JPH0546800A

JPH0546800A - バーコード検出装置

Info

Publication number: JPH0546800A
Application number: JP3200595A
Authority: JP
Inventors: Akio Nakasuji; 章雄中筋; Keiichi Kobayashi; 圭一小林; Marie Tashiro; まりえ田代; Masahiro Dan; 政宏檀
Original assignee: Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Current assignee: Panasonic Holdings Corp
Priority date: 1991-08-09
Filing date: 1991-08-09
Publication date: 1993-02-26
Anticipated expiration: 2013-03-04
Also published as: JP2720644B2

Abstract

(57)【要約】（修正有）【目的】マルチリード式バーコード検出装置におい
て、データーの解読時間を短縮させ、バーコード検出装
置の読み取り性能を向上させる。【構成】可視半導体レーザー１ａと、コリメートレン
ズ１ｂからなるレーザービーム投光部１により発光され
たレーザービーム２は４つの反射面を持つポリゴンミラ
ー４に入射して走査し、さらに反射ミラー群８により５
方向にバーコード上を走査し、この反射光は凹面鏡９を
介してＰＩＮフォトダイオード９上に集光する。そして
この受光信号を電気信号に変換してバーコードを解読す
る。またフォトインターラプター７はポリゴンミラー４
に固定されている円盤６に開いている穴６ａを検出する
ことでポリゴンミラー４の回転角を検出することができ
るように構成した。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、ＰＯＳ，物流，生産管
理などで利用されているバーコード検出装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来のこの種の複数の方向に走査された
レーザービームを有するバーコード検出装置（マルチリ
ード式バーコード検出装置）は、ポリゴンミラーが１回
転するごとに１回の信号を検出するだけであった（ポリ
ゴンミラーを回転するモーターのPhase Generator信号
より検出）。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかし、このようなマ
ルチリード式バーコード検出装置は、ポリゴンミラーが
１回転する間にレーザービームは１０回から２０回程度
走査される。図３はマルチリード式バーコード検出装置
において、ポリゴンミラーが１回転する間に走査された
レーザービーム走査線（実線部）の一例（走査回数がポ
リゴンミラー１回転につき１０回の場合）とバーコード
（破線部）の位置関係を示したものである。また、レー
ザービームがバーコードのバーとほぼ垂直方向に端から
端までバーコード上を走査されたときのみデーターが有
効になるため、図３の場合、１と１０のレーザービーム
走査線だけが有効なデーターとなるが、その他の方向に
走査されたレーザービームは無効となる。このようにマ
ルチリード式バーコード検出装置においてポリゴンミラ
ーが１回転する間に入ってくるデーターの内ほとんどが
無効なデーターである。

【０００４】しかしながら、上記従来のマルチリード式
バーコード検出装置では、ポリゴンミラー１回転に１回
しか信号を検出できないため、ポリゴンミラー１回転分
のデーター（図３の場合１０走査分）を取り込み、全て
のデーターを解読しなければならない。そのため、デー
ター解読に時間がかかり、バーコードの高速読み取りが
できないという問題があった。

【０００５】本発明は上記問題を解決するもので、バー
コードの高速読み取りが可能なバーコード検出装置を提
供することを目的とする。

【０００６】

【課題を解決するための手段】上記問題を解決するため
に本発明のバーコード検出装置は、波長が６００nmから
７００nmの間にあるレーザー光を発光するレーザー光源
と、前記レーザー光を集光しレーザービームを発生する
集光手段と、前記レーザービームを走査するためのポリ
ゴンミラーと、前記ポリゴンミラーを回転させるための
モーターと、前記走査されたレーザービームを複数の方
向に反射し複数の方向に走査されるレーザービームを作
り出す反射手段と、前記複数の方向に走査されたレーザ
ービームのバーコードからの反射光を受光する受光手段
と、前記ポリゴンミラーの回転角を検出する手段とを備
えて構成したものである。

【０００７】また前記ポリゴンミラーの回転角を検出す
る手段を、前記ポリゴンミラーと同軸状で回転する円盤
とこの円盤に取り付けられている光学的情報を検出する
光学センサーとで構成したものである。

【０００８】

【作用】本発明は上記した構成により、ポリゴンミラー
の回転角を検出することでレーザービーム１走査毎のデ
ーターを区別することができ、レーザービーム走査位置
の情報を得ることが可能となるため、ポリゴンミラー１
回転分のデーターをレーザービーム１走査毎に分離しレ
ーザービーム走査位置の情報と一括して取り込むことが
できるようになる。したがって、データー解読時にレー
ザービーム走査位置の情報により、有効なデーターと無
効なデーターを分けてから、有効なデーターだけを解読
することができる。そのため、データー解読に要する時
間を大幅に短縮することができる。

【０００９】また、ポリゴンミラーの回転角を検出する
手段として、穴の開いた円盤をポリゴンミラーの回転の
中心と同軸になるようにポリゴンミラーに取り付け、前
記穴の位置をたとえばレーザービームが走査される先頭
の位置と一致するように開け、前記穴を光学センサーで
検出する手段がある。この手段だと、円盤と光学センサ
ーだけで簡単にスペースを取らずに構成でき、レーザー
ビームの走査の先頭を検出することが可能である。

【００１０】

【実施例】以下、本発明の一実施例について図面に基づ
いて説明する。

【００１１】図１（ａ）はバーコード検出装置の構成を
示す側面図であり、図１（ｂ）は図１（ａ）のＡＡ線よ
り上側を見た平面図、図１（ｃ）は図１（ａ）のＡＡ線
より下側を見た平面図である。そして図２（ａ）は同要
部の拡大平面図、図２（ｂ）は（ａ）の側面図である。

【００１２】図に示すように、波長６００nm〜７００nm
間のたとえば６７５nmのレーザー光を発光する可視半導
体レーザー１ａと、焦点距離４．７５mmのコリメートレ
ンズ１ｂより構成されたレーザービーム投光部１は、レ
ーザービーム２を投光する。レーザービーム２は分離鏡
３により反射され、４面の反射面をもつポリゴンミラー
４に入射する。このときポリゴンミラー４はブラシレス
モーター５により６，０００rpmの角速度で回転するよ
うにしている。円盤６もポリゴンミラー４に固定してい
るため６，０００rpmの角速度で回転する。フォトイン
ターラプター７は前記円盤６に開口している穴６ａを検
出することで前記ポリゴンミラー４の回転角を検出する
ことができる。

【００１３】上記構成において、レーザービーム２はポ
リゴンミラー４が回転することにより走査される。この
走査されたレーザービーム２を５等分するように配置さ
れた５枚の反射ミラー群８により５方向に反射し、５方
向に走査するレーザービーム２を作り出すことができ
る。また、ポリゴンミラー４の各４つの反射面はそれぞ
れレーザービーム２の反射角が異なるため、ポリゴンミ
ラーが１回転する間に計２０本のレーザービーム走査線
を発生させることができる。円盤６に開けられた穴６ａ
は２０本のレーザービーム走査線のスタートに同期する
ように開けられているため、各レーザービーム走査線の
スタート位置を検出することが可能である。

【００１４】前記２０本のレーザービーム走査線はバー
コード上を走査し、前記バーコードからの反射光は、レ
ーザービーム２と逆の光路を通り、反射ミラー群８，ポ
リゴンミラー４で反射され凹面鏡９に到着する。凹面鏡
９は前記反射光をＰＩＮフォトダイオード１０上に集光
する。凹面鏡９は中央部に穴が開いており、レーザービ
ーム２は中央部のその穴を通り分離鏡３に到達し、反射
光とレーザービーム２を同一光路上に重ねることができ
るようにしている。

【００１５】なお、ＰＩＮフォトダイオード１０は集光
した受光信号を電気信号に変換し、バーコードを解読す
る。

【００１６】

【発明の効果】以上述べたように、本発明のバーコード
検出装置は、ポリゴンミラーの回転角を簡単な構成で容
易に検出することができ、しかもレーザービーム１走査
毎のデーターを区別することが可能であるため、ポリゴ
ンミラー１回転分のデーターをレーザービーム１走査毎
に区別して取り込むことができ、データー解読時に有効
なデーターと無効なデーターを分けてから、有効なデー
ターだけを解読することができる。そのため、データー
解読に要する時間を大幅に短縮することができる。すな
わち、従来は１６ビットＣＰＵでデーター解読するのに
約４０msecかかっていたが、本発明では約１０msecに短
縮することができた。

【図面の簡単な説明】

【図１】（ａ）は本発明の一実施例のバーコード検出装
置の構成を示す側面図（ｂ）は（ａ）のＡ−Ａ線より上側を見た平面図（ｃ）は（ａ）のＡ−Ａ線より下側を見た平面図

【図２】（ａ）は同バーコード検出装置の要部平面図（ｂ）は（ａ）の側面図

【図３】従来のマルチリード式バーコード検出装置のポ
リゴンミラーが１回転する間に走査されたレーザービー
ム走査線の一例（走査回数がポリゴンミラー１回転につ
き１０回の場合）とバーコードの位置関係を示す図

【符号の説明】

１ａ可視半導体レーザー（レーザー光源）１ｂコリメートレンズ（集光手段）２レーザービーム４ポリゴンミラー５ブラシレスモーター（モーター）６円盤７フォトインターラプター（光学センサー）８反射ミラー群（反射手段）１０ＰＩＮフォトダイオード（受光手段）

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者檀政宏大阪府門真市大字門真1006番地松下電器産業株式会社内

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】少なくとも、波長が６００nmから７００nm
の間にあるレーザー光を発光するレーザー光源と、前記
レーザー光を集光しレーザービームを発生する集光手段
と、前記レーザービームを走査するためのポリゴンミラ
ーと、前記ポリゴンミラーを回転させるためのモーター
と、前記走査されたレーザービームを複数の方向に反射
し複数の方向に走査されるレーザービームを作り出す反
射手段と、前記複数の方向に走査されたレーザービーム
のバーコードからの反射光を受光する受光手段と、前記
ポリゴンミラーの回転角を検出する手段とを備えたバー
コード検出装置。
【請求項２】ポリゴンミラーの回転角を検出する手段
を、前記ポリゴンミラーと同軸状で回転する円盤とこの
円盤に取り付けられている光学的情報を検出する光学セ
ンサーとで構成した請求項１記載のバーコード検出装
置。