JPH0546044A - 定着装置 - Google Patents

定着装置

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JPH0546044A
JPH0546044A JP3209153A JP20915391A JPH0546044A JP H0546044 A JPH0546044 A JP H0546044A JP 3209153 A JP3209153 A JP 3209153A JP 20915391 A JP20915391 A JP 20915391A JP H0546044 A JPH0546044 A JP H0546044A
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JP
Japan
Prior art keywords
paper
roller
peeling claw
force
fixing device
Prior art date
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Pending
Application number
JP3209153A
Other languages
English (en)
Inventor
Keijirou Yagi
恵次郎 矢木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
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  • Paper Feeding For Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】定着部で紙ジャムが発生した場合、用紙が剥離
爪にあたり、過大な荷重が剥離爪にかかり、ローラを傷
つけるのを防止する。 【構成】加熱ローラと該加熱ローラに圧接される加圧ロ
ーラと該加熱ローラもしくは該加圧ローラに設けられる
用紙剥離爪を有する定着装置において、用紙剥離爪に対
向して設けられる用紙搬送ガイドを弾性体で保持した。 【効果】定着部で紙ジャムが発生した場合、用紙が用紙
搬送ガイドにあたり、通常よりも大きな荷重が発生する
と、用紙搬送ガイドの可動部が移動するため、剥離爪に
は荷重がかからず、ローラ表面を傷付けることがない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はレーザプリンタ等の電子
写真記録装置の定着装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、レーザプリンタ等の電子写真記録
装置では用紙カセットからカットシートを給紙ローラに
より給紙し、レジストローラにより、感光ドラム上のト
ナー像との転写タイミングを取り、用紙上にトナー像を
転写,加熱ローラにより該トナー像を用紙上に熱定着
し、排紙ローラにより本体外へ排出する構成となってい
る。
【0003】トナー像の定着工程は輻射伝熱を利用する
キセノンフラッシュ方式や対流伝熱を利用する面状ヒー
タ方式等もあるが、現在では、熱効率が高く、使用温度
が180℃程度と比較的低く安全性にすぐれ、又、用紙
搬送と、定着を一体で行なえる等の長所を有する加熱ロ
ーラ方式が最も多く採用されている。
【0004】加熱ローラ方式では用紙がローラに巻きつ
くのを防止するためにローラに用紙剥離爪を設置するの
が一般的であるが、近年のプリンタの技術動向として
は、従来の黒色印刷,多色印刷に加えて、非常に多くの
色の印刷を可能にしたマルチカラープリンタの台数が増
えてきており、また、印刷可能な用紙種類もPPC用紙
を始め、ボンド紙,葉書,封筒,OHP用紙等、多岐に
渡ってきており、このような多様な仕様に対応するた
め、加熱ローラも、従来から広く使われている芯金にテ
フロンコーテングしたローラのほかにも、芯金表面にシ
リコンゴムを成型したもの、テフロンチューブをかぶせ
たもの等、種々のローラが使用されるようになってきて
いる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来技術
は加熱ローラから用紙を剥離する手段については、従来
からの剥離爪方式を採用しており、ローラ表面が、テフ
ロンコーテングのように硬いものから、シリコンゴムの
成形品のように軟らかいものまで、同様に先端の鋭利な
剥離爪を使用している。
【0006】したがって、定着部で、紙ジャム等が発生
するとジャム用紙が剥離爪にあたり、通常の何十倍もの
荷重が剥離爪にかかり、加熱ローラの表面に剥離爪の先
端が押し付けられるため、芯金にシリコンゴムを成形し
たローラなどの場合、ローラ表面を傷付けてしまう場合
があった。
【0007】このような問題点に鑑み、剥離爪の取付け
ベースにストッパーを設けて加熱ローラに剥離爪が食い
込むのを防止したり、加熱ローラに剥離爪を近接させる
だけで接触させない等の対策をした装置もあるが、いず
れの方式も剥離爪の位置を精度よく取り付ける必要があ
り、コストUPの要因となるばかりか、ローラに巻きつ
いた用紙の剥離を完全に可能とはしていない。
【0008】本発明では、上記問題点に鑑み、定着部で
紙ジャムが発生した場合でも、剥離爪に過大な荷重が発
生せず、ローラを傷つけることのない定着装置を提供す
ることにある。
【0009】尚、この種の装置に類似するものとして
は、特開昭57−104965号等がある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的は、加熱ローラ
もしくは加圧ローラに設けられた用紙剥離爪に対向して
設けられる用紙搬送ガイドを弾性体で保持することで達
成される。
【0011】
【作用】定着部で紙ジャムが発生した場合、ジャム用紙
は剥離爪と用紙搬送ガイドの間でつづれ折れになるが、
用紙搬送ガイドが移動し、剥離爪に過大な荷重が発生す
るのを防止するため、ローラを傷付けることがない。
【0012】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1,図2により
説明する。
【0013】まず、図2により本発明によるカラーレー
ザプリンタの一例を説明する。
【0014】帯電器8により一様に帯電された感光ベル
ト9上に、光学装置10より照射されたレーザ光により
静電潜像を形成し、4色の現像器11により、静電潜像
をカラーのトナー像に変換する。このトナー像は更に転
写ドラム12へと転写される。
【0015】紙カセット13から給紙ローラ14によ
り、給紙,搬送された用紙15は、レジストローラ16
により、搬送タイミングをあわせ、転写ドラム12上に
形成されたトナー像を転写器17により転写され、加熱
ローラ1,加圧ローラ2により、該トナー像を用紙上に
熱定着される。熱定着後、用紙は排紙ローラL3を経
て、排紙トレー7上に排出される構成となっている。
【0016】次に図1により、本発明による定着装置の
詳細について説明する。
【0017】定着装置では、未定着トナーを用紙上に加
熱定着するために、加熱ローラ1,加圧ローラ2の間に
用紙を進行させることで定着工程をおこなう。加熱ロー
ラ1はアルミニウムの金属ローラにシリコンゴムを成形
した構成となっており、内部のヒータ18により、通
常、小形カラーレーザプリンタ(A4出力 8〜10枚
/分程度)では、150〜200℃程度に加熱される。
又、加圧ローラ2は加熱ローラ1と同様に芯金にシリコ
ンゴムを成形した構成となっており、前述の通常の小形
カラーレーザプリンタでは、ニップ幅2〜5mm程度に
なるように加熱ローラ1に圧接されている。この加圧ロ
ーラ2は加熱ローラ1に圧接され、加熱ローラ1との摩
擦力で従動、もしくは加熱ローラ1と加圧ローラ2の芯
金にそれぞれギヤを設けて駆動される。以上のような構
成の加熱ローラ1,加圧ローラ2にトナー像を転写され
た用紙が矢印の方向から搬送され未定着トナーを用紙上
に加熱定着する。
【0018】用紙がローラから剥離する際に環境,用紙
の種類等により、用紙がローラに巻きつき、紙ジャムを
発生する場合がある。そのため、用紙のローラへの巻き
つきを防止するためにローラから用紙を剥離するための
剥離爪5を配置している。
【0019】用紙が、加熱ローラ1と加圧ローラ2のど
ちらに巻きつくかは紙パスやローラへのオイル塗布の条
件等によって異なるが、本実施例では加圧ローラ2側に
剥離爪5を設けてある。
【0020】剥離爪5は耐熱性の樹脂、例えば、ポリア
ミドイミド,ポリフェニレンサルファイド等のエンジニ
アリングプラスチックが多用され、剥離爪5の形状は先
端Rが0.05 程度のエッジとなっており、数g〜数十
g程度の力でローラに圧接されている。
【0021】通常の通紙状態では、用紙は一点鎖線で示
すように、剥離爪5や用紙搬送ガイド4には、ほとんど
接触せずに通過するため剥離爪5に過大な力が発生する
こともなく、加圧ローラ2を傷付けることもない。しか
し、定着部で紙ジャムが発生すると、二点鎖線で示すよ
うに、用紙が剥離爪5と用紙搬送ガイド4の間でつづれ
折りになり、大きな力を発生させる。しかも、用紙搬送
ガイド4は定着後の用紙をスムーズに搬送するためにで
きるだけ加圧ローラ2の近くに設けたほうがよいためジ
ャム用紙による剥離爪5への圧力は、ますます大きくな
り、ローラを傷つけやすくなる。また、ローラに傷がつ
くと定着不良等の画質低下が著しく、ローラを交換しな
ければならない。
【0022】本発明による定着装置では、図3に示すよ
うに、用紙搬送ガイド4は、固定部4aと可動部4bか
らなり、固定部4aと可動部4bは板バネ4cにて連結
されている。
【0023】可動部4bは矢印の方向から力Fが加わっ
た場合に二点鎖線で示すように移動し、力Fがなくなっ
たときに元の位置まで復帰する。板バネ4cは通常の通
紙時にうける数g〜数十g程度の力ではほとんど動か
ず、紙ジャム時に発生する数百g〜数kgの力で移動す
るようにバネ定数が設定されている。
【0024】定着部で紙ジャムが発生した場合、用紙が
用紙搬送ガイド4にあたり、通常よりも大きな荷重が発
生すると、用紙搬送ガイド4の可動部4bが矢印の方向
に移動するため、剥離爪5には荷重がかからず、ローラ
表面を傷付けることがない。また、ジャム用紙が取り除
かれれば、用紙搬送ガイド4は自動的に元の位置に復帰
する。さらに、剥離爪ベース6の剥離爪5の近傍5aを
剥離爪5の先端近くまで近付けて設けてあるため、万
一、用紙搬送ガイド4の移動だけでは吸収しきれない紙
ジャム等が発生しても、剥離爪5にかかる力は弱まって
おり、剥離爪ベース6により妨げられ、ローラの傷つき
は完全に防止できる。
【0025】また、剥離爪ベース6は両端をピン(不図
示)で保持し、回動可能な状態で構成してあるため、紙
ジャム発生時は、剥離爪ベース6を回動支点を中心とし
て、回転し、ジャム用紙を簡単に取り出せる構成となっ
ている。
【0026】更に、加熱ローラ1や加圧ローラ2の清掃
等のメンテナンスの際にも、剥離爪5と用紙搬送ガイド
4の両方が加熱ローラ1,加圧ローラ2の両方から退避
するため、メンテナンスが容易にできる。
【0027】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、定着部
で紙ジャムが発生した場合、用紙が用紙搬送ガイドにあ
たり、通常よりも大きな荷重が発生すると、用紙搬送ガ
イドの可動部Bが矢印の方向に移動するため、剥離爪に
は荷重がかからず、ローラ表面を傷付けることがない。
【0028】また、用紙搬送ガイドが通常の通紙時にう
ける数g〜数十g程度の力ではほとんど動かず、紙ジャ
ム時に発生する数百g〜数kgの力で移動するようにバ
ネ定数が設定されているので、通常の通紙では、用紙搬
送ガイドは動かず、紙ジャム等の過大な荷重が発生した
時に移動し、ローラの傷付きを防止することができ、ま
た用紙を取り除けば、用紙搬送ガイドは自動的に元の位
置に復帰する。
【0029】また、剥離爪ベースが、回動可能な状態で
構成してあるため、紙ジャム発生時は、剥離爪ベースを
回動支点を中心として、回転し、ジャム用紙を簡単に取
り出すことができる。
【0030】更に、加熱ローラや加圧ローラの清掃等の
メンテナンスの際にも、剥離爪と用紙搬送ガイドの両方
が加熱ローラ,加圧ローラの両方から退避させることが
できるため、メンテナンスが容易にできる。
【0031】さらに、剥離爪ベースの剥離爪の近傍を剥
離爪の先端近くまで近付けて設けてあるため、万一、用
紙搬送ガイドの移動だけでは吸収しきれない紙ジャム等
が発生しても、剥離爪にかかる力は弱まっており、剥離
爪ベースにより妨げられ、ローラの傷つきは完全に防止
でき、画質低下を引き起こすことがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による定着装置の一実施例を示す縦断面
図である。
【図2】本発明によるレーザプリンタの一実施例を示す
縦断面図である。
【図3】本発明による用紙搬送ガイドの一実施例を示す
斜視図である。
【符号の説明】
1…加熱ローラ、2…加圧ローラ、3…排紙ローラL、
4…用紙搬送ガイド、5…剥離爪、6…剥離爪ベース、
7…排紙トレー、8…帯電器、9…感光ベルト、10…
光学装置、11…現像器、12…転写ドラム、13…紙
カセット、14…給紙ローラ、15…用紙、16…レジ
ストローラ、17…転写器、18…ヒータ。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】加熱ローラと該加熱ローラに圧接される加
    圧ローラと該加熱ローラもしくは該加圧ローラに設けら
    れる用紙剥離爪を有する定着装置において、用紙剥離爪
    に対向して設けられる用紙搬送ガイドを弾性体で保持し
    たことを特徴とする定着装置。
  2. 【請求項2】請求項1において、用紙搬送ガイドを通常
    の用紙搬送においては該用紙ガイドが移動せず、紙ジャ
    ム等の過大な荷重が発生した場合に該用紙搬送ガイドが
    移動するように弾性支持したことを特徴とした定着装
    置。
  3. 【請求項3】請求項1において、定着装置を本体から着
    脱可能な1ユニットで構成し、剥離爪を保持するベース
    を回動可能な状態で構成したことを特徴とする定着装
    置。
  4. 【請求項4】請求項1において、剥離爪を保持するベー
    スの剥離爪近傍の両側を剥離爪のほぼ先端近くまで設け
    たことを特徴とする定着装置。
JP3209153A 1991-08-21 1991-08-21 定着装置 Pending JPH0546044A (ja)

Priority Applications (1)

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JP3209153A JPH0546044A (ja) 1991-08-21 1991-08-21 定着装置

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JP3209153A JPH0546044A (ja) 1991-08-21 1991-08-21 定着装置

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JPH0546044A true JPH0546044A (ja) 1993-02-26

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ID=16568196

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JP3209153A Pending JPH0546044A (ja) 1991-08-21 1991-08-21 定着装置

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JP (1) JPH0546044A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20130001351A1 (en) * 2011-06-29 2013-01-03 Fujitsu Component Limited Printer
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