JPH0548864U

JPH0548864U - 靴干しハンガー

Info

Publication number: JPH0548864U
Application number: JP11185491U
Authority: JP
Inventors: 龍吉中野
Original assignee: 龍吉中野
Priority date: 1991-11-28
Filing date: 1991-11-28
Publication date: 1993-06-29

Abstract

(57)【要約】【目的】洗浄後の靴を形状を崩さずかつ、靴内部の水
切り効果を向上させ効率良く靴を乾かすための、有効的
な専用干し具を提供する。【構成】アーム（２）の両側に設けた軸受（３）に羽
根（４）を挿着し、ハンガー本体（１）とを軸（５）に
より枢着しさらに、フック（６）をハンガー本体（１）
の中央部に設けた穴に挿入し抜け止め（７）により持着
することを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、アームを起こし、羽根を開いた状態で靴を干す靴干しハンガーに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、洗浄後の靴を干すため壁などにたてかけるか、棒に靴を差し込むといったような方式が主流であり何等有効な手段が講じられていない。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

洗浄後の靴を干す方法は、多くの場合壁などにたてかけて天日干ししている。しかし、この方法では靴内部の水切りが悪く乾くまでにかなりの時間を要するため、靴が変形し覆き心地を悪くし不快惑をもたらす。また、棒を立てそこへ洗浄後の靴を差し込んで干す方法も有るが、靴内部の水切り効果を得ることは期待できるが、場所によっては陰干しになるために靴を乾かすのにかなりの時間がかかり、さらに棒を立てたり棒を固定したりなどといった煩わしい作業が増えることとなる。高層住宅等においては、この棒を立てることすら難しい状況下である。いずれの方法も、洗浄後の靴を干す方法としてはあまり感心できない。本考案は、これらの問題を解決することを目的としている。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

前記課題を解決するため本考案の靴干しハンガーは、アーム（２）の両側へ設けられた軸受（３）にそれぞれ羽根（４）を挿着したものをハンガー本体（１）の凹部に差し込み軸（５）により枢着する。次に、ハンガー本体（１）の中央部の穴にフック（６）を挿入した後、抜け止め（７）を固着してハンガー本体（１）とフック（６）を持着する。

【０００５】

【作用】

本考案の作用について述べると、ハンガー本体（１）に枢着したアーム（２）を最大傾斜位置まで起こした後、軸（５）に設けたつまみをねじ込むことによりハンガー本体（１）の凹部が内側へ撓みアーム（２）と密着し、しっかりと固定される。この状態でアーム（２）に挿着された羽根（４）を靴（９）の内部の形状にあうように任意の位置まで開き靴（９）を挿入すると、アーム（２）へ安定した状態で当着される。この結果、靴（９）内部の水切り及び、通気性が良くなる。

【０００６】

【実施例】

以下本考案の実施例を添付図面に沿って説明する。図１において、アーム（２）を伸ばし羽根（４）を閉じておくことにより衣類等のハンガーとして使用できる。フック（６）は、抜け止め（７）によりハンガー本体（１）に持着されているのみであるため、ハンガー本体（１）は回転可能な構造になっている。ハンガー本体（１）とフック（６）は、一体構造でも良く回転可能でなくても良い。図２及び図３において、アーム（２）の最大傾斜位置及び通常位置（図１の状態）にきちと位置決めできるようハンガー本体（１）の凹部にそれぞれフラット面を設けてストッパーの役割を持たせる。従って、アーム（２）はこの範囲内で旋回可能となり、軸（５）の締め付けによりアーム（２）をこの間で任意の位置で止めることが可能となる。軸（５）をねじ込むためハンガー本体（１）にメネジが設けてあるが、この方式のかわりに、軸（５）の先端へ、ネジ部を設けこれに相対する固定具により締め付けアーム（２）を任意の位置で固定させる方法を用いても良い。なお、ハンガー本体（１）とアーム（２）の枢着方法として、重心の関係からアーム（２）は靴（９）の影響により倒れる心配がないので、軸（５）のかわりにリベット等を用いてもよい。次に、アーム（２）に挿着された羽根（４）は、軸受（３）に挿着されているのみであるため、靴（９）の内部の形状にあわせて任意の位置で定着することができ、靴（９）の形状が著しく変形することなく、アーム（２）へ安定した状態で当着できる。靴（９）内部の通気性を向上するため羽根（４）に一個以上の抜き穴を設けるか、もしくは、羽根（４）を片側二個以上に分割しても良い。羽根（４）を挿着するための軸受（３）は、一個以上有れば良く安定した挿着状態を得るには複数設けた方がより効果的である。一度に複数足の靴を干せるようにするため、円状にしても良い。なお、羽根（４）をアーム（２）に挿着しなくても良い。図４において、羽根（４）をアーム（２）に簡単に挿着するため軸受（３）は、はめ込み方式をとっている。はめ込み方向及び軸受（３）の位置は、任意の位置で良い。

【０００７】

【考案の効果】

本考案は、以上に説明したように構成されているので、下記に記載された効果を得る。洗浄後の靴をアームに安定した状態で当着することができるので、著しい変形を防止でき、覆き心地を害することが無くなる。アームの傾斜により靴内部の水切り効果も良く、さらに、通気性も良くなるため効率良く靴を乾かすことができる。本ハンガーは、物干し竿等に掛けて使用するのでスペースをとらず、また、靴を地面に直接置かなくなるので汚れず、さらに靴を干すための棒を立てるなどといった煩わしい作業もなくなる。アームを伸ばし、羽根を閉じることにより衣類等にも使用できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の正面図である。

【図２】本考案の実施例の一部を切り欠いた図面であ
る。

【図３】本考案の実施例を示す要部側断面図である。

【図４】羽根挿着部の要部断面図である。

【符号の説明】

１ハンガー本体２アーム３軸受４羽根５軸６フック７抜け止め８物干し竿９靴

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】（イ）アーム（２）の両側へ軸受（３）
を設け、そこへ羽根（４）を挿着する。（ロ）ハンガー本体（１）と、アーム（２）を軸
（５）により枢着する。（ニ）ハンガー本体（１）へ、フック（６）を挿入し
抜け止め（７）により持着する。以上の構成からなる、靴干しハンガー。