JPH0547040Y2 - - Google Patents

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JPH0547040Y2
JPH0547040Y2 JP1988120649U JP12064988U JPH0547040Y2 JP H0547040 Y2 JPH0547040 Y2 JP H0547040Y2 JP 1988120649 U JP1988120649 U JP 1988120649U JP 12064988 U JP12064988 U JP 12064988U JP H0547040 Y2 JPH0547040 Y2 JP H0547040Y2
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  • Filling Or Discharging Of Gas Storage Vessels (AREA)
  • Emergency Lowering Means (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、安全性及び経済性に優れた救命浮輪
に関する。
〈従来の技術〉 ガスを利用して膨脹させる救命浮輪が知られて
いる。
この救命浮輪は、自動車のチユーブに似た浮輪
本体の一部に、ガスを充気するための口金を有
し、この口金に袋ナツトを介してガス充気装置を
装着すると共に、ガス充気装置にガスを封入した
ボンベを接続してなる。
そして、ガス充気装置に設けられたレバーの回
動操作により、ボンベの口部に穴を開け、浮輪本
体内にガスを瞬時のうちに充気してドーナツ形に
膨らんだ救命浮輪が得られるように構成してあ
る。
〈本考案が解決しようとする問題点〉 従来のガス充気式の救命浮輪には、次のような
問題点がある。
〈イ〉 浮輪本体とガス充気装置が別部材である
から、浮輪本体側の口金とガス充気装置の間か
らガスが漏洩し易い構造である。
口金とガス充気装置の間からガスが漏洩する
と、救命浮輪に十分な浮力が得られないばかり
でなく、長時間の浮上に耐えられず、救命具と
しては致命的である。
〈ロ〉 ガス充気装置が高価であるため、救命浮
輪が高価格となる。
〈ハ〉 従来のカツト装置は、レバーの力をカツ
ト針に伝える開口部から海水が入り易いため、
カツト装置を一度海水に浸すと塩の粒が入り込
んで作動不能になる場合が多い。
〈本考案の目的〉 本考案は以上の問題点を解決するために成され
たもので、その目的とするところはガス漏れを確
実に防止できると共に、作動不能を回避して安全
性の極めて高い、救命浮輪を提供することにあ
る。
〈本考案の構成〉 以下、図面を参照しながら本考案の一実施例に
ついて説明する。
〈イ〉救命浮輪の構成(第1,2図) 本考案に係る救命浮輪1は、可撓性の袋の両端
を接続して形成した浮輪本体2と、この浮輪本体
2の一部に一体に形成したガス充気装置3と、ボ
ンベ4と、これらを収容する上下二つ割のケース
5とよりなる。
本考案は、ガス充気装置3と浮輪本体2とを、
接着或は熱熔着等により一体に形成したことを特
徴の一つとする。
以下、各部について説明する。
〈ロ〉浮輪本体 浮輪本体2は、ゴムなどの薄地のシート材を用
い、この素材をドーナツ状に形成する。
浮輪本体2は、通常は偏平状に萎ませて折り畳
んで、ケース5内に収容しておく。
尚、膨脹時の浮輪本体2の形状や、身体が浮輪
本体2から抜け出しを防止するためのベルトや、
排気栓等を装備することは、従来の救命浮輪と同
様である。
〈ハ〉ガス充気装置 ガス充気装置3は第2,3図に示すように、合
成樹脂製のマガジン31と、マガジン31内に摺
動自在に収容したカツト針6とよりなる。
[マガジン] マガジン31は、全体を合成樹脂又は硬質ゴム
等で成型し、その一側にボンベ4を螺着して接続
するための段付穴32を有する。
この段付穴32の内面は、低温に十分耐え得る
ように真鍮で形成する。
さらに、マガジン31は、段付穴32の直交す
る方向の面から穿設した導気孔33を有する。
導気孔33は、断面が四角形を有する有底構造
の穴であり、導気孔33の開放端を浮輪本体2に
連通させる。
そして、マガジン31の背面部34は、カツト
針6に前進力を与えるために薄肉に形成して可撓
性を付与して形成する。
本考案に係るガス充気装置3は、従来のように
マガジン31の一部にレバーを案内するための開
口を設ける必要がない。
段付穴32の大径部の奥にシール材35とばね
36を収容する。
尚、ばね36を省略する場合もある。
[カツト針] 段付穴32の小径部内にはカツト針6を収容し
ている。
カツト針6は、ボンベ4に貫入してボンベ4内
のガスを導気孔33に案内するためのもので、例
えば第3図に拡大して示すように円柱形の本体6
1と、本体61の一側に突設した鋭角な貫入部6
2とよりなる。
本体61は樹脂等で製作し、貫入部62は金属
等で製作する。
又、ガスは段付穴32の小径部と本体61の周
面の間隙を経て導気孔33へ案内することも可能
であるが、その他に、第3図に示すように本体6
1及び貫入部62の両部材にわたり、その軸方向
に条溝63を開設しても良い。
或は、図示しないが貫入部62に注射針のよう
な管体を用いたり、或は四角錐の形に形成した
り、或はこれに条溝を設けても良く、又、本体6
1の軸方向に複数の貫通孔を設けて形成したり、
或はこれらを組み合わせても良い。
貫入部62を角錐形に形成する場合は、先端角
を40°程度に形成すると、ガスを良好に移送でき
る。
又、マガジン31内からカツト針6が脱落する
ことが予想される場合は、本体61の前後に第3
図のような突起体を夫々設けて対処する。
〈ニ〉 ボンベ ボンベ4は内部に炭酸ガス等を充気して、その
口を封止してある公知のボンベを使用する。
〈ホ〉 ケース ケース5は、第1ケース51と第2ケース52
の二つからなり、両ケース51,52の一端がヒ
ンジで開閉自在に連結している。
そして、第1,2図の上位側に位置する第1ケ
ース51内に、ガス充気装置3とボンベ4が脱落
しない状態で収容してあると共に、下位側の第2
ケース52内に、浮輪本体2が折り畳んだ状態で
収容してある。
さらに、第1ケース51の一側には、ガス充気
装置3の背面部34に対向して押圧棒53が摺動
可能に貫通している。
この押圧棒53を押圧するには、例えば第1ケ
ース51に作動レバー7をピン8で軸支すると共
に、第1ケース51の下部に上向きの係止体54
を形成しておく。
他方、第2ケース52の側面に、作動レバー7
に接近する高さの可撓腕55を設けると共に、こ
の可撓腕55の内側に下向きの係止体56を突設
しておく。
作動レバー7の先端部は、作動レバー7を回動
したときに、可撓腕55を外方に押し出せること
と、同時に押圧棒53をケース5内に押し込める
ように、二面を鋭角に形成しておく。
尚、第2ケース52の背面に、スボンのベルト
等に掛け止め可能な掛止腕57を形成しておくと
便利である。
〈作用〉 作動レバー7を持ち上げると、ピン8を支点に
回動する。
すると、作動レバー7の先端部の一面が可撓腕
55の傾斜面に当接して、可撓腕55が外方に変
形する。
その結果、両係止体54,56が外れて、ケー
ス5が開く状態となる。
これと同時に、作動レバー7の先端部の他面が
押圧棒53を押動し、押圧棒53がガス充気装置
3の背面部34を撓ませながらカツト針6にボン
ベ4への貫入力を与える。
カツト針6の貫入部62がボンベ4に貫入する
と、瞬時にガスが浮輪本体2へ充気され、浮輪本
体2の膨脹圧によつてケース5が開き、ドーナツ
形の膨脹した救命浮輪1が形成される。
〈その他の実施例1〉 前記した実施例は、手動式のガス充気装置3の
場合について説明したが、吸水すると自動的にカ
ツト針を爆発させてボンベに穴を開ける形式のガ
ス充気装置を浮輪本体と一体に形成しても良い。
〈その他の実施例2〉 既述した実施例はケース5に設け作動レバー7
を操作して、ガス充気装置3を作動する場合につ
いて説明したが、第4図のように構成しても良
い。
即ち、カバー9の開放端側の両側に対向して設
けた溝付きのガイド91に略L字形の作動レバー
10を差し込み、このカバー9をマガジン31の
周面に装着する。
カバー9の閉塞面に開設した開口92とマガジ
ン31側の段付穴32とを一致させて図示しない
ボンベ4を螺着して、カバー9をマガジン31に
一体に接続する。
そして、作動レバー10の回動操作により、作
動レバー10の先端でマガジン31の背面部34
を押動する構造である。
〈本考案の効果〉 本考案は以上説明したようになるから次の効果
が得られる。
〈イ〉 ガス充気装置が浮輪本体と一体に固着し
てあるので、ガス充気装置と浮輪本体間におけ
るガスの漏出事故を確実に防止できる。
〈ロ〉 カツト針を押圧する部位のマガジン背面
部を薄肉に形成することで、カツト針の押圧操
作性を損なうことなく、ガス充気装置の気密性
を確保できる。
そのため、海水等の浸入によるガス充気装置
の作動不能を回避できると共に、ガス充気装置
のカツト針の押圧部を通じたガスの漏出を確実
に防止できる。
〈ハ〉 ガス漏れやガス充気装置の不作動を確実
に防止できるから、救命浮輪としての安全性が
著しく向上する。
〈ニ〉 浮輪本体へガスを充気するためにケース
に取り付けた作動レバーを引くだけの操作で、
ケースの開放操作も同時に行え、ケースの開放
操作を別途に行う必要がない。
【図面の簡単な説明】
第1図:本考案に係る救命浮輪の全体の斜視
図、第2図:第1図のの縦断面図、第3図:カツ
ト針の一例の説明図、第4図:その他のガス充気
装置の説明図。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 内部に連続した空間を有する浮輪本体と、 前記浮輪本体の一部に接続したガス充気装置
    と、 ガス充気装置に接続したガスボンベと、 前記浮輪本体とガス充気装置とボンベとを収容
    し、ガス充気装置を押圧する作動レバー付きのケ
    ースとを具備し、 前記ガス充気装置が、浮輪本体に一体に固着さ
    れ、浮輪本体に連通する導気孔を有する密封構造
    のマガジンと、 マガジン内に摺動自在に収容され、マガジンの
    薄肉に形成した背面部を押圧されてボンベに貫入
    するカツト針とにより構成する、 救命浮輪。
JP1988120649U 1988-09-14 1988-09-14 Expired - Lifetime JPH0547040Y2 (ja)

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JP1988120649U JPH0547040Y2 (ja) 1988-09-14 1988-09-14

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JP1988120649U JPH0547040Y2 (ja) 1988-09-14 1988-09-14

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JPH0241896U JPH0241896U (ja) 1990-03-22
JPH0547040Y2 true JPH0547040Y2 (ja) 1993-12-09

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5147353U (ja) * 1974-10-02 1976-04-08

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5147353U (ja) * 1974-10-02 1976-04-08

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JPH0241896U (ja) 1990-03-22

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