JPH0547402U - Egrバルブ装置 - Google Patents

Egrバルブ装置

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JPH0547402U
JPH0547402U JP10598091U JP10598091U JPH0547402U JP H0547402 U JPH0547402 U JP H0547402U JP 10598091 U JP10598091 U JP 10598091U JP 10598091 U JP10598091 U JP 10598091U JP H0547402 U JPH0547402 U JP H0547402U
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JP
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valve stem
valve
valve body
piston
base end
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敬市 土橋
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Hino Motors Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 組立て時においてバルブステム基端部の雄ね
じに対しナットを締付ける際、バルブ本体を把持して変
形させたり破損してしまうことなく、バルブステムの共
回りを防止し、組立て作業性の向上を図る。 【構成】 第2ピストン10にバルブステム15基端部
を貫通せしめると共に該バルブステム15基端部に形成
した雄ねじ29に対しナット30を締付けることによ
り、アクチュエータ14とバルブステム15とを連結す
るよう構成したEGRバルブ装置において、バルブ本体
6の反バルブステム15側の面の中心部に六角形のレン
チ嵌合用穴31を設ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、自動車のエンジンに使用されるEGRバルブ装置に関するものであ る。
【0002】
【従来の技術】
従来、自動車のエンジンでは、エンジンの排気ラインから排出される排ガスの 一部を、排ガス再循環路を介し排気ラインと吸気ラインとの間の圧力差を利用し てエンジンの吸気ラインに戻し、吸気ラインに戻された排ガスによりエンジン内 での燃焼を抑制し燃焼温度を下げることによって、NOXの発生を低減するいわ ゆる排ガス再循環(Exhaust Gas Recirculation)が 行われている。
【0003】 図3、図4は近年考えられているEGRバルブ装置の一例を示すものであり、 該EGRバルブ装置は、ハウジング1内に形成され且つ排ガス26用の排ガス再 循環路(図示せず)に接続可能な吸入ポート2及び吐出ポート3を有するガス流 路4と、該ガス流路4の吸入ポート2に設けられた弁座5に対し密着、離反可能 に配設され前記吸入ポート2を開閉可能なバルブ本体6と、前記ハウジング1内 に前記ガス流路4内に開口するよう形成された軸受部27と、該軸受部27に摺 動自在に嵌挿され且つ先端部が前記バルブ本体6に固定されたバルブステム15 と、該バルブステム15を介して加圧ポート18,19に供給される圧力流体に より前記バルブ本体6を開閉せしめ得るアクチュエータ14とを備えており、前 記ハウジング1内におけるガス流路4近傍部分には、冷却液体22が流通される 図示していない冷却液体循環系に接続可能なポート24,25を有するウォータ ジャケット23を形成してある。
【0004】 前記アクチュエータ14は、ハウジング1と一体のケーシング28の内部に、 軸受部27側の開口部に中心側に張り出すストッパ7が形成された円筒状のスリ ーブ8を摺動自在に設け、該スリーブ8内部の反ストッパ7側の開口部近傍に第 1ピストン9を一体に固着すると共に、スリーブ8内部のストッパ7と第1ピス トン9との間に第2ピストン10を摺動自在に設け、第1ピストン9と第2ピス トン10との間にエア室11を、第1ピストン9の反第2ピストン10側にエア 室12を、第2ピストン10の反第1ピストン9側にエア室13を夫々形成し、 前記第2ピストン10に前記バルブステム15基端部を貫通せしめると共に該バ ルブステム15基端部に形成した雄ねじ29に対しナット30を締付けて両者を 連結し、更に、前記エア室13内に第2ピストン10を第1ピストン9側へ付勢 するスプリング16を介装し、前記ケーシング28に、前記エア室11に対しス リーブ8の連通孔21を介して連通し且つ図示していないアクチュエータ駆動系 の配管を接続可能な加圧ポート18と、前記エア室12に連通し且つ図示してい ないアクチュエータ駆動系の配管を接続可能な加圧ポート19とを形成して、構 成してある。
【0005】 尚、図中、17は第1ピストン9のエア室11側の面に設けられ第2ピストン 10と一体のバルブステム15基端に当接可能な突起である。
【0006】 前記EGRバルブ装置においては、圧力流体が加圧ポート18からエア室11 に送られると、図3に示される状態から第2ピストン10がスプリング16の付 勢力に抗してストッパ7に制止される位置まで移動し、バルブステム15が軸受 部27からガス流路4側へ突出する方向にスライドし、バルブ本体6が僅かに開 いて、図示していない排気ラインから吸気ラインへ排ガス26が戻される。
【0007】 又、圧力流体が加圧ポート19からエア室12に送られると、図3に示される 状態からスリーブ8と一体の第1ピストン9及び第2ピストン10が一緒にスプ リング16の付勢力に抗してケーシング28に制止される位置まで移動し、バル ブステム15が軸受部27からガス流路4側へ突出する方向にスライドし、バル ブ本体6が前述の場合よりもう少し大きく開いて、図示していない排気ラインか ら吸気ラインへ排ガス26が戻され、排ガス再循環量が増加される。
【0008】 圧力流体が加圧ポート19からエア室12に送られた状態から更に加圧ポート 18からエア室11にも送られた場合、スリーブ8と一体の第1ピストン9及び 第2ピストン10が一緒にスプリング16の付勢力に抗してケーシング28に制 止される位置まで移動することに加え、第2ピストン10がスプリング16の付 勢力に抗してストッパ7に制止される位置まで移動することとなり、バルブ本体 6が全開となって、排ガス再循環量が最大となる。
【0009】
【考案が解決しようとする課題】
前述の如きEGRバルブ装置では、その組立て時においてバルブ本体6と一体 のバルブステム15をアクチュエータ14の第2ピストン10に取付ける際、バ ルブステム15基端部の雄ねじ29に対しナット30を締付けるようにしている ため、ナット30締付け時におけるバルブステム15の共回りを防止するために バルブ本体6を小型の万力等で把持し固定する必要があるが、バルブ本体6は断 面形状が円形であって非常につかみにくく固定することが困難であり、無理に固 定しようとして強く把持した場合、バルブ本体6が変形したり破損したりする虞 れがあり、組立て作業性が極めて悪かった。
【0010】 本考案は、斯かる実情に鑑み、組立て時においてバルブステム基端部の雄ねじ に対しナットを締付ける際、バルブ本体を把持して変形させたり破損してしまう ことなく、バルブステムの共回りを防止し得、組立て作業性の向上を図り得るE GRバルブ装置を提供しようとするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本考案は、ハウジング内に形成された吸入ポート及び吐出ポートを有するガス 流路と、該ガス流路の吸入ポートを開閉可能なバルブ本体と、前記ハウジング内 に前記ガス流路内に開口するよう形成された軸受部と、該軸受部に摺動自在に嵌 挿され且つ先端部が前記バルブ本体に固定されたバルブステムと、加圧ポートに 供給される圧力流体によって駆動される作動部材により前記バルブステムを介し てバルブ本体を開閉せしめ得るアクチュエータとを備え、且つ前記作動部材にバ ルブステム基端部を貫通せしめると共に該バルブステム基端部に形成した雄ねじ に対しナットを締付けることにより前記アクチュエータとバルブステムとを連結 するよう構成したEGRバルブ装置において、前記バルブ本体の反バルブステム 側の面の中心部にレンチ嵌合用穴を設けたことを特徴とするものである。
【0012】
【作用】
従って、EGRバルブ装置の組立て時においてバルブ本体と一体のバルブステ ムをアクチュエータの作動部材に取付ける際、レンチ嵌合用穴の形状に合致する 工具をバルブ本体のレンチ嵌合用穴に嵌入した状態で、バルブステム基端部の雄 ねじに対しナットを締付けると、バルブステムが共回りせず、組立てが容易に行 える。
【0013】
【実施例】
以下、図面に基づいて本考案の実施例を説明する。
【0014】 図1、図2は本考案の一実施例であって、図中、図3と同一の符号を付した部 分は同一物を表わしており、基本的な構成は図3に示す従来のものと同様である が、本実施例の特徴とするところは、図1、図2に示す如く、バルブ本体6の反 バルブステム15側の面の中心部に六角形のレンチ嵌合用穴31を設けた点にあ る。
【0015】 前述の如く構成したので、EGRバルブ装置の組立て時においてバルブ本体6 と一体のバルブステム15をアクチュエータ14の第2ピストン10に取付ける 際、六角レンチ等の工具をバルブ本体6のレンチ嵌合用穴31に嵌入した状態で 、バルブステム15基端部の雄ねじ29に対しナット30を締付けると、バルブ ステム15が共回りせず、組立てが容易に行える。
【0016】 こうして、バルブ本体6を小型の万力等で把持し固定する必要がなくなり、バ ルブ本体6が変形したり破損したりする虞れもなく、組立て作業性向上に大いに 役立つ。
【0017】 尚、本考案のEGRバルブ装置は、上述の実施例にのみ限定されるものではな く、アクチュエータの作動部材がスリーブと第1ピストンと第2ピストンとから 多段に構成されるものに限らず単に一つのピストンで構成されるものにも適用し 得ること、レンチ嵌合用穴の形状は六角形に限らず四角形や楕円形でもよく、円 形以外でその形状に合致する工具を嵌入した際にナット締付けによるバルブステ ムの共回りを規制し得る形状であればよいこと等、その他、本考案の要旨を逸脱 しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
【0018】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案のEGRバルブ装置によれば、組立て時において バルブステム基端部の雄ねじに対しナットを締付ける際、バルブ本体を把持して 変形させたり破損してしまうことなく、バルブステムの共回りを防止し得、組立 て作業性の向上を図り得るという優れた効果を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の側断面図である。
【図2】図1のII−II矢視図である。
【図3】従来例の側断面図である。
【図4】図3のIV−IV矢視図である。
【符号の説明】
1 ハウジング 2 吸入ポート 3 吐出ポート 4 ガス流路 6 バルブ本体 10 第2ピストン(作動部材) 14 アクチュエータ 15 バルブステム 18 加圧ポート 19 加圧ポート 27 軸受部 29 雄ねじ 30 ナット 31 レンチ嵌合用穴

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハウジング内に形成された吸入ポート及
    び吐出ポートを有するガス流路と、該ガス流路の吸入ポ
    ートを開閉可能なバルブ本体と、前記ハウジング内に前
    記ガス流路内に開口するよう形成された軸受部と、該軸
    受部に摺動自在に嵌挿され且つ先端部が前記バルブ本体
    に固定されたバルブステムと、加圧ポートに供給される
    圧力流体によって駆動される作動部材により前記バルブ
    ステムを介してバルブ本体を開閉せしめ得るアクチュエ
    ータとを備え、且つ前記作動部材にバルブステム基端部
    を貫通せしめると共に該バルブステム基端部に形成した
    雄ねじに対しナットを締付けることにより前記アクチュ
    エータとバルブステムとを連結するよう構成したEGR
    バルブ装置において、前記バルブ本体の反バルブステム
    側の面の中心部にレンチ嵌合用穴を設けたことを特徴と
    するEGRバルブ装置。
JP10598091U 1991-11-29 1991-11-29 Egrバルブ装置 Expired - Lifetime JP2523882Y2 (ja)

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JPH0547402U true JPH0547402U (ja) 1993-06-25
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100907328B1 (ko) * 2006-06-20 2009-07-13 씨케이디 가부시키 가이샤 에어 오퍼레이팅 밸브
KR20180057527A (ko) * 2016-11-22 2018-05-30 맨 디젤 앤드 터보 필리얼 아프 맨 디젤 앤드 터보 에스이 티스크랜드 대형 터보차징 2 행정 압축 점화 내연기관용 릴리프 밸브

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JP2523882Y2 (ja) 1997-01-29

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