JPH0546209Y2 - - Google Patents

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JPH0546209Y2
JPH0546209Y2 JP8767988U JP8767988U JPH0546209Y2 JP H0546209 Y2 JPH0546209 Y2 JP H0546209Y2 JP 8767988 U JP8767988 U JP 8767988U JP 8767988 U JP8767988 U JP 8767988U JP H0546209 Y2 JPH0546209 Y2 JP H0546209Y2
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JP
Japan
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battery
sealed lead
battery case
wall
ribs
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JP8767988U
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JPH028858U (ja
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    • Y02E60/12

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Description

【考案の詳細な説明】
産業上の利用分野 本考案は密閉形鉛蓄電池の改良に関するもので
ある。 従来技術とその問題点 一般に密閉形鉛蓄電池では、上方に向けて開口
する電槽と、電槽の上部を覆う蓋とで密閉構造が
形成され、その内部は隔壁によつて分割され複数
個のセル室が形成されている。各セル室内には
陰、陽極板とセパレータとが複数枚ずつ重ね合わ
された極板群が挿入されると共に、上記蓋には排
気弁が設けられている。また、極板とセパレータ
との密着性を良好とし、蓄電池としての性能を向
上させるため、極板群を電槽のセル室へ挿入する
際、60〜100Kg/dm2の大きい荷重(緊圧)を加
えている。 しかし、極板並びにセパレータには夫々に於い
て厚さのバラツキがあり、それが大きい方へバラ
ツイた場合、隔壁に平行に配置された電槽外壁が
膨張して湾曲し、蓄電池としての基準寸法を越
え、そのために使用者が不具合感を抱いたり、二
輪車用蓄電池に用いる寸法に余裕のない収容ケー
スには入らなかつたりした。また、製造工程に於
いて蓋が電槽に嵌着できないため製造することが
できない等の欠点があつた。 このような欠点を解消するために、第6図に示
すように隔壁に平行に配置された電槽外壁7に高
さの同じ複数のリブa′〜e′を設け、極板群6の厚
さのバラツキを吸収した密閉形鉛蓄電池があつ
た。しかし、このような蓄電池においては、極板
群6の挿入時には各リブa′〜e′に均等に荷重がか
かり、外壁7の側端部9から離れるに従い、リブ
からの反発力が小さくなり、第6図のように外壁
7の中央部8での膨張が大となり、側端部9での
膨張が小となつた。その結果、中央部8での寸法
が前記基準寸法以下にならず、前記欠点が解消で
きなかつた。 考案の目的 本考案は上記不具合に鑑み、極板群挿入時の電
槽側壁の湾曲を防止し、電槽に蓋を固定するとき
の作業性及び信頼性の向上等を図ることによつ
て、優れた密閉形鉛蓄電池を提供することを目的
としている。 考案の構成 本考案は、電池内が所定圧になると電池外へガ
スを放出する排気弁を備えた密閉形鉛蓄電池にお
いて、電槽隔壁に平行な電槽外壁の内側に縦方向
に延びる複数のリブを設け、該リブを該外壁の中
央部から側端部方向に向けて順次高く形成した密
閉形鉛蓄電池である。 実施例 本考案の一実施例を図面に基き説明する。第1
図は本考案密閉形鉛蓄電池の要部縦断側面図、第
2図は本考案に用いる電槽の要部平面図、第3図
は第2図のA−A′部の縦断側面図である。本考
案密閉形鉛蓄電池1は、上方に向けて開口するモ
ノブロツク式電槽2と、電槽2の上部を覆う蓋3
とで密閉構造を形成し、蓋3には電池内が所定圧
になると電池外へガスを放出する排気弁(図示せ
ず)が設けられている。密閉形鉛蓄電池1の内部
は、隔壁4によつて分割され、複数個のセル室5
が形成されている。各セル室5内には陰、陽極板
とセパレータとが複数枚ずつ重ね合わされた極板
群6が挿入されている。また、隔壁4に平行な電
槽外壁7の内側には縦方向に延びる複数のリブa
〜eを設け、該リブa〜eを該外壁7の中央部8
から側端部9の方向に向けて順次高く形成してい
る。 また、リブa〜eの高さは、該リブに加わるモ
ーメントの逆数に比例した高さに形成されてい
る。第4図は該リブに極板群荷重が作用する模形
図であり、最もモーメントが大きい箇所に100Kg
fの集中荷重が作用するものとして、第2図eに
相当するリブには650Kg・cmのモーメントが作用
する。従つて、この部分の逆数=1/650≒1.54-3
となる。a〜dまでの数値を同様にして求めた。
そしてaのリブの高さを1.5mmに設定し、比例計
算により各リブの高さを求めると下記の如くな
る。 b=0.75mm c=0.5mm d=0.37mm e=0.3mm このような電槽に極板群を収納すると、各リブ
a〜eに均等に荷重が加わらず、aからeになる
に従い荷重が次第に小となり、第5図のように極
板群6が湾曲するが、外壁7が湾曲しなくなる。 次に上記本考案密閉形鉛蓄電池と従来の密閉形
鉛蓄電池とを比較するために、それぞれ200個の
密閉形鉛蓄電池(28Ah/5HR、12V)を試作し
た。試作に用いた極板群を挿入しない状態におけ
る電槽の長辺の巾寸法(以下、A寸法という)
は、195.2mmに設定した。なお、A寸法の最大許
容値(規格値)は、197mmである。また、従来の
電槽に用いたリブの高さはすべて0.9mmに設定し、
リブの数は本考案、従来とも9本に設定した。続
いて上記各電槽へ同一ロツトからランダムに抜き
取つた極板群を70〜80Kg/dm2の緊圧を加えて挿
入して、A寸法を測定した。その結果を第1表に
示す。
【表】 上記の結果、従来品ではA寸法の最大許容値
(197mm)を越えるものが1.0%発生したが、本考
案品には全く発生しなかつた。 考案の効果 本考案はその実用新案登録請求の範囲に記載し
た通りの構成であるため、下記の効果がある。 (1) 電槽側壁には極板群挿入時に湾曲が生じない
ので、電槽と蓋とを固着する際のヒートシール
作業は容易になり、しかも融着箇所の気密性に
ついての信頼性は高まる。 (2) 上記(1)の効果により寿命特性に優れた密閉形
鉛蓄電池を提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案密閉形鉛蓄電池の要部縦断側面
図、第2図は本考案に用いる電槽の要部平面図、
第3図は第2図のA−A′部の縦断側面図、第4
図はリブに極板群荷重が作用する模形図、第5図
は蓋を取り除いた本考案密閉形鉛蓄電池の要部平
面図、第6図は蓋を取り除いた従来の密閉形鉛蓄
電池の要部平面図である。 4……隔壁、7……電槽外壁、a〜e……リ
ブ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 電池内が所定圧になると電池外へガスを放出す
    る排気弁を備えた密閉形鉛蓄電池において、電槽
    隔壁に対して平行な電槽外壁の内側に縦方向に延
    びる複数のリブを設け、該リブを該外壁の中央部
    から側端部方向に向けて順次高く形成したことを
    特徴とする密閉形鉛蓄電池。
JP8767988U 1988-06-30 1988-06-30 Expired - Lifetime JPH0546209Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP8767988U JPH0546209Y2 (ja) 1988-06-30 1988-06-30

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JP8767988U JPH0546209Y2 (ja) 1988-06-30 1988-06-30

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH028858U JPH028858U (ja) 1990-01-19
JPH0546209Y2 true JPH0546209Y2 (ja) 1993-12-02

Family

ID=31312280

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JP8767988U Expired - Lifetime JPH0546209Y2 (ja) 1988-06-30 1988-06-30

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JPH028858U (ja) 1990-01-19

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