JPH0547813U - センサ装置 - Google Patents

センサ装置

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JPH0547813U
JPH0547813U JP9824991U JP9824991U JPH0547813U JP H0547813 U JPH0547813 U JP H0547813U JP 9824991 U JP9824991 U JP 9824991U JP 9824991 U JP9824991 U JP 9824991U JP H0547813 U JPH0547813 U JP H0547813U
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JP
Japan
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temperature
hall element
signal
signal processing
sensor device
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Withdrawn
Application number
JP9824991U
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Inventor
勝男 西谷
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Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
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Publication date
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  • Measuring Temperature Or Quantity Of Heat (AREA)
  • Indication And Recording Devices For Special Purposes And Tariff Metering Devices (AREA)
  • Transmission And Conversion Of Sensor Element Output (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 回転を検出するだけでなく、回転部分で発生
する熱をコストアップすることなく検出できるようにし
たセンサ装置を提供することを目的とする。 【構成】 ホール素子11を使用して回転体の回転を検
出し、この検出によってホール素子が発生する電気信号
をA/D変換回路12によってデジタル信号に変換し、
このデジタル信号を信号処理部13で処理してその結果
を送出する。温度を検知して温度に応じて変化する電気
信号を発生する温度検出素子17をホール素子、A/D
変換回路及び信号処理部と共に単一のケース16に収容
する。A/D変換回路及び信号処理部を温度検出素子が
発生する電気信号のA/D変換及び信号処理に兼用す
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、ホール素子を使用して回転体の回転を検出し、この検出によって発 生される電気信号をA/D変換、信号処理して出力するセンサ装置に関するもの である。
【0002】
【従来の技術】
この種の装置は、図2に示すように、制動時に、ディスクブレーキシリンダに 働くブレーキ油圧をABSコンピュータAで制御し、車輪Bがロックしないよう にするアンチロックブレーキシステム(ABS)において、より精度の高い制御 を行うため左右の各車輪それぞれの回転数を検出する回転センサCとして使用さ れる。このABSは、急制動時又は雪道などの滑りやすい路面での制動時に、ブ レーキ力が過大となり、車輪がロックし、前輪のロックにより操舵ができなくな り、後輪のロックにより車両が尻振りを起こし、車両コントロールが困難になる のを防止する。なお、Dはイグニッションスイッチ、EはABSアクチュエータ 、Fはバルブ、Gはマスタシリンダ、Hはブレーキペダル、IはABSウオーニ ングランプである。
【0003】 上記回転センサに使用されるセンサ装置として、従来、図3に示すような構成 のものが提案されている。同図において、11は回転に応じて正弦波的に変化す る磁束が作用されて正弦波的に変化する電気信号を発生するホール素子、12は このホール素子11が発生する電気信号をデジタル信号に変換するA/D変換回 路、13はA/D変換回路12によってデジタル信号に変換されてデータを入力 して信号処理する信号処理部である。信号処理部13は、ホール素子11からの 信号を処理し、その結果をエンコードして伝送入出力回路14を介して伝送路1 5送信したり、外部から伝送入出力回路14を介して入力する信号をデコードし たりする。上記ホール素子11、A/D変換回路12、信号処理部13及び伝送 入出力回路14などは、センサ装置の単一のケース16内に収容される。
【0004】 図4及び図5はセンサ装置の回転検出部の構造を示し、同図において、21は 磁性体よりなり図6に示すように車軸Jに取り付けされその回転に応じて回転す る回転体であり、その周縁部に凹部21a及び凸部21bが交互に形成された歯 車形状をなしている。22及び23は第1及び第2の磁気回路であり、この第1 の磁気回路22は磁石241 、ポール251 、ヨーク26及びセンタポール27 により構成され、第2の磁気回路23は磁石242 、ポール252 、ヨーク26 及びセンタポール27により構成されている。上記ポール251 ,252 、ヨー ク26及びセンタポール7は磁性体によりそれぞれ形成されている。
【0005】 また、磁石241 ,242 の着磁面がポール251 ,252 及びヨーク26に それぞれ接触されている。上記磁石241 ,242 のポール251 ,252 及び ヨーク26と接触する着磁面の時局の極性は、第1及び第2の磁気回路23及び 23とで互いに異なるようになされている。本例では、磁石241 のN極がポー ル251 と、S極がヨーク26とそれぞれ接触し、磁石242 のS極がポール2 52 と、N極がヨーク26とそれぞれ接触している。また、ヨーク26とセンタ ポール27も交互に接触しており、これらが形成する磁路中にホール素子11が 取り付けられている。
【0006】 図5は、第1及び第2の磁気回路22及び23を示す斜視図であり、ケース1 6内にこれらの磁気回路22及び23が収納されると共に、磁気センサ28より の検出信号がリード線Lを介して入力されるA/D変換回路12、信号処理部1 3及び伝送入出力回路14などが収容される。
【0007】 以上の構成において、その動作を説明すると、まず回転体21の凸部21bが 第1の磁気回路22のポール251 及びセンタポール27側に接近するように位 置したとき、この第1の磁気回路22と回転体21が磁気的に結合し、磁石24 1 →ポール251 →回転体21→センタポール27→ヨーク26→磁石221 の 磁束ループが形成される。従って、この磁束ループの磁束は反時計方向に流れ、 その大きさは回転体1の凸部21bとポール251 及びセンタポール27との磁 気ギャップに応じて変化する。よってこの磁束ループにおけるヨーク26とセン タポール27を通過する磁束は第1の方向に向くようになるから、回転体21の 回転角に対するホール素子15に流れる磁束は正方向の正弦半波特性となる。
【0008】 また、回転体1の凸部1bが第2の磁気回路3のポール52 及びセンタポール 7側に接近すると、この第2の磁気回路3と回転体1が磁気的に結合し、磁石2 42 →ヨーク26→センタポール27→回転体21→ポール252 →磁石242 の磁束ループが形成される。この磁束ループの磁束は、上記磁束と同じく反時計 方向に形成され、その大きさは回転体21の凸部21bとポール252 及びセン タポール27との磁気ギャップに応じて変化する。よって、上記第1及び第2の 磁気回路22及び23の共通磁路、すなわちヨーク26とセンタポール27を通 過する磁束は、第1の磁気回路22による磁束とは逆方向に向く。従って、回転 体21の回転角に対するホール素子11に流れる磁束は負方向の正弦半波特性と なる。
【0009】 更に、回転体21の凸部21bがポール251 ,252 の中間に位置すると、 ヨーク26とセンタポール27を通過する磁束は大きさが同じで方向が逆となる ため相殺されてゼロになる。よって、ホール素子11には、正弦波交流磁束が加 わるようになり、これに応じてホール素子11は正弦波的に変化する信号を発生 する。
【0010】 このホール素子11が発生する正弦波信号はA/D変換回路12によってデジ タル信号に変換されて信号処理部13に入力され、ここで所定の設定値と以上に なる毎に計数を行って回転の有無が検出されたり回転速度が求められ、その結果 が伝送入出力回路14を介して例えばABSコントローラに送信されてABS制 御に供される。
【0011】
【考案が解決しようとする課題】 ところで、ABSでは、エネルギーを熱として消費することによって制動をか けるようになっていて、この熱による温度上昇が制動特性の低下を招くが、運転 者にはその情報が伝えられず、過熱による事故などが発生している。
【0012】 このような問題を解消するには、温度センサを設けて制動に伴って発生する熱 による温度を検知するようにすればよいが、別個に温度センサを設けた場合には この温度センサからの信号を処理してその結果を出力するための回路を別個に用 意しなければならなくなり、それだけコスト高になるという問題が生じる。
【0013】 よって本考案は、上述した従来の問題点に鑑み、回転を検出するだけでなく、 回転部分で発生する熱をコストアップすることなく検出できるようにしたセンサ 装置を提供することを課題としている。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するための本考案により成されたセンサ装置は、ホール素子を 使用して回転体の回転を検出し、この検出によってホール素子が発生する電気信 号をA/D変換回路によってデジタル信号に変換し、このデジタル信号を信号処 理部で処理してその結果を送出するセンサ装置において、温度を検知して温度に 応じて変化する電気信号を発生する温度検出素子を更に備え、該温度検出素子を 前記ホール素子、前記A/D変換回路及び信号処理部と共に単一のケースに収容 すると共に、前記A/D変換回路及び信号処理部を温度検出素子が発生する電気 信号のA/D変換及び信号処理に兼用してなることを特徴としている。
【0015】
【作用】
上記構成において、温度を検知して温度に応じて変化する電気信号を発生する 温度検出素子を備え、この温度検出素子を、ホール素子、このホール素子が発生 する回転に応じた電気信号をA/D変換するA/D変換回路、及びA/D変換し たデジタル信号を処理する信号処理部と共に単一のケースに収容すると共に、A /D変換回路及び信号処理部を温度検出素子が発生する電気信号のA/D変換及 び信号処理に兼用しているので、回転検出部分において発生する熱による温度変 化を別個にセンサ装置を設けることなく検出することができる。
【0016】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。図1は本考案によるセンサ 装置の一実施例を示す図であり、同図において、図3について上述したセンサ装 置と同等の部分には同一の符号を付してその詳細な説明を省略する。
【0017】 同図において、17はセンサ装置のケース16内にホール素子11などと共に 収容された温度検出素子であり、センサ装置が設けられる回転検出部分の温度を 検知して温度に応じて変化する電気信号を発生し、この信号をA/D変換回路1 2に供給する。A/D変換回路12はホール素子11と温度検出素子17からの 電気信号の一方を選択的にA/D変換してこの変換したデジタル信号を信号処理 部13に入力する。信号変換部13はホール素子11と温度検出素子17からの 信号を処理してその処理結果を別個に或いは重畳して伝送入出力回路14を介し て伝送路15に送出する。伝送路15を介してこの信号を受信するコントローラ は温度を加味した制御を行ったり運転者に温度上昇を警報したりすることができ るようになる。
【0018】 上記温度検出素子17は、好ましくは、ホール素子11を形成している集積回 路基板上にホール素子の製造と同一のプロセスにて拡散などによって形成するこ とができる。
【0019】 このようなセンサ装置をABSに適用した場合、ブレーキによるブレーキディ スクなどの発熱によって上昇する温度を、その近傍に設けたセンサ装置内の温度 検出素子17によってその回転と共に検出することができ、この検出結果をホー ル素子11が発生する電気信号をA/D変換するなどして処理する回路を共用し て外部の送出することができるようになる。
【0020】 上述した実施例では、ホール素子を磁気回路中に設け、回転体の回転によって 磁気回路流の磁束を変化させて回転を検知するようにしたセンサ装置について示 したが、本考案の構成は、周面にNS極を交互に着磁したマグネットロータの周 面に対向してホール素子を配置して回転検知するタイプのセンサ装置にも適用す ることができる。
【0021】
【考案の効果】
以上説明したように本考案によれば、温度を検知して温度に応じて変化する電 気信号を発生する温度検出素子を、ホール素子、A/D変換回路及び信号処理部 と共に単一のケースに収容すると共に、A/D変換回路及び信号処理部を温度検 出素子が発生する電気信号のA/D変換及び信号処理に兼用し、回転検出部分に おいて発生する熱による温度変化を別個にセンサ装置を設けることなく検出する ことができるようにしているので、回転を検出するだけでなく、回転部分で発生 する熱をコストアップすることなく検出できるようになっている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案によるセンサ装置の一実施例を示す図で
ある。
【図2】センサ装置が適用されるABSの概略構成を示
す図である。
【図3】従来のセンサ装置を示す図である。
【図4】図3の装置の回転検出部の構造を示す図であ
る。
【図5】図3のセンサ装置の回転検出部の構造を示す斜
視図である。
【図6】ABSにおけるセンサ装置の取り付け状態を示
す図である。
【符号の説明】
11 ホール素子 12 A/D変換回路 13 信号処理部 16 ケース 17 温度検出素子

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ホール素子を使用して回転体の回転を検
    出し、この検出によってホール素子が発生する電気信号
    をA/D変換回路によってデジタル信号に変換し、この
    デジタル信号を信号処理部で処理してその結果を送出す
    るセンサ装置において、 温度を検知して温度に応じて変化する電気信号を発生す
    る温度検出素子を更に備え、 該温度検出素子を前記ホール素子、前記A/D変換回路
    及び信号処理部と共に単一のケースに収容すると共に、
    前記A/D変換回路及び信号処理部を温度検出素子が発
    生する電気信号のA/D変換及び信号処理に兼用してな
    ることを特徴するセンサ装置。
JP9824991U 1991-11-28 1991-11-28 センサ装置 Withdrawn JPH0547813U (ja)

Priority Applications (1)

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JP9824991U JPH0547813U (ja) 1991-11-28 1991-11-28 センサ装置

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JP9824991U JPH0547813U (ja) 1991-11-28 1991-11-28 センサ装置

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JPH0547813U true JPH0547813U (ja) 1993-06-25

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ID=14214687

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JP9824991U Withdrawn JPH0547813U (ja) 1991-11-28 1991-11-28 センサ装置

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JP (1) JPH0547813U (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003501604A (ja) * 1999-06-04 2003-01-14 エス.エヌ.エール.ルールマン 情報感知装置を備えたベアリング
JP2004093254A (ja) * 2002-08-30 2004-03-25 Nsk Ltd センサ装置
JP2014025740A (ja) * 2012-07-25 2014-02-06 Asahi Kasei Electronics Co Ltd ホール起電力信号検出装置

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Legal Events

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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19960208