JPH0547887A - 繰り返しパターン検出データの削除方法 - Google Patents

繰り返しパターン検出データの削除方法

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JPH0547887A
JPH0547887A JP22943791A JP22943791A JPH0547887A JP H0547887 A JPH0547887 A JP H0547887A JP 22943791 A JP22943791 A JP 22943791A JP 22943791 A JP22943791 A JP 22943791A JP H0547887 A JPH0547887 A JP H0547887A
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JP
Japan
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pattern
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detected data
chip
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JP22943791A
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English (en)
Inventor
Hisato Nakamura
寿人 中村
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Hitachi High Tech Corp
Original Assignee
Hitachi Electronics Engineering Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 パターン付きウエハの異物検査において、各
チップの同一パターンの同一位置の検出データを、パタ
ーンの位置ズレの有無に拘らず削除する方法を提供す
る。 【構成】 検出データが検出された検出セルと、検出セ
ルの周囲に隣接した8個の隣接セルにそれぞれ対応した
RAMのアドレスに、検出データを表示する“1"を記憶
し、各チップについてこの“1" を加算する。加算によ
りえられる“n"の分布により、検出データがn回の繰
り返しパターンによるものと判定して削除し、異物のみ
の検出データがえられる。 【効果】 各パターンの位置ズレの有無に拘らず、繰り
返しパターンの検出データが確実に削除されて、検出デ
ータの信頼性と異物の検出性能が向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、パターン付きウエハ
の異物検査において、各チップの同一のパターンの繰り
返しによる検出データを削除する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体ICの製造においてはシリコンな
どの素材のウエハに対して、パターン配線を有する多数
のチップが形成され、ウエハを各チップに切断してIC
チップとされる。パターン配線に異物が付着するとIC
チップの品質が劣化するので異物検査装置により検査さ
れる。
【0003】図2(a) はパターン付きのウエハを、(b)
はその異物検査装置の概略の基本構成をそれぞれ示す。
図2(a) のパターン付きウエハ1(以下単にウエハとい
う)には、周辺を除いて、パターン配線(以下単にパタ
ーンという)を有する多数のチップ11が形成されてい
る。(b) において、ウエハ1はXYテーブル2に載置さ
れてXまたはY方向に移動する。これに対して、検査光
学系3を設け、その光源3a よりのレーザビームを投光
レンズ3b により投光して、ウエハの表面を走査する。
レーザビームの表面による反射または散乱光は集光レン
ズ3c により集光され、光電変換器3d よりの検出信号
は異物検出部4に入力し、その信号処理部4a とデータ
処理部4b によりそれぞれ処理された検出データはRA
M4c に記憶されて、出力部4d にマップ表示される。
【0004】上記の異物検査においては、投射されたレ
ーザビームは異物のみでなく、各チップのパターンによ
っても散乱されて光電変換器3d に受光されるので、検
出データもまた異物とパターンの分が混在する。もとよ
り異物のみを検出するのが目的であるから、パターンを
検出しないか、またはこれを区別して削除することが必
要である。パターンを検出しないために、上記の検査光
学系3には種々の改良が加えられているが、これのみで
は区別が確実でない。これに対して、データ処理部4b
の処理により、繰り返しパターンによる検出データを削
除する方法が知られている。その方法は、各チップのパ
ターンが同一の場合は、同一パターンが繰り返されるの
で、各パターンの同一点が複数回検出される。一方、異
物は通常、多くは離散しているので同一位置には殆ど検
出されない。このような特徴を利用してパターンの検出
データを削除するものである。図3(a) 〜(c) は繰り返
しパターンに対する従来の削除方法を説明するもので、
(a) において、各チップはソフト処理により、マトリッ
クス状に方形の単位セルS(S11〜Snn)に区分され
る。各単位セルSの寸法ΔX,ΔYは微小な、例えば5
0μmとされる。(b) において、例として同一のパター
ンPT が形成された3個のチップ11をとり、各チップに
対してレーザビームが順次に走査され、各パターンPT
の同一位置の各点pt と、離散した異物iとが検出され
たとする。各単位セルSを(c) に示すRAM4c の各ア
ドレスAs に対応させ、各点pt および異物iの検出デ
ータを“1" として対応するアドレスAs に記憶し、こ
れらを加算すると各点pt の合計は“3" となり、異物
iはやはり“1" である。多数のチップの検出データ
“1" が加算されて数値が“n"となったときは、同一
点がn回検出されたことを示すので、数値nにより同一
パターンの繰り返しと判定して削除するものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】さて、上記の判定方法
においては、各点pt が検出された単位セル(以下単に
検出セルという)が同一であることが必要条件である。
しかしながら、投影露光によりパターンを形成するステ
ッパや、検査光学系の走査などの精度により、各パター
ンが相対的に位置ズレを生ずることがあり、この位置ズ
レにより検出セルが同一とならず、隣接した単位セル
(以下単に隣接セルという)に分散する場合がありう
る。図4(a),(b) は例として、3個の繰り返しパターン
の位置ズレと、これに対するRAMの記憶データを示す
もので、(a) において、点pt は同一位置であるに拘ら
ず各単位セルの境界付近にあるため、各パターンの相対
的な微小な位置ズレδx,δyにより、隣接セルS11
12およびS22に分散してpt(A),pt(B),pt(C) と
して検出され、これらは(b) のように、RAMの隣接し
たアドレスに3個の“1" が分散して記憶される。この
ように分散した“1" は同一位置のものとはみなされな
いので、検出データを削除することができず、異物に対
する検出データの信頼性が低下して致命的な欠点となっ
ている。このような同一の各点pt の分散を防止するに
は、単位セルの大きさをより大きくすれば少しは改善さ
れるが、その反面、異物に対する分解能が低下するので
好ましくなく、現在ではむしろ単位セルをより縮小する
ことが望まれている。そこで、隣接セルに分散した検出
データのまま、これを繰り返しパターンによるものと判
定する方法が必要となる。この発明は以上に鑑みてなさ
れたもので、繰り返しパターンの同一点の検出データ
を、パターンの位置ズレに拘らず確実に削除する方法を
提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記の目的
を達成する繰り返しパターン検出データの削除方法であ
って、上記のパターン付きウエハの異物検査において、
検出データが検出された検出セルと、検出セルの周囲の
8個の隣接セルにそれぞれ対応したRAMのアドレス
に、検出データを表示する“1"を記憶し、各チップにつ
いてこの“1" を加算する。加算によりえられる各アド
レスの記憶データ“n" の分布により、検出データを各
チップの同一パターンのn回の繰り返しによるものと判
定して削除するものである。
【0007】
【作用】上記したこの発明の削除方法においては、検出
セルと8個の隣接セルとに対応したRAMのアドレスに
それぞれ“1" が記憶される。複数のパターンの同一位
置がn回繰り返して検出されると、記憶された“1" が
加算され、各パターンに位置ズレがないときは、9個の
単位セルに“n" が等しく分布する。これに対して、位
置ズレがあるときは、“n" を中心として、その周辺に
隣接セルの“1"が加算された“(n−1)",“(n−
2)",……,“1" が重みを伴って分布する。これらの
“n"の分布により、各パターンの位置ズレの有無に拘
らず、検出データは繰り返しパターンによるものと判定
することができ、判定された検出データは削除される。
また、離散した異物の検出データは加算されても“1"
より大きくならず、異物のみの検出データがえられる。
【0008】
【実施例】図1はこの発明の一実施例を示すもので、
(a) は前記した図3(c) のRAMのアドレスAs を示
す。ただし、この場合は各チップの単位セルSのΔX1,
ΔY1を、従来(50μm角)の2.5分の1の20μ
mとして、異物検出の分解能を2.5倍向上している。
異物iまたは繰り返しパターンの各点pt を検出したと
き、検出セルと8個の隣接セルにそれぞれ対応したRA
Mのアドレスに、検出データを“1”として記憶する。
図においては、便宜上検出セルに対応したアドレスの検
出データを“" で示す。(b) は、各パターンに位置ズ
レがないとし、n個の点pt が検出された場合で、9個
のアドレスに“n" がそれぞれ記憶されていることを示
す。以上に対して、図1(c) は各パターンに位置ズレが
ある場合を示し、繰り返しパターンより、3個の同一点
t が3個の隣接セルに検出され、図の(イ),(ロ),(ハ) の
ように検出セルに対応したアドレスに、前記した図4に
倣ってpt(A),pt(B),pt(C) がそれぞれ“" とし
て記憶され、それぞれの隣接アドレスにも“1" が記憶
されている。また、(ロ) には、離散した異物iに対する
“1" が同様に記憶されている。いま、(イ),(ロ) および
(ハ) の各検出データ“1" を加算すると、(ニ) に示すよ
うに、4個の“3"を中心として、その周辺に“2" ま
たは“1" が重み分布している。この重み分布は、同一
パターンの同一点が3回繰り返して検出されたことを示
し、これにより検出データは繰り返しパターンによるも
のと判定される。なお、上記は3回の繰り返しパターン
に対する例であるが、繰り返し回数が大きくなれば、加
算された検出データの数は当然大きくなる。しかし、各
パターンの位置ズレが単位セルの大きさ以内であれば、
検出データの分布は検出セルと、8個の隣接セルの範囲
に限られ、この範囲外に分散しない。以上の判定は前記
した図2(b) のデータ処理部4b によりなされ、繰り返
しパターンによると判定された検出データは削除され
る。また、離散した異物iの検出データは、“1" が平
等に分布しているので削除されず、出力部4d にマップ
表示される。
【0009】
【発明の効果】以上の説明のとおり、この発明による繰
り返しパターン検出データの削除方法においては、異物
またはパターンの検出データは、検出セルと8個の隣接
セルとにそれぞれ対応したRAMのアドレスに“1" が
記憶されて加算され、加算された“n" の分布により、
各パターンの位置ズレの有無に拘らず、繰り返しパター
ンが確実に判定されてその検出データが削除され、異物
のみの検出データがえられるもので、異物に対する検出
データの信頼性と検出性能の向上し、パターン付きウエ
ハの異物検査に寄与するところには大きいものがある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施例を示し、(a) はRAMに
対する検出データの記憶方法の説明図、(b) は各パター
ンに位置ズレがない場合、RAMに記憶された検出デー
タを示す図、(c) は位置ズレがある場合、RAMに記憶
された検出データと、加算された記憶データの分布の一
例を示す図である。
【図2】 パターン付きウエハと、その異物検査装置の
構成図である。
【図3】 繰り返しパターンの検出データに対する従来
の削除方法の説明図である。
【図4】 図3による従来の削除方法の欠点の説明図で
ある。
【符号の説明】
1…パターン付きウエハ、単にウエハ、11…チップ、2
…XYテーブル、3…検査光学系、3a …光源、3b …
投光レンズ、3c …集光レンズ、3d …光電変換器、4
…処理部、4a …信号処理部、4b …データ処理部、4
c …RAM、4d …出力部、S(S11〜S22)…単位セ
ル、PT …パターン配線、単に配線、As …RAMのア
ドレス、pt …パターンの検出点、またはその検出デー
タ、i…異物、またはその検出データ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同一のパターンを有する複数のチップが
    配列されたウエハを対象とし、該各チップをマトリック
    ス状に微小な方形の単位セルに区分し、前記各チップに
    レーザビームを連続して走査し、該単位セル内の散乱光
    を受光して検出された検出データを、該単位セルに対応
    するRAMのアドレスに記憶してマップ表示するパター
    ン付きウエハの異物検査において、前記検出データが検
    出された単位セル、および該検出単位セルの周囲に隣接
    する8個の単位セルにそれぞれ対応した前記RAMのア
    ドレスに前記検出データを表示する“1”を記憶し、前
    記各チップについて該“1" を加算し、該加算によりえ
    られる前記各アドレスの記憶データ“n" の分布によ
    り、前記検出データを各チップの同一パターンのn回の
    繰り返しによるものと判定して削除することを特徴とす
    る、繰り返しパターン検出データの削除方法。
JP22943791A 1991-08-15 1991-08-15 繰り返しパターン検出データの削除方法 Pending JPH0547887A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5813227A (en) * 1995-10-26 1998-09-29 Fichtel & Sachs Ag Hydrokinetic torque converter with stabilizer ring on the blade wheels
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