JPH0548353Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0548353Y2 JPH0548353Y2 JP2589689U JP2589689U JPH0548353Y2 JP H0548353 Y2 JPH0548353 Y2 JP H0548353Y2 JP 2589689 U JP2589689 U JP 2589689U JP 2589689 U JP2589689 U JP 2589689U JP H0548353 Y2 JPH0548353 Y2 JP H0548353Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- coil
- insulating case
- winding
- convergence
- pair
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 238000004804 winding Methods 0.000 claims description 28
- 210000000078 claw Anatomy 0.000 description 4
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 4
- 238000000034 method Methods 0.000 description 4
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- WABPQHHGFIMREM-UHFFFAOYSA-N lead(0) Chemical group [Pb] WABPQHHGFIMREM-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 229910000679 solder Inorganic materials 0.000 description 2
- 238000005476 soldering Methods 0.000 description 2
- 230000005611 electricity Effects 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 230000004907 flux Effects 0.000 description 1
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 description 1
- 238000009413 insulation Methods 0.000 description 1
- 239000000463 material Substances 0.000 description 1
- 239000002904 solvent Substances 0.000 description 1
- 238000003466 welding Methods 0.000 description 1
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は、高品位なコンバーゼンス特性の要求
されるインライン型カラー陰極線管用偏向ヨーク
のコンバーゼンスコイルに関するものである。
されるインライン型カラー陰極線管用偏向ヨーク
のコンバーゼンスコイルに関するものである。
コンピユーター端末デイスプレイ等に用いられ
るインラインカラー陰極線管の偏向ヨークには、
高品位なコンバーゼンス特性が要求され、これを
満すため第３図に示す如く構成のコンバーゼンス
コイルを偏向ヨークに設けている。図において、
１″は絶縁ケースで箱状に一体成形されており、
絶縁ケース１″の中央周面上には巻胴部２′が形成
されている。９，９′はそれぞれ磁芯に巻装され
た２個のコイルを磁気方向が互いに逆方向となる
よう直列に接続した組コイルであり、一対の水平
偏向コイルとそれぞれ直列に接続される。１０，
１０′は組コイル９，９′に磁気バイアスを付与す
るためのマグネツトである。そして、組コイル
９，９′及びマグネツト１０，１０′は絶縁ケース
１″の内部に収納されている。８′は垂直偏向磁束
を発生させるための前記巻胴部２″に巻装された
補助コイルで、一対の垂直偏向コイルと直列に接
続される。このように構成されたコンバーゼンス
コイルを用い、水平偏向コイルに流れる電流を垂
直偏向周期で変調させ、水平偏向コイルの磁界分
布を垂直偏向周期で変化せしめることによつて、
偏向ヨークのコンバーゼンス品位を高めている。
るインラインカラー陰極線管の偏向ヨークには、
高品位なコンバーゼンス特性が要求され、これを
満すため第３図に示す如く構成のコンバーゼンス
コイルを偏向ヨークに設けている。図において、
１″は絶縁ケースで箱状に一体成形されており、
絶縁ケース１″の中央周面上には巻胴部２′が形成
されている。９，９′はそれぞれ磁芯に巻装され
た２個のコイルを磁気方向が互いに逆方向となる
よう直列に接続した組コイルであり、一対の水平
偏向コイルとそれぞれ直列に接続される。１０，
１０′は組コイル９，９′に磁気バイアスを付与す
るためのマグネツトである。そして、組コイル
９，９′及びマグネツト１０，１０′は絶縁ケース
１″の内部に収納されている。８′は垂直偏向磁束
を発生させるための前記巻胴部２″に巻装された
補助コイルで、一対の垂直偏向コイルと直列に接
続される。このように構成されたコンバーゼンス
コイルを用い、水平偏向コイルに流れる電流を垂
直偏向周期で変調させ、水平偏向コイルの磁界分
布を垂直偏向周期で変化せしめることによつて、
偏向ヨークのコンバーゼンス品位を高めている。
前述の従来のコンバーゼンスコイルは、絶縁ケ
ースの巻胴部に補助コイルを直接巻線する構造の
ものであるため、絶縁ケースを巻線機にセツトす
る必要があり、この作業に時間を要し巻線効率が
悪く、また、コイルの端末リード線の半田付け工
程で補助コイル表面に半田の飛散を生じやすく、
コイルがシヨートする危険があるほか、コイル表
面に異物が付着し易く、外観上好ましくないとい
つた難点を有している。
ースの巻胴部に補助コイルを直接巻線する構造の
ものであるため、絶縁ケースを巻線機にセツトす
る必要があり、この作業に時間を要し巻線効率が
悪く、また、コイルの端末リード線の半田付け工
程で補助コイル表面に半田の飛散を生じやすく、
コイルがシヨートする危険があるほか、コイル表
面に異物が付着し易く、外観上好ましくないとい
つた難点を有している。
箱状に一体成形される絶縁ケースの略中央部に
設けられた巻胴部両側にフランジ部を設け、かつ
該巻胴部の略中央で絶縁ケースを分割可能に形成
することにより、予め成形された空芯形の補助コ
イルを前記巻胴部に挿通し、前記絶縁ケースの巻
胴部フランジと嵌合するストツパー壁と係止手段
を具備する一対のコイルホルダーを前記補助コイ
ルを囲むように絶縁ケースの巻胴部に嵌合し、コ
イルホルダーの係止手段によつて絶縁ケースとコ
イルホルダーとを一体に係止固定するものであ
る。
設けられた巻胴部両側にフランジ部を設け、かつ
該巻胴部の略中央で絶縁ケースを分割可能に形成
することにより、予め成形された空芯形の補助コ
イルを前記巻胴部に挿通し、前記絶縁ケースの巻
胴部フランジと嵌合するストツパー壁と係止手段
を具備する一対のコイルホルダーを前記補助コイ
ルを囲むように絶縁ケースの巻胴部に嵌合し、コ
イルホルダーの係止手段によつて絶縁ケースとコ
イルホルダーとを一体に係止固定するものであ
る。
絶縁ケースを巻胴部で分割できる構造としてい
るので、予め別工程で補助コイルを形成し、これ
を巻胴部へ挿嵌することが可能となり、巻線効率
の改善が図られる。また、分割された巻胴部に補
助コイルを嵌挿した後、コイルホルダーにより補
助コイルの全体を包囲する構造としたことによ
り、補助コイルの損傷が防止されたコンバーゼン
スコイルが得られるものである。
るので、予め別工程で補助コイルを形成し、これ
を巻胴部へ挿嵌することが可能となり、巻線効率
の改善が図られる。また、分割された巻胴部に補
助コイルを嵌挿した後、コイルホルダーにより補
助コイルの全体を包囲する構造としたことによ
り、補助コイルの損傷が防止されたコンバーゼン
スコイルが得られるものである。
以下、図に沿つて本考案の実施例を説明する。
第１図は本考案のコンバーゼンスコイルの構成を
説明するための図であり、第２図は、本考案のコ
ンバーゼンスコイルの組立を説明するための部分
斜視図である。図において、１，１′はそれぞれ
一体成形された絶縁ケース半体である。前記各絶
縁ケース半体１，１′には巻胴部２，２′が形成さ
れており、前記巻胴部２，２′の一端側の絶縁ケ
ースにそれぞれフランジ３，３′が設けられてい
る。４，４′は一対のコイルホルダーでそれぞれ
絶縁プラスチツク材で形成され、前記絶縁ケース
のフランジ３，３′と嵌合されるストツパー壁７，
７′とコイルホルダー４，４′を互いに係止するた
めの係止爪５，５′と係止穴６，６′とがそれぞれ
設けられている。８は補助コイルであり、予め自
己融着電線を所定形状の巻枠を要いて巻線し、通
電加熱あるいは溶剤溶着によつて形成された空芯
コイルである。コンバーゼンスコイルの組立は、
前記補助コイル８を組コイル９，９′の収納され
た各半体絶縁ケース１，１′の巻胴部２，２′に挿
入せしめ、次に前記補助コイル８を一対のコイル
ホルダー４，４′で覆う。このとき、コイルホル
ダー４，４′のストツパー壁７，７′を絶縁ケース
１，１′のフランジ３，３′に嵌め合わせるように
して、コイルホルダー４と４′の係止爪５と係止
穴６′及び係止爪５′と係止穴６とを係止せしめる
ことにより、絶縁ケース半体１，１′とコイルホ
ルダー４，４′が一体化される。なお、１１，１
１′は補助コイル８のリード線引き出し用の穴で
あり、その位置、形状は適宜選択し得る。
第１図は本考案のコンバーゼンスコイルの構成を
説明するための図であり、第２図は、本考案のコ
ンバーゼンスコイルの組立を説明するための部分
斜視図である。図において、１，１′はそれぞれ
一体成形された絶縁ケース半体である。前記各絶
縁ケース半体１，１′には巻胴部２，２′が形成さ
れており、前記巻胴部２，２′の一端側の絶縁ケ
ースにそれぞれフランジ３，３′が設けられてい
る。４，４′は一対のコイルホルダーでそれぞれ
絶縁プラスチツク材で形成され、前記絶縁ケース
のフランジ３，３′と嵌合されるストツパー壁７，
７′とコイルホルダー４，４′を互いに係止するた
めの係止爪５，５′と係止穴６，６′とがそれぞれ
設けられている。８は補助コイルであり、予め自
己融着電線を所定形状の巻枠を要いて巻線し、通
電加熱あるいは溶剤溶着によつて形成された空芯
コイルである。コンバーゼンスコイルの組立は、
前記補助コイル８を組コイル９，９′の収納され
た各半体絶縁ケース１，１′の巻胴部２，２′に挿
入せしめ、次に前記補助コイル８を一対のコイル
ホルダー４，４′で覆う。このとき、コイルホル
ダー４，４′のストツパー壁７，７′を絶縁ケース
１，１′のフランジ３，３′に嵌め合わせるように
して、コイルホルダー４と４′の係止爪５と係止
穴６′及び係止爪５′と係止穴６とを係止せしめる
ことにより、絶縁ケース半体１，１′とコイルホ
ルダー４，４′が一体化される。なお、１１，１
１′は補助コイル８のリード線引き出し用の穴で
あり、その位置、形状は適宜選択し得る。
本考案によれば絶縁ケースを巻胴部で分割可能
に形成したことにより、従来巻胴部に直接巻装し
ていた補助コイルを予め空芯コイルに巻線できる
ので、コイル巻線工程における効率が大幅に改善
されるという利点がある。また、空芯コイルに形
成された補助コイルを絶縁ケースの巻胴部に挿入
し、コイルホルダーにより絶縁ケースと一体化す
るという簡易な構成なので、コンバーゼンスコイ
ルの組立作業も大幅に効率化されコスト低減が可
能となる。更に補助コイル部はコイルホルダーに
より覆われており、半田付け工程におけるコイル
表面への半田の飛散や異物の付着がなくなりコイ
ルの損傷防止の効果も有する。
に形成したことにより、従来巻胴部に直接巻装し
ていた補助コイルを予め空芯コイルに巻線できる
ので、コイル巻線工程における効率が大幅に改善
されるという利点がある。また、空芯コイルに形
成された補助コイルを絶縁ケースの巻胴部に挿入
し、コイルホルダーにより絶縁ケースと一体化す
るという簡易な構成なので、コンバーゼンスコイ
ルの組立作業も大幅に効率化されコスト低減が可
能となる。更に補助コイル部はコイルホルダーに
より覆われており、半田付け工程におけるコイル
表面への半田の飛散や異物の付着がなくなりコイ
ルの損傷防止の効果も有する。
第１図は、本考案のコンバーゼンスコイルの構
成図、第２図は本考案のコンバーゼンスコイルの
組立説明図、第３図は従来のコンバーゼンスコイ
ルの構成図。 １，１′，１″……絶縁ケース、２，２′，２″…
…巻胴部、３，３′……フランジ、４，４′……コ
イルホルダー、５，５′……係止爪、６，６′……
係止穴、７，７′……ストツパー壁、８……空芯
形の補助コイル、９，９′……組コイル、１０，
１０′……マグネツト。
成図、第２図は本考案のコンバーゼンスコイルの
組立説明図、第３図は従来のコンバーゼンスコイ
ルの構成図。 １，１′，１″……絶縁ケース、２，２′，２″…
…巻胴部、３，３′……フランジ、４，４′……コ
イルホルダー、５，５′……係止爪、６，６′……
係止穴、７，７′……ストツパー壁、８……空芯
形の補助コイル、９，９′……組コイル、１０，
１０′……マグネツト。
Claims (1)
- それぞれ磁芯に巻装され、マグネツトにより磁
気バイアスの付与された２個のコイルを直列に接
続して形成した組コイルを一対設け、この一対の
組コイルを絶縁ケース内に収納するとともに、絶
縁ケースの略中央部に設けた巻胴部に補助コイル
を巻装してなるコンバーゼンスコイルにおいて、
絶縁ケースの巻胴部両側にフランジ部を設けかつ
該巻胴部の略中央で絶縁ケースを分割可能に形成
し、予め成形された空芯形の補助コイルを前記巻
胴部に挿通するとともに、前記絶縁ケースの巻胴
部フランジと嵌合するストツパー壁と係止手段を
具備する一対のコイルホルダーを前記補助コイル
を囲むように前記絶縁ケースの巻胴部に嵌合し、
前記コイルホルダーの係止手段により、前記絶縁
ケースと前記コイルホルダーとを一体に係止固定
していることを特徴とするコンバーゼンスコイ
ル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2589689U JPH0548353Y2 (ja) | 1989-03-07 | 1989-03-07 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2589689U JPH0548353Y2 (ja) | 1989-03-07 | 1989-03-07 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02117653U JPH02117653U (ja) | 1990-09-20 |
| JPH0548353Y2 true JPH0548353Y2 (ja) | 1993-12-24 |
Family
ID=31247037
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2589689U Expired - Lifetime JPH0548353Y2 (ja) | 1989-03-07 | 1989-03-07 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0548353Y2 (ja) |
-
1989
- 1989-03-07 JP JP2589689U patent/JPH0548353Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH02117653U (ja) | 1990-09-20 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JPH0548353Y2 (ja) | ||
| JPS62107352U (ja) | ||
| JPS5924117Y2 (ja) | 偏向ヨ−ク装置 | |
| JPH0521851Y2 (ja) | ||
| JPS5926513Y2 (ja) | 偏向ヨ−ク | |
| JPS634053U (ja) | ||
| JPS6339938Y2 (ja) | ||
| JPS61201261U (ja) | ||
| JPS5812361Y2 (ja) | 電磁偏向ヨ−ク | |
| JPS5814517Y2 (ja) | 偏向ヨ−ク装置 | |
| JPS6174938U (ja) | ||
| JPS5933154Y2 (ja) | 偏向ヨ−ク | |
| JPS61114754U (ja) | ||
| JPH041696Y2 (ja) | ||
| JPS642430Y2 (ja) | ||
| JPS62144053U (ja) | ||
| JPS63187257U (ja) | ||
| JPS601729A (ja) | 偏向ヨ−ク | |
| JPS61128449A (ja) | 偏向装置 | |
| JPS625458U (ja) | ||
| JPH02220325A (ja) | 偏向コイルの製造方法 | |
| JPS61144559U (ja) | ||
| JPS62144054U (ja) | ||
| JPH0316733B2 (ja) | ||
| JPH0414352U (ja) |