JPH0546101U - スリツプリング装置 - Google Patents

スリツプリング装置

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JPH0546101U
JPH0546101U JP9430091U JP9430091U JPH0546101U JP H0546101 U JPH0546101 U JP H0546101U JP 9430091 U JP9430091 U JP 9430091U JP 9430091 U JP9430091 U JP 9430091U JP H0546101 U JPH0546101 U JP H0546101U
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JP
Japan
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electrode
contact
fixed
slip ring
ring
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Application number
JP9430091U
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English (en)
Inventor
正博 植松
孝 尾島
尚 関口
三男 三上
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Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 BSアンテナの方向を常に衛星方向に追尾す
るようにした装置の回転部から固定部に受信信号を転送
すると共に逆に固定部から回転部に電力を供給するスリ
ップリング装置において、回転部と固定部との接触を長
期に亙って常に安定した状態に維持し、且つスペース的
にコンパクトで特に高さの低い薄形の装置を提供する。 【構成】 固定台1は軸受6の内側に枢支されており、
回転台5は軸受6の外側に枢支されている。固定台1に
は絶縁部材2を介して内外リング状固定子電極4a、4
bが固着され、固定台5には、固定子電極4a、4bと
摺動接触し、絶縁部材9を介して、等分割に数個配列さ
れたばね部材11で接触圧力を与えるように可動可能に
挿入された内外リング状回転子電極12a、12bが配
置されている。両内外リング状固定子及び回転子電極4
a、4b、12a、12bはほぼ全周で接触できる構造
に形成されている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
近年衛星放送の送信が開始され、一般家庭でも受信されるようになってきた。 本考案は、スリップリング(集電)装置に関し、特に、この衛星放送を移動体( 船舶、列車、自動車)でも受信できるようにBSアンテナの方向を常に衛星方向 に追尾する様にした装置の回転部から固定部に受信信号を搬送出すると共に、逆 に固定部から回転部に電力を供給する移動体搭載BSアンテナ追尾装置用スリッ プリング(集電)装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来におけるこの種のスリップリング(集電)装置は、図5に示すように、リ ング状固定子電極4a、4bとそれとポイントコンタクトするブラシ22a、2 2bの接点で電気的に点接触(ポイントコンタクト)していた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、このような構造では電気的接点が点当たりであり、大電流を流 すことができなかった。また、ブラシ接触圧を上げ、大きな電流を流そうとする と回転によるブラシの飛遊によりスパークを生じ、ブラシの摩耗や焼損を惹起し てしまい、長期の安定を確保できなかった。
【0004】 本考案は従来の上記実情に鑑みてなされたものであり、従って本考案の目的は 、従来の技術に内在する上記課題を解決し、長期に亙って安定した接点の摺動特 性の保持を可能とした新規なスリップリング(集電)装置を提供することにある 。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成する為に、本考案に係る移動体搭載BSアンテナ追尾装置用ス リップリング装置は、軸受に枢支された固定台および回転台と該固定台上に絶縁 部材を介して固着されたリング状固定子電極と、該固定子電極に対向して配置さ れ前記回転台上に固着された絶縁部材に可動可能に挿入されたリング状回転子電 極と、該回転子電極に接触圧を与えるばね部材とを備えて構成され、前記両リン グ状固定子、回転子電極の集電接触部をほぼ全周で接触するようにしたことを特 徴としている。
【0006】 更に移動体に取付けられることから極力薄形のスリップリング装置を提供する と共に、回転軸受部軸芯に平行板方式の非接触形の導波管スリップリングを併用 し、BSアンテナ電波の受け渡しも行うるようにしたことも本考案のもう1つの 特徴である。
【0007】 電力用スリップリングは、ほぼ同形状のリングを一方は絶縁体を介して固着し 、片方は絶縁体に一方向だけわずか移動できる様に挿入されている。その背面か らは両リングに接触圧を与えるためのばね部材が配置されている。この様な構造 を提供することによって、両リング固定子、回転子電極がほぼ全面でコンタクト することができ高速追尾下で大電流が流せると共に、接触面積が大きくなり、耐 摩耗性も大幅に改善されることになった。これにより長期の安定性が確保された 。一方、両リングが全面で接触しているために軸受構造から発生する「がた」に よる回転台側の振れをリングの接触圧が全周に亙って負荷されているので自動調 芯作用が働き、回転台を水平に保つことができる。これによって軸芯部に設けら れた平行板方式の導波管の平行度も常に保持でき、安定な電波出力を伝達できる ようになった。
【0008】 また移動体、特に列車等に搭載する場合には、列車上部と高架線の間に本装置 を取付けなければならないために高さ方向の制限があり、高さ方向にスリムな構 造にすることが必要である。そのためには高さ方向にコンパクトな回転機構及び スリップリング(集電)装置を具現化し、BSアンテナ、同ブースタ、追尾機構 及び同制御装置を乗せた回転台を高速回転させてもより安定な大電力の供給及び 安定なBSアンテナ出力の需給を図ることができた。このような高さ方向にスリ ムな構造のスリップリング(集電)装置を考案し提供することで固定部側から回 転部側へ大電力を安定に供給できると共に、回転部(BSアンテナ出力)側から 固定部側にBSアンテナ電波出力を減衰することなく供給できる装置を具現化で き、長期的に安定なスリップリング(集電)装置を提供し、移動体内部で衛星放 送の受信が走行中にできる装置を提供できる。
【0009】
【実施例】
以下本考案をその好ましい実施例について図面を参照しながら具体的に説明す る。
【0010】 図1は本考案の一実施例を示す断面図である。
【0011】 図1を参照するに、固定台1は軸受6の内側に枢支されており、回転台5は軸 受6の外側に枢支されている。ここでは便宜上一方を固定側としただけでこの構 造に限定するものではなく逆関係にあってもよい。この固定台1には便宜上絶縁 部材2を介して内外リング状固定子電極4a、4bが固着されている。また図示 しないが両固定子電極4a、4bはそれぞれ電流を電極4a、4bに与えるため の引き出線が固着され、電流を流せる構造になっている。
【0012】 一方該回転台5には便宜上絶縁部材9を介して等分割に数個配置されたばね部 材11で接触圧を与えることができるように可動可能に挿入されている内外リン グ状回転子電極12a、12bが配置されている。ここでは固定台1側に固定子 電極4a、4b回転台5側に回転子電極12a、12bを配置したが、まったく 逆に配置してもその作用、効果は同等である。両内外リング状固定子および回転 子電極4a、4b、12a、12bはほぼ全周で接触できる構造に形成されてい る。固定ねじ3、10は絶縁部材2、9をそれぞれ固定台1および回転台5に固 着する固定ねじである。
【0013】 また軸受6と回転台5とを固定するために止めリング7と固定ねじ8が用いら れており、一方固定台1を固定するために止めリング13と固定ねじ14が使用 されている。
【0014】 一方非接触形導波管スリップリングは、軸受6の軸芯部に、固定台1に固着さ れた止めリング13上にプリント配線基板等からなる固定導波平行板15と、回 転台5からギャップ調整機構20を介して該固定導波平行板15と平行に配置さ れた回転導波平行板17により構成され、回転導波平行板17がギャップを調整 可能に配置されている。これによって導波管に流入する電波波長等によって決定 されるギャップに調整することができる。また該平行板15、17の上下には回 転側導波管部19および固定側導波管部18が構成されている。
【0015】 図2は本考案に係るリング状回転子電極12a、12bの他の実施例を示した 側面図である。
【0016】 図2を参照するに、リング状固定子電極4a、4bに接触する接触部に所定の 間隔で交互に切欠部12cを設け、接触に断続を繰返すようにし、接触面を常に セルフ・クリーリングするように改善した構造である。ここでは便宜上回転子電 極12a、12bの接触面に切欠部を設けたが、逆に固定子電極4a、4b側に 設けても効果は同等である。
【0017】 図3(a)、(b)、(c)、(d)は本考案に係る両リング状接触部4a、 4b、12a、12bの他の実施例を示す詳細な拡大部分構造図である。
【0018】 図3(a)、(b)は、両リング状接触部4a、4b、12a、12bに大小 幅を付けたものである。これによって、リングの偏芯等による接触面積の変化を 与えないようにすることができる。
【0019】 また図3(c)、(d)は、どちらか一方を板状固定子電極4c、あるいは板 状回転子電極12dとしたものである。また両方の固定子電極4cと回転子電極 12dを板状リングとし、一方にばね部材11を介しても同等であることは云う におよばない。さらにまた、ばね部材11は、図示実施例ではコイルスプリング を数個配置したが、板ばねあるいは自重によって負荷しても効果は同等である。
【0020】 さらにまた軸受6についても図示実施例ではベアリングを使用しているが、他 のジャーナル軸受等を配置しても効果は同等である。
【0021】 図4は可動側リング状回転子電極12a、12bの引き出し線21の引き出し 構造の一実施例を示す構成図である。
【0022】 図4において、電極12a、12bに沿って適性長さを捲き付け引出し線可撓 部21aを設けて固定し、ばね部材11によって与えられる電極12a、12b への接触圧をさまたげないような構造にしている。
【0023】 以上の構成によって、回転台5側にBSアンテナ、同一ブースタ、追尾機構お よび同制御装置等(図示せず)を搭載し、高速に追尾回転しながら電力およびB Sアンテナ出力を相互に集電できるスプリング装置を提供することができる。
【0024】 以上の実施例においては、固定子、回転子電極の対を2とした場合について説 明したがこれらの電極対を3対以上にして構成することも容易である。
【0025】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案に係るスリップリング(集電)装置を移動体に取 付けることによって、スペース的にコンパクトで特に高さの低い装置が実現でき たので、列車と高架線の狭い間にBSアンテナ追尾装置を容易に搭載することが 可能となり、大きな効果を奏する。
【0026】 また、より小型の道をきり開ける可能性があり、将来BSアンテナの小型化が 進めば、小型乗用車に搭載することも、本考案のスリップリングを使用すること で可能となり、その効果は極めて大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るスリップリング(集電)装置の一
実施例を示す断面図である。
【図2】本考案に係るリング状電極の他の実施例を示す
側面図である。
【図3】本考案に係るスリップリング(集電)装置にお
ける接触部の他の実施例の詳細構造を示す断面図であ
る。
【図4】本考案の可動部スリップリングからの引出し線
の処置構造の一実施例を示す側面図である。
【図5】従来型のスリップリング装置の一例を示す断面
図および平面図である。
【符号の説明】
1…固定台 2…絶縁部材 3…固定ねじ 4a、4b…内、外リング状固定子電極 5…回転台 6…軸受 7…止めリング 8…固定ねじ 9…絶縁部材 10…固定ねじ 11…ばね部材 12a、12b…内、外リング状回転子電極 13…止めリング 14…固定ねじ 15…固定導波平行板 16…止めリング 17…回転導波平行板 18…固定側導波管部 19…回転側導波管部 20…ギャップ調整機構
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 関口 尚 東京都杉並区成田西3丁目20番8号大倉電 気株式会社内 (72)考案者 三上 三男 東京都杉並区成田西3丁目20番8号大倉電 気株式会社内

Claims (7)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸受に枢支された固定台および回転台
    と、該固定台上に絶縁部材を介して固着されたリング状
    固定子電極と、該固定子電極に対向して配置され前記回
    転台上に固着された絶縁部材に可動可能に挿入されたリ
    ング状回転子電極と、該回転子電極に接触圧を与えるば
    ね部材とを有し、前記両リング状固定子、回転子電極の
    集電接触部をほぼ全周で接触するようにしたことを特徴
    とするスリップリング装置。
  2. 【請求項2】 前記固定子電極あるいは前記回転子電極
    のどちらか一方を部分接触するように切欠部を設けたこ
    とを更に特徴とする請求項1に記載のスリップリング装
    置。
  3. 【請求項3】 前記固定子電極あるいは前記回転子電極
    摺動接触リング幅に大小差を持たせたことを更に特徴と
    する請求項1に記載のスリップリング装置。
  4. 【請求項4】 前記固定子電極あるいは前記回転子電極
    を板状リング電極としたことを更に特徴とする請求項3
    に記載のスリップリング装置。
  5. 【請求項5】 前記回転子電極側の引出し線をリングに
    沿って適性長さ捲き付けてから固着したことを更に特徴
    とする請求項1に記載のスリップリング装置。
  6. 【請求項6】 前記固定台および回転台を枢支している
    軸受軸芯部に非接触形の導波管用平行板を併設したこと
    を特徴とするスリップリング装置。
  7. 【請求項7】 前記非接触形導波管用平行板の高さを調
    整可能構造にしたことを更に特徴とする請求項6に記載
    のスリップリング装置。
JP9430091U 1991-11-18 1991-11-18 スリツプリング装置 Pending JPH0546101U (ja)

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JP9430091U JPH0546101U (ja) 1991-11-18 1991-11-18 スリツプリング装置

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JP9430091U JPH0546101U (ja) 1991-11-18 1991-11-18 スリツプリング装置

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JPH0546101U true JPH0546101U (ja) 1993-06-18

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JP9430091U Pending JPH0546101U (ja) 1991-11-18 1991-11-18 スリツプリング装置

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3143717A (en) * 1962-04-19 1964-08-04 Pacific Scientific Co Ring and brush rotary electric coupling
JPS63220401A (ja) * 1987-03-10 1988-09-13 Sony Corp 回転結合器

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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