JPH0547467B2 - - Google Patents

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JPH0547467B2
JPH0547467B2 JP15217389A JP15217389A JPH0547467B2 JP H0547467 B2 JPH0547467 B2 JP H0547467B2 JP 15217389 A JP15217389 A JP 15217389A JP 15217389 A JP15217389 A JP 15217389A JP H0547467 B2 JPH0547467 B2 JP H0547467B2
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cover
coiled
coiled object
outer cover
packaging
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Susumu Minato
Hironori Maekawa
Jukichi Wada
Motoaki Goto
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Nippon Steel Corp
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Publication of JPH0547467B2 publication Critical patent/JPH0547467B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、コイル状物の内周の空間を残したま
まコイル状物の全周を取外し自在に梱包する方法
およびその梱包用のカバーに関する。
本発明でコイル状物とは、材料を巻き取つた後
の端面形状がドーナツ状を呈する空間状の内周を
有するものをいい、その材質が、例えば金属、
紙、樹脂、その他であり、また形状が例えば、線
状、帯状、糸状、異形状であつて、特に限定され
ないが、以下本発明では説明の便宜上、鉄鋼業お
ける鋼の線材コイルを代表例として説明する。
換言すると本発明は、線材コイルの輸送、荷
役、保管等の物流過程において、次に挙げる少く
とも一つ以上の事が達成できる梱包方法およびそ
の梱包に使用するカバーを提供しようとするもの
である。(順位不同) 疵の発生を抑制または防止できること、 コイル形状の変形(荷姿崩れ)を抑制または
防止できること、 コイルに雨、水の浸入を抑制または防水でき
ること、 コイルに結露の発生を抑制または防止できる
こと、 コイルに錆、ぬれ等の発生を抑制または防止
できること、 雨天時でも荷役、輸送が可能であること、 簡易な保管庫として使用できること、 梱包の作業性が良いこと(簡便性、迅速性、
確実性、その他)、 梱包用カバーは、軽量で取扱い易いこと、 梱包に繰返し使用できること(耐久性がある
こと)、 安価であること。
[従来の技術] 線材コイルの梱包は、従来から幾つかの提案が
ある。例えば、第14図の実公昭57−55166号
「線材コイルの包装体」は、線材コイル28に品
質情報を設けた線材コイルよりも硬度の低い緩衝
材29を片側のみに番線30で取付けたものであ
る。これは確かに緩衝材29が機能し、所期の目
的である輸送中の疵発生を防止できる実用性はあ
る。しかし線材コイル28が露出する構成である
から、例えば、水の浸入を抑制または防止できな
い、結露の発生を抑制または防止できない(防錆
できない)、雨天時には荷役できない、簡易な保
管庫として使用できない等の問題がある。
また第15図イ,ロに特公昭62−18427号「線
材コイル梱包方法および梱包布」を示す。これ
は、線材コイルを梱包布31で梱包するが、線材
コイルの空間状の内周32は、全く梱包されてい
ないので、上記した実公昭57−55166号と同様に
水の浸入を抑制または防止できない、結露の発生
を抑制または防止できない(防錆できない)、雨
天時に荷役できない、簡易な保管庫として使用で
きない等の問題が発生する。また特開昭62−
18427号公報には、梱包布の材質を合成繊維布製
と明記しているので、使用した梱包布を回収して
繰返し使用するには限界があり、耐久性に乏し
く、結局はコスト高となる難点もある。
さらに、実開昭61−161281号公報には、第16
図に示すように、線材コイル36の空間状の内周
に挿入し、両側の余分の部分を折り返してコイル
を梱包する梱包布37が開示されている。しかし
この例では必ずコイルを吊上げた状態で梱包或は
開梱することが必要で、作業性や省力化に問題が
あり、しかも雨、水の浸入に対する考慮が全くな
されていないため、結露や防錆性の面でも不充分
であつた。
従つて現状の線材コイルの梱包方法は、物流過
程で、線材コイルの外周の疵の発生を抑制または
防止する、あるいは梱包の作業性を良くする程度
の着想、または技術レベルである。
これ等、多くの公知例に見られるとおり、何
故、線材コイルの内周の空間を残したまま梱包し
ないかについては定かではないが、本発明者等は
新規な梱包方法及び梱包用カバーを開発するに際
して次のように分析してみた。(順位不同) a 梱包が荷役作業、コスト、その他に支障とな
る。
b 線材コイルの品質管理要求度合が、今日程ま
でには厳しくなかつた。
c 線材コイルの荷役は、雨天(天候)に左右さ
れるが、仮に左右されても今日程まで、生産→
出荷→納期の物流管理は厳しくなかつた。
d 線材コイルを需要家の庭先管理(保管)まで
考慮する品質管理体制までにはなつていない。
e 線材コイルの内周の空間は、線材生産過程に
おいて、集束時に発生するものであるが、後の
物流過程での荷役時には、その内周の空間を有
効活用する機会が多いので、該内周の空間に関
係するような梱包方法の開発は、当業者間では
タブーになつていたような雰囲気がある。
f 在庫管理中の線材コイルの品質維持を検討す
る場合でも、倉庫単位での品質管理技術の開発
は検討されても、線材コイル単位毎の品質維持
技術、例えば結露発生防止、錆発生防止あるい
は、屋外積置き(俗に野積みとか、客先積置ま
たは庭先積時とか言う)のときの水との接触防
止等を考える発想は見当たらない。
g 線材コイルは、錆発生を防止(含、抑制)す
る目的で、雨天の際には荷役を中止する。この
解決策として、雨天荷役を可能にする荷役施設
を高額投資する発想は見られても、線材コイル
単位毎の雨天荷役対策の発想は、当業者と言え
ども耳にした例がない。
これらa〜gは、コイル形状物であつても特殊
な材料、または高価な材料のものは、油紙、布、
木枠、その他で梱包するが、物流または荷役の省
力化を充分に考慮した梱包方法および梱包用カバ
ーは見当たらない。換言すれば、例えば少なくと
も一人の作業者が梱包し、荷役し、梱包を解体
し、解体した梱包用カバーを体積を小さくして荷
役運搬し、再び次の梱包に使用する、のように繰
返し梱包に使用できる梱包カバーは見当たらず、
従つて物流の意義が発展した今日では、その提
供、出現を切望する声が多かつた。
[発明が解決しようとする課題] ところで錆の発生メカニズムを考えてみると、
鉄鋼の錆は、大気中で水と酸素の共存により、次
式に基づき発生するものである。
Fe (鉄)+ 2HOH (水)→ Fe(OH)2 (水酸化第一鉄)+ 2H (水素) 4Fe(OH)2 (水酸化第一鉄)+ O2 (酸素)+ 2H20 (水)→ 4Fe(OH)3 (水酸化第二鉄) 線材コイルは、線材の表面にミルスケール層
[ミルスケールを断面で見ると、温度575℃以上の
場合に、外側にFe2O3、中間にFe3O4、内側(線
材表面と接する側)にFeOの三重層を呈する]を
有するが、このミルスケールは、線材のFeの線
膨張率に対して伸びが少ないため、この伸びの差
が一つの要因となり亀裂を発生し、これら亀裂か
ら、上記の水が浸入し線材のFeと接触して錆を
発生する。この水は、雨水、または結露による水
分を意味する。この場合、発錆は相対温度と関係
があり、相対温度60〜70%付近から急激に発錆が
進行する。(第12図、相対温度と発錆の関係参
照) 一方、上記の結露は、線材コイルを倉庫に保管
した場合でも、水蒸気発生量(g/m3)と温度
(気温、室温)、露点温度の関係で発生(第13図
参照)する。
1 線材コイルの結露=線材コイル温度≦露点温
度 2 倉庫の天井結露=屋根裏温度≦露点温度 従つて錆発生を抑制または防止するには、発錆
と結露に着目し、それらの観点から対策を考える
必要がある。
1 発錆抑制または防止対策の考え方 (1) 線材コイルを、雨、水と酸素に触れないよ
うにする。
(2) 相対温度を60%以下の状態で保管する。
2 結露抑制または防止対策の考え方 (1) 線材コイルの結露抑制または防止 線材コイルの温度を、常に露点よりも高
く保つ。
除湿(水蒸気量を少なくすることによつ
て露点温度を下げる) (2) 倉庫の天井結露の抑制または防止 屋根裏温度を常に露点よりも高く保つ。
除湿(水蒸気量を少なくすることによつ
て露点温度を下げる) しかし上記の倉庫天井の結露対策を徹底するに
は、膨大な設備投資が必要になるばかりか、仮に
投資しても物理的条件、例えば温度、湿度、圧
力、他の維持管理精度が大変なので、理論的には
考えられても実現化するにはなかなか大変なこと
である。
そこで本発明者等は、もつとも身近に実施でき
る対策として線材コイル単位での発錆、結露対策
と共に疵、コイル姿崩れ発生防止、作業性の良い
梱包、解体、その他後で列挙する技術的課題を達
成できる梱包方法および梱包用カバーの開発を試
みた。
本発明は斯様な現状に鑑み、従来考えられてい
ない、線材コイルの内周の空間を残したまま、線
材コイルの全周を取外し自在に梱包することに着
眼し、開発した。具体的には、線材コイルに外周
および/または両端近傍を包む外カバーと、線材
コイルの内周から両端を経由して外周の両側近傍
を包む内カバーとを組合せて梱包すれば、何等線
材コイルの内周の空間に支障を与えることなく梱
包でき、しかも梱包の解体も簡単、迅速、確実に
できることを見出した。さらには、次に挙げる技
術的課題(順位不同)を達成できることを見出し
た。
ア 梱包カバーから水(含、雨、水)の浸入を防
止(含、抑制)できること、 イ 梱包カバーの重ね合せ箇所から水(含、雨
水)が浸入しないこと(防水性) ウ 大気の温度差による結露の発生を防止(含、
抑制)できること(防湿) エ 梱包した線材コイルに錆の発生を防止(含、
抑制)できること オ 雨天のときでも、線材コイルを荷役輸送でき
ること カ 梱包用カバーは、簡易な保管庫として使用で
きること キ 梱包、開梱の作業性が良いこと、(簡便性、
迅速性、確実性、その他) ク 少なくとも一人の作業者でも梱包、開梱作業
ができること、 ケ 梱包に繰返し使用できること(耐久性がある
こと) コ 安価であること(繰返し使用ができること) サ コイルの疵の発生を抑制または防止できるこ
と、 シ コイルの変形(荷姿崩れ)を抑制または防止
できること、 ス 梱包したコイルに品質情報が分かること、 [課題を解決するための手段] 本発明は、上記の技術的課題を達成するため
に、次の構成としたものである。
1 コイル状物の外周および/または両側端部の
一部分を外カバーで包囲して取外し自在に取付
け要素で固定し、且つ上記コイル状物の空間状
の内周に、折り返し自在な包囲部を設けた内カ
バーを貫通挿入すると共に、これら包囲部をコ
イル状物の外周の方向へ折り返し、その外周方
向へ取付け要素で固定し、上記空間状の内周を
残したままコイル状物の全面を取外し自在に梱
包することを特徴とするコイル状物の梱包方
法。
2 外カバーおよび/または内カバーのコイル状
物との接触面に防湿剤、および/または防錆剤
を取付け、結露防止および/または錆防止を図
りつつコイル状物の全面を取外し自在に梱包す
ることを特徴とする、請求項1記載のコイル状
物の梱包方法。
3 コイル状物の空間状の内周の断面及び長さ方
向の形状と適合する円筒部と、その両側に折り
返し自在な包囲部を設けて成る内カバーと、 上記コイル状物の巻き軸方向の長さよりも広
幅で、且つコイル状物の外周を包む長さを有す
る外カバーとから構成することを特徴とする、
コイル状物用カバー。
4 内カバーの包囲部の外カバーとの接触面に、
包囲部を固定する取付け要素を設け、且つ外カ
バーの、内カバーの取付け要素と接触する面
に、取付け要素を設けて構成する請求項3記載
のコイル状物用カバー。
5 取付け要素は面フアスナー、紐状物、ベルト
又はガムテープとする、請求項4記載の、コイ
ル状物用カバー。
6 コイル状物の空間状の内周の断面及び長さ方
向の形状と適合する円筒部と、その両側に折り
返し自在な包囲部を設けると共に、これらの包
囲部にその円周方向へ締め付け自在な紐およ
び/または包囲部と包囲部の対向方向へ締め付
け自在な紐を設ける内カバーと、 上記コイル状物の巻き軸方向の長さよりも広
幅で、且つコイル状物の外周を包める長さを有
し、その長さ方向の両側の端部近傍にコイル状
物の円周方向へ締め付ける紐を設ける外カバー
とから構成することを特徴とする、コイル状物
用カバー。
7 外カバーおよび/または内カバーのコイル状
物との接触面に、除湿剤および/または防錆剤
収納部を設けることを特徴とする請求項3,
4,5,6のいずれか1項記載のコイル状物カ
バー。
8 外カバーおよび/または内カバーの露出面に
品質情報取付け部を設けることを特徴とする、
請求項3,4,5,6,7のいずれか1項記載
のコイル状物用カバー。
9 外カバーおよび/または内カバーを緩衝性素
材と防水性素材で構成することを特徴とする、
請求項3,4,5,6,7,8のいずれか1項
記載のコイル状物用カバー。
10 外カバーと内カバーとは、緩衝性素材と防水
性素材で被覆して構成することを特徴とする、
請求項9記載のコイル状物用カバー。
斯様に本発明を構成する理由は、既述の本発明
に係る技術的課題を達成するためであることは勿
論のこと、以下のとおりである。
線材コイルの内周の空間を残したまま外カバ
ーと内カバーの組合せで線材コイルの全周を密
閉状に取外し自在に梱包すること、及び外カバ
ーと内カバーとの組合せでコイル状物用カバー
を構成することについて: 線材コイルの荷姿崩れ、錆、結露発生抑制また
は防止を図ることは勿論のこと次の理由にもよ
る。線材コイルに荷役作業は、省力化、効率化を
図る等のため、可能な限り少ない作業者数で行な
うことを考えている。従つて条鋼材の荷役に見ら
れるように、複数の玉掛け作業者、クレーン操作
者等のように数人単位の荷役作業は稀である。多
くは線材コイルの内周の空間に荷役用具、例えば
Cフツク、ラム(棒状の荷役用具)を装入(挿
入)してトラツクに荷台に積みおろしたり、ある
いは保管庫に積み置き管理したり、屋外のコイル
置場に積み置く(俗に、野積みとも言う)。
従つて線材コイルの梱包は、線材コイルの内周
の空間を活用できるように、外カバーと内カバー
の組合せで梱包し、しかも全周を密閉状に取外し
自在に梱包する必要があるので上記の構成とす
る。
外カバーおよび/または内カバーのコイル状
物との接触面に除湿剤および/または防錆剤を
取付け、あるいは外カバーおよび/または内カ
バーのコイル状物の接触面に収納部を設けるこ
とについて: 線材コイルの錆、結露の発生メカニズムは既述
のとおりである。従つて本発明の梱包方式及び梱
包カバーは線材コイル単位毎でも結露および/ま
たは錆の発生を抑制または防止でき品質維持を図
れるように除湿剤および/または防錆剤を取付け
る必要があり、これまで線材コイルの梱包方式ま
たは梱包用カバーでは見当たらない新規なもので
ある。この除湿剤としては、公知のもの、例え
ば、商品名ミルビートN(水沢化学工業(株))を用
いると良い。また防錆剤としては、同様に公知の
もの、例えば、商品名ダイラスト(大同化学(株))
を用いると良い。
一方外カバーおよび/または内カバーの線材コ
イルとの接触面に収納部を設けるのは、これ等、
除湿剤、防錆剤を外カバーおよび/または内カバ
ーに取付けるためで、この収納部は服装のポケツ
トをイメージすれば理解できよう。但し、該収納
部の設け方は外カバー、内カバーに予め設けてい
る固定式か、あるいは使用都度設ける取外し自在
方式であるかは特定されない。
内カバーを、コイル状物の空間状の内周断面
及び長さ方向の形状と適合する円筒部と、その
両側に折り返し自在な包囲部を設けて構成する
ことについて: 線材コイルは空間状の内周が集束過程で必然的
に発生し、これが二次加工メーカーに至る過程で
も作業用にまた生産用に有効活用される。従つて
線材コイルを梱包するとき、この空間状の内周
を、そのままの状態に維持できなければならない
ので、上記の構成とする必要がある。これによつ
て、簡単に内カバーと外カバーとは区別して梱包
または梱包を解体できる。また両側に折り返し自
在な包囲部を設けているから、線材コイルの両側
と、外カバーと重ねて梱包できるので、耐久性も
増し、また接触面からの雨、水の浸入を抑制また
は防止でき、さらには線材コイル全周を包囲する
ので、疵、結露、錆等の発生を抑制または防止で
き、雨、水の浸入抑制または防止も図れるので天
候に左右されずに荷役できるばかりか、少なくと
も一人の作業者、例えばトラツクの運転手が梱包
作業、解体作業を迅速に、また容易にあるいは確
実に実施できるために必要である。
外カバーを、コイル状物の巻き軸方向の長さ
よりも広幅で、且つコイル状物の外周を包める
長さを有するように構成することについて: 線材コイルの外周及びその近傍の疵、結露、錆
発生抑制または防止を図ること、雨水の浸入抑制
または防止を図り、天候に左右されることなく荷
役できること、その他既述の技術的課題を達成す
るために必要である。
外カバー、内カバーに取付け要素を設けるこ
とについて: 線材コイルの梱包作業、解体作業は可能な限り
簡単、迅速、また確実に実施でき、必要なだけ当
初の梱包状態を維持できることが必要条件であ
る。勿論、この取付け要素の箇所から、雨、水が
浸入し難いこと、荷役過程、保管過程でも梱包過
程でも梱包状態は適正に維持でき結露、錆等の発
生を抑制または防止できなければならない。
斯様な条件を満たすには、取付け要素として、
フツク方式、チヤツク方式、フアスナー方式、紐
方式、重合式面フアスナー(商品名マジツクテー
プ)方式、ベルト方式、ガムテープ方式またこれ
ら方式の組合せによつて取付け要素を構成し、外
カバーと内カバーとを組合せて梱包することがよ
い。この取付け要素は、大きくて硬い材質のもの
は荷役運搬過程、保管中に他のものと接触を繰り
返すうちに、他の梱包も含めて破損要因となつた
り、変形して繰り返し使用できなかつたり、梱包
用カバーのコストを高める要因となり好ましくな
い。
外カバーおよび/または内カバーの露出部に
品質情報取付け部を設けることについて: 線材コイルの生産では、需要家宛の各種の品質
情報、例えばJIS規格寸法、重量、需要家向品質
規格、その他をラベル、または金札等を取付けて
表示している。しかし本発明では、空間状の内周
を残した状態で、線材コイルの全周を梱包により
密閉状態にするものであるから生産過程で付与さ
れる品質情報は見えなくなる。従つて外カバーお
よび/または内カバーの露出面に、品質情報取付
け部を設け、ここに品質情報を明記したものを設
ける必要がある。
この品質情報取付け部としては、透明な袋状の
もの、マツジクテープ等が良い。袋状のものは、
プレートに各種の品質情報を明記して装着表示で
きる。またマツジクテープのときには、付着面を
片面に設けたプレートに各種の品質情報を明記し
て付着させる。
外カバーおよび/または内カバーを、緩衝性
素材と防水性素材で構成することについて: 線材コイルの梱包は、結露、錆等の発生を抑制
または防止するには、第12図、第13図のよう
に梱包した線材コイルの温度を所定温度に保つ断
熱作用を発揮すること、雨、水の浸入を抑制また
は防止すること、疵の発生を抑制または防止する
こと、梱包、解体等の作業が迅速、簡単にできる
こと、梱包に繰返し使用して梱包用カバーの費用
を低廉化できること、その他であり、これを満た
すには上記の緩衝性素材と防水性素材で構成する
必要がある。この場合、緩衝性素材は、線材コイ
ルに対する外力を緩衝するばかりか線材コイルを
所定温度に保つ作用、また防水性素材と共に雨、
水の浸入、透水を抑制または防止する。
外カバーおよび/または内カバーを、緩衝性
素材を防水性素材で被覆(断面でみて、緩衝性
素材を防水性素材でサンドイツチ状に)してい
ることについて: 上記、の構成を一層好ましい状態するため、
カバーの材料を限定するもので、例えば防水性素
材としてポリエチレン繊維布に50μm程度のポリ
エチレンフイルムをラミネートしたものと、緩衝
性素材として断熱効果のあるポリエチレン発泡体
(2mm厚程度)を重合して構成したもの(商品名
シルバーマツト、東北自興(株)製)が好ましい。
なお上記,の緩衝性素材と防水性素材の組
合せは、梱包用カバーの耐久性を増し、繰返し使
用を可能にする。この耐久性について、例えば従
来の特公昭62−18427号の梱包布(合成繊維布製)
と比較すると、予想できる範囲を越える耐久性を
発揮する。
[実施例] 次に本発明を、第1図〜第9図に示す一実施例
に基づき説明する。この実施例は、コイル状物の
一例として線材コイルの梱包方法および梱包用カ
バーを示す。
外カバー1は第1図に示すとおり、その長手方
向の両側の端を折り曲げて長手方向へ貫通する案
内部2,3を設け、これら案内部2,3に取付け
要素として紐4,5を貫通して設ける。
この外カバー1の他の構成例は、第2図に示す
とおり、外カバー1が線材コイルの外周と接触す
る面の適宜位置に収納部6を設けて除湿剤およ
び/または防錆剤を収納することができるように
構成している。第2図の収納部6はポケツト状に
形成しているので、除湿剤および/または防錆剤
は装入するだけで除湿および/または防錆作用を
発揮させ、所期の目的を達成できる。
なお収納部6にすくなくとも1ケの孔7を設け
るか、又は粗い織目の素材で構成すれば除湿およ
び/または防錆をより良好に発揮させることがで
きる。
外カバー1の寸法は、長手方向が線材コイルの
外周よりも長く、また幅方向は線材コイルに幅
(線材の巻軸方向)よりも広く、少なくとも線材
コイルの両側端部近傍までを包むことができる程
度の幅が好ましい。
而して外カバー1の材質(素材)は、本発明の
技術的課題を達成するため、第10図および第1
1図に示すように、緩衝性素材34を防水性素材
33の二重層で構成するか、または緩衝性素材3
4を防水性素材33で被覆、つまり断面で見て防
水性素材33で緩衝性素材34をサンドイツチ状
に三重層を呈するようしたものを使用する。市販
の材料では、例えば商品名シルバーマツト(東北
自興(株))が好ましい。
第3図に外カバー1の他の実施例を示す。これ
は取付け要素として、リング状の受け具8にCフ
ツク状の掛け具9を引掛けて取付けできるように
したもので、これら受け具8と掛け具9とを取付
けているものが弾性体であれば、張力が発生する
ので、外カバー1は線材コイルの外周に正常に取
付けることができる。またこの弾性体に代えてコ
イル外周と略同じ長さのフープ状や紐状のものと
しても、受け具8と掛け具9の引掛け取付けは正
常にできる。
また内カバー10は第4図に示すとおり、コイ
ル状物の空間状の内周の断面および長さ方向の形
状と適合する円筒部11と、その両側に折り返し
自在な包囲部12,13を設け、さらに包囲部1
2,13に案内体14を貫通して紐15,16を
設けて構成する。
内カバー10の他の実施例は、第5図に示すと
おり線材コイルの空間を呈する内周と接触する面
に収納部18を設けて除湿剤および/または防錆
剤を設けることができるように構成している。第
5図の場合、紐15,16の締結を容易にするた
め、一方の端をリング状17に形成し、それに他
方の端を貫通して締付け自在に設けている。また
収納部18を蓋付きポケツト状に形成し、除湿剤
および/または防錆剤の脱落防止、または粉状、
粒状、塊状のものでも収容使用できるようにして
いる。
第6図、第7図に本発明に係わる梱包用カバー
の他の実施例を示す。これは外カバー1と内カバ
ー10の取付け要素として、マジツクテープ1
9,20,21を設けたものである。すなわち外
カバー1の長手方向の両端に沿つて外カバー1を
線材コイルの両端を囲むように折込んで取付ける
ためのマジツクテープ19を設けている。また外
カバー1の長手方向の外側に当たる端部近傍と、
他端の裏側に当たる端部近傍には、外カバー1を
線材コイルの外周に取付けるためのマジツクテー
プ20を設けている。又は外カバー1の長手方向
の両端近傍には、内カバー10の折り返し自在な
包囲部12,13を取付けるためのマジツクテー
プ21を設けている。
第6図の外カバー1と組合せる内カバー10を
第7図に示す。内カバー10の折り返し自在な包
囲部12,13に、外カバー1お長手方向の両端
近傍に沿つて設けたマジツクテープ21と対応す
る箇所に、マジツクテープ22を設け、これらマ
ジツクテープ21と22によつて外カバー1と内
カバー10を取り付け、線材コイルを梱包できる
ようにしている。
第8図に外カバー1の内カバー10の組合せで
線材コイルを梱包した状態を示しており、内カバ
ー10の包囲部12,13の露出面に、品質情報
取付け部23を設けていることを示している。こ
の実施例では、品質情報取付け部23は、透明な
袋状に構成しているので、各種の品質情報を明記
したプレートを装着(差し込む)するだけで表示
できる。またこの実施例では、内カバー10の幅
方向、すなわち折り返し自在な包囲部12と13
を取付け要素つまり包囲部12にリング状の受け
具24を設け、他方に包囲部13を設けた紐25
を該受け具24を貫通して締付けるように構成し
ている。この様に、内カバー10の幅方向、すな
わち線材コイルの幅方向に緊張力を作用させる
と、内カバー10の包囲部12,13は、外カバ
ー1を介して線材コイルを適正に梱包し、例えば
包囲部12,13と外カバー1の接触面から雨、
水の浸入を制御または防止できる。これによつて
雨天時でも荷役、運搬、野積み保管等を実施でき
る。また防錆効果も向上する。なお図中15,1
6は包囲部12,13を締付ける紐で、第4図の
構成と同じである。
斯様な本発明に係わる梱包用カバー(外カバー
1と内カバー10を組合せたもの)を使用して線
材コイルを梱包する一例は第9図イ〜ホの順に梱
包作業を行なう。
第9図イに示す線材コイル26を、図示せぬ運
搬手段を使用して、第9図ロのように、コイル幅
よりも狭い幅の置台(図示せず)上の外カバー1
の上に載置する。次いで外カバー1を線材コイル
26の外周に巻き、幅方向の両端を重ね合せて紐
4,5を締付けて結ぶと第9図ハのように線材コ
イル26の両端近傍を包む状態で梱包できる。
次に第9図ニのように内カバー10を、外カバ
ー1の空間状の内周部27に貫通して装入し、第
9図ホのように折り返し自在な包囲部12,13
を線材コイル26の両端を経由して外周の両端近
傍までを包み込み、紐15,16のリング状17
に他方を貫通して締付け紐15,16にからんで
固定する。次いで紐25をリング状の受け具24
を貫通して緊張状態のままからんで固定し、線材
コイル26を梱包する。次に必要な品質情報を明
記したプレートを、品質情報取付け部23に取付
けて梱包作業を終了する。
梱包の解体は、以上の説明手順とは逆に、内カ
バー10の幅方向に締付けている紐25を外し、
包囲部12,13の紐15,16を外して内カバ
ー10を線材コイル26の空間状を呈する内周部
27から取り外す。次いで外カバー1の紐4,5
を外し、外カバー1を第9図ロのように展開して
梱包解体作業を終了する。
斯様に紐4,5,15,16,25(取付け要
素)の操作、外カバー1と内カバー10の組合
せ、解体が簡単なので、例えばトラツク運搬する
とき運転手が一人でも梱包、解体作業を行える。
以下、本発明を更に試験例により説明する。第
1図の外カバー1、第4図の内カバー10を用い
て試験した。
<試験条件> 1 線材コイル26 成分 JIS SWRH72A 線材断面寸法 5.5mmΦ 単重 2t 外周直径 1300mm 内周直径 900mm 幅 1400mm 2 試験コイル数 100コイル(n=100) 3 外カバー1 材料商品名シルバーマツト 長さ 4500mm 幅 1600mm 紐4,5の長さ 5000mm 4 内カバー10 材料商品名シルバーマツト 円筒部11の長さ 1400mm 円筒部11の直径 900mm 包囲部12の長さ 4100mm 包囲部13の直径 1500mm 紐15,16の長さ5000mm 紐25の長さ 1200mm 紐25の本数 4本 5 野積み保管 線材コイル横積み 下段 5コイル×10コイル 中段 4コイル×9コイル 上段 2コイル×7コイル 保管期間 1ケ月 6 荷役運搬 トラツク(12t)運搬 6コイル/台 運搬距離 400Km <結果> 1 野積み保管結果 1ケ月間野積みした梱包カバーを解体し、線材
コイル100コイルを観察した。その結果、 ・ 雨、水の浸入は見当たらない。
・ 結露のあとが1コイルあつたが、錆の発生に
は至らなかつた。
・ 線材コイルの荷姿は正常だつた。
・ 線材コイルに荷役による疵は見当たらなかつ
た。
・ 梱包カバーの解体所要時間は、1コイル当た
り1分〜2分で、少くとも一人で作業できた。
2 荷役運搬結果 12tトラツクに2段積み(6コイル)するため、
外カバー1と内カバー10を組合せて梱包した1
コイルの梱包所要時間は、2人の作業者で2〜3
分であつた。この所要時間の内訳は、外カバー1
の取付けに1〜2分、内カバー10の取付けに1
〜2分を要した。トラツクを400Kmの国道を送行
させた後に、梱包した線材コイル26を荷台から
おろし、梱包カバーを解体した。その結果 ・ 線材コイル26に荷役運搬による疵は見当た
らなかつた。
・ 外カバー1、内カバー10の損傷も見当たら
なかつた。
・ この試験を150回繰り返し、外カバー1、内
カバー10の耐久性を試験してみたが、150回
を経過してもなお使用できる状態にあり、現在
も試験を継続中である。
・ 梱包用カバーは、例えば第1図の外カバー1
のように、また第4図の内カバー10のように
解体して、それ等を更に折りたたんでトラツク
の荷台に積み込み運搬し、繰返し使用に供し
た。外カバー1、内カバー10共に素材が軽量
なので作業に支障はなかつた。
[発明の効果] 本発明は、斯様に構成、作用するので、所期の
目的とする次の技術的課題を達成できる。(順位
不同) ア 梱包カバーから水(含、雨、水)の浸入を抑
制または防止できる。
イ 梱包カバーの重ね合せ箇所から水(含、雨、
水)の浸入を抑制または防止できる。
ウ 梱包したコイルに、大気の温度差による結露
の発生を抑制または防止できる。
エ 梱包したコイルに、錆の発生を抑制または防
止できる。
オ 雨天のときでも、コイルを荷役輸送できる。
カ 梱包用カバーは簡易な保管庫として使用でき
る。
キ 梱包、開梱の作業性が良い。
ク 少くとも一人の作業者でも梱包、開梱作業が
できる。
ケ 梱包に繰返し使用できる。これによつて梱包
用カバーの単価も低廉化できる。
コ コイルの疵の発生を抑制または防止できる。
サ コイルの変形(荷姿崩れ)を抑制または防止
できる。
シ 梱包したコイルに品質情報が正しく把握でき
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は〜第9図までは、本発明に係わる一実
施例を示すもので、第1図は、外カバーの展開状
態での説明図、第2図は、第1図の他の実施例を
示す説明図、第3図は、第1図の更に他の実施例
を示す説明図、第4図は、内カバーの斜視説明
図、第5図は、第4図の他の実施例を示す説明
図、第6図は、第1図の更に他の実施例を示す説
明図、第7図は、第4図の更に他の実施例を示す
説明図、第8図は外カバーと内カバーを組合せて
線材コイルを梱包した斜視説明図、第9図イ〜ホ
は、梱包方法を示す説明図、第10図および第1
1図は本発明にて用いる材料例の構成断面図、第
12図は、相対温度と鉄鋼発錆の関係を示すグラ
フ、第13図は、結露発生要因の水蒸気発生量と
温度の関係を示すグラフ、第14図、第15図お
よび第16図は従来の線材コイルの梱包方式をそ
れぞれ示す説明図である。 1……外カバー、2,3……案内部、4,5,
15,16,25……紐、6,18……収納部、
7……孔、8,24……リング状の受け具、9…
…Cフツク状の掛け具、10……内カバー、11
……円筒部、12,13……包囲部、14……案
内体、17……リング状、19,20,21,2
2……マジツクテープ、23……品質情報取付け
部、26……線材コイル、27……空間状の円周
部。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 コイル状物の外周および両側端部の一部分を
    外カバーで包囲して取外し自在に取付け要素で固
    定し、且つ上記コイル状物の空間状の内周に、折
    り返し自在な包囲部を設けた内カバーを貫通挿入
    すると共に、これら包囲部をコイル状物の外周の
    方向へ折り返し、その外周方向へ取付け要素で固
    定し、上記空間状の内周を残したままコイル状物
    の全面を取外し自在に梱包することを特徴とす
    る、コイル状物の梱包方法。 2 外カバーおよび/または内カバーのコイル状
    物との接触面に、除湿剤および/または防錆剤を
    取付け、結露防止および/または錆防止を図りつ
    つコイル状物の全面を取外し自在に梱包すること
    を特徴とする、請求項1記載のコイル状物の梱包
    方法。 3 コイル状物の空間状の内周の断面及び長さ方
    向の形状と適合する円筒部と、その両側に折り返
    し自在な包囲部を設けて成る内カバーと、 上記コイル状物の巻き軸方向の長さよりも広幅
    で、且つコイル状物の外周を包む長さを有する外
    カバーとから構成することを特徴とする、コイル
    状物用カバー。 4 内カバーの包囲部の外カバーとの接触面に、
    包囲部を固定する取付け要素を設け、且つ外カバ
    ーの、内カバーの取付け要素と接触する面に、取
    付け要素を設けて構成する請求項3記載のコイル
    状物用カバー。 5 取付け要素は面フアスナー、紐状物、ベルト
    又はガムテープとする、請求項4記載のコイル状
    物用カバー。 6 コイル状物の空間状の内周の断面及び長さ方
    向の形状と適合する円筒部と、その両側に折り返
    し自在な包囲部を設けると共に、これらの包囲部
    にその円周方向へ締め付け自在な紐および/また
    は包囲部と包囲部の対向方向へ締め付け自在な紐
    を設ける内カバーと、 上記コイル状物の巻き軸方向の長さよりも広幅
    で、且つコイル状物の外周を包める長さを有し、
    その長さ方向の両側の端部近傍にコイル状物の円
    周方向へ締め付ける紐を設ける外カバーとから構
    成することを特徴とする、コイル状物用カバー。 7 外カバーおよび/または内カバーのコイル状
    物との接触面に、除湿剤および/または防錆剤収
    納部を設けることを特徴とする、請求項3,4,
    5,6のいずれか1項記載のコイル状物用カバ
    ー。 8 外カバーおよび/または内カバーの露出面に
    品質情報取付け部を設けることを特徴とする、請
    求項3,4,5,6,7のいずれか1項記載のコ
    イル状物用カバー。 9 外カバーおよび/または内カバーを緩衝性素
    材と防水性素材で構成することを特徴とする、請
    求項3,4,5,6,7,8のいずれか1項記載
    のコイル状物用カバー。 10 緩衝性素材を防水性素材で被覆してなる、
    請求項9記載のコイル状物用カバー。
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