JPH0546523B2 - - Google Patents

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JPH0546523B2
JPH0546523B2 JP58120626A JP12062683A JPH0546523B2 JP H0546523 B2 JPH0546523 B2 JP H0546523B2 JP 58120626 A JP58120626 A JP 58120626A JP 12062683 A JP12062683 A JP 12062683A JP H0546523 B2 JPH0546523 B2 JP H0546523B2
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tube
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organic base
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Koichi Maeda
Masaaki Funaki
Motoaki Yoshida
Yasuji Ootsuka
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Nippon Sheet Glass Co Ltd
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Nippon Sheet Glass Co Ltd
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Priority to US06/626,697 priority patent/US4587065A/en
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Priority to US06/827,468 priority patent/US4689000A/en
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    • G02OPTICS
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    • G02B6/44Mechanical structures for providing tensile strength and external protection for fibres, e.g. optical transmission cables
    • G02B6/4479Manufacturing methods of optical cables
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29KINDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASSES B29B, B29C OR B29D, RELATING TO MOULDING MATERIALS OR TO MATERIALS FOR MOULDS, REINFORCEMENTS, FILLERS OR PREFORMED PARTS, e.g. INSERTS
    • B29K2105/00Condition, form or state of moulded material or of the material to be shaped
    • B29K2105/0002Condition, form or state of moulded material or of the material to be shaped monomers or prepolymers
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29KINDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASSES B29B, B29C OR B29D, RELATING TO MOULDING MATERIALS OR TO MATERIALS FOR MOULDS, REINFORCEMENTS, FILLERS OR PREFORMED PARTS, e.g. INSERTS
    • B29K2995/00Properties of moulding materials, reinforcements, fillers, preformed parts or moulds
    • B29K2995/0018Properties of moulding materials, reinforcements, fillers, preformed parts or moulds having particular optical properties, e.g. fluorescent or phosphorescent
    • B29K2995/0031Refractive

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  • Polymerisation Methods In General (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、中心軸からの距離と共に変化する屈
折率分布を有する合成樹脂光伝送体を製造する方
法及びこれに用いる装置に関する。
屈折率分布が次に示す(A)式で表される透明棒状
体は凸レンズ作用を示し、この透明棒状体中を進
む光束は中心軸に沿つて蛇行する。その周期Lは
次に示す(B)式で表される。ここでn0は中心軸上の
屈折率、n(r)は中心軸からrの距離にある点の屈
折率、Aは正の定数(屈折率分布定数)である。
n(r)=n0(1−1/2Ar2) (A) L=2π/√ (B) 屈折率分布が次に示す(C)式で表される場合には
凹レンズ作用を示す。ここでBは正の定数(屈折
率分布定数)である。
n(r)=n0(1+1/2Br2) (C) 特公昭52−5857号公報(以下特許出願1と称す
る)、特開昭51−16394号公報(以下特許出願2と
称する)、特公昭56−37521号公報(以下特許出願
3と称する)及び特開昭57−182702号公報(以下
特許出願4と称する)には、架橋性単量体Maを
一部重合させて得られる網状重合体の透明ゲル物
体に、この網状重合体の屈折率とは異なる屈折率
を有する重合体を形成する単量体Mbを、上記透
明ゲル物体表面から液相または気相により拡散さ
せた後または拡散と同時に重合させることによ
り、屈折率が表面から内部に向かつて連続的に変
化する合成樹脂光伝送体を製造する方法が開示さ
れている。
上記特許出願1及び2の方法では、透明ゲル物
体を液状の単量体Mb中に浸漬して、この透明ゲ
ル物体表面に上記単量体Mbを直接接触させる
が、この方法には次のような欠点がある。
即ち、上記透明ゲル物体中に含有させた重合開
始剤が浸漬時間の経過と共に上記単量体Mb相に
溶出してくるので、上記単量体Mb相においても
重合が徐々に起こる。そして浸漬を終えて上記単
量体Mb相から取り出した上記透明ゲル物体の外
周表面には、浸漬温度が高温の場合、部分的重合
によつて粘稠となつた単量体Mbの層が付着して
おり、上記透明ゲル物体を損傷させることなく上
記単量体Mbの層を除去することは困難である。
従つて、重合のために行われる後の熱処理工程中
に上記単量体Mbが上記透明ゲル物体内部に拡散
し、これが光伝送体の外周部付近の屈折率分布の
好ましくない歪みを増大させる原因となる。また
浸漬温度が低温の場合には、透明ゲル物体中に拡
散した単量体Mbが熱処理工程中に上記透明ゲル
物体の外周面から蒸発して、これが光伝送体の外
周部付近の屈折率分布の好ましくない歪みを増大
させる原因となる。
また上記特許出願3の方法では、透明ゲル物体
は単量体Mbの蒸気に触れるのみであるため上記
欠点はなくなるが、上記単量体Mbの蒸気圧が低
くなるにつれて光伝送体の製造が困難になるとい
う欠点がある。
本発明は、従来技術の上述のような欠点を除去
して、外周部付近の屈折率分布の歪みを減少させ
た合成樹脂光伝送体を一定の品質で連続的に製造
する方法及びこれに用いる装置を提供することを
目的とする。
以下本発明に係る合成樹脂光伝送体の製造方法
及びこれに用いる装置の一実施例につき図面を参
照しながら説明する。
第1図において、冷却水によつて冷却されてい
る押出し機1の中には、合成樹脂光伝送体の原料
として用いられる粘性流体(以下においてはプレ
ポリマー流体と称する)が入れられている。この
プレポリマー流体は、単量体Maをゲル化する直
前まで予備重合させて流動性を保持させたもので
ある。また押出し機1は押出し具(図示せず)を
有し、この押出し具によつて円管2を介して成形
具3中のチユーブ4内に上記プレポリマー流体を
押し出し得るようになつている。
なお合成樹脂光伝送体の原料として上記プレポ
リマー流体を用いるようにしたのは次の理由によ
る。即ち、合成樹脂光伝送体を単量体Maの段階
から連続的に製造する場合、単量体Maはほぼニ
ユートン流体であるため、チユーブ4ではその中
心で流速最大で外周に向かうに従つて放物線状に
流速が減少するという速度分布を有する。従つ
て、単量体Maは送り出されるチユーブ4内では
円管2内の外側から重合が進むので、この外側に
ある単量体Maの粘性が大きくなり、その結果チ
ユーブ4の中心付近と外周部の流速差がさらに大
きくなる。この傾向は重合と共に促進され、つい
にはチユーブ4の外周部からゲル化してしまう結
果、単量体Maは円管2の中心付近では高速度で
流れまたチユーブ4の外周部では単量体Maが重
合し、ついにはチユーブ4がつまつてしまうこと
になる。このため合成樹脂光伝送体を連続的に製
造するためには、チユーブ4の内壁付近を除いて
半径方向の速度分布がほぼ均一となるビンガム流
体に近づける必要がある。このビンガム流体に近
づけるためには、上記単量体Maを予備重合させ
て、次に示す非ニユートン流体の一般方程式
(Ostwaldのべき法則)(D)式における20℃でのn
の値が1.10以上となるまで粘度を上昇させたプレ
ポリマー流体を作ればよい。ここでDはずり速
度、σはずり応力、Kは塑性粘度の逆数である。
D=K〓n (D) 従つて、上記プレポリマー流体を合成樹脂光伝
送体の原料として用いれば、既述の問題を解決す
ることができる。
黄銅製の円柱から成る成形手段としての成形具
3の中心には既述の円管2の外径よりも少し径の
大きい貫通孔3aが形成されていて、この貫通孔
3aの中にはさらにこの貫通孔3aと同径のテフ
ロンチユーブ4が取り付けられている。そして円
管2から押し出された上記プレポリマー流体がこ
のテフロンチユーブ4の中を通過するようになつ
ている。また上記成形具3の上部及び下部にはそ
れぞれ比較的温度の高い温水5及び比較的温度の
低い温水6が循環されていて、この成形具3の下
部から上部に向つて温度が次第に高くなるような
温度勾配が付けられている。
上記成形具3に上記温度勾配を付けるようにし
たのは次の理由による。即ち、円管2からテフロ
ンチユーブ4に送り込まれた上記プレポリマー流
体は、このテフロンチユーブ4内を上方に向かつ
て通過していく間に、上記温度勾配によつて徐々
に加熱され次第に重合が進む結果ゲル化し、成形
具3の上端から出て行くときには透明ゲル物体と
なつている。しかし上記温度勾配を付けないとき
には、この成形具3にプレポリマー流体が入ると
同時に急激に加熱されるため、このプレポリマー
流体の粘度が著しく上昇してしまう。このことか
ら明らかなように、上記温度勾配を付けたのは、
均一な上記透明ゲル物体を連続的に製造するため
に、できる限りビンガム流体に近づけたままゲル
化させるように、成形具3における温度上昇を緩
やかにして粘度を急激に上昇させずに重合を進め
ることによつて、上記透明ゲル物体を半径方向に
均一に製造するためである。なおテフロンチユー
ブ4を用いたのは、上記プレポリマー流体及び上
記透明ゲル物体との間の摩擦を小さくして、上記
成形具3から上記透明ゲル物体を円滑に送り出す
ことができるようにするためである。
また成形具3の上方には拡散手段としての拡散
管7が設けられていて、成形具3によつて成形さ
れた透明ゲル物体はこの拡散管7内で所定の拡散
を行われるようになつている。
この拡散管7の詳細を第2図に示す。第1図に
示す霧化器8内において超音波またはスプレーノ
ズル噴射等の物理的方法によつて微粒子状に霧化
された添加剤としての単量体Mbは、導管9を通
つて導入口10から拡散管7内部の拡散室11内
に導入されるようになつている。またこの拡散室
11内に導入された上記霧化状の単量体Mbは、
真空ポンプ12により導出口13から導管14を
通つて排出されてから回収されるようになつてい
る。拡散室11の外周部は、入り口15から入つ
て出口16から出る加熱媒体としての温水17に
よつて所望温度に保たれるようになつている。さ
らに拡散管7の上部には、中心に上記透明ゲル物
体18の径よりも少し径の大きい穴19aを有す
る円板19が取り付けられている。そしてこの円
板19によつて、拡散管7内の単量体Mbが後述
の熱処理管20の中に入らないようになつてい
る。
第1図において、上記拡散管7の上部には加熱
手段としての熱処理管20が設けられている。こ
の熱処理管20は金属製円筒管21の外周にヒー
タ22を巻き付けたものであつて、このヒータ2
2に通電することにより熱処理管20の内部を所
定温度に保つことができるようになつている。な
お熱処理管20の加熱はヒータ22で行わず、例
えばマイクロ波加熱を用いてもよく、この場合に
は透明ゲル物体18の内部も加熱される。また上
記熱処理管20の下部には窒素ガスの導入口23
が設けられていて、この導入口23から熱処理管
20内に窒素ガスを導入し得るようになつてい
る。
さらに上記熱処理管20の上方には移送手段と
しての引き上げ用モータ24,25が設けられて
いて、これらの引き上げ用モータ24,25の軸
に直結されているプーリ26,27が回転される
ことにより、熱処理を終えた合成樹脂光伝送体2
8を連続的に引き上げることができるようになつ
ている。
次に上述のように構成された合成樹脂光伝送体
の製造装置により合成樹脂光伝送体を製造する方
法を説明する。
第1図において、まず押出し機1の中に既述の
プレポリマー流体を入れた後、このプレポリマー
流体を押出し具(図示せず)によつて円管2内に
徐々にかつ連続的に送り出す。予めテフロンチユ
ーブ4内に上方からステンレス管の下端部を挿入
しておくと、プレポリマー流体の先端がこのステ
ンレス管の下端部に接触した状態でゲル化して透
明ゲル物体となり始めるので、ステンレス管の下
端部と上記透明ゲル物体の先端とが一体結合され
る。この後、押出し速度と同じ速度でステンレス
管を引き上げ用モータ24,25で引き上げ始
め、光伝送体の製造を開始する。なお上記ステン
レス管は光伝送体の製造の開始時においてのみ必
要である。
次に上記ステンレス管の下端と一体化した透明
ゲル物体の先端が拡散管7の下端に到達する。拡
散管7の拡散室11内には、霧化器12において
霧化された単量体Mbが予め導入されていて、こ
の単量体Mbが透明ゲル物体18に接触する。な
お拡散室11は温水17によつて所定温度に保た
れている。上記透明ゲル物体18は重合が不完全
な状態にあるため、上記霧化された単量体Mbが
上記透明ゲル物体18の表面から内部に拡散し得
る状態にある。従つて単量体Mbは、接触時間に
応じて上記透明ゲル物体18内部に拡散する。ま
たこの際上記透明ゲル物体18は一部重合する。
なお上記霧化された単量体Mbの一部または全部
は、単量体Mbの沸点及び拡散管7の温度に応じ
て気化するが、これは一向に差し支えない。
また上記拡散管7を窒素ガスの雰囲気にすると
共に、この拡散管7内に霧化された単量体Mbの
流れを形成させることが重要である。このため
に、実際には拡散管7の導入口10からは霧化さ
れた単量体Mbを含んだ窒素ガスが導入される。
また上記透明ゲル物体18を上記単量体Mbの
霧滴を含む雰囲気中に滞留させておく時間及び温
度は、所望する屈折率勾配によつて決定される。
この接触温度及び接触時間が極端に大き過ぎる
と、単量体Mbが上記透明ゲル物体18の内部で
均一な濃度になるように拡散してしまうので、所
望する屈折率勾配が得られなくなる。繊維状また
は棒状体の上記透明ゲル物体18の全周表面で単
量体Mbと接触させるとき、この接触時間を単量
体Mbの拡散が透明ゲル物体18の中心に至るま
で生ずる程度またはそれよりもやや大きく選べ
ば、後の熱処理工程を経たこの透明ゲル物体18
は、その中心から外周表面に向かつて、中心から
の半径方向の距離の二乗にほぼ比例して減少また
は増大するような既述の(A)式または(B)式で表され
る屈折率分布を有するようになり、これは凸レン
ズ作用または凹レンズ作用を有する。
次に拡散管7において上述のように所定の拡散
を終えた透明ゲル物体18は、窒素雰囲気にある
熱処理管20内に導かれ、この熱処理管20内を
上方に移送される間に重合が完結される。このよ
うにして、屈折率が中心軸からの距離の二乗にほ
ぼ比例して連続的に変化する合成樹脂光伝送体2
8を熱処理管20の上端の取り出し口29から得
ることができる。なお合成樹脂光伝送体の製造装
置の稼動時においては、押出し機1内には常に一
定量のプレポリマー流体を入れておき、この押出
し機1から一定流量のプレポリマー流体が円管2
内に押し出されるようにすると共に、引き上げ用
モータ24,25も連続的に運転して合成樹脂光
伝送体28を一定速度で引き上げるようにしてお
くことは言うまでもない。
上述の実施例においては、単量体Mbを霧化さ
せて透明ゲル物体18と接触させることによつ
て、上記透明ゲル物体18内部に上記単量体Mb
を拡散させるようにしているので、既述のように
上記単量体Mbの蒸気圧によつて制約を受けるこ
とがない。従つて、既述の特許出願3では使用で
きなかつた蒸気圧1mmHg以下の単量体Mbも使用
できることは勿論、合成樹脂光伝送体を一定の品
質でかつ連続的に製造することができる。
また上述の実施例においては、既述のように、
成形具3においてプレポリマー流体を棒状の透明
ゲル物体18に成形し、次にこの透明ゲル物体1
8を拡散管7に導いてこの拡散管7内で単量体
Mbを所定量拡散させた後、この拡散を終えた透
明ゲル物体18を熱処理管20内で加熱すること
によつて、これらの工程を連続的に行つて合成樹
脂光伝送体を製造するようにしている。従つて、
透明ゲル物体を作製する工程、単量体Mbの拡散
工程、熱処理工程のそれぞれをバツチ式に行う場
合に生ずる次のような欠点がまつたくない。即
ち、バツチ式の場合には、霧化させて単量体Mb
を導入して透明ゲル物体に単量体Mbを拡散させ
る装置内の温度や単量体Mbの濃度が場所によつ
てわずかに異なつても、また熱処理装置内の温度
が場所によつて変化したりしても、透明ゲル物体
の組成が長さ方向に異なつてしまうので、合成樹
脂光伝送体の光学性能が長さ方向に沿つてばらつ
いてしまう。これに対して上述の実施例において
は、品質一定の合成樹脂光伝送体を連続的かつ効
率的に製造することができる。
上述の実施例における有機母材としての透明ゲ
ル物体の原料となるべき単量体Maとしては、ア
リル基、アクリル酸基、メタクリル酸基またはビ
ニル基のうちの2種類以上の基を有する単量体を
用いることができる。次に単量体Maの具体例を
挙げる。
(1) アリル化合物 フタル酸ジアリル、イソフタル酸ジアリル、テ
レフタル酸ジアリル、ジエチレングリコールビス
アリルカーボネート等のジアリルエステル;トリ
メリト酸トリアリル、リン酸トリアリル、亜リン
酸トリアリル等のトリアリルエステル;メタクリ
ル酸アリル、アクリル酸アリル等の不飽和酸アリ
ルエステル。
(2) R1−R2−R3で表される化合物 R1及びR3がいずれもビニル基、アクリル基、
ビニルエステル基、またはメタクリル基である化
合物;R1及びR3のいずれか一方がビニル基、ア
クリル基、メタクリル基及びビニルエステル基の
4つの基のうちのいずれかであり、他方が残りの
3つの基のうちのいずれかである化合物。ここで
R2は以下に示され2価の基のうちから選択でき
る。
R2(p−またはm−異性体) (p−またはm−異性体) −(CH2CH2O)n−CH2CH2−(m=0〜20) −(CH2p− (p=3〜15) (i,j=1〜3) (k=0〜20) (3) 上記(1)と(2)の単量体の混合物、またはモノビ
ニル化合物、ビニルエステル類、アクリル酸エス
テル類及びメタクリル酸エステル類の5種のうち
の少なくとも1種と上記(1)または(2)の単量体(ま
たはその混合物)との混合物。
また単量体Mbとしては、次のようなものが挙
げられる。
(4) で表される化合物 ただし、式中Xは水素原子またはメチル基、 Yは −CH=CH2、 −(CH2lH (l=1〜8)、i−プロピル基、
i−ブチル基、s−ブチル基、t−ブチル基、 (h=0〜2)及び(―CH2CH2O)p――CH2CH3(p
=1〜6)から成る群から選ばれた基、または−
(CF2a−F(a=1〜6)、 −CH2(CF2bH(b=1〜8)、−CH2CH2O・
CH2CF3、 −(CH2CH2O)cCF2CF2H(c=1〜4)、 −CH2CH2O・CH2(CF2aF(a=1〜6)、 −CH2(CF2dO(CF2lF(d=1〜2、l=1〜
4)及び−Si(OC2H53から成る群より選ばれた
基を表す。
(5) で表される化合物 ただし、式中R4は−(CH2f−CH3(f=0〜
2)、 −(CH2gH(g=1〜3)、 及び (h=0〜2)から成る群より選ばれた基を表
す。
(6) (4)及び(5)の単量体の混合物。
単量体Maとして上記(1)〜(3)、単量体Mbとし
て(4)〜(6)のいずれも組み合わせることができる。
また上記透明ゲル物体のゲル化状態を調節する
には、(3)項に挙げたように架橋性単量体Maに不
飽和基を一つ有する単量体を添加する方法及び
CBr4、CCl4、メルカプタン類等の連鎖移動剤を
添加する方法、または両者を併用する方法が有効
である。
次に本発明に係る合成樹脂光伝送体の製造方法
及び製造装置による合成樹脂光伝送体の製造例に
つき説明する。
製造例 1 3.0重量%の過酸化ベンゾイル(BPO)を溶解
させたジエチレングリコールビスアリルカーボネ
ート(CR−39)を75℃で65分間加温して予備重
合させることによりプレポリマー流体を作製す
る。このプレポリマー流体は、粘度が約1000eps
(20℃)の粘性流体である。このプレポリマー流
体を押出し機1内に入れ、成形具3を貫通してい
る直径4mm、長さ200mmのテフロンチユーブ4中
に、6.3×10-2ml/minの一定流量で連続的に送り
込む。なお上記成形具3の上部には78℃の温水
が、また下部には58℃の温水がそれぞれ流されて
いて、成形具3の下部から上部に向かつて次第に
温度が高くなる温度勾配がつけられている。この
テフロンチユーブ4中を40分間かけて通過する間
に、上記プレポリマー流体はゲル化され直径4mm
の透明ゲル物体に成形される。この透明ゲル物体
は、アセトンに不溶な成分(網状構造重合体)25
重量%、アセトン可溶・メタノール不溶の成分
(線形重合体)5重量%、アセトン可溶・メタノ
ール可溶の成分(単量体・数量体)70重量%から
成つている。
この透明ゲル物体を引き上げ用モータ24,2
5によつて0.52cm/minの一定速度で拡散管7中
に送り込む。霧化器8において、振動子を作動さ
せることによつて発生された超音波(1.625〜
1.7MHz)により霧化された単量体Mb(メタクリ
ル酸1,1,5−トリハイドロパーフルオロペン
チル(8FMA))が、窒素ガスにより200ml/min
の一定流量で、温水17によつて50℃に加温され
た拡散管7内に送り込まれる。透明ゲル物体を約
50分間かけて拡散管7内を通過させることによ
り、単量体Mbを拡散させると共に、透明ゲル物
体を一部重合させる。霧滴状となつた単量体Mb
は、真空ポンプ12により、導出口13から2.0
/minの流速で回収される。
上記拡散を終えた透明ゲル物体は熱処理管20
中に導かれ、この熱処理管20内を約6時間かけ
て通過する間に重合が完結された後、取り出し口
29から合成樹脂光伝送体が連続的に得られる。
なお上記熱処理管20は、下方から順に90℃、
110℃、120℃、130℃の温度にそれぞれ保たれて
いる4つの部分から成つていて、熱処理温度を段
階的に高めることができるようになつている。
このようにして製造された合成樹脂光伝送体
は、均一な光学性能を有する直径4mmの棒状凸レ
ンズである。この光伝送体の屈折率分布定数A=
2.45×10-2mm-2、光伝送体内を蛇行する光束の周
期L=41.6mmである。またこの光伝送体は、殆ど
外周部まで(A)式で表される屈折率分布を有してい
るので、外周部を削り落とす必要がない。また凸
レンズとしての性能、即ち開口数NA=0.47であ
つて、十分に大きい。
一方、本製造例においては、拡散管7から真空
ポンプ12により回収しコールドトラツプで液化
させた単量体Mb(8FMA)は殆ど重合していな
いので、繰り返し使用することができる。
なお上述の製造例で用いた単量体Mbとしての
8FMAの沸点は57〜60℃/6mmHgであつてかな
り高沸点であるので、特許出願3の方法を用いた
場合には、L>200mmの屈折率勾配の緩やかな光
伝送体しか得られない。
製造例 2 製造例1と同様にしてCR−39を予備重合させ
てプレポリマー流体を作製し、このプレポリマー
流体を成形具3においてゲル化すると共に成形す
ることにより透明ゲル物体を作製する。この透明
ゲル物体を、霧化器8において窒素ガスのスプレ
ーノズル噴射によつて霧化されたメタクリル酸フ
エニル(PhMA)が予め導入されている拡散管
7中に送り込み、ここを200分間かけて通過させ
る間に上記PhMAを拡散させると共に、一部重
合させる。その後、製造例1と同様に、上記拡散
を終えた透明ゲル物体を熱処理することにより、
合成樹脂光伝送体を連続的に製造する。得られた
直径4mmの光伝送体は均一な光学性能を有する棒
状凹レンズであつて、屈折率分布定数B=6.3×
10-3mm-2である。
以上述べたように、本発明に係る合成樹脂光伝
送体の製造方法及び製造装置によれば、均一な光
学性能を有する合成樹脂光伝送体を連続的かつ効
率的に製造することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る合成樹脂光伝送体の製造
装置の縦断面図、第2図は第1図に示す拡散管の
拡大断面図である。 なお図面に用いた符号において、1…押出し
機、3…成形具、4…テフロンチユーブ(成形チ
ユーブ)、7…拡散管、8…霧化器、10…導入
口、11…拡散室、12…真空ポンプ、13…導
入口、17…温水、18…透明ゲル物体、20…
熱処理管、22…ヒータ、24,25…引き上げ
用モータ、28…合成樹脂光伝送体、である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 入口側が相対的に低温で出口側が相対的に高
    温となるように、成形材料の移動方向に向つて高
    くなる温度勾配を成形チユーブに与え、 非ニユートン流体の一般方程式:D=K〓n(こ
    こで、Dはずり速度、σはずり応力、Kは塑性粘
    度の逆数)における20℃でのnの値が1.10以上と
    なるまで粘度が上昇するように単量体を予備重合
    させて、プレポリマー流体を作り、 このプレポリマー流体を上記成形材料として上
    記入口から上記成形チユーブ内に連続的に送り込
    み、 上記プレポリマー流体を上記成形チユーブによ
    り成形することによつて得られかつその内部に添
    加剤を拡散させ得る状態にある有機母材を上記成
    形チユーブの上記出口から連続的に引き出し、 この連続的に引き出しつつある有機母材に拡散
    手段と加熱手段とを連続的に通過させ、この際、
    上記拡散手段によつて上記有機母材中に上記添加
    剤を拡散させると共に、上記加熱手段によつて上
    記有機母材を加熱して上記有機母材中の上記添加
    剤の分布を固定させるようにしたことを特徴とす
    る合成樹脂光伝送体の製造方法。 2 上記添加剤を気体状または霧滴状で上記有機
    母材の通過方向に上記拡散手段中を流通させるこ
    とによつて上記拡散手段における拡散を行うよう
    にしたことを特徴とする特許請求の範囲第1項に
    記載の合成樹脂光伝送体の製造方法。 3 (a) 連続的に連なつた状態に有機母材を成形
    する成形手段、 (b) 上記成形された有機母材中に添加剤を拡散さ
    せるための拡散室と、この拡散室に対して上記
    添加剤を導入及び導出するために上記有機母材
    の通過方向における上記拡散室の前位及び後位
    にそれぞれ配されている導入口及び導出口と、
    上記導入口から上記拡散室内に上記添加剤を霧
    滴状で供給するための霧化器と、上記導出口か
    ら上記拡散室外に上記霧滴状添加剤を排出する
    ための吸引手段と、上記拡散室を加熱するため
    の第1の加熱手段とをそれぞれ有する拡散手
    段、 (c) 上記拡散手段を通過した上記有機母材を加熱
    するための第2の加熱手段、 (d) 上記成形手段から連続的に引き出される上記
    有機母材に上記拡散手段と上記第2の加熱手段
    とを連続的に通過させるための移送手段、 をそれぞれ具備すること特徴とする合成樹脂光伝
    送体の製造装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS525857A (en) * 1975-07-01 1977-01-17 Nippon Zeon Co Ltd Cross-linkable halogen-containing polymecomposition

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