JPH0547805U - ドリフトゲージ - Google Patents

ドリフトゲージ

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Publication number
JPH0547805U
JPH0547805U JP10655691U JP10655691U JPH0547805U JP H0547805 U JPH0547805 U JP H0547805U JP 10655691 U JP10655691 U JP 10655691U JP 10655691 U JP10655691 U JP 10655691U JP H0547805 U JPH0547805 U JP H0547805U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gauge
drift
roller
steel pipe
main body
Prior art date
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Pending
Application number
JP10655691U
Other languages
English (en)
Inventor
正雄 秋山
圓 前
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Nippon Steel Corp
Original Assignee
Sumitomo Metal Industries Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Metal Industries Ltd filed Critical Sumitomo Metal Industries Ltd
Priority to JP10655691U priority Critical patent/JPH0547805U/ja
Publication of JPH0547805U publication Critical patent/JPH0547805U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 手作業でドリフト試験を行う場合の労力を軽
減する。ドリフトゲージの摩耗および管内面の損傷を抑
える。 【構成】 鋼管1の内部に通されるゲージ本体2の軸方
向中央部に、3個のローラ10を周方向に等間隔をあけ
て設ける。各ローラ10は、ゲージ本体2の半径方向に
移動自在とされ、且つ、スプリング16により外面側へ
付勢されて鋼管10の内面に圧接される。ゲージ本体2
の重量の大部分がローラ10で受けられ、鋼管1とゲー
ジ本体2の接触面に加わる荷重が小さくなる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、管のドリフト検査に使用されるドリフトゲージに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、油井用鋼管には、製管後、内径検査等のために、API規格5CT 等に規定されたドリフト検査が実施されている。この検査は、規定の外径に仕上 げられた円筒状の所謂ドリフトゲージを鋼管内に通して、その内径等を検査する もので、大量生産される鋼管に対しては、ドリフトゲージを動力駆動する自動装 置も使用されている。
【0003】 しかし、小ロットの受注であったり外注加工メーカが検査を行うような小規模 の検査では、手作業による検査が今も実施されている。手作業によるドリフト検 査の状況を図4に示す。鋼管1の一端側から管内にドリフトゲージ20を挿入し た後、そのドリフトゲージ20を鋼管1の他端側からロープ21で引いて管内を 軸方向に移動させる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
このような従来の手作業によるドリフト検査では、鋼管1の下部内面に数十k gにも及ぶドリフトゲージ20が直接接触し、その接触面にドリフトゲージ20 の全重量が加わる。そのため、鋼管1の内面がドリフトゲージ20で強く擦られ 、その内面に疵のつくことがある。また、ドリフトゲージ20の引き通しに大き な力を必要とするので、作業性が大変悪く、検査速度も遅い。更に、ドリフトゲ ージ20そのものの摩耗も大きく、検査精度を悪化させる。
【0005】 本考案の目的は、被検査材の内面に疵を付けないのは勿論のこと、摩耗による 検査精度の悪化を抑え、更に、手作業による検査の場合も、その作業を容易かつ 迅速に行うことができるドリフトゲージを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案のドリフトゲージは、管のドリフト検査の際に管内を軸方向に移動され る円筒状のゲージ本体と、該ゲージ本体の周方向3箇所以上にゲージ本体を貫通 して設けられて、ゲージ本体を軸方向に移動させるローラと、各ローラをゲージ 本体の半径方向に移動自在に支持し、且つ、各ローラをゲージ本体の外面側へ弾 性的に付勢するローラ支持機構とを具備している。
【0007】
【作用】
管内でゲージ本体がローラに支持されて移動する。ゲージ本体の荷重の一部ま たは全部がローラにかかり、その分、接触面に加わる荷重が減る。各ローラは、 ギャップの減少に伴ってゲージ本体内に退入するので、ドリフト検査に支障を与 えない。
【0008】
【実施例】
以下に本考案の実施例を図面に基づいて説明する。図1は本考案ドリフトゲー ジの一部破断側面図、図2は本考案ドリフトゲージの正面図、図3はローラおよ びその支持機構を示す縦断側面図である。
【0009】 本考案ドリフトゲージは、図1および図2に示すように、ドリフト検査を行う べき鋼管1の内部に挿入される円筒状のゲージ本体2を具備する。ゲージ本体2 は、鋼管1の公称寸法に応じて規定された外径および長さを有する。ゲージ本体 2の両端部内には、外周部3箇所に半円状の開口部3aが設けられた一対の端板 3が取り付けられている。一方の端板の中心部には、ロープ4を引っ掛けるため のフック5と、エアーブロー用の圧空が導入される給気ノズル7とが取り付けら れている。他方の端板の周縁部には、3個のエアーブロー用の排気ノズル8が取 り付けられている。3個の排気ノズル8は、ゲージ本体2内に設けられたホース 9によって給気ノズル7に接続されている。
【0010】 本考案ドリフトゲージは、ゲージ本体2の軸方向中央部に、周方向に等間隔を あけて取り付けられた3個のローラ10を具備する。各ローラ10は、ゲージ本 体2の内面側に設けられたブラケット13に支持され、外周面の一部がゲージ本 体2に設けた長方形の貫通孔11を通してゲージ本体2の外面側へ突出している 。そして、ローラ10の芯金12は、ゲージ本体2を軸方向に走行させるべく、 ゲージ本体2の軸方向および半径方向にそれぞれ直交している。
【0011】 ブラケット13は、図3に示すように、貫通孔11の前方および後方に内面側 へ向けて突設されたガイドピン14,14により、ゲージ本体2の半径方向に案 内される。各ガイドピン14は、ボルトになっており、ブラケット13を抜け止 めすべく、先端部にナット15が螺着されている。そして、ナット15とブラケ ット13との間およびブラケット13とゲージ本体2との間には、スプリング1 6,16が圧縮状態で介装されており、これにより、ローラ10は、ゲージ本体 2の半径方向にフローティング支持される。ローラ10の材質は、硬質ゴム、ウ レタン等が望ましい。
【0012】 本考案ドリフトゲージで鋼管1をドリフト検査するには、3個のローラ10が 公称内径の鋼管1の内面にやや強く接触する程度に、ナット15を回して各ロー ラ10のゲージ本体2からの突出量を調節する。そして、鋼管1の一端側からそ の内部にドリフトゲージを挿入し、そのフック5に掛けたロープ4を鋼管1の他 端側から引いてドリフトゲージを鋼管1の軸方向に移動させる。
【0013】 このとき、3個のローラ10の一つがゲージ本体2の真上に位置しているとす れば、ゲージ本体2の重量の大部分は、下側に位置する2個のローラ10,10 で受けられる。そして、ドリフトゲージの移動に伴って各ローラ10が回転する ので、比較的弱い引張力でドリフトゲージを移動させることができる。ゲージ本 体2の少なくとも一方の端部は鋼管1の内面に接触するが、その接触面に加わる 荷重が小さいので、鋼管1の内面を損傷させるおそれがなく、ゲージ本体2の摩 耗も抑えられる。鋼管1の内径が小さい場合は、中心側に位置するスプリング1 6が縮み、外側のスプリング16が伸びて、ローラ10がゲージ本体2内に退入 するので、ローラ10がドリフト試験の妨げになることはない。
【0014】 また、排気ノズル8からエアブローを行うことにより、ドリフト試験の際に鋼 管1の内面が清掃される。
【0015】 なお、上記実施例は、ゲージ本体2の周方向3箇所にローラ10を設けている が、4箇所あるいはそれ以上でもよく、3箇所以上とすることより、鋼管10に 挿入されたときのゲージ本体2の周方向の向きに関係なく、そのゲージ本体2が ローラ10で支持される。ゲージ本体2の軸方向のローラ取付位置については、 これを軸方向の中央部とすることにより、ゲージ本体2の重量がローラ10で効 率よく受けられるが、前後に若干ずれてもよく、また、ゲージ本体2の軸方向2 箇所以上にローラ10を設けることもできる。
【0016】
【考案の効果】
以上の説明から明らかなように、本考案のドリフトゲージは、ゲージ本体にロ ーラを設けて、管内を走行させる構成としたので、その移動に要する力を軽減で きる。従って、手作業でドリフト試験を行う場合の労力が著しく軽減される。ま た、ローラによる支持に伴ってゲージ本体と管内面との接触面に加わる荷重が軽 減されるので、ゲージ本体の摩耗および管内面の損傷が抑えられる。更に、本考 案は、手作業による検査だけでなく、自動式のドリフト検査装置に適用すること もでき、これによりゲージ駆動機構の小型化等を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案ドリフトゲージの一部破断側面図であ
る。
【図2】本考案ドリフトゲージの正面図である。
【図3】ローラおよびその支持機構を示す縦断面図であ
る。
【図4】従来の手作業によるドリフト試験を説明するた
めの模式図である。
【符号の説明】
1 鋼管 2 ゲージ本体 10 ローラ 11 貫通孔 13 ブラケット 14 ガイドピン 16 スプリング

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 管のドリフト検査の際に管内を軸方向に
    移動される円筒状のゲージ本体と、該ゲージ本体の周方
    向3箇所以上にゲージ本体を貫通して設けられて、ゲー
    ジ本体を軸方向に移動させるローラと、各ローラをゲー
    ジ本体の半径方向に移動自在に支持し、且つ、各ローラ
    をゲージ本体の外面側へ弾性的に付勢するローラ支持機
    構とを具備することを特徴とするドリフトゲージ。
JP10655691U 1991-11-29 1991-11-29 ドリフトゲージ Pending JPH0547805U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10655691U JPH0547805U (ja) 1991-11-29 1991-11-29 ドリフトゲージ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10655691U JPH0547805U (ja) 1991-11-29 1991-11-29 ドリフトゲージ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0547805U true JPH0547805U (ja) 1993-06-25

Family

ID=14436606

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10655691U Pending JPH0547805U (ja) 1991-11-29 1991-11-29 ドリフトゲージ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0547805U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017190985A (ja) * 2016-04-12 2017-10-19 新日鐵住金株式会社 管状体内表面検査装置、管状体内表面検査方法、ドリフトゲージ及びドリフト検査方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017190985A (ja) * 2016-04-12 2017-10-19 新日鐵住金株式会社 管状体内表面検査装置、管状体内表面検査方法、ドリフトゲージ及びドリフト検査方法

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