JPH0547553Y2 - - Google Patents

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JPH0547553Y2
JPH0547553Y2 JP11430787U JP11430787U JPH0547553Y2 JP H0547553 Y2 JPH0547553 Y2 JP H0547553Y2 JP 11430787 U JP11430787 U JP 11430787U JP 11430787 U JP11430787 U JP 11430787U JP H0547553 Y2 JPH0547553 Y2 JP H0547553Y2
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fertilization
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、田植機や播種機(直播機)等の水田
作業機の施肥装置に関するものである。
従来の技術 田植機等におる施肥装置として、従来田面滑走
用のフロートに夫々ノズル状に形成された浅層施
肥体と深層施肥体とを装着し、これら両施肥体で
圃場の表層(浅層)と深層との両方に施肥するこ
とにより、成育初期の活着・成育を良好にするた
めの基肥(浅層位置に施肥される肥料)と成育中
期の肥効を目的とする追肥(深層位置に施肥され
る肥料)を植付と同時に施肥するようにした所謂
側条施肥装置が提供されている(例えば実公昭53
−21544号公報)。
考案が解決しようとする問題点 しかし、浅層と深層の両方に同時施肥するよう
にした従来の側条施肥装置は、各植付条ごとに浅
層と深層の両方に施肥するものが殆どで、深層施
肥を条間1つおきに即ち隔条に施肥するようにし
たものは未だ実用化されていない。また、この種
従来の施肥装置における深層施肥体はノズル状の
施肥体が比較的急な傾斜角度で泥中に深く没入し
た状態で進行するものであるため、施肥体に藁や
草等の夾雑物が引掛つたり巻付いたりし易く、そ
のため施肥体が変形したり、走行抵抗の増大で車
輪がスリツプして施肥ムラをきたしたり、付近の
泥土を乱して植付苗に悪影響を及ぼす等の問題が
あるばかりであく、例えば、植付部上下調整用の
検知機能を有するフロートに深層施肥体を設けた
ものでは、施肥体に対する泥土抵抗等の影響で、
接地圧の変化に伴なうフロートの上下作動が迅
速・的確に行なわれずセンサー機能を充分発揮で
きなくなる等の問題もあつた。
問題点を解決するための手段 そこで本考案は、中央に作業部上下の検知機能
を有する中央フロートを設け、その両側に側部フ
ロートを設けた水田作業機において、夫々のフロ
ートに、植付・播種等の作業条に隣接する浅層位
置に施肥する施肥体を設けると共に、側部フロー
トの中央部を貫通して深層位置に施肥する隔条施
肥体を設けたことにより上記の問題点を解消しよ
うとするものである。
作 用 作業中、土中深く没入する深層施肥体は側部フ
ロートに設けてあるので、中央フロートの検知機
能に悪影響を及ぼすことがなく、検知作用は常に
的確に行なわれる。また、深層施肥体を側部フロ
ートの中央部を貫通させてあるので施肥作業中に
おけるフロートのバランスが良好に保持されるう
え、圃場面の藁等はフロート前部で押え付けられ
るかフロート側方へ押出されたりするため施肥体
に引掛かつたりするのが極力防止され、しかも、
施肥体により土中に形成された溝はフロートによ
る押圧作用や泥押作用で埋め戻されるため肥料の
浮上がりが防止される。
実施例 図面には1部を省略した走行部Aと、該走行部
Aの後方に油圧機構を介して昇降自在に装着した
植付部Bとからなる乗用田植機が示されている。
そして走行部Aの前部にはペースト状肥料を収
容した肥料タンク1が搭載され、このタンク1と
施肥ポンプ2、切替バルブ3、インジケータ4等
は配管(ホース)5を介して連通されている。
6は植付部B野中央下方に設けた中央フロート
で、その左右両側には側部フロート7が配設され
ており、中央フロート6と側部フロート7間及び
側部フロート7の外側方に位置して等間隔で4個
並設された植付杆8及び苗載台9等により4条植
の植付部Bが形成されている。
さて、中央フロート6は図示しなかつたが植付
部B上下の検知機能を有していて、中央フロート
6の接地圧の変化を感知して油圧バルブを制御す
ることにより植付部Bを上下調整し植付深さを一
定に保持するようになつている。そして、上記各
フロート6,7には植付条に隣接する土中の浅層
位置に施肥する施肥体(浅層施肥体)10が設け
られている。即ち中央フロート6の左右両側縁近
傍に1個ずつ、側部フロート7の外側縁近傍に
夫々1個ずつの合計4個の浅層施肥体10が後方
に向け緩やかな下向き傾斜状に配設されている。
また、側部フロート7の略中央部を貫通して深層
位置に施肥する隔条施肥体(深層施肥体)11が
浅層施肥体10よりも急傾斜に設けられている。
上記各施肥体10,11は夫々ノズル状に形成さ
れ各遊端側が肥料の吐出口10a,11aとなつ
ている。尚、施肥位置(深さ)は浅層施肥体10
は田面から3〜5cm、深層施肥体11は8〜15cm
に設定されている。
ところで、前記深層施肥体11はフロート取付
座12よりも前方から長穴13及びフロート凹部
14を通して貫通させて設けてあり泥中への貫入
がスムーズに行なわれるようになつている。1
4,15は深層施肥体11に一体的に固着された
補強部材である。16は前記フロート取付座12
に固着された長孔16a付きのブラケツト、17
は深層施肥体11と一体のアームで、アーム17
とブラケツト16は長孔16a及び締付ボルト1
8を介して連結されている。そして、深層施肥体
11は締付ボルト18を緩めることにより中空パ
イプ19を中心にして長孔16aの範囲内で上下
に回動調整し得るようになつていて、深層施肥体
11を下方に回動させたときには施肥体11はフ
ロート7底面からの突出量が漸次増大し、上方に
最大限回動させたときには施肥体11は先端側が
フロート底面に当接した状態で凹部14内に収納
されるようになつている(第2図参照)。
浅層施肥体10も上下調節部20により自由に
上下調整ができるようになつている。21は吐出
ホース、22は深層用吐出ホースで夫々切替バル
ブ3を介してインジケータ4に連通連結されてい
る。
施肥を行なう場合には、施肥ポンプ2を駆動さ
せて行なうが、施肥ポンプ2を図示外の植付クラ
ツチに連動連結し、植付クラツチのON,OFF操
作に連動して施肥ポンプ2が自動的に駆動,停止
するように構成してもよい。図中、aは植付苗で
ある。
尚、本考案は乗用田植機のみならず、歩行型の
田植機或は直播機等の水田作業機にも装備するこ
とができる。
上記の構成において、植付(施肥)作業を行な
うに際しては、予め深層施肥体11及び浅層施肥
体10の施肥位置を適正深さに設定する。そし
て、植付クラツチをONし機体を前進させると共
に施肥ポンプ2を始動させて作業を開始すれば、
肥料タンク1内のペースト状肥料はホース5、切
替バルブ3及びインジケータ4等を経由して機体
後方に送給された後、一方は浅層施肥体10の吐
出口10aから各植付条に隣接する浅層位置に、
また他方は深層施肥体11の吐出口11aから植
付条間の深層位置に隔条施肥(条間を1つおきに
施肥)される(第5図参照)。これにより基肥と
しての浅層施肥と追肥としての深層施肥が植付条
との関係において程よい割合・密度で行なわれ、
成育初期の活着・成育が良好となると共に成育中
期の追肥としての肥効も一層高められる。
ところで、深層施肥体11は浅層施肥体10よ
りも土中に対する没入傾斜角度が大きく、しかも
没入深さが深くなつているので藁や草等の夾雑物
がノズル状の施肥体11に引掛つたり巻付いたり
し易いものであるが、深層施肥体11は側部フロ
ート7の略中央部を貫通させて設けてあるので圃
場の藁等は側部フロート7の前部で押付けられる
かフロート7の側方に押出されたりするため深層
施肥体11に引掛かつたりするのが極力防止され
る。従つて、藁等の引掛り等によつて施肥体に変
形等をきたすのが解消される。また、作業中、土
中深く没入して泥土抵抗を受け易い深層施肥体1
1は側部フロート7に設けてあるので、中央フロ
ート6の検知機能に悪影響を及ぼすことがなく、
検知作用は常に的確に行なわれる。更に、深層施
肥体11を側部フロート7に略中央部を貫通させ
て設けてあるので施肥作業中、深層施肥体11に
土中より抵抗を受けてもフロートのバランスが乱
されることなく、常にバランス良く田面を滑走す
る。そのためフロートのバランス乱れによる異常
な泥押等植付苗への悪影響をなくすことができ
る。しかも、施肥体10,11により土中に形成
された溝はフロート6,7の押圧や泥押作用で埋
戻されるため肥料の浮上がりが防止される。
路上走行時や機体格納時においては浅層施肥体
10をフロート6,7の底面よりも上方位置に回
動退避させると共に深層施肥体11を上方に最大
限回動させ側部フロート6の凹部14内に収納さ
せておくことにより施肥体10,11の変形や破
損を防止できる。
考案の効果 上記したように、本考案は、中央に作業部上下
の検知機能を有する中央フロートを設け、その両
側に側部フロートを設けた水田作業機において、
夫々のフロートに、植付・播種等の作業条に隣接
する浅層位置に施肥する施肥体を設けると共に、
側部フロートの略中央部を貫通して深層位置に施
肥する隔条施肥体を設けたから、圃場の浅層位置
には作業条に隣接して各条に、深層位置には隔条
に植付・播種作業と同時に施肥することができ、
基肥及び追肥として各々程良い割合・密度で施肥
することが可能となつた。また、作業中、土中深
く没入する隔条施肥体は側部フロートに設けてあ
るので、中央フロートの検知機能に悪影響を及ぼ
すことがなく、検知作用は常に的確に行なわれる
と共に、隔条施肥体を側部フロートの略中央部を
貫通させて設けてあるので施肥作業中におけるフ
ロートのバランスが良好に保持されるうえ、圃場
面の藁等はフロート前部で押え付けられるかフロ
ート側方へ押出されたりするため施肥体に引掛か
つたりするのが極力防止されるので施肥体に変形
や破損等をきたすのが解消され、肥料の泥中吐出
作用は常に円滑且つ確実に行なわれる。しかも、
施肥体により土中に形成された溝はフロートによ
る押圧作用や泥押作用で埋戻されるため肥料の浮
上がりが防止される等の効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は要部の平面図、第2図は同上の側断面
図、第3図は全体平面図、第4図は全体側面図、
第5図は植付条と各施肥体及びフロートの関係位
置を示す説明図である。 図中、6は中央フロート、7は側部フロート、
10,11は施肥体。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 中央に作業部上下の検知機能を有する中央フ
    ロートを設け、その両側に側部フロートを設け
    た水田作業機において、夫々のフロートに、植
    付・播種等の作業条に隣接する浅層位置に施肥
    する施肥体を設けると共に、側部フロートの略
    中央部を貫通して深層位置に施肥する隔条施肥
    体を設けたことを特徴とする水田作業機の施肥
    装置。 (2) 施肥体をフロートに対して突出・収納自在に
    設けたことを特徴とする実用新案登録請求の範
    囲第1項記載の水田作業機の施肥装置。
JP11430787U 1987-07-24 1987-07-24 Expired - Lifetime JPH0547553Y2 (ja)

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JP11430787U JPH0547553Y2 (ja) 1987-07-24 1987-07-24

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JP11430787U JPH0547553Y2 (ja) 1987-07-24 1987-07-24

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JPS6420127U JPS6420127U (ja) 1989-02-01
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