JPH0546407U - 成形型 - Google Patents

成形型

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JPH0546407U
JPH0546407U JP9826691U JP9826691U JPH0546407U JP H0546407 U JPH0546407 U JP H0546407U JP 9826691 U JP9826691 U JP 9826691U JP 9826691 U JP9826691 U JP 9826691U JP H0546407 U JPH0546407 U JP H0546407U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 成形完了後の成形品が常に一定の型に保持さ
れるようにする。 【構成】 第1の型2と第2の型3と第3の型4とから
なる成形型1の型閉めの際に形成されるキャビティ10
内に、金属環12と成形材料15とを位置して加硫成形
することによって、キャビティ10の形状に合致した成
形品11が形成されるようになっている成形型におい
て、前記第2の型3のキャビティ10に面する部分に溝
部8を形成して、型閉めの際にこの溝部8内に金属環1
2が係止されるようにして、成形完了後の成形品11が
金属環12と同じ型に保持されるようにし、これによ
り、成形完了後の成形品11の離型の位置を常に一定と
し、生産性を向上させるとともに、自動化のラインにお
ける使用も可能とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は成形型に関し、特に、金属環とゴム状弾性体とからなるオイルシー ル等の成形品を形成するための複数の型からなる成形型に関するものである。
【0002】
【従来技術およびその問題点】
一般に、回転部または往復動部の密封を行うオイルシール等の成形品11にあ っては、図9に示すように、断面がL字形状で環状をなす金属環12と、この金 属環12の内周側に一体に設けられるとともに、内周側に環状のリップ部14が 一体に形成されている環状のゴム状弾性体13とから構成されていて、前記ゴム 状弾性体13の環状のリップ部14を図示しないスプリング等を介してラジアル 方向に締め付けることにより、回転部または往復動部をシールするようになって いる。
【0003】 そして、上記のような成形品11は、図6に示すような成形型21によって形 成されるようになっていて、この成形型21は、第1の型22と第2の型23と 第3の型24とを具え、第2の型23の上面に対して第1の型22が接離可能に 設けられ、第2の型23の下面に対して第3の型24が接離可能に設けられてい る。
【0004】 前記第1の型22は、下面内周側に図中下方に環状に突出する適宜の形状の突 出部27が一体に形成されている環状の外型25と、この外型25の内側に嵌合 される円板状の内型26とからなり、前記突出部27の外周面27aは適宜の角 度のテーパ面に形成されている。また、前記第2の型23は環状に形成され、さ らに、前記第3の型24は、中央部に図中上方に突出するとともに、外周面がテ ーパ面に形成されている凸部29が一体に形成されて全体で円板状に形成されて いる。
【0005】 そして、第2の型23の上面に第1の型22を当接させるとともに、第2の型 23の下面に第3の型24を当接させることによって、第1の型22と第2の型 23と第3の型24との間で適宜の形状のキャビティ30が形成され、このキャ ビティ30内に断面がL字形状の金属環12を位置した状態で、図示しない注入 孔を介して成形材料15を充填して加硫成形することにより、キャビティ30の 形状に合致した金属環12とゴム状弾性体13とからなる成形品11が形成され ることになる。
【0006】 この場合、第1の型22を第2の型23の上面に、第2の型23を第2の型2 3の下面に当接させることによって、図7に示すように、金属環12の上端部は 、内周面12a側が押圧されることにより、径方向外方に押し広げられるように 変形して、内周面12a側が第1の型22の外型25の突出部27の外周面に、 外周面12b側が第2の型23の内面側に緩く嵌合されて、金属環12は、キャ ビティ30内の所定の位置に保持され、この状態で、図示しない注入孔を介して 成形材料15を充填することにより、安定した品質の成形品11が形成されるよ うになっている。
【0007】 また、成形完了後に成形品11を離型するには、まず最初に、第1の型22を 第2の型23の上面から離間させて、その後に、第3の型24を第2の型23の 下面から離間させた上で、第2の型23に成形品11を残着させ、この第2の型 23に残着させた成形品11を図示しない離型装置により押圧して離型するよう になっている。
【0008】 しかしながら、加硫成形時に形成されるバリや、成形された成形品11の抵抗 等により、図8に示すように成形品11が第1の型22に残着したり、図示はし ないが第3の型24に残着したりすることがあり、その場合には離型装置を使用 することができないために、作業者が手作業で成形品11を離型しなければなら ず、生産性が著しく低下してしまい、自動化のライン等にも到底使用することが できないというという問題点があった。
【0009】 この考案は、前記のような従来のもののもつ問題点を解決したものであって、 型閉めの際に金属環が常に一定の型に係止されるようにすることによって、成形 完了後の成形品も常に一定の型に保持されるようにし、これにより、成形品の離 型を容易にして、生産性を向上させるとともに、自動化のライン等にも使用する ことのできる成形型を提供することを目的とするものである。
【0010】
【問題点を解決するための手段】
上記の問題点を解決するためにこの考案は、型閉め型開き可能に設けられる複 数の型の型閉めの際に形成されるキャビティ内に、金属環と成形材料とを位置し て加硫成形することにより、キャビティの形状に合致した成形品が形成されるよ うになっている成形型において、前記複数の型の内の何れか1つの型の前記キャ ビティに面する部分に、前記金属環を係止させるための溝部を形成したという手 段を採用したものである。
【0011】
【作用】
この考案は前記の手段を採用したことにより、複数の型の型閉めの際に形成さ れるキャビティ内に金属環と成形材料とを位置して加硫成形することにより、キ ャビティの形状に合致した成形品が形成され、この場合、複数の型の内の1つの 型のキャビティに面する部分に形成した溝部に金属環の一部が係止されることに なるので、成形完了後の成形品も金属環と同じ型に保持されることになる。した がって、成形完了後の成形品の離型が容易となり、生産性が向上することになる 。
【0012】
【実施例】
以下、図面に示すこの考案の実施例について説明する。 図1〜図5には、この考案による成形型の一実施例が示されていて、図1は型 閉めした状態を示す概略断面図、図2は図1の部分拡大図、図3は型開きした状 態を示す概略断面図、図4は型閉め前の金属環の状態を示す拡大説明図、図5は 型閉め後の金属環の状態を示す拡大説明図である。
【0013】 すなわち、この成形型1は、第1の型2と、第2の型3と、第3の型4とを具 えていて、第2の型3の上面に対して第1の型2が接離可能に設けられ、第2の 型3の下面に対して第3の型4が接離可能に設けられている。
【0014】 前記第1の型2は、下面内周側に図中下方に環状に突出する適宜の形状の突出 部7が一体に形成されている環状の外型5と、この外型5の内側に嵌合される円 板状の内型6とから構成されていて、この場合、前記突出部7の外周面7aは適 宜の角度のテーパ面に形成されている。
【0015】 前記第2の型3は、環状をなすとともに、内周面の一部に全周に渡って断面が 略V形状の溝部8が形成されている。
【0016】 前記第3の型4は、円板状をなすとともに、中央部に図中上方に突出する凸部 9が一体に形成されていて、この凸部9の外周面は適宜の角度のテーパ面に形成 されている。
【0017】 そして、上記のように構成した第1の型2を第2の型3の上面に当接させると ともに、第3の型4を第2の型3の下面に当接させることによって、第1の型2 の下面と第2の型3の内面と第3の型4の上面との間で適宜の形状のキャビティ 10が形成されることになり、このキャビティ10内に、断面がL字形状で環状 をなす金属環12を位置させるとともに、図示しない注入孔を介して成形材料1 5を充填して加硫成形することにより、キャビティ10の形状に合致した金属環 12とゴム状弾性体13とからなるオイルシール等の成形品11が形成されるこ とになる。
【0018】 この場合、成形品11の金属環12は、第1の型2を第2の型3の上面に、第 3の型4を第2の型3の下面に当接させることで、図2に示すように上端部内周 面12a(黒塗りの部分)側が押圧されて、上端部全体が径方向外方に変形する ことになる。すなわち、型閉め前においては、図4に示すように、金属環12の 上端部は第1の型2と第2の型3との間に初期の形状を維持して保持されている が、型閉め後においては、図5に示すように、金属環12の上端部内周面12a (黒塗りの部分)側が押圧されることで、上端部全体が径方向外方に変形して、 上端部外周面12bは第2の型3の内周面に形成されている溝部8の形状に合致 するように変形して、溝部8内に係止されることになる。
【0019】 したがって、成形完了後に図3に示すように型開きして、第1の型2を第2の 型3の上面から離間させ、第3の型4を第2の型3の下面から離間させた際に、 成形された成形品11は、金属環12の上端部外周面12b側が第2の型3の内 周面の溝部8に係止されることにより、金属環12と同じ第2の型3の内周側に 保持されることになる。
【0020】 そして、この場合、金属環12の上端部外周面12b側は第2の型3の内周面 の溝部8の形状に合致するように変形しているので、型開きの際に外力等が作用 したとしても、第2の型3の溝から容易に離脱することはなく、確実に第2の型 3の溝部8内に係止されることになる。
【0021】 したがって、成形完了後の成形品11を常に第2の型3の内周側に保持するこ とができることになり、これにより、成形品11の離型が容易となり、生産性を 著しく向上させることができるとともに、大量生産を行う自動化のライン中にも 用いることが可能となる。
【0022】 なお、前記の説明においては、金属環12を係止させる溝部8を第2の型3の 内周面側に形成したが、第1の型2、あるいは第3の型4に形成してもよいもの である。
【0023】
【考案の効果】 この考案は前記のように構成したことにより、成形完了後の成形品は、型閉め の際に形成されるキャビティに面する部分に溝部を形成した型に金属環が係止さ れることにより、金属環が係止される型と同一の型に保持されることになり、し たがって、常に成形完了後の成形品を一定の型に保持することができるので、離 型装置等を利用して成形品の離型を行うことが可能となり、これにより、成形品 の離型が容易となるので、生産性が著しく向上するとともに、常に一定の位置で 離型することができるので、自動化のラインにおける使用も可能となる等の優れ た効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案による成形型の一実施例を示した概略
断面図であり、型閉めした状態を示した説明図である。
【図2】図1に示すものの部分拡大図である。
【図3】図1に示すものの型開きした状態を示した説明
図である。
【図4】図1に示すものの型閉め前の金属環の状態を示
した拡大図である。
【図5】図1に示すものの型閉め後の金属環の状態を示
した拡大図である。
【図6】従来の成形型を示した概略断面図であり、型閉
めした状態を示した説明図である。
【図7】図6に示すものの部分拡大図である。
【図8】図6に示すものの型開きした状態を示した説明
図である。
【図9】成形品を示した概略断面図である。
【符号の説明】
1、21……成形型 2、22……第1の型 3、23……第2の型 4、24……第3の型 5、25……外型 6、26……内型 7、27……突出部 7a、27a……外周面 8……溝部 9、29……凸部 10、30……キャビティ 11……成形品(オイルシール) 12……金属環 12a……上端部内周面 12b……上端部外周面 13……ゴム状弾性体 14……リップ部 15……成形材料

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 型閉め型開き可能に設けられる複数の型
    (2)(3)(4)の型閉めの際に形成されるキャビテ
    ィ(10)内に、金属環(12)と成形材料(15)と
    を位置して加硫成形することにより、キャビティ(1
    0)の形状に合致した成形品(11)が形成されるよう
    になっている成形型において、前記複数の型(2)
    (3)(4)の内の何れか1つの型(3)の前記キャビ
    ティ(10)に面する部分に、前記金属環(12)を係
    止させるための溝部(8)を形成したことを特徴とする
    成形型。
JP1991098266U 1991-11-28 1991-11-28 成形型 Expired - Fee Related JP2577910Y2 (ja)

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58147340A (ja) * 1982-02-26 1983-09-02 Kiipaa Kk 成型金型装置
JPH0226648U (ja) * 1988-08-08 1990-02-21

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0226648U (ja) * 1988-08-08 1990-02-21

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