分の濃度が大きく変化するような原稿D、例え
ば、グラデーション(段階的変化)による下地の色付け
が施された原稿Dであっても、適宜に濃度が調整され、
全体にわたって均一に下地色を除去し且つ下地以外の部
分の彩度を高めた鮮明な複写画像が得られる。
【0060】上述の実施例においては、本走査の前に原
稿Dの濃度を検知するために予備走査を行うものとして
説明したが、原稿サイズの検知などのための予備走査を
行う場合には、その予備走査の際に、原稿サイズととも
に濃度も検知するようにしてもよい。
【0061】
【発明の効果】本発明によれば、特定の下地色を非再現
とすることによって鮮明度を高めたカラー再現画像を得
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るガンマ補正回路のブロック図であ
る。
【図2】ガンマ補正回路の入力と出力の関係を示す図で
ある。
【図3】本発明に係るイメージリーダ部の要部を模式的
に示す斜視図である。
【図4】信号処理部のブロック図である。
【図5】ラインメモリ部のブロック図である。
【図6】補正データ生成処理を示すフローチャートであ
る。
【図7】補正データ生成処理を示すフローチャートであ
る。
【図8】本発明の他の実施例に係るガンマ補正回路のブ
ロック図である。
【図9】図8のガンマ補正回路の入力と出力の関係を示
す図である。
【図10】図8のガンマ補正回路に対応した補正データ
生成処理を示すフローチャートである。
【図11】図8のガンマ補正回路に対応した補正データ
生成処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
IR イメージリーダ部(画像読取り装置) OP 操作パネル(指定手段) UND7〜0 下地色データ 501,601 下地色除去部(下地色除去手段)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】原稿画像を色分解して読み取り、当該原稿
    画像をフルカラーで再現するための複数色の画像データ
    を生成するように構成された画像読取り装置において、 画像再現にあたって除去すべき下地色を指定するための
    指定手段と、 前記原稿画像の内の少なくとも1ラインを読み取る予備
    走査を行うための予備走査制御手段と、 前記予備走査で読み取った画像情報に基づいて、前記複
    数色のそれぞれに対応する下地色データを生成する下地
    色データ生成手段と、 前記複数色の内で前記指定手段により指定された下地色
    に対応する色を選択する色選択手段と、 前記複数色の画像データの内で前記色選択手段により選
    択された色の画像データについて、その値を前記下地色
    データの値に応じて減じる下地色除去手段とを有してな
    ることを特徴とする画像読取り装置。
JP3231182A 1991-08-16 1991-08-16 画像読取り装置 Pending JPH0548889A (ja)

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JP3231182A JPH0548889A (ja) 1991-08-16 1991-08-16 画像読取り装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5761338A (en) * 1994-09-30 1998-06-02 Minolta Co., Ltd. Image detection and background processing device and method

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US5761338A (en) * 1994-09-30 1998-06-02 Minolta Co., Ltd. Image detection and background processing device and method

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