JPH0545868U - 真空遮断器 - Google Patents

真空遮断器

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Publication number
JPH0545868U
JPH0545868U JP9604491U JP9604491U JPH0545868U JP H0545868 U JPH0545868 U JP H0545868U JP 9604491 U JP9604491 U JP 9604491U JP 9604491 U JP9604491 U JP 9604491U JP H0545868 U JPH0545868 U JP H0545868U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
movable electrode
circuit breaker
vacuum circuit
operating mechanism
coil spring
Prior art date
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Pending
Application number
JP9604491U
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English (en)
Inventor
嘉信 谷口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 優れた遮断性能を維持しながらコンパクトな
真空遮断器を得る。 【構成】 一端がカップリング11b,レバー17を介
して操作機構18に連結される絶縁連結ロッド10は、
例えばエポキシ等の絶縁材料から成り、これは窒化珪素
等から成るコイルばね14の伸縮により可動電極5を操
作している。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、真空遮断器に関する。
【0002】
【従来の技術】
電力の開閉に多用されている真空遮断器には高い信頼性と長期の寿命が要求さ れている。
【0003】 図3に、従来技術による真空遮断器の一例を示す。図3において、固定電極1 は、導体2aに固着されている。固定電極1の外周側には絶縁筒3が設けられ、 一端は導体2aに、他端はベローズ4に気密に固定されている。 ベローズ4は、可動電極5に気密に固定されている。絶縁筒3の内周側は、真 空状態が保たれた真空室6となっている。
【0004】 可動電極5は、導体2bと、スライド・コンタクト7を介して、摺動と通電と が共に可能な状態で接続されている。又、可動電極5の真空室6外部の一端には 絶縁ロッド8の一端が接続されている。又、絶縁ロッド8の他端にはコネクター 9が接続されている。
【0005】 コネクター9は、連結ロッド10の一端に設けられたカップリング11aと、 ピン12によって接続されている。ここでピン12は、カップリング11aに設 けられた長穴13の内周面を摺動可能な様に構成されている。 連結ロッド10のもう一方の端部はカップリング11bと、レバー17を介し て操作機構18に接続されている。
【0006】 また、コネクター9とカップリング11bの間には、コイルばね14が設けら れている。コイルばね14は、長穴13の内周面をピン12が摺動することによ り、伸縮可能である。導体2a,2bは、がいし15a,15bを介して、操作 機構18に固定されている。
【0007】 さらに、操作機構18を駆動した時のカップリング11bの変位が、図3に示 した遮断状態における固定電極1と可動電極5の距離L0 よりも大きいL1 とな る様に構成してある。この様に構成された従来の真空遮断器は以下の様に動作す る。
【0008】 すなわち、操作機構18を駆動すると、それに連結されたカップリング11b は、図中上方向に移動し、可動電極5と固定電極1とが接触して、図4に示した 投入状態となる。
【0009】 ここで、カップリング11bの変位は、図3に示した固定電極1と可動電極5 の距離L0 よりも大きいため、コイルばね14の長さL2 は、遮断状態における コイルばね14の長さL1 よりも小さくなる。 これにより、投入状態では、圧縮されたコイルばね14の荷重が可動電極5と 固定電極1の接触面に面圧として作用し、安定した通電状態が保たれる。
【0010】 又、絶縁ロッド8は、可動電極5と操作機構18とを電気的に絶縁する働きを する。絶縁ロッド8は、数KV以上の電圧に耐える必要があるので、一般的には 固有抵抗が1.0×108[Ω・cm]以上のエポキシ等が用いられている。
【0011】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、このような真空遮断器は、繰り返し遮断動作を行うと、可動電 極5と固定電極5の間に発生するアークによって電極表面が次第に損傷し、遮断 性能が低下してしまう。アークによる電極の損傷を抑制するには、遮断動作時の 速度を向上させることが有効である。これは遮断速度を向上すると、電極間に点 弧するアークが1カ所に集中して停滞することなく、すばやく電極全面に広がる ためである。 ところが、遮断速度の向上を図るために、操作機構18の操作力を増加する方 法は、結果として操作機構が大形化してしまう。 本考案の目的は、優れた遮断性能を維持しながらコンパクトな真空遮断器を提 供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明は、真空容器内に接離自在に対向配設された 固定電極および可動電極を有する遮断部と、真空容器外に設けられ、絶縁材料か ら成る動作部を介して可動電極を操作して遮断部の開閉を行う操作部とで構成す る。
【0013】
【作用】
以上のような構成において、遮断部の可動電極を操作する操作機構の動作部の 材料を絶縁材料としたことにより軽量化が図れたので、操作機構を大形にしなく ても遮断速度を向上することができる。
【0014】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を図面を参照して説明する。尚、図3に示した従来と 同様なものについては、同一の符号を付して説明を省略する。
【0015】 図1は本考案の真空遮断器の遮断状態を示す図、図2は投入状態を示す図であ る。図1において、可動電極5の真空室6の外部の一端に、コネクター9が接続 されている。
【0016】 コネクター9は、絶縁連結ロッド10の一端に設けられたカップリング11a と、ピン12によって接続されている。ここでピン12は、カップリング11a に設けられた長穴13の内周面を摺動可能である。
【0017】 絶縁連結ロッド10のもう一方の端部はカップリング11bとレバー17を介 して操作機構18に接続されている。さらに、コネクター9とカップリング11 bの間には、コイルばね14が設けられている。コイルばね14は長穴13の内 周面をピン12が摺動することにより、伸縮可能である。
【0018】 又、操作機構18を駆動した時のカップリング11bの変位は、図1に示した 遮断状態における固定電極1と可動電極5の距離L0 よりも大きくなる様に構成 してある。
【0019】 ここで、可動電極5と操作機構18とを電気的に絶縁し、数KV以上の電圧に 耐えるために、絶縁連結ロッド10とコイルばね14には固有抵抗が約1.0× 108[Ω・cm]以上と大きい材料が用いられている。絶縁操作ロッド10の材 料としては、例えばエポキシ等が考えられる。コイルばね14の材料としては、 固有抵抗が大きく、しかもコイルばねの材料として適している窒化珪素や部分安 定化ジルコニア等が適当である。 次に作用について説明する。
【0020】 すなわち、図1において、操作機構18を駆動すると、それに連結されたカッ プリング11bは、図中上方向に移動し、可動電極5と固定電極1とが接触して 図2に示した投入状態となる。投入状態では、圧縮されたコイルばね14の荷重 が可動電極5と固定電極1との接触面に面圧として作用し、安定した通電状態が 保たれる。
【0021】 ここで、コイルばね14と絶縁連結ロッド10は絶縁性が高いため、可動電極 5と操作機構18とが電気的に絶縁される。このため、図3に示す従来の真空遮 断器では必要であった絶縁ロッド8は不要となる。
【0022】 この様に、本実施例によれば、可動電極5と同時に駆動される部材数が削減さ れ、しかもコイルばね14と絶縁連結ロッド10は、例えば、前述した材料の他 にセラミックスやGFRP等の材料を用いて軽量化されている。
【0023】 このため操作機構18を大形にしなくても、可動電極5の遮断速度を向上する ことができ、アークによる電極の損傷を抑制できる。又、操作機構18は小形な もので充分であり、コンパクト化も図れる。 尚、本考案は、本実施例に限定されるものではなく、例えばコイルばね14の 代わりに固有抵抗の大きい材料を用いた皿ばねを用いても良い。
【0024】 又、これらのバネに用いられる絶縁性の材料は、前述した窒化珪素や、部分安 定化ジルコニア等に限定されるものでなく、適当な弾性と、靭性を備えたもので あれば本考案の目的を妨げない事はもちろんである。
【0025】
【考案の効果】
以上のように本考案によれば、真空容器内に接離自在に対向配設された固定電 極および可動電極を有する遮断部と、真空容器外に設けられ、絶縁材料から成る 動作部を介して可動電極を操作して遮断部の開閉を行う操作部とで構成したので 、動作部の軽量化、部品削減が図れたことにより操作部を大形にしなくても遮断 速度を向上することができ、優れた遮断性能でコンパクトな真空遮断器を得るこ とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の真空遮断器の開極状態を示す図。
【図2】 本考案の真空遮断器の投入状態を示す図。
【図3】 従来の真空遮断器の開極状態を示す図。
【図4】 従来の真空遮断器の投入状態を示す図。
【符号の説明】
1………固定電極、5………可動電極、9………コネク
ター、10………絶縁連結ロッド、14………コイルば
ね、18………操作機構

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 真空容器内に接離自在に対向配設された
    固定電極および可動電極を有する遮断部と、前記真空容
    器外に設けられ、絶縁材料から成る動作部を介して前記
    可動電極を操作して前記遮断部の開閉を行う操作部とを
    備えたことを特徴とする真空遮断器。
JP9604491U 1991-11-22 1991-11-22 真空遮断器 Pending JPH0545868U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9604491U JPH0545868U (ja) 1991-11-22 1991-11-22 真空遮断器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9604491U JPH0545868U (ja) 1991-11-22 1991-11-22 真空遮断器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0545868U true JPH0545868U (ja) 1993-06-18

Family

ID=14154485

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9604491U Pending JPH0545868U (ja) 1991-11-22 1991-11-22 真空遮断器

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JP (1) JPH0545868U (ja)

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