JPH0546295A - 低消費電力キーボードシステム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【構成】 本発明の低消費電力キーボードシステムは、
キーボード１と、キーボード１でキー操作があったとき
キーボードにかかる圧力変化を検知するようキーボード
１に取り付けられた圧力感知素子２と、この圧力感知素
子２がキー操作を検知したとき発するトリガ信号が入力
され、信号入力時点から一定時間の間キーボード１のキ
ーの状態の読取りおよびどのキーが操作されたかを示す
信号出力の制御動作を続け、前記一定時間の間にキー操
作が無かった場合は前記制御動作を休止し、次のトリガ
信号が入力されるまで休止状態を続け、消費電力を最少
とするキーボードコントローラ４とを具備している。 【効果】 キー操作を一定時間の間に一度も行なわない
と、キーボードコントローラ４が制御動作を休止し、消
費電力を最少とした状態を次のキー操作があるまで続け
るので、従来、キー操作の有無に拘らず一定電力を消費
していた無駄を解消できる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、情報処理装置への入力
装置としてのキーボードシステムに関する。

【０００２】

【従来の技術】情報処理装置への入力装置としてのキー
ボードシステムは、実際に操作されるキーボードと、そ
のキー操作を信号に変換して情報処理システムへ送るキ
ーボードコントローラから成るのが一般的である。

【０００３】キー操作を信号に変換するには、キーボー
ドの状態を常に読み続け、どのキーが押されていてどの
キーが離されているかを記憶しておいて、変化があった
時点で押され（あるいは離され）たと判断するのが一般
的であった。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】上記のように、従来技
術では、キーボードコントローラが常に、人間がキーを
操作するスピード以上でキーボードの状態を読み続ける
ため、キー操作があってもなくてもほぼ一定の電力を消
費してしまう無駄があった。

【０００５】そこで本発明は、上記の無駄を解消した低
消費電力のキーボードシステムを実現することを課題と
する。

【０００６】

【課題を解決するための手段】本発明の低消費電力キー
ボードシステムは、オン・オフのスイッチキーを複数備
えたキーボードと、このキーボードでのキーを押す，離
すキー操作があったときキーボードにかかる圧力変化を
検知するようキーボードに少なくとも単数取り付けられ
た圧力感知素子と、この圧力感知素子がキー操作を検知
したとき発するトリガ信号が入力され、トリガ信号入力
時点から一定時間の間前記キーボードの状態の読み取り
およびどのキーが操作されたかを示す信号を出力する制
御動作を続け、前記一定時間の間にキー操作が行なわれ
なかった場合は前記制御動作を休止し、次のトリガ信号
が入力されるまで休止状態を続け、消費電力を最少とす
るキーボードコントローラとを具備した構成である。

【０００７】

【作用】本発明の低消費電力キーボードシステムにおい
ては、キーボードでキー操作が行なわれたことを検知し
た圧力感知素子からのトリガ信号が入力されると、キー
ボードコントローラはその時点から一定の時間の間制御
動作（キーの状態の読み取りとどのキーが操作されたか
を示す信号の出力）を続け、その一定時間が終るまでの
間にキー状態変化が無ければ、前記制御動作を休止し、
消費電力を最少とし、次のトリガ信号が入力するまで休
止状態を続ける。すなわち、キーの状態に変化が無い間
はキーボードコントローラは休止したままである。そし
て、キーの状態に変化が生じると、すなわち、いずれか
のキーを押したり離したりすると、圧力感知素子が反応
し、トリガ信号が発生し、これを受けたキーボードコン
トローラは、キーの状態の読み取りを始め、再びその時
点から一定時間の間、前記の制御動作を続ける。

【０００８】

【実施例】以下、図面に示した実施例に基いて本発明を
詳細に説明する。

【０００９】図１に本発明一実施例の低消費電力キーボ
ードシステムの構成を示す。図１において、オン・オフ
のスイッチキーを複数構えたキーボード１には、キーの
状態変化すなわちキーを押す、離すキー操作があったと
きキーボード１にかかる圧力変化を検知する圧力感知素
子２が、キーボード１の裏に単数乃至複数（この実施例
では３個）取り付けられている。この圧力感知素子２
は、圧力の増大，減少共に信号を出力する。

【００１０】キーボード１の各スイッチキーの回路がケ
ーブル３を介し接続されたキーボードコントローラ４
は、圧力感知素子２の出力信号のオアをトリガ信号とし
て伝達するトリガ信号線５が接続されており、キー操作
があったとき圧力感知素子２から発せられたトリガ信号
を受けたときから一定時間の間、キーボード１のキーの
状態の読み取りおよびどのキーが操作されたかを示す信
号を出力する制御動作を続け、前記一定時間の間にキー
操作が行なわれなかった場合は前記制御動作を休止し、
次のトリガ信号が入力されるまで休止状態を続け、消費
電力を最少とする。

【００１１】上記のように構成された本発明一実施例の
低消費電力キーボードシステムにおいては、キーボード
１でキー操作が行なわれると、それを検知した圧力感知
素子２からのトリガ信号がキーボードコントローラ４に
入力され、キーボードコントローラ４は、直ちにキーの
状態の読み取りを開始し、どのキーが操作されたかを示
す信号を出力する。そして、前記トリガ信号が入力され
た時点から一定の時間の間キーの状態の読み取りおよび
どのキーが操作されたかを示す信号を出力する制御動作
を続ける。そして、一定時間内で再びキー操作が行なわ
れると制御動作の継続時間の始点がその操作時点からに
切替る。もし、一定時間の間にキー操作が行なわれなか
った場合は、キーボードコントローラ４は、制御動作を
休止し、次のトリガ信号が入力されるまで休止状態を続
け、消費電力を最少とする。

【００１２】そして、キーの状態に変化が生じると、す
なわち、いずれかのキーを押したり離したりすると、圧
力感知素子２が反応し、トリガ信号が発生し、これを受
けたキーボードコントローラ４は、キーの状態の読み取
りを始め、再びその時点から一定時間の間、前記の制御
動作を続ける。

【００１３】このように、本発明一実施例の低消費電力
キーボードシステムによれば、キーの操作を一定時間の
間に一度も行なわないと、キーボードコントローラ４が
制御動作を休止し、消費電力を最少とした状態を次のキ
ー操作が行なわれるまで継続するので、従来キー操作が
あってもなくてもほぼ一定の電力を消費してしまってい
た無駄を解消することができる。

【００１４】

【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、キ
ーボードには、キーを押す，離すキー操作があったとき
のキーボードにかかる圧力変化を検知する圧力感知素子
を取り付け、キー操作を検知した圧力感知素子が発する
トリガ信号を受けた時から一定時間の間、前記キーボー
ドのキーの状態の読み取りおよびどのキーが操作された
かを示す信号を出力する制御動作を続け、前記一定時間
の間にキー操作が行なわれなかった場合は前記制御動作
を休止し、次のトリガ信号が入力されるまで休止状態を
続け、消費電力を最少とするキーボードコントローラを
具備するようにした低消費電力キーボードシステムを実
現したことにより、キーの操作を一定時間の間に一度も
行なわないと、キーボードコントローラが制御動作を休
止し、消費電力を最少とした状態を次のキー操作が行な
われるまで継続するので、従来キー操作があってもなく
てもほぼ一定の電力を消費していた無駄を解消すること
ができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明一実施例の低消費電力キーボードシステ
ムの構成を示す概略図である。

【符号の説明】

１…キーボード ２…圧力感知素子 ３…ケーブル ４…キーボードコントローラ ５…トリガ信号線

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 オン・オフのスイッチキーを複数備えた
   キーボードと、このキーボードでのキーを押す、離すキ
   ー操作があったときキーボードにかかる圧力変化を検知
   するようにキーボードに少なくとも単数取り付けられた
   圧力感知素子と、この圧力感知素子がキー操作を検知し
   たとき発するトリガ信号が入力され、トリガ信号入力時
   点から一定時間の間前記キーボードのキーの状態の読み
   取りおよびどのキーが操作されたかを示す信号を出力す
   る制御動作を続け、前記一定時間の間にキー操作が行な
   われなかった場合は前記制御動作を休止し、次のトリガ
   信号が入力されるまで休止状態を続け、消費電力を最少
   とするキーボードコントローラとを具備した低消費電力
   キーボードシステム。